1 00:00:02,002 --> 00:00:16,683 ♪~ 2 00:00:16,683 --> 00:00:18,886 (アーロン)封印が緩んだか…。 3 00:00:21,855 --> 00:00:24,858 まだ 体の一部だけどね…。 4 00:00:24,858 --> 00:00:27,694 まぁ しかたがないか…。 5 00:00:27,694 --> 00:00:31,098 (アーロン)見てろ じじいどもめ! 6 00:00:33,033 --> 00:00:36,203 (鐘の音) 7 00:00:36,203 --> 00:00:39,206 (エルカ)今日は 召喚魔法の授業を行う。 8 00:00:39,206 --> 00:00:42,042 その前に カイン・フォン・シルフォードはいるか。 9 00:00:42,042 --> 00:00:45,212 (カイン)はい! 今日もどうせ 自習ですよね。 10 00:00:45,212 --> 00:00:49,049 いや 今日は攻撃魔法ではないから 参加して問題ないぞ。 11 00:00:49,049 --> 00:00:51,218 えっ!? ありがとうございます! 12 00:00:51,218 --> 00:00:54,221 今日は 専門の先生を呼んでいる。 13 00:00:54,221 --> 00:00:58,392 (グラット)普段は王城で 宮廷魔術師をしている グラットだ。 14 00:00:58,392 --> 00:01:00,994 召喚魔法は2種類 存在する。 15 00:01:00,994 --> 00:01:05,332 (グラット)一つは あらかじめ魔物と 意思疎通をして 契約するもの。 16 00:01:05,332 --> 00:01:09,169 もう一つは 魔法陣から呼び出し 契約するものだ。 17 00:01:09,169 --> 00:01:11,171 そうか! ハクとギンは⇒ 18 00:01:11,171 --> 00:01:13,840 意思疎通したから 契約したパターンか! 19 00:01:13,840 --> 00:01:16,677 今日は魔法陣からの召喚を試すぞ。 20 00:01:16,677 --> 00:01:19,680 もし召喚できても 互いに気に入らなくて⇒ 21 00:01:19,680 --> 00:01:22,349 契約できなければ そのまま消えていくからね。 22 00:01:22,349 --> 00:01:25,018 では これを使って実践していく。 23 00:01:25,018 --> 00:01:27,020 はじめ! 24 00:01:30,190 --> 00:01:33,527 (生徒たち)わあ! ⚟かわいい! 私と契約してくれるの? 25 00:01:33,527 --> 00:01:35,529 よし 僕も! 26 00:01:37,698 --> 00:01:40,200 うわぁ! 僕と契約しろ! 27 00:01:40,200 --> 00:01:43,036 …プイッ。 28 00:01:43,036 --> 00:01:46,039 (グラット)残念ながら 服従させるだけの魔力に⇒ 29 00:01:46,039 --> 00:01:48,041 達していなかったようだね。 30 00:01:48,041 --> 00:01:52,212 でも 猛獣系の魔物を 召喚できただけでもすごいことだ。 31 00:01:52,212 --> 00:01:56,550 契約できるように 魔力を 上げる訓練を頑張るんだぞ。 32 00:01:56,550 --> 00:01:59,720 はい! よし次は カインはいるか。 33 00:01:59,720 --> 00:02:01,989 はい! みんな終わったことだし⇒ 34 00:02:01,989 --> 00:02:04,658 やっていいぞ。 はい それでは。 35 00:02:04,658 --> 00:02:06,660 (カイン)まずこの魔法陣に⇒ 36 00:02:06,660 --> 00:02:09,329 込められるだけの魔力を 込めるんだよね…。 37 00:02:09,329 --> 00:02:12,666 あ でも… また変なのが出てきたら…。 38 00:02:12,666 --> 00:02:16,336 大丈夫だ 契約できなければ 帰っていくだけだから⇒ 39 00:02:16,336 --> 00:02:18,672 安心して魔力を込めるといい。 40 00:02:18,672 --> 00:02:22,075 じゃあ 安心して魔力を…。 んっ! 41 00:02:24,011 --> 00:02:27,347 ハクとギンが 遊べる仲間が 出てくるといいな~。 42 00:02:27,347 --> 00:02:31,351 ちょ ちょっと待て! これは~! 43 00:02:31,351 --> 00:02:33,854 うわわ! 44 00:02:33,854 --> 00:02:35,856 待ってくれ! これ以上は! 45 00:02:35,856 --> 00:02:39,860 え… う うわ! ぐ…。 46 00:02:46,199 --> 00:02:50,871 (セト)ここは… 人間どもが なぜ私を呼び出せる…。 47 00:02:50,871 --> 00:02:53,373 この魔王である…。 うあああ~! 48 00:02:53,373 --> 00:02:56,877 フラッシュ! (生徒たち)うわぁ! ⚟目が! 49 00:02:56,877 --> 00:03:03,884 《コイツ… いま自分のことを 魔王って… 言った? 50 00:03:05,819 --> 00:03:07,821 《カイン:魔力が上がりすぎて⇒ 51 00:03:07,821 --> 00:03:11,525 召喚魔法でも やりすぎてしまった 転生貴族な僕》 52 00:03:13,493 --> 00:03:15,996 《カイン:やばいものを 呼び出しちゃったみたいだけど⇒ 53 00:03:15,996 --> 00:03:19,299 内緒に できるかな~》 54 00:05:02,135 --> 00:05:04,304 (生徒たち)うわあ! コイツ⇒ 55 00:05:04,304 --> 00:05:06,306 「魔王」って言ったけど⇒ 56 00:05:06,306 --> 00:05:10,143 もしかして アーロンの仲間。 57 00:05:10,143 --> 00:05:15,148 お前が呼び出したのか 人間ごときが…。 58 00:05:15,148 --> 00:05:17,984 うっ…。 《ステータスを見られた》 59 00:05:17,984 --> 00:05:19,986 フッ…。 60 00:05:22,155 --> 00:05:24,157 来るか! んっ! うお! 61 00:05:24,157 --> 00:05:27,494 た 大変ご無礼しました! 配下になりますので⇒ 62 00:05:27,494 --> 00:05:30,830 どうか殺さないでください 使徒様! ええ…。 63 00:05:30,830 --> 00:05:34,334 もちろん 喜んで 召喚契約させていただきます。 64 00:05:34,334 --> 00:05:36,336 使徒様のご命令とあらば⇒ 65 00:05:36,336 --> 00:05:41,341 国を滅ぼせと言われても 魔族の全勢力を使い実行します。 66 00:05:41,341 --> 00:05:43,343 って なんでそうなるの! 67 00:05:43,343 --> 00:05:47,180 国は滅ぼさないし 魔族の勢力もいらないよ! 68 00:05:47,180 --> 00:05:50,684 そうですか… ですが もし気が変わられましたら⇒ 69 00:05:50,684 --> 00:05:53,687 私には セトという名があります。 70 00:05:53,687 --> 00:05:57,357 契約していただけましたら いつでも お呼びいただけます。 71 00:05:57,357 --> 00:05:59,359 うん… わかった…。 72 00:05:59,359 --> 00:06:01,461 あと 使徒様はやめてほしい。 73 00:06:01,461 --> 00:06:04,464 「カイン」って呼んでくれるかな? セト…。 74 00:06:04,464 --> 00:06:07,300 カイン様ですね わかりました。 75 00:06:07,300 --> 00:06:12,472 それでは 国を滅ぼすときには いつでもお呼びください。 76 00:06:12,472 --> 00:06:17,644 わ… だから! 国は滅ぼさないし 全勢力も…。 77 00:06:17,644 --> 00:06:19,813 (グラット)カイン! な…。 78 00:06:19,813 --> 00:06:22,482 今 人が出て 自分のことを「魔お」…。 79 00:06:22,482 --> 00:06:25,151 ああ~! ですが 契約ができなかったので⇒ 80 00:06:25,151 --> 00:06:27,320 即! 帰ってもらいました! 81 00:06:27,320 --> 00:06:29,990 本当か。 はい 本当です。 82 00:06:29,990 --> 00:06:33,159 んん~ わかった。 83 00:06:33,159 --> 00:06:36,496 そういうことに… しておこうか。 84 00:06:36,496 --> 00:06:38,498 はい~。 85 00:06:38,498 --> 00:06:40,500 《よかった…。 なんとか ごまかせた…。 86 00:06:40,500 --> 00:06:43,003 ごまかせてなかった!》 87 00:06:43,003 --> 00:06:45,005 (国王)のう カインよ。 88 00:06:45,005 --> 00:06:47,674 今日 お主は 授業で何を呼び出した。 89 00:06:47,674 --> 00:06:50,176 う… すみません 召喚魔法で…。 90 00:06:50,176 --> 00:06:52,178 魔族を…。 聞こえん。 91 00:06:52,178 --> 00:06:54,514 まぞくを呼び出しました。 92 00:06:54,514 --> 00:06:56,850 違うだろ 正直に言え カイン。 93 00:06:56,850 --> 00:06:59,853 魔王を…。 (国王たち)グエェ~! 94 00:06:59,853 --> 00:07:02,622 魔王! で どうした? 95 00:07:02,622 --> 00:07:05,959 そのまま帰したわけではなかろう お主のことだから。 96 00:07:05,959 --> 00:07:09,462 はい その魔王と契約しました…。 97 00:07:09,462 --> 00:07:12,299 (国王たち)グアアア~! やはりそうか! 98 00:07:12,299 --> 00:07:15,468 お前というやつは 自重という言葉を知らんのか! 99 00:07:15,468 --> 00:07:17,637 もし魔王が その場で暴れだしたりしたら⇒ 100 00:07:17,637 --> 00:07:21,641 どうなると思っているのだ! この王都が 一瞬にして⇒ 101 00:07:21,641 --> 00:07:24,144 滅びてしまっていたかも しれんのだぞ! 102 00:07:24,144 --> 00:07:28,315 すみません! 魔力を込めたら どんどん吸い込んでいくので! 103 00:07:28,315 --> 00:07:31,985 まさかそんなのが出てくるなんて 思ってもいませんでした! 104 00:07:31,985 --> 00:07:34,988 ちょっと待ってください 魔族ならともかく⇒ 105 00:07:34,988 --> 00:07:37,824 魔王を呼び出すなんて どれだけの魔力を…。 106 00:07:37,824 --> 00:07:42,495 初代様との修業の成果で 魔力が上がったのかもしれんな。 107 00:07:42,495 --> 00:07:44,497 しょ 初代様って…。 108 00:07:44,497 --> 00:07:46,499 カインよ。 んっ。 109 00:07:46,499 --> 00:07:50,670 あのおかしなステータスが どうなっているのか見せてみよ。 110 00:07:50,670 --> 00:07:54,174 (国王)グラット これから見るものは他言無用だ。 111 00:07:54,174 --> 00:07:56,343 国家機密だと思え。 112 00:07:56,343 --> 00:07:59,179 ほかに話せば 死罪だと思ってかまわん。 113 00:07:59,179 --> 00:08:04,284 カインよ では見せてみよ どんな数値になっておる。 114 00:08:04,284 --> 00:08:07,120 はい… それでは開きます。 115 00:08:07,120 --> 00:08:09,122 ステータス オープン! 116 00:08:09,122 --> 00:08:12,459 (国王たち)なああ~! あ 亜神だと~! 117 00:08:12,459 --> 00:08:14,794 (マグナ)ステータスが測定不能…。 118 00:08:14,794 --> 00:08:18,465 カインよ この称号は? ええっと…。 119 00:08:18,465 --> 00:08:22,969 おお 神よ! って やめてください 先生! 120 00:08:22,969 --> 00:08:25,805 (エリック)だって カインくん 亜神になってるよ。 121 00:08:25,805 --> 00:08:30,143 これからは カイン殿… いや カイン様と呼ぶべきなのかな。 122 00:08:30,143 --> 00:08:32,979 もう~ マグナ宰相まで~! 123 00:08:32,979 --> 00:08:35,815 カインよ ホントに国を滅ぼさないよな? 124 00:08:35,815 --> 00:08:39,652 国というか この世界を 滅ぼすことだってできそうだが。 125 00:08:39,652 --> 00:08:41,654 そんなことしませんよ! 126 00:08:41,654 --> 00:08:45,158 まったく セトと同じことを…。 同じこと? 127 00:08:45,158 --> 00:08:48,995 頼みますから 皆さん 今までどおりでお願いします。 128 00:08:48,995 --> 00:08:51,498 そうか… わかった。 129 00:08:51,498 --> 00:08:54,000 今までどおり 接することとしよう。 130 00:08:54,000 --> 00:08:57,837 しかし このステータス お前に国をよこせと言われたら⇒ 131 00:08:57,837 --> 00:09:00,774 素直に渡そうと思ったぞ。 (エリック/マグナ)陛下! 132 00:09:00,774 --> 00:09:02,942 グラットよ。 あ…。 133 00:09:02,942 --> 00:09:06,446 他言無用と言った意味が これでわかったな。 134 00:09:06,446 --> 00:09:09,449 カインよ 近々 謁見を開く。 135 00:09:09,449 --> 00:09:12,786 お前は子爵になれ 一つ街をやる。 136 00:09:12,786 --> 00:09:14,788 そこを好きなようにしてみろ。 137 00:09:14,788 --> 00:09:18,625 そこで成功したら 婚約発表だ。 えっ。 138 00:09:18,625 --> 00:09:21,461 これに関しての異議は認めん。 139 00:09:21,461 --> 00:09:24,297 王都に近い街なら 大丈夫だろ。 140 00:09:24,297 --> 00:09:27,801 今いる代官も そのまま使えば問題あるまい。 141 00:09:27,801 --> 00:09:31,638 ひとつの家 ひとつの街も守れぬものが⇒ 142 00:09:31,638 --> 00:09:35,842 国など 守れるはずがなかろう。 143 00:09:39,646 --> 00:09:41,648 (シルビア)おめでとうござます! 144 00:09:41,648 --> 00:09:44,484 それで どこの領主になられるんですか? 145 00:09:44,484 --> 00:09:47,821 ん~ それはまだ 知らされてないんだ。 146 00:09:47,821 --> 00:09:50,323 王都の近くとは聞いてるけど。 147 00:09:50,323 --> 00:09:53,159 カイン様だったら どんな街でも大丈夫ですよ! 148 00:09:53,159 --> 00:09:56,496 そうだ! 今日は 身内だけでも お祝いをしましょう! 149 00:09:56,496 --> 00:09:59,165 (コラン)カイン様! 大変です。 150 00:09:59,165 --> 00:10:01,501 先ほど グラシア領のジン様より⇒ 151 00:10:01,501 --> 00:10:04,170 ガルム様のもとに 緊急の連絡がございました。 152 00:10:04,170 --> 00:10:07,841 魔物の森で 「氾濫」の兆候が 見られるそうです。 153 00:10:07,841 --> 00:10:09,843 なんだって!? 154 00:10:14,681 --> 00:10:16,683 急ごう…。 155 00:10:16,683 --> 00:10:19,853 (カイン)ジン兄様 ただいま到着いたしました。 156 00:10:19,853 --> 00:10:22,355 (ジン)カイン 久しぶりだな。 って⇒ 157 00:10:22,355 --> 00:10:25,525 もう男爵だから 「様」をつけたほうがいいかな。 158 00:10:25,525 --> 00:10:28,528 やめてください… それより。 ああ…。 159 00:10:28,528 --> 00:10:30,864 実は 2か月ほど前から⇒ 160 00:10:30,864 --> 00:10:34,868 森で魔物に襲われる冒険者が 極端に増えてきたんだ。 161 00:10:34,868 --> 00:10:39,038 (ジン)上級冒険者たちに依頼して 調査させてみたところ⇒ 162 00:10:39,038 --> 00:10:41,875 森の中を徘徊する 魔物の数が増え⇒ 163 00:10:41,875 --> 00:10:44,043 狂暴化していた。 164 00:10:44,043 --> 00:10:46,045 カインも 数十年前⇒ 165 00:10:46,045 --> 00:10:49,215 魔物が凶暴化し 森からあふれ出した事件は⇒ 166 00:10:49,215 --> 00:10:51,384 知っているよね。 167 00:10:51,384 --> 00:10:53,386 「氾濫」ですね。 168 00:10:53,386 --> 00:10:56,389 (ジン)かつての 「氾濫」の記録と比べてみても⇒ 169 00:10:56,389 --> 00:10:59,225 今の森は その時と 同じような状態だ。 170 00:10:59,225 --> 00:11:03,329 それで父上に連絡し 冒険者ギルドを通じて⇒ 171 00:11:03,329 --> 00:11:06,165 各都市に 冒険者派遣の要請も出した。 172 00:11:06,165 --> 00:11:09,335 ただ 兆候だけでは これ以上はな。 173 00:11:09,335 --> 00:11:12,672 「氾濫」と断定できない… ということですか。 174 00:11:12,672 --> 00:11:16,176 そうだ。 大々的に 騎士団や兵士を動かして⇒ 175 00:11:16,176 --> 00:11:18,678 何もなかったでは すまされないからね。 176 00:11:18,678 --> 00:11:22,849 慎重にことを進めているのさ。 わかりました。 177 00:11:22,849 --> 00:11:25,351 ならば 僕が ちょっと森の奥を見てきます。 178 00:11:25,351 --> 00:11:29,022 待て! そんな危険なこと 貴族の当主にさせられん! 179 00:11:29,022 --> 00:11:31,191 それにカインはまだ…。 フン~。 180 00:11:31,191 --> 00:11:35,361 え Aランク? なんでだ? いろいろありまして。 181 00:11:35,361 --> 00:11:37,864 実力についても お墨付きをもらっています。 182 00:11:37,864 --> 00:11:40,033 ほら 兄さまもご存じの。 183 00:11:40,033 --> 00:11:42,368 (ジン)レッドドラゴンか。 184 00:11:42,368 --> 00:11:44,537 はい! (ジン)そうか。 185 00:11:44,537 --> 00:11:47,540 それでは 迷惑をかけるが 協力してくれ。 186 00:11:47,540 --> 00:11:50,210 私もできる限りのことは させてもらう。 187 00:11:50,210 --> 00:11:53,713 僕はまず冒険者ギルドに 行ってみますね。 188 00:11:53,713 --> 00:11:56,716 森の情報を 集められると思いますし。 189 00:11:56,716 --> 00:11:59,118 頼む。 はい。 190 00:12:05,825 --> 00:12:09,162 (受付)ったく こんな子どもまで よこすなんて⇒ 191 00:12:09,162 --> 00:12:12,665 本当に手が足りないのね 王都のギルドは。 192 00:12:12,665 --> 00:12:15,668 冒険者カードを出して。 193 00:12:15,668 --> 00:12:18,671 ええ~ Aランク~!? あた…。 194 00:12:18,671 --> 00:12:22,175 (ルディ)カイン様 すみません 新人教育ができていませんで。 195 00:12:22,175 --> 00:12:25,011 お久しぶりです。 ルディさん。 196 00:12:25,011 --> 00:12:28,348 うれしいです 覚えていただけていて 光栄です。 197 00:12:28,348 --> 00:12:30,350 今日は何か? 198 00:12:30,350 --> 00:12:32,685 さっき この街の代官をしている⇒ 199 00:12:32,685 --> 00:12:35,188 ジン兄様から 話を聞いてきたのですが⇒ 200 00:12:35,188 --> 00:12:37,523 森の状況がよくないと…。 201 00:12:37,523 --> 00:12:39,692 ん… はい…。 202 00:12:39,692 --> 00:12:42,862 明らかに 「氾濫」の兆候が強まっています。 203 00:12:42,862 --> 00:12:47,033 凶暴化した魔物のせいで 森に近づくことも困難。 204 00:12:47,033 --> 00:12:49,035 (ルディ)けが人も多く出ています。 205 00:12:49,035 --> 00:12:51,037 そうですか…。 (扉が開く音) 206 00:12:51,037 --> 00:12:53,706 (ミリィ)カイン! カインじゃないか! 207 00:12:53,706 --> 00:12:57,043 あ ミリィ先生に ニーナ先生! 208 00:12:57,043 --> 00:13:00,146 フハハ 2人ともどうしたんですか! 209 00:13:00,146 --> 00:13:02,982 (ミリィ)カインこそ なんでこんなところにいるんだ? 210 00:13:02,982 --> 00:13:05,485 ここは僕の故郷ですから。 211 00:13:05,485 --> 00:13:08,655 代官をしている兄から 連絡があったんです。 212 00:13:08,655 --> 00:13:12,325 あぁ そうか。 先生たちこそ なぜ? 213 00:13:12,325 --> 00:13:15,161 実は…。 (ニーナ)ギルドの依頼で来た…。 214 00:13:15,161 --> 00:13:18,331 ランクの高い冒険者に 召集かかってる。 215 00:13:18,331 --> 00:13:21,334 じゃあ もう森には 入ってきたんですか。 216 00:13:21,334 --> 00:13:25,004 ん… 魔物が多い あと強くなってる。 217 00:13:25,004 --> 00:13:28,508 やっぱり…。 しかも 群れで行動しているから⇒ 218 00:13:28,508 --> 00:13:32,011 2人だけじゃ もうこれ以上 奥に踏み込めない。 219 00:13:32,011 --> 00:13:34,013 兄貴たちが こっちに向かっているから⇒ 220 00:13:34,013 --> 00:13:36,015 合流するつもりなの。 221 00:13:36,015 --> 00:13:38,518 フッフフ クロードさんたちが? 222 00:13:38,518 --> 00:13:40,520 それは 心強いですね。 223 00:13:40,520 --> 00:13:43,356 カイン様は これからどうされるのですか。 224 00:13:43,356 --> 00:13:45,358 ルディ! フフッ。 225 00:13:45,358 --> 00:13:47,860 僕は森の様子を見てきます。 え…。 226 00:13:47,860 --> 00:13:50,196 1人じゃ危ない。 そうだよ。 227 00:13:50,196 --> 00:13:52,532 私たちと一緒に 兄貴を待ったらどう? 228 00:13:52,532 --> 00:13:55,868 でも 一刻も早く 状況を把握したいんです。 229 00:13:55,868 --> 00:14:00,306 ですが 万が一 貴族で 当主のカイン様に何かありましたら⇒ 230 00:14:00,306 --> 00:14:02,308 問題にもなりますし⇒ 231 00:14:02,308 --> 00:14:04,811 当ギルドでも 責任を負えませんので…。 232 00:14:04,811 --> 00:14:06,813 それだけは…。 233 00:14:06,813 --> 00:14:09,982 僕 けっこう強いです。 (ミリィ/ニーナ)それはわかる。 234 00:14:09,982 --> 00:14:14,320 せめて カイン様に同行できる方が いらっしゃればいいのですが…。 235 00:14:14,320 --> 00:14:17,824 それならいます 人じゃないけど! (ニーナ/ミリィ)んん~? 236 00:14:19,826 --> 00:14:22,995 サモン。 ハク! ギン! 237 00:14:22,995 --> 00:14:26,666 う… フフッ フフフッ。 238 00:14:26,666 --> 00:14:30,336 (ハク)ワ…。 (ギン)キュイ! (カイン)すごいだろう。 239 00:14:30,336 --> 00:14:32,338 これから森を探査するから⇒ 240 00:14:32,338 --> 00:14:34,674 何か感じたら 知らせてくれないか。 241 00:14:34,674 --> 00:14:36,676 キュイ! ワゥ! 242 00:14:36,676 --> 00:14:39,178 サーチ! 243 00:14:39,178 --> 00:14:43,516 《なんだろ… 誰かに見られている感じがする》 244 00:14:43,516 --> 00:14:46,686 グアアア! 《コイツじゃない。 245 00:14:46,686 --> 00:14:51,190 コイツでも コイツでも コイツでもない!》 246 00:14:51,190 --> 00:14:54,026 ん… やっぱりおかしい…。 247 00:14:54,026 --> 00:14:56,362 あの人に調べてもらおうか。 248 00:14:56,362 --> 00:14:58,364 サモン・セト! 249 00:15:02,635 --> 00:15:05,471 誰だ 魔王である私を呼び出し…。 250 00:15:05,471 --> 00:15:09,142 は~い。 (セト)ゲッ カイン様~! セトは これに。 251 00:15:09,142 --> 00:15:11,978 悪いけど この森を調べてもらいたいんだ。 252 00:15:11,978 --> 00:15:13,980 サーチが効かないし⇒ 253 00:15:13,980 --> 00:15:15,982 なんか 変な感じだと思わない? 254 00:15:15,982 --> 00:15:18,484 セトなら なにか わかるかもしれないと思って。 255 00:15:18,484 --> 00:15:20,653 ん… たしかに。 256 00:15:20,653 --> 00:15:23,823 この奥に 強烈な気配を持つ者がいます…。 257 00:15:23,823 --> 00:15:25,825 それが原因かと。 258 00:15:25,825 --> 00:15:27,827 強烈な気配? 259 00:15:27,827 --> 00:15:29,996 はい。 それにたどり着くにも⇒ 260 00:15:29,996 --> 00:15:32,999 相当な数の魔物が 徘徊しているようです。 261 00:15:32,999 --> 00:15:37,670 (セト)我が国も魔物は多いですが… これは異常です。 262 00:15:37,670 --> 00:15:40,673 しかも かなり高レベルのものばかり。 263 00:15:40,673 --> 00:15:44,844 そんなのがグラシアの街に出てきたら 大変なことになるよ! 264 00:15:44,844 --> 00:15:47,680 セト もっと 詳しく調べることはできる? 265 00:15:47,680 --> 00:15:51,350 それでしたら 我が部下に 探査の得意な者がおります。 266 00:15:51,350 --> 00:15:53,519 呼んでも よろしいですか? 267 00:15:53,519 --> 00:15:55,688 うん 頼むよ。 では…。 268 00:15:55,688 --> 00:15:57,690 サモン・ダルメシア! 269 00:16:01,627 --> 00:16:04,797 (ダルメシア)これはセト様 いかがなさいました。 270 00:16:04,797 --> 00:16:07,133 実は…。 ん ん… わあ! 271 00:16:07,133 --> 00:16:10,803 せ セト様… このお方は? あ…。 272 00:16:10,803 --> 00:16:13,973 カイン様と言って 私の契約者であり…。 273 00:16:13,973 --> 00:16:15,975 使徒様ですか。 274 00:16:15,975 --> 00:16:17,977 この世を征服する神だ! 275 00:16:17,977 --> 00:16:20,980 はは… はは~! セトのバカ~! 276 00:16:20,980 --> 00:16:23,149 征服はしないし 神も余計だよ! 277 00:16:23,149 --> 00:16:26,319 それより早く この森の探査やってよ! 278 00:16:26,319 --> 00:16:29,322 そうでした…。 このダルメシアは⇒ 279 00:16:29,322 --> 00:16:33,159 元四天王の1人で 探査を得意とする者です。 280 00:16:33,159 --> 00:16:37,663 今は引退しておりますが 腕は 鈍っておりません。 281 00:16:37,663 --> 00:16:40,833 わかった ダルメシア この森を調べて。 282 00:16:40,833 --> 00:16:44,504 承知しました 使徒様。 カイン! 283 00:16:44,504 --> 00:16:47,340 な なに? (地響き) 284 00:16:47,340 --> 00:16:50,176 私の特殊能力でございます。 285 00:16:50,176 --> 00:16:53,513 って これは… もしかして~! 286 00:16:53,513 --> 00:16:58,017 お見せしましょうか。 やめて~ 出さないで~! 287 00:16:58,017 --> 00:17:00,953 あ では… 見えませんように…。 288 00:17:00,953 --> 00:17:02,955 (虫の羽音) 289 00:17:02,955 --> 00:17:05,958 (魔物たちの声) 290 00:17:05,958 --> 00:17:08,294 ん… こんなのがいるのか。 291 00:17:08,294 --> 00:17:10,296 ふ~ あっ! 292 00:17:10,296 --> 00:17:12,465 ほ~ これはこれは…。 293 00:17:12,465 --> 00:17:14,800 (カイン)んっ! ふ~あっ! 294 00:17:14,800 --> 00:17:16,802 おお! 295 00:17:16,802 --> 00:17:20,640 セト様 あれが使徒様の力 ですか。 296 00:17:20,640 --> 00:17:22,642 ん…。 うわああ…。 297 00:17:22,642 --> 00:17:26,312 セト! お…。 ここを任せた! 298 00:17:26,312 --> 00:17:29,315 僕たちは いったん街に帰って みんなに知らせてくるよ! 299 00:17:29,315 --> 00:17:33,486 じゃあね! 剣を向けなくてよかった…。 300 00:17:33,486 --> 00:17:38,658 向けていたら 一瞬にして 命を刈り取られていた…。 フッ。 301 00:17:38,658 --> 00:17:41,160 なによこれ! 302 00:17:41,160 --> 00:17:43,496 見たこともない 魔物ばかり…。 303 00:17:43,496 --> 00:17:47,667 信じられない… これってA級とか S級ですよね。 304 00:17:47,667 --> 00:17:50,002 (クロード)うお~ なんだこりゃ! 305 00:17:50,002 --> 00:17:52,338 あ クロードさん リナさん! 306 00:17:52,338 --> 00:17:54,340 (リナ)いったい どうしたの? 307 00:17:54,340 --> 00:17:56,342 (カイン)魔物の森に出現したんです。 308 00:17:56,342 --> 00:17:59,011 これが!? ああ そうみたいだ。 309 00:17:59,011 --> 00:18:02,114 (ルディ)もし こんなのが出てきたら 街は…。 310 00:18:02,114 --> 00:18:06,118 森の奥には もっと強い魔物が うごめいているようです…。 311 00:18:06,118 --> 00:18:09,121 警戒を強めてください。 (クロードたち)ん…。 312 00:18:09,121 --> 00:18:12,792 (ダルメシア)なるほど… この奥にいる何者かが⇒ 313 00:18:12,792 --> 00:18:15,461 こちらを威嚇しているようですね。 314 00:18:15,461 --> 00:18:17,797 「これ以上近づくな!」と…。 315 00:18:17,797 --> 00:18:19,799 ほう~ この私を⇒ 316 00:18:19,799 --> 00:18:22,468 威嚇するというのか おもしろい…。 317 00:18:22,468 --> 00:18:25,972 ダルメシア 腕は衰えていないな。 318 00:18:25,972 --> 00:18:29,141 さて 久しく 働いていませんでしたので⇒ 319 00:18:29,141 --> 00:18:31,644 だいぶ さびついているかと。 320 00:18:31,644 --> 00:18:35,815 よく言う リハビリだと思い すぐに状態を上げろ。 321 00:18:35,815 --> 00:18:39,318 奥へ踏み込むぞ。 承知しました。 322 00:18:39,318 --> 00:18:42,822 かなりきつい リハビリになりそうですね。 323 00:18:42,822 --> 00:18:44,824 (アーロン)ん…。 (鼓動) 324 00:18:44,824 --> 00:18:47,660 (アーロン)なぁに? 近づいてくるのは? 325 00:18:47,660 --> 00:18:52,331 ジジイたちの 眷属じゃないみたいだね。 326 00:18:52,331 --> 00:18:54,333 これは! (魔物のうなり声) 327 00:18:54,333 --> 00:18:56,535 (魔物のうなり声) 328 00:18:58,504 --> 00:19:01,273 ああ… 行け~ みんな! 329 00:19:01,273 --> 00:19:03,609 (アーロン)ゲームの時間だよ。 330 00:19:03,609 --> 00:19:06,812 暴れろ 人間どもを喰い殺せ! 331 00:19:08,781 --> 00:19:10,783 (セト/ダルメシア)あ…。 (セト)な なっ! 332 00:19:10,783 --> 00:19:13,452 急いでカイン様に! 転移! 333 00:19:13,452 --> 00:19:15,454 あ…。 なんだ? 334 00:19:15,454 --> 00:19:17,456 ああ…。 あっ! (地響き) 335 00:19:17,456 --> 00:19:19,458 あ…。 (半鐘の音) 336 00:19:19,458 --> 00:19:21,460 カイン様! (クロード)お前! 337 00:19:21,460 --> 00:19:23,462 (カイン)大丈夫です! 僕の知り合いです。 338 00:19:23,462 --> 00:19:25,464 カイン様 緊急事態です。 339 00:19:25,464 --> 00:19:28,801 「氾濫」です! 魔物が いっせいに動き始めました! 340 00:19:28,801 --> 00:19:31,303 え…。 (クロード)なんだと!? ルディさん。 341 00:19:31,303 --> 00:19:34,473 領主館にいる ジン兄様に報告をお願いします。 342 00:19:34,473 --> 00:19:37,810 クロードさんたちは 冒険者たちを まとめてください。 343 00:19:37,810 --> 00:19:40,980 魔物が街に入らないよう 抑えてほしいんです。 344 00:19:40,980 --> 00:19:44,984 お前はどうする。 僕は魔物の森に向かいます。 345 00:19:44,984 --> 00:19:46,986 危険です! カイン様。 346 00:19:46,986 --> 00:19:50,156 大丈夫! 僕には…。 えぇ…。 347 00:19:50,156 --> 00:19:52,491 (カイン)冒険者登録はしてませんが⇒ 348 00:19:52,491 --> 00:19:56,162 Aランク以上の実力を持った仲間が 一緒ですから。 349 00:19:56,162 --> 00:20:00,166 カイン様… 今 私のことを仲間と…。 350 00:20:00,166 --> 00:20:02,835 そんなこと言われたら このセト⇒ 351 00:20:02,835 --> 00:20:06,505 命をかけて カイン様の 力になるしかないっしょ! 352 00:20:06,505 --> 00:20:08,841 行くよ セト! はっ! 353 00:20:08,841 --> 00:20:12,511 (ティファーナ)旦那様~! な… ティファーナ! 354 00:20:12,511 --> 00:20:14,513 (ティファーナ)あ ああ~ん! 355 00:20:14,513 --> 00:20:18,017 旦那様~! あぁ… どうして? 356 00:20:18,017 --> 00:20:22,354 ガルム辺境伯から 騎士団に救援要請があったのだ! 357 00:20:22,354 --> 00:20:24,356 1人で来たの? 急いだら⇒ 358 00:20:24,356 --> 00:20:26,525 私だけ先行してしまったの…。 359 00:20:26,525 --> 00:20:28,527 ダイムたちは追ってくる。 360 00:20:28,527 --> 00:20:30,863 それより 「氾濫」が始まったのだな。 361 00:20:30,863 --> 00:20:33,699 うん… 僕は今から森に行ってくるよ。 362 00:20:33,699 --> 00:20:36,035 では 私も。 いや ティファーナは⇒ 363 00:20:36,035 --> 00:20:39,705 この街の騎士団を指揮して 冒険者たちと この街を⇒ 364 00:20:39,705 --> 00:20:43,042 僕の家を守ってほしいんだ。 365 00:20:43,042 --> 00:20:46,545 ええぇ~! 旦那様の家を守る~? 366 00:20:46,545 --> 00:20:49,048 旦那様の家を~! 367 00:20:49,048 --> 00:20:53,052 わかった! 旦那様の留守は私が守ろう! 368 00:20:53,052 --> 00:20:55,888 頼んだよ。 はい 旦那様。 369 00:20:55,888 --> 00:20:57,890 ご無事で…。 370 00:20:57,890 --> 00:21:00,659 (セト)カイン様 なぜ わざわざ走って? 371 00:21:00,659 --> 00:21:03,162 転移魔法は使われないのですか? 372 00:21:03,162 --> 00:21:06,665 転移魔法を使える人間なんて めったにいないの! 373 00:21:06,665 --> 00:21:10,169 さっきセトが使ったのも ちょっと焦ったんだからね! 374 00:21:10,169 --> 00:21:12,338 少しは自重してね! 375 00:21:12,338 --> 00:21:14,340 ん~ そうなのか…。 376 00:21:14,340 --> 00:21:17,176 (セト)人間族は大変なのだな。 377 00:21:17,176 --> 00:21:19,178 ガアァ~! 378 00:21:19,178 --> 00:21:23,182 ♪~ 379 00:21:23,182 --> 00:21:26,018 ホッホ~ なつかしいですね。 380 00:21:26,018 --> 00:21:28,120 この戦場の空気! 381 00:21:30,189 --> 00:21:32,691 (セト)ダルメシア! インフェルノ! 382 00:21:32,691 --> 00:21:36,028 (カイン)インフェルノ インフェルノ~! 383 00:21:36,028 --> 00:21:38,364 あらあら。 カイン様。 384 00:21:38,364 --> 00:21:41,033 わかってる この先だね。 385 00:21:41,033 --> 00:21:44,036 (カイン)この先に ヤツがいる。 386 00:21:46,539 --> 00:21:52,545 クフフ… 待ってるよ ジジイどもの眷属…。 387 00:21:52,545 --> 00:21:56,849 もう ゲームは 始まっているんだからね。 388 00:21:59,218 --> 00:22:01,220 アーロン…。 389 00:23:31,844 --> 00:23:34,847 旦那様 旦那様! この人たち誰よ~! 390 00:23:34,847 --> 00:23:37,182 友人だ! (リナ)友人の妻! 391 00:23:37,182 --> 00:23:39,585 元家庭教師! 愛人。 392 00:23:41,520 --> 00:23:43,622 (ヒビが入る音)