1 00:00:02,069 --> 00:00:05,239 (鳥のさえずり) 2 00:00:05,239 --> 00:00:08,439 (アルガルド)んっ 誰?(ノック) 3 00:00:10,410 --> 00:00:12,579 (アニスフィア)イヒヒ…遊びに来たよ。 4 00:00:12,579 --> 00:00:15,749 はぁ… またですか? 5 00:00:15,749 --> 00:00:18,418 怒られますよ?平気 平気〜!(扉の音) 6 00:00:18,418 --> 00:00:20,587 それより実験しようよ実験! 7 00:00:20,587 --> 00:00:23,590 んん…。う う…。 8 00:00:23,590 --> 00:00:25,926 今度は大丈夫なんですか? 9 00:00:25,926 --> 00:00:28,762 も もちろん!理論は完璧…。 10 00:00:28,762 --> 00:00:31,265 ホントかなぁ。ホントだよ! 11 00:00:31,265 --> 00:00:34,465 前もそう言って大爆発 起こしたじゃないですか。 12 00:00:34,768 --> 00:00:37,104 僕まで 父上に怒られて…。 13 00:00:37,104 --> 00:00:40,107 今度は大丈夫だよ!絶対 成功するし! 14 00:00:40,107 --> 00:00:43,277 いやです。もう姉上には付き合いません。 15 00:00:43,277 --> 00:00:45,612 絶対 反省してないし…。 16 00:00:45,612 --> 00:00:45,613 ん〜。 17 00:00:45,613 --> 00:00:48,281 ん〜。 18 00:00:48,282 --> 00:00:50,450 わかった!ん…。 19 00:00:50,450 --> 00:00:50,451 こないだは お姉ちゃんが悪かった ごめん! 20 00:00:50,451 --> 00:00:53,620 こないだは お姉ちゃんが悪かった ごめん! 21 00:00:53,620 --> 00:00:58,458 ん…。だから…。んっ? 22 00:00:58,458 --> 00:01:03,229 あ…。仲直りの握手! フフッ! 23 00:01:03,230 --> 00:01:06,400 あ… んっ。 24 00:01:06,400 --> 00:01:09,236 はぁ… まぁ 少しだけなら〓 25 00:01:09,236 --> 00:01:11,571 付き合ってあげてもいいですけど…。 26 00:01:11,571 --> 00:01:11,572 うん ありがと! 27 00:01:11,572 --> 00:01:13,573 うん ありがと! 28 00:01:13,573 --> 00:01:17,577 んっ? 29 00:01:17,577 --> 00:01:19,579 行こう アルくん! 30 00:01:19,579 --> 00:01:21,581 わあ! 31 00:01:21,581 --> 00:01:28,254 〓〜 32 00:01:28,255 --> 00:01:34,094 《アルガルド:その手の温かさを今もまだ覚えている》 33 00:01:34,094 --> 00:01:38,265 《だからその手が離れた冷たさを〓 34 00:01:38,265 --> 00:01:42,724 今も忘れることが できずにいる》 35 00:01:48,718 --> 00:01:50,987 (アルガルド)ん… ウォーター カッター! 36 00:01:50,987 --> 00:01:59,829 (アニスフィア)んっ。 はっ! 37 00:01:59,830 --> 00:02:04,167 ウォーターランス! 38 00:02:04,167 --> 00:02:04,168 はっ! 39 00:02:04,168 --> 00:02:06,336 はっ! 40 00:02:06,336 --> 00:02:13,677 フッ… アイシクル プリズン…。はっ…。 41 00:02:13,677 --> 00:02:20,851 フッ。 42 00:02:20,851 --> 00:02:24,187 ウォーター ハンマー! 43 00:02:24,187 --> 00:02:24,188 んっ… ふっ! 44 00:02:24,188 --> 00:02:30,193 んっ… ふっ! 45 00:02:30,193 --> 00:02:36,199 あ…。はあぁ〜! 46 00:02:36,199 --> 00:02:41,871 ぐぅ…。あ アルくん! 47 00:02:41,872 --> 00:02:44,875 は…。余裕だな。 48 00:02:44,875 --> 00:02:49,546 人をなめるのも 大概にしろ。 49 00:02:49,546 --> 00:02:54,484 《ヴァンパイアの超再生… 厄介だな》 50 00:02:54,484 --> 00:02:58,822 ウォーター バレット! 51 00:02:58,822 --> 00:03:01,491 あ… 氷!? 52 00:03:01,491 --> 00:03:03,493 ん く…。 53 00:03:03,493 --> 00:03:07,664 んっ…。 54 00:03:07,664 --> 00:03:10,333 (アルガルド)フッ… マナブレイドが〓 55 00:03:10,333 --> 00:03:13,002 物理衝撃に弱いことは知っている。 56 00:03:13,003 --> 00:03:16,006 それで私を対策したつもり? 57 00:03:16,006 --> 00:03:18,341 だとしたら 見通しが甘いよ。 58 00:03:18,341 --> 00:03:18,342 ハッ 甘いかどうかは…。 59 00:03:18,342 --> 00:03:23,346 ハッ 甘いかどうかは…。 60 00:03:23,346 --> 00:03:29,185 試してみるさ。はっ…。 61 00:03:29,185 --> 00:03:36,859 アイシクル レイン。 62 00:03:36,860 --> 00:03:41,548 はあああ〜! 63 00:03:49,372 --> 00:03:53,810 う く…。 ハァハァ…。 64 00:03:53,810 --> 00:03:56,313 末恐ろしいな…。 65 00:03:56,313 --> 00:03:58,315 (アルガルド)皮肉な話だ。 66 00:03:58,315 --> 00:04:02,652 どれほど力を示してもあなたは恐れられるだけだ。 67 00:04:02,652 --> 00:04:02,653 異端だと ののしられその価値は認められない。 68 00:04:02,653 --> 00:04:06,489 異端だと ののしられその価値は認められない。 69 00:04:06,489 --> 00:04:09,826 ハッ… どっちが異端なんだか…。 70 00:04:09,826 --> 00:04:13,997 異端なのは 自分が一番よく わかってますよ。 71 00:04:13,997 --> 00:04:20,837 自分が異端だと知りながら変わろうとはしない…。 72 00:04:20,837 --> 00:04:23,673 なら あなたは何がしたかった? 73 00:04:23,673 --> 00:04:29,179 あなたは…何になりたかったんだ? 74 00:04:29,179 --> 00:04:32,182 答えろ… 答えてみせろ! 75 00:04:32,182 --> 00:04:34,684 アニスフィア・ウィン・パレッティア! 76 00:04:34,684 --> 00:04:34,685 私は 私だよ。ほかの何者にもなれない。 77 00:04:34,685 --> 00:04:39,189 私は 私だよ。ほかの何者にもなれない。 78 00:04:39,189 --> 00:04:41,691 ただ魔法に あこがれただけの人。 79 00:04:41,691 --> 00:04:41,692 この期に及んで まだそんなくだらない言葉遊びに〓 80 00:04:41,692 --> 00:04:44,861 この期に及んで まだそんなくだらない言葉遊びに〓 81 00:04:44,861 --> 00:04:46,863 逃げ込むのか! 82 00:04:46,863 --> 00:04:49,866 受け入れたふりをして自分をだまし続けて〓 83 00:04:49,866 --> 00:04:55,472 周囲を欺くのか! 84 00:04:55,472 --> 00:05:01,978 あなたはこの国にふさわしくない…。 85 00:05:01,978 --> 00:05:01,979 そんなの知ってるよ。 86 00:05:01,979 --> 00:05:04,147 そんなの知ってるよ。 87 00:05:04,147 --> 00:05:07,984 けど たとえ私が魔法を使えなくても〓 88 00:05:07,984 --> 00:05:10,153 魔法は尊いものだから。 89 00:05:10,153 --> 00:05:15,325 私は今でも信じてる魔法を信じて あこがれている。 90 00:05:15,325 --> 00:05:17,327 これからも ずっと。 91 00:05:17,327 --> 00:05:23,166 それだけで 充分 幸せなんだよ。 92 00:05:23,166 --> 00:05:27,337 (アルガルド)信じたものが あなたを裏切り続けると知りながら〓 93 00:05:27,337 --> 00:05:29,673 そう言うのか…。 94 00:05:29,673 --> 00:05:36,012 やはり傲慢だよ あなたは…。 95 00:05:36,012 --> 00:05:36,013 俺は あなたを超える。 96 00:05:36,013 --> 00:05:38,014 俺は あなたを超える。 97 00:05:38,014 --> 00:05:40,517 超えねばならない。 98 00:05:40,517 --> 00:05:47,190 超えなければ 進めない! 99 00:05:47,190 --> 00:05:54,798 ぐ… アニスフィア〜! 100 00:05:54,798 --> 00:05:59,803 (ユフィリア)ふ…。(イリア)う…。 101 00:05:59,803 --> 00:06:03,139 (レイニ)ユ フィ リ…。しゃべらないでください! 102 00:06:03,139 --> 00:06:03,140 (レイニ)私 わかる から…。は…。 103 00:06:03,140 --> 00:06:08,311 (レイニ)私 わかる から…。は…。 104 00:06:08,311 --> 00:06:11,147 あきらめないと…って。 105 00:06:11,147 --> 00:06:15,318 自分には どうしようもないって。 106 00:06:15,318 --> 00:06:19,656 あんなふうにしか悲鳴 あげられなくて…。 107 00:06:19,656 --> 00:06:21,658 悲鳴? 108 00:06:21,658 --> 00:06:23,993 (レイニ)ユフィリア様。あ…。 109 00:06:23,993 --> 00:06:23,994 血を… 魔力があれば…。 110 00:06:23,994 --> 00:06:27,330 血を… 魔力があれば…。 111 00:06:27,330 --> 00:06:29,332 血ですね!? 今…。 112 00:06:29,332 --> 00:06:33,837 (イリア)う… いえ…ユフィリア様はそのままに。 113 00:06:33,837 --> 00:06:38,341 私が… うっ。 114 00:06:38,341 --> 00:06:38,342 (イリア)うっ…。 115 00:06:38,342 --> 00:06:40,677 (イリア)うっ…。 116 00:06:40,677 --> 00:06:44,848 失礼します…。 117 00:06:44,848 --> 00:06:53,623 んっ…。 118 00:06:53,623 --> 00:07:01,131 (血を飲む音) 119 00:07:01,131 --> 00:07:05,969 は…。 120 00:07:05,969 --> 00:07:08,805 (ユフィリア/イリア)ふぅ…。があ! 121 00:07:08,805 --> 00:07:11,975 うそ… 痛み なくならない…。 122 00:07:11,975 --> 00:07:15,812 ハッ ハァ…。なんでアルガルド様 動けて…。 123 00:07:15,812 --> 00:07:17,814 (レイニ)痛い… 痛い! 124 00:07:17,814 --> 00:07:22,986 再生しても痛みがあるのですか? はっ! 125 00:07:22,986 --> 00:07:26,156 んぐぅ… ぐっ…。 126 00:07:26,156 --> 00:07:31,494 ぐあああ〜! 127 00:07:31,494 --> 00:07:31,495 フッ…。 128 00:07:31,495 --> 00:07:33,496 フッ…。 129 00:07:33,496 --> 00:07:36,165 はっ…。(咳き込む声) 130 00:07:36,166 --> 00:07:39,335 ん ぐぅ…。 131 00:07:39,335 --> 00:07:39,336 あ…。 132 00:07:39,336 --> 00:07:40,700 あ…。 133 00:07:46,176 --> 00:07:48,178 は…。 134 00:07:48,178 --> 00:07:50,947 ユフィリア様は…。は…。 135 00:07:50,947 --> 00:07:53,950 止めたいのでは ないですか? 136 00:07:53,950 --> 00:07:56,786 はっ ん…。 137 00:07:56,786 --> 00:08:01,958 私は…。 はっ!(マナブレイドが砕ける音) 138 00:08:01,958 --> 00:08:03,960 アニス様! 139 00:08:03,960 --> 00:08:06,296 う あ…。 140 00:08:06,296 --> 00:08:10,466 (アルガルド)フフッ フハハ! ハハハッ! 141 00:08:10,466 --> 00:08:10,467 砕いた 砕いてやったぞ! 142 00:08:10,467 --> 00:08:12,969 砕いた 砕いてやったぞ! 143 00:08:12,969 --> 00:08:16,973 (アルガルド)アハハ アハハハハ! 144 00:08:16,973 --> 00:08:20,977 こんなものか 姉上。 145 00:08:20,977 --> 00:08:23,646 ふざけるな! 俺を見ろ! 146 00:08:23,646 --> 00:08:29,986 俺は あなたにとって視界に入れる価値もないか!? 147 00:08:29,986 --> 00:08:31,988 わかってるよ…。 148 00:08:31,988 --> 00:08:39,662 殺すつもりで来いってそう言うんでしょ。 149 00:08:39,662 --> 00:08:46,502 架空式 ドラゴン ハート! 150 00:08:46,502 --> 00:08:50,439 ホントに…。 151 00:08:50,440 --> 00:08:53,610 バカな弟なんだからあ! 152 00:08:53,610 --> 00:08:56,946 フッ…。 153 00:08:56,946 --> 00:08:56,947 はあああ〜! 154 00:08:56,947 --> 00:09:00,116 はあああ〜! 155 00:09:00,116 --> 00:09:06,623 ぐふ… ぐあああ〜! 156 00:09:06,623 --> 00:09:08,625 あ…。 157 00:09:08,625 --> 00:09:11,294 ぐああ! 158 00:09:11,294 --> 00:09:15,965 うわああ! 159 00:09:15,965 --> 00:09:20,136 ハァハァ… ハァ…。 160 00:09:20,136 --> 00:09:25,642 (アルガルド)まだ だ…。は…。 161 00:09:25,642 --> 00:09:29,646 俺は… 俺はあっ!は…。 162 00:09:29,646 --> 00:09:42,325 〓〜 163 00:09:42,325 --> 00:09:49,332 これで… 終わり〜! 164 00:09:49,332 --> 00:09:51,334 は…。 165 00:09:51,334 --> 00:09:57,006 なんで…。 166 00:09:57,006 --> 00:10:03,346 そんな顔するの…。 167 00:10:03,346 --> 00:10:07,016 あ…。んん…。 168 00:10:07,016 --> 00:10:13,022 うっ…。ぐう! 169 00:10:13,022 --> 00:10:17,527 ユフィ…。ふ くっ…。は…。 170 00:10:17,527 --> 00:10:20,863 こんなことで殺し合ってどうするんですか! 171 00:10:20,863 --> 00:10:20,864 そろいもそろって バカです!そんな顔してまで〓 172 00:10:20,864 --> 00:10:24,700 そろいもそろって バカです!そんな顔してまで〓 173 00:10:24,701 --> 00:10:27,036 戦いたかったわけじゃないでしょう! 174 00:10:27,036 --> 00:10:27,037 殺したかったわけじゃないでしょう! 175 00:10:27,037 --> 00:10:29,539 殺したかったわけじゃないでしょう! 176 00:10:29,539 --> 00:10:33,376 なのに 戦って 傷つけ合って…。 177 00:10:33,376 --> 00:10:37,880 うっ… バカじゃないですか! 178 00:10:37,880 --> 00:10:37,881 (泣き声) 179 00:10:37,881 --> 00:10:46,889 (泣き声) 180 00:10:46,889 --> 00:10:48,891 アルくん…。 181 00:10:48,891 --> 00:10:52,661 (アルガルド)いい 天気だったんだ…。は…。 182 00:10:52,662 --> 00:10:56,666 天気がよかったから 見上げた。 183 00:10:56,666 --> 00:11:01,337 そんな空にいる人なんて俺は 1人しか知らない。 184 00:11:01,337 --> 00:11:06,509 はっ ん…。 185 00:11:06,509 --> 00:11:10,179 (アルガルド)姉上 覚えているか?んっ? 186 00:11:10,179 --> 00:11:14,183 俺たちが城を抜け出した日のことを。 187 00:11:14,183 --> 00:11:16,519 うん。 188 00:11:16,519 --> 00:11:19,022 そこを魔物に襲われた。 189 00:11:19,022 --> 00:11:22,525 (アルガルド)姉上は俺を逃がそうと残り〓 190 00:11:22,525 --> 00:11:22,526 俺は逃げた。 191 00:11:22,526 --> 00:11:24,861 俺は逃げた。 192 00:11:24,861 --> 00:11:27,030 見つからないようにと隠れ〓 193 00:11:27,030 --> 00:11:31,367 息を殺して 震えていた。 194 00:11:31,367 --> 00:11:31,368 そんな俺を見つけてくれたのも姉上だった…。 195 00:11:31,368 --> 00:11:37,039 そんな俺を見つけてくれたのも姉上だった…。 196 00:11:37,040 --> 00:11:41,210 俺はずっと姉上に手を引かれていた。 197 00:11:41,210 --> 00:11:41,211 姉上がたくさんいろんなことを 教えてくれた。 198 00:11:41,211 --> 00:11:45,047 姉上がたくさんいろんなことを 教えてくれた。 199 00:11:45,048 --> 00:11:50,319 あの日まで 俺はちゃんと人間だった気がする…。 200 00:11:50,319 --> 00:11:50,320 姉上が… 俺を突き放すまでは。 201 00:11:50,320 --> 00:11:55,658 姉上が… 俺を突き放すまでは。 202 00:11:55,658 --> 00:11:59,829 《そう… 私はアルくんを突き放したんだ。 203 00:11:59,829 --> 00:12:07,003 魔物に襲われたその日からある うわさが流れ始めた》 204 00:12:07,003 --> 00:12:09,672 《私が 嫉妬から アルくんを〓 205 00:12:09,672 --> 00:12:13,676 殺そうとしたんじゃないかという うわさ…》 206 00:12:13,676 --> 00:12:17,847 《だから私は王位継承権を放棄した。 207 00:12:17,847 --> 00:12:20,349 王位を望む気などないと〓 208 00:12:20,349 --> 00:12:20,350 アルくんに 害意などないと示そうとした》 209 00:12:20,350 --> 00:12:25,020 アルくんに 害意などないと示そうとした》 210 00:12:25,021 --> 00:12:27,523 〓いろいろ ごめんね。これでアルくんが〓 211 00:12:27,523 --> 00:12:27,524 王様になれるから。 安心してね。 212 00:12:27,524 --> 00:12:32,194 王様になれるから。 安心してね。 213 00:12:32,195 --> 00:12:36,365 あ… ぐっ。 214 00:12:36,365 --> 00:12:36,366 あ…。ん…。 215 00:12:36,366 --> 00:12:40,369 あ…。ん…。 216 00:12:40,369 --> 00:12:42,371 うっ…〓 217 00:12:42,371 --> 00:12:45,875 《その日を境に〓 218 00:12:45,875 --> 00:12:51,481 私たちの関係は変わってしまった…》 219 00:12:51,481 --> 00:12:53,483 (アルガルド)なあ 姉上…。 220 00:12:53,483 --> 00:12:56,486 どうして王位継承権を捨てたんだ。 221 00:12:56,486 --> 00:13:00,490 どうして俺なんかより ずっと賢くて〓 222 00:13:00,490 --> 00:13:02,825 誰かのことを思える人が〓 223 00:13:02,825 --> 00:13:02,826 王には ふさわしくないとののしられるんだ? 224 00:13:02,826 --> 00:13:06,162 王には ふさわしくないとののしられるんだ? 225 00:13:06,162 --> 00:13:08,331 私は…。 226 00:13:08,331 --> 00:13:10,333 わかっている…。 227 00:13:10,333 --> 00:13:13,503 それでも 姉上が王になればいい。 228 00:13:13,503 --> 00:13:17,507 そう考えたこともあった。は…。 229 00:13:17,507 --> 00:13:25,014 だが 国を動かす者たちは決して あなたを認めない。 230 00:13:25,014 --> 00:13:25,015 よりよいものを否定し伝統ばかりに固執する国に〓 231 00:13:25,015 --> 00:13:29,185 よりよいものを否定し伝統ばかりに固執する国に〓 232 00:13:29,185 --> 00:13:33,022 過去の栄華はあっても未来などない。 233 00:13:33,022 --> 00:13:38,027 ならば…一度 壊すしかないだろう。 234 00:13:38,027 --> 00:13:40,363 アルくん…。 235 00:13:40,363 --> 00:13:45,201 (アルガルド)俺では届かないのさ。 236 00:13:45,201 --> 00:13:49,539 本当の天才は本当に民を思っているのは〓 237 00:13:49,539 --> 00:13:53,809 ふさわしい資格を手にできるのは姉上だ。 238 00:13:53,809 --> 00:13:53,810 俺じゃないんだ…。 239 00:13:53,810 --> 00:14:01,317 俺じゃないんだ…。 240 00:14:01,317 --> 00:14:05,154 俺など生まれてこなければよかった…。 241 00:14:05,154 --> 00:14:07,156 は…。 242 00:14:07,156 --> 00:14:11,494 俺が いるせいで姉上を傷つけて〓 243 00:14:11,494 --> 00:14:14,830 姉上に傷つけられるくらいなら〓 244 00:14:14,830 --> 00:14:14,831 こんな思いをするなら 俺は…〓 245 00:14:14,831 --> 00:14:17,833 こんな思いをするなら 俺は…〓 246 00:14:17,833 --> 00:14:25,007 生まれたくなど なかった…。 247 00:14:25,007 --> 00:14:27,343 ふ…。 248 00:14:27,343 --> 00:14:31,514 (アルガルド)姉上…。はっ…。 249 00:14:31,514 --> 00:14:36,185 なりたいものに なれないのはつらいなぁ…。 250 00:14:36,185 --> 00:14:44,360 〓〜 251 00:14:44,360 --> 00:15:01,811 (雨の音) 252 00:15:01,811 --> 00:15:03,980 (シルフィーヌ)う…。 253 00:15:03,980 --> 00:15:08,150 (オルファンス)アルガルドよなぜ このようなことを…。 254 00:15:08,150 --> 00:15:08,151 何も語ることはございません。 255 00:15:08,151 --> 00:15:10,486 何も語ることはございません。 256 00:15:10,486 --> 00:15:14,824 ただ 私が愚かだっただけのことでございます。 257 00:15:14,824 --> 00:15:17,326 ん…。 258 00:15:17,326 --> 00:15:17,327 ならばお前は廃嫡とするしかない。 259 00:15:17,327 --> 00:15:22,665 ならばお前は廃嫡とするしかない。 260 00:15:22,665 --> 00:15:25,668 ん… 私を恨むか? 261 00:15:25,668 --> 00:15:28,671 いいえ 恨むとすれば〓 262 00:15:28,671 --> 00:15:31,340 それはこの世すべてでございます。 263 00:15:31,340 --> 00:15:34,510 この世に生まれてから今日に至るまでの すべてを〓 264 00:15:34,510 --> 00:15:37,346 私は恨んでおりました。 265 00:15:37,346 --> 00:15:39,348 すべてときたか…。 266 00:15:39,348 --> 00:15:42,351 それは 大きく出たものだ…。 267 00:15:42,351 --> 00:15:46,689 私の処遇に減刑も弁明も必要ございません。 268 00:15:46,689 --> 00:15:48,691 ご采配に従います。 269 00:15:48,691 --> 00:15:53,629 ん んん…。 270 00:15:53,629 --> 00:15:56,966 お前には 辺境への追放を命ずる。 271 00:15:56,966 --> 00:15:59,135 その血肉 チリとなるまで〓 272 00:15:59,135 --> 00:16:04,640 王国のための 礎となせ。よいな…。 273 00:16:04,640 --> 00:16:04,641 「国王陛下」の多大なる温情に深く感謝を。 274 00:16:04,641 --> 00:16:08,477 「国王陛下」の多大なる温情に深く感謝を。 275 00:16:08,477 --> 00:16:15,317 国王陛下 か…。は…。 276 00:16:15,318 --> 00:16:18,154 私は 母親失格です。 277 00:16:18,154 --> 00:16:22,658 あなたの恨みを育てたのは私でもあるのでしょう。 278 00:16:22,658 --> 00:16:22,659 ごめんなさい アルガルド…。 279 00:16:22,659 --> 00:16:26,996 ごめんなさい アルガルド…。 280 00:16:26,996 --> 00:16:29,165 私の罪は 私のものです。 281 00:16:29,165 --> 00:16:33,002 どうか私のために心を惑わさぬように…。 282 00:16:33,002 --> 00:16:36,505 (アルガルド)親不孝者で申し訳ございませんでした。 283 00:16:36,505 --> 00:16:36,506 は…。 284 00:16:36,506 --> 00:16:42,011 は…。 285 00:16:42,011 --> 00:16:48,684 フッ…。 286 00:16:48,684 --> 00:16:50,619 (グランツ)アルガルド様。 287 00:16:50,619 --> 00:16:53,122 今回の一件にかかわった者らの情報を〓 288 00:16:53,122 --> 00:16:56,625 提供していただけますか?もちろんだ。 289 00:16:56,625 --> 00:16:56,626 では あちらで。 290 00:16:56,626 --> 00:17:01,797 では あちらで。 291 00:17:01,797 --> 00:17:06,969 は…。(扉が開く音) 292 00:17:06,969 --> 00:17:11,326 姉上…。あ…。 293 00:17:17,813 --> 00:17:22,318 覚えて いるだろうか? 294 00:17:22,318 --> 00:17:28,491 (嗚咽) 295 00:17:28,491 --> 00:17:38,834 仲直りの握手 だね! 296 00:17:38,834 --> 00:17:38,835 ふ… ごめんね…。 297 00:17:38,835 --> 00:17:41,003 ふ… ごめんね…。 298 00:17:41,003 --> 00:17:45,341 《私が この世界で普通にいられたら〓 299 00:17:45,341 --> 00:17:51,113 きっとあなたはこんなにも苦しまなかったのに》 300 00:17:51,113 --> 00:17:53,115 姉上…。あ…。 301 00:17:53,115 --> 00:17:56,785 ありがとう すまなかった…。 302 00:17:56,786 --> 00:18:03,626 は…。 303 00:18:03,626 --> 00:18:05,961 守ってあげられなくて…。 304 00:18:05,961 --> 00:18:05,962 本当に ごめんね…。 305 00:18:05,962 --> 00:18:10,632 本当に ごめんね…。 306 00:18:10,633 --> 00:18:19,475 〓〜 307 00:18:19,475 --> 00:18:22,311 《アルガルド様の処遇が決定されたあと〓 308 00:18:22,311 --> 00:18:25,147 私… ユフィリア・マゼンタとの〓 309 00:18:25,147 --> 00:18:27,816 婚約破棄の裏でうごめいていた計画が〓 310 00:18:27,817 --> 00:18:30,486 暴かれることとなりました。 311 00:18:30,486 --> 00:18:35,491 事の発端はレイニの存在を知った モーリッツ様が〓 312 00:18:35,491 --> 00:18:40,329 ヴァンパイアの研究資料を発見したことでした》 313 00:18:40,329 --> 00:18:43,165 《ヴァンパイアの能力とアルガルド様を利用し〓 314 00:18:43,165 --> 00:18:48,003 さらなる権威を手にしようともくろんだ シャルトルーズ伯爵家は〓 315 00:18:48,003 --> 00:18:54,943 王権を脅かした罪で死を賜ることとなりました》 316 00:18:54,944 --> 00:18:57,279 《協力者にも 重い罰が与えられ〓 317 00:18:57,279 --> 00:18:57,280 王城は混乱のさなかにあります。 318 00:18:57,280 --> 00:18:59,948 王城は混乱のさなかにあります。 319 00:18:59,949 --> 00:19:02,952 それは 私たちも同様。 320 00:19:02,952 --> 00:19:05,621 アニス様も イリアも寝込んでおり〓 321 00:19:05,621 --> 00:19:11,293 元気なのは 私とレイニくらいです》 322 00:19:11,293 --> 00:19:14,296 《そして アルガルド様が〓 323 00:19:14,296 --> 00:19:18,811 辺境の地へと送られる日がやってきました》 324 00:19:29,311 --> 00:19:33,649 ふぁ〜。 んっ。 325 00:19:33,649 --> 00:19:35,985 突然 申し訳ありません…。 326 00:19:35,985 --> 00:19:40,322 アルガルド様と少し話をさせていただけますか? 327 00:19:40,322 --> 00:19:40,323 え ですが…。(ユフィリア/レイニ)あ…。 328 00:19:40,323 --> 00:19:48,163 え ですが…。(ユフィリア/レイニ)あ…。 329 00:19:48,163 --> 00:19:51,500 えっと… アルガルド様…。 330 00:19:51,500 --> 00:19:53,502 (アルガルド)レイニ…。あ…。 331 00:19:53,502 --> 00:19:56,505 私にはこうすることしかできなかった。 332 00:19:56,505 --> 00:20:00,509 好きなだけののしってくれて かまわない。 333 00:20:00,509 --> 00:20:03,178 フッ… んっ。 334 00:20:03,178 --> 00:20:07,015 たしかに ひどいことをされたのだと思います。 335 00:20:07,016 --> 00:20:09,018 でも いいんです。 336 00:20:09,018 --> 00:20:13,856 優しくしてくれた アルガルド様も私は 本当なんだと思えますから。 337 00:20:13,856 --> 00:20:16,191 本当? 338 00:20:16,191 --> 00:20:16,192 私を利用するためだったのはわかってます。 339 00:20:16,192 --> 00:20:20,862 私を利用するためだったのはわかってます。 340 00:20:20,863 --> 00:20:23,532 でも うれしかったから…。 341 00:20:23,532 --> 00:20:29,038 だから その優しさはうそじゃないと思います。 342 00:20:29,038 --> 00:20:31,206 けど すごく痛かったですし〓 343 00:20:31,206 --> 00:20:31,207 つらかったので許しません一生 恨みます。 344 00:20:31,207 --> 00:20:36,044 つらかったので許しません一生 恨みます。 345 00:20:36,045 --> 00:20:38,380 ああ 私も一生 覚えておく。 346 00:20:38,380 --> 00:20:38,381 君への謝罪と 感謝を…。 347 00:20:38,381 --> 00:20:41,550 君への謝罪と 感謝を…。 348 00:20:41,550 --> 00:20:44,553 あ… フッ。 349 00:20:44,553 --> 00:20:47,056 (アルガルド/レイニ)フフ フフフ…。 350 00:20:47,056 --> 00:20:50,826 ユフィリア お前にも申し訳ないと思っている。 351 00:20:50,826 --> 00:20:52,995 信じがたいかもしれんがな。 352 00:20:52,995 --> 00:20:55,998 いえ… そんなことは…。 353 00:20:55,998 --> 00:20:58,167 いい 取り繕うな。 354 00:20:58,167 --> 00:21:02,171 とはいっても お前にとってはそれが自然体だったか。 355 00:21:02,171 --> 00:21:05,341 さすがは天才公爵令嬢だ。 356 00:21:05,341 --> 00:21:09,178 フッ…。(アルガルド)だが婚約者としてはダメだな。 357 00:21:09,178 --> 00:21:13,682 最低だ まったくかわいげがない。 358 00:21:13,682 --> 00:21:13,683 失礼な人ですね 本当に。 359 00:21:13,683 --> 00:21:16,185 失礼な人ですね 本当に。 360 00:21:16,185 --> 00:21:20,856 アルガルド様 一度だけご無礼をお許しください。 361 00:21:20,856 --> 00:21:26,695 すでに廃嫡された身だ。好きにするといい。 362 00:21:26,695 --> 00:21:31,867 うっ あ…。(ビンタの音) 363 00:21:31,867 --> 00:21:33,869 効くな…。 364 00:21:33,869 --> 00:21:36,372 本当は こぶしを握ろうかと思いましたが〓 365 00:21:36,372 --> 00:21:38,540 さすがに やめました。 366 00:21:38,540 --> 00:21:38,541 ん…。 そのほうがいいぞ。 367 00:21:38,541 --> 00:21:42,044 ん…。 そのほうがいいぞ。 368 00:21:42,044 --> 00:21:45,547 今のお前を人形のようだと言うヤツはいまい。 369 00:21:45,547 --> 00:21:45,548 いえ… 私がちゃんと向き合っていれば〓 370 00:21:45,548 --> 00:21:49,718 いえ… 私がちゃんと向き合っていれば〓 371 00:21:49,718 --> 00:21:51,820 違う道もあったかもしれません。 372 00:21:51,820 --> 00:21:54,990 いたらないばかりで申し訳ありませんでした。 373 00:21:54,990 --> 00:22:00,162 もっとも 婚約者としてのあなたは本当に最低でしたが。 374 00:22:00,162 --> 00:22:02,164 あ…。 375 00:22:02,164 --> 00:22:05,668 お互い よくもここまで最低の婚約をしたものだ。 376 00:22:05,668 --> 00:22:09,672 (アルガルド/ユフィリア)フッ フフ…。 377 00:22:09,672 --> 00:22:13,509 あ…。時間だな。 378 00:22:13,509 --> 00:22:16,345 イリアにも直接謝罪したかったのだが。 379 00:22:16,345 --> 00:22:18,347 お伝えしておきます。 380 00:22:18,347 --> 00:22:25,521 フッ…。 381 00:22:25,521 --> 00:22:28,357 それから 本当にこればかりは〓 382 00:22:28,357 --> 00:22:30,526 頼めたことではないのだがな。 383 00:22:30,526 --> 00:22:32,528 ん…。 384 00:22:32,528 --> 00:22:36,031 姉上を 頼む。 385 00:22:36,031 --> 00:22:36,032 は…。 386 00:22:36,032 --> 00:22:38,367 は…。 387 00:22:38,367 --> 00:22:51,647 〓〜 388 00:22:51,647 --> 00:22:57,986 (足音) 389 00:22:57,986 --> 00:22:57,987 刻印紋の反動 ですか。 390 00:22:57,987 --> 00:23:02,324 刻印紋の反動 ですか。 391 00:23:02,324 --> 00:23:07,329 安全だというから私は協力したのですよ。 392 00:23:07,329 --> 00:23:10,833 んん…。アニス様? 393 00:23:10,833 --> 00:23:16,672 アルくん ごめんね…。 394 00:23:16,672 --> 00:23:18,674 は…。 395 00:23:18,674 --> 00:23:25,014 アニス様… どうかよい夢を。