1 00:00:02,135 --> 00:00:05,772 ♬(イーシャの歌声) 2 00:00:05,772 --> 00:00:08,442 (ロイド)何をしてるんだ? 3 00:00:08,442 --> 00:00:10,811 ♬(イーシャの歌声) 4 00:00:10,811 --> 00:00:13,847 (ジリエル)イーシャたん! サリアた~ん! 5 00:00:13,847 --> 00:00:17,618 ハァハァ… やはりイーシャたんの歌声こそ至高! 6 00:00:17,618 --> 00:00:21,121 それが サリアたんの演奏と相まって まさに神曲! 7 00:00:23,123 --> 00:00:25,292 あぁ 耐えられない! 8 00:00:25,292 --> 00:00:27,661 舞い降りてしまおうか 舞い降りて 舞い上がって➨ 9 00:00:27,661 --> 00:00:30,964 勢い余って むむむむむ! 10 00:00:30,964 --> 00:00:33,133 のわっ!? 誰だ! 11 00:00:33,133 --> 00:00:37,704 この私に汚物がごとき 造形の雲を投げつけるアホは! 12 00:00:40,807 --> 00:00:42,809 にに… 人間だと!? 13 00:00:42,809 --> 00:00:45,279 バカな… なぜ人間が この天界に! 14 00:00:47,281 --> 00:00:51,451 頭が高いぞ人間。 我が名は天使ジリエル。 15 00:00:51,451 --> 00:00:56,623 天界六十四神の忠実なる 使徒にして 神の御使いである。 16 00:00:56,623 --> 00:00:59,126 (グリモ)急に威厳出して来やしたね。 17 00:00:59,126 --> 00:01:01,962 (ジリエル)だいたい お前ら どうやって天界に来た? 18 00:01:01,962 --> 00:01:04,631 ここは人間界とは別の次元。 19 00:01:04,631 --> 00:01:08,635 来たくても次元の壁が阻むはず! 20 00:01:08,635 --> 00:01:12,439 そんなことより神聖魔術を 教えてほしいんだけど…。 21 00:01:12,439 --> 00:01:15,809 はぁ? フッ どうした少年。 22 00:01:15,809 --> 00:01:20,948 この超絶美天使であるジリエル様の 神々しさに頭をやられたか? 23 00:01:20,948 --> 00:01:23,116 足くらいならなめさせて やらんでもないぞ。 24 00:01:23,116 --> 00:01:25,118 ほら ひざまずけ。 25 00:01:25,118 --> 00:01:27,287 いいから教えろや クソ天使! 26 00:01:27,287 --> 00:01:29,790 神の御使いは 地上の女のぞき見して➨ 27 00:01:29,790 --> 00:01:33,293 ハァハァしてる 変態クソ天使だって言いふらすぞ! 28 00:01:33,293 --> 00:01:36,797 バーカ バーカ! お前らの言葉など 誰が信じるものか! 29 00:01:36,797 --> 00:01:38,799 ムギュッ。 確かに私は➨ 30 00:01:38,799 --> 00:01:41,635 神聖魔術を 授けることができる存在。 31 00:01:41,635 --> 00:01:44,638 だがそれは私が認めた者だけだ。 32 00:01:44,638 --> 00:01:47,107 今帰るなら その罪はとがめん。 33 00:01:47,107 --> 00:01:50,811 さっさと帰れ。 二度は言わん。 34 00:01:50,811 --> 00:01:52,779 そこを何とか。 35 00:01:52,779 --> 00:01:55,649 光武。 36 00:01:55,649 --> 00:01:58,151 うわぁ…。 37 00:02:01,621 --> 00:02:04,391 二度は言わんと言ったはずだ。 38 00:02:10,130 --> 00:02:16,136 フン なるほど。 ただの子羊ではないらしい。 39 00:04:02,109 --> 00:04:05,312 (レン)どうしよう! ロイドが どっかに飛んでっちゃった! 40 00:04:05,312 --> 00:04:07,280 (バビロン)落ち着け レン。 41 00:04:07,280 --> 00:04:10,150 ロイド様は飛ぶ前に 何か言ってなかったか? 42 00:04:10,150 --> 00:04:13,720 えっと 視線がどうとか…。 43 00:04:13,720 --> 00:04:18,925 視線… なら私のとは違うな。 44 00:04:18,925 --> 00:04:20,927 悪いが少し抜ける。 45 00:04:20,927 --> 00:04:22,929 えぇ バビロンも!? 46 00:04:22,929 --> 00:04:27,134 《どうにも 臭うな…》 47 00:04:30,103 --> 00:04:33,607 《暗雲でなければいいが…》 48 00:04:35,776 --> 00:04:39,446 フンッ! 49 00:04:39,446 --> 00:04:41,414 フフフフ。 50 00:04:45,786 --> 00:04:51,091 おもしろいな! これが神聖魔術。 51 00:04:51,091 --> 00:04:53,093 羽根のように見えて…。 52 00:04:53,093 --> 00:04:56,763 鋼のように重くて硬い! 53 00:04:56,763 --> 00:05:01,635 《吸魔の剣で吸収は… はっ 何も吸収しない。 54 00:05:01,635 --> 00:05:06,173 そうか 具現化した剣は 実体としてカウントされるから➨ 55 00:05:06,173 --> 00:05:09,176 吸魔の剣じゃ吸収できないのか》 56 00:05:12,779 --> 00:05:15,415 《恐らくやつの光武なる剣は➨ 57 00:05:15,415 --> 00:05:20,086 魔力消費のみで生み出すことが できる 使い減りしない武器》 58 00:05:20,086 --> 00:05:22,088 すごいな光武! 59 00:05:22,088 --> 00:05:28,495 その強度… どれほどか試したい! アハハハハ! 60 00:05:28,495 --> 00:05:31,798 《斬烈風球 滝烈水球 地烈土球 炎烈火球》 61 00:05:34,100 --> 00:05:36,069 なっ!? 62 00:05:38,104 --> 00:05:41,174 くっ! 63 00:05:41,174 --> 00:05:43,210 おっ!? 64 00:05:43,210 --> 00:05:45,779 《次元の壁に… ヒビだと!?》 65 00:05:45,779 --> 00:05:48,081 おい なんで避けるんだよ? 66 00:05:48,081 --> 00:05:50,116 フンッ! 67 00:05:50,116 --> 00:05:53,086 我が光武は無敵! 68 00:05:53,086 --> 00:05:57,591 だが貴様のその下劣な魔術に 触れて汚れるのが我慢ならん! 69 00:05:57,591 --> 00:06:00,026 だから避けてる。 それだけだ! 70 00:06:00,026 --> 00:06:05,098 って あれ!? あれれれれ! フンッ 逃げたか。 71 00:06:05,098 --> 00:06:09,903 やれやれ… それじゃ 強度実験にならないだろ。 72 00:06:09,903 --> 00:06:14,574 ぐっ! バカめ 実験だと!? 片腹痛い! 73 00:06:14,574 --> 00:06:17,611 貴様の攻撃が 私に触れることはない。 74 00:06:17,611 --> 00:06:19,946 全て避けきり 貴様を…。 75 00:06:19,946 --> 00:06:24,117 避ける? そんな選択は… ない。 76 00:06:24,117 --> 00:06:26,119 (指を鳴らす音) 77 00:06:26,119 --> 00:06:28,088 《影狼…》 78 00:06:31,091 --> 00:06:33,093 へっ? 79 00:06:33,093 --> 00:06:35,161 《撃!》 80 00:06:35,161 --> 00:06:37,130 ほわ~! 81 00:06:40,700 --> 00:06:42,702 あぁ…。 82 00:06:45,438 --> 00:06:49,109 はっ!? 何が… 起き… えぇ~!? 83 00:06:49,109 --> 00:06:53,246 避けられてるじゃないか。 下手だな~。 84 00:06:53,246 --> 00:06:56,583 転移させる場所が遠すぎたか。 85 00:06:56,583 --> 00:06:59,653 《影狼… 撃! 86 00:06:59,653 --> 00:07:06,126 ギザルムがロイド様を追い詰めた技 対象に直接物質をねじこむ。 87 00:07:06,126 --> 00:07:08,762 攻めの空間転移! 88 00:07:08,762 --> 00:07:14,434 しかも ロイド様の場合 その威力 多様性の幅が段違い》 89 00:07:14,434 --> 00:07:18,104 ロイド様? 確かにそれは すごいっつうか…。 90 00:07:18,104 --> 00:07:22,509 ヤバすぎですぜ。 さすがにあいつ 死んじゃうっつうか➨ 91 00:07:22,509 --> 00:07:24,544 かわいそうっつうか…。 92 00:07:24,544 --> 00:07:26,446 何言ってるんだ グリモ! 93 00:07:26,446 --> 00:07:29,582 あいつの光武なる技は 無敵って言ってたろ! 94 00:07:29,582 --> 00:07:31,584 この程度で壊れるもんか。 95 00:07:31,584 --> 00:07:35,455 いや… たぶんそれ あいつがイキってるだけ。 96 00:07:35,455 --> 00:07:38,591 まぁ安心しろ。 いずれにせよ➨ 97 00:07:38,591 --> 00:07:43,096 お前の考えてるような 使い方はしないよ。 98 00:07:43,096 --> 00:07:48,101 ジェイドの力を悪用なんてするもんか。 99 00:07:53,206 --> 00:07:55,108 (指を鳴らす音) 100 00:07:55,108 --> 00:07:58,111 むっ! のわ~! 101 00:07:58,111 --> 00:08:00,113 フンッ! 102 00:08:00,113 --> 00:08:04,517 ジリエル~! ロイド様は 命まで取る気はねえんだ! 103 00:08:04,517 --> 00:08:08,088 イキってねえで ロイド様に神聖魔術を教えて謝れ! 104 00:08:08,088 --> 00:08:10,123 光武は無敵! 105 00:08:10,123 --> 00:08:13,293 だが こんな術 受けるまでもないのだよ! 106 00:08:13,293 --> 00:08:17,163 よく見ればかわすのも容易! ただのボンクラ奇術だなぁ! 107 00:08:19,265 --> 00:08:23,603 《ロイド:確かに この技 必中に見えて隙が多い。 108 00:08:23,603 --> 00:08:30,110 問題は 転送させた術式と 標的との間隔じゃない。 109 00:08:30,110 --> 00:08:33,113 術式の転送から発動までの…》 110 00:08:33,113 --> 00:08:35,081 間隔。 (指を鳴らす音) 111 00:08:37,150 --> 00:08:43,289 《どれだけ近くに転送させても 発動までの猶予がありすぎて➨ 112 00:08:43,289 --> 00:08:45,291 容易に回避できてしまう》 113 00:08:45,291 --> 00:08:50,196 フハハハ! 完全に見切ったぞ その奇術! 114 00:08:52,098 --> 00:08:55,135 《やはり 動く標的には当てにくい。 115 00:08:55,135 --> 00:08:58,138 転送から発動では間に合わない。 116 00:08:58,138 --> 00:09:00,607 転送 イコール 発動が理想。 117 00:09:00,607 --> 00:09:03,276 ならば 術式の発動を➨ 118 00:09:03,276 --> 00:09:06,646 爆弾の導火線 ギリギリまで引きつけて》 119 00:09:06,646 --> 00:09:09,449 来てますぜ あいつ ロイド様! 120 00:09:09,449 --> 00:09:12,986 その首もらった! 悪魔の子よ! 121 00:09:12,986 --> 00:09:15,155 《ここだ》 122 00:09:19,626 --> 00:09:21,628 ぐが~! 123 00:09:21,628 --> 00:09:26,099 《なんだ この展開の早さは! さっきまでとは全然違う》 124 00:09:26,099 --> 00:09:30,103 ジリエル! 早く ごめんなさいって言え! 125 00:09:30,103 --> 00:09:33,773 何の… これしき! 126 00:09:33,773 --> 00:09:37,277 たとえ何度砕けようとも 光武は無限! 127 00:09:37,277 --> 00:09:40,113 何度でも修復できるのだ! 無限!? 128 00:09:40,113 --> 00:09:42,782 バカ お前は またそういうことを言う! 129 00:09:42,782 --> 00:09:47,153 すごいな光武! どのくらい無限に 修復できるのかなぁ。 130 00:09:47,153 --> 00:09:49,189 気になる! 131 00:09:49,189 --> 00:09:51,958 えっ!? あの それほどでもないぞ。 132 00:09:51,958 --> 00:09:56,129 今日は特別大サービスだ。 君を見逃してやろうではないか。 133 00:09:56,129 --> 00:10:00,633 あとサインも書いて… 足もなめさせて。 134 00:10:07,474 --> 00:10:09,476 あっ あ~っ! 135 00:10:12,846 --> 00:10:15,115 ジリエルが薄くなっちゃったぞ。 136 00:10:15,115 --> 00:10:18,618 俺たちみてぇな 肉体を持たねえ存在は➨ 137 00:10:18,618 --> 00:10:21,454 ほとんど魔力で 構成されてますからね。 138 00:10:21,454 --> 00:10:24,124 《光武は無敵でも無限でもない。 139 00:10:24,124 --> 00:10:28,094 魔力を消耗して 鋼の武装を具現化させる。 140 00:10:28,094 --> 00:10:32,765 逆に言えば 魔力があれば いくらでも造れるってことだな》 141 00:10:32,765 --> 00:10:36,102 (ジリエル)いい勝負だったな 少年。 142 00:10:36,102 --> 00:10:40,440 だが お前が神聖魔術を得ることは なくなったのだ。 143 00:10:40,440 --> 00:10:42,809 神聖魔術って なんだったんだろうと➨ 144 00:10:42,809 --> 00:10:45,712 モヤモヤしながら生きていくとよい。 145 00:10:48,581 --> 00:10:52,418 な… 何を少年! 俺の魔力を分けてやってるんだ。 146 00:10:52,418 --> 00:10:54,454 これで回復するだろう。 147 00:10:54,454 --> 00:10:57,757 いや… 私は お前を殺そうとして。 148 00:10:57,757 --> 00:11:02,762 そんなことどうでもいい! 俺は 神聖魔術が知りたいだけなんだ。 149 00:11:05,932 --> 00:11:08,101 少年…。 150 00:11:08,101 --> 00:11:10,270 ロイドといったな。 151 00:11:10,270 --> 00:11:13,273 太ったな こいつ。 あげすぎですぜ 魔力。 152 00:11:13,273 --> 00:11:15,241 グリモも太るの? 153 00:11:15,241 --> 00:11:18,178 《人類ならざる膨大な魔力。 あどけない少年の姿。 154 00:11:18,178 --> 00:11:20,246 これは…》 155 00:11:20,246 --> 00:11:23,082 よかろう! ん? 156 00:11:23,082 --> 00:11:25,919 お前に神聖魔術を授けよう。 157 00:11:25,919 --> 00:11:29,589 《私が地上に舞い降りるチャンス!》 158 00:11:29,589 --> 00:11:35,295 少年に神聖魔術を授けるには まず私と契約を結ぶ必要がある。 159 00:11:35,295 --> 00:11:40,166 契約? いろいろあるんだ。 ほら手を出せ。 160 00:11:40,166 --> 00:11:42,202 では…。 161 00:11:42,202 --> 00:11:45,772 《フフン 勝負は まだ終わっていないのだよ! 162 00:11:45,772 --> 00:11:49,108 これは私が地上へ舞い降りる いい機会だ。 163 00:11:49,108 --> 00:11:53,279 契約と見せかけて この少年の体に ひょういすれば…。 164 00:11:53,279 --> 00:11:55,281 地上でイーシャたんやサリアたん➨ 165 00:11:55,281 --> 00:11:59,285 他にもたくさんの推しと 会うことができる! ヌフフフ…》 166 00:11:59,285 --> 00:12:01,287 《こいつ…》 167 00:12:01,287 --> 00:12:06,159 《光栄に思え少年! その体 私が使ってやろう》 168 00:12:08,428 --> 00:12:10,630 あっ。 169 00:12:10,630 --> 00:12:12,599 (鐘の音) 170 00:12:12,599 --> 00:12:18,271 フハハハハ 手に入れたぞ! 最高の肉体 来たぞ 私の時代! 171 00:12:18,271 --> 00:12:21,608 って なんじゃこりゃ~! 172 00:12:21,608 --> 00:12:24,177 当てが外れたなぁ クソ天使! 173 00:12:24,177 --> 00:12:27,213 ロイド様の魔力密度は 尋常じゃねえんだよ! 174 00:12:27,213 --> 00:12:30,083 お前なんぞ 手の皮一枚しか入れこめねえよ! 175 00:12:30,083 --> 00:12:34,754 《くぅ… さては魔人め 過去に私と同じ企みを…》 176 00:12:34,754 --> 00:12:38,291 それで? 契約とやらは済んだのか? 177 00:12:38,291 --> 00:12:40,260 えっ? あっ あぁ。 178 00:12:40,260 --> 00:12:45,264 神聖魔術の使用条件は 天使の手で魂に術式を刻むこと。 179 00:12:45,264 --> 00:12:48,434 そして 歌などで 我々天使とパスを通すことだ。 180 00:12:48,434 --> 00:12:51,938 やはり いちいち 歌ったりしないとダメなのか。 181 00:12:51,938 --> 00:12:55,875 いや 少年の場合 私がここにいるからな。 182 00:12:55,875 --> 00:13:00,279 パスは常に通っている。 魂に強く問いかけてみたまえ。 183 00:13:00,279 --> 00:13:03,650 魂に問いかける。 184 00:13:14,093 --> 00:13:16,095 様… ロイド様! 185 00:13:16,095 --> 00:13:19,966 大丈夫ですかい? 変な病気とか うつされてねえでしょうね? 186 00:13:19,966 --> 00:13:24,504 大丈夫 例の魔術言語が 頭の中を駆け巡った。 187 00:13:24,504 --> 00:13:27,607 理屈ではなく心で理解した。 188 00:13:27,607 --> 00:13:30,943 なるほど すばらしいな 神聖魔術。 189 00:13:30,943 --> 00:13:34,614 《このアホは 事の重大さに気づいてねえが➨ 190 00:13:34,614 --> 00:13:38,785 ロイド様が神聖魔術を 習得したってことは つまり…。 191 00:13:38,785 --> 00:13:43,956 天界も 魔界すら 支配しうる力を得たってことだ。 192 00:13:43,956 --> 00:13:46,592 本当に… 魔王の座さえ》 193 00:13:46,592 --> 00:13:48,761 でも…。 194 00:13:48,761 --> 00:13:54,133 少し残念だ。 こんなに簡単に 会得してしまって。 195 00:13:54,133 --> 00:13:58,271 (ジリエル)何を言う少年! 簡単に得られて何が残念なのだ。 196 00:13:58,271 --> 00:14:01,107 その過程も楽しいんだ。 197 00:14:01,107 --> 00:14:03,976 現象の表面だけ見るんじゃなく➨ 198 00:14:03,976 --> 00:14:08,581 一つ一つ 構造を深く追求していく。 199 00:14:08,581 --> 00:14:13,286 魔術書を穴が開くほど読み返して なんでこうなんだ? 200 00:14:13,286 --> 00:14:17,657 だからこうなのかって なぞなぞを解いていくような作業。 201 00:14:17,657 --> 00:14:23,429 そうすると時々… フフッ 術式の先に➨ 202 00:14:23,429 --> 00:14:26,132 偉人の顔が見えたりして。 203 00:14:31,104 --> 00:14:39,011 まぁ だから 嫌いじゃないんだ… 俺は そういうのが。 204 00:14:39,011 --> 00:14:41,547 さっ 早速やるぞ! 205 00:14:41,547 --> 00:14:44,450 お前のやってた光武も 神聖魔術だろ。 206 00:14:44,450 --> 00:14:48,121 あぁ 光武は 発動者によって形を変える。 207 00:14:48,121 --> 00:14:50,656 とりあえず 剣でも造ってみたまえ。 208 00:14:50,656 --> 00:14:55,294 《いったい何を企み 神聖魔術を求め➨ 209 00:14:55,294 --> 00:14:58,297 天界に来たのかと思ったが》 210 00:15:01,667 --> 00:15:08,941 《薄皮一枚とはいえ伝わってくる この少年の偽りなき心。 211 00:15:08,941 --> 00:15:15,748 純真無垢 天使のようなひたむきさ まるで 君のようではないか。 212 00:15:15,748 --> 00:15:20,253 昔 私が認めた 君に。 213 00:15:20,253 --> 00:15:25,258 神の御使いともあろう私が 忘れていたのかもしれない。 214 00:15:25,258 --> 00:15:29,929 うわべだけではない 私もこの少年の心を…。 215 00:15:29,929 --> 00:15:33,132 あの… 深く…》 216 00:15:39,105 --> 00:15:41,073 (2人)わぁ わぁ わぁ…。 217 00:15:43,109 --> 00:15:45,077 (2人)わぁ~! 218 00:15:52,919 --> 00:15:55,588 ロロ… ロイド様 やめて これやめて! 219 00:15:55,588 --> 00:15:57,757 いったい これのどこが 光武なんですか! 220 00:15:57,757 --> 00:15:59,759 どこが剣なんですか! 221 00:15:59,759 --> 00:16:01,761 えぇ~ でもまだ途中なのに~。 222 00:16:01,761 --> 00:16:04,430 途中なの? これまだ途中なの!? 223 00:16:04,430 --> 00:16:09,435 《ありえない 光武は使用者の 魔力量や性質で形を変える。 224 00:16:09,435 --> 00:16:12,438 が それにしたって この姿は…》 225 00:16:12,438 --> 00:16:17,243 はっ! よく見れば大天使様の 八翼がごとき神々しさ。 226 00:16:17,243 --> 00:16:20,780 八枚以上あるだろ! 何が大天使じゃ! 227 00:16:20,780 --> 00:16:23,115 いいかげんにしろ アホ天使! 228 00:16:23,115 --> 00:16:26,419 (ジリエル)これは天命! 少年 いや ロイド様! 229 00:16:26,419 --> 00:16:29,121 改めて このジリエルめを ご同行させていただきたい。 230 00:16:29,121 --> 00:16:31,123 うるせぇ 来るな! 231 00:16:31,123 --> 00:16:35,094 ていうか このアビスの化身 みたいなの なんとかしろ! 232 00:16:43,069 --> 00:16:46,239 ♬(イーシャの歌声) 233 00:16:46,239 --> 00:16:52,111 《教会の中庭 ここからでも 2人の演奏は聴こえるが…》 234 00:16:54,146 --> 00:16:58,885 《フッ 野暮な雷だな。 (雷鳴) 235 00:16:58,885 --> 00:17:04,557 そして 教会には似合わない この臭い。 236 00:17:04,557 --> 00:17:09,262 バラの香りでごまかしているが ネズミは鼻が利くんでね。 237 00:17:09,262 --> 00:17:13,099 さて いたずらにやぶをつつく 趣味はないが➨ 238 00:17:13,099 --> 00:17:17,737 ロイド様の求める神聖魔術の 手がかりという可能性も…》 239 00:17:17,737 --> 00:17:20,907 お迷いですかな? 240 00:17:20,907 --> 00:17:23,109 この教会は広い。 241 00:17:23,109 --> 00:17:26,946 演奏会場まで 私が ご案内しましょう。 242 00:17:26,946 --> 00:17:30,249 さぁ こちらへ。 243 00:17:30,249 --> 00:17:33,586 (雷鳴) 244 00:17:33,586 --> 00:17:38,758 いや 薔薇が好きなんだ。 少し見学させてくれ。 245 00:17:38,758 --> 00:17:40,760 それはもったいない。 246 00:17:40,760 --> 00:17:44,597 せっかく2人の演奏会を 見に来られたのでしょう? 247 00:17:44,597 --> 00:17:48,768 そういうあんたは どうなんだ? 私は神父ですから。 248 00:17:48,768 --> 00:17:53,105 神父は迷えるお客様 信徒様を導くのがお役目です。 249 00:17:53,105 --> 00:17:55,174 迷子の案内係かよ! 250 00:17:55,174 --> 00:17:58,411 かくいう私も 長年神に仕えていますが➨ 251 00:17:58,411 --> 00:18:00,746 いまだに迷子になりますがね。 252 00:18:00,746 --> 00:18:03,950 向いてないだろ この仕事! よく案内とか言ったな! 253 00:18:03,950 --> 00:18:05,918 (ため息) 254 00:18:05,918 --> 00:18:09,422 じゃあ クロスをつけてないのも そのドジのせいか? 255 00:18:09,422 --> 00:18:13,592 聖職者は 必ず身に着けるよう言われたぞ。 256 00:18:13,592 --> 00:18:16,595 新参の私ですら渡された。 257 00:18:16,595 --> 00:18:20,099 失念… していました。 258 00:18:20,099 --> 00:18:25,738 まさに… そのドジゆえです。 259 00:18:25,738 --> 00:18:28,174 いけませんね。 260 00:18:28,174 --> 00:18:32,244 忘れてしまうんです。 着けるのを。 261 00:18:32,244 --> 00:18:37,917 あなたもです。 同じ聖職者ならば 禁忌を犯してはなりません。 262 00:18:37,917 --> 00:18:42,421 この庭は踏み入ってはならない 神聖な場所ですから。 263 00:18:42,421 --> 00:18:45,591 こりゃ失敬… 新参なもんで。 264 00:18:45,591 --> 00:18:47,593 (シロ)ワン ワン ワン ワン。 265 00:18:47,593 --> 00:18:51,764 いたいた! お~い バビロン どうしたの? 266 00:18:51,764 --> 00:18:53,766 演奏会 終わっちゃうよ。 267 00:18:56,135 --> 00:18:58,237 (うなり声) 268 00:18:58,237 --> 00:19:00,272 シロ? 269 00:19:00,272 --> 00:19:04,110 それにしても あんた ずいぶん信仰にあついんだな。 270 00:19:04,110 --> 00:19:07,079 毎日 磨いてるんだろ? 271 00:19:07,079 --> 00:19:10,516 それとも ほとんど 身に着けたことがないのか? 272 00:19:10,516 --> 00:19:15,755 長年 仕えてるにしては きれいすぎるな… クロス。 273 00:19:15,755 --> 00:19:18,124 えぇ… まぁ。 274 00:19:18,124 --> 00:19:20,126 シロ? 275 00:19:20,126 --> 00:19:24,063 その子も ずいぶん毛並みがいい。 276 00:19:24,063 --> 00:19:29,969 手入れされた お利口なワンちゃんですねぇ。 277 00:19:29,969 --> 00:19:31,937 ん? 278 00:19:34,106 --> 00:19:37,610 なんで お前たち 外にいるんだ? 演奏会は? 279 00:19:37,610 --> 00:19:40,579 (レン)ロイドこそ! いったい今まで どこに…。 280 00:20:00,599 --> 00:20:05,571 おぉ なんだ なんだ シロ! どうした? 寂しかったのか? 281 00:20:05,571 --> 00:20:07,606 (シロ)ワンワン! 282 00:20:07,606 --> 00:20:10,242 お土産 アタック! 283 00:20:10,242 --> 00:20:12,244 ん? ん? んっ!? 284 00:20:12,244 --> 00:20:14,246 あっ…。 285 00:20:14,246 --> 00:20:16,248 《まさかな…》 286 00:20:16,248 --> 00:20:22,254 (イーシャ)ロイドくん! どうでしたか ロイド君! 287 00:20:22,254 --> 00:20:25,825 お姉さんたち頑張りました。 (サリア)ふんす。 288 00:20:25,825 --> 00:20:29,095 はい 終始すばらしい演奏でした。 289 00:20:29,095 --> 00:20:34,233 いえ… 演奏は 雷で中断したんですけど。 290 00:20:34,233 --> 00:20:38,070 《うぉ! この日を どれだけ待ち焦がれたか! 291 00:20:38,070 --> 00:20:40,406 今こそ私のこの想いを!》 292 00:20:40,406 --> 00:20:43,943 はい 中断は 素晴らしい判断でした。 293 00:20:43,943 --> 00:20:49,415 イーシャさん つかぬことを聞くが 教会の裏庭は神聖な場所なのか? 294 00:20:49,415 --> 00:20:51,417 イーシャでかまいません。 295 00:20:51,417 --> 00:20:57,089 はい あそこは信者の方々のペットの 埋葬に使っていたりしますから。 296 00:20:57,089 --> 00:21:01,393 《なら あの腐敗臭は その…》 297 00:21:01,393 --> 00:21:04,063 《暗殺稼業が抜けきらない。 298 00:21:04,063 --> 00:21:08,100 なんでも血生臭い事件と 結びつけようとする。 299 00:21:08,100 --> 00:21:13,739 演奏会も無事終わったし ロイド様も 特に気にした様子もなかった。 300 00:21:13,739 --> 00:21:16,075 ただ…》 301 00:21:16,075 --> 00:21:18,577 あっ それと俺 今日で教会辞めます。 302 00:21:18,577 --> 00:21:20,613 はぁ!? 303 00:21:20,613 --> 00:21:26,252 ロイド様も転移先で何かを 得たようだし… お役目終了。 304 00:21:26,252 --> 00:21:29,054 この教会がどうなろうと 私には…》 305 00:21:29,054 --> 00:21:31,090 そうだ バビロンさん! 306 00:21:31,090 --> 00:21:34,760 昼間助けていただいたお礼が まだでした。 307 00:21:34,760 --> 00:21:38,397 本当にありがとうございます。 んっ。 308 00:21:38,397 --> 00:21:41,100 (雷鳴) 309 00:21:43,402 --> 00:21:46,338 もっと汚しておくんでしたか。 310 00:21:46,338 --> 00:21:52,211 私のクロスは どこかでなくして 新調したばかりでしたからね。 311 00:21:55,581 --> 00:22:00,085 追う必要はありません… が そうですね。 312 00:22:00,085 --> 00:22:03,589 ここの警備は 少し増やしましょう。 313 00:22:03,589 --> 00:22:08,093 邪魔されたくありませんから。 314 00:22:08,093 --> 00:22:14,099 目前に控えた そのときを…。