1 00:00:34,868 --> 00:00:38,538 ♬(イーシャの歌声) 2 00:00:38,538 --> 00:00:41,208 (ロイド)何をしてるんだ? 3 00:00:41,208 --> 00:00:43,544 ♬(イーシャの歌声) 4 00:00:43,544 --> 00:00:46,547 (ジリエル)イーシャたん! サリアた~ん! 5 00:00:46,547 --> 00:00:50,384 ハァハァ… やはりイーシャたんの歌声こそ至高! 6 00:00:50,384 --> 00:00:53,887 それが サリアたんの演奏と相まって まさに神曲! 7 00:00:55,889 --> 00:00:58,058 あぁ 耐えられない! 8 00:00:58,058 --> 00:01:00,394 舞い降りてしまおうか 舞い降りて 舞い上がって➡ 9 00:01:00,394 --> 00:01:03,730 勢い余って むむむむむ! 10 00:01:03,730 --> 00:01:05,899 のわっ!? 誰だ! 11 00:01:05,899 --> 00:01:10,504 この私に汚物がごとき 造形の雲を投げつけるアホは! 12 00:01:13,573 --> 00:01:15,576 にに… 人間だと!? 13 00:01:15,576 --> 00:01:18,078 バカな… なぜ人間が この天界に! 14 00:01:20,080 --> 00:01:24,251 頭が高いぞ人間。 我が名は天使ジリエル。 15 00:01:24,251 --> 00:01:29,423 天界六十四神の忠実なる 使徒にして 神の御使いである。 16 00:01:29,423 --> 00:01:31,925 (グリモ)急に威厳出して来やしたね。 17 00:01:31,925 --> 00:01:34,695 (ジリエル)だいたい お前ら どうやって天界に来た? 18 00:01:34,695 --> 00:01:37,364 ここは人間界とは別の次元。 19 00:01:37,364 --> 00:01:41,368 来たくても次元の壁が阻むはず! 20 00:01:41,368 --> 00:01:45,238 そんなことより神聖魔術を 教えてほしいんだけど…。 21 00:01:45,238 --> 00:01:48,542 はぁ? フッ どうした少年。 22 00:01:48,542 --> 00:01:53,714 この超絶美天使であるジリエル様の 神々しさに頭をやられたか? 23 00:01:53,714 --> 00:01:55,916 足くらいならなめさせて やらんでもないぞ。 24 00:01:55,916 --> 00:01:57,918 ほら ひざまずけ。 25 00:01:57,918 --> 00:02:00,087 いいから教えろや クソ天使! 26 00:02:00,087 --> 00:02:02,589 神の御使いは 地上の女のぞき見して➡ 27 00:02:02,589 --> 00:02:06,093 ハァハァしてる 変態クソ天使だって言いふらすぞ! 28 00:02:06,093 --> 00:02:09,596 バーカ バーカ! お前らの言葉など 誰が信じるものか! 29 00:02:09,596 --> 00:02:11,598 ムギュッ。 確かに私は➡ 30 00:02:11,598 --> 00:02:14,434 神聖魔術を 授けることができる存在。 31 00:02:14,434 --> 00:02:17,437 だがそれは私が認めた者だけだ。 32 00:02:17,437 --> 00:02:19,906 今帰るなら その罪はとがめん。 33 00:02:19,906 --> 00:02:23,577 さっさと帰れ。 二度は言わん。 34 00:02:23,577 --> 00:02:25,579 そこを何とか。 35 00:02:25,579 --> 00:02:28,448 光武。 36 00:02:28,448 --> 00:02:30,917 うわぁ…。 37 00:02:34,354 --> 00:02:37,157 二度は言わんと言ったはずだ。 38 00:02:42,863 --> 00:02:48,869 フン なるほど。 ただの子羊ではないらしい。 39 00:04:34,841 --> 00:04:38,011 (レン)どうしよう! ロイドが どっかに飛んでっちゃった! 40 00:04:38,011 --> 00:04:40,013 (バビロン)落ち着け レン。 41 00:04:40,013 --> 00:04:42,849 ロイド様は飛ぶ前に 何か言ってなかったか? 42 00:04:42,849 --> 00:04:46,353 えっと 視線がどうとか…。 43 00:04:46,353 --> 00:04:51,691 視線… なら私のとは違うな。 44 00:04:51,691 --> 00:04:53,693 悪いが少し抜ける。 45 00:04:53,693 --> 00:04:55,695 えぇ バビロンも!? 46 00:04:55,695 --> 00:04:59,900 《どうにも 臭うな…》 47 00:05:02,869 --> 00:05:06,373 《暗雲でなければいいが…》 48 00:05:08,542 --> 00:05:12,212 フンッ! 49 00:05:12,212 --> 00:05:14,214 フフフフ。 50 00:05:18,552 --> 00:05:23,890 おもしろいな! これが神聖魔術。 51 00:05:23,890 --> 00:05:25,892 羽根のように見えて…。 52 00:05:25,892 --> 00:05:29,563 鋼のように重くて硬い! 53 00:05:29,563 --> 00:05:34,367 《吸魔の剣で吸収は… はっ 何も吸収しない。 54 00:05:34,367 --> 00:05:38,872 そうか 具現化した剣は 実体としてカウントされるから➡ 55 00:05:38,872 --> 00:05:41,841 吸魔の剣じゃ吸収できないのか》 56 00:05:45,512 --> 00:05:48,215 《恐らくやつの光武なる剣は➡ 57 00:05:48,215 --> 00:05:52,886 魔力消費のみで生み出すことが できる 使い減りしない武器》 58 00:05:52,886 --> 00:05:54,888 すごいな光武! 59 00:05:54,888 --> 00:06:01,228 その強度… どれほどか試したい! アハハハハ! 60 00:06:01,228 --> 00:06:04,497 《斬烈風球 滝烈水球 地烈土球 炎烈火球》 61 00:06:06,900 --> 00:06:08,868 なっ!? 62 00:06:10,904 --> 00:06:13,907 くっ! 63 00:06:13,907 --> 00:06:15,909 おっ!? 64 00:06:15,909 --> 00:06:18,578 《次元の壁に… ヒビだと!?》 65 00:06:18,578 --> 00:06:20,914 おい なんで避けるんだよ? 66 00:06:20,914 --> 00:06:22,916 フンッ! 67 00:06:22,916 --> 00:06:25,919 我が光武は無敵! 68 00:06:25,919 --> 00:06:30,423 だが貴様のその下劣な魔術に 触れて汚れるのが我慢ならん! 69 00:06:30,423 --> 00:06:32,759 だから避けてる。 それだけだ! 70 00:06:32,759 --> 00:06:37,831 って あれ!? あれれれれ! フンッ 逃げたか。 71 00:06:37,831 --> 00:06:42,669 やれやれ… それじゃ 強度実験にならないだろ。 72 00:06:42,669 --> 00:06:47,340 ぐっ! バカめ 実験だと!? 片腹痛い! 73 00:06:47,340 --> 00:06:50,343 貴様の攻撃が 私に触れることはない。 74 00:06:50,343 --> 00:06:52,679 全て避けきり 貴様を…。 75 00:06:52,679 --> 00:06:56,850 避ける? そんな選択は… ない。 76 00:06:56,850 --> 00:06:58,852 (指を鳴らす音) 77 00:06:58,852 --> 00:07:00,854 《影狼…》 78 00:07:03,857 --> 00:07:05,859 へっ? 79 00:07:05,859 --> 00:07:07,861 《撃!》 80 00:07:07,861 --> 00:07:09,863 ほわ~! 81 00:07:13,366 --> 00:07:15,368 あぁ…。 82 00:07:18,204 --> 00:07:21,875 はっ!? 何が… 起き… えぇ~!? 83 00:07:21,875 --> 00:07:26,046 避けられてるじゃないか。 下手だな~。 84 00:07:26,046 --> 00:07:29,382 転移させる場所が遠すぎたか。 85 00:07:29,382 --> 00:07:32,385 《影狼… 撃! 86 00:07:32,385 --> 00:07:38,858 ギザルムがロイド様を追い詰めた技 対象に直接物質をねじこむ。 87 00:07:38,858 --> 00:07:41,528 攻めの空間転移! 88 00:07:41,528 --> 00:07:47,200 しかも ロイド様の場合 その威力 多様性の幅が段違い》 89 00:07:47,200 --> 00:07:50,870 ロイド様? 確かにそれは すごいっつうか…。 90 00:07:50,870 --> 00:07:55,208 ヤバすぎですぜ。 さすがにあいつ 死んじゃうっつうか➡ 91 00:07:55,208 --> 00:07:57,210 かわいそうっつうか…。 92 00:07:57,210 --> 00:07:59,212 何言ってるんだ グリモ! 93 00:07:59,212 --> 00:08:02,382 あいつの光武なる技は 無敵って言ってたろ! 94 00:08:02,382 --> 00:08:04,384 この程度で壊れるもんか。 95 00:08:04,384 --> 00:08:08,188 いや… たぶんそれ あいつがイキってるだけ。 96 00:08:08,188 --> 00:08:11,358 まぁ安心しろ。 いずれにせよ➡ 97 00:08:11,358 --> 00:08:15,862 お前の考えてるような 使い方はしないよ。 98 00:08:15,862 --> 00:08:20,867 ジェイドの力を悪用なんてするもんか。 99 00:08:25,905 --> 00:08:27,907 (指を鳴らす音) 100 00:08:27,907 --> 00:08:30,910 むっ! のわ~! 101 00:08:30,910 --> 00:08:32,846 フンッ! 102 00:08:32,846 --> 00:08:37,183 ジリエル~! ロイド様は 命まで取る気はねえんだ! 103 00:08:37,183 --> 00:08:40,854 イキってねえで ロイド様に神聖魔術を教えて謝れ! 104 00:08:40,854 --> 00:08:42,856 光武は無敵! 105 00:08:42,856 --> 00:08:46,025 だが こんな術 受けるまでもないのだよ! 106 00:08:46,025 --> 00:08:49,896 よく見ればかわすのも容易! ただのボンクラ奇術だなぁ! 107 00:08:52,032 --> 00:08:56,369 《ロイド:確かに この技 必中に見えて隙が多い。 108 00:08:56,369 --> 00:09:02,876 問題は 転送させた術式と 標的との間隔じゃない。 109 00:09:02,876 --> 00:09:05,879 術式の転送から発動までの…》 110 00:09:05,879 --> 00:09:07,847 間隔。 (指を鳴らす音) 111 00:09:09,883 --> 00:09:16,056 《どれだけ近くに転送させても 発動までの猶予がありすぎて➡ 112 00:09:16,056 --> 00:09:18,058 容易に回避できてしまう》 113 00:09:18,058 --> 00:09:22,929 フハハハ! 完全に見切ったぞ その奇術! 114 00:09:24,898 --> 00:09:27,901 《やはり 動く標的には当てにくい。 115 00:09:27,901 --> 00:09:30,904 転送から発動では間に合わない。 116 00:09:30,904 --> 00:09:33,306 転送 イコール 発動が理想。 117 00:09:33,306 --> 00:09:35,975 ならば 術式の発動を➡ 118 00:09:35,975 --> 00:09:39,312 爆弾の導火線 ギリギリまで引きつけて》 119 00:09:39,312 --> 00:09:42,148 来てますぜ あいつ ロイド様! 120 00:09:42,148 --> 00:09:45,652 その首もらった! 悪魔の子よ! 121 00:09:45,652 --> 00:09:47,854 《ここだ》 122 00:09:52,325 --> 00:09:54,327 ぐが~! 123 00:09:54,327 --> 00:09:58,832 《なんだ この展開の早さは! さっきまでとは全然違う》 124 00:09:58,832 --> 00:10:02,836 ジリエル! 早く ごめんなさいって言え! 125 00:10:02,836 --> 00:10:06,506 何の… これしき! 126 00:10:06,506 --> 00:10:10,009 たとえ何度砕けようとも 光武は無限! 127 00:10:10,009 --> 00:10:12,846 何度でも修復できるのだ! 無限!? 128 00:10:12,846 --> 00:10:15,515 バカ お前は またそういうことを言う! 129 00:10:15,515 --> 00:10:19,853 すごいな光武! どのくらい無限に 修復できるのかなぁ。 130 00:10:19,853 --> 00:10:21,855 気になる! 131 00:10:21,855 --> 00:10:24,691 えっ!? あの それほどでもないぞ。 132 00:10:24,691 --> 00:10:28,862 今日は特別大サービスだ。 君を見逃してやろうではないか。 133 00:10:28,862 --> 00:10:33,366 あとサインも書いて… 足もなめさせて。 134 00:10:40,206 --> 00:10:42,208 あっ あ~っ! 135 00:10:45,545 --> 00:10:47,881 ジリエルが薄くなっちゃったぞ。 136 00:10:47,881 --> 00:10:51,384 俺たちみてぇな 肉体を持たねえ存在は➡ 137 00:10:51,384 --> 00:10:54,220 ほとんど魔力で 構成されてますからね。 138 00:10:54,220 --> 00:10:56,890 《光武は無敵でも無限でもない。 139 00:10:56,890 --> 00:11:00,894 魔力を消耗して 鋼の武装を具現化させる。 140 00:11:00,894 --> 00:11:05,565 逆に言えば 魔力があれば いくらでも造れるってことだな》 141 00:11:05,565 --> 00:11:08,935 (ジリエル)いい勝負だったな 少年。 142 00:11:08,935 --> 00:11:13,239 だが お前が神聖魔術を得ることは なくなったのだ。 143 00:11:13,239 --> 00:11:15,575 神聖魔術って なんだったんだろうと➡ 144 00:11:15,575 --> 00:11:18,478 モヤモヤしながら生きていくとよい。 145 00:11:21,414 --> 00:11:25,251 な… 何を少年! 俺の魔力を分けてやってるんだ。 146 00:11:25,251 --> 00:11:27,253 これで回復するだろう。 147 00:11:27,253 --> 00:11:30,590 いや… 私は お前を殺そうとして。 148 00:11:30,590 --> 00:11:35,595 そんなことどうでもいい! 俺は 神聖魔術が知りたいだけなんだ。 149 00:11:38,698 --> 00:11:40,867 少年…。 150 00:11:40,867 --> 00:11:43,036 ロイドといったな。 151 00:11:43,036 --> 00:11:46,039 太ったな こいつ。 あげすぎですぜ 魔力。 152 00:11:46,039 --> 00:11:48,074 グリモも太るの? 153 00:11:48,074 --> 00:11:50,910 《人類ならざる膨大な魔力。 あどけない少年の姿。 154 00:11:50,910 --> 00:11:53,046 これは…》 155 00:11:53,046 --> 00:11:55,882 よかろう! ん? 156 00:11:55,882 --> 00:11:58,718 お前に神聖魔術を授けよう。 157 00:11:58,718 --> 00:12:02,388 《私が地上に舞い降りるチャンス!》 158 00:12:02,388 --> 00:12:08,061 少年に神聖魔術を授けるには まず私と契約を結ぶ必要がある。 159 00:12:08,061 --> 00:12:12,899 契約? いろいろあるんだ。 ほら手を出せ。 160 00:12:12,899 --> 00:12:14,901 では…。 161 00:12:14,901 --> 00:12:18,571 《フフン 勝負は まだ終わっていないのだよ! 162 00:12:18,571 --> 00:12:21,908 これは私が地上へ舞い降りる いい機会だ。 163 00:12:21,908 --> 00:12:26,079 契約と見せかけて この少年の体に ひょういすれば…。 164 00:12:26,079 --> 00:12:28,081 地上でイーシャたんやサリアたん➡ 165 00:12:28,081 --> 00:12:32,118 他にもたくさんの推しと 会うことができる! ヌフフフ…》 166 00:12:32,118 --> 00:12:34,020 《こいつ…》 167 00:12:34,020 --> 00:12:38,925 《光栄に思え少年! その体 私が使ってやろう》 168 00:12:41,194 --> 00:12:43,363 あっ。 169 00:12:43,363 --> 00:12:45,365 (鐘の音) 170 00:12:45,365 --> 00:12:51,037 フハハハハ 手に入れたぞ! 最高の肉体 来たぞ 私の時代! 171 00:12:51,037 --> 00:12:54,374 って なんじゃこりゃ~! 172 00:12:54,374 --> 00:12:56,876 当てが外れたなぁ クソ天使! 173 00:12:56,876 --> 00:12:59,879 ロイド様の魔力密度は 尋常じゃねえんだよ! 174 00:12:59,879 --> 00:13:02,882 お前なんぞ 手の皮一枚しか入れこめねえよ! 175 00:13:02,882 --> 00:13:07,553 《くぅ… さては魔人め 過去に私と同じ企みを…》 176 00:13:07,553 --> 00:13:11,057 それで? 契約とやらは済んだのか? 177 00:13:11,057 --> 00:13:13,059 えっ? あっ あぁ。 178 00:13:13,059 --> 00:13:18,064 神聖魔術の使用条件は 天使の手で魂に術式を刻むこと。 179 00:13:18,064 --> 00:13:21,234 そして 歌などで 我々天使とパスを通すことだ。 180 00:13:21,234 --> 00:13:24,737 やはり いちいち 歌ったりしないとダメなのか。 181 00:13:24,737 --> 00:13:28,574 いや 少年の場合 私がここにいるからな。 182 00:13:28,574 --> 00:13:33,046 パスは常に通っている。 魂に強く問いかけてみたまえ。 183 00:13:33,046 --> 00:13:36,416 魂に問いかける。 184 00:13:46,859 --> 00:13:48,861 様… ロイド様! 185 00:13:48,861 --> 00:13:52,699 大丈夫ですかい? 変な病気とか うつされてねえでしょうね? 186 00:13:52,699 --> 00:13:57,203 大丈夫 例の魔術言語が 頭の中を駆け巡った。 187 00:13:57,203 --> 00:14:00,373 理屈ではなく心で理解した。 188 00:14:00,373 --> 00:14:03,710 なるほど すばらしいな 神聖魔術。 189 00:14:03,710 --> 00:14:07,413 《このアホは 事の重大さに気づいてねえが➡ 190 00:14:07,413 --> 00:14:11,584 ロイド様が神聖魔術を 習得したってことは つまり…。 191 00:14:11,584 --> 00:14:16,756 天界も 魔界すら 支配しうる力を得たってことだ。 192 00:14:16,756 --> 00:14:19,425 本当に… 魔王の座さえ》 193 00:14:19,425 --> 00:14:21,561 でも…。 194 00:14:21,561 --> 00:14:26,933 少し残念だ。 こんなに簡単に 会得してしまって。 195 00:14:26,933 --> 00:14:31,070 (ジリエル)何を言う少年! 簡単に得られて何が残念なのだ。 196 00:14:31,070 --> 00:14:33,840 その過程も楽しいんだ。 197 00:14:33,840 --> 00:14:36,709 現象の表面だけ見るんじゃなく➡ 198 00:14:36,709 --> 00:14:41,380 一つ一つ 構造を深く追求していく。 199 00:14:41,380 --> 00:14:46,052 魔術書を穴が開くほど読み返して なんでこうなんだ? 200 00:14:46,052 --> 00:14:50,389 だからこうなのかって なぞなぞを解いていくような作業。 201 00:14:50,389 --> 00:14:56,229 そうすると時々… フフッ 術式の先に➡ 202 00:14:56,229 --> 00:14:58,898 偉人の顔が見えたりして。 203 00:15:03,903 --> 00:15:11,744 まぁ だから 嫌いじゃないんだ… 俺は そういうのが。 204 00:15:11,744 --> 00:15:14,213 さっ 早速やるぞ! 205 00:15:14,213 --> 00:15:17,216 お前のやってた光武も 神聖魔術だろ。 206 00:15:17,216 --> 00:15:20,920 あぁ 光武は 発動者によって形を変える。 207 00:15:20,920 --> 00:15:23,423 とりあえず 剣でも造ってみたまえ。 208 00:15:23,423 --> 00:15:28,094 《いったい何を企み 神聖魔術を求め➡ 209 00:15:28,094 --> 00:15:31,063 天界に来たのかと思ったが》 210 00:15:34,333 --> 00:15:41,674 《薄皮一枚とはいえ伝わってくる この少年の偽りなき心。 211 00:15:41,674 --> 00:15:48,514 純真無垢 天使のようなひたむきさ まるで 君のようではないか。 212 00:15:48,514 --> 00:15:53,019 昔 私が認めた 君に。 213 00:15:53,019 --> 00:15:58,024 神の御使いともあろう私が 忘れていたのかもしれない。 214 00:15:58,024 --> 00:16:02,695 うわべだけではない 私もこの少年の心を…。 215 00:16:02,695 --> 00:16:05,898 あの… 深く…》 216 00:16:11,871 --> 00:16:13,873 (2人)わぁ わぁ わぁ…。 217 00:16:15,875 --> 00:16:17,877 (2人)わぁ~! 218 00:16:25,718 --> 00:16:28,387 ロロ… ロイド様 やめて これやめて! 219 00:16:28,387 --> 00:16:30,556 いったい これのどこが 光武なんですか! 220 00:16:30,556 --> 00:16:32,558 どこが剣なんですか! 221 00:16:32,558 --> 00:16:34,527 えぇ~ でもまだ途中なのに~。 222 00:16:34,527 --> 00:16:37,196 途中なの? これまだ途中なの!? 223 00:16:37,196 --> 00:16:42,201 《ありえない 光武は使用者の 魔力量や性質で形を変える。 224 00:16:42,201 --> 00:16:45,204 が それにしたって この姿は…》 225 00:16:45,204 --> 00:16:50,009 はっ! よく見れば大天使様の 八翼がごとき神々しさ。 226 00:16:50,009 --> 00:16:53,513 八枚以上あるだろ! 何が大天使じゃ! 227 00:16:53,513 --> 00:16:55,848 いいかげんにしろ アホ天使! 228 00:16:55,848 --> 00:16:59,185 (ジリエル)これは天命! 少年 いや ロイド様! 229 00:16:59,185 --> 00:17:01,854 改めて このジリエルめを ご同行させていただきたい。 230 00:17:01,854 --> 00:17:03,856 うるせぇ 来るな! 231 00:17:03,856 --> 00:17:07,860 ていうか このアビスの化身 みたいなの なんとかしろ! 232 00:17:15,868 --> 00:17:19,038 ♬(イーシャの歌声) 233 00:17:19,038 --> 00:17:24,944 《教会の中庭 ここからでも 2人の演奏は聴こえるが…》 234 00:17:26,879 --> 00:17:31,717 《フッ 野暮な雷だな。 (雷鳴) 235 00:17:31,717 --> 00:17:37,356 そして 教会には似合わない この臭い。 236 00:17:37,356 --> 00:17:42,028 バラの香りでごまかしているが ネズミは鼻が利くんでね。 237 00:17:42,028 --> 00:17:45,865 さて いたずらにやぶをつつく 趣味はないが➡ 238 00:17:45,865 --> 00:17:50,503 ロイド様の求める神聖魔術の 手がかりという可能性も…》 239 00:17:50,503 --> 00:17:53,673 お迷いですかな? 240 00:17:53,673 --> 00:17:55,841 この教会は広い。 241 00:17:55,841 --> 00:17:59,679 演奏会場まで 私が ご案内しましょう。 242 00:17:59,679 --> 00:18:03,015 さぁ こちらへ。 243 00:18:03,015 --> 00:18:06,352 (雷鳴) 244 00:18:06,352 --> 00:18:11,524 いや 薔薇が好きなんだ。 少し見学させてくれ。 245 00:18:11,524 --> 00:18:13,526 それはもったいない。 246 00:18:13,526 --> 00:18:17,363 せっかく2人の演奏会を 見に来られたのでしょう? 247 00:18:17,363 --> 00:18:21,534 そういうあんたは どうなんだ? 私は神父ですから。 248 00:18:21,534 --> 00:18:25,871 神父は迷えるお客様 信徒様を導くのがお役目です。 249 00:18:25,871 --> 00:18:27,873 迷子の案内係かよ! 250 00:18:27,873 --> 00:18:31,210 かくいう私も 長年神に仕えていますが➡ 251 00:18:31,210 --> 00:18:33,479 いまだに迷子になりますがね。 252 00:18:33,479 --> 00:18:36,649 向いてないだろ この仕事! よく案内とか言ったな! 253 00:18:36,649 --> 00:18:38,651 (ため息) 254 00:18:38,651 --> 00:18:42,154 じゃあ クロスをつけてないのも そのドジのせいか? 255 00:18:42,154 --> 00:18:46,359 聖職者は 必ず身に着けるよう言われたぞ。 256 00:18:46,359 --> 00:18:49,362 新参の私ですら渡された。 257 00:18:49,362 --> 00:18:52,832 失念… していました。 258 00:18:52,832 --> 00:18:58,537 まさに… そのドジゆえです。 259 00:18:58,537 --> 00:19:00,840 いけませんね。 260 00:19:00,840 --> 00:19:05,011 忘れてしまうんです。 着けるのを。 261 00:19:05,011 --> 00:19:10,683 あなたもです。 同じ聖職者ならば 禁忌を犯してはなりません。 262 00:19:10,683 --> 00:19:15,221 この庭は踏み入ってはならない 神聖な場所ですから。 263 00:19:15,221 --> 00:19:18,391 こりゃ失敬… 新参なもんで。 264 00:19:18,391 --> 00:19:20,393 (シロ)ワン ワン ワン ワン。 265 00:19:20,393 --> 00:19:24,563 いたいた! お~い バビロン どうしたの? 266 00:19:24,563 --> 00:19:26,532 演奏会 終わっちゃうよ。 267 00:19:28,901 --> 00:19:31,070 (うなり声) 268 00:19:31,070 --> 00:19:32,972 シロ? 269 00:19:32,972 --> 00:19:36,809 それにしても あんた ずいぶん信仰にあついんだな。 270 00:19:36,809 --> 00:19:39,812 毎日 磨いてるんだろ? 271 00:19:39,812 --> 00:19:43,149 それとも ほとんど 身に着けたことがないのか? 272 00:19:43,149 --> 00:19:48,521 長年 仕えてるにしては きれいすぎるな… クロス。 273 00:19:48,521 --> 00:19:50,823 えぇ… まぁ。 274 00:19:50,823 --> 00:19:52,825 シロ? 275 00:19:52,825 --> 00:19:56,829 その子も ずいぶん毛並みがいい。 276 00:19:56,829 --> 00:20:02,668 手入れされた お利口なワンちゃんですねぇ。 277 00:20:02,668 --> 00:20:04,670 ん? 278 00:20:06,839 --> 00:20:10,342 なんで お前たち 外にいるんだ? 演奏会は? 279 00:20:10,342 --> 00:20:13,345 (レン)ロイドこそ! いったい今まで どこに…。 280 00:20:33,365 --> 00:20:38,404 おぉ なんだ なんだ シロ! どうした? 寂しかったのか? 281 00:20:38,404 --> 00:20:40,372 (シロ)ワンワン! 282 00:20:40,372 --> 00:20:43,042 お土産 アタック! 283 00:20:43,042 --> 00:20:45,044 ん? ん? んっ!? 284 00:20:45,044 --> 00:20:47,046 あっ…。 285 00:20:47,046 --> 00:20:49,048 《まさかな…》 286 00:20:49,048 --> 00:20:55,054 (イーシャ)ロイドくん! どうでしたか ロイド君! 287 00:20:55,054 --> 00:20:58,557 お姉さんたち頑張りました。 (サリア)ふんす。 288 00:20:58,557 --> 00:21:01,894 はい 終始すばらしい演奏でした。 289 00:21:01,894 --> 00:21:07,066 いえ… 演奏は 雷で中断したんですけど。 290 00:21:07,066 --> 00:21:10,903 《うぉ! この日を どれだけ待ち焦がれたか! 291 00:21:10,903 --> 00:21:13,239 今こそ私のこの想いを!》 292 00:21:13,239 --> 00:21:16,742 はい 中断は 素晴らしい判断でした。 293 00:21:16,742 --> 00:21:22,248 イーシャさん つかぬことを聞くが 教会の裏庭は神聖な場所なのか? 294 00:21:22,248 --> 00:21:24,250 イーシャでかまいません。 295 00:21:24,250 --> 00:21:29,922 はい あそこは信者の方々のペットの 埋葬に使っていたりしますから。 296 00:21:29,922 --> 00:21:34,193 《なら あの腐敗臭は その…》 297 00:21:34,193 --> 00:21:36,862 《暗殺稼業が抜けきらない。 298 00:21:36,862 --> 00:21:40,866 なんでも血生臭い事件と 結びつけようとする。 299 00:21:40,866 --> 00:21:46,539 演奏会も無事終わったし ロイド様も 特に気にした様子もなかった。 300 00:21:46,539 --> 00:21:48,874 ただ…》 301 00:21:48,874 --> 00:21:51,377 あっ それと俺 今日で教会辞めます。 302 00:21:51,377 --> 00:21:53,379 はぁ!? 303 00:21:53,379 --> 00:21:59,051 ロイド様も転移先で何かを 得たようだし… お役目終了。 304 00:21:59,051 --> 00:22:01,887 この教会がどうなろうと 私には…》 305 00:22:01,887 --> 00:22:03,889 そうだ バビロンさん! 306 00:22:03,889 --> 00:22:07,560 昼間助けていただいたお礼が まだでした。 307 00:22:07,560 --> 00:22:11,230 本当にありがとうございます。 んっ。 308 00:22:11,230 --> 00:22:13,933 (雷鳴) 309 00:22:16,268 --> 00:22:19,104 もっと汚しておくんでしたか。 310 00:22:19,104 --> 00:22:24,977 私のクロスは どこかでなくして 新調したばかりでしたからね。 311 00:22:28,447 --> 00:22:32,851 追う必要はありません… が そうですね。 312 00:22:32,851 --> 00:22:36,355 ここの警備は 少し増やしましょう。 313 00:22:36,355 --> 00:22:40,860 邪魔されたくありませんから。 314 00:22:40,860 --> 00:22:46,866 目前に控えた そのときを…。