1 00:02:13,900 --> 00:02:25,912 ♬~ 2 00:02:25,912 --> 00:02:29,583 (ギタン)すばらしい…。 まだまだ あなたの底が➡ 3 00:02:29,583 --> 00:02:31,752 見えてきません。 4 00:02:31,752 --> 00:02:33,687 (ロイド)お前もだろ。 5 00:02:33,687 --> 00:02:36,023 全部 見せろ。 6 00:02:36,023 --> 00:02:40,360 確実に 1つ 言えることがあります。 7 00:02:40,360 --> 00:02:45,198 (ギタン)あなたに対しての私の有利。 8 00:02:45,198 --> 00:02:47,401 それは 手数です。 9 00:02:50,203 --> 00:02:53,373 (ロゼリス)フンッ…! 10 00:02:53,373 --> 00:02:56,476 《ぐっ… この豚 また硬くなって…》 11 00:03:02,382 --> 00:03:05,052 こら 僕より目立つことをするな! 12 00:03:05,052 --> 00:03:07,054 (バビロン)言ってる場合か! 13 00:03:07,054 --> 00:03:09,222 集中しろ 再生するぞ。 14 00:03:09,222 --> 00:03:12,426 (トール)クソッ 次は どの部位から…? 15 00:03:14,394 --> 00:03:19,900 ♬~ 16 00:03:19,900 --> 00:03:22,069 ちょっと 話を整理させてくれ。 17 00:03:22,069 --> 00:03:24,071 聞きたくない…。 18 00:03:24,071 --> 00:03:26,573 (トール)まず この豚は死なない。 19 00:03:26,573 --> 00:03:29,242 首を切っても 心臓をつぶしても➡ 20 00:03:29,242 --> 00:03:31,411 どこの部位からでも 無限に再生する! 21 00:03:31,411 --> 00:03:34,014 しかも そのたび強くなる。 22 00:03:34,014 --> 00:03:36,183 うわ~っ 聞きたくない! 23 00:03:36,183 --> 00:03:39,853 (トール)初撃では ロゼリスの一撃で 首をはねられたのに➡ 24 00:03:39,853 --> 00:03:43,356 今は 3人でやっと…。 25 00:03:43,356 --> 00:03:45,859 (ロゼリス)殺せば殺すほど 強くなるって…。 26 00:03:45,859 --> 00:03:49,196 転生したら 食用オークだったので➡ 27 00:03:49,196 --> 00:03:52,365 気ままに人類滅ぼします。 28 00:03:52,365 --> 00:03:59,172 ♬~ 29 00:04:04,211 --> 00:04:06,213 (3人)違う 違う 違う! 30 00:04:06,213 --> 00:04:11,218 フンッ 俺自身 俺の仕組みはよくわからん。 31 00:04:11,218 --> 00:04:13,887 主様にもわからなかったからな。 32 00:04:13,887 --> 00:04:17,057 《な… 教皇の作った キメラじゃないのか…》 33 00:04:17,057 --> 00:04:21,061 お前らには関係のない話だ。 34 00:04:21,061 --> 00:04:24,397 ぶったたきぃ! 35 00:04:24,397 --> 00:04:32,572 ♬~ 36 00:04:32,572 --> 00:04:34,508 《また こんなか…》 37 00:04:34,508 --> 00:04:42,849 ♬~ 38 00:04:42,849 --> 00:04:45,018 死ね! 39 00:04:45,018 --> 00:04:47,020 (2人)バビロンくん! 40 00:04:49,022 --> 00:04:51,191 殺す前に聞かせてくれ。 41 00:04:51,191 --> 00:04:54,528 なぜ それほどまでに人間を憎む? 42 00:04:54,528 --> 00:04:58,198 (バビロン)お前の気持ちが知りたい! 43 00:04:58,198 --> 00:05:01,868 聞きたいのか? 俺のヒストリー。 44 00:05:01,868 --> 00:05:04,204 ああ ぜひ聞かせてくれ! 45 00:05:04,204 --> 00:05:06,873 いや 全然興味な…。 46 00:05:06,873 --> 00:05:09,709 我々は神官だ 迷える者の言葉に➡ 47 00:05:09,709 --> 00:05:13,046 正しい回答で 導くのも仕事なのだぞ。 48 00:05:13,046 --> 00:05:17,217 いいだろう ならば導いてみせろ。 49 00:05:17,217 --> 00:05:20,887 そう あれは 数年前…。 50 00:05:20,887 --> 00:05:26,726 俺は とある錬金術師の 手により造られた…。 51 00:05:26,726 --> 00:05:30,897 ((ウロボロ:完成だ! この天才ウロボロの最高傑作! 52 00:05:30,897 --> 00:05:34,334 食べても食べても なくならない豚肉! 53 00:05:34,334 --> 00:05:37,504 (ウロボロ)ウロボロ ナンバーシックスが! 54 00:05:37,504 --> 00:05:40,674 よし 早速 試食だ! ブヒッ! 55 00:05:40,674 --> 00:05:44,010 ブゥ… キュ…! 56 00:05:44,010 --> 00:05:46,846 (ウロボロ)すごい! 切っても切っても再生する! 57 00:05:46,846 --> 00:05:51,351 大成功だ! なんか 本体が大きくなってるし。 58 00:05:51,351 --> 00:05:55,689 お前は 世界中の飢餓を救う食材。 59 00:05:55,689 --> 00:05:58,391 完全食と名を変えて 世界に羽ばたくのだ!)) 60 00:06:00,360 --> 00:06:05,532 俺は うれしかったのだ。 我が身が人のためになることが。 61 00:06:05,532 --> 00:06:09,870 この人が… 笑ってくれることが! 62 00:06:09,870 --> 00:06:13,206 ((アハハハ… ダメだ! これ! 食えたもんじゃねえ!)) 63 00:06:13,206 --> 00:06:15,909 このときまでは…! 64 00:06:18,211 --> 00:06:22,716 ((ウロボロ:ナンバーシックス~!)) 65 00:06:22,716 --> 00:06:27,053 それから 俺は夜な夜な 人間たちに俺を食わせて回った。 66 00:06:27,053 --> 00:06:31,391 だが みんな 吐いた。 100人目が吐き➡ 67 00:06:31,391 --> 00:06:35,662 妖怪豚男のうわさが 町に流れ始めた頃➡ 68 00:06:35,662 --> 00:06:37,998 俺は気づいた。 69 00:06:37,998 --> 00:06:42,168 俺って まずいんだと! 70 00:06:42,168 --> 00:06:44,838 お前らには わかるまい。 71 00:06:44,838 --> 00:06:47,007 食用として生まれた俺が➡ 72 00:06:47,007 --> 00:06:51,678 ハエもたからぬ 激まず食品だったのだ。 73 00:06:51,678 --> 00:06:54,848 そんな絶望に 打ちひしがれていたとき➡ 74 00:06:54,848 --> 00:06:58,652 俺は 主様に出会った。 75 00:07:07,527 --> 00:07:09,529 ((ブヒッ! 76 00:07:09,529 --> 00:07:11,865 (そしゃく音) 77 00:07:11,865 --> 00:07:14,034 (飲み込む音) 78 00:07:14,034 --> 00:07:16,369 すばらしい。 79 00:07:16,369 --> 00:07:20,874 (ギタン)君の肉からは 無限の再生能力を感じます。 80 00:07:20,874 --> 00:07:25,712 ですが 同時に雑味も感じます。 ブヒッ。 81 00:07:25,712 --> 00:07:28,882 その力は 人のためにあらず。 82 00:07:28,882 --> 00:07:32,719 己を家畜扱いした 人間に向けるための牙。 83 00:07:32,719 --> 00:07:39,159 その色濃き魔物の血統を 彼らのエゴで濁しては…)) 84 00:07:39,159 --> 00:07:44,664 確かに 言われてみれば ムカついてきた…! 85 00:07:46,666 --> 00:07:49,669 《2人:う~ん。 かける言葉が浮かばない…》 86 00:07:49,669 --> 00:07:52,339 俺は復しゅうするのだ! 87 00:07:52,339 --> 00:07:55,141 俺をまずいと けなした人類すべてに! 88 00:07:58,345 --> 00:08:01,681 転職したら ギルドが ホントに貧乏だったので➡ 89 00:08:01,681 --> 00:08:03,683 切実に困ってます! 90 00:08:08,521 --> 00:08:10,857 やめろ! 91 00:08:10,857 --> 00:08:12,859 これ以上 話をカオスにするな! 92 00:08:12,859 --> 00:08:16,696 (バビロン)あの頃の私は 毎日が ギリギリだった…。 93 00:08:16,696 --> 00:08:21,868 食べ物を求めて 森を徘徊し 節約に節約を重ね➡ 94 00:08:21,868 --> 00:08:26,873 食費を稼ぐため 常に 働き口を探していた あの頃➡ 95 00:08:26,873 --> 00:08:30,210 もし お前に出会えていたのなら➡ 96 00:08:30,210 --> 00:08:33,913 私は お前を 抱きしめていたかもしれない。 97 00:08:35,815 --> 00:08:38,318 バッ… バカを言うな! お前は俺のまずさを➡ 98 00:08:38,318 --> 00:08:40,320 知らないから そんなことを! 99 00:08:42,655 --> 00:08:46,159 俺が作ってやる。 世界中の人間に愛される➡ 100 00:08:46,159 --> 00:08:48,661 豚料理を! 101 00:08:52,499 --> 00:08:54,834 なんなんだい この展開は…。 102 00:08:54,834 --> 00:08:58,838 僕は あまりの絶望で 世界が モノクロに見えてきたんだが…。 103 00:08:58,838 --> 00:09:01,508 考えてもむだだ ロゼリス。 104 00:09:01,508 --> 00:09:04,677 (トール)相手を物理的に 倒すことができない以上➡ 105 00:09:04,677 --> 00:09:09,849 おいしく料理してもらい 改心させるほか 道はない! 106 00:09:09,849 --> 00:09:12,685 待て トール おいしくって 君…。 107 00:09:12,685 --> 00:09:17,357 (ロゼリス)あんな紫色のオーラを放つ肉を どうおいしく料理できるって!? 108 00:09:17,357 --> 00:09:21,861 俺たちの仕事は あの肉を使った 料理を全力で食べることだ! 109 00:09:21,861 --> 00:09:24,364 やっぱり 試食は僕たちなのか! 110 00:09:24,364 --> 00:09:30,203 《何のつもりかは知らんが 思い知るがいい 調理不可の➡ 111 00:09:30,203 --> 00:09:33,807 我が肉の恐怖を!》 112 00:09:33,807 --> 00:09:36,309 コンっていったよ! あれ 冷凍肉じゃないよね? 113 00:09:36,309 --> 00:09:38,645 生肉だよね? いちいち騒がないでくれ! 114 00:09:38,645 --> 00:09:40,814 俺まで怖くなる! 115 00:09:40,814 --> 00:09:43,316 《そうさ 俺の肉は まず硬い…。 116 00:09:43,316 --> 00:09:47,487 お前程度の 料理人に何ができると…》 117 00:09:47,487 --> 00:09:51,991 安心しろ この硬度の 攻略法は もうわかってる。 118 00:09:51,991 --> 00:09:53,993 なに!? 119 00:09:53,993 --> 00:09:57,664 叩いちゃダメなんだ むしろ逆。 120 00:09:57,664 --> 00:10:00,500 優しくなでる。 121 00:10:00,500 --> 00:10:02,502 うわ~っ! 122 00:10:02,502 --> 00:10:05,672 何をしてるんだ! そんなことで 肉が柔らかくなるわけが…! 123 00:10:05,672 --> 00:10:09,008 いや 見ろ 肉がヘロヘロに柔らかく! 124 00:10:09,008 --> 00:10:11,177 (ロゼリス)なんで!? 125 00:10:11,177 --> 00:10:15,181 お前は 殺せば殺すほど 強く硬く進化した。 126 00:10:15,181 --> 00:10:19,018 ならば 今度は退化を促せばいい。 127 00:10:19,018 --> 00:10:22,689 (バビロン)悪かったな。 むやみに攻撃して。 128 00:10:22,689 --> 00:10:25,892 でも もういいんだ。 こわばらなくて。 129 00:10:27,861 --> 00:10:30,029 《バカな~! 130 00:10:30,029 --> 00:10:35,368 屈したのか あの肉は! なんて 俺はチョロいんだ…! 131 00:10:35,368 --> 00:10:39,539 くっ… よくぞ 我が硬度を攻略したと➡ 132 00:10:39,539 --> 00:10:41,741 褒めてやりたいところだが…》 133 00:10:44,043 --> 00:10:46,546 バビロンくん! いったい何を? 134 00:10:46,546 --> 00:10:49,883 《我が まずさには その先がある。 135 00:10:49,883 --> 00:10:53,553 それは 絶望の臭み! 136 00:10:53,553 --> 00:10:57,557 とあるシェフは 臭み取りの下処理の際…。 137 00:10:57,557 --> 00:11:01,060 そのアクの多さに 店が潰れた。 138 00:11:01,060 --> 00:11:07,400 どんな調味料も料理人も…。 139 00:11:07,400 --> 00:11:12,071 絶対に 勝つことは…!》 140 00:11:12,071 --> 00:11:14,240 この料理➡ 141 00:11:14,240 --> 00:11:19,078 トンカツとでも名付けるか? 誰に勝つと? 142 00:11:19,078 --> 00:11:21,581 うおっ… これは悔しいが…。 143 00:11:21,581 --> 00:11:25,585 カラッと揚がっていて 見た目がすごくうまそうだ。 144 00:11:25,585 --> 00:11:27,587 (トール)カラーだけに。 145 00:11:27,587 --> 00:11:29,589 ならば 食ってみろ。 146 00:11:29,589 --> 00:11:31,925 もし吐かずに食い切れたなら➡ 147 00:11:31,925 --> 00:11:36,529 人間への復しゅうは 考え直してやる! 148 00:11:36,529 --> 00:11:40,199 いいか? あまり 噛まずに飲み込むんだ。 149 00:11:40,199 --> 00:11:45,205 《むださ… 分厚い衣で 臭みを封じたつもりか…。 150 00:11:45,205 --> 00:11:47,373 むしろ逆効果よ。 151 00:11:47,373 --> 00:11:49,709 衣に包まれた臭みが爆発。 152 00:11:49,709 --> 00:11:54,380 それを モロに受けた 貴様たちは盛大に吐き散らす!》 153 00:11:54,380 --> 00:11:57,383 噛め。 154 00:11:57,383 --> 00:11:59,719 うおっ! ううっ…! 155 00:11:59,719 --> 00:12:01,721 ((2人:アッハハハハ! 156 00:12:01,721 --> 00:12:05,391 《噛むのが止められない! なんという楽しい食感!》 157 00:12:05,391 --> 00:12:09,896 《神官たる我々が 口内の 破壊衝動を抑えられない! 158 00:12:09,896 --> 00:12:13,566 そして そんな わんぱく神官の我々は➡ 159 00:12:13,566 --> 00:12:16,402 飛び込むしかな~い!》 160 00:12:16,402 --> 00:12:21,908 (2人)このあふれ出す 肉汁のうまみに…!)) 161 00:12:21,908 --> 00:12:24,077 (2人)うま~い! 162 00:12:24,077 --> 00:12:26,079 ううっ…! 163 00:12:26,079 --> 00:12:28,915 バ… バカな そんなわけあるはずが! いや 本当にうまい! 164 00:12:28,915 --> 00:12:33,353 噛めば噛むほど 肉のうまみがあふれ出る! 165 00:12:33,353 --> 00:12:36,356 う~ん 何をしたんだ? 166 00:12:36,356 --> 00:12:38,691 貴様…。 167 00:12:38,691 --> 00:12:41,361 下処理にな。 168 00:12:41,361 --> 00:12:43,529 (バビロン)微光を ひと振り。 169 00:12:43,529 --> 00:12:46,032 あああ…。 170 00:12:46,032 --> 00:12:49,035 (ロゼリス)なんておいしそうな豚ロース! 171 00:12:49,035 --> 00:12:53,373 洗練された浄化は ドブ水を 清流の水に変えるという…。 172 00:12:53,373 --> 00:12:57,377 バビロンくん! 君は 天才神聖魔術師だ! 173 00:12:57,377 --> 00:13:01,881 洗練なんて ほど遠い…。 本当に微量な光だ。 174 00:13:01,881 --> 00:13:04,217 それでわかった。 175 00:13:04,217 --> 00:13:07,887 完全食 お前 いいやつだな。 176 00:13:07,887 --> 00:13:09,889 フフフ…。 177 00:13:09,889 --> 00:13:13,559 (バビロン)人のために生きようとした お前を襲った数々の絶望。 178 00:13:13,559 --> 00:13:16,062 それが アクの正体。 179 00:13:16,062 --> 00:13:19,565 だが 私の微光で あっさり浄化された。 180 00:13:19,565 --> 00:13:23,403 どこまでもお人よし。 181 00:13:23,403 --> 00:13:28,207 お前の好きに生きろ 完全食。 だが 忘れるな。 182 00:13:31,077 --> 00:13:33,179 (みんな)おいしい~! 183 00:13:33,179 --> 00:13:36,349 人間は お前のことが大好きだ。 184 00:13:36,349 --> 00:13:40,186 うっ…! どんだけ 腹が立ってもな➡ 185 00:13:40,186 --> 00:13:45,191 これを見せられると やれやれってなるんだよな。 186 00:13:45,191 --> 00:13:48,027 ごちそうさま! 187 00:13:48,027 --> 00:13:50,697 避難所にも 持って行ってあげるんだぞ~! 188 00:13:50,697 --> 00:13:53,100 うっ うっ…! 189 00:13:56,369 --> 00:13:59,038 《本当にすごいぞ この肉は! 190 00:13:59,038 --> 00:14:02,041 ロゼリス印の完全食で 世界の飢餓を救い➡ 191 00:14:02,041 --> 00:14:04,877 信者もガッポガッポだ~!》 192 00:14:04,877 --> 00:14:07,547 決まりだ! その豚 僕が引き取って…! 193 00:14:07,547 --> 00:14:09,949 バビロンといったな。 194 00:14:12,719 --> 00:14:16,889 俺に 浄化を撃ってくれ。 195 00:14:16,889 --> 00:14:19,058 いや 待て 完全食! 196 00:14:19,058 --> 00:14:23,563 お前の再生能力は おそらく 怒りや憎しみに起因している! 197 00:14:23,563 --> 00:14:26,899 浄化されたら ただの 豚になるやも… もったいない。 198 00:14:26,899 --> 00:14:29,235 わかってる。 199 00:14:29,235 --> 00:14:34,006 無限性はなくなり たった 一度きりになるかもしれない。 200 00:14:34,006 --> 00:14:39,512 けど 食べてほしい。 いちばん おいしいところを! 201 00:14:39,512 --> 00:14:42,515 バビロン あなたに。 202 00:14:45,017 --> 00:14:49,355 《ごめんなさい。 主様 ウロボロ博士…。 203 00:14:49,355 --> 00:14:53,025 やっぱり 俺は 人のために生きたい! 204 00:14:53,025 --> 00:14:55,695 世界中の飢餓は救えないけど…》 205 00:14:55,695 --> 00:14:58,698 アクが… 抜けて…。 うまみが~! 206 00:14:58,698 --> 00:15:03,536 《俺を理解してくれた たった一人の胃袋のために…! 207 00:15:03,536 --> 00:15:07,540 僕は…》 208 00:15:07,540 --> 00:15:10,376 ブゥ! 209 00:15:10,376 --> 00:15:13,212 ブッブッ…! 210 00:15:13,212 --> 00:15:15,715 ブゥ…。 211 00:15:15,715 --> 00:15:18,885 そうだな 約束だもんな。 212 00:15:18,885 --> 00:15:21,387 ブゥ! 213 00:15:21,387 --> 00:15:23,389 ブッ…。 214 00:15:23,389 --> 00:15:25,892 って 食えるわけねえだろうが! 215 00:15:25,892 --> 00:15:27,894 ブヒッ? 216 00:15:36,836 --> 00:15:56,189 ♬~ 217 00:15:56,189 --> 00:15:59,525 (アナスタシア)すさまじいですね。 そんな燭台➡ 218 00:15:59,525 --> 00:16:03,029 断ち切れぬ 光武ではないのですが…。 219 00:16:03,029 --> 00:16:06,866 (アナスタシア)あなたが握ると とたんに斬れなくなってしまう。 220 00:16:06,866 --> 00:16:10,870 まるで 魔術ですね。 221 00:16:10,870 --> 00:16:14,373 (シルファ)まさかとは思いますが➡ 222 00:16:14,373 --> 00:16:17,877 あなたが 謎神父 ということもあるのですか? 223 00:16:17,877 --> 00:16:20,713 謎神父…? ああ。 224 00:16:20,713 --> 00:16:27,053 違いますよ 我が主は 私など到底 及ばぬ高みにいます。 225 00:16:27,053 --> 00:16:31,390 月皇アナスタシア… 神官でありながら➡ 226 00:16:31,390 --> 00:16:34,160 うわさにたがわぬ その剣筋…。 227 00:16:34,160 --> 00:16:37,997 (シルファ)あなたほどの剣士が 崇拝する その主様とやらにも➡ 228 00:16:37,997 --> 00:16:40,500 興味が尽きません。 229 00:16:40,500 --> 00:16:44,337 あなたのうわさも聞いていますよ。 銀の姫。 230 00:16:44,337 --> 00:16:51,510 A級冒険者になった直後 あっさり冒険者をやめたとか…。 231 00:16:51,510 --> 00:16:55,681 なぜ 冒険者をやめて メイドなどに? 232 00:16:55,681 --> 00:16:58,518 答えたくなければ別に…。 233 00:16:58,518 --> 00:17:01,520 (シルファ)出会ったからです! 234 00:17:01,520 --> 00:17:05,524 私の… 運命の人に。 235 00:17:05,524 --> 00:17:09,528 《超意外な答えきた》 236 00:17:09,528 --> 00:17:14,200 (アナスタシア)負けられませんね。 お互い…。 237 00:17:14,200 --> 00:17:16,702 主のために。 238 00:17:16,702 --> 00:17:20,206 《光武 朧月虹》 239 00:17:20,206 --> 00:17:22,208 《虹色の霧!?》 240 00:17:22,208 --> 00:17:24,710 白夜行…。 241 00:17:24,710 --> 00:17:26,712 (アナスタシア)暈散無消! 242 00:17:26,712 --> 00:17:29,382 《虹色の輪の巨人…。 243 00:17:29,382 --> 00:17:31,717 いや だまされるな。 244 00:17:31,717 --> 00:17:36,656 これは 高所で稀に見るという 光と影が生み出す現象。 245 00:17:36,656 --> 00:17:39,158 すなわち ただの影!》 246 00:17:43,329 --> 00:17:46,332 《影じゃない! この霧すべてが光武!》 247 00:17:50,336 --> 00:17:53,839 《手数が多すぎる…。 受けに気を回せない。 248 00:17:53,839 --> 00:17:55,841 燭台が持たない…。 249 00:17:55,841 --> 00:17:58,177 アナスタシアは隙を見せない。 250 00:17:58,177 --> 00:18:01,514 徹頭徹尾 私と武器の 消耗を待つはず。 251 00:18:01,514 --> 00:18:05,685 ですが そこに必ず隙が生まれる。 252 00:18:05,685 --> 00:18:07,687 勝負は 一瞬…》 253 00:18:07,687 --> 00:18:10,690 ♬~ 254 00:18:10,690 --> 00:18:13,359 《銀の姫…。 255 00:18:13,359 --> 00:18:17,196 主のために 気高く 美しく…。 256 00:18:17,196 --> 00:18:21,033 なんと すばらしい 従者であったことでしょう。 257 00:18:21,033 --> 00:18:28,040 同じ従者として あなたは まぶしすぎます。 258 00:18:28,040 --> 00:18:31,544 私は 醜く 汚い…》 259 00:18:33,479 --> 00:18:36,983 ((おいしいものを食べに行くぞ)) 260 00:18:36,983 --> 00:18:40,319 《私が 主様を狂わせた…》 261 00:18:40,319 --> 00:18:46,158 ((アナスタシア… 私は あなたを憎んでいません。 262 00:18:46,158 --> 00:18:50,329 引き返すなら 今です)) 263 00:18:50,329 --> 00:18:54,166 《振り返るときは とうに過ぎた。 264 00:18:54,166 --> 00:18:59,171 ギタン様 私はあなたのそばにいます。 265 00:18:59,171 --> 00:19:02,675 たとえ それが 求められぬことでも…》 266 00:19:04,844 --> 00:19:08,180 《聞こえます。 あなたの手にした燭台が➡ 267 00:19:08,180 --> 00:19:13,019 もはや 鉄の棒としての役割すら なくしつつあることが…。 268 00:19:13,019 --> 00:19:15,688 せめて その命➡ 269 00:19:15,688 --> 00:19:17,690 私の手で散らせましょう!》 270 00:19:22,194 --> 00:19:24,196 なっ…! 271 00:19:24,196 --> 00:19:38,144 ♬~ 272 00:19:38,144 --> 00:19:41,313 月喰竜牙! 273 00:19:41,313 --> 00:19:50,122 ♬~ 274 00:19:53,325 --> 00:19:55,327 はぁ はぁ…! 275 00:19:55,327 --> 00:19:58,164 (アナスタシア)なぜ 殺さないのです…? 276 00:19:58,164 --> 00:20:04,503 その光武… 切れ味のないものにしましたね。 277 00:20:04,503 --> 00:20:06,839 (アナスタシア)知りませんでした。 278 00:20:06,839 --> 00:20:10,843 あなたが神聖魔術を使えるなんて。 279 00:20:10,843 --> 00:20:15,848 (シルファ)これは 私の主様からのプレゼントです。 280 00:20:15,848 --> 00:20:18,684 ((このガラス玉は? 281 00:20:18,684 --> 00:20:22,188 それには 光武の術式が 刻印されてる。 282 00:20:22,188 --> 00:20:27,693 そいつを握って 魔力を送り込めば シルファの光武を生み出せるはずだ。 283 00:20:27,693 --> 00:20:30,029 と… とても うれしいのですが➡ 284 00:20:30,029 --> 00:20:35,367 私 魔力には自信がなく 剣なら持参して行こうかと。 285 00:20:35,367 --> 00:20:40,039 教会のルールで武器を取り上げられる 可能性があるだろ? 286 00:20:40,039 --> 00:20:44,877 (イーシャ)ロイドく~ん! お歌の練習しましょう! 287 00:20:44,877 --> 00:20:47,046 まぁ 使わなかったら それでいいんだ。 288 00:20:47,046 --> 00:20:50,950 ロ… ロイド様! ん? 289 00:20:53,886 --> 00:20:56,388 ありがとうございます!)) 290 00:20:58,557 --> 00:21:03,896 私の主様は聡明で かっこよくて かわいくて…。 291 00:21:03,896 --> 00:21:07,733 でも ときどき すごく間違えて➡ 292 00:21:07,733 --> 00:21:12,238 叱ると すごい顔するときもあって。 293 00:21:12,238 --> 00:21:15,574 秘密の多いお方です。 294 00:21:15,574 --> 00:21:18,410 まぁ… それは本人が➡ 295 00:21:18,410 --> 00:21:22,248 いつか話してくれるのを 待つことにしています…。 296 00:21:22,248 --> 00:21:24,583 《魔力切れ…。 297 00:21:24,583 --> 00:21:26,919 我ながら なんと貧弱な魔力量。 298 00:21:26,919 --> 00:21:29,755 剣一本で これとは…》 299 00:21:29,755 --> 00:21:32,258 私は…。 300 00:21:32,258 --> 00:21:36,362 おそれ多い 叱るなど。 301 00:21:36,362 --> 00:21:41,867 《主様は それを 望んでいるのかもしれない。 302 00:21:41,867 --> 00:21:44,670 誰かに止めてもらうことを…》 303 00:21:48,707 --> 00:21:52,912 でも… ダメなんです。 304 00:21:56,048 --> 00:22:00,052 私の声は あの人に届かない…。 305 00:22:02,388 --> 00:22:04,557 (アナスタシア)雨天の夜が如く➡ 306 00:22:04,557 --> 00:22:08,060 星すら見えない冷たい深淵。 307 00:22:08,060 --> 00:22:11,564 それが あの人の心…。 308 00:22:11,564 --> 00:22:16,068 あの日から ずっと…。 309 00:22:16,068 --> 00:22:20,573 (アナスタシア)私は せいぜい 朧な月です。 310 00:22:23,576 --> 00:22:30,416 たかが メイドに あなたたちを 断罪する権利はありません。 311 00:22:30,416 --> 00:22:34,353 (シルファ)届くといいですね。 312 00:22:34,353 --> 00:22:39,358 この戦いで せめて➡ 313 00:22:39,358 --> 00:22:45,864 誰かの声が あなたの主の心に。