1 00:00:02,135 --> 00:00:06,974 (ロイド)ハァ ハァ ハァ…。 2 00:00:06,974 --> 00:00:11,678 ハァ ハァ ハァ…。 3 00:00:20,287 --> 00:00:24,458 (笑い声) 4 00:00:24,458 --> 00:00:28,128 冥途の土産だ 庶民。 5 00:00:28,128 --> 00:00:30,631 一撃 見舞ってみせろ。 6 00:00:30,631 --> 00:00:32,633 貴様の魔術を。 7 00:00:32,633 --> 00:00:39,606 フゥ フゥ フゥ…。 8 00:00:46,146 --> 00:00:48,181 あ…。 (笑い声) 9 00:00:48,181 --> 00:00:50,951 フッ なんと貧弱な魔術。 10 00:00:50,951 --> 00:00:53,787 所詮は庶民。 11 00:00:53,787 --> 00:00:56,456 魔術師として大切なものは➡ 12 00:00:56,456 --> 00:01:00,460 家柄 才能 努力である。 13 00:01:00,460 --> 00:01:04,631 魔術師の祖 ウィリアム・ボルドーの言葉だ。 14 00:01:04,631 --> 00:01:09,670 勘違いするな。 ここで言う努力とは 大前提だ。 15 00:01:09,670 --> 00:01:13,974 すなわち いくら努力しようとも 血にも 才にも恵まれぬ➡ 16 00:01:13,974 --> 00:01:16,343 貴様のような凡才に➡ 17 00:01:16,343 --> 00:01:19,713 魔術が ほほ笑むことは生涯ない。 18 00:01:23,617 --> 00:01:30,624 ぐあぁ~! 19 00:01:30,624 --> 00:01:34,294 《あぁ… なんて…。 20 00:01:34,294 --> 00:01:36,997 なんて➡ 21 00:01:36,997 --> 00:01:40,434 すばらしい! これが➡ 22 00:01:40,434 --> 00:01:43,503 すべてに恵まれた貴族の魔術! 23 00:01:43,503 --> 00:01:46,673 熱い 痛い…。 24 00:01:46,673 --> 00:01:48,642 きれいだ!》 25 00:01:53,313 --> 00:01:55,682 《すばらしい! 26 00:01:55,682 --> 00:02:01,254 願わくば もっと もっと学びたかった。 27 00:02:01,254 --> 00:02:03,256 極めたかった》 28 00:02:07,861 --> 00:02:09,830 《魔術を…》 29 00:02:14,935 --> 00:02:18,638 《ん…。 30 00:02:18,638 --> 00:02:23,310 誰? どこだ? ここは…。 31 00:02:23,310 --> 00:02:27,147 巨人!? くっ けん制 火球を…。 32 00:02:27,147 --> 00:02:30,751 ん? 俺の手 小さい?》 33 00:02:35,622 --> 00:02:39,793 号外 号外! サルーム王国に第七王子! 34 00:02:39,793 --> 00:02:43,330 ロイド様のご誕生だ~! ハハハ…。 35 00:02:43,330 --> 00:02:46,233 めでたい めでた~い! 36 00:02:46,233 --> 00:02:50,137 (メイドたち)あぁ…。 37 00:02:50,137 --> 00:02:52,739 《ん~!?》 38 00:04:34,174 --> 00:05:03,069 ♬~ 39 00:05:03,069 --> 00:05:05,772 いつもありがとうございます。 どうぞ。 40 00:05:12,712 --> 00:05:17,250 王子! どちらですか~? 41 00:05:17,250 --> 00:05:20,554 いらっしゃらないみたい。 あっちを捜してみましょう。 42 00:05:26,660 --> 00:05:29,329 行ったか。 43 00:05:29,329 --> 00:05:31,998 ロイド王子! うわっ! 44 00:05:31,998 --> 00:05:35,368 シーッ。 (貴族たち)ん? 45 00:05:35,368 --> 00:05:39,906 悪いが 俺が ここにいたことは メイドたちには ナイショで頼む。 46 00:05:39,906 --> 00:05:42,509 心得た。 ナイショであるな。 47 00:05:42,509 --> 00:05:45,178 ならば これより 狩りにでも行かぬか。 48 00:05:45,178 --> 00:05:48,548 王族たるもの 狩りの一つくらい…。 49 00:05:48,548 --> 00:05:50,584 むっ? 50 00:05:50,584 --> 00:05:52,686 なっ! ロイド様!? 51 00:05:52,686 --> 00:05:55,689 また逃げられた。 いやいや あれは➡ 52 00:05:55,689 --> 00:05:59,326 第七王子でしょう。 第七は兄君などとの年も➡ 53 00:05:59,326 --> 00:06:02,829 離れすぎていて 王位争いとも無縁。 54 00:06:02,829 --> 00:06:06,366 こびを売っても なんの得も…。 バカを言うな。 55 00:06:06,366 --> 00:06:08,668 生後すぐに言葉を解し➡ 56 00:06:08,668 --> 00:06:11,571 絵本代わりに 魔術書を読みあさり➡ 57 00:06:11,571 --> 00:06:15,842 母乳を嫌う様は 紳士貴族のかがみのごとく…。 58 00:06:15,842 --> 00:06:19,246 そして 何より 私は ロイド様が➡ 59 00:06:19,246 --> 00:06:21,648 かの ウィリアム・ボルドーの 生まれ変わりではと➡ 60 00:06:21,648 --> 00:06:24,651 思っているぞ。 61 00:06:24,651 --> 00:06:28,455 魔術の祖の? そんな バカな。 62 00:06:33,827 --> 00:06:36,529 《そう 俺は生まれ変わりの➡ 63 00:06:36,529 --> 00:06:39,499 転生者だ。 もっとも 前世は➡ 64 00:06:39,499 --> 00:06:42,836 一般のサルーム国民だが…》 65 00:06:42,836 --> 00:06:45,805 ロイド様 どこですか~? 王子! 66 00:06:45,805 --> 00:06:48,508 《どうして記憶を残したまま➡ 67 00:06:48,508 --> 00:06:51,945 それも第七王子などという 恵まれた地位に転生したのかは➡ 68 00:06:51,945 --> 00:06:53,980 わからない。 69 00:06:53,980 --> 00:06:57,784 が…。 70 00:06:57,784 --> 00:07:00,487 地位も 名誉も どうでもいい。 71 00:07:00,487 --> 00:07:03,156 前世から 俺のスタンスは変わらない》 72 00:07:05,358 --> 00:07:07,861 《すなわち この王宮に➡ 73 00:07:07,861 --> 00:07:12,299 どれだけ俺を ワクワクさせる魔術があるか否か! 74 00:07:12,299 --> 00:07:15,802 俺の興味は それだけだ!》 75 00:07:15,802 --> 00:07:18,305 相変わらず すばらしい蔵書だ! 76 00:07:18,305 --> 00:07:23,243 サルームの魔術学園とは 比べ物にならない。 77 00:07:23,243 --> 00:07:26,613 うむ…。 78 00:07:26,613 --> 00:07:28,648 あっ あぁ…。 79 00:07:28,648 --> 00:07:31,818 (シルファ)見つけましたよ ロイド様。 80 00:07:31,818 --> 00:07:34,120 シルファ…。 81 00:07:34,120 --> 00:07:47,334 ♬~ 82 00:07:47,334 --> 00:07:50,971 フゥ… 王位に無縁の第七王子に➡ 83 00:07:50,971 --> 00:07:54,140 剣術指導は 無用だと思うんだけど…。 84 00:07:54,140 --> 00:07:57,310 王位がすべてでは ございません。 85 00:07:57,310 --> 00:08:01,314 王族たるもの 剣術程度は たしなんで しかるべき。 86 00:08:01,314 --> 00:08:04,484 ロイド様の教育係を担い 早や 3年。 87 00:08:04,484 --> 00:08:08,521 これは もはや 私の生きがいでもあるのです。 88 00:08:08,521 --> 00:08:11,524 《ハァ… ふがいないと シルファの稽古は➡ 89 00:08:11,524 --> 00:08:13,827 夕方まで続くからなぁ》 90 00:08:13,827 --> 00:08:15,829 では…。 91 00:08:22,736 --> 00:08:26,473 すばらしい。 日に日に お強くなられますね➡ 92 00:08:26,473 --> 00:08:28,508 ロイド様。 93 00:08:28,508 --> 00:08:30,677 《まぁ それはそうだろう。 94 00:08:30,677 --> 00:08:33,546 シルファは いつも 手加減してくれている。 95 00:08:33,546 --> 00:08:36,850 それに 俺は今 制御系統魔術で➡ 96 00:08:36,850 --> 00:08:39,185 シルファの動きを トレースしている。 97 00:08:39,185 --> 00:08:42,355 シルファは鏡と戦っているようなもの。 98 00:08:42,355 --> 00:08:45,525 つまり ズルしている。 早く本が読みたい!》 99 00:08:49,162 --> 00:08:52,165 あっ! 100 00:08:52,165 --> 00:08:55,168 《とはいえ 腕力差 体力差 身長差…。 101 00:08:55,168 --> 00:08:57,670 技術は マネできても この誤差のシワ寄せで➡ 102 00:08:57,670 --> 00:09:00,473 いつも グダって負ける! 103 00:09:00,473 --> 00:09:02,509 だから 今日は実験! 104 00:09:02,509 --> 00:09:06,880 その誤差を 更なるズルで埋める! 105 00:09:06,880 --> 00:09:10,016 生命成長! 身体強化! 106 00:09:10,016 --> 00:09:13,520 浮遊!》 107 00:09:13,520 --> 00:09:15,488 あっ! 108 00:09:24,164 --> 00:09:26,100 《誤差修正。 これなら対応できるぞ》 109 00:09:26,100 --> 00:09:38,344 ♬~ 110 00:09:38,344 --> 00:09:41,014 《そして 合わせ鏡の戦いの中➡ 111 00:09:41,014 --> 00:09:44,417 鏡の中の敵が 突然 別の動きをしたら➡ 112 00:09:44,417 --> 00:09:46,820 どうする!? トレース解除!》 113 00:09:52,325 --> 00:09:56,830 《許せ シルファ。 俺は早く本が読みたいんだ!》 114 00:09:56,830 --> 00:10:02,502 なっ! ロイド様 ズルしてますね。 115 00:10:02,502 --> 00:10:04,504 あぁっ! 116 00:10:04,504 --> 00:10:07,907 みっ…。 よもや この私が➡ 117 00:10:07,907 --> 00:10:12,345 ロイド様の間合いを 見まがうはずもございません。 118 00:10:12,345 --> 00:10:15,014 木刀を成長させ 刀身を伸ばし➡ 119 00:10:15,014 --> 00:10:17,150 浮遊で低身長を カバー。 120 00:10:17,150 --> 00:10:21,154 文字どおり 私と肩を並べるために。 121 00:10:21,154 --> 00:10:23,823 あぁっ なんと愛らしい。 122 00:10:23,823 --> 00:10:26,659 そして なんという才能! 123 00:10:26,659 --> 00:10:29,829 同時に 2つの魔術を 発動させるなんて! 124 00:10:29,829 --> 00:10:33,233 王宮の魔術師たちでも 至難の業なのに! 125 00:10:33,233 --> 00:10:37,370 でも いいのです! 焦らずとも ゆっくり成長すれば! 126 00:10:37,370 --> 00:10:40,206 シルファは逃げたりしませんからぁ。 《制御魔術と 身体強化は➡ 127 00:10:40,206 --> 00:10:43,343 バレなかった。 ホントは 4つ同時に➡ 128 00:10:43,343 --> 00:10:47,046 発動させてたってのは 黙っておこう》 129 00:10:49,015 --> 00:10:51,684 気持ちいいわね。 癒やされるね。 130 00:10:51,684 --> 00:10:53,686 だぁかぁらぁ! 131 00:10:53,686 --> 00:10:56,856 風呂くらい 一人で入れると言って…。 132 00:10:56,856 --> 00:11:00,260 ダメです。 ロイド様は目を離すと➡ 133 00:11:00,260 --> 00:11:02,996 お風呂に入らず 本の虫になるんですから。 134 00:11:02,996 --> 00:11:06,165 めっ ですよ。 《なんで こうなる! 135 00:11:06,165 --> 00:11:10,169 俺は ただ 魔術を探求したいだけなのに!》 136 00:11:10,169 --> 00:11:12,672 言うこと聞かない悪い子は…。 137 00:11:12,672 --> 00:11:16,176 禁書の魔人に 食べられちゃいますよ~。 138 00:11:16,176 --> 00:11:19,679 禁書の魔人? 大昔➡ 139 00:11:19,679 --> 00:11:23,016 このサルームを 滅亡寸前まで追い込み…。 140 00:11:23,016 --> 00:11:25,485 あまたの魔術師たちの犠牲の末➡ 141 00:11:25,485 --> 00:11:28,154 書に封印された魔人…。 142 00:11:28,154 --> 00:11:31,658 (メイドたち)グリモワール! おっ…。 143 00:11:31,658 --> 00:11:34,160 あぁ たしか その書が➡ 144 00:11:34,160 --> 00:11:38,298 城の地下にある禁書庫に 封印されているという うわさの? 145 00:11:38,298 --> 00:11:40,500 そう! それそれ! 146 00:11:40,500 --> 00:11:43,369 おとぎ話でしょう。 仮に事実でも➡ 147 00:11:43,369 --> 00:11:45,638 封印されている魔人に いったい何が…。 148 00:11:45,638 --> 00:11:48,174 (メイドたち)シーッ! バカバカしい。 149 00:11:48,174 --> 00:11:51,644 そんな子どもだましに ロイド様が おびえるはずが…。 150 00:11:54,647 --> 00:11:58,851 《シルファ:怖がっていらっサルーム!》 151 00:11:58,851 --> 00:12:01,721 あぁ じゃあ 今日は お姉さんのお布団で➡ 152 00:12:01,721 --> 00:12:05,291 一緒に寝んねしましょうか。 はぁ!? バカを言いなさい! 153 00:12:05,291 --> 00:12:08,328 それは ロイド様の教育係である このシルファの役目! 154 00:12:08,328 --> 00:12:11,164 いやいや ここは私が! なら 間をとって➡ 155 00:12:11,164 --> 00:12:15,668 メイド寮に泊まっていただく ということで…。 156 00:12:15,668 --> 00:12:18,171 《城の地下の➡ 157 00:12:18,171 --> 00:12:20,173 禁書!》 158 00:12:34,621 --> 00:12:36,856 《あそこだな。 159 00:12:36,856 --> 00:12:39,325 風系統魔術 隠遁者》 160 00:12:41,728 --> 00:12:46,032 《空気の流れを操って 光の反射を操作することで➡ 161 00:12:46,032 --> 00:12:49,168 姿を見えなくする魔術だ》 162 00:12:49,168 --> 00:12:52,171 ふぁ…。 おい 気を抜くな。 163 00:12:52,171 --> 00:12:56,142 この先の封印書庫には 国を揺るがす魔術が記された➡ 164 00:12:56,142 --> 00:13:01,648 禁書に加え 強大な力を持つ魔人が 封印されているのだぞ。 165 00:13:01,648 --> 00:13:04,684 《それは期待できるな》 166 00:13:04,684 --> 00:13:08,454 お言葉ですが この警備を かいくぐる賊がいるとは➡ 167 00:13:08,454 --> 00:13:10,657 思えませんが…。 168 00:13:10,657 --> 00:13:15,561 まぁ 仮に 封印書庫まで たどりつこうとも➡ 169 00:13:15,561 --> 00:13:19,999 書庫の扉には 魔術師が 10人がかりで張った➡ 170 00:13:19,999 --> 00:13:22,969 最強の結界が施されてるしな。 171 00:13:33,146 --> 00:13:35,815 おぉっ! 172 00:13:35,815 --> 00:13:38,651 ははぁ…。 173 00:13:38,651 --> 00:13:40,653 10年 この城に住んでいるが➡ 174 00:13:40,653 --> 00:13:44,223 まさか 地下に こんな胸熱空間があったとは! 175 00:13:44,223 --> 00:13:47,327 しかし これは なんと! ふむふむ! 176 00:13:47,327 --> 00:13:52,832 はぁ… すばらしい! ここは結界の張り直しも兼ねて➡ 177 00:13:52,832 --> 00:13:54,834 じっくり チェックを…。 178 00:13:56,969 --> 00:14:03,009 ん? (グリモ)ギャーハハハハ…。 179 00:14:03,009 --> 00:14:08,147 (グリモ)よくぞ扉の結界を 解いてくれたな 坊主! 180 00:14:08,147 --> 00:14:11,150 なんだ? まったく ぶっとんだガキも➡ 181 00:14:11,150 --> 00:14:16,322 いたもんだぜ。 俺は グリモワール。 お前は? 182 00:14:16,322 --> 00:14:19,959 ロイド。 アーハハ! そうか ロイド! 183 00:14:19,959 --> 00:14:23,129 次は俺の封印を 解いてくれねぇか? 184 00:14:23,129 --> 00:14:25,631 《コイツが 禁書の魔人》 185 00:14:25,631 --> 00:14:28,801 なぁに いずれ俺の封印は解ける! 186 00:14:28,801 --> 00:14:30,970 劣化してるからな! 187 00:14:30,970 --> 00:14:33,473 遅かれ早かれ解けるんだ! 188 00:14:33,473 --> 00:14:38,344 さぁ お礼に好きなだけ 金をくれてやるぞ! 189 00:14:38,344 --> 00:14:41,647 どうだい お前が欲しいだけ➡ 190 00:14:41,647 --> 00:14:44,650 いくらでも くれてやるぜぇ。 ふむ。 191 00:14:44,650 --> 00:14:48,154 あまり レベルが高いとは言えない 生成魔術だね。 192 00:14:48,154 --> 00:14:50,823 えっ。 石くれを 無理やり 金にしたのかい? 193 00:14:50,823 --> 00:14:54,994 なっ!? 純度が低すぎるし 中身も スカスカ。 194 00:14:54,994 --> 00:14:58,131 ぐぐぐ…。 あと 封印は➡ 195 00:14:58,131 --> 00:15:01,334 俺が張り直しておくよ。 えっ!? 196 00:15:01,334 --> 00:15:04,170 俺の魔術の 研究拠点となる この国を➡ 197 00:15:04,170 --> 00:15:08,341 脅かすかもしれない魔人を 野放しにはできないしな。 198 00:15:08,341 --> 00:15:11,477 おっ 俺を封印したのは 何百年も前の連中で➡ 199 00:15:11,477 --> 00:15:14,647 今の連中に恨みは…。 信じられないね。 200 00:15:14,647 --> 00:15:16,983 じゃあ… じゃあ➡ 201 00:15:16,983 --> 00:15:19,152 古代魔術を教えてやるよ! 202 00:15:19,152 --> 00:15:22,789 何百年も前に滅んだ古代魔術! 203 00:15:22,789 --> 00:15:26,292 って 興味ねえわな んなもん…。 204 00:15:26,292 --> 00:15:30,296 《古・代・魔・術!?》 205 00:15:30,296 --> 00:15:33,800 《おっ いけそう》 おっ 教えてくれるの? 206 00:15:33,800 --> 00:15:37,136 教えるよぉ。 見たところ 君は魔術の才に➡ 207 00:15:37,136 --> 00:15:41,073 恵まれてるみたいだしねぇ。 ん? 208 00:15:41,073 --> 00:15:43,810 ⦅血にも 才にも恵まれぬ➡ 209 00:15:43,810 --> 00:15:49,482 貴様のような凡才に 魔術が ほほ笑むことは…⦆ 210 00:15:49,482 --> 00:15:52,151 そうだな。 魔術の質が➡ 211 00:15:52,151 --> 00:15:54,654 血や 才に比例するというのなら➡ 212 00:15:54,654 --> 00:15:58,090 間違いなく 庶民よりかは 恵まれた体だろうな。 213 00:15:58,090 --> 00:16:00,159 うんうん それな。 214 00:16:00,159 --> 00:16:02,428 《わぁ 自分で言うかねぇ》 215 00:16:09,802 --> 00:16:12,972 ギャハハハ… マジかよ コイツ! 216 00:16:12,972 --> 00:16:15,975 ホントに封印 解きやがった! 217 00:16:15,975 --> 00:16:19,645 なぁ なぁ だから ほら…。 218 00:16:19,645 --> 00:16:21,981 おう 古代魔術だったな。 219 00:16:21,981 --> 00:16:24,150 うんうん! 220 00:16:31,090 --> 00:16:34,794 黒閃砲だ。 勉強になったか? 221 00:16:34,794 --> 00:16:38,297 さぁて これから どうするかな。 222 00:16:40,800 --> 00:16:44,804 何!? いいね 変わった術式だ。 223 00:16:44,804 --> 00:16:49,141 構成も 成型も 発動方法すら独特だ。 224 00:16:49,141 --> 00:16:53,813 ねぇ もう少し 見せてくれるかな。 225 00:16:53,813 --> 00:16:55,815 ナメやがって! 226 00:16:59,318 --> 00:17:02,955 ふん ふん ふん…。 227 00:17:02,955 --> 00:17:06,459 フゥ なんだ この クソ硬ぇ結界はぁ! 228 00:17:06,459 --> 00:17:10,963 俺様の黒閃砲をくらって ビクともしやがらねえ! 229 00:17:10,963 --> 00:17:13,399 ただの魔力波のようだが…。 230 00:17:13,399 --> 00:17:16,168 う~ん 興味深い! 231 00:17:16,168 --> 00:17:18,638 あぁ この魔術➡ 232 00:17:18,638 --> 00:17:22,575 その効果のほどは 我が身をもって知っておきたい。 233 00:17:22,575 --> 00:17:25,645 フフフ… 悪い癖だ。 234 00:17:25,645 --> 00:17:27,713 また死ぬかもな。 235 00:17:30,216 --> 00:17:33,653 なっ!? なるほど! おもしろいな! 236 00:17:33,653 --> 00:17:36,355 こうやって構成しているのか。 237 00:17:36,355 --> 00:17:40,026 痛いな… きれいだ。 238 00:17:40,026 --> 00:17:43,162 フッ。 239 00:17:43,162 --> 00:17:46,532 次を頼むよ グリモワール。 240 00:17:46,532 --> 00:17:50,670 うぬぬ… ガキがぁ~! 241 00:17:50,670 --> 00:17:53,506 塗り潰せ! 黒く黒く黒く…。 242 00:17:53,506 --> 00:17:58,511 二重詠唱! 貫き えぐれ 我が刃! 243 00:17:58,511 --> 00:18:01,213 螺旋黒閃砲! 244 00:18:04,183 --> 00:18:06,185 おもしろい! 245 00:18:06,185 --> 00:18:10,056 《詠唱の手前 2つの呪文を 完全同時というのは➡ 246 00:18:10,056 --> 00:18:12,091 通常は不可能だ。 247 00:18:12,091 --> 00:18:15,828 口を 2つ作れる 魔人特有の技術だな。 248 00:18:15,828 --> 00:18:18,998 2つの術式を織り交ぜ 一つの魔術として➡ 249 00:18:18,998 --> 00:18:22,134 発動させている。 まぁ 内容的には➡ 250 00:18:22,134 --> 00:18:24,804 さっきの黒ナントカの 上位種のようだが…。 251 00:18:24,804 --> 00:18:26,973 ハァ ハァ… あれ? 252 00:18:26,973 --> 00:18:30,977 バッ バカな! 俺の最大威力の魔術だぞ! 253 00:18:30,977 --> 00:18:33,479 うん いい魔術だ。 254 00:18:33,479 --> 00:18:36,015 習得は さぞかし楽しかったろう。 255 00:18:36,015 --> 00:18:38,150 無数の術式を体に刻み➡ 256 00:18:38,150 --> 00:18:42,154 魔力線をいじめぬき ひたすら知識を蓄える…。 257 00:18:42,154 --> 00:18:45,157 最高だな! ん…。 258 00:18:45,157 --> 00:18:48,661 あっ…。 ん…。 259 00:18:50,663 --> 00:18:53,100 《なんだ あのガキは! つきあってられるか!》 260 00:18:53,100 --> 00:18:56,335 わっ! なっ!? これは…。 261 00:18:56,335 --> 00:19:00,639 結界だよ。 上は城だし 一応ね。 262 00:19:00,639 --> 00:19:03,642 《コイツ いったい 何枚結界を…》 263 00:19:03,642 --> 00:19:06,012 おっ 俺様が逃げるとでも? 264 00:19:06,012 --> 00:19:08,581 いやいや まさか。 265 00:19:08,581 --> 00:19:12,318 俺がね 昔… ちょっと やらかして。 266 00:19:12,318 --> 00:19:15,688 一応なんだ。 267 00:19:15,688 --> 00:19:18,024 わけわからねえことを! 268 00:19:18,024 --> 00:19:20,393 あぁ それは もういいよ。 えっ。 269 00:19:20,393 --> 00:19:23,262 だから それは もうわかった。 270 00:19:25,431 --> 00:19:27,433 次は…。 271 00:19:31,837 --> 00:19:35,708 防御魔術を見せてくれ! 272 00:19:35,708 --> 00:19:37,810 炎烈火球! 273 00:19:37,810 --> 00:19:40,746 なっ なんだ その魔力量は! 274 00:19:40,746 --> 00:19:44,817 うわぁ~! 275 00:19:44,817 --> 00:19:54,960 ♬~ 276 00:19:54,960 --> 00:19:57,797 プスー…。 277 00:19:57,797 --> 00:20:00,466 ぐぐ…。 278 00:20:00,466 --> 00:20:04,336 うぅ…。 279 00:20:04,336 --> 00:20:06,672 なんで防御しなかったの? 280 00:20:06,672 --> 00:20:09,141 《なんなんだ このクソガキ!》 281 00:20:21,153 --> 00:20:23,422 あぁ…。 282 00:20:26,492 --> 00:20:29,795 あれだけ粉々になった部屋を こうも完璧に…。 283 00:20:29,795 --> 00:20:32,465 さすが ロイド様! ロイド様? 284 00:20:32,465 --> 00:20:36,435 こんなすげぇ魔術師に会ったのは 初めてでさぁ。 285 00:20:36,435 --> 00:20:40,806 すごいのは グリモワール お前だぞ。 286 00:20:40,806 --> 00:20:44,677 魔人は魔術では死なないんだなぁ。 287 00:20:44,677 --> 00:20:47,313 へ… へぇ。 多少 痛みはあるんですが…。 288 00:20:47,313 --> 00:20:49,748 どれくらい死なないのかなぁ。 289 00:20:49,748 --> 00:20:51,984 気になる。 えっ! いやいやいや➡ 290 00:20:51,984 --> 00:20:55,321 待って待って待って…。 まっ まま… まいりました。 291 00:20:55,321 --> 00:20:58,357 このグリモワール あなた様に服従いたしやす! 292 00:20:58,357 --> 00:21:01,160 ぜひとも使い魔に! 293 00:21:01,160 --> 00:21:04,830 使い魔… あっ。 いいよ。 294 00:21:04,830 --> 00:21:08,501 《なんか こう モルモットを見る目で 見られてる気が…》 295 00:21:08,501 --> 00:21:11,537 しかし その姿じゃ目立つ。 296 00:21:11,537 --> 00:21:14,507 小さく変身とか できないか? はっ はいな! 297 00:21:16,942 --> 00:21:21,013 《どうだ クソガキ! メチャクチャかわいく 変身してやったぜ! 298 00:21:21,013 --> 00:21:23,849 自力で勝てねえなら メロメロに油断させてから➡ 299 00:21:23,849 --> 00:21:26,352 ブチ殺して…》 300 00:21:26,352 --> 00:21:29,221 ほら 服に入れ。 えっ。 301 00:21:29,221 --> 00:21:31,257 そんなに密着しちゃって いいんですかい? 302 00:21:31,257 --> 00:21:33,292 ん? あぁ。 303 00:21:33,292 --> 00:21:36,162 《バカだ コイツ! そんだけ密着できりゃ➡ 304 00:21:36,162 --> 00:21:39,832 精神を支配して 肉体を乗っ取ることも容易だぜ》 305 00:21:39,832 --> 00:21:42,001 ぐはっ! 306 00:21:42,001 --> 00:21:45,371 《なんっだ この魔力密度…。 307 00:21:45,371 --> 00:21:50,509 指一本 入れる気がしねえ。 魔力の化け物…。 308 00:21:50,509 --> 00:21:52,678 人間じゃねえ!》 309 00:21:52,678 --> 00:21:55,848 どうした? 寒いのか? 310 00:21:55,848 --> 00:21:59,018 震えてるぞ。 だっ 大丈夫です。 311 00:21:59,018 --> 00:22:01,353 俺のことは グリモと呼んでくだせぇ。 312 00:22:01,353 --> 00:22:04,190 うん。 よろしくな グリモ。 313 00:22:04,190 --> 00:22:07,826 《まぁ しばらくは 従順にしておこう…》 314 00:22:07,826 --> 00:22:11,697 さぁ 読みまくるぞ~!