1 00:00:08,442 --> 00:00:11,111 (シロ)ハッ ハッ ハッ…。 2 00:00:11,111 --> 00:00:13,780 (ロイド)お座り。 3 00:00:13,780 --> 00:00:15,449 お手。 4 00:00:15,449 --> 00:00:18,252 ちんちん。 (シルファ)お見事です。 5 00:00:18,252 --> 00:00:22,856 これくらいの簡単な命令は すぐ覚えてくれたんだけど…。 6 00:00:22,856 --> 00:00:25,459 例えば 3回 回って ワンを➡ 7 00:00:25,459 --> 00:00:29,763 速度 場所 ほえ方のニュアンスまで 正確に命令するには➡ 8 00:00:29,763 --> 00:00:32,266 どうしたらいいかなと。 9 00:00:32,266 --> 00:00:35,269 魔力に命令術式を書き込んで 飛ばすってのも➡ 10 00:00:35,269 --> 00:00:37,971 試したんだけど…。 ワン! 11 00:00:40,274 --> 00:00:44,278 そもそも術式を理解できないから 混乱して こうなるんだ。 12 00:00:44,278 --> 00:00:48,415 なるほど。 どなたか魔獣に詳しい方から➡ 13 00:00:48,415 --> 00:00:51,084 助言が いただけるといいのですが。 14 00:00:51,084 --> 00:00:54,755 魔獣の専門家か…。 15 00:00:54,755 --> 00:00:57,424 (シルファ/ロイド)あっ! いました 詳しそうなお方が。 16 00:00:57,424 --> 00:01:00,427 俺も たぶん 同じ人を思い出した。 17 00:01:03,096 --> 00:01:06,466 (シルファ)行ってみましょうか➡ 18 00:01:06,466 --> 00:01:11,038 アリーゼ様の箱庭の塔に…。 19 00:01:11,038 --> 00:01:13,307 あまり気が進まないなぁ。 20 00:02:56,076 --> 00:03:05,052 (鳴き声) 21 00:03:05,052 --> 00:03:07,554 (グリモ)こんな塔を 所有してるって…。 22 00:03:07,554 --> 00:03:10,924 どういう人なんです? その アリーゼって。 23 00:03:10,924 --> 00:03:15,095 サルーム王国第六王女 アリーゼ・ディ・サルーム。 24 00:03:15,095 --> 00:03:17,097 3つ上の姉さんだ。 25 00:03:17,097 --> 00:03:20,467 見てのとおり 姉さんは生っ粋の動物好きで➡ 26 00:03:20,467 --> 00:03:23,570 犬猫は もちろん は虫類や 鳥類➡ 27 00:03:23,570 --> 00:03:26,907 果ては魔獣まで この塔で飼育してるんだ。 28 00:03:26,907 --> 00:03:29,743 (アリーゼ)ハァ ハァ ハァ…。 29 00:03:29,743 --> 00:03:33,113 (アリーゼ)ロ・イ… ドーん! わっ わぁ~! 30 00:03:33,113 --> 00:03:35,749 ロイド ロイド ロイド! 31 00:03:35,749 --> 00:03:38,919 おっ お久しぶりです アリーゼ姉さ…。 32 00:03:38,919 --> 00:03:41,254 んっ! あぁ~! 33 00:03:41,254 --> 00:03:44,091 ロイド様! お気を確かに! 34 00:03:44,091 --> 00:03:46,927 これは非常時! 私の口づけで! 35 00:03:46,927 --> 00:03:49,463 (エリス)急に 駆けだしたと思ったら…。 36 00:03:49,463 --> 00:03:52,599 エリスさん! どうして アリーゼ様は➡ 37 00:03:52,599 --> 00:03:56,436 ロイド様を見ると すぐ チューとかしちゃうんですか! 38 00:03:56,436 --> 00:03:58,572 かわいいから。 39 00:03:58,572 --> 00:04:00,607 それで? それで? 40 00:04:00,607 --> 00:04:04,077 私に用って このベアウルフちゃんのことかしら? 41 00:04:04,077 --> 00:04:06,079 シロって言います。 42 00:04:06,079 --> 00:04:09,282 しかし よく ベアウルフだと 一目でわかりましたね。 43 00:04:09,282 --> 00:04:12,419 勘よ! たしか 「まりょく」っていうのが➡ 44 00:04:12,419 --> 00:04:15,455 影響するのよね~。 45 00:04:15,455 --> 00:04:18,859 帰りましょう。 アリーゼ様は 魔力のことすら➡ 46 00:04:18,859 --> 00:04:21,595 理解していないご様子。 47 00:04:21,595 --> 00:04:24,097 これでは 魔獣と心を通わす方法など➡ 48 00:04:24,097 --> 00:04:28,935 わかるわけが…。 まぁまぁ もう少し。 49 00:04:28,935 --> 00:04:31,805 アリーゼ姉さん。 よければ 姉さんの魔獣も➡ 50 00:04:31,805 --> 00:04:34,341 見せてほしいのですが…。 フフッ。 51 00:04:34,341 --> 00:04:36,743 (2人)ん? (アリーゼ)もう呼んでおいたわよ。 52 00:04:41,281 --> 00:04:45,619 紹介するわね! レッサーフェンリルの リルよ! 53 00:04:45,619 --> 00:04:48,255 《コイツは ベアウルフの上位種!》 54 00:04:48,255 --> 00:04:51,758 《おれの気配察知を くぐり抜けてきたのか? 55 00:04:51,758 --> 00:04:54,394 いや そんなことより…》 56 00:04:54,394 --> 00:04:56,429 これ 返すわね。 57 00:04:56,429 --> 00:04:59,432 《この人は いつ命令した? 58 00:04:59,432 --> 00:05:03,603 俺たちの背後で フェンリルは 来いと指示を受けていた。 59 00:05:03,603 --> 00:05:07,107 いや 気付かれないように シルファのカチューシャを取り➡ 60 00:05:07,107 --> 00:05:09,543 そこで待機しろ… までが 姉さんの出した➡ 61 00:05:09,543 --> 00:05:12,779 指示だったとしたら 相当量の指示を➡ 62 00:05:12,779 --> 00:05:14,915 ノーモーションで送ったことになる! 63 00:05:14,915 --> 00:05:18,952 すごい! どうやったんだろう! 気になる!》 64 00:05:18,952 --> 00:05:23,089 姉さん 教えてください! シロと意思疎通する方法を! 65 00:05:23,089 --> 00:05:26,760 ホホホッ 厳しい修行になるぞよ? 66 00:05:26,760 --> 00:05:29,462 好きです! そういうの! 67 00:05:29,462 --> 00:05:33,133 ならば教えましょう。 動物との意思疎通➡ 68 00:05:33,133 --> 00:05:36,436 その極意とは…。 極意とは…。 69 00:05:38,505 --> 00:05:40,907 愛よ! 70 00:05:40,907 --> 00:05:44,311 愛… そう 愛さえあれば➡ 71 00:05:44,311 --> 00:05:49,249 どんな魔獣とも わかり合えるのよ! 72 00:05:49,249 --> 00:05:51,284 (鳴き声) 73 00:05:51,284 --> 00:05:53,420 ほらっ! 74 00:05:53,420 --> 00:05:57,090 無駄です ロイド様。 あれで アリーゼ様は天才➡ 75 00:05:57,090 --> 00:06:00,594 というか 寄せ餌体質というか。 寄せ餌体質!? 76 00:06:00,594 --> 00:06:05,098 エリス ひどい! みんなだってできるのにぃ! 77 00:06:05,098 --> 00:06:07,100 ん? ふわ~として➡ 78 00:06:07,100 --> 00:06:09,903 ぱぁ~って感じよ! 79 00:06:09,903 --> 00:06:14,407 なっ!? あっ ちょっ! 80 00:06:14,407 --> 00:06:16,409 んもう! お戯れを! 81 00:06:16,409 --> 00:06:18,812 やっぱり帰りましょう ロイド様! 82 00:06:18,812 --> 00:06:22,582 愛なんて抽象的すぎて 参考になど…。 83 00:06:22,582 --> 00:06:24,584 ロイド様? 84 00:06:24,584 --> 00:06:28,255 なるほど… それは盲点でした! 85 00:06:28,255 --> 00:06:32,392 まぁ。 ロイド様が➡ 86 00:06:32,392 --> 00:06:34,794 愛に ご興味を? 87 00:06:34,794 --> 00:06:38,331 ⦅シルファ! 88 00:06:38,331 --> 00:06:40,901 ロイド様! シルファは いつも➡ 89 00:06:40,901 --> 00:06:43,904 優しくて 温かいな。 90 00:06:43,904 --> 00:06:48,074 はい。 それは 愛がゆえかと。 91 00:06:48,074 --> 00:06:50,744 おもしろいなぁ 愛…。 92 00:06:50,744 --> 00:06:52,946 もっと教えて シルファ…。 93 00:06:52,946 --> 00:06:56,583 はい。 私でよろしければ…⦆ 94 00:06:56,583 --> 00:06:59,753 ムフフ…。 俺は シロに命令してた。 95 00:06:59,753 --> 00:07:03,123 けど 姉さんが 動物たちにしていたのは➡ 96 00:07:03,123 --> 00:07:06,693 命令ではなく 共有! 97 00:07:06,693 --> 00:07:09,262 動物たちが 一斉に動いた瞬間➡ 98 00:07:09,262 --> 00:07:12,899 姉さんの頭から 直接 魔力が 動物たちに飛んでいくのが➡ 99 00:07:12,899 --> 00:07:16,403 見えた。 指先からでなく➡ 100 00:07:16,403 --> 00:07:18,905 頭から 頭に。 101 00:07:18,905 --> 00:07:23,076 姉さんは 無意識に 頭を 動物たちと魔力でつなげて➡ 102 00:07:23,076 --> 00:07:25,378 イメージを直接 伝えていたんだ。 103 00:07:27,480 --> 00:07:31,251 《命令するのではなく イメージの同期…》 104 00:07:34,087 --> 00:07:36,623 《思いを➡ 105 00:07:36,623 --> 00:07:38,725 共有する!》 106 00:07:44,431 --> 00:07:46,433 ハッ ハッ ハッ…。 これは! 107 00:07:46,433 --> 00:07:49,069 何も命令していないのに! 108 00:07:49,069 --> 00:07:51,571 《3回… 回って》 109 00:07:54,240 --> 00:07:57,911 ワン! 110 00:07:57,911 --> 00:08:00,580 よ~し! 完璧だ シロ! 111 00:08:00,580 --> 00:08:03,149 速度も 場所も ほえ方も! 112 00:08:03,149 --> 00:08:06,619 ロイド様は天才です。 イメージの共有とは➡ 113 00:08:06,619 --> 00:08:09,255 まさに魔獣使いの技! 114 00:08:09,255 --> 00:08:13,760 えぇ。 私のイメージとは 少し違いましたが…。 115 00:08:13,760 --> 00:08:15,962 違うもん。 ん? 116 00:08:15,962 --> 00:08:18,798 愛だもん! きょーゆーとか 操るとか➡ 117 00:08:18,798 --> 00:08:21,868 そんな難しいことじゃなくて! 118 00:08:21,868 --> 00:08:24,771 もちろん 愛が重要です。 119 00:08:24,771 --> 00:08:27,273 あ…。 その力は 姉さんが➡ 120 00:08:27,273 --> 00:08:31,678 動物が大好きだから 芽生えたものでしょうし。 121 00:08:31,678 --> 00:08:36,750 そもそも 心を共有しても 共感してくれなくては➡ 122 00:08:36,750 --> 00:08:39,619 動物たちも動いてくれません。 123 00:08:39,619 --> 00:08:41,888 深いですね 愛は! 124 00:08:44,457 --> 00:08:47,027 えっ? ロイド! 125 00:08:47,027 --> 00:08:51,097 あっ ちょっ 姉さん! 動物たちと 頭つなげてます! 126 00:08:51,097 --> 00:08:56,770 止めて! 共有 止めて! シルファも エリスも離れろ~! 127 00:08:56,770 --> 00:08:58,938 ひどい目に 遭った。 128 00:08:58,938 --> 00:09:02,108 申し訳ありません。 129 00:09:02,108 --> 00:09:04,611 でも おかげで 魔獣とのつながり方が➡ 130 00:09:04,611 --> 00:09:07,547 少しわかったぞ! ワン! 131 00:09:07,547 --> 00:09:10,417 よかったですね。 それでは 剣術訓練も➡ 132 00:09:10,417 --> 00:09:12,585 張り切って まいりましょう! 133 00:09:12,585 --> 00:09:15,455 えぇ…。 (アルベルト)いいや! 134 00:09:15,455 --> 00:09:17,457 ん…。 (アルベルト)ロイドは これから➡ 135 00:09:17,457 --> 00:09:20,593 僕と用がある。 アルベルト兄さん。 136 00:09:20,593 --> 00:09:23,596 いやいや これから剣術訓練が…。 137 00:09:23,596 --> 00:09:27,767 いやいや 君… ロイドを独占しすぎだよ。 138 00:09:27,767 --> 00:09:30,170 あっ。 今日は いったい なんの用です? 139 00:09:30,170 --> 00:09:32,939 実は紹介したい人がいてね。 140 00:09:32,939 --> 00:09:36,576 どなたです? ロイドも覚えているだろ? 141 00:09:36,576 --> 00:09:40,447 お前の兄 第四王子のディアンだ! 142 00:09:40,447 --> 00:09:43,116 (ディアン)おう 久しぶりだな。 143 00:09:43,116 --> 00:09:45,885 ディ… ディアン兄さん…。 144 00:09:54,027 --> 00:09:57,063 ワン ワン ワン…。 145 00:09:57,063 --> 00:10:00,533 ロイド お前 アル兄の魔剣に➡ 146 00:10:00,533 --> 00:10:04,537 付与魔術を施したらしいな。 えぇ まぁ。 147 00:10:04,537 --> 00:10:08,741 (ロイド/アルベルト)うっ! とてもじゃねえが信じられねえ。 148 00:10:08,741 --> 00:10:11,377 あっ。 お前が ホラ吹きか どうか➡ 149 00:10:11,377 --> 00:10:15,381 この俺が判定してやる。 あ…。 150 00:10:15,381 --> 00:10:18,551 ほら ディアンは鍛冶師だから…。 151 00:10:18,551 --> 00:10:22,956 (アルベルト)10歳で鍛冶技術に優れた 隣国 バートラムに留学してたから➡ 152 00:10:22,956 --> 00:10:25,558 付与技術なんかにも 興味があるんだよ。 153 00:10:25,558 --> 00:10:28,228 覚えています。 王子の身でありながら➡ 154 00:10:28,228 --> 00:10:31,698 国のために勉強に行くなんて 立派だと思いました。 155 00:10:31,698 --> 00:10:33,900 お… 俺のことは どうでもいい! 156 00:10:33,900 --> 00:10:36,236 いいから その剣に付与しやがれ! 157 00:10:36,236 --> 00:10:38,404 必要なものは そろえたからな! 158 00:10:42,408 --> 00:10:46,079 《ディアン:納得いかねえ。 ただでさえ 付与ってやつは➡ 159 00:10:46,079 --> 00:10:50,416 高等技術だ。 それを魔剣に施しただと? 160 00:10:50,416 --> 00:10:53,686 そんな術師 バートラムにも いなかったぞ》 161 00:10:58,057 --> 00:11:02,896 《ディアン:ロイドの野郎 7年見ぬ間に ホラ吹きになりやがって…。 162 00:11:02,896 --> 00:11:06,566 俺が教育し直して…》 163 00:11:06,566 --> 00:11:09,235 フゥ… こんな感じでしょうか? 164 00:11:09,235 --> 00:11:12,071 んっ…。 ディアン兄さん!? 165 00:11:12,071 --> 00:11:15,208 《アルベルト:無理もない。 こんなの素人でもわかる。 166 00:11:15,208 --> 00:11:20,380 工程度外視の付与技術… 故に迅速! なのに精密!》 167 00:11:20,380 --> 00:11:22,749 《なんだ この術式の書き込み! 168 00:11:22,749 --> 00:11:24,918 強度増加に 弾性強化➡ 169 00:11:24,918 --> 00:11:27,587 自浄作用に 自己修復。 170 00:11:27,587 --> 00:11:30,757 これは… これは…》 171 00:11:30,757 --> 00:11:34,727 本物だな ロディ坊。 172 00:11:34,727 --> 00:11:37,630 おぉっ。 お前となら作れるかもしれねぇ! 173 00:11:37,630 --> 00:11:40,700 俺の夢 最強の魔剣を! 174 00:11:40,700 --> 00:11:44,070 最強の魔剣…。 175 00:11:44,070 --> 00:11:47,740 (ディアン)単に付与を施した武器とは わけが違う! 176 00:11:47,740 --> 00:11:51,411 鋼を鍛える段階で 術式を練り込むから➡ 177 00:11:51,411 --> 00:11:54,914 はるかに上位の術式を 織り込める! 178 00:11:54,914 --> 00:11:57,884 付与術師と 鍛冶師が いったいとなって➡ 179 00:11:57,884 --> 00:12:01,821 初めて完成する最強の武器だ! 180 00:12:01,821 --> 00:12:03,890 俺はな ロディ坊➡ 181 00:12:03,890 --> 00:12:07,427 ガキのころから 魔術ってやつが好きだった。 182 00:12:07,427 --> 00:12:10,630 でも ダメだった。 才能がなかった。 183 00:12:13,232 --> 00:12:16,903 でも魔剣はすげぇ! 誰でも振るうだけで火が出る! 184 00:12:16,903 --> 00:12:19,539 風が立つ! 俺は いつか➡ 185 00:12:19,539 --> 00:12:24,410 みんなが魔術を撃てる! 魔剣を持てる国にしてぇんだ! 186 00:12:24,410 --> 00:12:30,083 魔術が使えない者も 魔術が使える魔剣… ですか。 187 00:12:30,083 --> 00:12:32,385 《俺には全然 意味ないけど➡ 188 00:12:32,385 --> 00:12:36,222 製造方法に興味があるなぁ。 気になる!》 189 00:12:36,222 --> 00:12:40,393 やりましょう ディアン兄さん! おう! 親方と呼べ! 190 00:12:40,393 --> 00:12:42,662 僕は公務だよ…。 親方! 191 00:12:45,398 --> 00:12:48,234 親方 どんな魔術を込めましょう? 192 00:12:48,234 --> 00:12:51,738 やっぱ火だな! 振ったら火が出る剣がいい。 193 00:12:51,738 --> 00:12:55,908 なんせ カッコいいからよ。 じゃあ 炎烈火球にしましょう。 194 00:12:55,908 --> 00:12:59,879 そりゃ無理だ。 炎烈火球の術式は 十四節だろ? 195 00:12:59,879 --> 00:13:02,382 魔剣は最大 五節が限界…。 196 00:13:02,382 --> 00:13:04,784 じゃあ 圧縮して 二節にします。 197 00:13:04,784 --> 00:13:06,919 あぁ? 198 00:13:06,919 --> 00:13:08,888 出来ました! 199 00:13:08,888 --> 00:13:11,391 半節 いきます! おっ おう。 200 00:13:15,728 --> 00:13:19,399 (2人)あぁっ! 置いただけで割れやがった! 201 00:13:19,399 --> 00:13:22,368 《炎烈火球の術式が重すぎたか。 202 00:13:22,368 --> 00:13:25,238 圧縮率を下げて 次は三節…。 203 00:13:25,238 --> 00:13:27,407 四節まで分割して…》 204 00:13:27,407 --> 00:13:30,877 やり直します! もう一度 お願いします! 205 00:13:33,413 --> 00:13:35,381 ん? 206 00:13:41,554 --> 00:13:45,224 くっ…。 また 割れてしまいましたね。 207 00:13:45,224 --> 00:13:48,394 すみません。 俺のせいで➡ 208 00:13:48,394 --> 00:13:52,065 もう どれだけ 魔髄液を ダメにしたか…。 209 00:13:52,065 --> 00:13:54,400 《でも なぜだ? 普通の火球まで➡ 210 00:13:54,400 --> 00:13:57,970 術式を軽くしたのに… なぜ割れる!》 211 00:13:57,970 --> 00:14:00,006 クーン。 212 00:14:00,006 --> 00:14:02,208 《珍しく苦戦してるな》 213 00:14:02,208 --> 00:14:05,411 ん? 気にすんな ロディ坊! 214 00:14:05,411 --> 00:14:09,882 お前の術式は 俺が意地でも 鋼に たたき込んでやるよ。 215 00:14:09,882 --> 00:14:13,786 親方…。 ロイド様。 216 00:14:13,786 --> 00:14:17,223 どうした グリモ。 この魔髄液…。 217 00:14:17,223 --> 00:14:20,393 遠慮なんかすんな ガンガンいけ! 218 00:14:20,393 --> 00:14:25,431 何しろ その魔髄液 クッソ安かったからな! アハハハ…。 219 00:14:25,431 --> 00:14:28,201 水系統魔術 純度上昇! 220 00:14:30,870 --> 00:14:34,407 思ったとおり 赤魔粉が ほとんど入ってない。 221 00:14:34,407 --> 00:14:37,043 付与程度なら ともかく 魔剣となると➡ 222 00:14:37,043 --> 00:14:39,045 純度が足りないのでしょう。 223 00:14:39,045 --> 00:14:41,581 魔髄液も ピンキリなんだな。 224 00:14:41,581 --> 00:14:44,384 親方は 赤魔粉って 持ってませんか? 225 00:14:44,384 --> 00:14:48,721 魔物の核が原料のやつだろ? 持ってねえなぁ。 226 00:14:48,721 --> 00:14:52,558 (ディアン)ありゃ レアだからな。 ですよねぇ。 227 00:14:52,558 --> 00:14:54,927 《しかたない。 また こっそり ダンジョンで➡ 228 00:14:54,927 --> 00:14:57,463 魔物を狩って…》 229 00:14:57,463 --> 00:14:59,899 あっ でしたら ダンジョンに行って➡ 230 00:14:59,899 --> 00:15:01,868 魔物を狩ってきては いかがでしょう。 231 00:15:06,606 --> 00:15:08,708 ななな… 何を言ってるんだ シルファ! 232 00:15:08,708 --> 00:15:10,877 お… 王子たる俺が ダンジョンなんて…。 233 00:15:10,877 --> 00:15:15,047 (シルファ)先日の魔獣の一件で 王様に提案しておきました。 234 00:15:15,047 --> 00:15:19,051 えっ。 ロイド様の見聞を広げるためにも➡ 235 00:15:19,051 --> 00:15:22,889 広い世界を体感していただくのは いかがかと。 236 00:15:22,889 --> 00:15:25,391 (シルファ)王様も大賛成でした。 237 00:15:25,391 --> 00:15:29,095 行ってみますか 冒険者としての第一歩➡ 238 00:15:29,095 --> 00:15:31,097 冒険者ギルドへ! 239 00:15:35,568 --> 00:15:38,571 おぉ…。 240 00:15:40,573 --> 00:15:43,075 (カタリナ)ようこそ 冒険者ギルドへ。 241 00:15:43,075 --> 00:15:45,244 カタリナと申します。 242 00:15:45,244 --> 00:15:49,549 ご登録には 氏名 年齢 住所 登録職などの記入が➡ 243 00:15:49,549 --> 00:15:53,553 必要です。 正直に書いて かまいません。 244 00:15:53,553 --> 00:15:57,223 記入が終わりましたら この水晶に手を置いてください。 245 00:15:57,223 --> 00:16:01,394 あなたの能力値を測定し 冒険者ランクを決めます。 246 00:16:01,394 --> 00:16:04,063 《能力測定用水晶球。 247 00:16:04,063 --> 00:16:07,567 前世で魔術学園に 入学するときも使ったな。 248 00:16:07,567 --> 00:16:09,936 こいつは 微量の魔力を帯びていて➡ 249 00:16:09,936 --> 00:16:12,572 触れると 魔力が体内を駆け巡り➡ 250 00:16:12,572 --> 00:16:15,641 そこで得た情報から ステータスを測定する》 251 00:16:15,641 --> 00:16:17,577 ⦅測定不能!? うわぁ!⦆ 252 00:16:17,577 --> 00:16:22,248 《今の俺が触れたら 爆発オチの未来しか見えない。 253 00:16:22,248 --> 00:16:24,617 それは まずい。 目立つ!》 254 00:16:28,721 --> 00:16:32,291 《とにかく ふだんから 極小まで圧縮してる魔力を➡ 255 00:16:32,291 --> 00:16:35,294 体内で更に圧縮…。 256 00:16:35,294 --> 00:16:38,364 小さく 希薄に…。 257 00:16:38,364 --> 00:16:42,034 ミジンコレベルにまで圧縮…》 258 00:16:42,034 --> 00:16:45,705 (カタリナ/シルファ)あっ。 259 00:16:45,705 --> 00:16:48,741 ギャハハ… 総合 Eだってよ! 260 00:16:48,741 --> 00:16:51,744 普通 どんだけ雑魚でも Dは いくだろ! 261 00:16:51,744 --> 00:16:55,748 いえ これ すごいですよ。 魔力値 Aだなんて…。 262 00:16:55,748 --> 00:16:58,050 熟練の魔術師レベル! 263 00:16:58,050 --> 00:17:01,220 《おかしいな。 魔力を 1割以下にまで➡ 264 00:17:01,220 --> 00:17:03,222 抑えたはずなのに…》 265 00:17:03,222 --> 00:17:05,391 間違いない! ロイドさんは あの➡ 266 00:17:05,391 --> 00:17:09,562 銀の剣姫に匹敵する 冒険者の逸材です! 267 00:17:09,562 --> 00:17:13,065 銀の剣姫に匹敵するだぁ!? 268 00:17:13,065 --> 00:17:16,569 鬼のような強さで あまたのダンジョンを攻略し➡ 269 00:17:16,569 --> 00:17:19,739 Aランクに昇格したあと あっさり冒険者をやめた➡ 270 00:17:19,739 --> 00:17:23,242 伝説の剣姫様と Eランクのガキが➡ 271 00:17:23,242 --> 00:17:26,379 同格なわけねえだろ! カタリナさん➡ 272 00:17:26,379 --> 00:17:29,549 早速 ダンジョン系の依頼を 受けたいのですが…。 273 00:17:29,549 --> 00:17:32,718 ダンジョン系の依頼は Bランク以上の冒険者が➡ 274 00:17:32,718 --> 00:17:37,056 1人以上 必要です。 私が再登録すればよいでしょう。 275 00:17:37,056 --> 00:17:39,725 なぁなぁ ガキは ほっといて➡ 276 00:17:39,725 --> 00:17:42,895 俺たちと ダンジョンデートと しゃれこもうぜ…。 277 00:17:42,895 --> 00:17:45,364 えっ? (悲鳴) 278 00:17:45,364 --> 00:17:48,401 ナンパする相手を間違えましたね。 279 00:17:48,401 --> 00:17:51,571 (カタリナ)シルファさんが その剣姫様ですよ。 280 00:17:51,571 --> 00:17:55,441 (冒険者たち)えぇ~! (カタリナ)でも 残念 シルファさん➡ 281 00:17:55,441 --> 00:17:58,711 再登録は 2ランクダウンの Cランクスタートです。 282 00:17:58,711 --> 00:18:00,746 そうなのですか。 283 00:18:00,746 --> 00:18:04,617 (タオ)フッフッフッ! お困りのようなら➡ 284 00:18:04,617 --> 00:18:07,553 手を 貸してあげなくもないあるよ➡ 285 00:18:07,553 --> 00:18:11,223 ロイド。 しかたない 帰りましょう。 286 00:18:11,223 --> 00:18:14,060 (タオ)帰るな! ハァ。 287 00:18:14,060 --> 00:18:16,562 どこにでも湧きますね あなた。 288 00:18:16,562 --> 00:18:19,398 ロベルトという方を 捜す旅に出たのでは? 289 00:18:19,398 --> 00:18:21,567 それな! それな? 290 00:18:21,567 --> 00:18:24,070 全然 見つからないある…。 291 00:18:24,070 --> 00:18:27,206 バカみたいに ダンジョン探してたら 強くなっちゃって➡ 292 00:18:27,206 --> 00:18:30,376 そのうち Aランクに昇格する勢いある。 293 00:18:30,376 --> 00:18:34,380 だから 手伝う代わりに アルベルト様を紹介するある! 294 00:18:34,380 --> 00:18:37,083 お茶会を セッティングするある! 295 00:18:37,083 --> 00:18:39,919 あなたという人は…。 296 00:18:39,919 --> 00:18:43,723 では この依頼など いかがでしょう。 297 00:18:43,723 --> 00:18:45,891 そのポンチョ 返しなさい。 298 00:18:45,891 --> 00:18:49,895 ベーッ! 嫌ある。 う~ん それにしても➡ 299 00:18:49,895 --> 00:18:52,398 シルファは すごい冒険者だったんだな! 300 00:18:52,398 --> 00:18:55,368 お恥ずかしい。 修行のためになった➡ 301 00:18:55,368 --> 00:19:01,240 冒険者でしたし 当時は まだまだ半人前でした。 302 00:19:01,240 --> 00:19:05,911 それに 苦戦を強いられ しとめ損ねた連中もいました。 303 00:19:05,911 --> 00:19:08,280 シルファが? えぇ。 304 00:19:08,280 --> 00:19:10,316 たしか その名を➡ 305 00:19:10,316 --> 00:19:12,852 暗殺者ギルド。 306 00:19:12,852 --> 00:19:29,735 ♬~ 307 00:19:29,735 --> 00:19:32,104 調子は どうだい ディアン。 308 00:19:32,104 --> 00:19:34,206 万端だぜ アル兄! 309 00:19:34,206 --> 00:19:36,742 数日もすれば ロディ坊が帰ってくる。 310 00:19:36,742 --> 00:19:41,447 素材さえあれば…。 そうか 数日かかるか…。 311 00:19:43,382 --> 00:19:47,887 まさか 戦が近いのか? 312 00:19:47,887 --> 00:19:51,390 (アルベルト)かなり怪しい状況なのは 確かだね。 313 00:19:51,390 --> 00:19:53,926 待ってくれ! あと少し…。 314 00:19:53,926 --> 00:19:57,997 ロディ坊が帰ってくれば 魔剣を量産して…。 315 00:19:57,997 --> 00:20:01,734 2人を引き合わせたのは 単純に 昔みたいに➡ 316 00:20:01,734 --> 00:20:04,403 兄弟 仲よくしてほしかったからさ。 317 00:20:04,403 --> 00:20:08,307 戦の心配をする必要はないよ。 318 00:20:08,307 --> 00:20:10,976 くっ… でもよ…。 319 00:20:12,912 --> 00:20:15,748 ただ いつの日か その剣で➡ 320 00:20:15,748 --> 00:20:18,617 一人でも多くの民が 救えたのなら➡ 321 00:20:18,617 --> 00:20:20,719 それは すてきだ。 くっ。 322 00:20:20,719 --> 00:20:23,889 だから 魔剣の研究は続けてくれ。 323 00:20:23,889 --> 00:20:27,059 くっ… ハッ。 324 00:20:27,059 --> 00:20:30,062 間に合うかもしれねぇぜ その日に! 325 00:20:30,062 --> 00:20:33,632 えっ? 親方! 326 00:20:33,632 --> 00:20:37,002 (ディアン)アル兄 ロディ坊… いや➡ 327 00:20:37,002 --> 00:20:40,573 ロイドってのは大したタマだぜ! 328 00:20:40,573 --> 00:20:42,908 知ってるさ。 329 00:20:42,908 --> 00:20:47,813 (アルベルト)僕はね ディアン ロイドが笑っていると➡ 330 00:20:47,813 --> 00:20:50,382 元気が出るんだ。 331 00:20:50,382 --> 00:20:53,919 できないことなんてないって 思えてさ。 332 00:20:53,919 --> 00:20:56,222 悩みなんて すっ飛んじゃって…。 333 00:20:56,222 --> 00:20:58,724 うおりゃあ~! 334 00:20:58,724 --> 00:21:01,727 (ディアン/アルベルト)かぁっ…。 335 00:21:04,897 --> 00:21:08,033 ほら… すっ飛んだろ? 336 00:21:08,033 --> 00:21:11,237 いや… 消し飛んだよ。 337 00:21:11,237 --> 00:21:13,405 《気合い 入れすぎた。 338 00:21:13,405 --> 00:21:15,875 次からは もっと ショボく作ろう》 339 00:21:23,816 --> 00:21:25,885 疲れた~! 340 00:21:25,885 --> 00:21:28,220 《いろいろ大変だったなぁ。 341 00:21:28,220 --> 00:21:31,390 素材集めに ディロードの製造。 342 00:21:31,390 --> 00:21:37,096 炎烈火球から 普通の火球に 威力を下げた 魔剣の量産。 343 00:21:37,096 --> 00:21:40,966 アルベルト兄さんも なんだか 慌ただしくしていたけど➡ 344 00:21:40,966 --> 00:21:43,135 近々 何かあるんだろうか?》 345 00:21:48,908 --> 00:21:51,410 《中庭に➡ 346 00:21:51,410 --> 00:21:53,379 何かいる。 347 00:21:53,379 --> 00:21:56,882 なんだ コイツ。 全然 気配がない。 348 00:21:56,882 --> 00:22:00,719 まるで そこに穴が空いてるみたいだ。 349 00:22:00,719 --> 00:22:03,889 気配に敏感なシロすら 気付いてない》