1 00:00:08,508 --> 00:00:11,011 (ジーン)んっ? (ミリムの風を切る音) 2 00:00:11,011 --> 00:00:13,013 ぐはっ! (マージャ/ナージャ)あっ! 3 00:00:15,015 --> 00:00:17,017 (マージャ)ジーン! 4 00:00:17,017 --> 00:00:20,354 死んでる…。 (ミリム)ウワーハハハハッ! あっ! 5 00:00:20,354 --> 00:00:22,689 今日も 絶好調なのだ~! 6 00:00:22,689 --> 00:00:26,360 このスピード… 赤い流星 スカーレットか! 7 00:00:26,360 --> 00:00:29,696 サァー! (冒険者たち)んっ…。 8 00:00:29,696 --> 00:00:32,032 (リムル)吹き抜ける風よ。 (マージャ/ナージャ)ハッ! 9 00:00:32,032 --> 00:00:34,535 竜巻となり 敵を切り裂け。 10 00:00:34,535 --> 00:00:36,703 (ナージャ)この詠唱は! 11 00:00:36,703 --> 00:00:40,374 あの炎を見て 生還した者はいないという…。 12 00:00:40,374 --> 00:00:42,709 青の死神 ブルーデス! 13 00:00:42,709 --> 00:00:46,547 吹き荒れろ トルネードブレード! 14 00:00:46,547 --> 00:00:48,548 ぐわ~! うっ! 15 00:00:51,718 --> 00:00:53,720 マージャ! ナージャ! 16 00:00:53,720 --> 00:00:57,057 ちくしょう! 最初から 後衛が狙いか! よくも! 17 00:00:57,057 --> 00:00:59,059 (ラミリス)オーッホホホホホ! (3人)あっ! 18 00:00:59,059 --> 00:01:02,829 うおっ! なんだ? あれ! オーッホホホホホホホ…。 19 00:01:02,829 --> 00:01:05,499 うわ~! (ラミリス)オホホホッ…。 20 00:01:05,499 --> 00:01:08,168 あっ…。 ムッフーン! 21 00:01:08,168 --> 00:01:10,504 くそ! (ヴェルドラ)隙あり! あっ! 22 00:01:10,504 --> 00:01:13,340 スケスケだぜ! ぐはっ! 23 00:01:13,340 --> 00:01:16,143 油断したな 愚か者め。 24 00:01:19,012 --> 00:01:21,515 くっ… ここまで来て…。 25 00:01:23,517 --> 00:01:27,354 俺たちから逃げられると 思っているのかな? 26 00:01:27,354 --> 00:01:31,191 せっ… せっかく集めた…。 (斬る音) 27 00:01:31,191 --> 00:01:33,694 レアアイテムが…。 28 00:01:36,530 --> 00:01:39,132 (智慧之王)告。 戦闘終了です。 29 00:03:21,501 --> 00:03:23,670 クァーハッハッハッハッ! 30 00:03:23,670 --> 00:03:26,506 雑魚ばかりで 少々 もの足りぬな。 31 00:03:26,506 --> 00:03:31,344 そのとおりなのよさ! 私たちは無敵! 最強よね! 32 00:03:31,344 --> 00:03:34,347 あんなやつら 私たちの敵ではないのだ! 33 00:03:34,347 --> 00:03:39,019 おいおい 調子に乗るなよ。 これも 仕事なんだからな。 34 00:03:39,019 --> 00:03:42,355 うっ… うむ…。 もちろん わかっているとも! 35 00:03:42,355 --> 00:03:44,357 でも まあ…。 36 00:03:44,357 --> 00:03:47,861 もうひと狩り いっときますか! いくのだ~! 37 00:03:47,861 --> 00:03:50,197 おらおら おらおら~! 38 00:03:50,197 --> 00:03:52,699 ハァハァ…。 39 00:03:52,699 --> 00:03:55,202 アッハン! 40 00:03:55,202 --> 00:03:58,205 <リムル:チーム緑乱の 一件があって以来➨ 41 00:03:58,205 --> 00:04:03,977 俺たちは 日々 挑戦者狩り もとい 特訓をしている。 42 00:04:03,977 --> 00:04:08,482 緑乱が リベンジに来ないとも かぎらないからな。 43 00:04:08,482 --> 00:04:11,151 ダンジョンの運営は 申し分なく➨ 44 00:04:11,151 --> 00:04:13,987 町じゅうに 活気があふれてきた。 45 00:04:13,987 --> 00:04:18,658 マサユキは 広告塔として 本当に優秀だ。 46 00:04:18,658 --> 00:04:21,495 リアルラックの申し子だったらしく➨ 47 00:04:21,495 --> 00:04:25,665 シリーズ物のレア装備を 早くもコンプリート。 48 00:04:25,665 --> 00:04:29,569 勢いに乗って 今では 50階層を目指している> 49 00:04:32,005 --> 00:04:34,007 <リムル:そんなマサユキをはじめ➨ 50 00:04:34,007 --> 00:04:38,345 挑戦者たちの活躍シーンを編集して 放映した結果➨ 51 00:04:38,345 --> 00:04:41,181 挑戦者たちのやる気に 火が付いたようだ> 52 00:04:41,181 --> 00:04:43,183 (冒険者たち)お~! 53 00:04:43,183 --> 00:04:47,354 <リムル:力を求める者。 名声を求める者。 54 00:04:47,354 --> 00:04:51,525 挑戦者の中には かなりの実力者も増えてきた。 55 00:04:51,525 --> 00:04:55,529 そんなやつらに立ち塞がる存在が 俺たち…> 56 00:04:55,529 --> 00:04:57,864 見ろよ! 出てきたぞ! 57 00:04:57,864 --> 00:05:01,067 (冒険者たち)ダンジョン・ドミネーターだ! 58 00:05:04,638 --> 00:05:07,307 《リムル:ゲームには 程よい手応えがないとね! 59 00:05:07,307 --> 00:05:10,143 決して 遊んでるわけじゃないぞ》 60 00:05:10,143 --> 00:05:14,314 フンフ フンフン! フフフン フン フフフンフン! なんだか もの足りな~い。 61 00:05:14,314 --> 00:05:17,150 もっと 手応えのある相手は いないのか? 62 00:05:17,150 --> 00:05:19,152 そう焦るなって。 63 00:05:19,152 --> 00:05:21,154 ダンジョンの評判が広まれば➨ 64 00:05:21,154 --> 00:05:24,157 強い挑戦者も どんどん 増えてくるさ。 65 00:05:24,157 --> 00:05:27,327 もっと特訓して 強くなるのだ~! 66 00:05:27,327 --> 00:05:32,332 (シュナ)あっ リムル様! お戻りになられたのですね。 67 00:05:32,332 --> 00:05:35,502 あっ…。 今 リムル様に来客がありまして➨ 68 00:05:35,502 --> 00:05:37,671 お呼びに伺うところでした。 69 00:05:37,671 --> 00:05:39,673 あ~… 来客? 70 00:05:39,673 --> 00:05:44,344 ミリム様も ご一緒だったのですね。 ちょうどよかったです。 71 00:05:44,344 --> 00:05:47,147 ちょうどいい? あっ…。 うん…。 72 00:05:51,184 --> 00:05:53,853 (フレイ) お邪魔しておりますわ リムル様。 73 00:05:53,853 --> 00:05:55,856 うっ! フレイさん! 74 00:05:55,856 --> 00:05:59,960 ハッ! えっと… 今日は どういった ご用件で? 75 00:05:59,960 --> 00:06:03,129 フッ…。 いいえ 大した用件では…。 76 00:06:03,129 --> 00:06:07,467 あら ミリム こんな所にいたのね。 はうっ! 77 00:06:07,467 --> 00:06:11,471 (フレイ)そういえば 私が出した宿題だけど➨ 78 00:06:11,471 --> 00:06:13,640 終わったのかしら? 79 00:06:13,640 --> 00:06:17,644 《こいつ 仕事を ほっぽり出して 遊びに来てたな》 80 00:06:17,644 --> 00:06:22,482 ちっ… 違うのだ! これには 深い訳があるのだ! 81 00:06:22,482 --> 00:06:24,651 そう。 あうっ! 82 00:06:24,651 --> 00:06:26,653 あなたに付けた見張りが➨ 83 00:06:26,653 --> 00:06:29,823 す巻きにされて 転がっていたのだけれど…。 84 00:06:29,823 --> 00:06:32,492 納得させられる理由が あるのよね? 85 00:06:32,492 --> 00:06:34,494 ひぃ! あっ! ギクッ! 86 00:06:34,494 --> 00:06:37,998 そっ… それは… リムルたちと…。 えっ? 87 00:06:37,998 --> 00:06:41,334 嫌だな~ 仕事があったなら 言ってくれよ。 88 00:06:41,334 --> 00:06:44,337 そうと知らず つきあわせてしまって すまんな。 89 00:06:44,337 --> 00:06:46,506 言ってくれればよかったのに~。 90 00:06:46,506 --> 00:06:49,309 お前たち! ひどいではないか! 91 00:06:52,012 --> 00:06:56,349 フレイ! 違うのだ! はっ… 話を聞いてほしいのだ! 92 00:06:56,349 --> 00:07:01,788 もちろん 聞かせてもらうわ。 93 00:07:01,788 --> 00:07:07,961 おうちに帰ってから じっくりとね。 94 00:07:07,961 --> 00:07:13,133 あっ… あぅ…。 あ~…。 95 00:07:13,133 --> 00:07:17,304 フゥー… なんとか 巻き込まれずに やり過ごせたな。 96 00:07:17,304 --> 00:07:19,806 しかし すばらしい連携だったな。 97 00:07:19,806 --> 00:07:22,642 過去一だったんじゃない? だな! 98 00:07:22,642 --> 00:07:24,978 ところで リムル様。 99 00:07:24,978 --> 00:07:28,315 今まで どこで 何をしてらしたのですか? 100 00:07:28,315 --> 00:07:32,485 えっ! ギクッ! あっ… いや~ 研究だよ 研究。 101 00:07:32,485 --> 00:07:34,654 ダンジョンの挑戦者たちの 戦闘スタイルなんかを➨ 102 00:07:34,654 --> 00:07:36,656 実地で 研究していたんだ。 103 00:07:36,656 --> 00:07:39,993 実地…。 つまり…。 104 00:07:39,993 --> 00:07:43,997 ダンジョンで 遊び倒しておられた ということですか? 105 00:07:43,997 --> 00:07:46,499 えっ! 《すっ… 鋭い!》 106 00:07:46,499 --> 00:07:49,836 あっ! 自室で 魔導の研究に励むとしよう。 107 00:07:49,836 --> 00:07:52,672 私も お供させて もらっちゃおうかな~。 108 00:07:52,672 --> 00:07:54,841 うむ! 共に励もうぞ! 《すまん ミリム。 109 00:07:54,841 --> 00:07:58,511 この すっとぼけ 自分がされると めちゃくちゃムカつくな!》 110 00:07:58,511 --> 00:08:01,781 (智慧之王)告。 言い訳する必要はありません。 111 00:08:01,781 --> 00:08:05,118 堂々としていれば 問題は解決します。 112 00:08:05,118 --> 00:08:07,287 《えっ? どういうこと?》 113 00:08:07,287 --> 00:08:09,789 (ミョルマイル)リムル様! んっ? 114 00:08:09,789 --> 00:08:13,626 いや~ ここにおられましたか。 ミョルマイル…。 115 00:08:13,626 --> 00:08:16,796 評議会から 手紙が届いております。 んっ? 116 00:08:16,796 --> 00:08:20,800 恐らく 評議会加盟の 可否を決める会議への➨ 117 00:08:20,800 --> 00:08:23,470 出席要請ではないかと…。 118 00:08:23,470 --> 00:08:27,640 なるほどね。 そろそろ 来るころだと思っていたよ。 119 00:08:27,640 --> 00:08:29,642 んっ? といいますと? 120 00:08:29,642 --> 00:08:32,812 緑乱は 評議会が うちを調べるためによこした➨ 121 00:08:32,812 --> 00:08:35,148 偵察じゃないかと思っていたんだ。 122 00:08:35,148 --> 00:08:38,151 それで こっちからも 調査していたんだよ。 123 00:08:38,151 --> 00:08:40,653 《って 俺たちが遊んでいる間に➨ 124 00:08:40,653 --> 00:08:44,157 智慧之王先生が 全部 やってくれていたんだけどね》 125 00:08:44,157 --> 00:08:46,159 申し訳ありません。 126 00:08:46,159 --> 00:08:50,497 てっきり ミリム様たちと 遊びほうけていたものと…。 127 00:08:50,497 --> 00:08:54,100 いいって。 そう見えても しかたないもんな。 128 00:08:59,172 --> 00:09:03,443 《フゥ…。 タイミングよく ごまかせた。 129 00:09:03,443 --> 00:09:06,279 しかし 智慧之王先生がいるとはいえ➨ 130 00:09:06,279 --> 00:09:10,450 遊びに熱中して 他が おろそかに なっていたのは事実だ。 131 00:09:10,450 --> 00:09:13,620 何事も ほどほどにしないとな》 132 00:09:13,620 --> 00:09:17,624 あら? つい先ほどまで 調査をされていたのですよね? 133 00:09:17,624 --> 00:09:19,626 あっ! 134 00:09:19,626 --> 00:09:24,297 では 緑乱が帰ったあとは 何を調べておられたのですか? 135 00:09:24,297 --> 00:09:26,966 あっ… あっ…。 136 00:09:26,966 --> 00:09:29,135 リムル様? あっ… あっ…。 137 00:09:29,135 --> 00:09:33,640 《ラッ… 智慧之王先生? 問題が 解決してないんですけど》 138 00:09:33,640 --> 00:09:37,043 怒られて 反省すれば 問題は解決です。 139 00:09:41,981 --> 00:09:44,584 《リムル:うっ… うそでしょ…》 140 00:09:52,158 --> 00:09:57,363 《マリアベル:文明の発展に 貨幣の存在は欠かせない》 141 00:09:59,332 --> 00:10:04,003 《マリアベル:それは 穀物を通貨として 扱っていた時代から➨ 142 00:10:04,003 --> 00:10:07,507 やがて 金や銀などの貨幣に代わり➨ 143 00:10:07,507 --> 00:10:12,312 契約や証書で やりとりをする 紙幣経済へとなっていく》 144 00:10:14,681 --> 00:10:17,016 《マリアベル:西側諸国の経済圏でも➨ 145 00:10:17,016 --> 00:10:20,687 評議会を通じて 各国 独自の通貨を用いた➨ 146 00:10:20,687 --> 00:10:24,858 紙幣経済へ 移行するよう 進めていた。 147 00:10:24,858 --> 00:10:27,193 重要なのは 国力によって➨ 148 00:10:27,193 --> 00:10:30,864 為替が変動する環境を 生み出すこと。 149 00:10:30,864 --> 00:10:35,368 自分たちが ルールを作る側に回ること。 150 00:10:35,368 --> 00:10:39,672 そうでなければ 確実な勝利は 約束されない》 151 00:10:45,378 --> 00:10:51,551 《マリアベル:各国の価値を決めるのは 評議会と五大老の意思。 152 00:10:51,551 --> 00:10:55,388 そして それを牛耳るのは…。 153 00:10:55,388 --> 00:10:57,891 この私。 154 00:10:57,891 --> 00:11:02,195 支配するのは 常に 私なのだわ》 155 00:11:09,002 --> 00:11:12,672 《リムル:西方諸国評議会。 156 00:11:12,672 --> 00:11:14,841 カウンシル・オブ・ウエストとは➨ 157 00:11:14,841 --> 00:11:19,679 ジュラの大森林周辺国家が属する 連盟組織である。 158 00:11:19,679 --> 00:11:22,682 評議会は 国の大小を問わず➨ 159 00:11:22,682 --> 00:11:27,020 人類全体に利益をもたらすことを 目的としていた。 160 00:11:27,020 --> 00:11:30,523 その議題は 魔物対策を筆頭として➨ 161 00:11:30,523 --> 00:11:36,529 干ばつや疫病 災害への対策など 多岐にわたる。 162 00:11:36,529 --> 00:11:40,867 そして 目下の議題は 魔物の国 テンペストの➨ 163 00:11:40,867 --> 00:11:44,370 評議会加盟の 是非についてであった》 164 00:11:44,370 --> 00:11:48,207 テンペスト… 信用してもよいのでは? 165 00:11:48,207 --> 00:11:50,877 そう言うが あの魔王を怒らせたら➨ 166 00:11:50,877 --> 00:11:53,212 暴風竜を けしかけてくるのでは? 167 00:11:53,212 --> 00:11:57,717 心配いらんよ。 所詮 虎の威を借る狐。 168 00:11:57,717 --> 00:12:00,820 魔王自身に 大した力はないのだろう。 169 00:12:00,820 --> 00:12:05,992 それでは ヒナタ殿と引き分けたのを どう説明なさるおつもりか? 170 00:12:05,992 --> 00:12:09,329 その話とて ほんとに信じてよいものか…。 171 00:12:09,329 --> 00:12:13,166 そうですぞ。 どこから広まった 情報でしたかな。 172 00:12:13,166 --> 00:12:16,836 《ヒナタ:本人がいるのに よく そんな話ができるわね。 173 00:12:16,836 --> 00:12:21,507 魔王リムルを知る者として 招かれたから 出てみたものの➨ 174 00:12:21,507 --> 00:12:26,346 無能が集まると こうも 話が進まないとは…。 175 00:12:26,346 --> 00:12:30,850 テンペストでやっていた会議とは 大違い。 176 00:12:30,850 --> 00:12:34,687 まあ さすがに あれは 例外か》 177 00:12:34,687 --> 00:12:37,357 いいですか? 魔王リムルは➨ 178 00:12:37,357 --> 00:12:41,194 ジュラの大森林が 自分の領土だと宣言したのです! 179 00:12:41,194 --> 00:12:44,530 この意味を おのおの方 よく考えられよ! 180 00:12:44,530 --> 00:12:48,034 さよう。 テンペストが出来て以降➨ 181 00:12:48,034 --> 00:12:52,205 我らの祖国では 魔物による被害が 減っておるのです。 182 00:12:52,205 --> 00:12:55,708 ばかな! 貴公らは 魔王に たぶらかされておる! 183 00:12:55,708 --> 00:12:57,710 相手は 魔物の王なのです。 184 00:12:57,710 --> 00:12:59,712 《ヒナタ:まあ 魔王リムルが➨ 185 00:12:59,712 --> 00:13:01,981 人に善を成すかどうかなんて➨ 186 00:13:01,981 --> 00:13:07,487 あの人の人となりを知らなければ 結論を出せるはずもないか。 187 00:13:07,487 --> 00:13:11,991 それよりも やっかいなのは 大国の議員たちのほうね。 188 00:13:11,991 --> 00:13:14,494 テンペストの評議会入りは➨ 189 00:13:14,494 --> 00:13:17,997 私としても 都合がいいのだけれど…》 190 00:13:17,997 --> 00:13:21,834 (ラキア公国議員)オホン。 認めてやればよろしいでしょう。 191 00:13:21,834 --> 00:13:26,339 我々の仲間になると申すなら 歓迎してやればよい。 192 00:13:26,339 --> 00:13:30,343 ただし 土産は持参してもらうがの。 193 00:13:30,343 --> 00:13:32,679 (ザームンド共和国議員) それがよい。 争っても➨ 194 00:13:32,679 --> 00:13:35,348 ファルムスの二の舞になるだけよな。 195 00:13:35,348 --> 00:13:38,851 (カルナダ王国議員)ただし 立場は わきまえてもらわねばならぬ。 196 00:13:38,851 --> 00:13:43,356 我々の定める国際法を守る意思が あるのかどうか。 197 00:13:43,356 --> 00:13:45,692 それは 問題ないでしょう。 198 00:13:45,692 --> 00:13:49,529 ミューゼ公爵が失脚したうわさを ご存じでしょう? 199 00:13:49,529 --> 00:13:54,033 魔王リムルの思惑など どうでもよいではありませんか。 200 00:13:54,033 --> 00:13:58,705 利用できるかどうか。 大事なのは その一点のみ。 201 00:13:58,705 --> 00:14:00,807 (ヨハン)そのとおりだ。 202 00:14:00,807 --> 00:14:03,142 東の動向も気になる今➨ 203 00:14:03,142 --> 00:14:07,480 魔王の戦力が味方になるのを 拒む理由などあるまい。 204 00:14:07,480 --> 00:14:11,150 東ですと? まさか 東の帝国が? 205 00:14:11,150 --> 00:14:14,654 ロスティア公 それは 本当ですか? 206 00:14:14,654 --> 00:14:18,491 皆様も知っておろうが 東の帝国➨ 207 00:14:18,491 --> 00:14:22,328 ナスカ・ナムリウム・ウルメリア 東方連合統一帝国の軍部に➨ 208 00:14:22,328 --> 00:14:24,330 動きがある。 209 00:14:24,330 --> 00:14:28,835 ここ最近 軍事演習が 盛んに行われているそうだ。 210 00:14:28,835 --> 00:14:32,672 帝国が…。 なぜ 今になって…。 211 00:14:32,672 --> 00:14:37,343 貪欲に 数多くの国を のみ込んできた 軍事国家ですぞ。 212 00:14:37,343 --> 00:14:40,847 もし 戦にでもなったら 我らは どうなるのです!? 213 00:14:40,847 --> 00:14:42,849 そうだ! そんなことになったら…。 214 00:14:42,849 --> 00:14:45,852 戦が始まるのか? 落ち着かれよ。 215 00:14:45,852 --> 00:14:49,856 帝国が動くのは なにも 今すぐというわけではない。 216 00:14:49,856 --> 00:14:52,191 これが 落ち着いていられますか! 217 00:14:52,191 --> 00:14:55,528 ファルムス王国なき今 我らのような小国は➨ 218 00:14:55,528 --> 00:14:58,698 防衛戦を敷くことも ままならないのです! 219 00:14:58,698 --> 00:15:02,802 ですから この場で 対策を 論じようではありませんか。 220 00:15:02,802 --> 00:15:04,804 ですが…。 221 00:15:04,804 --> 00:15:07,974 (ギャバン)ヨハン議員の意見は もっともであろう。 222 00:15:07,974 --> 00:15:10,810 少し 冷静になりたまえ。 223 00:15:10,810 --> 00:15:15,982 意見を 一方的に ぶつけていては 評議会の意味がなかろう。 224 00:15:15,982 --> 00:15:19,152 感謝します ギャバン議員。 225 00:15:19,152 --> 00:15:24,323 なに わしは そうすぐに 帝国は動かんと思っていてな。 226 00:15:24,323 --> 00:15:27,493 これまで 帝国が攻めてこなかったのも➨ 227 00:15:27,493 --> 00:15:31,664 ジュラの大森林に あの暴風竜がおったからじゃ。 228 00:15:31,664 --> 00:15:35,334 それが 今では 復活しておるではないか。 229 00:15:35,334 --> 00:15:39,505 まさか あの邪竜を当てにすると おっしゃるのですか? 230 00:15:39,505 --> 00:15:44,510 暴風竜は 今 魔王リムルに 飼いならされておるというのを➨ 231 00:15:44,510 --> 00:15:46,679 貴公らは お忘れか? 232 00:15:46,679 --> 00:15:48,681 そして かのご仁は➨ 233 00:15:48,681 --> 00:15:52,351 評議会への参入を 望まれておるのだろう? 234 00:15:52,351 --> 00:15:55,521 なんという…。 あの暴風竜を? そんなことが…。 235 00:15:55,521 --> 00:15:58,191 ギャバン議員の言うとおり➨ 236 00:15:58,191 --> 00:16:03,796 東の脅威を前にして 我らが意見を 戦わせておる場合ではあるまい。 237 00:16:03,796 --> 00:16:07,133 魔王リムルが 評議会に参加するならば➨ 238 00:16:07,133 --> 00:16:11,304 その武力もまた 我らの助けになるであろう! 239 00:16:11,304 --> 00:16:16,642 確かに…。 まずは 西側が 一丸となるのが先決ですな。 240 00:16:16,642 --> 00:16:18,811 もっともな話だ。 241 00:16:18,811 --> 00:16:21,647 私は テンペストの参加を推しますわ! 242 00:16:21,647 --> 00:16:26,319 私も! 確かに。 テンペストを迎え入れよう。 243 00:16:26,319 --> 00:16:29,322 (レスター)静粛に! (ガベルをたたく音) 244 00:16:29,322 --> 00:16:34,160 では テンペストの評議会加盟に関する 是非について➨ 245 00:16:34,160 --> 00:16:36,329 決を採りましょう。 246 00:16:36,329 --> 00:16:40,500 賛成の議員は ご起立を。 247 00:16:40,500 --> 00:16:42,501 (ガベルをたたく音) 248 00:16:42,501 --> 00:16:46,839 賛成多数により ジュラ・テンペスト連邦国を➨ 249 00:16:46,839 --> 00:16:50,343 我らの盟友として 承認するものとする。 250 00:16:50,343 --> 00:16:55,681 当事国である ジュラ・テンペスト連邦国へ 招待状を送り➨ 251 00:16:55,681 --> 00:16:58,684 魔王リムルの意思を確認した後➨ 252 00:16:58,684 --> 00:17:02,955 次回の会議を開催するものとする。 以上! 253 00:17:02,955 --> 00:17:04,957 (ガベルをたたく音) 254 00:17:10,129 --> 00:17:15,635 《ヒナタ:結局 私を呼んだ理由は リムルの存在が怖いだけじゃない。 255 00:17:15,635 --> 00:17:17,803 正直に 魔王リムルが暴走しないように➨ 256 00:17:17,803 --> 00:17:20,473 監視してほしいと頼めばいいのに。 257 00:17:20,473 --> 00:17:24,977 帝国まで だしにするなんて とんだ茶番だったわね》 258 00:17:26,979 --> 00:17:30,816 《ヒナタ:もう 貴族と関わるのは 勘弁したいわ》 259 00:17:30,816 --> 00:17:32,818 (エルリック)ヒナタさん。 (ヒナタ)あっ! 260 00:17:35,321 --> 00:17:39,158 《ヒナタ:うわっ イングラシアの第一王子。 261 00:17:39,158 --> 00:17:42,328 よりによって いちばん やっかいな 貴族じゃない》 262 00:17:42,328 --> 00:17:45,831 私に 何か ご用でも? 263 00:17:45,831 --> 00:17:50,169 あなたのお時間を 少し 頂戴したいのですが➨ 264 00:17:50,169 --> 00:17:52,171 よろしいでしょうか? 265 00:17:56,008 --> 00:17:59,345 それで お話とは 一体…。 266 00:17:59,345 --> 00:18:03,282 実は あなたに お願いしたいことがあるのです。 267 00:18:03,282 --> 00:18:08,788 私は 次回の会議にて 魔王リムルを試そうと考えています。 268 00:18:10,790 --> 00:18:13,793 強大な力を持つ魔王とはいえ➨ 269 00:18:13,793 --> 00:18:15,795 評議会に加盟する以上➨ 270 00:18:15,795 --> 00:18:19,298 それなりの義務を 負ってもらわねばなりません。 271 00:18:19,298 --> 00:18:21,467 それに こちらの言い分を➨ 272 00:18:21,467 --> 00:18:25,638 どこまで聞いてくれるのか 確かめる必要があります。 273 00:18:25,638 --> 00:18:28,474 ハァ…。 そうですか。 274 00:18:28,474 --> 00:18:30,476 そこで! 275 00:18:30,476 --> 00:18:33,479 あなたの出番というわけです。 276 00:18:33,479 --> 00:18:35,648 相手は 魔王ですから➨ 277 00:18:35,648 --> 00:18:39,318 万が一にも 暴れられると困ります。 278 00:18:39,318 --> 00:18:44,323 あなたには 私の警備を お願いしたいのです。 279 00:18:46,492 --> 00:18:48,494 なぜ… でしょう? 280 00:18:48,494 --> 00:18:51,664 えっ? なぜ? (ライナー)うん? 281 00:18:51,664 --> 00:18:56,002 そっ… それは あなたの強さを 認めているからです。 282 00:18:56,002 --> 00:18:58,170 歴代最強の聖騎士団長。 283 00:18:58,170 --> 00:19:00,940 神の右手にして ルークジーニアス筆頭騎士である➨ 284 00:19:00,940 --> 00:19:02,942 あなたの強さを! 285 00:19:02,942 --> 00:19:06,445 この西側諸国で あなたに並ぶ者などいない。 286 00:19:06,445 --> 00:19:09,448 魔王リムルと引き分けたという うわさまである。 287 00:19:09,448 --> 00:19:12,118 そんな あなたが 協力してくれれば➨ 288 00:19:12,118 --> 00:19:16,122 安全に 魔王リムルの本性が暴けるのです! 289 00:19:16,122 --> 00:19:19,625 《こいつ 自分が 何を言っているのか➨ 290 00:19:19,625 --> 00:19:22,962 わかってて 私に話してるのかしら?》 291 00:19:22,962 --> 00:19:25,464 それは やめておいたほうがいいですわ。 292 00:19:25,464 --> 00:19:28,968 あっ…。 (ヒナタ)あの方は 本当に強い。 293 00:19:28,968 --> 00:19:34,473 次に戦ったとして 私が勝てる保証などないのです。 294 00:19:34,473 --> 00:19:37,143 《そもそも 引き分けたという うわさ自体➨ 295 00:19:37,143 --> 00:19:39,812 意図的に流されたものだけどね》 296 00:19:39,812 --> 00:19:42,148 (ライナー)フハハハハハハハ! あっ…。 297 00:19:42,148 --> 00:19:46,152 ヒナタ殿 エルリック様の前だからとて➨ 298 00:19:46,152 --> 00:19:49,321 しおらしいふりなどせずとも よいのだぞ。 299 00:19:49,321 --> 00:19:53,159 エルリック様の甘いマスクに ほれてしまうのも無理はないが。 300 00:19:53,159 --> 00:19:55,327 (ヒナタ)お断りします。 あっ! 301 00:19:55,327 --> 00:20:00,100 西方聖教会 および 神聖法皇国ルベリオスは➨ 302 00:20:00,100 --> 00:20:04,837 テンペストとの 相互不可侵条約を 結んでおりますので。 303 00:20:04,837 --> 00:20:07,840 そして これは 忠告ですが➨ 304 00:20:07,840 --> 00:20:11,010 魔王リムルを怒らせるのは やめておきなさい。 305 00:20:11,010 --> 00:20:15,848 なんだと!? こっ… この僕に 命令するのか? 306 00:20:15,848 --> 00:20:19,685 (エルリック/ライナー)あっ! それから 正式な依頼なら➨ 307 00:20:19,685 --> 00:20:22,354 それなりの筋を 通されるべきでは? 308 00:20:22,354 --> 00:20:24,690 そっ… それは…。 309 00:20:24,690 --> 00:20:26,692 失礼します。 310 00:20:28,694 --> 00:20:30,696 んっ…。 あっ…。 311 00:20:30,696 --> 00:20:34,533 後悔しますよ ヒナタさん! 312 00:20:34,533 --> 00:20:39,705 あいにくですが 私は 魔王リムルを信頼しておりますので。 313 00:20:39,705 --> 00:20:42,708 (ドアの開閉音) 314 00:20:42,708 --> 00:20:44,710 くっ…。 315 00:20:49,548 --> 00:20:54,053 《偶発的な状況に便乗するだけの ずさんな計画なんて➨ 316 00:20:54,053 --> 00:20:56,722 たかが知れてるわ。 317 00:20:56,722 --> 00:20:59,225 でも…。 318 00:20:59,225 --> 00:21:02,828 もし この話も さっきの会議も➨ 319 00:21:02,828 --> 00:21:06,031 誰かが最初から 仕組んでいたものだとしたら…》 320 00:21:10,669 --> 00:21:15,174 《さすがに ありえないか…》 321 00:21:15,174 --> 00:21:17,676 フンフン フンフン フーン フフン! 322 00:21:17,676 --> 00:21:21,680 フンフーン フン! リムル様 そろそろ 参りましょうか。 323 00:21:21,680 --> 00:21:25,351 おう そうだな。 324 00:21:25,351 --> 00:21:28,020 (シュナ/リムル)うん? (シオン)リムル様! 325 00:21:28,020 --> 00:21:30,356 シオン? うわっ! 326 00:21:30,356 --> 00:21:33,025 どうして 私は留守番なのですか! う~ん! 327 00:21:33,025 --> 00:21:36,695 シュナ様たちは 連れていかれるのに ずるいです! うぅ~! 328 00:21:36,695 --> 00:21:39,532 あ~ それはだな…。 329 00:21:39,532 --> 00:21:41,534 フッ! うわっ! 330 00:21:41,534 --> 00:21:43,536 んっ…。 んっ! 331 00:21:43,536 --> 00:21:47,873 シオン お前は ただ 留守番するだけじゃないぞ。 332 00:21:47,873 --> 00:21:51,210 今 テンペストの幹部たちは 多くが出払っている。 333 00:21:51,210 --> 00:21:53,879 つまり ここを守れるのは➨ 334 00:21:53,879 --> 00:21:57,383 第一秘書のお前しかいないんだ! ハッ! 335 00:21:57,383 --> 00:21:59,985 やってくれるな? 336 00:21:59,985 --> 00:22:01,987 はい! 337 00:22:01,987 --> 00:22:03,989 フンフン フフン フン…。 338 00:22:03,989 --> 00:22:06,992 《リムル:人間の多い 大都市に連れていくのは➨ 339 00:22:06,992 --> 00:22:09,495 まだ ちょっと心配なんだよな》 340 00:22:13,332 --> 00:22:15,501 よし そろったな。 341 00:22:15,501 --> 00:22:18,671 留守は任せたぞ シオン。 342 00:22:18,671 --> 00:22:22,841 はい! いってらっしゃいませ! 343 00:22:22,841 --> 00:22:24,843 行くか! 344 00:22:32,351 --> 00:22:34,553 (リムル)いざ 評議会へ!