1 00:00:07,841 --> 00:00:09,843 (ゴブタ/リムル)お~! 2 00:00:12,346 --> 00:00:15,349 (エヴァ)滞在中 不便な点がございましたら➨ 3 00:00:15,349 --> 00:00:19,520 遠慮なく 申しつけてください。 (カガリ)ありがとうございます。 4 00:00:19,520 --> 00:00:21,521 フッ…。 5 00:00:24,858 --> 00:00:27,361 ここって あの 魔王クレイマンの➨ 6 00:00:27,361 --> 00:00:30,864 居城だった所ですよね。 ああ…。 7 00:00:30,864 --> 00:00:34,701 (ゴブタ)リムル様。 (リムル)んっ? 城の中に遺跡があるんすか? 8 00:00:34,701 --> 00:00:38,705 まさか。 城を抜けた先に 入り口があるんだよ。 9 00:00:38,705 --> 00:00:44,378 クレイマンの城は 古代遺跡アムリタの上に 立てられていたってわけだ。 10 00:00:44,378 --> 00:00:48,215 お~! 絶景っすね! 11 00:00:48,215 --> 00:00:50,217 (ミリム)楽しみだな リムル! 12 00:00:50,217 --> 00:00:52,219 危ないから ちゃんと 前見て歩け…。 うわっ! 13 00:00:52,219 --> 00:00:54,388 うわ~! たぁ~! あっ! 14 00:00:54,388 --> 00:00:57,190 くっ! フッ! ったく…。 15 00:00:59,726 --> 00:01:02,329 (エヴァ)こちらが 古代遺跡 地底都市アムリタへの➨ 16 00:01:02,329 --> 00:01:04,331 入り口となります。 17 00:01:04,331 --> 00:01:06,833 いよいよですね。 ええ。 18 00:01:22,015 --> 00:01:24,017 (2人)うわ~! 19 00:01:27,020 --> 00:01:29,022 (2人)お~! 20 00:01:29,022 --> 00:01:31,024 (ゴブタ)すっげえ! 21 00:01:33,860 --> 00:01:36,863 ここが 古代遺跡アムリタか! 22 00:01:39,199 --> 00:01:42,703 《アムリタには 元となった都市がある》 23 00:01:47,207 --> 00:01:50,043 《カガリ:超魔導大国 ソーマ。 24 00:01:50,043 --> 00:01:52,879 はるか昔に存在した その国は➨ 25 00:01:52,879 --> 00:01:57,217 エルフの楽園として 栄華を極めていた。 26 00:01:57,217 --> 00:01:59,720 しかし…。 27 00:01:59,720 --> 00:02:03,323 一部の者が起こした 愚かな行いによって➨ 28 00:02:03,323 --> 00:02:05,325 竜皇女の怒りを買い➨ 29 00:02:05,325 --> 00:02:08,528 楽園は 一夜にして 廃虚と化した》 30 00:02:12,165 --> 00:02:15,002 《カガリ:そして 国を滅ぼした罪によって➨ 31 00:02:15,002 --> 00:02:18,505 呪われ ダークエルフとなった者たちは➨ 32 00:02:18,505 --> 00:02:22,676 竜皇女の目から逃れるように 新天地を目指した。 33 00:02:22,676 --> 00:02:26,847 そこには かつての私もいた。 34 00:02:26,847 --> 00:02:32,185 逃げるように落ち延びた地で 私たちは 都を興した。 35 00:02:32,185 --> 00:02:35,188 エルフの技術が失われぬよう➨ 36 00:02:35,188 --> 00:02:38,859 そのすべてを 形にして残すために…。 37 00:02:38,859 --> 00:02:46,199 こうして生まれたのが 傀儡国ジスターヴの首都 アムリタであり➨ 38 00:02:46,199 --> 00:02:50,404 古代遺跡アムリタの真の姿なのだ》 39 00:04:35,342 --> 00:04:37,344 (シオン)遺跡というより…。 40 00:04:37,344 --> 00:04:39,346 町みたいっすね。 41 00:04:39,346 --> 00:04:42,682 今でも 住んでいる人がいるなんてな。 42 00:04:42,682 --> 00:04:45,685 ええ。 想像もしてなかったです。 43 00:04:45,685 --> 00:04:48,021 遺跡の内部は3層になっており➨ 44 00:04:48,021 --> 00:04:50,023 上層部である ここは➨ 45 00:04:50,023 --> 00:04:53,860 我々の居住区として 利用させてもらっているのです。 46 00:04:53,860 --> 00:04:58,198 あの… 地下遺跡のはずですが この光は? 47 00:04:58,198 --> 00:05:01,134 魔法によるものです。 んっ…。 48 00:05:01,134 --> 00:05:04,304 (エヴァ)太陽の運行と 連動しているのですわ。 49 00:05:04,304 --> 00:05:06,640 なんと! いにしえの魔法が➨ 50 00:05:06,640 --> 00:05:08,808 そのまま 効果を発揮しているのか! 51 00:05:08,808 --> 00:05:11,144 これだけでも 大発見ですね! 52 00:05:11,144 --> 00:05:13,647 ほう…。 ミリム。 53 00:05:13,647 --> 00:05:17,150 んっ? 遺跡調査が終われば ここは お前の領地になるが➨ 54 00:05:17,150 --> 00:05:19,152 よければ ここの人たちは➨ 55 00:05:19,152 --> 00:05:21,555 このまま 住まわせてやってくれないか? 56 00:05:23,490 --> 00:05:25,492 うむ! わかったのだ! 57 00:05:25,492 --> 00:05:29,162 ありがとうございます。 魔王ミリム様。 58 00:05:29,162 --> 00:05:32,999 気にするな。 お前たちも 私の民なのだから➨ 59 00:05:32,999 --> 00:05:36,603 ちゃんと 役目を果たしてくれれば それでいいのだ。 60 00:05:40,173 --> 00:05:43,677 (エヴァ)こちらが 中層階へ通じる扉です。 61 00:05:49,015 --> 00:05:52,352 中層以降の調査は 進んでいるのかしら? 62 00:05:52,352 --> 00:05:55,021 いえ。 最下層には墳墓があると➨ 63 00:05:55,021 --> 00:05:57,357 お聞きしたことはございますが…。 64 00:05:57,357 --> 00:06:00,794 中層に続く こちらの扉を開けられるのは➨ 65 00:06:00,794 --> 00:06:03,630 クレイマン様だけでしたから。 66 00:06:03,630 --> 00:06:07,634 えっ? 開けられないなら どうやって 中を探索するっす? 67 00:06:07,634 --> 00:06:11,471 フッフッフッ… 甘いぞ ゴブタよ。 シオン! 68 00:06:11,471 --> 00:06:14,474 お任せください! 私が 一刀の下➨ 69 00:06:14,474 --> 00:06:17,644 切り捨ててみせましょう! だめに決まってるだろ! 70 00:06:17,644 --> 00:06:20,480 もう…。 なるほど。 んっ? 71 00:06:20,480 --> 00:06:23,149 古代魔法による仕掛けですね。 72 00:06:23,149 --> 00:06:25,151 無理に こじあけようとすれば➨ 73 00:06:25,151 --> 00:06:28,488 都市の防衛機構が 目覚める仕組みのようですわ。 74 00:06:28,488 --> 00:06:31,491 (ミリム/シオン)うっ! 対侵入者用のわなってことか。 75 00:06:31,491 --> 00:06:33,827 斬りつけなくてよかったっすね。 76 00:06:33,827 --> 00:06:36,830 そっ… そもそも 大昔のからくりなのだろう? 77 00:06:36,830 --> 00:06:38,999 そうだ。 いまだに わなが生きているとは➨ 78 00:06:38,999 --> 00:06:41,001 考えにくいではないか。 79 00:06:41,001 --> 00:06:43,003 生きてると思いますよ。 80 00:06:43,003 --> 00:06:46,506 あの光の魔法が 1,000年たっても 機能しているんですから。 81 00:06:46,506 --> 00:06:48,508 あっ…。 ヘヘー! 82 00:06:48,508 --> 00:06:51,611 では 扉の解析を始めましょうか。 83 00:06:55,515 --> 00:06:59,185 見たことのない術式だな。 そこを組み合わせれば…。 84 00:06:59,185 --> 00:07:01,121 そうだな やってみよう。 85 00:07:01,121 --> 00:07:04,958 なあ クレイマンは 中層階へ下りれたんだよな? 86 00:07:04,958 --> 00:07:07,794 やつも 遺跡の関係者だったりするのか? 87 00:07:07,794 --> 00:07:12,299 う~ん… あやつが台頭したのは 最近だったし➨ 88 00:07:12,299 --> 00:07:15,802 昔の遺跡と関係があったようには 思えないのだ。 89 00:07:15,802 --> 00:07:19,639 恐らく この魔法術式を 解いたのでしょう。 90 00:07:19,639 --> 00:07:21,975 クレイマンは そういったことが 得意な魔王だったと➨ 91 00:07:21,975 --> 00:07:23,977 記憶しておりますわ。 92 00:07:23,977 --> 00:07:26,146 《そういえば やつは どんな能力を➨ 93 00:07:26,146 --> 00:07:28,148 持っていたんだっけ?》 94 00:07:28,148 --> 00:07:31,651 (智慧之王) 解。 操演者というユニークスキルです。 95 00:07:31,651 --> 00:07:35,655 地脈を読み その流れを 操作することが可能でした。 96 00:07:35,655 --> 00:07:39,326 《んっ? ということは やつを捕食した俺にも…》 97 00:07:39,326 --> 00:07:41,328 (智慧之王)もちろん 可能です。 98 00:07:41,328 --> 00:07:43,663 これは 長期戦になりますね。 99 00:07:43,663 --> 00:07:46,833 なんの! 腰を据えて 解析に当たろう。 100 00:07:46,833 --> 00:07:49,169 ちょっと 俺にも 見せてもらってもいいかな? 101 00:07:49,169 --> 00:07:51,871 (隊員たち)んっ? 魔王様? 102 00:07:56,509 --> 00:08:01,948 なるほどね。 魔法術式が重なって より複雑に見えてるんだ。 103 00:08:01,948 --> 00:08:05,785 《この扉の魔法術式は 大別して 3つ。 104 00:08:05,785 --> 00:08:07,954 扉の封鎖を目的としたものと➨ 105 00:08:07,954 --> 00:08:12,292 地脈から流れ込むエネルギーを 壁全体へ巡らせているもの。 106 00:08:12,292 --> 00:08:15,795 そして 偶然 開けさせないための わな》 107 00:08:17,797 --> 00:08:19,966 このわなが やっかいだな。 108 00:08:19,966 --> 00:08:22,469 起動させたら 地脈のエネルギーが途絶え➨ 109 00:08:22,469 --> 00:08:25,138 この階層を照らす光も消える。 110 00:08:25,138 --> 00:08:29,976 暗闇の中 侵入者の排除に 全エネルギーが回されるわけだ。 111 00:08:29,976 --> 00:08:34,147 で これが いちばん新しい魔法術式だな。 112 00:08:34,147 --> 00:08:37,550 あれ? なんか 余計なのが混じってるぞ。 113 00:08:39,652 --> 00:08:41,654 お~! 114 00:08:41,654 --> 00:08:44,157 《俺だけなら ちんぷんかんぷんだけど➨ 115 00:08:44,157 --> 00:08:48,661 智慧之王先生のサポートがあれば パズルみたいなものだな》 116 00:08:48,661 --> 00:08:54,000 ここを消して 正しい魔法術式にしてやれば…。 117 00:08:54,000 --> 00:08:57,504 解けた! あとは これを繰り返して…。 118 00:08:57,504 --> 00:09:00,106 あっ…。 119 00:09:00,106 --> 00:09:03,443 しまった~! 120 00:09:03,443 --> 00:09:07,447 調査隊の仕事だったのに おもしろくて つい…。 121 00:09:07,447 --> 00:09:09,449 さすがです リムル様! 122 00:09:09,449 --> 00:09:12,285 リムル様って そういうとこ あるっすよね~。 123 00:09:12,285 --> 00:09:15,455 くそ~! ゴブタに言われるとは…。 124 00:09:15,455 --> 00:09:20,794 すごいですね。 ああ あんなに複雑な術式を…。 125 00:09:20,794 --> 00:09:24,130 ごめん つい…。 出しゃばる つもりはなかったんだけど…。 126 00:09:24,130 --> 00:09:26,132 何 おっしゃってるんですか! うわ~! うん! 127 00:09:26,132 --> 00:09:28,301 こんなすてきなロマンを前に 出しゃばらなくて➨ 128 00:09:28,301 --> 00:09:30,303 どうするんです! うん うん! 129 00:09:30,303 --> 00:09:32,639 さあ 一体 どのように解析したのか➨ 130 00:09:32,639 --> 00:09:35,141 教えてください! 魔王様! 131 00:09:37,644 --> 00:09:41,815 ここの模様が邪魔していたのね。 なるほど。 そういうことか! 132 00:09:41,815 --> 00:09:44,317 《さすが 本職。 プライドより➨ 133 00:09:44,317 --> 00:09:46,820 知識欲や探究心のほうが上らしい。 134 00:09:46,820 --> 00:09:50,824 軽く教えただけで あっという間に コツをつかんでしまった》 135 00:09:56,663 --> 00:09:59,833 (隊員たち)お~! 全部 解けた! 136 00:09:59,833 --> 00:10:02,335 なあなあ! 早く行こう リムルよ! 137 00:10:02,335 --> 00:10:05,672 ああ! と言いたいところだけど…。 138 00:10:05,672 --> 00:10:07,674 日も暮れてきたみたいだし➨ 139 00:10:07,674 --> 00:10:10,577 本格的な探索は あしたからにしよう。 140 00:10:19,352 --> 00:10:23,356 本当に 地上と連動してるんだな。 141 00:10:23,356 --> 00:10:27,360 どうだ? ミリム。 調査員たちに 不穏な動きはあったか? 142 00:10:27,360 --> 00:10:30,530 いや 何もなかったのだ。 143 00:10:30,530 --> 00:10:34,367 カガリさんは どうだ? 何か 連絡を取っているとか。 144 00:10:34,367 --> 00:10:39,706 ないな。 思念伝達や魔法通話なら 私には筒抜けなのだ。 145 00:10:39,706 --> 00:10:44,377 《となると 調査員は 全員 シロ… かな?》 146 00:10:44,377 --> 00:10:46,880 告。 断言はできません。 147 00:10:46,880 --> 00:10:52,051 魂の回廊がつながっていれば 秘匿回線の構築が可能です。 148 00:10:52,051 --> 00:10:55,054 《まだ 安心とは言えないか》 149 00:10:55,054 --> 00:10:57,390 まあ とりあえず 今日は寝るか。 150 00:10:57,390 --> 00:10:59,993 (ミリム) え~! あしたが楽しみすぎて➨ 151 00:10:59,993 --> 00:11:03,997 寝れそうにないのだ! (リムル)遠足かよ! 152 00:11:03,997 --> 00:11:09,102 (いびき) 153 00:11:17,677 --> 00:11:21,381 成功ですわね。 お見事です。 154 00:11:29,856 --> 00:11:32,692 一気に圧迫感が増したっすね。 155 00:11:32,692 --> 00:11:35,895 なんだか テンペストのダンジョンみたいだな。 156 00:11:39,532 --> 00:11:43,202 《リムル:魔力感知で調べてるが まるで迷路だ。 157 00:11:43,202 --> 00:11:45,371 もしかしたら 中層階そのものが➨ 158 00:11:45,371 --> 00:11:47,874 侵入者対策なのかもしれない》 159 00:11:52,545 --> 00:11:54,547 お~! すごい! 160 00:11:54,547 --> 00:11:56,549 あっ…。 161 00:11:56,549 --> 00:12:00,320 この壁画 当時の生活を 描いてるみたいです。 162 00:12:00,320 --> 00:12:04,991 状態がいいな。 これだけで 美術品としての価値があるぞ。 163 00:12:04,991 --> 00:12:07,827 感慨深いな。 164 00:12:07,827 --> 00:12:11,664 おとぎ話でしか語られないような 古代文明の一端に➨ 165 00:12:11,664 --> 00:12:15,335 こうして 触れることができるなんて。 166 00:12:15,335 --> 00:12:18,838 ふ~ん…。 そう言われてみると…。 んっ? 167 00:12:18,838 --> 00:12:22,642 (ミリム)なんとなく 昔のことを思い出すのだ。 168 00:12:24,844 --> 00:12:29,682 《そうか。 ミリムは 友達の小竜が 殺されたのをきっかけに➨ 169 00:12:29,682 --> 00:12:31,684 魔王に覚醒した。 170 00:12:31,684 --> 00:12:35,688 俺たちからすれば おとぎ話になるほど大昔だが➨ 171 00:12:35,688 --> 00:12:39,525 ミリムにとっては 思い出なんだよな》 172 00:12:39,525 --> 00:12:41,527 ミリム。 んっ? 173 00:12:41,527 --> 00:12:45,865 腹減っただろ。 お昼にしようか。 174 00:12:45,865 --> 00:12:47,867 食べるのだ! 175 00:12:50,036 --> 00:12:53,706 さ~て 飯 飯。 でも 火は どうしましょう? 176 00:12:53,706 --> 00:12:55,708 (リムル)あの…。 (2人)んっ? 177 00:12:55,708 --> 00:12:57,710 お昼だったら…。 178 00:12:59,712 --> 00:13:04,484 ダークエルフの長老に頼んで お弁当を用意してもらいました! 179 00:13:04,484 --> 00:13:07,654 ちょっと待って! このスープ 熱々なんだけど! 180 00:13:07,654 --> 00:13:09,656 これ 干し肉じゃないぞ! 181 00:13:09,656 --> 00:13:11,991 うむ! おいしいのだ! 182 00:13:11,991 --> 00:13:15,161 でも… どこから こんなに? 183 00:13:15,161 --> 00:13:17,664 それは 気にしないでほしいな。 184 00:13:17,664 --> 00:13:19,832 《胃袋に収納してたんだけど➨ 185 00:13:19,832 --> 00:13:23,836 変に誤解されたら 食欲なくなっちゃうだろうしな》 186 00:13:23,836 --> 00:13:26,172 まさか 遺跡の中で➨ 187 00:13:26,172 --> 00:13:28,841 こんなにおいしい食事を 頂けるとは…。 188 00:13:28,841 --> 00:13:33,513 本当はね この場所で 火を使ってほしくなかったんだ。 189 00:13:33,513 --> 00:13:36,182 まあ なぜですの? 190 00:13:36,182 --> 00:13:39,185 安全面を考えたのもあるけど…。 191 00:13:39,185 --> 00:13:43,022 先人の遺産が すすで汚れるのは嫌だなって。 192 00:13:43,022 --> 00:13:46,859 俺は なるべくなら 保全したいと思うんだ。 193 00:13:46,859 --> 00:13:49,362 なるほど。 194 00:13:49,362 --> 00:13:52,165 見習いたい考えだと思います。 195 00:13:54,200 --> 00:13:56,202 《リムル:その後 俺たちは➨ 196 00:13:56,202 --> 00:13:59,372 中層階の 本格的な探索に乗り出した。 197 00:13:59,372 --> 00:14:03,476 調査隊員の皆さんは 本当に 好奇心旺盛だ。 198 00:14:03,476 --> 00:14:06,145 中層階の迷路構造と➨ 199 00:14:06,145 --> 00:14:09,482 うちのダンジョンで はやっている 攻略法のことを話したら➨ 200 00:14:09,482 --> 00:14:11,818 すぐに取り入れてくれた。 201 00:14:11,818 --> 00:14:14,654 おかげで マッピングも順調に進み➨ 202 00:14:14,654 --> 00:14:18,491 中層階の攻略も 楽に終えてしまった。 203 00:14:18,491 --> 00:14:20,993 そして 探索3日目。 204 00:14:20,993 --> 00:14:26,165 俺たちは 最下層へ続く扉に行き着いた》 205 00:14:26,165 --> 00:14:29,001 仕組みは 上層にあったものと一緒ですが➨ 206 00:14:29,001 --> 00:14:31,838 魔法術式が異なりますね。 207 00:14:31,838 --> 00:14:34,674 ここにきて わなを踏みたくないわ。 208 00:14:34,674 --> 00:14:36,676 じっくりと調べましょう。 209 00:14:36,676 --> 00:14:40,346 皆様 一服されてはいかがでしょう? 210 00:14:40,346 --> 00:14:43,015 うわっ ありがとうございます。 211 00:14:43,015 --> 00:14:45,351 いよいよ 最下層だな。 212 00:14:45,351 --> 00:14:48,020 いや あの術式の構造からすると…。 213 00:14:48,020 --> 00:14:51,691 《念のため 警戒していたが 怪しい気配はない。 214 00:14:51,691 --> 00:14:55,194 仕掛けてくるなら そろそろだと思うんだけど…。 215 00:14:55,194 --> 00:14:59,699 ミリムもいるから 今回は 見送るつもりか?》 216 00:14:59,699 --> 00:15:13,813 ♬~ 217 00:15:13,813 --> 00:15:16,149 (ユウキ)本当に やるのかい? 218 00:15:16,149 --> 00:15:19,051 (マリアベル) 手段を選んでいる時間はないの。 219 00:15:20,987 --> 00:15:25,291 魔王リムルの力を抑え込む手はずも 整っているわ。 220 00:15:34,167 --> 00:15:37,503 はるか昔に 封印されたというのに➨ 221 00:15:37,503 --> 00:15:41,007 今もなお 憎しみであふれているのね。 222 00:15:41,007 --> 00:15:43,009 だったら…。 223 00:15:43,009 --> 00:15:57,690 ♬~ 224 00:15:57,690 --> 00:16:00,960 なっ… なんすか? 地震でしょうか? 225 00:16:00,960 --> 00:16:03,462 いや これは…。 226 00:16:08,634 --> 00:16:12,638 さあ 欲望のままに暴れなさい。 227 00:16:20,813 --> 00:16:26,519 (咆哮) 228 00:16:29,822 --> 00:16:34,327 なんだったのでしょう? なんだか 嫌な予感がするっす。 229 00:16:34,327 --> 00:16:37,830 《巨大なエネルギー反応が 地上に吹き荒れたみたいだが》 230 00:16:37,830 --> 00:16:39,832 (警告音) 231 00:16:39,832 --> 00:16:43,002 アムリタへの侵入者を確認。 排除せよ。 232 00:16:43,002 --> 00:16:46,339 あっ…。 アムリタへの侵入者を確認。 排除せよ。 233 00:16:46,339 --> 00:16:48,341 防衛機構が 勝手に? 234 00:16:48,341 --> 00:16:53,346 告。 敵意の反応を感知しました。 遺跡内への侵入者です。 235 00:16:53,346 --> 00:16:55,848 《やはり タイミングを狙っていたのか…》 236 00:16:55,848 --> 00:16:58,684 ミリム! 何か 感じ…。 んっ? 237 00:16:58,684 --> 00:17:00,686 ミリム? 238 00:17:02,955 --> 00:17:05,625 リムルよ すまぬ。 239 00:17:05,625 --> 00:17:07,627 急用が出来たのだ。 240 00:17:07,627 --> 00:17:09,962 えっ? ミリム! 241 00:17:09,962 --> 00:17:12,798 《一体 何が…》 242 00:17:12,798 --> 00:17:14,800 んっ…。 243 00:17:21,307 --> 00:17:23,309 ハッ…。 244 00:17:28,147 --> 00:17:30,816 あっ! ちょっと待て! あれは…。 245 00:17:30,816 --> 00:17:33,653 (智慧之王) 告。 かつて 魔王ミリムが封じた➨ 246 00:17:33,653 --> 00:17:36,322 いにしえの竜 カオスドラゴンです。 247 00:17:36,322 --> 00:17:38,324 くっ! (シオン)リムル様! 248 00:17:38,324 --> 00:17:40,326 あっ! ゴーレムです! 249 00:17:42,662 --> 00:17:45,665 んっ…。 おいらたちに任せるっす! 250 00:17:45,665 --> 00:17:49,502 ランガさん! (ランガ)おう! 251 00:17:49,502 --> 00:17:51,837 ワオーン! 252 00:17:51,837 --> 00:17:54,840 んっ! 253 00:17:54,840 --> 00:17:56,842 はぁ~! 254 00:18:00,947 --> 00:18:03,749 このままじゃ らちが明かないな。 んっ! 255 00:18:06,285 --> 00:18:08,287 んっ… んっ…。 256 00:18:08,287 --> 00:18:10,289 んっ…。 257 00:18:16,796 --> 00:18:18,798 みんな 早く 中へ! 258 00:18:18,798 --> 00:18:21,801 こんな一瞬で…。 (リムル) お前たちも いったん 下がれ! 259 00:18:21,801 --> 00:18:23,803 了解っす! 260 00:18:23,803 --> 00:18:25,805 (一同)ハァハァハァ…。 261 00:18:25,805 --> 00:18:29,642 ここが 最下層…。 262 00:18:29,642 --> 00:18:31,644 あっ…。 263 00:18:31,644 --> 00:18:33,646 (ゴブタ)リムル様! あっ! 264 00:18:33,646 --> 00:18:35,648 あいつら 追いかけてきてるっす! 265 00:18:35,648 --> 00:18:37,650 はぁ~! 266 00:18:39,986 --> 00:18:42,488 みんな 奥へ! (隊員たち)ハァハァハァ…。 267 00:18:42,488 --> 00:18:45,658 まさか カオスドラゴンを呼び出してくるとは…。 268 00:18:45,658 --> 00:18:50,162 あっ! カオスドラゴン? この時代に あの暴君が? 269 00:18:50,162 --> 00:18:53,100 ああ。 ミリムは そいつを止めに行ったみたいだ。 270 00:18:53,100 --> 00:18:56,669 《ミリムの怒りを買うリスクを 負ってまで➨ 271 00:18:56,669 --> 00:18:59,171 俺を孤立させるつもりか…。 272 00:18:59,171 --> 00:19:03,275 あいつらも なりふり 構っていられないということか》 273 00:19:03,275 --> 00:19:05,778 悪いね 巻き込んじゃって。 274 00:19:05,778 --> 00:19:08,948 リムル様には 敵が多いのですね。 275 00:19:08,948 --> 00:19:11,951 俺としては 不本意なんだけどね。 276 00:19:11,951 --> 00:19:17,123 ファルムス王国。 魔王クレイマン。 聖人ヒナタ。 277 00:19:17,123 --> 00:19:20,292 仕掛けてきたのは いつも 向こうからだ。 278 00:19:20,292 --> 00:19:22,795 俺は 相手をしただけだよ。 279 00:19:22,795 --> 00:19:25,297 武力に頼らぬ解決は? 280 00:19:25,297 --> 00:19:29,135 可能だった。 どちらかが折れるのならね。 281 00:19:29,135 --> 00:19:32,805 でも 相手には相手の 正義があるのだろうし➨ 282 00:19:32,805 --> 00:19:35,307 俺だって 引くことはできない。 283 00:19:35,307 --> 00:19:38,110 テンペストの仲間も道連れだからね。 284 00:19:40,646 --> 00:19:44,483 フゥ…。 全部 倒したみたいっすね。 285 00:19:44,483 --> 00:19:46,652 あっ! それでも➨ 286 00:19:46,652 --> 00:19:50,156 よりよい関係を模索すれば 敵対せずとも…。 287 00:19:50,156 --> 00:19:52,158 (マリアベル)無理ね。 あっ! 288 00:19:52,158 --> 00:19:54,827 無理なのよ。 289 00:19:54,827 --> 00:19:57,663 人の欲望は果てしなく➨ 290 00:19:57,663 --> 00:20:01,500 相手が折れれば より 要求が大きくなる。 291 00:20:01,500 --> 00:20:04,670 それが 人間なのよ。 292 00:20:04,670 --> 00:20:08,507 気が合うね。 俺は 魔王リムルだ。 293 00:20:08,507 --> 00:20:12,178 初めましてなのよ 魔王リムル。 294 00:20:12,178 --> 00:20:16,682 私は マリアベル・ロッゾ。 あなたの敵なの。 295 00:20:16,682 --> 00:20:18,851 敵か…。 296 00:20:18,851 --> 00:20:22,354 1つ 確認したいことがあるんだが いいか? 297 00:20:22,354 --> 00:20:24,356 何かしら? 298 00:20:24,356 --> 00:20:26,692 俺の傘下に入れ。 299 00:20:26,692 --> 00:20:29,862 そうすれば 無用な争いは 回避できる。 300 00:20:29,862 --> 00:20:32,698 それは 私のせりふなの。 301 00:20:32,698 --> 00:20:35,868 あなたが 私の傘下に入るのよ。 302 00:20:35,868 --> 00:20:39,205 俺とお前の政策は 相いれない。 303 00:20:39,205 --> 00:20:43,209 お前のやり方では 一部の者の富を守るために➨ 304 00:20:43,209 --> 00:20:46,545 多くの 罪なき民が苦しむことになる。 305 00:20:46,545 --> 00:20:50,216 弱者が搾取されるのは 自然の摂理。 306 00:20:50,216 --> 00:20:53,219 魔物だって 弱肉強食でしょ? 307 00:20:53,219 --> 00:20:55,387 そうだな。 308 00:20:55,387 --> 00:20:59,391 だが 俺は そういうのは嫌いなんだ。 309 00:20:59,391 --> 00:21:03,496 そりゃあ 何をやったって だめなやつもいるだろうけど➨ 310 00:21:03,496 --> 00:21:07,666 人の価値ってのは そう簡単に 切り捨てていいもんじゃない。 311 00:21:07,666 --> 00:21:10,503 人には 無限の可能性がある。 312 00:21:10,503 --> 00:21:13,339 でも お前のやり方では➨ 313 00:21:13,339 --> 00:21:16,342 たった一度のチャンスも与えられない。 314 00:21:16,342 --> 00:21:19,178 そんなの もったいないじゃないか。 315 00:21:19,178 --> 00:21:22,014 フフフッ… 笑止ね。 316 00:21:22,014 --> 00:21:24,016 笑止なのよ。 317 00:21:24,016 --> 00:21:27,520 人は 生まれながらにして 格差があるの。 318 00:21:27,520 --> 00:21:30,356 それは 至極当然なのよ。 319 00:21:30,356 --> 00:21:33,192 誰もが平等であるべきだなんて➨ 320 00:21:33,192 --> 00:21:37,530 子どものきれい事か 持たざる者の願望だわ。 321 00:21:37,530 --> 00:21:41,534 まさか 魔王が こんな夢想家だなんて。 あっ! 322 00:21:41,534 --> 00:21:44,136 現実を教えてあげるのよ。 323 00:21:46,205 --> 00:21:48,374 あっ ユウキ様! 324 00:21:48,374 --> 00:21:50,709 うそ… なんで…。 325 00:21:50,709 --> 00:21:54,880 ユウキ様! 私たちを裏切ったのですか? 326 00:21:54,880 --> 00:21:57,716 フッ…。 327 00:21:57,716 --> 00:22:01,654 しかたない。 どちらが正しいか 決着をつけよう。 328 00:22:01,654 --> 00:22:06,358 《智慧之王》 了。 全力戦闘態勢へと移行します。 329 00:22:11,664 --> 00:22:14,667 《リムル:人類すべてが 理解し合える日など➨ 330 00:22:14,667 --> 00:22:16,669 訪れないかもしれない。 331 00:22:16,669 --> 00:22:22,508 だが それこそが 人の多様性の証明でもある。 332 00:22:22,508 --> 00:22:27,012 進化の過程で矛盾する存在。 333 00:22:27,012 --> 00:22:29,348 その正しさは➨ 334 00:22:29,348 --> 00:22:32,651 勝利した者こそが 主張できるのだろう》