1 00:00:37,137 --> 00:00:40,307 <リムル:はるか遠い 昔の話。 2 00:00:40,307 --> 00:00:45,312 この世に 4体のみ存在する竜種。 3 00:00:45,312 --> 00:00:50,317 その最初の1体が 人間の娘と 子を成した> 4 00:00:53,487 --> 00:00:57,324 <リムル:我が子に 力の大半を譲渡した竜種は➡ 5 00:00:57,324 --> 00:01:00,160 残る力を結晶化させ➡ 6 00:01:00,160 --> 00:01:05,065 自分の分身体とも言える エレメンタルドラゴンを生み出した> 7 00:01:07,334 --> 00:01:10,837 <リムル:竜皇女は 親の顔も知らずに育つが➡ 8 00:01:10,837 --> 00:01:14,841 その傍らには 常に 父から贈られた➡ 9 00:01:14,841 --> 00:01:16,843 小竜の姿があった> 10 00:01:19,846 --> 00:01:21,848 ((キュイ! 11 00:01:21,848 --> 00:01:23,850 ハァハァ…。 ハァハァハァ…。 12 00:01:23,850 --> 00:01:25,852 ありがとう! うわ~! 13 00:01:25,852 --> 00:01:29,356 (ミリム)どういたしましてなのだ! キュイー! 14 00:01:29,356 --> 00:01:32,025 優しい子だね。 キュイー! 15 00:01:32,025 --> 00:01:34,127 名前 なんていうの? 16 00:01:34,127 --> 00:01:37,130 名前…。 う~ん…。 17 00:01:37,130 --> 00:01:39,132 名はないのだ。 18 00:01:39,132 --> 00:01:42,469 えっ? かっ… 考えている名はあるぞ! 19 00:01:42,469 --> 00:01:47,641 だが 私は 力が強すぎて 名付けが むつかしいらしく…。 20 00:01:47,641 --> 00:01:50,310 ふ~ん…。 変なの。 21 00:01:50,310 --> 00:01:54,147 名前などなくとも 私は こやつとは友達だから➡ 22 00:01:54,147 --> 00:01:56,483 問題ないのだ! 23 00:01:56,483 --> 00:01:59,319 んっ…。 キュイ? 24 00:01:59,319 --> 00:02:02,322 キューイ! キュイ キュイ! あっ! 25 00:02:02,322 --> 00:02:04,491 ヘヘヘヘッ! 待つのだ~! 26 00:02:04,491 --> 00:02:06,660 キュイー! ハハハッ! ハハッ! 27 00:02:06,660 --> 00:02:08,662 待て 待て~! キュイ! キュイ キュイ! 28 00:02:08,662 --> 00:02:11,498 うわっ! 待つのだ~! キュイ! キュイ キュイ!)) 29 00:02:11,498 --> 00:02:16,670 <リムル:永遠に続くかに思われた 温かな日々。 30 00:02:16,670 --> 00:02:19,673 しかし…。 31 00:02:19,673 --> 00:02:23,343 栄華を極めた 超魔導大国が➡ 32 00:02:23,343 --> 00:02:26,346 竜皇女の支配をもくろみ➡ 33 00:02:26,346 --> 00:02:29,683 小竜を手に掛けた。 34 00:02:29,683 --> 00:02:32,619 竜皇女は 嘆き悲しみ➡ 35 00:02:32,619 --> 00:02:36,623 烈火のごとく 怒り狂った。 36 00:02:36,623 --> 00:02:43,630 人柱の魔王と精霊女王の力で 正気を取り戻したころには➡ 37 00:02:43,630 --> 00:02:48,035 超魔導大国の栄華は 過去のものとなっていた> 38 00:02:50,971 --> 00:02:54,975 <リムル:竜皇女は 十数万の命をいけにえに➡ 39 00:02:54,975 --> 00:02:57,644 魔王へと開花する。 40 00:02:57,644 --> 00:03:03,316 すると 奇跡が起き 小竜が生き返った。 41 00:03:03,316 --> 00:03:08,822 しかし 死によって 魂を失った小竜は➡ 42 00:03:08,822 --> 00:03:14,027 意思なき邪悪な魔物 カオスドラゴンへと変貌してしまった> 43 00:03:17,164 --> 00:03:22,669 <リムル:あやめられた恨みか 友を悲しませた悲しみか。 44 00:03:22,669 --> 00:03:25,172 憎悪にのまれるかのごとく➡ 45 00:03:25,172 --> 00:03:28,875 カオスドラゴンは 破壊の限りを尽くした> 46 00:03:32,012 --> 00:03:37,617 ((そうか。 私の友達は もう…)) 47 00:03:39,786 --> 00:03:44,991 <リムル:竜皇女は 自らの手で 友を封印した> 48 00:03:52,466 --> 00:03:57,270 <リムル:それが 魔王となった 竜皇女の最初の偉業> 49 00:03:59,473 --> 00:04:04,478 <リムル:魔導王朝サリオンに伝わる いにしえの物語である> 50 00:04:08,648 --> 00:04:10,650 あっ…。 51 00:05:51,952 --> 00:06:04,297 (鳴き声) 52 00:06:04,297 --> 00:06:07,300 あっ…。 53 00:06:07,300 --> 00:06:10,971 うっ! 54 00:06:10,971 --> 00:06:13,807 (鳴き声) 55 00:06:13,807 --> 00:06:15,809 ハッ! くっ… あっ! 56 00:06:18,645 --> 00:06:20,647 うっ! 57 00:06:23,984 --> 00:06:25,986 くっ! うっ…。 58 00:06:29,656 --> 00:06:31,658 くっ… うぅ…。 59 00:06:31,658 --> 00:06:34,261 うっ… うぅ! 60 00:06:34,261 --> 00:06:37,430 あっ! 61 00:06:37,430 --> 00:06:39,432 あっ…。 62 00:06:41,434 --> 00:06:43,436 (リムル)ミリム! あっ! 63 00:06:43,436 --> 00:06:47,274 無事か? うっ… うむ…。 64 00:06:47,274 --> 00:06:50,944 あっ… 大丈夫だ。 なんとかなる。 65 00:06:50,944 --> 00:06:53,280 リムル…。 66 00:06:53,280 --> 00:06:55,282 あっ…。 んっ…。 67 00:07:01,621 --> 00:07:05,292 《でかいな。 これが カオスドラゴン。 68 00:07:05,292 --> 00:07:10,096 かつて ミリムが封じたという いにしえの エレメンタルドラゴン》 69 00:07:12,465 --> 00:07:14,968 《リムル:ミリムの友達か…》 70 00:07:14,968 --> 00:07:18,138 リムル 一体 どうすればいいのだ? 71 00:07:18,138 --> 00:07:22,475 周囲の魔素を食らい続けて 成長が止まらぬようだ。 72 00:07:22,475 --> 00:07:24,978 もはや 大きすぎて 封じることもできぬ。 73 00:07:24,978 --> 00:07:26,980 あっ…。 74 00:07:26,980 --> 00:07:28,982 汚染も激しい。 75 00:07:28,982 --> 00:07:32,419 強欲者に塗り潰されて 治癒は無理そうだ。 76 00:07:32,419 --> 00:07:34,921 だが…。 77 00:07:34,921 --> 00:07:40,093 だが… 私には 友達を消すなど できないのだ! 78 00:07:40,093 --> 00:07:42,262 ミリム…。 79 00:07:42,262 --> 00:07:53,473 (鳴き声) 80 00:07:58,111 --> 00:08:00,113 あっ…。 81 00:08:00,113 --> 00:08:06,619 (鳴き声) 82 00:08:06,619 --> 00:08:08,621 なんて威力だ…。 83 00:08:08,621 --> 00:08:21,134 ♬~ 84 00:08:21,134 --> 00:08:23,136 ああ…。 85 00:08:23,136 --> 00:08:25,138 うっ… くっ…。 86 00:08:29,642 --> 00:08:31,644 あっ! 87 00:08:31,644 --> 00:08:33,646 ミリム! 88 00:08:36,416 --> 00:08:38,418 あっ! 89 00:08:40,587 --> 00:08:43,089 城が…。 うっ! 90 00:08:43,089 --> 00:08:45,091 《シオン! ゴブタ! 無事か?》 91 00:08:45,091 --> 00:08:48,094 (シオン)リムル様! こちらは 問題ありません。 92 00:08:48,094 --> 00:08:50,764 (ゴブタ)ちょうど 上層階に戻ったところっす。 93 00:08:50,764 --> 00:08:53,266 長老さんが みんなを避難させてるっすよ! 94 00:08:53,266 --> 00:08:56,770 (エヴァ)落ち着いてください。 塔の中なら 安全です。 95 00:08:56,770 --> 00:08:58,938 《お前たちも 避難を手伝ってくれ。 96 00:08:58,938 --> 00:09:01,274 カオスドラゴンの攻撃は こっちで そらす》 97 00:09:01,274 --> 00:09:03,276 《ゴブタ:はいっす!》 《シオン:お任せください!》 98 00:09:03,276 --> 00:09:05,278 あっ…。 99 00:09:05,278 --> 00:09:08,281 《倒すだけなら ミリムには たやすいんだろうが➡ 100 00:09:08,281 --> 00:09:11,284 友達相手に そんなことは させたくない》 101 00:09:17,624 --> 00:09:20,960 《必ず 策はある。 何か 方法を…》 102 00:09:20,960 --> 00:09:25,131 あっ… なんだ? あの光。 103 00:09:25,131 --> 00:09:28,802 (智慧之王)解。 恐らく エレメンタルドラゴンの魂です。 104 00:09:28,802 --> 00:09:30,804 えっ? 魂って➡ 105 00:09:30,804 --> 00:09:34,073 消失してたから カオスドラゴンになったんじゃ? 106 00:09:34,073 --> 00:09:37,577 (智慧之王)是。 ですが 実物を解析した結果➡ 107 00:09:37,577 --> 00:09:39,579 魂と その器➡ 108 00:09:39,579 --> 00:09:42,582 星幽体の存在を確認しました。 109 00:09:42,582 --> 00:09:44,751 残存する魂は一部のみで➡ 110 00:09:44,751 --> 00:09:49,088 汚染により 本来の純粋な魂ではありません。 111 00:09:49,088 --> 00:09:52,926 元の魂は 消失したと言えるでしょう。 112 00:09:52,926 --> 00:09:54,928 《なるほどな。 113 00:09:54,928 --> 00:09:58,731 それでも 今も 輝きは失ってないみたいだ》 114 00:10:00,767 --> 00:10:04,437 (リムル)ミリム! ハッ! 115 00:10:04,437 --> 00:10:08,441 ミリム カオスドラゴンを攻撃してくれ。 えっ? 116 00:10:08,441 --> 00:10:10,443 カリュブディスのときと同じだ。 117 00:10:10,443 --> 00:10:13,279 お前なら 核を残して 攻撃できるだろ? 118 00:10:13,279 --> 00:10:16,616 その隙に 俺が そいつの魂を保護する! 119 00:10:16,616 --> 00:10:21,287 だっ… だが… あの巨体では なまはんかな力では貫けぬ! 120 00:10:21,287 --> 00:10:24,457 下手をすれば すべて 消し飛ばしてしまう! 121 00:10:24,457 --> 00:10:28,628 うっ…。 手加減を覚えたんだろう? 122 00:10:28,628 --> 00:10:30,797 あっ…。 123 00:10:30,797 --> 00:10:33,133 お前の友達も頑張ってる。 124 00:10:33,133 --> 00:10:36,135 お前も 気合いを見せろ。 125 00:10:36,135 --> 00:10:38,138 んっ…。 くっ…。 126 00:10:38,138 --> 00:10:41,140 (鳴き声) 127 00:10:41,140 --> 00:10:43,143 (2人)あっ…。 (鳴き声) 128 00:10:43,143 --> 00:10:51,317 (鳴き声) 129 00:10:51,317 --> 00:10:53,486 うっ…。 130 00:10:53,486 --> 00:10:56,489 わかったのだ。 あっ…。 131 00:10:56,489 --> 00:10:59,325 信じるぞ リムルよ。 132 00:10:59,325 --> 00:11:02,328 あっ…。 おう 任せろ! 133 00:11:05,498 --> 00:11:07,500 んっ…。 134 00:11:13,173 --> 00:11:17,343 《大見えを切ったものの うまくいく確証はない。 135 00:11:17,343 --> 00:11:23,349 希望を持たせた分 失敗したら 絶望も大きいだろう。 136 00:11:23,349 --> 00:11:25,685 それでも…》 137 00:11:25,685 --> 00:11:28,388 やるしかないのだ! 138 00:11:35,128 --> 00:11:38,631 (鳴き声) 139 00:11:42,802 --> 00:11:48,141 いくぞ 友よ。 星々の 瞬きを その目に焼き付けよ! 140 00:11:48,141 --> 00:11:51,644 竜星拡散爆! 141 00:11:51,644 --> 00:12:03,656 ♬~ 142 00:12:03,656 --> 00:12:05,658 くっ…。 143 00:12:05,658 --> 00:12:09,329 きっ抗してる今がチャンスだ! 頼むぞ 智慧之王! 144 00:12:09,329 --> 00:12:11,998 (智慧之王)了。 イエス マイロード。 145 00:12:11,998 --> 00:12:13,100 うっ…。 146 00:12:18,171 --> 00:12:21,841 《リムル:重い…。 とんでもないな。 147 00:12:21,841 --> 00:12:24,344 俺の魔素量が どんどん 減っていく。 148 00:12:24,344 --> 00:12:26,346 だが…》 149 00:12:26,346 --> 00:12:30,183 ハッ! あった! 150 00:12:30,183 --> 00:12:33,119 《マリアベルの強欲者か…。 151 00:12:33,119 --> 00:12:38,124 せめて 邪気がなければ 汚染を浄化しやすいんだが…》 152 00:12:38,124 --> 00:12:40,126 あっ? 153 00:12:42,629 --> 00:12:46,799 《消えた?》 解。 個体名ユウキ・カグラザカが➡ 154 00:12:46,799 --> 00:12:49,802 個体名マリアベル・ロッゾを 打倒したようです。 155 00:12:49,802 --> 00:12:52,305 《今? うそだろ? 156 00:12:52,305 --> 00:12:55,608 でも まあ ナイスタイミング!》 157 00:13:03,483 --> 00:13:05,985 よし あとは…。 158 00:13:08,655 --> 00:13:11,658 《リムル:ミリム! 出力を上げられるか?》 159 00:13:11,658 --> 00:13:14,827 《しかし…》 160 00:13:14,827 --> 00:13:19,165 《心配するな。 エレメンタルドラゴンの核は保護してる》 161 00:13:19,165 --> 00:13:22,669 あっ! 《リムル:一気に 勝負をかけるぞ!》 162 00:13:22,669 --> 00:13:25,071 わかった。 任せるのだ! 163 00:13:33,613 --> 00:13:36,516 竜星爆炎覇! 164 00:13:40,286 --> 00:13:42,288 言っといて なんだけど➡ 165 00:13:42,288 --> 00:13:45,792 あれから 更に 出力 上がるの おかしいだろ。 166 00:13:45,792 --> 00:13:49,796 (鳴き声) 167 00:13:57,470 --> 00:14:03,076 (鳴き声) 168 00:14:06,479 --> 00:14:08,781 (智慧之王)物質体 消滅。 169 00:14:11,651 --> 00:14:14,320 (智慧之王)精神体 消滅。 170 00:14:14,320 --> 00:14:18,825 星幽体の奥に 神核と魂の残滓を確認。 171 00:14:18,825 --> 00:14:21,327 あっ 始まるか。 172 00:14:21,327 --> 00:14:32,939 ♬~ 173 00:14:32,939 --> 00:14:36,109 どうするつもりだ!? このままでは 爆発するぞ! 174 00:14:36,109 --> 00:14:38,311 あとは 俺が なんとかする! 175 00:14:41,280 --> 00:14:44,117 食らい尽くせ! 暴食之王! 176 00:14:44,117 --> 00:14:54,127 ♬~ 177 00:14:54,127 --> 00:15:08,541 ♬~ 178 00:15:10,476 --> 00:15:13,646 終わった… のか? 179 00:15:13,646 --> 00:15:16,315 いや まだだよ。 180 00:15:16,315 --> 00:15:20,153 お前の友達を なんとかしないとな。 181 00:15:20,153 --> 00:15:22,855 あっ ギジコンなのだ! 182 00:15:30,163 --> 00:15:32,432 もしや この中に…。 183 00:15:32,432 --> 00:15:37,437 ああ。 エレメンタルドラゴンの魂を 移してある。 あ~! 184 00:15:37,437 --> 00:15:39,939 《だが 反応がない。 185 00:15:39,939 --> 00:15:42,608 心格が宿らなければ どうしようも…》 186 00:15:42,608 --> 00:15:45,278 あっ…。 《あっ! まっ… まずいぞ! 187 00:15:45,278 --> 00:15:47,780 何か 打開策は…》 188 00:15:47,780 --> 00:15:50,616 あっ! そうだ 名前は? えっ? 189 00:15:50,616 --> 00:15:54,620 こういうときは 名前を 呼びかけるのが 鉄板なんだよ。 190 00:15:54,620 --> 00:15:58,791 なんていうか こう… 相手の心に訴えかけるんだ! 191 00:15:58,791 --> 00:16:02,128 《よくあるドラマの受け売りだけど》 192 00:16:02,128 --> 00:16:06,632 名前…。 んっ…。 193 00:16:06,632 --> 00:16:11,804 昔すぎて 何もかも忘れていたのだ。 194 00:16:11,804 --> 00:16:15,808 だが いつか呼んでみたい名はあった。 195 00:16:15,808 --> 00:16:21,981 しかし 私の力では コントロールが難しいそうだ。 196 00:16:21,981 --> 00:16:26,152 名を付けるにも 相手の命が危ないと…。 197 00:16:26,152 --> 00:16:28,821 《智慧之王先生》 (智慧之王)了。 198 00:16:28,821 --> 00:16:32,525 大丈夫だから 呼んでみな。 199 00:16:38,431 --> 00:16:40,933 ((キュイー!)) 200 00:16:40,933 --> 00:16:44,604 ガイアだ。 201 00:16:44,604 --> 00:16:48,274 ガイア! お前の名は ガイアなのだ! 202 00:16:48,274 --> 00:16:50,943 いい名前じゃないか。 203 00:16:50,943 --> 00:16:53,446 お前 ガイアだってさ。 204 00:16:53,446 --> 00:16:55,615 友達が泣く前に➡ 205 00:16:55,615 --> 00:16:58,618 さっさと目を覚ましたほうが いいんじゃないか? 206 00:16:58,618 --> 00:17:00,820 あっ…。 207 00:17:03,289 --> 00:17:05,291 んっ…。 208 00:17:09,962 --> 00:17:11,964 あっ! 209 00:17:11,964 --> 00:17:14,467 成功したよ。 210 00:17:14,467 --> 00:17:18,971 まだ卵みたいだから 本当の再会は もう少し先かな。 211 00:17:18,971 --> 00:17:21,974 あっ…。 212 00:17:21,974 --> 00:17:23,976 ああ…。 213 00:17:25,978 --> 00:17:28,314 (ミリム)温かい。 214 00:17:28,314 --> 00:17:31,317 うっ…。 215 00:17:31,317 --> 00:17:33,252 ありがとう。 216 00:17:33,252 --> 00:17:35,588 ありがとうなのだ リムル! うわっ! 217 00:17:35,588 --> 00:17:39,258 やはり お前に任せると すべて うまくいくのだな! 218 00:17:39,258 --> 00:17:42,762 エヘヘッ! 喜んでくれて 何よりだ。 219 00:17:42,762 --> 00:17:47,266 さあ 戻るか。 みんなも心配してるだろうし。 220 00:17:47,266 --> 00:17:50,603 うむ! おなかもすいたのだ! 221 00:17:50,603 --> 00:17:54,440 《これにて 一件落着っと。 222 00:17:54,440 --> 00:17:57,043 帰って ビールで乾杯したいね》 223 00:18:06,619 --> 00:18:09,455 (カガリ)最初から 相談してほしかったですわ。 224 00:18:09,455 --> 00:18:13,626 (ユウキ)うん? アムリタの襲撃です。 225 00:18:13,626 --> 00:18:16,796 隊員たちを ごまかすのは 大変だったのですわよ。 226 00:18:16,796 --> 00:18:20,132 うまくいったから いいじゃないか。 227 00:18:20,132 --> 00:18:22,969 それに 君を信じていたからね。 228 00:18:22,969 --> 00:18:26,806 本当に つくづく むちゃな方ですわ。 229 00:18:26,806 --> 00:18:29,809 他人のスキルまで奪ったようですし。 230 00:18:29,809 --> 00:18:34,747 ああ 強欲者のことなら スキルが 僕を選んだんだよ。 231 00:18:34,747 --> 00:18:37,917 それでも リムルさんには勝てないんだけど。 232 00:18:37,917 --> 00:18:42,755 それよりも 僕の目的は マリアベルの殺害だった。 233 00:18:42,755 --> 00:18:46,926 彼女が消えれば 自由に動いても 怪しまれることはない。 234 00:18:46,926 --> 00:18:51,597 その上 すべての悪事を マリアベルのせいにできる。 235 00:18:51,597 --> 00:18:54,600 僕は 晴れて 無罪放免ってわけ。 236 00:18:54,600 --> 00:18:57,603 怖いお人ですこと。 237 00:18:57,603 --> 00:19:00,439 ですが 今回の件➡ 238 00:19:00,439 --> 00:19:03,609 あの娘にしては 浅はかに思えましたわ。 239 00:19:03,609 --> 00:19:08,781 魔王リムルを殺していれば 暴風竜が暴れだすでしょうし➡ 240 00:19:08,781 --> 00:19:13,452 カオスドラゴンを操れば 魔王ミリムのげきりんに触れます。 241 00:19:13,452 --> 00:19:15,788 さすがに 強引では? 242 00:19:15,788 --> 00:19:17,790 それ! 243 00:19:17,790 --> 00:19:19,792 なぜだと思う? 244 00:19:19,792 --> 00:19:23,295 (カガリ)神ルミナスの庇護? 245 00:19:23,295 --> 00:19:25,798 本気で おっしゃっているのですか? 246 00:19:25,798 --> 00:19:30,302 本気さ。 どれだけ被害が出るか わからない状況で➡ 247 00:19:30,302 --> 00:19:33,406 マリアベルが 強硬手段に出るはずはない。 248 00:19:33,406 --> 00:19:38,077 何より 彼女は それに関しては 心配ないと断言した。 249 00:19:38,077 --> 00:19:41,247 西側諸国が 神ルミナスに守られていると➡ 250 00:19:41,247 --> 00:19:43,249 知っていたからだよ。 251 00:19:43,249 --> 00:19:47,086 だから 暴風竜や魔王ミリムが暴れても➡ 252 00:19:47,086 --> 00:19:49,922 どうにか立て直せる程度のダメージで 済むと? 253 00:19:49,922 --> 00:19:53,426 (ユウキ)そういうこと。 んっ…。 254 00:19:53,426 --> 00:19:55,761 じゃあ 聞くけど ラプラスが➡ 255 00:19:55,761 --> 00:19:59,098 ルベリオスの聖地で倒した相手は 誰だった? 256 00:19:59,098 --> 00:20:03,602 (カガリ) 法皇に扮した 魔王ヴァレンタイン…。 257 00:20:03,602 --> 00:20:07,106 あっ! そう。 だけど オクタグラムには➡ 258 00:20:07,106 --> 00:20:09,942 魔王バレンタインが 今もいる。 259 00:20:09,942 --> 00:20:14,447 つまり ラプラスが倒した魔王は 偽者だったのさ。 260 00:20:14,447 --> 00:20:17,450 そして ルミナス教の総本山を 根城にしている➡ 261 00:20:17,450 --> 00:20:20,786 法皇以上の存在といえば…。 262 00:20:20,786 --> 00:20:25,791 あっ! 神にして魔王 ルミナス・バレンタイン。 263 00:20:25,791 --> 00:20:28,794 そのとおり。 更に言うと➡ 264 00:20:28,794 --> 00:20:33,799 アムリタでは ブラッドシャドウが 神聖魔法を使っていた。 265 00:20:33,799 --> 00:20:35,801 つまり ロッゾ一族…。 266 00:20:35,801 --> 00:20:40,306 少なくとも グランベル・ロッゾは 神ルミナスと つながりがあるのさ。 267 00:20:40,306 --> 00:20:44,310 (カガリ)グランベル…。 元勇者グランは➡ 268 00:20:44,310 --> 00:20:48,314 かつて 魔王ルミナスの宿敵として 戦っていましたわ。 269 00:20:48,314 --> 00:20:52,985 なかなかに つながりが深そうだよね。 270 00:20:52,985 --> 00:20:58,157 となると ロッゾ一族とは 距離を置いたほうがいいですね。 271 00:20:58,157 --> 00:21:01,660 しばらくは 拠点を 東に移したほうがよいかと。 272 00:21:01,660 --> 00:21:04,497 ああ。 でも その前に➡ 273 00:21:04,497 --> 00:21:08,667 グランベルに 面会を申し込むよ。 えっ? 274 00:21:08,667 --> 00:21:12,671 僕は マリアベルに支配されていた 被害者だからね。 275 00:21:12,671 --> 00:21:17,343 彼女がしでかした後始末について 交渉してみようかと。 276 00:21:17,343 --> 00:21:19,845 あっ…。 おとなしくするつもりなんて➡ 277 00:21:19,845 --> 00:21:23,182 なさそうですわね。 そりゃ そうさ。 278 00:21:23,182 --> 00:21:27,186 だって 僕は この世の王になる男だぜ? 279 00:21:36,629 --> 00:21:38,631 フゥ…。 280 00:21:38,631 --> 00:21:43,636 <リムル:戦場となった アムリタの遺跡とジスターヴの城は➡ 281 00:21:43,636 --> 00:21:46,472 俺たちで復元することにした。 282 00:21:46,472 --> 00:21:49,975 ゆくゆくは 出土品なんかを 城に展示して➡ 283 00:21:49,975 --> 00:21:52,311 博物館にもしていきたい。 284 00:21:52,311 --> 00:21:54,313 鉄道をつないだり➡ 285 00:21:54,313 --> 00:21:56,649 観光地として整えたり➡ 286 00:21:56,649 --> 00:21:59,819 まだまだ先の話だけどね。 287 00:21:59,819 --> 00:22:02,154 墳墓があった最下層は➡ 288 00:22:02,154 --> 00:22:04,657 マリアベルの自爆によって 崩落したと➡ 289 00:22:04,657 --> 00:22:06,992 ユウキが説明してくれた。 290 00:22:06,992 --> 00:22:11,831 いわく 俺を巻き添えにする つもりだったとか…。 291 00:22:11,831 --> 00:22:14,500 なんだか やりきれない> 292 00:22:14,500 --> 00:22:18,838 《まあ なんにせよ ユウキへの疑いが晴れてよかった。 293 00:22:18,838 --> 00:22:21,006 これで 安心して 協力関係を…》 294 00:22:21,006 --> 00:22:23,842 (智慧之王) 否。 疑惑が確定しました。 295 00:22:23,842 --> 00:22:25,844 えっ? どういうこと? 296 00:22:25,844 --> 00:22:28,180 (智慧之王) 個体名ユウキ・カグラザカは➡ 297 00:22:28,180 --> 00:22:30,850 間違いなく 自分の意思で 動いていました。 298 00:22:30,850 --> 00:22:33,285 はぁ? いやいや…。 299 00:22:33,285 --> 00:22:35,621 それなら どうして 黙ってたんだ? 300 00:22:35,621 --> 00:22:40,459 (智慧之王)解。 行動原理が簡単で 利用可能だったからです。 301 00:22:40,459 --> 00:22:43,963 《あっ! そうか。 302 00:22:43,963 --> 00:22:47,466 智慧之王さんは 俺のために黙ってたんだな…。 303 00:22:47,466 --> 00:22:51,470 俺には マリアベルを殺せない。 304 00:22:51,470 --> 00:22:54,807 そう判断したんだろう?》 305 00:22:54,807 --> 00:22:59,144 (智慧之王)是。 そうする必要が あると判断しました。 306 00:22:59,144 --> 00:23:02,982 《んっ…。 情けないな。 307 00:23:02,982 --> 00:23:06,986 俺が頼りないばかりに 心配をかけてしまった》 308 00:23:06,986 --> 00:23:09,655 (智慧之王)否。 それは違います。 309 00:23:09,655 --> 00:23:12,825 マスターに 心労をかけたくなかったのです。 310 00:23:12,825 --> 00:23:16,161 《うれしいけど それじゃ だめだ。 311 00:23:16,161 --> 00:23:20,833 ちゃんと受け止めて 俺が 俺の意思で決定しなければ。 312 00:23:20,833 --> 00:23:24,003 今度からは 偽りなく 報告してくれ》 313 00:23:24,003 --> 00:23:26,605 (智慧之王)了。 御心のままに。 314 00:23:31,010 --> 00:23:36,615 《ユウキが何をたくらもうとも 俺が その野望を打ち砕く。 315 00:23:36,615 --> 00:23:38,617 俺は1人じゃない。 316 00:23:38,617 --> 00:23:42,288 仲間もいるし 頼もしい相棒もいる。 317 00:23:42,288 --> 00:23:45,624 智慧之王がいれば 俺は 間違わず➡ 318 00:23:45,624 --> 00:23:48,127 まっすぐ 歩んでいけるさ。 319 00:23:48,127 --> 00:23:51,797 なっ? 相棒》 320 00:23:51,797 --> 00:23:53,999 あっ! あっ…。 321 00:23:55,968 --> 00:23:57,970 《気のせいかな? 322 00:23:57,970 --> 00:24:01,974 ちょっとだけ 智慧之王が 笑ったような気がした》 323 00:24:09,481 --> 00:24:11,483 (グランベル)マリアベル…。 324 00:24:11,483 --> 00:24:23,495 ♬~ 325 00:24:23,495 --> 00:24:28,834 (グランベル) また 私から 奪っていくのか…。 326 00:24:28,834 --> 00:24:30,836 くっ! 327 00:24:30,836 --> 00:24:36,141 人類の… 希望は ついえた。