1 00:00:15,516 --> 00:00:18,519 (リムル) <はるか遠い昔の話> 2 00:00:18,519 --> 00:00:23,482 <この世に 4体のみ存在する竜種> 3 00:00:23,482 --> 00:00:28,988 <その最初の1体が 人間の娘と子をなした> 4 00:00:31,490 --> 00:00:35,494 (リムル) <我が子に力の大半を譲渡した 竜種は 5 00:00:35,494 --> 00:00:41,000 残る力を結晶化させ 自身の分身体ともいえる 6 00:00:41,000 --> 00:00:44,003 エレメンタルドラゴンを 生み出した> 7 00:00:45,504 --> 00:00:49,008 (リムル) <竜皇女は 親の顔も知らずに育つが 8 00:00:49,008 --> 00:00:53,012 その傍らには 常に父から贈られた 9 00:00:53,012 --> 00:00:55,514 小竜の姿があった> 10 00:00:58,517 --> 00:01:00,019 ((キュイ!)) 11 00:01:02,521 --> 00:01:04,482 ((ありがとう!)) 12 00:01:04,482 --> 00:01:06,484 (ミリム) ((どういたしましてなのだ!)) 13 00:01:06,484 --> 00:01:07,985 ((キュイ!)) 14 00:01:07,985 --> 00:01:12,490 ((優しい子だね 名前 何ていうの?)) 15 00:01:12,490 --> 00:01:15,493 ((名前… ん~)) 16 00:01:15,493 --> 00:01:17,995 ((名はないのだ!)) ((え?)) 17 00:01:17,995 --> 00:01:20,498 (ミリム) ((か… 考えている名はあるぞ!)) 18 00:01:20,498 --> 00:01:26,003 ((だが ワタシは力が強過ぎて 名付けが難しいらしく…)) 19 00:01:26,003 --> 00:01:28,506 ((ふ~ん)) ((変なの)) 20 00:01:28,506 --> 00:01:30,508 ((名前などなくとも 21 00:01:30,508 --> 00:01:34,011 ワタシは こやつとは友達だから 問題ないのだ)) 22 00:01:36,013 --> 00:01:37,515 ((キュイ?)) 23 00:01:37,515 --> 00:01:40,518 ((キュ~イ! キュイキュイ!)) 24 00:01:40,518 --> 00:01:43,020 ((へへへへ! 待つのだ~!)) 25 00:01:43,020 --> 00:01:46,982 ((アハハ…! 待て待て~!)) 26 00:01:46,982 --> 00:01:49,985 ((うわっ! 待つのだ~!)) 27 00:01:49,985 --> 00:01:55,991 (リムル) <永遠に続くかに思われた 温かな日々> 28 00:01:55,991 --> 00:01:58,494 <しかし> 29 00:01:58,494 --> 00:02:01,497 <栄華を極めた超魔導大国が 30 00:02:01,497 --> 00:02:07,503 竜皇女の支配をもくろみ 小竜を手にかけた> 31 00:02:07,503 --> 00:02:11,006 <竜皇女は嘆き悲しみ 32 00:02:11,006 --> 00:02:15,010 烈火のごとく怒り狂った> 33 00:02:15,010 --> 00:02:21,517 <一人の魔王と精霊女王の力で 正気を取り戻した頃には… 34 00:02:21,517 --> 00:02:26,981 超魔導大国の栄華は 過去のものとなっていた> 35 00:02:28,983 --> 00:02:32,987 (リムル) <竜皇女は 10数万の命をいけにえに 36 00:02:32,987 --> 00:02:35,990 魔王へと開花する> 37 00:02:35,990 --> 00:02:41,996 <すると奇跡が起き 小竜が生き返った> 38 00:02:41,996 --> 00:02:47,001 <しかし 死によって 魂を失った小竜は 39 00:02:47,001 --> 00:02:53,007 意思なき邪悪な魔物 カオスドラゴンへと変貌してしまった> 40 00:02:55,509 --> 00:03:01,015 (リムル) <あやめられた恨みか 友を悲しませた悲しみか> 41 00:03:01,015 --> 00:03:03,517 <憎悪にのまれるかのごとく 42 00:03:03,517 --> 00:03:07,521 カオスドラゴンは 破壊の限りを尽くした> 43 00:03:09,982 --> 00:03:12,484 ((そうか…)) 44 00:03:12,484 --> 00:03:16,488 ((ワタシの友達は もう…)) 45 00:03:17,990 --> 00:03:23,996 (リムル) <竜皇女は自らの手で 友を封印した> 46 00:03:30,502 --> 00:03:36,008 (リムル) <それが魔王となった 竜皇女の最初の偉業> 47 00:03:37,509 --> 00:03:43,515 (リムル) <魔導王朝サリオンに伝わる いにしえの物語である> 48 00:03:46,518 --> 00:03:48,020 あ… 49 00:03:49,980 --> 00:03:54,985 ♪~ 50 00:05:13,480 --> 00:05:18,485 ~♪ 51 00:05:32,499 --> 00:05:34,001 あ… 52 00:05:40,007 --> 00:05:45,012 (咆哮) 53 00:05:52,519 --> 00:05:54,521 くっ… 54 00:05:57,983 --> 00:05:59,985 (ミリム) くぅ… 55 00:05:59,985 --> 00:06:02,488 う… うぅ! 56 00:06:02,488 --> 00:06:03,989 あぁっ! 57 00:06:09,495 --> 00:06:10,996 (リムル) ミリム! 58 00:06:10,996 --> 00:06:13,499 あ… (リムル) 無事か? 59 00:06:13,499 --> 00:06:15,501 う… うむ… 60 00:06:15,501 --> 00:06:19,505 あ… 大丈夫だ 何とかなる 61 00:06:19,505 --> 00:06:21,507 リムル… 62 00:06:30,015 --> 00:06:34,019 《でかいな… これがカオスドラゴン》 63 00:06:34,019 --> 00:06:35,979 《かつて ミリムが封じたという 64 00:06:35,979 --> 00:06:38,982 いにしえの エレメンタルドラゴン》 65 00:06:40,984 --> 00:06:42,986 (リムル)《ミリムの友達か》 66 00:06:42,986 --> 00:06:46,490 リムル 一体どうすればいいのだ? 67 00:06:46,490 --> 00:06:50,994 周囲の魔素を食らい続けて 成長が止まらぬようだ 68 00:06:50,994 --> 00:06:53,997 もはや大き過ぎて 封じることもできぬ! 69 00:06:55,499 --> 00:06:57,501 (リムル) 汚染も激しい 70 00:06:57,501 --> 00:07:01,004 グリードに塗りつぶされて 治癒は無理そうだ 71 00:07:02,005 --> 00:07:03,507 だが… 72 00:07:03,507 --> 00:07:09,012 だが… ワタシには 友達を消すなどできないのだ! 73 00:07:09,012 --> 00:07:11,014 ミリム… 74 00:07:11,014 --> 00:07:17,020 (咆哮) 75 00:07:28,490 --> 00:07:33,495 (咆哮) 76 00:07:34,997 --> 00:07:36,999 何て威力だ… 77 00:07:49,511 --> 00:07:52,014 あぁ… 78 00:07:52,014 --> 00:07:53,515 くっ… 79 00:07:59,980 --> 00:08:01,481 (リムル) ミリム! 80 00:08:04,484 --> 00:08:05,986 あっ! 81 00:08:05,986 --> 00:08:08,989 (崩れる音) 82 00:08:08,989 --> 00:08:10,991 城が! 83 00:08:10,991 --> 00:08:13,994 (思念伝達:リムル) シオン ゴブタ! 無事か!? 84 00:08:13,994 --> 00:08:16,496 (シオン) リムル様 こちらは問題ありません! 85 00:08:16,496 --> 00:08:18,999 (ゴブタ) ちょうど上層階に 戻ったところっす! 86 00:08:18,999 --> 00:08:21,460 長老さんがみんなを 避難させてるっすよ! 87 00:08:21,460 --> 00:08:25,005 (エヴァ) 落ち着いてください 塔の中なら安全です! 88 00:08:25,005 --> 00:08:27,007 (思念伝達:リムル) お前たちも 避難を手伝ってくれ! 89 00:08:27,007 --> 00:08:30,010 カオスドラゴンの攻撃は こっちでそらす! 90 00:08:30,010 --> 00:08:32,471 (思念伝達:ゴブタ) はいっす! (思念伝達:シオン) お任せください 91 00:08:33,472 --> 00:08:36,475 (リムル) 《倒すだけならミリムには たやすいんだろうが 92 00:08:36,475 --> 00:08:40,020 友達相手に そんなことはさせたくない》 93 00:08:45,984 --> 00:08:48,987 《必ず策はある 何か方法を…》 94 00:08:48,987 --> 00:08:50,489 ん? 95 00:08:50,489 --> 00:08:52,991 何だ? あの光 96 00:08:52,991 --> 00:08:56,995 (ラファエル) 解 恐らく エレメンタルドラゴンの魂です 97 00:08:56,995 --> 00:09:02,501 え? 魂って消失してたから カオスドラゴンになったんじゃ? 98 00:09:02,501 --> 00:09:06,004 (ラファエル) 是 ですが 実物を解析した結果 99 00:09:06,004 --> 00:09:07,506 魂と その器 100 00:09:07,506 --> 00:09:09,424 アストラルボディーの 存在を 101 00:09:09,424 --> 00:09:11,009 確認しました 102 00:09:11,009 --> 00:09:13,011 残存する魂は一部のみで 103 00:09:13,011 --> 00:09:17,015 汚染により 本来の純粋な魂ではありません 104 00:09:17,015 --> 00:09:21,019 元の魂は 消失したと言えるでしょう 105 00:09:21,019 --> 00:09:22,980 《なるほどな》 106 00:09:22,980 --> 00:09:27,484 《それでも 今も輝きは 失ってないみたいだ》 107 00:09:28,986 --> 00:09:30,487 (リムル) ミリム! 108 00:09:32,489 --> 00:09:35,492 ミリム カオスドラゴンを 攻撃してくれ 109 00:09:35,492 --> 00:09:36,994 え…? 110 00:09:36,994 --> 00:09:38,996 カリュブディスの時と同じだ 111 00:09:38,996 --> 00:09:41,498 お前なら核を残して 攻撃できるだろ? 112 00:09:41,498 --> 00:09:45,002 その隙に俺が そいつの魂を保護する 113 00:09:45,002 --> 00:09:49,506 だ… だが あの巨体では 生半可な力では貫けぬ! 114 00:09:49,506 --> 00:09:54,011 下手をすれば 全て消し飛ばしてしまう! 115 00:09:54,011 --> 00:09:57,014 手加減を覚えたんだろ? 116 00:09:57,014 --> 00:09:59,016 あ… 117 00:09:59,016 --> 00:10:04,021 お前の友達も頑張ってる お前も気合を見せろ 118 00:10:06,481 --> 00:10:17,993 (咆哮) 119 00:10:22,497 --> 00:10:24,499 (ミリム) 分かったのだ 120 00:10:24,499 --> 00:10:28,003 信じるぞ リムルよ 121 00:10:28,003 --> 00:10:31,006 おう 任せろ! 122 00:10:41,516 --> 00:10:45,520 (リムル)《大見えを切ったものの うまくいく確証はない》 123 00:10:45,520 --> 00:10:51,485 《希望を持たせた分 失敗したら絶望も大きいだろう》 124 00:10:51,485 --> 00:10:53,487 《それでも》 125 00:10:54,988 --> 00:10:56,990 やるしかないのだ! 126 00:11:11,004 --> 00:11:12,506 いくぞ 友よ 127 00:11:12,506 --> 00:11:16,510 星々の瞬きを その目に焼き付けよ! 128 00:11:16,510 --> 00:11:20,013 ドラゴ・バスター! 129 00:11:32,484 --> 00:11:33,985 くぅ…! 130 00:11:33,985 --> 00:11:37,489 拮抗してる今がチャンスだ! 頼むぞ ラファエル! 131 00:11:37,489 --> 00:11:39,991 (ラファエル) 了 イエス マイロード 132 00:11:46,498 --> 00:11:50,001 (リムル)《重い… とんでもないな》 133 00:11:50,001 --> 00:11:53,004 《俺の魔素量が どんどん減っていく》 134 00:11:53,004 --> 00:11:55,006 《だが…》 135 00:11:56,508 --> 00:11:59,010 あった! 136 00:11:59,010 --> 00:12:01,012 (リムル) 《マリアベルのグリードか》 137 00:12:01,012 --> 00:12:05,016 《せめて邪気がなければ 汚染を浄化しやすいんだが》 138 00:12:06,518 --> 00:12:08,019 あ… 139 00:12:10,480 --> 00:12:11,982 《消えた!?》 140 00:12:11,982 --> 00:12:14,985 (ラファエル) 解 個体名 ユウキ・カグラザカが 141 00:12:14,985 --> 00:12:17,988 個体名 マリアベル・ロッゾを 打倒したようです 142 00:12:17,988 --> 00:12:20,991 《今? うそだろ!?》 143 00:12:20,991 --> 00:12:24,494 《でも まぁ ナイスタイミング!》 144 00:12:32,002 --> 00:12:35,005 よし! 後は… 145 00:12:37,007 --> 00:12:40,010 (思念伝達:リムル) ミリム! 出力を上げられるか!? 146 00:12:40,010 --> 00:12:42,012 (思念伝達:ミリム) しかし… 147 00:12:43,013 --> 00:12:44,514 (思念伝達:リムル) 心配するな 148 00:12:44,514 --> 00:12:48,018 エレメンタルドラゴンの核は 保護してる 149 00:12:48,018 --> 00:12:50,520 一気に勝負をかけるぞ! 150 00:12:50,520 --> 00:12:53,982 分かった 任せるのだ! 151 00:13:01,990 --> 00:13:04,993 ドラゴ・ノヴァ! 152 00:13:08,997 --> 00:13:10,999 言っといて なんだけど 153 00:13:10,999 --> 00:13:14,503 あれから さらに出力上がるの おかしいだろ… 154 00:13:34,481 --> 00:13:37,484 (ラファエル) マテリアルボディー 消滅 155 00:13:39,486 --> 00:13:42,489 (ラファエル) スピリチュアルボディー 消滅 156 00:13:42,489 --> 00:13:46,993 アストラルボディーの奥に こころと魂の残滓を確認 157 00:13:46,993 --> 00:13:49,996 あっ! 始まるか… 158 00:14:01,007 --> 00:14:04,511 どうするつもりだ!? このままでは爆発するぞ! 159 00:14:04,511 --> 00:14:07,013 後は俺が何とかする! 160 00:14:09,516 --> 00:14:13,019 喰らい尽くせ ベルゼビュート! 161 00:14:38,503 --> 00:14:42,507 終わった… のか? 162 00:14:42,507 --> 00:14:44,509 いや まだだよ 163 00:14:44,509 --> 00:14:48,513 お前の友達を何とかしないとな 164 00:14:48,513 --> 00:14:51,516 あっ! ギジコンなのだ! 165 00:14:58,481 --> 00:15:00,483 もしや この中に… 166 00:15:00,483 --> 00:15:04,487 ああ エレメンタルドラゴンの魂を 移してある 167 00:15:04,487 --> 00:15:05,989 わぁ…! 168 00:15:05,989 --> 00:15:07,991 《だが 反応がない》 169 00:15:07,991 --> 00:15:11,995 《心核(こころ)が宿らなければ どうしようも…》 170 00:15:11,995 --> 00:15:15,999 《うわっ! マ… マズいぞ! 何か打開策は…》 171 00:15:15,999 --> 00:15:19,002 あっ そうだ 名前は? え? 172 00:15:19,002 --> 00:15:21,504 こういう時は 名前を呼びかけるのが 173 00:15:21,504 --> 00:15:25,008 鉄板なんだよ! 何ていうか こう… 174 00:15:25,008 --> 00:15:27,510 相手の心に訴えかけるんだ! 175 00:15:27,510 --> 00:15:30,513 《よくあるドラマの 受け売りだけど…》 176 00:15:32,015 --> 00:15:35,018 名前… (リムル) ん… 177 00:15:35,018 --> 00:15:39,981 昔過ぎて 何もかも忘れていたのだ 178 00:15:39,981 --> 00:15:44,986 だが いつか呼んでみたい 名はあった 179 00:15:44,986 --> 00:15:49,991 しかし ワタシの力では コントロールが難しいそうだ 180 00:15:49,991 --> 00:15:54,496 名を付けるにも 相手の命が危ないと 181 00:15:54,496 --> 00:15:57,999 (リムル)《ラファエル先生》 (ラファエル) 了 182 00:15:57,999 --> 00:16:01,503 大丈夫だから 呼んでみな 183 00:16:06,508 --> 00:16:08,510 ((キュイ~!)) 184 00:16:10,011 --> 00:16:12,013 ガイアだ… 185 00:16:13,014 --> 00:16:17,018 ガイア! お前の名はガイアなのだ! 186 00:16:17,018 --> 00:16:21,981 いい名前じゃないか お前 ガイアだってさ 187 00:16:21,981 --> 00:16:23,983 友達が泣く前に 188 00:16:23,983 --> 00:16:27,487 さっさと目を覚ました方が いいんじゃないか? 189 00:16:27,487 --> 00:16:29,489 あぁ… 190 00:16:38,998 --> 00:16:40,500 あっ! 191 00:16:40,500 --> 00:16:42,502 (リムル) 成功したよ 192 00:16:42,502 --> 00:16:47,966 まだ卵みたいだから 本当の再会は もう少し先かな? 193 00:16:50,510 --> 00:16:52,512 あ… 194 00:16:53,972 --> 00:16:56,516 (ミリム) 温かい… 195 00:16:59,519 --> 00:17:01,980 ありがとう… 196 00:17:01,980 --> 00:17:03,982 ありがとうなのだ リムル! 197 00:17:03,982 --> 00:17:07,986 やはり お前に任せると 全てうまくいくのだな~! 198 00:17:07,986 --> 00:17:10,989 喜んでくれて 何よりだ 199 00:17:10,989 --> 00:17:15,493 さぁ 戻るか みんなも心配してるだろうし 200 00:17:15,493 --> 00:17:19,497 うむ おなかもすいたのだ! 201 00:17:19,497 --> 00:17:22,500 (リムル)《これにて一件落着っと》 202 00:17:22,500 --> 00:17:26,004 《帰ってビールで乾杯したいね》 203 00:17:35,013 --> 00:17:36,264 (カガリ) 最初から 204 00:17:36,264 --> 00:17:38,099 相談して ほしかったですわ 205 00:17:38,099 --> 00:17:39,517 (ユウキ) ん? 206 00:17:39,517 --> 00:17:41,519 (カガリ) アムリタの襲撃です 207 00:17:41,519 --> 00:17:45,482 隊員たちをごまかすのは 大変だったのですわよ 208 00:17:45,482 --> 00:17:47,984 うまくいったからいいじゃないか 209 00:17:47,984 --> 00:17:50,987 それに 君を信じていたからね 210 00:17:50,987 --> 00:17:54,991 本当に つくづく むちゃな方ですわ 211 00:17:54,991 --> 00:17:57,994 他人のスキルまで 奪ったようですし 212 00:17:57,994 --> 00:18:02,999 あぁ グリードのことなら スキルが僕を選んだんだよ 213 00:18:02,999 --> 00:18:06,503 それでも リムルさんには 勝てないんだけど 214 00:18:06,503 --> 00:18:11,007 それよりも僕の目的は マリアベルの殺害だった 215 00:18:11,007 --> 00:18:15,512 彼女が消えれば 自由に動いても 怪しまれることはない 216 00:18:15,512 --> 00:18:20,016 その上 全ての悪事を マリアベルのせいにできる 217 00:18:20,016 --> 00:18:23,019 僕は晴れて無罪放免ってわけ 218 00:18:23,019 --> 00:18:25,480 怖いお人ですこと 219 00:18:25,480 --> 00:18:28,483 ですが 今回の件 220 00:18:28,483 --> 00:18:31,986 あの娘にしては 浅はかに思えましたわ 221 00:18:31,986 --> 00:18:36,991 魔王リムルを殺していれば 暴風竜が暴れ出すでしょうし 222 00:18:36,991 --> 00:18:41,496 カオスドラゴンを操れば 魔王ミリムの逆鱗に触れます 223 00:18:41,496 --> 00:18:43,998 さすがに強引では? 224 00:18:43,998 --> 00:18:48,002 それ! なぜだと思う? 225 00:18:49,504 --> 00:18:51,506 (カガリ) 神ルミナスの庇護? 226 00:18:51,506 --> 00:18:54,008 本気で おっしゃっているのですか? 227 00:18:54,008 --> 00:18:58,513 本気さ どれだけ被害が出るか 分からない状況で 228 00:18:58,513 --> 00:19:01,516 マリアベルが 強硬手段に出るはずはない 229 00:19:01,516 --> 00:19:03,017 何より彼女は 230 00:19:03,017 --> 00:19:06,479 「それに関しては心配ない」と 断言した 231 00:19:06,479 --> 00:19:09,482 西側諸国が 神ルミナスに守られていると 232 00:19:09,482 --> 00:19:11,484 知っていたからだよ 233 00:19:11,484 --> 00:19:14,988 だから 暴風竜や魔王ミリムが 暴れても 234 00:19:14,988 --> 00:19:18,491 どうにか立て直せる程度の ダメージで済むと? 235 00:19:18,491 --> 00:19:21,494 (ユウキ) そういうこと ん… 236 00:19:21,494 --> 00:19:24,998 じゃあ聞くけど ラプラスがルベリオスの聖地で 237 00:19:24,998 --> 00:19:28,001 倒した相手は誰だった? 238 00:19:28,001 --> 00:19:32,005 (カガリ) 法皇に扮した 魔王ヴァレンタイン… 239 00:19:32,005 --> 00:19:34,007 あっ! そう! 240 00:19:34,007 --> 00:19:38,011 だけどオクタグラムには 魔王バレンタインが今もいる 241 00:19:38,011 --> 00:19:42,515 つまり ラプラスが倒した魔王は 偽者だったのさ 242 00:19:42,515 --> 00:19:45,518 そして ルミナス教の総本山を 根城にしている 243 00:19:45,518 --> 00:19:48,980 法皇以上の存在といえば… 244 00:19:48,980 --> 00:19:53,985 あ… 神にして魔王 ルミナス・バレンタイン 245 00:19:53,985 --> 00:19:57,488 その通り さらにいうと アムリタでは 246 00:19:57,488 --> 00:20:01,993 ブラッドシャドウが 神聖魔法を使っていた 247 00:20:01,993 --> 00:20:05,997 つまり ロッゾ一族 少なくともグランベル・ロッゾは 248 00:20:05,997 --> 00:20:09,500 神ルミナスとつながりがあるのさ 249 00:20:09,500 --> 00:20:12,503 (カガリ) グランベル… 元勇者グランは 250 00:20:12,503 --> 00:20:16,507 かつて魔王ルミナスの宿敵として 戦っていましたわ 251 00:20:16,507 --> 00:20:20,011 なかなかに つながりが深そうだよね~ 252 00:20:21,512 --> 00:20:26,517 となると ロッゾ一族とは 距離を置いた方がいいですね 253 00:20:26,517 --> 00:20:29,979 しばらくは拠点を 東に移した方がよいかと 254 00:20:29,979 --> 00:20:32,982 ああ でもその前に… 255 00:20:32,982 --> 00:20:35,485 グランベルに面会を申し込むよ 256 00:20:35,485 --> 00:20:36,986 え? 257 00:20:36,986 --> 00:20:40,990 僕はマリアベルに支配されていた 被害者だからね 258 00:20:40,990 --> 00:20:45,495 彼女がしでかした後始末について 交渉してみようかと 259 00:20:45,495 --> 00:20:46,996 フフ… 260 00:20:46,996 --> 00:20:49,999 おとなしくするつもりなんて なさそうですわね 261 00:20:49,999 --> 00:20:51,501 そりゃそうさ 262 00:20:51,501 --> 00:20:55,505 だって僕は この世の王になる男だぜ? 263 00:21:05,515 --> 00:21:07,016 はぁ… 264 00:21:08,518 --> 00:21:10,478 (リムル) <戦場となった アムリタの遺跡と 265 00:21:10,478 --> 00:21:12,188 ジスターヴの城は 266 00:21:12,188 --> 00:21:14,983 俺たちで復元することにした> 267 00:21:14,983 --> 00:21:16,567 <ゆくゆくは出土品なんかを 268 00:21:16,567 --> 00:21:17,986 城に展示して 269 00:21:17,986 --> 00:21:20,989 博物館にもしていきたい> 270 00:21:20,989 --> 00:21:22,991 <鉄道をつないだり 271 00:21:22,991 --> 00:21:24,993 観光地として整えたり> 272 00:21:24,993 --> 00:21:28,496 <まだまだ先の話だけどね> 273 00:21:28,496 --> 00:21:30,498 <墳墓があった 最下層は 274 00:21:30,498 --> 00:21:33,292 マリアベルの自爆によって 崩落したと 275 00:21:33,292 --> 00:21:35,503 ユウキが説明してくれた> 276 00:21:35,503 --> 00:21:40,008 <いわく 俺を巻き添えにする つもりだったとか> 277 00:21:40,008 --> 00:21:43,011 <何だか やりきれない> 278 00:21:43,011 --> 00:21:44,345 (リムル)《まっ 何にせよ 279 00:21:44,345 --> 00:21:45,722 ユウキへの疑いが 280 00:21:45,722 --> 00:21:47,598 晴れてよかった》 281 00:21:47,598 --> 00:21:49,517 《これで安心して 協力関係を…》 282 00:21:49,517 --> 00:21:52,020 (ラファエル) 否 疑惑が確定しました 283 00:21:52,020 --> 00:21:54,480 えっ! どういうこと!? 284 00:21:54,480 --> 00:21:55,815 (ラファエル) 個体名 ユウキ・カグラザカは 285 00:21:55,815 --> 00:21:56,983 間違いなく 286 00:21:56,983 --> 00:21:58,735 自分の意思で 動いていました 287 00:21:58,735 --> 00:22:00,486 はぁ!? 288 00:22:00,486 --> 00:22:01,696 いやいや! 289 00:22:01,696 --> 00:22:02,739 それなら どうして 290 00:22:02,739 --> 00:22:03,990 黙って たんだ? 291 00:22:03,990 --> 00:22:08,494 (ラファエル) 解 行動原理が簡単で 利用可能だったからです 292 00:22:08,494 --> 00:22:10,496 あ… 293 00:22:10,496 --> 00:22:16,002 《そうか ラファエルさんは 俺のために黙ってたんだな》 294 00:22:17,003 --> 00:22:20,506 (リムル) 《俺にはマリアベルを殺せない》 295 00:22:20,506 --> 00:22:23,009 《そう判断 したんだろう?》 296 00:22:23,009 --> 00:22:25,470 (ラファエル) 是 そうする必要が 297 00:22:25,470 --> 00:22:27,805 あると 判断しました 298 00:22:29,015 --> 00:22:31,017 《情けないな…》 299 00:22:31,017 --> 00:22:34,979 《俺が頼りないばかりに 心配をかけてしまった》 300 00:22:34,979 --> 00:22:37,982 (ラファエル) 否 それは違います 301 00:22:37,982 --> 00:22:40,985 マスターに心労を かけたくなかったのです 302 00:22:40,985 --> 00:22:44,489 《うれしいけど それじゃダメだ》 303 00:22:44,489 --> 00:22:49,202 《ちゃんと受け止めて 俺が俺の意思で決定しなければ》 304 00:22:49,202 --> 00:22:51,287 《今度からは 偽りなく 305 00:22:51,287 --> 00:22:52,914 報告してくれ》 306 00:22:52,914 --> 00:22:55,500 (ラファエル)了 御心のままに 307 00:22:59,003 --> 00:23:04,509 《ユウキが何をたくらもうとも 俺が その野望を打ち砕く》 308 00:23:04,509 --> 00:23:06,511 《俺は 一人じゃない》 309 00:23:06,511 --> 00:23:08,763 《仲間もいるし 310 00:23:08,763 --> 00:23:10,681 頼もしい 相棒もいる》 311 00:23:10,681 --> 00:23:13,017 《ラファエルがいれば 312 00:23:13,017 --> 00:23:14,727 俺は間違わず 313 00:23:14,727 --> 00:23:16,479 真っすぐ 歩んでいけるさ》 314 00:23:16,479 --> 00:23:18,481 《な? 相棒》 315 00:23:19,982 --> 00:23:21,484 あっ 316 00:23:21,484 --> 00:23:23,986 あ… 317 00:23:23,986 --> 00:23:26,489 《気のせいかな?》 318 00:23:26,489 --> 00:23:30,993 《ちょっとだけラファエルが 笑ったような気がした》 319 00:23:37,500 --> 00:23:40,002 (グランベル) マリアベル… 320 00:23:52,014 --> 00:23:57,019 (グランベル) また… 私から 奪っていくのか… 321 00:23:57,019 --> 00:23:59,480 くっ…! 322 00:23:59,480 --> 00:24:04,986 人類の希望はついえた…