1 00:00:02,002 --> 00:00:08,508 (サクナヒメ)は~ この寒々しい峠が なんとも賑やかになるもんじゃ。 2 00:00:08,508 --> 00:00:11,678 (ココロワヒメ)都から いろんなお店も来ていますわ。 3 00:00:11,678 --> 00:00:14,014 こうして 祀られることによって➡ 4 00:00:14,014 --> 00:00:16,016 神は力を増す。 5 00:00:16,016 --> 00:00:20,020 戦いを前にした皆さんの 心遣いですよ。 6 00:00:20,020 --> 00:00:22,856 感謝しなければのう。 7 00:00:22,856 --> 00:00:26,193 フフッ 変わりましたね サクナさん。 8 00:00:26,193 --> 00:00:28,195 そうか? 9 00:00:28,195 --> 00:00:30,197 (地響き) 10 00:00:35,535 --> 00:00:37,538 (女将)なんと禍々しい…。 11 00:00:37,538 --> 00:00:39,640 落ち着け 皆の者! 12 00:00:42,042 --> 00:00:47,547 あの山の炎は かつて御柱都にまで その名をとどろかせた悪神➡ 13 00:00:47,547 --> 00:00:49,550 オオミズチによるもの。 14 00:00:49,550 --> 00:00:52,219 ヤツは長きにわたり地中に潜み➡ 15 00:00:52,219 --> 00:00:55,722 溜めに溜めた力で このヒノエを蹂躙し➡ 16 00:00:55,722 --> 00:00:59,059 いずれ 都にも攻め入るかもしれぬ。 17 00:00:59,059 --> 00:01:00,994 (提灯)都にまで…。 18 00:01:00,994 --> 00:01:03,997 (琵琶)カムヒツキ様は ご存じであられるのか? 19 00:01:03,997 --> 00:01:07,834 カムヒツキ様には ワシが力及ばず倒れたとき➡ 20 00:01:07,834 --> 00:01:09,836 この事実を伝えてほしい。 21 00:01:11,838 --> 00:01:16,009 じゃが そうはならぬと ワシは信じておる。 22 00:01:16,009 --> 00:01:19,680 なぜなら このサクナヒメが討ち取るからじゃ。 23 00:01:19,680 --> 00:01:21,682 (田右衛門)サクナ様…。 24 00:01:21,682 --> 00:01:25,352 ワシとて 都におった頃のワシではない。 25 00:01:25,352 --> 00:01:27,688 ここで育てた米が➡ 26 00:01:27,688 --> 00:01:31,858 それを認めてくれた皆の心が 力をくれる。 27 00:01:31,858 --> 00:01:38,031 米はワシの… いや 我らヤナト族の魂にして 力の源。 28 00:01:38,031 --> 00:01:42,369 その熱き思いを この星魂の農具に乗せ➡ 29 00:01:42,369 --> 00:01:45,372 これより オオミズチを討ってまいる! 30 00:01:45,372 --> 00:01:47,874 (一同)おぉ! 31 00:01:53,880 --> 00:01:57,084 そうじゃな 参ろう。 32 00:02:00,821 --> 00:02:03,824 (きんた)さあ 行ってがい。 33 00:02:06,326 --> 00:02:09,329 こいで 万が一落としても だいじょぶだ。 34 00:02:09,329 --> 00:02:14,001 きんた 峠のこと 頼んだぞ。 35 00:02:14,001 --> 00:02:16,503 ほいなのオイラが知るかよ。 36 00:02:16,503 --> 00:02:19,172 けってきて おめがやれ。 37 00:02:19,172 --> 00:02:22,676 そうじゃな。 38 00:02:22,676 --> 00:02:27,014 どうじゃ? おぬしが新たに縫ってくれた衣➡ 39 00:02:27,014 --> 00:02:30,183 似合っておるか? (ゆい)ピッタリだっちゃ。 40 00:02:30,183 --> 00:02:32,185 あと こいも。 41 00:02:32,185 --> 00:02:35,689 おぉ 傷が消えておるぞ。 42 00:02:35,689 --> 00:02:39,693 星魂剣でこさえた針で 縫い合わせたら➡ 43 00:02:39,693 --> 00:02:42,362 きれいに元どおりさなりんすた。 44 00:02:42,362 --> 00:02:45,532 おぉ! 45 00:02:45,532 --> 00:02:48,368 その姿も すっかり慣れたようじゃな。 46 00:02:48,368 --> 00:02:52,039 フフッ きんたには まだないしょすよ。 47 00:02:52,039 --> 00:02:55,042 (ミルテ)これ お弁当です。 48 00:02:55,042 --> 00:02:58,378 タマが 米は このときのためにと。 49 00:02:58,378 --> 00:03:01,481 爺が…。 50 00:03:01,481 --> 00:03:04,317 ミルテから見てワシは➡ 51 00:03:04,317 --> 00:03:07,654 少しは 神に見えるようになったかの? 52 00:03:07,654 --> 00:03:10,490 私の知る神とは違います。 53 00:03:10,490 --> 00:03:14,494 ですが 麓の世に戻れたら サクナのコト➡ 54 00:03:14,494 --> 00:03:16,830 皆に伝えていきます。 55 00:03:16,830 --> 00:03:18,832 ヤナトの頂の世に➡ 56 00:03:18,832 --> 00:03:23,637 すばらしい豊穣神と呼ばれるサクナ いたと。 57 00:03:27,674 --> 00:03:29,676 ご武運を。 58 00:03:29,676 --> 00:03:33,180 今年の天穂の出来はどうかのう? 59 00:03:33,180 --> 00:03:38,018 (田右衛門)天候もよく 順調に力強く育っておりまする。 60 00:03:38,018 --> 00:03:41,688 よき米が 収穫できるのではないかと。 61 00:03:41,688 --> 00:03:47,360 そうしたら届けにいくかの 石丸の墓にも。 62 00:03:47,360 --> 00:03:49,529 はっ。 63 00:03:49,529 --> 00:03:51,531 (ココロワヒメ)サクナさん。 64 00:03:53,533 --> 00:03:55,535 ああ。 65 00:03:55,535 --> 00:03:59,039 では 皆の者。 66 00:03:59,039 --> 00:04:01,041 いってまいる! 67 00:04:21,995 --> 00:04:23,997 あっ…。 68 00:04:23,997 --> 00:04:27,334 なんという量じゃ。 69 00:04:27,334 --> 00:04:30,003 (ココロワヒメ)こちらもです。 70 00:04:30,003 --> 00:04:34,307 まるで 島の水が 1か所に集まっているようです。 71 00:04:36,343 --> 00:04:39,146 クワッ! その下に参れと申すのか? 72 00:04:45,852 --> 00:04:47,854 サクナさん! 73 00:04:54,027 --> 00:04:56,029 アシグモ? 74 00:04:56,029 --> 00:04:58,198 (アシグモ)確かめさせてもらった。 75 00:04:58,198 --> 00:05:02,803 どうやらできあがったようだな 最強の農具とやらが。 76 00:05:02,803 --> 00:05:05,005 ついてこい。 77 00:05:09,309 --> 00:05:11,311 ここは…。 78 00:05:11,311 --> 00:05:15,482 下りていけば あの穴の下に つながっているはずだ。 79 00:05:15,482 --> 00:05:18,818 (咆哮) 80 00:05:18,818 --> 00:05:21,988 たしか この道 龍の抜け穴と…。 81 00:05:21,988 --> 00:05:24,991 龍 大蛇…。 82 00:05:24,991 --> 00:05:29,663 なるほど 知っていてだましたな。 83 00:05:29,663 --> 00:05:32,165 (咆哮) 84 00:05:35,001 --> 00:05:38,004 参るぞ。 85 00:05:38,004 --> 00:05:40,507 (豚鬼)グオ~! 86 00:05:40,507 --> 00:05:42,509 グオ! 87 00:05:42,509 --> 00:05:45,178 急げ! もたもたしてる暇はない。 88 00:05:45,178 --> 00:05:47,380 参りましょう。 89 00:05:49,349 --> 00:05:51,351 (鬼たち)グオ…。 90 00:05:57,357 --> 00:06:00,126 (ココロワヒメ)なんという強い邪気。 91 00:06:00,126 --> 00:06:02,128 これは…。 92 00:06:02,128 --> 00:06:07,300 木? いえ 枝です。 93 00:06:07,300 --> 00:06:11,638 この枝… もしや創世樹? 94 00:06:11,638 --> 00:06:15,976 このヒノエにも 創世樹の枝があるというのか? 95 00:06:15,976 --> 00:06:20,146 ですが 朽ち果てています。 96 00:06:20,146 --> 00:06:26,152 なるほど。 これですべての説明がつきます。 97 00:06:26,152 --> 00:06:29,489 この木こそが 鬼を産む負の大元。 98 00:06:29,489 --> 00:06:34,995 一度打ち倒されたオオミズチも この力を吸い…。 99 00:06:34,995 --> 00:06:36,997 復活を遂げた。 100 00:06:36,997 --> 00:06:38,999 ん? 101 00:06:38,999 --> 00:06:41,668 こんな所に結界じゃと? 102 00:06:41,668 --> 00:06:45,672 この結界 神の手によるもの。 103 00:06:45,672 --> 00:06:50,010 しかも 昨日今日 作られたものではありません。 104 00:06:50,010 --> 00:06:52,512 タケリビ…。 105 00:06:52,512 --> 00:06:56,349 どうやら サクナさんのお父上とお母上が➡ 106 00:06:56,349 --> 00:07:00,620 ここに赴いたのは 間違いないようですね。 107 00:07:00,620 --> 00:07:04,324 父上と母上が…。 108 00:07:10,630 --> 00:07:14,968 (地響き) 109 00:07:14,968 --> 00:07:18,305 なっ! サクナさん! 110 00:07:18,305 --> 00:07:20,307 あっ! 111 00:07:20,307 --> 00:07:22,309 ココロワ! サクナさん! 112 00:07:22,309 --> 00:07:24,311 ココロワ! 113 00:07:24,311 --> 00:07:26,513 ココロワ~! 114 00:07:29,149 --> 00:07:31,151 あっ…。 115 00:07:33,820 --> 00:07:35,822 アシグモ! 116 00:07:37,991 --> 00:07:41,828 行け! 行ってください。 117 00:07:41,828 --> 00:07:44,030 サクナさん! 118 00:07:48,835 --> 00:07:51,538 《ココロワ! アシグモ!》 119 00:07:59,679 --> 00:08:02,782 邪気に 目を開けておるのもつらい。 120 00:08:02,782 --> 00:08:07,287 なんという重く どす黒い気…。 121 00:08:07,287 --> 00:08:09,589 おるな。 122 00:08:18,965 --> 00:08:22,569 《目で追ってはダメじゃ。 気を…》 123 00:08:31,644 --> 00:08:36,983 (オオミズチ)我が名は オオミズチ。 うぬの名は? 124 00:08:36,983 --> 00:08:42,655 我が名は サクナヒメ。 ヤナトの神にして ヒノエの民である。 125 00:08:42,655 --> 00:08:45,992 歓迎するぞ サクナヒメ。 126 00:08:45,992 --> 00:08:50,830 ここは ひとつ 話し合おうではないか。 127 00:08:50,830 --> 00:08:54,667 反目し合えば憎しみが生まれる。 128 00:08:54,667 --> 00:08:56,669 その憎しみこそ➡ 129 00:08:56,669 --> 00:08:59,839 うぬが嫌うものでは なかったのか? 130 00:08:59,839 --> 00:09:01,775 それは…。 131 00:09:01,775 --> 00:09:05,612 我も戦いを望んでいるのではない。 132 00:09:05,612 --> 00:09:11,951 我も うぬも 思いは同じ。 違うか? 133 00:09:11,951 --> 00:09:13,953 思いは…。 134 00:09:13,953 --> 00:09:19,759 そう。 うぬも つらき思いなど したくはなかろう。 135 00:09:27,801 --> 00:09:30,970 また眠っていたのですか? 136 00:09:30,970 --> 00:09:32,972 ココロワ…。 137 00:09:32,972 --> 00:09:37,977 フフッ 風邪をひいてしまいますよ。 さあ。 138 00:09:37,977 --> 00:09:45,485 ほら あたたかいでしょう。 感じてください 私を。 139 00:09:45,485 --> 00:09:49,322 このココロワヒメと 楽しく過ごしましょう。 140 00:09:49,322 --> 00:09:51,324 すべてを忘れて…。 141 00:09:51,324 --> 00:09:54,994 あたたかい。 142 00:09:54,994 --> 00:09:58,832 ここでずっと 楽しく暮らしていくのです。 143 00:09:58,832 --> 00:10:01,668 さあ。 144 00:10:01,668 --> 00:10:05,572 ココ ロワ…。 145 00:10:08,007 --> 00:10:10,343 米…。 146 00:10:10,343 --> 00:10:14,347 皆で作った 米…。 147 00:10:19,018 --> 00:10:21,020 術か。 148 00:10:21,020 --> 00:10:23,022 ほう…。 149 00:10:29,696 --> 00:10:34,534 事を始める前に ひとつ聞きたいことがある。 150 00:10:34,534 --> 00:10:39,706 我が父母 タケリビとトヨハナの行方を知らぬか? 151 00:10:39,706 --> 00:10:44,544 タケリビ? うぬは タケリビの娘か? 152 00:10:44,544 --> 00:10:46,713 これは おもしろい。 153 00:10:46,713 --> 00:10:51,217 では我も礼を尽くさねばならぬな。 154 00:10:59,058 --> 00:11:01,661 卑拙なる両親。 155 00:11:01,661 --> 00:11:10,336 戦神タケリビ 豊穣神トヨハナを 腹に納めた この姿でな。 156 00:11:10,336 --> 00:11:15,341 そうか すべての迷いが晴れたわ。 157 00:11:15,341 --> 00:11:20,513 ククククク ガハハハハ! 158 00:11:20,513 --> 00:11:27,353 おもしろい。 たった一柱の神で 倒せるとでも申すのか? 159 00:11:27,353 --> 00:11:29,856 一柱ではない。 160 00:11:29,856 --> 00:11:32,859 なに? 161 00:11:32,859 --> 00:11:35,361 聞いたことはないか? 162 00:11:35,361 --> 00:11:38,698 米には七人の神が宿ると。 163 00:11:38,698 --> 00:11:40,700 一粒に七人じゃ。 164 00:11:40,700 --> 00:11:45,205 この体に これで何人の神が宿るかのう? 165 00:11:45,205 --> 00:11:47,707 百か 千か。 166 00:11:47,707 --> 00:11:54,614 いや このヤナトに住むといわれる 八百万の神すべてか。 167 00:11:57,550 --> 00:12:03,323 大きく出たのう タケリビの娘よ。 168 00:12:03,323 --> 00:12:06,025 なんだ? この光は。 169 00:12:09,329 --> 00:12:13,333 おぬしが創世樹の力で 無二の強さを得たように➡ 170 00:12:13,333 --> 00:12:16,502 ワシの内にも宿るものがある。 171 00:12:16,502 --> 00:12:19,172 父母より受け継いだ血と力。 172 00:12:19,172 --> 00:12:22,342 このヒノエで守るべきものたち。 173 00:12:22,342 --> 00:12:24,344 それがワシの宝じゃ。 174 00:12:24,344 --> 00:12:27,013 創世樹にも引けは取らんぞ。 175 00:12:27,013 --> 00:12:30,016 大いなる水の神よ。 176 00:12:30,016 --> 00:12:32,018 弑し奉る! 177 00:12:39,025 --> 00:12:41,027 羽衣よ! 178 00:12:46,199 --> 00:12:48,401 は~! 179 00:12:53,039 --> 00:12:55,041 (咆哮) 180 00:12:55,041 --> 00:12:59,712 羽衣は ワシの神気を すべて力にしておる。 181 00:12:59,712 --> 00:13:02,649 ゆい おぬしのおかげじゃ。 182 00:13:02,649 --> 00:13:04,651 むぅ…。 183 00:13:08,488 --> 00:13:11,591 きんた 爺 頼むぞ。 184 00:13:21,668 --> 00:13:23,670 フッ! 185 00:13:29,175 --> 00:13:32,078 くっ は~! 186 00:13:42,689 --> 00:13:44,857 あと2つ。 187 00:13:44,857 --> 00:13:46,859 はっ…。 188 00:13:46,859 --> 00:13:49,195 うわっ! 189 00:13:49,195 --> 00:13:51,197 ふっ…。 190 00:13:55,535 --> 00:13:59,372 (咆哮) 191 00:13:59,372 --> 00:14:01,307 ふっ! 192 00:14:01,307 --> 00:14:03,309 グオ~! 193 00:14:03,309 --> 00:14:05,311 なんじゃと? いっ…。 194 00:14:07,313 --> 00:14:10,817 神気が尽きる前に なんとかせねば。 195 00:14:14,987 --> 00:14:16,989 ハァ ハァ ハァ…。 196 00:14:16,989 --> 00:14:18,991 は~! 197 00:14:21,994 --> 00:14:23,996 もう一撃で。 198 00:14:23,996 --> 00:14:26,666 (咆哮) 199 00:14:26,666 --> 00:14:28,668 くっ…。 200 00:14:34,674 --> 00:14:38,177 (咆哮) 201 00:14:38,177 --> 00:14:40,680 結界が! 202 00:14:40,680 --> 00:14:46,185 そのまま いっけ~! 203 00:14:48,187 --> 00:14:53,693 (咆哮) 204 00:15:00,133 --> 00:15:03,336 ハァ ハァ あと…。 205 00:15:05,304 --> 00:15:07,306 あっ! 206 00:15:07,306 --> 00:15:10,143 ぐっ う うぅ…。 207 00:15:10,143 --> 00:15:15,314 見事だが 神気も尽きかけているようだな。 208 00:15:15,314 --> 00:15:17,817 くっ あぁ! 209 00:15:17,817 --> 00:15:23,322 ククッ 腹の中で父と母に会うがよい。 210 00:15:23,322 --> 00:15:25,324 あっ くっ…。 211 00:15:25,324 --> 00:15:31,164 《ダメじゃ 羽衣の力を 神気の力をすべて すべて…》 212 00:15:31,164 --> 00:15:33,166 天河! 213 00:15:39,338 --> 00:15:42,842 ふっ! 214 00:15:42,842 --> 00:15:47,680 (咆哮) 215 00:15:47,680 --> 00:15:52,018 ハァ ハァ ハァ…。 216 00:15:52,018 --> 00:15:55,121 やった やったぞ 爺。 217 00:16:02,295 --> 00:16:05,631 これで ヒノエは…。 218 00:16:05,631 --> 00:16:08,301 この島は…。 219 00:16:08,301 --> 00:16:10,970 まさか…。 220 00:16:10,970 --> 00:16:12,972 はっ! 221 00:16:12,972 --> 00:16:17,977 これで終わりだと 思っているわけではないだろう。 222 00:16:17,977 --> 00:16:38,998 ♪~ 223 00:16:38,998 --> 00:16:43,169 我らは もはや オオミズチにあらず。 224 00:16:43,169 --> 00:16:48,674 神と創世樹を喰らった オオマガツオオミズチ。 225 00:16:48,674 --> 00:16:55,181 すべての神と人に仇をなす 悪神の真の姿! 226 00:16:55,181 --> 00:16:59,852 そんな そんな…。 227 00:16:59,852 --> 00:17:03,789 絶望か 恐怖か。 228 00:17:03,789 --> 00:17:09,295 うぬの その負の気 たまらず心地よい。 229 00:17:09,295 --> 00:17:13,499 じっくり味わわせてもらおう。 230 00:17:15,801 --> 00:17:19,972 すまぬ 爺 皆…。 231 00:17:19,972 --> 00:17:22,808 (咆哮) 232 00:17:22,808 --> 00:17:25,144 父上 母上…。 233 00:17:25,144 --> 00:17:27,146 (かいまる)サクナ。 234 00:17:27,146 --> 00:17:29,148 かいまる? 235 00:17:29,148 --> 00:17:31,150 (かいまる)見て 見て。 236 00:17:31,150 --> 00:17:33,853 見るといっても 何を? 237 00:17:38,991 --> 00:17:40,993 あれは! 238 00:17:40,993 --> 00:17:44,997 さらば タケリビの娘よ! 239 00:17:44,997 --> 00:17:52,004 (咆哮) 240 00:17:52,004 --> 00:17:54,840 爺! 爺 頼む! 241 00:17:54,840 --> 00:17:57,643 星魂剣よ! 242 00:17:59,946 --> 00:18:04,283 な なんだと これは…。 243 00:18:04,283 --> 00:18:06,485 これは~! 244 00:18:09,455 --> 00:18:12,291 すまぬ 皆…。 245 00:18:12,291 --> 00:18:15,995 戻れそうに… ない。 246 00:18:25,972 --> 00:18:28,975 邪気が消えた。 247 00:18:28,975 --> 00:18:31,477 サクナさん…。 248 00:18:43,155 --> 00:18:47,326 ワシは 消えてしまうんじゃな。 249 00:18:47,326 --> 00:18:50,997 (タマ爺)ご立派でしたぞ おひい様。 250 00:18:50,997 --> 00:18:53,833 爺…。 251 00:18:53,833 --> 00:18:58,337 ワシらは いったい どこに向かっているんじゃ? 252 00:18:58,337 --> 00:19:03,943 麓の世だとすると 人にでも生まれ変わるのかのう? 253 00:19:03,943 --> 00:19:09,448 願わくば またおひい様のもとに 生まれ変わりとうございます。 254 00:19:09,448 --> 00:19:11,550 ワシもじゃ。 255 00:19:14,787 --> 00:19:18,457 どうした? なにゆえに止まる? 256 00:19:18,457 --> 00:19:21,961 (トヨハナ)大きくなりましたね サクナ。 257 00:19:21,961 --> 00:19:23,963 はっ…。 258 00:19:27,133 --> 00:19:30,636 父上 母上…。 259 00:19:30,636 --> 00:19:33,472 (トヨハナ)あなたが オオミズチをくだしたことで➡ 260 00:19:33,472 --> 00:19:37,977 その腹にあった私たちの魂が 解き放たれたのです。 261 00:19:37,977 --> 00:19:40,479 (タケリビ)お おぅ。 262 00:19:40,479 --> 00:19:42,481 それだけ? 263 00:19:42,481 --> 00:19:45,985 ホントにしかたのない人。 264 00:19:45,985 --> 00:19:47,987 羽衣よ。 265 00:19:50,656 --> 00:19:53,993 お前の正当なるあるじは私です。 266 00:19:53,993 --> 00:19:57,496 どうか 我が子とタマを この姿のまま➡ 267 00:19:57,496 --> 00:20:00,499 頂の世に 戻してやってはくれませぬか? 268 00:20:00,499 --> 00:20:05,004 代わりといっちゃなんだが 俺たちの魂をやるよ。 269 00:20:05,004 --> 00:20:08,007 そんな… せっかく会えたのに。 270 00:20:08,007 --> 00:20:11,177 私たちは とうの昔に死んだ身。 271 00:20:11,177 --> 00:20:16,015 もはや お前にしてやれることは これ以外 何もないのです。 272 00:20:16,015 --> 00:20:20,686 お前は もうガキじゃねえ。 あとは わかるな? 273 00:20:20,686 --> 00:20:24,690 父上…。 274 00:20:24,690 --> 00:20:27,193 おう 頼むぜ。 275 00:20:30,362 --> 00:20:32,364 かいまる! 276 00:20:32,364 --> 00:20:37,536 この子は魂を飛ばし 心を通わせることができる者。 277 00:20:37,536 --> 00:20:40,039 さあ 行きなさい。 278 00:20:40,039 --> 00:20:43,342 (かいまる)サクナ かえる かえる! 279 00:20:46,712 --> 00:20:49,715 もう会えないのですか? 280 00:20:49,715 --> 00:20:52,051 いつでも見ていますよ。 281 00:20:52,051 --> 00:20:56,722 魂は すべてのものに宿るのですから。 282 00:20:56,722 --> 00:20:58,724 うん。 283 00:20:58,724 --> 00:21:00,726 はっ。 284 00:21:05,164 --> 00:21:07,166 (かいまる)サクナ。 285 00:21:16,842 --> 00:21:19,678 なんじゃ? なんじゃこれは? 286 00:21:19,678 --> 00:21:22,181 サクナ 飛ぶ! 287 00:21:24,850 --> 00:21:31,190 父上 母上 サクナは生きていきます。 288 00:21:31,190 --> 00:21:34,693 どうか お達者で。 289 00:21:44,537 --> 00:21:46,539 おひい様。 290 00:21:46,539 --> 00:21:50,209 いい天気じゃのう 爺よ。 291 00:21:50,209 --> 00:21:53,212 はい。 292 00:21:53,212 --> 00:21:56,882 うん 帰ろう。 293 00:21:56,882 --> 00:22:08,394 ♪「植えよ根付けよ」 294 00:22:11,831 --> 00:22:18,003 ♪「根付きの悪さぁヨー」 295 00:22:18,003 --> 00:22:24,176 ♪「心根弱さヨー」 296 00:22:24,176 --> 00:22:36,021 ♪「泥に足沈め 腰を折る」 297 00:22:36,021 --> 00:22:48,033 ♪「苗の細さぁヨー 吾が身細さぁヨー」 298 00:22:48,033 --> 00:22:59,211 ♪「空き腹で願う 黄金原」 299 00:22:59,211 --> 00:23:04,984 ♪「おいでなされ田の神さんよ」 300 00:23:04,984 --> 00:23:10,990 ♪「蛙も唄い呼ぶ」 301 00:23:10,990 --> 00:23:16,996 ♪「稔りゃたんとお返し申す」 302 00:23:16,996 --> 00:23:22,835 ♪「まばゆい米と酒」 303 00:23:22,835 --> 00:23:29,174 ♪「ありがとう田の神さんよ」 304 00:23:29,174 --> 00:23:34,847 ♪「この歌と舞奉る」 305 00:23:34,847 --> 00:23:41,020 ♪「たゆたえど いつか根を下ろし」 306 00:23:41,020 --> 00:23:52,031 ♪「神も人も栄えよ 永久に」