1 00:00:04,137 --> 00:00:06,139 (サクナヒメ)おぉ~! 2 00:00:06,139 --> 00:00:09,610 実っとるぞ。 実っとる。 3 00:00:12,112 --> 00:00:15,115 うむ びっしり詰まっておるの。 4 00:00:15,115 --> 00:00:19,119 (田右衛門)ですが まだ 油断は禁物にござりまするぞ。 5 00:00:19,119 --> 00:00:22,122 秋は 大水や嵐も多い季節。 6 00:00:22,122 --> 00:00:25,292 時には 一晩で倒れてしまうことも。 7 00:00:25,292 --> 00:00:27,961 何じゃと? そんなことになったらどうする? 8 00:00:27,961 --> 00:00:31,632 また来年 一から作り直しにござりまする。 9 00:00:31,632 --> 00:00:35,102 そんな…。 (タマ爺)それが稲作でございます。 10 00:00:35,102 --> 00:00:40,007 それゆえ 収穫の喜びもひとしお。 (2人)あっ? 11 00:00:40,007 --> 00:00:42,175 あっ? これは!? 12 00:00:48,115 --> 00:00:50,784 かなり 大きかったようでござりまする。 13 00:00:50,784 --> 00:00:55,789 うむ。 最近 火山が騒がしいと アシグモが申しておったが。 14 00:00:55,789 --> 00:00:57,791 火山か。 15 00:00:57,791 --> 00:00:59,793 (きんた)てぇへんだ! (2人)ん? 16 00:00:59,793 --> 00:01:01,962 てぇへんだ! 何じゃ? 17 00:01:01,962 --> 00:01:05,098 川が… 川が てぇへんなことになってるべ! 18 00:01:05,098 --> 00:01:07,100 川? 19 00:02:49,102 --> 00:02:52,606 これは… んっ! 何じゃ この臭いは。 20 00:02:52,606 --> 00:02:55,308 硫黄の臭いにございますな。 21 00:02:55,308 --> 00:02:59,780 (ミルテ)河童たち 鬼 たくさん火山に行くのを見たと。 22 00:02:59,780 --> 00:03:02,683 ここだけにございませぬ。 23 00:03:05,619 --> 00:03:08,288 ここもか…。 24 00:03:08,288 --> 00:03:12,292 やはり 一度出向く必要が あるようにございますな。 25 00:03:12,292 --> 00:03:14,294 あの火山にか? 26 00:03:14,294 --> 00:03:17,164 サクナ 気 進まないですか? 27 00:03:17,164 --> 00:03:22,102 うむ。 以前 足を踏み入れたのじゃが…。 28 00:03:22,102 --> 00:03:25,105 ⦅今日は この頂上まで参るぞ。 29 00:03:25,105 --> 00:03:28,542 (謎の声) 30 00:03:28,542 --> 00:03:32,412 何じゃ? 声のようでございますが。 31 00:03:32,412 --> 00:03:37,117 (謎の声) 32 00:03:37,117 --> 00:03:41,788 あっ…。 33 00:03:41,788 --> 00:03:45,258 きょ 今日は帰るぞ⦆ 34 00:03:45,258 --> 00:03:48,695 と それっきり 近づくこともなく。 35 00:03:48,695 --> 00:03:52,799 何だべ 神様のくせに お化けが怖いんかや。 36 00:03:52,799 --> 00:03:55,102 (ゆい)めんこいねぇ。 (かいまる)あい! 37 00:03:55,102 --> 00:03:59,606 やかましい! 別に怖いなどとは ひと言も申しておらんじゃろう! 38 00:03:59,606 --> 00:04:03,110 だったら行けばいいべ。 んだんだ。 39 00:04:03,110 --> 00:04:05,078 あいあい~。 40 00:04:05,078 --> 00:04:08,615 な… なんじゃ 急に仲よくなりおって。 41 00:04:08,615 --> 00:04:13,754 しかし 火山の毒は時として 稲に害を及ぼすゆえ➡ 42 00:04:13,754 --> 00:04:17,457 放っておくわけにも…。 わかっておるわい! 43 00:04:17,457 --> 00:04:19,426 参ればよいのじゃろ 参れば! 44 00:04:19,426 --> 00:04:22,429 爺! 何用でございましょう? 45 00:04:22,429 --> 00:04:26,633 魔よけの札は どこじゃったかのう。 46 00:04:32,839 --> 00:04:35,942 相変わらず不気味じゃ。 47 00:04:35,942 --> 00:04:38,078 以前参ったときよりも➡ 48 00:04:38,078 --> 00:04:41,114 かなり悪い気に 満ちておるようにございます。 49 00:04:41,114 --> 00:04:44,084 声は… 聞こえぬようじゃが。 50 00:04:51,091 --> 00:04:53,560 おひい様! お… 鬼か! 51 00:05:00,700 --> 00:05:03,904 すでに事切れているように ございます。 52 00:05:03,904 --> 00:05:06,106 何じゃと? ハッ…。 53 00:05:06,106 --> 00:05:10,110 これは…。 54 00:05:10,110 --> 00:05:13,079 憎い… 憎い…。 えぇっ! 55 00:05:17,083 --> 00:05:19,586 な… な… 何じゃ この音は。 56 00:05:19,586 --> 00:05:21,621 さぁ。 57 00:05:21,621 --> 00:05:23,924 爺。 何でございましょう? 58 00:05:23,924 --> 00:05:27,594 やはり 今日は帰ろう。 59 00:05:27,594 --> 00:05:31,431 帰る~! あぁ おひい様! 60 00:05:31,431 --> 00:05:33,600 ハァ ハァ ハァ…。 61 00:05:33,600 --> 00:05:37,070 うっ いたたた… ん? 62 00:05:39,573 --> 00:05:43,109 な… な… 何じゃ これは!? 63 00:05:43,109 --> 00:05:45,579 わ~っ! 64 00:05:50,650 --> 00:05:53,687 ま… まさか こやつらが鬼どもを? 65 00:05:53,687 --> 00:05:55,622 そのようでございますな。 66 00:05:55,622 --> 00:05:57,591 オォ~! 67 00:05:59,593 --> 00:06:01,561 稲作殺法! 68 00:06:01,561 --> 00:06:04,564 でやっ! たぁっ! 69 00:06:04,564 --> 00:06:06,600 くっ! 70 00:06:06,600 --> 00:06:09,436 に… 憎い… 憎い…。 71 00:06:09,436 --> 00:06:11,571 ひぃ~! 72 00:06:11,571 --> 00:06:13,573 ガァー! 73 00:06:15,575 --> 00:06:19,579 あっ… アシグモ!? (アシグモ)こっちだ。 ついて来い。 74 00:06:24,084 --> 00:06:27,120 アシグモ族の骸じゃと? 75 00:06:27,120 --> 00:06:31,258 あぁ。 それが死をまとい 死をもたらす神➡ 76 00:06:31,258 --> 00:06:33,260 ヨモツガミとなったものだ。 77 00:06:33,260 --> 00:06:36,396 なるほど。 それで殺された怨念から➡ 78 00:06:36,396 --> 00:06:38,932 鬼を殺していたというわけか。 79 00:06:38,932 --> 00:06:40,901 あぁ。 80 00:06:40,901 --> 00:06:44,337 しかし なにゆえじゃ? なにゆえ そんなことに? 81 00:06:44,337 --> 00:06:47,741 骸の多くは 山の上から来ている。 82 00:06:47,741 --> 00:06:51,645 おそらく頂上だ。 頂上に骸を操り➡ 83 00:06:51,645 --> 00:06:55,415 こんなことを やらせているヤツがいる。 84 00:06:55,415 --> 00:06:59,085 これは我ら アシグモ族への冒とく。 85 00:06:59,085 --> 00:07:02,088 命にかえても 許すわけにはゆかん。 86 00:07:02,088 --> 00:07:04,257 アシグモ…。 87 00:07:04,257 --> 00:07:06,926 おひい様。 わかっておる。 88 00:07:06,926 --> 00:07:09,796 この島は 父上と母上が出会い➡ 89 00:07:09,796 --> 00:07:13,333 おぬしらアシグモ族と共に 守ってきた島でもある。 90 00:07:13,333 --> 00:07:15,235 ワシも行くぞ。 91 00:07:15,235 --> 00:07:17,904 フン。 足手まといになるなよ。 92 00:07:17,904 --> 00:07:20,573 誰に言うておる。 93 00:07:20,573 --> 00:07:22,575 フッ。 94 00:07:27,113 --> 00:07:29,082 ⦅遅れるなよ。 95 00:07:29,082 --> 00:07:32,085 (タケリビ)フンッ 誰に言ってやがる。 96 00:07:34,087 --> 00:07:37,123 だぁ~!⦆ 97 00:07:37,123 --> 00:07:39,125 フッ。 98 00:07:39,125 --> 00:07:41,261 何じゃ? いや。 99 00:07:41,261 --> 00:07:43,897 そういえば オオミズチ討伐のときに➡ 100 00:07:43,897 --> 00:07:47,734 剣が折れたから お前は その姿になったのだったな。 101 00:07:47,734 --> 00:07:49,803 んんっ…。 102 00:07:49,803 --> 00:07:52,105 お互い大変だったと思ってな。 103 00:07:52,105 --> 00:07:57,077 タケリビのヤツ その後も先代のカムヒツキと やり合ったしな。 104 00:07:57,077 --> 00:08:00,513 ⦅都だかなんだか知らねえが! 105 00:08:00,513 --> 00:08:03,583 ここが 頂の世で一番の島だってことを➡ 106 00:08:03,583 --> 00:08:07,120 わからせてやろうぜ! お~っ!⦆ 107 00:08:07,120 --> 00:08:10,757 まったく 飽きない男だった。 108 00:08:10,757 --> 00:08:14,761 笑うのじゃな おぬしも。 109 00:08:14,761 --> 00:08:17,297 気に入らぬのか? 110 00:08:17,297 --> 00:08:24,604 いや ワシには語るべき父上の話も 母上の話もない。 それだけじゃ。 111 00:08:24,604 --> 00:08:26,573 寝るぞ。 112 00:08:29,576 --> 00:08:31,578 気にすることはない。 113 00:08:31,578 --> 00:08:35,281 少しずつ 感じ始めておられるのであろう。 114 00:08:35,281 --> 00:08:40,153 トヨハナ様とタケリビ様が 実際にここにおられたことを。 115 00:08:42,155 --> 00:08:44,424 グォ~! 116 00:08:44,424 --> 00:08:46,426 ハッ! ガァー! ガァー! 117 00:08:46,426 --> 00:08:49,796 いっけ~! どわ~! 118 00:08:49,796 --> 00:08:52,832 うっ… もうずいぶん登ってきたぞ。 119 00:08:52,832 --> 00:08:55,201 まだ着かぬのか? 120 00:09:01,141 --> 00:09:04,611 そろそろのはずだ。 あぁ。 121 00:09:09,616 --> 00:09:11,651 これは…。 122 00:09:11,651 --> 00:09:14,621 何かあるな… 行くぞ。 123 00:09:22,629 --> 00:09:27,100 なんという熱さ。 落ちたら ひとたまりもないぞ。 124 00:09:29,135 --> 00:09:31,137 (謎の声) 125 00:09:31,137 --> 00:09:33,106 うぇっ! 何者だ? 126 00:09:33,106 --> 00:09:39,312 (謎の声) 127 00:09:39,312 --> 00:09:41,314 これは!? 128 00:09:41,314 --> 00:09:44,451 おそらく ヨモツホムスビにございます。 129 00:09:44,451 --> 00:09:48,154 アシグモの骸を持っていたのは こやつかと…。 130 00:09:48,154 --> 00:09:51,124 (ほうこう) 131 00:09:58,131 --> 00:10:01,301 うわ~! おひい様! 132 00:10:01,301 --> 00:10:03,303 お~! 133 00:10:03,303 --> 00:10:05,271 ハッ おりゃ! 134 00:10:07,307 --> 00:10:09,609 アシグモ! 135 00:10:09,609 --> 00:10:14,314 おそらく 周りを覆っている骨も 仲間たちの骸。 136 00:10:14,314 --> 00:10:16,316 操っているのは…。 137 00:10:16,316 --> 00:10:18,284 あれか。 138 00:10:18,284 --> 00:10:22,222 おぉ~! 139 00:10:22,222 --> 00:10:25,959 うぉ~! 140 00:10:25,959 --> 00:10:30,163 死にたく… ない。 141 00:10:32,098 --> 00:10:34,767 憎い… 憎い。 142 00:10:34,767 --> 00:10:38,805 アシグモ! あっ… ハッ! 143 00:10:38,805 --> 00:10:41,174 くっ… がっ! 144 00:10:41,174 --> 00:10:43,176 アシグモ! 145 00:10:48,615 --> 00:10:50,617 アシグモ! 146 00:10:50,617 --> 00:10:55,121 あ… あいつを…。 おひい様 ここは引きましょう。 147 00:11:05,131 --> 00:11:07,167 うっ… うぅっ。 148 00:11:07,167 --> 00:11:12,605 かなり深手を負っておりまする。 しばらくは動かさぬほうが…。 149 00:11:12,605 --> 00:11:14,607 薬 作りました。 150 00:11:16,609 --> 00:11:20,113 うっ… 許せ。 許してくれ。 151 00:11:20,113 --> 00:11:23,416 アシグモを頼んだぞ。 お待ちくだされ。 152 00:11:23,416 --> 00:11:28,121 あやつがおるかぎり アシグモも安心して養生できぬ。 153 00:11:28,121 --> 00:11:30,623 ですが…。 アシグモがかわいそうじゃ! 154 00:11:30,623 --> 00:11:34,594 あやつは これまで 一人で島を守ってきたのじゃろ! 155 00:11:44,637 --> 00:11:47,140 んっ…。 156 00:11:53,613 --> 00:11:55,615 はぁ~っ! 157 00:11:57,617 --> 00:12:02,855 ハァ ハァ ハァ… やはり無理か。 158 00:12:02,855 --> 00:12:06,793 おひい様。 この技 もしや登鯉? 159 00:12:06,793 --> 00:12:10,597 あの あちこちに現れる ヨモツガミを一掃するには➡ 160 00:12:10,597 --> 00:12:13,099 この技が一番なのじゃが…。 161 00:12:13,099 --> 00:12:17,270 登鯉や天河を使いこなすには まだ力が足りなくてのう。 162 00:12:17,270 --> 00:12:20,773 お待ちくだされ。 ん? 何じゃ? 163 00:12:20,773 --> 00:12:24,143 幸い まもなく収穫でございます。 164 00:12:24,143 --> 00:12:26,212 収穫? 165 00:12:26,212 --> 00:12:29,616 お忘れですか? おひい様は豊穣神➡ 166 00:12:29,616 --> 00:12:33,119 米の力を借りるのです。 167 00:12:43,096 --> 00:12:45,064 よっと。 168 00:12:47,600 --> 00:12:51,270 くぅ~! これはまた 腰にくるのう。 169 00:12:51,270 --> 00:12:56,175 刈り終わりましたら こうして 稲を束ねまする。 170 00:13:00,146 --> 00:13:06,085 そして このはさに このように かけて干しまする。 171 00:13:06,085 --> 00:13:08,588 よっと。 172 00:13:08,588 --> 00:13:10,590 こうか? 173 00:13:10,590 --> 00:13:12,592 よろしいかと。 174 00:13:12,592 --> 00:13:17,764 これを下の田も合わせて 全部やると申すのか…。 175 00:13:17,764 --> 00:13:23,436 秋は 稲作で最も忙しい季節と いわれておりますからな。 176 00:13:23,436 --> 00:13:29,609 麓の世では 村中の全員で 力を合わせて行うと申します。 177 00:13:29,609 --> 00:13:32,111 ここにはおらんがのう。 178 00:13:32,111 --> 00:13:34,313 うぉ~! 179 00:13:34,313 --> 00:13:38,184 仕事を増やす者はおるがのう。 180 00:13:40,186 --> 00:13:44,624 う~ もう動けんぞ。 181 00:13:44,624 --> 00:13:47,827 誠にご苦労にござりました。 182 00:13:47,827 --> 00:13:52,699 あとは 天気と稲の乾き具合を見て 納屋に移しましょう。 183 00:13:55,134 --> 00:13:57,136 運び終わったぞ。 184 00:13:57,136 --> 00:14:00,306 で まだ米にはならぬのか? 185 00:14:00,306 --> 00:14:05,645 あと少しにござりまする。 これは こきばしにございまする。 186 00:14:05,645 --> 00:14:07,680 稲をこう…。 187 00:14:07,680 --> 00:14:12,652 こうして 脱穀できるものでござる。 188 00:14:12,652 --> 00:14:14,620 あぁ…。 189 00:14:16,622 --> 00:14:20,526 これぞ ワシがよく目にしていた米。 190 00:14:20,526 --> 00:14:24,964 いえいえ まだもみすりと米つきが 残っているにござりまする。 191 00:14:24,964 --> 00:14:28,134 まだあるのか? はい。 192 00:14:28,134 --> 00:14:33,806 しかし このような大きな稲から これしか取れぬとは。 193 00:14:33,806 --> 00:14:38,211 これだけ多くの葉で集めた 土と陽の恵みを➡ 194 00:14:38,211 --> 00:14:41,814 米はすべて蓄えているという ことでもあります。 195 00:14:41,814 --> 00:14:43,816 はぁ…。 196 00:14:47,153 --> 00:14:55,661 更に… こんなことまで… しなくては… ならんのか。 197 00:14:55,661 --> 00:14:57,663 フーッ。 198 00:14:59,966 --> 00:15:05,138 この玄米を最後について ようやく白米となるのです。 199 00:15:10,143 --> 00:15:12,145 こうか。 200 00:15:12,145 --> 00:15:15,014 はっ。 これをどのくらい行うかで➡ 201 00:15:15,014 --> 00:15:17,950 米の白さが 変わってくるのでござりまする。 202 00:15:17,950 --> 00:15:22,822 つけばつくほど よいというわけではないのか…。 203 00:15:22,822 --> 00:15:26,626 (田右衛門)もちろん 玄米のほうが腹持ちもよく➡ 204 00:15:26,626 --> 00:15:31,130 滋養もつきまするが 白米のほうが美味ではあります。 205 00:15:31,130 --> 00:15:36,803 ふむ… では これで もう十分じゃろう。 206 00:15:36,803 --> 00:15:39,105 これが 米。 207 00:15:39,105 --> 00:15:43,810 おひい様が収穫した 初めての米にございます。 208 00:15:43,810 --> 00:15:45,812 きれいじゃのう。 209 00:15:45,812 --> 00:15:48,447 見事な米にござりまする。 210 00:15:48,447 --> 00:15:51,217 よし すぐに炊いて食すぞ! 211 00:15:54,120 --> 00:15:56,489 (きんた)ま… まだだべか? 212 00:15:56,489 --> 00:16:00,059 (ミルテ)赤子泣いてもフタ取るヤーです。 213 00:16:00,059 --> 00:16:03,629 (ゆい)けんども 音しなくなったら出来上がりと…。 214 00:16:03,629 --> 00:16:06,098 ま… 誠か? 215 00:16:08,134 --> 00:16:11,170 音は… しとらんぞ。 216 00:16:11,170 --> 00:16:13,806 (田右衛門)では おそらく。 217 00:16:13,806 --> 00:16:15,775 あ… 開けるぞ。 218 00:16:24,951 --> 00:16:26,953 わぁ…。 219 00:16:26,953 --> 00:16:31,490 な… 何だ この匂い。 は… 早くよそってけらいん。 220 00:16:31,490 --> 00:16:33,492 わぁ…。 では それがしが…。 221 00:16:33,492 --> 00:16:35,795 おぬしは手を出すでない! 222 00:16:40,433 --> 00:16:43,769 白飯か… 久しいな。 223 00:16:43,769 --> 00:16:48,274 では食すぞ。 よいな。 224 00:16:51,110 --> 00:16:54,981 いただきます。 225 00:16:54,981 --> 00:16:58,150 (田右衛門たち)いただきます。 226 00:17:00,753 --> 00:17:02,822 これは…。 227 00:17:02,822 --> 00:17:06,292 なんだ これ…。 甘い。 228 00:17:06,292 --> 00:17:08,694 すばらしい。 229 00:17:08,694 --> 00:17:11,264 な… なんという…。 230 00:17:11,264 --> 00:17:13,633 (一同)わぁ…。 231 00:17:13,633 --> 00:17:18,104 それが 米です。 232 00:17:18,104 --> 00:17:20,306 爺。 233 00:17:20,306 --> 00:17:24,944 春の田起こしから 秋のもみすりまで➡ 234 00:17:24,944 --> 00:17:29,115 一時も離れず 成長を見守り➡ 235 00:17:29,115 --> 00:17:33,486 愛情を注ぎ育て 結実したものです。 236 00:17:33,486 --> 00:17:40,126 それだけに米は強い。 米は力なのです。 237 00:17:40,126 --> 00:17:53,806 ♬~ 238 00:17:53,806 --> 00:18:02,481 フフ… フフフフ…。 239 00:18:02,481 --> 00:18:06,652 (一同)フフ… フフフフ…。 240 00:18:06,652 --> 00:18:13,125 (一同)アハハハハ! 241 00:18:15,161 --> 00:18:17,630 どこに行くつもりじゃ? 242 00:18:19,632 --> 00:18:22,468 お前はカムヒツキの勅とやらが あるのだろう。 243 00:18:22,468 --> 00:18:26,973 アシグモ族のことは お前には関わりのなきこと。 244 00:18:26,973 --> 00:18:29,375 我が けりを。 245 00:18:29,375 --> 00:18:31,277 恩に着るぞ。 246 00:18:31,277 --> 00:18:38,150 これまで父上と母上が 共に過ごした島を守ってくれて。 247 00:18:38,150 --> 00:18:41,721 ワシに預けてはくれぬか? 248 00:18:41,721 --> 00:18:45,992 骸とはいえ おぬしが愛する者と戦う姿➡ 249 00:18:45,992 --> 00:18:48,761 見たくはないのじゃ。 250 00:18:54,633 --> 00:18:58,304 ⦅トヨハナ:私に預けてくれませんか? 251 00:18:58,304 --> 00:19:00,306 2人のケンカ⦆ 252 00:19:00,306 --> 00:19:19,792 ♬~ 253 00:19:19,792 --> 00:19:23,162 こい こさえてみたっちゃ。 254 00:19:23,162 --> 00:19:25,798 おぉ。 255 00:19:25,798 --> 00:19:27,833 こいも持ってけ。 256 00:19:27,833 --> 00:19:38,144 ♬~ 257 00:19:38,144 --> 00:19:41,714 これでもう 心配いらぬな。 258 00:19:45,551 --> 00:19:47,553 参るぞ。 259 00:19:47,553 --> 00:19:50,790 くれぐれも用心召されるよう。 260 00:19:50,790 --> 00:19:52,792 わかっておる。 261 00:19:58,764 --> 00:20:01,767 おい 待たせたな! 262 00:20:08,441 --> 00:20:11,143 ガァーッ! 263 00:20:11,143 --> 00:20:16,015 なっ! 以前より更に数が… おひい様! 264 00:20:16,015 --> 00:20:19,785 数が多かろうが 一掃すればよいのじゃろう? 265 00:20:21,787 --> 00:20:26,625 これが… 米の力じゃ! 266 00:20:26,625 --> 00:20:29,728 どっこいしょ~! 267 00:20:29,728 --> 00:20:41,107 ♬~ 268 00:20:41,107 --> 00:20:47,780 はぁ~っ! 269 00:20:47,780 --> 00:20:52,184 ガァーッ! 270 00:20:58,124 --> 00:21:02,595 効かぬ! ぜや~っ! 271 00:21:08,634 --> 00:21:12,104 うわぁ~! 272 00:21:16,442 --> 00:21:19,278 もらった! 273 00:21:19,278 --> 00:21:22,348 んぐぐぐ…。 274 00:21:22,348 --> 00:21:25,818 ウガ~! 275 00:21:28,621 --> 00:21:34,627 憎い… 憎い…。 276 00:21:34,627 --> 00:21:38,931 我らは殺されるぅ…。 277 00:21:38,931 --> 00:21:43,969 鬼に… 人に…。 278 00:21:43,969 --> 00:21:49,642 憎い~! 279 00:21:55,614 --> 00:22:02,087 人と申したのか? いったい こやつは…。 280 00:22:30,749 --> 00:22:34,119 礼を言う。