1 00:00:02,135 --> 00:00:04,104 (サクナヒメ)はぁ…。 2 00:00:08,775 --> 00:00:13,146 どういうことじゃ… これはどういうことじゃ!? 3 00:00:13,146 --> 00:00:16,216 (タマ爺)結界が弱まったこの峠に➡ 4 00:00:16,216 --> 00:00:19,119 鬼が大挙して 押しかけたのでございましょう。 5 00:00:19,119 --> 00:00:21,622 皆は!? 6 00:00:21,622 --> 00:00:25,292 おい ココロワ! 田右衛門! きんた! 7 00:00:25,292 --> 00:00:29,463 どこじゃ 返事をせい! ハァ ハァ…。 おひい様! 8 00:00:29,463 --> 00:00:31,598 ゆい! ミルテ! かいまる! 9 00:00:31,598 --> 00:00:35,135 どこにおる? ワシじゃ。 サクナヒメじゃ。 10 00:00:35,135 --> 00:00:38,605 戻ってきたぞ! おい どこに隠れておる! 11 00:00:38,605 --> 00:00:41,108 飯じゃ 今日は土産話もあるぞ! 12 00:00:41,108 --> 00:00:43,110 おひい様! 13 00:00:52,185 --> 00:00:55,622 (田右衛門)サクナ様。 14 00:00:55,622 --> 00:00:58,091 田右衛門…。 15 00:02:49,269 --> 00:02:52,639 (ミルテ)サクナ! (ゆい)無事だったすか 神様。 16 00:02:52,639 --> 00:02:54,641 (かいまる)あ~あ。 おぉ。 17 00:02:54,641 --> 00:02:56,977 こんな所に隠れておったのか。 18 00:02:56,977 --> 00:03:01,048 噴火と共に鬼の大群が 襲ってきたのでござりまする。 19 00:03:01,048 --> 00:03:03,083 そうじゃったのか…。 20 00:03:03,083 --> 00:03:06,453 とにかく皆 大事なくて何よりじゃった。 21 00:03:06,453 --> 00:03:12,125 ですが 家も サクナ様があれだけ 手塩にかけられた田も…。 22 00:03:12,125 --> 00:03:15,462 (きんた)オイラのせいだ。 きんた…。 23 00:03:15,462 --> 00:03:20,534 あの傷ついた兎鬼が 鬼たちば手引きしたんだべ。 24 00:03:20,534 --> 00:03:25,806 サクナに怪しい動きばしたときは 殺せって言われてたのに。 25 00:03:25,806 --> 00:03:28,708 オイラ… オイラ! 26 00:03:30,710 --> 00:03:36,283 オラがいけねえんだ。 きんたに 助けてってお願いしたんだから。 27 00:03:36,283 --> 00:03:40,320 きんたのせい ありません。 これは 神が与えた試練。 28 00:03:40,320 --> 00:03:42,456 これを みんなで乗り越えることで…。 29 00:03:42,456 --> 00:03:44,958 乗り越える? どうやってだ!? 30 00:03:44,958 --> 00:03:49,129 家も納屋もなんもかんも 焼け落ちちまったんだぞ。 31 00:03:49,129 --> 00:03:53,033 田も灰混じりの雨で 使いもんになんねえんだぞ! 32 00:03:53,033 --> 00:03:57,137 何もねえんだ! 何ひとつ残ってねえんだ! 33 00:03:57,137 --> 00:03:59,973 うぅ うぅ…。 34 00:03:59,973 --> 00:04:03,310 きんた…。 うぅ…。 35 00:04:03,310 --> 00:04:07,347 あ~ん! かいまる 目をこすってはいけません。 36 00:04:07,347 --> 00:04:11,651 うぅ… うぉ~! 37 00:04:11,651 --> 00:04:13,653 ココロワは? ん? 38 00:04:13,653 --> 00:04:16,423 サクナと一緒ではなかった? 39 00:04:18,558 --> 00:04:20,527 そうか…。 40 00:04:22,629 --> 00:04:24,664 おひい様。 41 00:04:24,664 --> 00:04:27,134 かわやじゃ… かわや。 42 00:04:31,238 --> 00:04:35,308 フフ… かわやも 焼け落ちているのじゃな。 43 00:04:35,308 --> 00:04:37,644 当たり前か。 44 00:04:37,644 --> 00:05:12,679 ♬~ 45 00:05:12,679 --> 00:05:16,783 うぅ うぅ…。 46 00:05:26,159 --> 00:05:31,131 嫌じゃ… 嫌じゃ… クッ! 47 00:05:33,133 --> 00:05:35,302 《もうたくさんじゃ! 48 00:05:35,302 --> 00:05:39,172 こんな所におっても 何ひとつ よいことはない! 49 00:05:39,172 --> 00:05:42,709 カムヒツキ様も 事こうなったとあれば➡ 50 00:05:42,709 --> 00:05:45,278 都に戻ることを お許しになるはずじゃ! 51 00:05:47,280 --> 00:05:50,116 ワシは帰る! 52 00:05:50,116 --> 00:05:53,320 帰ってあの頃のように 都で暮らすのじゃ! 53 00:05:53,320 --> 00:05:56,122 遊んで 飲んで 寝て…》 54 00:05:56,122 --> 00:05:58,258 はっ。 55 00:05:58,258 --> 00:06:00,193 ⦅もう限界じゃ! どいつもこいつも➡ 56 00:06:00,193 --> 00:06:02,696 寄ってたかって ワシを苦しめおって!⦆ 57 00:06:04,798 --> 00:06:10,971 それでは… それでは… 何も変わらぬではないか。 58 00:06:10,971 --> 00:06:15,141 あの頃と… 何ひとつ。 59 00:06:15,141 --> 00:06:23,650 うっ うぅ…。 あ~! あ~! 60 00:06:23,650 --> 00:06:26,620 あ~! おひい様。 61 00:06:26,620 --> 00:06:28,622 爺。 62 00:06:28,622 --> 00:06:33,293 タケリビ様に仕えた 星魂剣として申し上げます。 63 00:06:33,293 --> 00:06:39,132 あなた様は 豊穣神トヨハナ様と 戦神タケリビ様のご息女。 64 00:06:39,132 --> 00:06:41,801 大切な神であられます。 65 00:06:41,801 --> 00:06:44,804 ココロワヒメ様の安否もわからず➡ 66 00:06:44,804 --> 00:06:47,274 オオミズチが 復活したやもしれぬ今➡ 67 00:06:47,274 --> 00:06:51,611 あなた様まで命を奪われることは あってはなりませぬ。 68 00:06:51,611 --> 00:06:56,616 爺からもお願い申し上げます。 都にお逃げください。 69 00:06:56,616 --> 00:06:58,785 都に…。 70 00:06:58,785 --> 00:07:00,754 はっ。 71 00:07:08,695 --> 00:07:12,666 ワシは… 皆のことが好きじゃ。 72 00:07:12,666 --> 00:07:15,635 この島での日々が好きじゃ。 73 00:07:17,604 --> 00:07:21,541 うぅ! お… おひい様! 何を!? 74 00:07:21,541 --> 00:07:24,811 おっ おっ お待ちください! 75 00:07:24,811 --> 00:07:28,682 田をまずムシロで覆い 灰から守るのじゃ。 76 00:07:28,682 --> 00:07:32,252 すぐにとはいかんじゃろうが 元に戻すことはできる。 77 00:07:32,252 --> 00:07:36,122 ですが…。 家も 木を集めて造り直そう。 78 00:07:36,122 --> 00:07:38,158 備蓄していた米はなくなったが…。 79 00:07:38,158 --> 00:07:41,995 なあに 最初はそうやって しのいでいたではないか。 80 00:07:41,995 --> 00:07:44,030 おひい様。 81 00:07:44,030 --> 00:07:46,132 オオミズチもワシがなんとかしよう。 82 00:07:46,132 --> 00:07:48,969 今までさんざん 鬼を倒してきたのじゃ。 83 00:07:48,969 --> 00:07:51,971 羽衣と農具の力があれば…。 無理でございます! 84 00:07:51,971 --> 00:07:56,343 それだけのことをお一人で…。 一人ではない 皆がおる。 85 00:07:56,343 --> 00:07:58,378 おっ。 86 00:07:58,378 --> 00:08:03,650 ワシも皆も あの頃とは違う。 自分の境遇に絶望し➡ 87 00:08:03,650 --> 00:08:07,520 すべてを誰かのせいにしていた あの頃のワシらは➡ 88 00:08:07,520 --> 00:08:09,556 もうおらぬはずじゃ。 89 00:08:09,556 --> 00:08:11,758 あぁ…。 90 00:08:14,828 --> 00:08:18,198 あっ あれは! あれ? 91 00:08:20,734 --> 00:08:22,635 なっ! 92 00:08:22,635 --> 00:08:25,238 わぁ~! 93 00:08:27,307 --> 00:08:29,309 あぁ…。 94 00:08:29,309 --> 00:08:33,179 (ココロワヒメ)あら ごめんあそばせ。 95 00:08:33,179 --> 00:08:35,482 ココロワ! 96 00:08:35,482 --> 00:08:37,484 サクナさん。 97 00:08:37,484 --> 00:08:40,153 ココロワ! ココロワ! 98 00:08:49,295 --> 00:08:51,664 (田右衛門)ココロワヒメ様。 99 00:08:51,664 --> 00:08:54,167 皆さん ご無事で何よりです。 100 00:08:54,167 --> 00:08:59,305 どうやら 皆を捜しに戻ったようじゃが。 101 00:08:59,305 --> 00:09:03,643 危険を感じ 沖の船に逃げておったらしい。 102 00:09:03,643 --> 00:09:08,114 それはそれは ご心配 痛み入りまする。 103 00:09:08,114 --> 00:09:11,051 それで 皆に話があるのじゃが。 104 00:09:11,051 --> 00:09:14,320 その前に オイラたちから ひとついいか? 105 00:09:14,320 --> 00:09:18,458 おめがいねえ間 みんなで 話し合ったんだけんとも➡ 106 00:09:18,458 --> 00:09:21,828 もう一度 やり直さねえか? 107 00:09:21,828 --> 00:09:27,967 もちろん 一朝一夕に難しいのは 重々承知の上ではござりまするが。 108 00:09:27,967 --> 00:09:30,637 オラ 力仕事頑張るっちゃ。 109 00:09:30,637 --> 00:09:34,641 たくさん キノコ集めます! あ~い あ~い。 110 00:09:36,643 --> 00:09:39,145 神として負けてはおられませぬな。 111 00:09:39,145 --> 00:09:41,114 わかっておる。 112 00:09:41,114 --> 00:09:44,150 で おめのほうの話って何だ? 113 00:09:44,150 --> 00:09:47,954 今おぬしに話されてしもうたわい。 え? 114 00:09:47,954 --> 00:09:51,124 相変わらずムカツくガキじゃ。 115 00:09:51,124 --> 00:09:53,626 これは? 116 00:09:53,626 --> 00:09:55,628 テクサリの団子じゃ。 117 00:09:55,628 --> 00:09:58,798 うまいと手放しで ほめられるものではないがの。 118 00:09:58,798 --> 00:10:02,702 肉も実もねえんじゃ。 あるだけマシだべっちゃ。 119 00:10:02,702 --> 00:10:04,704 私は好きです。 120 00:10:04,704 --> 00:10:07,774 ひ… 1つ? ぜいたく言うでねえ。 121 00:10:07,774 --> 00:10:13,613 では 皆の者 椀を掲げよ。 122 00:10:13,613 --> 00:10:18,785 それでは テクサリ団子改め 出直し団子をいただくとしよう! 123 00:10:18,785 --> 00:10:22,655 これをもって ワシらは また始まるのじゃ。 124 00:10:22,655 --> 00:10:25,158 また うまい米を作るぞ! 125 00:10:25,158 --> 00:10:27,126 (みんな)作るぞ! 126 00:10:32,432 --> 00:10:36,135 おりゃ~! 127 00:10:36,135 --> 00:10:38,138 (木が倒れる音) 128 00:10:40,139 --> 00:10:42,141 んっ! んんっ! 129 00:10:42,141 --> 00:10:46,145 よし ゆい 向こうの木さ運ぶの すけてけろ。 130 00:10:46,145 --> 00:10:48,114 わかったっちゃ。 131 00:10:50,183 --> 00:10:52,752 変われば変わるものじゃ。 132 00:11:00,793 --> 00:11:03,663 何じゃ 今のは。 133 00:11:03,663 --> 00:11:05,632 どうかなさいまして? 134 00:11:05,632 --> 00:11:08,635 あ いや…。 135 00:11:08,635 --> 00:11:13,473 うむ。 ベトベトしておるし 穂肥の減りが著しい。 136 00:11:13,473 --> 00:11:16,609 やはり灰混じりの雨のせいか。 137 00:11:16,609 --> 00:11:20,947 この土から灰だけを除くことは できないのでしょうか。 138 00:11:20,947 --> 00:11:24,117 これだけ混じってしまうとな。 139 00:11:24,117 --> 00:11:28,154 それはつまり 灰が水に溶けていたということ。 140 00:11:28,154 --> 00:11:30,823 水を目いっぱい入れて 田を起こせば➡ 141 00:11:30,823 --> 00:11:35,795 重い土は沈み 灰は水と共に流し出せるかも。 142 00:11:35,795 --> 00:11:38,298 おぬし あったまえぇのう! 143 00:11:38,298 --> 00:11:40,700 グフグフ…。 144 00:11:43,136 --> 00:11:45,638 かなりよくなったぞ。 145 00:11:45,638 --> 00:11:49,542 ですが まだ元どおりという わけにはいかないようですね。 146 00:11:49,542 --> 00:11:51,578 ただ…。 ん? 147 00:11:51,578 --> 00:11:55,148 そもそもヤナトは火山多き国。 148 00:11:55,148 --> 00:11:59,152 このようなことは 昔から 多く起きているにもかかわらず➡ 149 00:11:59,152 --> 00:12:03,790 作物は作られてきている。 確かにのぅ。 150 00:12:03,790 --> 00:12:05,825 少し考えてみます。 151 00:12:05,825 --> 00:12:12,365 つまり土には自浄作用がある ということでしょうか…。 152 00:12:12,365 --> 00:12:14,467 かいまる 見ませんでしたか? 153 00:12:14,467 --> 00:12:16,469 あっ いや… おらぬのか? 154 00:12:16,469 --> 00:12:19,305 はい。 (かいまる)あ~い。 155 00:12:19,305 --> 00:12:22,308 あぁ! 156 00:12:22,308 --> 00:12:25,178 かいまる~! 157 00:12:25,178 --> 00:12:29,315 (アシグモ)気をつけろ。 今は 邪気が弱まっているとはいえ➡ 158 00:12:29,315 --> 00:12:32,185 もうこの峠も油断はできぬのだぞ。 159 00:12:34,153 --> 00:12:38,791 (田右衛門)では 鬼を束ねていたのは石丸と…。 160 00:12:38,791 --> 00:12:40,827 うむ。 すまなかったの。 161 00:12:40,827 --> 00:12:44,964 いろいろあって おぬしに 伝えるのが遅れてしまった。 162 00:12:44,964 --> 00:12:48,468 いえ…。 あの 人の子か。 163 00:12:48,468 --> 00:12:51,638 我がいた場所からも見えた。 164 00:12:51,638 --> 00:12:55,875 すると アヤツの邪気に 引きつけられるように…。 165 00:12:55,875 --> 00:13:01,648 ⦅ヨモツホムスビ:憎い… 憎い… 憎い~!⦆ 166 00:13:01,648 --> 00:13:07,320 あの憎いという言葉は 殺された アシグモ族の言葉かと思っていたが➡ 167 00:13:07,320 --> 00:13:10,657 もしかしたら…。 168 00:13:10,657 --> 00:13:14,327 あの石丸というヤツの憎しみも…。 169 00:13:14,327 --> 00:13:17,797 少しは 改心してくれるとよいのじゃが。 170 00:13:17,797 --> 00:13:21,801 そうなれば よいのでござりまするが…。 171 00:13:21,801 --> 00:13:24,470 無理じゃというのか。 理由を申せ。 172 00:13:24,470 --> 00:13:27,140 それは…。 173 00:13:27,140 --> 00:13:32,712 アヤツの家族は山賊によって 殺されたのでござりまする。 174 00:13:32,712 --> 00:13:38,317 アヤツは 己が最も憎んでいる者に 自らなったのです。 175 00:13:38,317 --> 00:13:41,688 ゆえに それがしの頭のような➡ 176 00:13:41,688 --> 00:13:45,625 弱き者から取らないという 山賊を忌み嫌う。 177 00:13:45,625 --> 00:13:50,496 あえて 己が最も憎む者に なろうというのか。 178 00:13:50,496 --> 00:13:54,634 それが アヤツにとっての けじめなのでござりましょう。 179 00:13:54,634 --> 00:13:59,338 おそらく 今 アヤツは こう考えているはずです。 180 00:13:59,338 --> 00:14:03,743 殺せるときに殺さなかったことを 後悔させてやる➡ 181 00:14:03,743 --> 00:14:06,245 思い知らせてやると。 182 00:14:08,648 --> 00:14:11,217 悲しい男よの…。 183 00:14:13,619 --> 00:14:15,822 サクナさん。 どうした? 184 00:14:15,822 --> 00:14:20,226 都です。 都に向かいましょう。 185 00:14:25,064 --> 00:14:28,067 (カムヒツキ)サクナヒメ ココロワヒメよ。 186 00:14:28,067 --> 00:14:30,737 (カムヒツキ)うつろいの玉が 欲しいそうじゃな。 187 00:14:30,737 --> 00:14:32,772 (2人)ハハーッ! 188 00:14:32,772 --> 00:14:34,741 そ… そうなのか? 189 00:14:34,741 --> 00:14:37,777 黙って頭を下げていてください。 190 00:14:37,777 --> 00:14:43,916 あれは我が身にして この都を 支える創世樹の枝先になる➡ 191 00:14:43,916 --> 00:14:45,918 時の移ろいを促す実。 192 00:14:45,918 --> 00:14:49,589 そのほうら 何に使うつもりじゃ。 193 00:14:49,589 --> 00:14:51,591 えっ え~と…。 194 00:14:51,591 --> 00:14:53,593 米にございます。 米? 195 00:14:53,593 --> 00:14:57,997 時を進め 土の力を 一層 高めるのでございます。 196 00:14:57,997 --> 00:15:03,603 よき米を作るために どうしても 必要なのでございます。 197 00:15:03,603 --> 00:15:05,605 うむ。 198 00:15:05,605 --> 00:15:08,941 先に話しておいてくれても よいじゃろうに。 199 00:15:08,941 --> 00:15:12,311 すみません。 考え事をしていると➡ 200 00:15:12,311 --> 00:15:16,716 口を動かすのに 気が回らなくなってしまいまして。 201 00:15:18,584 --> 00:15:20,586 ここです。 202 00:15:20,586 --> 00:15:23,456 この先に うつろいの玉が…。 203 00:15:23,456 --> 00:15:27,126 カムヒツキ様から許可は得ております。 204 00:15:27,126 --> 00:15:29,095 参りましょう。 205 00:15:31,097 --> 00:15:34,700 ずいぶん うっそうとした所じゃのう。 206 00:15:38,171 --> 00:15:40,640 あっ ありました。 207 00:15:42,575 --> 00:15:45,077 あれが…。 208 00:15:45,077 --> 00:15:48,581 うつろいの玉がなるといわれる 唯一の枝。 209 00:15:48,581 --> 00:15:52,051 探すのも 一苦労と思っていたのですが。 210 00:15:52,051 --> 00:15:55,922 カムヒツキ様も取ることができたらと 仰せじゃったが➡ 211 00:15:55,922 --> 00:15:58,624 これならば たやすく。 212 00:16:00,927 --> 00:16:04,463 これは… アブラムシくん? 213 00:16:04,463 --> 00:16:07,233 なんとも殴りたくなるマヌケ面。 214 00:16:12,605 --> 00:16:14,607 (2人)うぅ…。 215 00:16:14,607 --> 00:16:18,044 うぅ~ 腕に力が入らぬ。 216 00:16:18,044 --> 00:16:24,917 カムヒツキ様 体よく私たちを 虫払いに使ったようですね。 217 00:16:24,917 --> 00:16:29,422 おぉ 数日見ぬ間に ずいぶん進んだのう。 218 00:16:31,424 --> 00:16:34,627 サクナ様 ココロワヒメ様。 219 00:16:34,627 --> 00:16:36,629 おかえりなさい。 おう! 220 00:16:36,629 --> 00:16:41,500 これが その うつろいの玉にござりまするか? 221 00:16:41,500 --> 00:16:43,536 なんということでしょう。 222 00:16:43,536 --> 00:16:46,272 これは アムルの石ではありませんか? 223 00:16:46,272 --> 00:16:49,308 アムルの石? 何じゃそりゃ? 224 00:16:49,308 --> 00:16:53,779 はい。 私たちフォロモス教の 宣教師団が立ち寄った➡ 225 00:16:53,779 --> 00:16:59,785 ダルカという国にあった聖なる木に 実る 赤い 大切な実…。 226 00:16:59,785 --> 00:17:03,856 聖なる木に実る 赤い実か…。 227 00:17:03,856 --> 00:17:06,859 何か関わりが あるかもしれませんね。 228 00:17:06,859 --> 00:17:09,128 で それをどうなさりまするか? 229 00:17:09,128 --> 00:17:14,100 大切なのは土の時を進めること。 230 00:17:14,100 --> 00:17:18,604 砕いた実を水に混ぜ こうして入れれば…。 231 00:17:25,478 --> 00:17:27,647 おぉ。 232 00:17:29,615 --> 00:17:32,785 こころなしか 元に戻ってきた気がするぞ。 233 00:17:32,785 --> 00:17:34,787 すぐにというわけには いきませんが➡ 234 00:17:34,787 --> 00:17:39,125 おそらく次の春までには…。 下の田にも まきましょう。 235 00:17:39,125 --> 00:17:41,928 では これで以前のように…。 236 00:17:41,928 --> 00:17:43,996 ほいな やすっこいわけねえべ。 237 00:17:43,996 --> 00:17:47,099 火山も鬼も何ひとつ解決してね。 238 00:17:47,099 --> 00:17:50,269 この前 鬼ば近くで見たっちゃ。 239 00:17:50,269 --> 00:17:53,139 慌てて逃げてきたけんとも。 240 00:17:53,139 --> 00:17:56,275 確かに 今は 邪気が弱まっているとはいえ➡ 241 00:17:56,275 --> 00:18:00,446 いずれまた同じことが 起きるやも わかりませぬ。 242 00:18:00,446 --> 00:18:04,150 (みんな)う~ん…。 243 00:18:08,387 --> 00:18:12,124 爺。 なんでございましょうか? 244 00:18:12,124 --> 00:18:14,260 悪神 オオミズチ。 245 00:18:14,260 --> 00:18:17,797 それが こたびの邪気の 元凶なのじゃろう。 246 00:18:17,797 --> 00:18:20,800 鬼が増えたのも…。 おそらくは。 247 00:18:20,800 --> 00:18:25,705 爺は 父上と共に オオミズチと戦ったことがある。 248 00:18:25,705 --> 00:18:30,209 爺から見て ワシに オオミズチが倒せると思うか? 249 00:18:32,111 --> 00:18:35,614 おひい様は 心身共に強くなられました。 250 00:18:35,614 --> 00:18:41,020 しかし タケリビ様が星魂剣を もってしても苦戦した相手。 251 00:18:41,020 --> 00:18:44,423 刀身が失われた今となっては…。 252 00:18:44,423 --> 00:18:46,626 そうか。 253 00:18:48,628 --> 00:18:52,465 かいまる? かいまる? 254 00:18:52,465 --> 00:18:56,769 (田右衛門)かいまる~! かいまる~! 255 00:18:56,769 --> 00:18:58,771 (ゆい)返事 しろ~! 256 00:18:58,771 --> 00:19:00,773 (きんた)かいまる~! 257 00:19:00,773 --> 00:19:03,909 見ませんでしたか? 258 00:19:03,909 --> 00:19:05,911 かいまる~! 259 00:19:05,911 --> 00:19:09,415 そういえば 以前いなくなったときは➡ 260 00:19:09,415 --> 00:19:12,918 アシグモが連れてきてくれたのじゃな。 261 00:19:12,918 --> 00:19:17,590 あちらから? あぁ。 この先に洞がある。 262 00:19:17,590 --> 00:19:20,593 おそらく そこに 行っていたのではないか。 263 00:19:20,593 --> 00:19:25,765 皆は峠に戻れ。 ワシと田右衛門で行ってくる。 264 00:19:25,765 --> 00:19:29,635 ここでござりまするか。 265 00:19:31,670 --> 00:19:33,672 かいまる~! 266 00:19:33,672 --> 00:19:36,575 (2人)あっ。 おひい様! 267 00:19:36,575 --> 00:19:38,577 わっ! 268 00:19:38,577 --> 00:19:41,580 おぬし… それは! 269 00:19:41,580 --> 00:19:43,582 あい? 270 00:19:43,582 --> 00:19:45,584 どういうことじゃ これは! 271 00:19:45,584 --> 00:19:49,422 かいまるよ ソヤツがワシらに 何をしたか忘れたか!? 272 00:19:49,422 --> 00:19:52,958 そこをどけ! どくのじゃ! 273 00:19:52,958 --> 00:19:57,596 ソヤツのせいで ワシらは大事な家を 失のうてしまったのじゃ! 274 00:19:57,596 --> 00:20:00,766 誰かが 死んだのかもしれぬのじゃぞ! 275 00:20:00,766 --> 00:20:02,735 それを…。 276 00:20:02,735 --> 00:20:05,104 どけと申しておる! うっ! 277 00:20:05,104 --> 00:20:07,139 おひい様! サクナ様! 278 00:20:07,139 --> 00:20:10,776 震えたところでもう遅い。 申してみよ。 279 00:20:10,776 --> 00:20:14,180 おぬしがしたことを! 280 00:20:16,115 --> 00:20:19,285 ⦅石丸:憎い! 281 00:20:19,285 --> 00:20:25,725 憎い… 憎い… 憎い!⦆ 282 00:20:25,725 --> 00:20:30,296 おぬしがおらねば… あのとき おぬしを助けねば➡ 283 00:20:30,296 --> 00:20:32,298 こんなことには! 284 00:20:32,298 --> 00:20:43,109 ⦅石丸:憎い… 憎い… 憎い…。 285 00:20:43,109 --> 00:20:45,111 憎い~!⦆ 286 00:20:45,111 --> 00:20:48,180 あぁ~! 287 00:21:03,929 --> 00:21:06,599 これも食うがよい。 288 00:21:06,599 --> 00:21:08,601 サクナ様。 289 00:21:08,601 --> 00:21:12,471 たとえ石丸や仲間の鬼に 逆らえなかったとはいえ➡ 290 00:21:12,471 --> 00:21:16,041 おぬしのしたことは 許されるものではない。 291 00:21:16,041 --> 00:21:22,248 じゃが ワシは… 憎みたくはないのじゃ。 292 00:21:29,288 --> 00:21:32,792 おぬしが今 背負うておる 荷があるのであれば➡ 293 00:21:32,792 --> 00:21:34,827 それを下ろしてみよ。 294 00:21:34,827 --> 00:21:41,801 これ以上 ワシらは おぬしを恨まぬ。 おぬしを許す。 295 00:21:41,801 --> 00:21:46,172 だから もう少し生きてみよ。 296 00:21:57,116 --> 00:22:01,120 おぉ! 297 00:22:01,120 --> 00:22:03,689 ありがとう。 298 00:22:07,293 --> 00:22:11,163 かいまる… おぬし 今…。 299 00:22:13,933 --> 00:22:15,935 あっ! 300 00:22:15,935 --> 00:22:22,441 (石丸)よぉ 桂。 久々にその面が 拝めてよかったぜ。 301 00:22:22,441 --> 00:22:25,110 石丸! 302 00:22:25,110 --> 00:22:30,282 テメエの面を見れば見るほど 憎しみが湧いてきやがる。 303 00:22:30,282 --> 00:22:32,284 んっ。 304 00:22:32,284 --> 00:22:38,190 改めて 殺してやろうって気に させてくれるぜ。 305 00:22:42,094 --> 00:22:44,063 フーッ!