1 00:00:04,438 --> 00:00:06,406 こ こら! お行儀悪いわよ! 2 00:00:06,406 --> 00:00:08,609 (2人)ニンジンいらない! 3 00:00:08,609 --> 00:00:11,111 ピーマン 大嫌い! お肉だけでいい! 4 00:00:11,111 --> 00:00:14,281 僕も! 野菜なんかいらないよ! 5 00:00:14,281 --> 00:00:17,751 せっかくおいしいお店に来たのに。 (醤)ケッ! ワガママなガキだな。 6 00:00:17,751 --> 00:00:21,922 殴ってやるよ俺。 バカ! てめえ 何考えてんだ! 7 00:00:21,922 --> 00:00:24,625 奥に戻ってろ! 8 00:00:30,931 --> 00:00:34,902 《霧子:野菜嫌いの子どもも 食べられる野菜料理…。 9 00:00:34,902 --> 00:00:37,104 私が作ってみせましょう》 10 00:02:27,814 --> 00:02:31,284 《なんだ? あれは》 《セレーヌ:何か練り込んだんか?》 11 00:02:31,284 --> 00:02:33,954 (小此木)へぇ きれいな色ですね。 12 00:02:33,954 --> 00:02:38,358 (弥一)ニンジンだ。 へぇ~ ニンジン!? へ~っ! 13 00:02:38,358 --> 00:02:42,963 ニンジンをミキサーにかけ そのこし汁で 麺をこねたんだ。 14 00:02:42,963 --> 00:02:45,799 水は一切使わずにな。 15 00:02:45,799 --> 00:02:50,671 《弥一:お前が毎晩 試作を続けた 料理だ。 頑張れよ 霧子》 16 00:02:50,671 --> 00:02:55,442 《優勝するんだ 私にできる 最高の心の麺料理➨ 17 00:02:55,442 --> 00:02:57,477 この珊瑚麺で!》 18 00:02:57,477 --> 00:02:59,479 (ドラの音) 19 00:02:59,479 --> 00:03:02,983 (大沢)終了! 調理終了です! 20 00:03:02,983 --> 00:03:05,152 《よっしゃ完璧!》 21 00:03:05,152 --> 00:03:08,021 《俺の料理は誰にも負けない!》 22 00:03:08,021 --> 00:03:11,124 《やれるだけのことはやったわ 見落としはない》 23 00:03:11,124 --> 00:03:14,628 (大沢)麺料理に持てる力の全てを 出し切った3人に➨ 24 00:03:14,628 --> 00:03:18,165 どういう評価が下されるのか! 25 00:03:18,165 --> 00:03:20,867 《大谷:とうとう決勝まで きてしもうたわ。 26 00:03:20,867 --> 00:03:24,704 秋山醤 やつを料理界から たたき出すために➨ 27 00:03:24,704 --> 00:03:29,109 こんな大会を設けたのに なんでやつがここにおるんや!》 28 00:03:29,109 --> 00:03:31,311 それでは 審査に入ります。 29 00:03:31,311 --> 00:03:34,681 最初は セレーヌ楊選手の 料理からです! 30 00:03:34,681 --> 00:03:36,650 お~っ! 31 00:03:40,420 --> 00:03:43,090 (セレーヌ)食前酒もあわせてどうぞ。 32 00:03:43,090 --> 00:03:45,292 本格的な西洋料理のようだ。 33 00:03:45,292 --> 00:03:47,794 彩りも盛り付けも新しい。 34 00:03:47,794 --> 00:03:50,664 麺生地はでんぷん7 そば粉2➨ 35 00:03:50,664 --> 00:03:54,267 小麦粉1の割合です。 でんぷんが多いので➨ 36 00:03:54,267 --> 00:03:57,270 茹でると透き通った 水晶麺となります。 37 00:03:59,439 --> 00:04:04,111 この透明感 この弾力 今までの中華にはない麺だよ。 38 00:04:04,111 --> 00:04:08,014 海の香りがする こっちは イカスミの麺か。 39 00:04:08,014 --> 00:04:10,817 韓国冷麺のコンニャクのような弾力だ。 40 00:04:10,817 --> 00:04:13,320 新鮮なエビのすり身の ほのかな甘みを➨ 41 00:04:13,320 --> 00:04:15,956 この甘辛いソースが引き立てている。 42 00:04:15,956 --> 00:04:19,960 中華にコチュジャンを使うとは 新しい味ですなぁ。 43 00:04:19,960 --> 00:04:24,965 形も新しい。 まるでイタリアのラビオリだ。 発想がいいよ。 44 00:04:24,965 --> 00:04:28,635 そして ヌーベル・シノワらしい 繊細で美しい盛り付け。 45 00:04:28,635 --> 00:04:32,038 ケッ! 色も形も味も新しく➨ 46 00:04:32,038 --> 00:04:35,542 明るくて陽気な料理 まさに国境を超えた➨ 47 00:04:35,542 --> 00:04:37,777 新しい中華というやつだ。 48 00:04:37,777 --> 00:04:41,915 続きまして 秋山醤選手の審査です! 49 00:04:41,915 --> 00:04:44,084 (審査員たち)お~っ! 50 00:04:44,084 --> 00:04:46,620 これが俺の 刀削麺。 51 00:04:46,620 --> 00:04:50,757 あんは 肉片滷 炸醤 三鮮滷の3種類。 52 00:04:50,757 --> 00:04:53,093 好きなもので食ってくれ。 53 00:04:53,093 --> 00:04:55,695 では。 54 00:04:58,765 --> 00:05:00,934 なるほど! 55 00:05:00,934 --> 00:05:03,270 これはうまい! いけますね! 56 00:05:03,270 --> 00:05:05,939 刀削麺の生地は 温度や湿度によって➨ 57 00:05:05,939 --> 00:05:08,308 微妙に水の量が変わる。 58 00:05:08,308 --> 00:05:11,645 練り方によっては コシや麺の味が ガクンと落ちてしまうのに➨ 59 00:05:11,645 --> 00:05:13,813 これは見事だ! 60 00:05:13,813 --> 00:05:15,982 3種のあんを用意したのも いい発想だ。 61 00:05:15,982 --> 00:05:18,485 麺の薄い部分に味がよくからみ➨ 62 00:05:18,485 --> 00:05:21,354 それぞれのあんの味を つかんで離さない。 63 00:05:21,354 --> 00:05:24,791 しかも厚い部分では 麺のコシを十分に楽しめる。 64 00:05:24,791 --> 00:05:28,261 彼には驚かされることばかりだ。 おお…。 65 00:05:28,261 --> 00:05:30,664 うぅ~っ。 66 00:05:30,664 --> 00:05:33,200 ケッ 駄目だよ お前ら。 67 00:05:33,200 --> 00:05:35,435 やはり 全然わかってない。 68 00:05:35,435 --> 00:05:39,306 い いや…。 なんだ? 何を言い出すんだ? 69 00:05:39,306 --> 00:05:44,511 これは麺対決 つまり麺のうまみを 競い合ってるわけだろう? 70 00:05:47,113 --> 00:05:49,950 さあ 最後にこいつを食べてくれ。 71 00:05:49,950 --> 00:05:54,020 《ん? 何がかかってるんや?》 《黒い液体?》 72 00:05:54,020 --> 00:05:56,122 さあ! 73 00:05:56,122 --> 00:05:58,091 それは…。 74 00:05:58,091 --> 00:06:00,760 あっ ちょっと 昌さん! 75 00:06:00,760 --> 00:06:04,264 こ これ… この香り…。 76 00:06:04,264 --> 00:06:06,433 ああ… ああ…。 香り? 77 00:06:06,433 --> 00:06:08,435 あっ…。 78 00:06:08,435 --> 00:06:11,271 そう そうだ この香りだ! 79 00:06:11,271 --> 00:06:14,975 思い出した! 私は思い出したぞ! 80 00:06:21,948 --> 00:06:25,252 この麺…。 81 00:06:25,252 --> 00:06:30,757 この麺には 中国の大地の香りがする~! 82 00:06:30,757 --> 00:06:33,159 ど どうしたんですか!? 昌さん! 83 00:06:33,159 --> 00:06:35,228 いったい何が…。 84 00:06:35,228 --> 00:06:37,764 黒酢や。 (審査員たち)く 黒酢!? 85 00:06:37,764 --> 00:06:42,102 この刀削麺には 山西省の 黒酢がかけてあるんや。 86 00:06:42,102 --> 00:06:44,938 この黒いのは酢なのか? 87 00:06:44,938 --> 00:06:47,274 (大谷)昌さんは もともと 山西省出身や。 88 00:06:47,274 --> 00:06:51,278 昔の記憶が 黒酢によって 呼びおこされたんや。 89 00:06:51,278 --> 00:06:54,314 そのとおり。 こいつは 山西省の黒酢だ。 90 00:06:54,314 --> 00:06:57,284 しかも 秋山秘伝のビンテージものだぜ。 91 00:06:57,284 --> 00:06:59,686 さあ 食ってみろ! 92 00:07:02,122 --> 00:07:04,591 おおっ これは! 93 00:07:04,591 --> 00:07:06,760 これぞまさに伝統の味! 94 00:07:06,760 --> 00:07:08,962 深いコク まろやかな酸味! 95 00:07:08,962 --> 00:07:13,333 黒酢で刀削麺を食べると これほど味わい深いとは。 96 00:07:13,333 --> 00:07:18,438 中国山西省の風と大地が 口いっぱいに広がっていく。 97 00:07:18,438 --> 00:07:21,107 すばらしい! これはすばらしい! 98 00:07:21,107 --> 00:07:24,277 わかったか お前ら。 麺 すなわち粉! 99 00:07:24,277 --> 00:07:29,282 小麦の粉の甘みとうまみを 最大に引き出すのが黒酢なのさ! 100 00:07:29,282 --> 00:07:33,286 これが 俺の刀削麺だ! ケ~ッケケケケ! 101 00:07:33,286 --> 00:07:35,922 ぐぐ…。 102 00:07:35,922 --> 00:07:38,959 霧子 次はお前だ。 103 00:07:38,959 --> 00:07:43,363 見せてもらうぜ 心の料理ってのを。 104 00:07:43,363 --> 00:07:48,802 さあ 最後は3人目! 五番町霧子選手の審査です! 105 00:07:48,802 --> 00:07:51,271 よろしくお願いします。 106 00:07:53,974 --> 00:07:57,143 (審査員たち)お~っ! 107 00:08:03,450 --> 00:08:05,785 別添えのつけ汁で 召し上がってください。 108 00:08:05,785 --> 00:08:10,156 🎙これは美しい! 美しい氷細工の盛り付けです! 109 00:08:10,156 --> 00:08:13,226 すごい! きれいだ。 110 00:08:13,226 --> 00:08:15,762 《やけに下ごしらえが 長いと思ったら➨ 111 00:08:15,762 --> 00:08:17,764 あんなん作ってたんか》 112 00:08:17,764 --> 00:08:20,467 《彫り物か… 確かにあいつ➨ 113 00:08:20,467 --> 00:08:23,436 細工物は得意中の得意だったな》 114 00:08:23,436 --> 00:08:26,139 それでは試食を! 115 00:08:26,139 --> 00:08:28,274 これは食べやすく工夫してあるな。 116 00:08:28,274 --> 00:08:32,112 ひと箸分ずつ 肉と野菜を 麺で巻いてある。 117 00:08:32,112 --> 00:08:34,647 しかも オレンジ色の麺とは…。 118 00:08:34,647 --> 00:08:36,783 では。 119 00:08:36,783 --> 00:08:38,752 う~ん。 120 00:08:38,752 --> 00:08:40,754 うん! あ…。 121 00:08:40,754 --> 00:08:42,789 おお! なるほど! 122 00:08:42,789 --> 00:08:44,924 ニンジン独特の香りがある。 123 00:08:44,924 --> 00:08:48,628 麺と中に入れた肉と野菜が 実にいいバランスだ。 124 00:08:48,628 --> 00:08:52,465 発想がいいね。 非常に時代のニーズに合っている。 125 00:08:52,465 --> 00:08:56,770 今 ニンジンのベータカロテンは 大注目の栄養素だ。 126 00:08:56,770 --> 00:08:59,939 中に入っているのはチャーシュー 牛タンの醤油煮➨ 127 00:08:59,939 --> 00:09:03,610 あと キュウリとネギと ニンジンの千切りですね。 128 00:09:03,610 --> 00:09:06,279 牛タンもルースイで 煮込んだだけじゃない。 129 00:09:06,279 --> 00:09:09,949 メイグイルージュウの ほのかなバラの香りもする。 130 00:09:09,949 --> 00:09:14,287 ほう~! 驚くべきは このつけ汁やな。 131 00:09:14,287 --> 00:09:18,425 干しシイタケとキャベツのみで作った スープやで こりゃ。 132 00:09:18,425 --> 00:09:22,429 (大谷)それなのに こんな 深みのある味を出すとは驚きや! 133 00:09:22,429 --> 00:09:27,600 《野菜だけでとったスープ… まさか ブイヨン・ド・レギューム!? 134 00:09:27,600 --> 00:09:30,770 フランス料理でも最新の流行の だし汁なんや。 135 00:09:30,770 --> 00:09:32,939 そこに目をつけたんか?》 136 00:09:32,939 --> 00:09:35,608 女の子らしい繊細な仕事や。 137 00:09:35,608 --> 00:09:38,278 (大谷)つけ汁には 野菜の影も 形もないのに➨ 138 00:09:38,278 --> 00:09:40,580 そのうまみは たっぷり味わえる。 139 00:09:40,580 --> 00:09:43,249 しかも これほど 野菜尽くしにすると➨ 140 00:09:43,249 --> 00:09:46,786 具の牛タンの味がいっそう 引き立つのは不思議なこっちゃ。 141 00:09:46,786 --> 00:09:50,957 大したもんやで! ありがとうございます。 142 00:09:50,957 --> 00:09:55,295 《しもたっ つい本音で 褒めてもうた》 143 00:09:55,295 --> 00:09:59,432 器は昔からの伝統芸⤵ 144 00:09:59,432 --> 00:10:02,268 そこに盛られた料理は 斬新な珊瑚麺。 145 00:10:02,268 --> 00:10:05,438 そして つけ汁は精進スープ。 146 00:10:05,438 --> 00:10:07,607 抑えて抑えて作って➨ 147 00:10:07,607 --> 00:10:10,944 一つ一つの素材の持ち味が 一体となって生きている。 148 00:10:10,944 --> 00:10:13,780 これはもう 見事としか 言いようがない! 149 00:10:13,780 --> 00:10:17,417 さすが 老舗 五番町飯店! 150 00:10:17,417 --> 00:10:21,588 若手料理人がここまでやるとは すばらしい! 151 00:10:21,588 --> 00:10:23,957 《どう? 秋山。 152 00:10:23,957 --> 00:10:26,259 これが私の心の料理よ》 153 00:10:26,259 --> 00:10:28,595 クッ…。 154 00:10:28,595 --> 00:10:32,432 (大沢)さて 会場では 大会審査員15人に続き➨ 155 00:10:32,432 --> 00:10:35,935 一般審査員100人の試食が 終わりました。 156 00:10:35,935 --> 00:10:38,605 これより 食べ比べた 3人の料理で➨ 157 00:10:38,605 --> 00:10:42,275 いちばん気に入った料理人に 点を投じてもらいます。 158 00:10:42,275 --> 00:10:45,778 最初に一般審査員の 投票結果からです! 159 00:10:45,778 --> 00:10:47,947 (大沢)持ち点は 1人1点! 160 00:10:47,947 --> 00:10:51,117 さあ 電光掲示板に ご注目ください。 161 00:10:51,117 --> 00:10:53,620 めまぐるしく数字が変わります! 162 00:10:53,620 --> 00:10:58,992 うん まずは誰が… おっと! これは点差が! 163 00:10:58,992 --> 00:11:01,294 点差がほとんどありません! 164 00:11:01,294 --> 00:11:04,464 これはなんてことだ! 決勝戦だけあって➨ 165 00:11:04,464 --> 00:11:08,601 3人の力は ほぼ互角ということなのか!? 166 00:11:08,601 --> 00:11:11,471 総料理長の予想では 誰が一番ですか? 167 00:11:11,471 --> 00:11:14,140 どれもこれも いい出来だよ。 168 00:11:14,140 --> 00:11:17,043 その中でも 醤はやっぱ すごいっすよね。 169 00:11:17,043 --> 00:11:20,146 みんなに嫌われているのに あの点数…。 170 00:11:20,146 --> 00:11:24,250 それに 審査員の1人が 泣きながら食べてたでしょう。 171 00:11:24,250 --> 00:11:27,320 醤のやつ 料理は勝負だとか 言ってるけど➨ 172 00:11:27,320 --> 00:11:31,124 ちゃんと人を感動させる料理も 作れるんですよ! 173 00:11:31,124 --> 00:11:33,626 3人とも よく頑張った。 174 00:11:33,626 --> 00:11:38,531 だが1人… 1人だけが 圧倒的に不利な料理を作ってる。 175 00:11:38,531 --> 00:11:40,800 はっ!? えっ 不利? 176 00:11:40,800 --> 00:11:44,470 この決勝戦 審査員が どんな料理を望んでいたか➨ 177 00:11:44,470 --> 00:11:46,839 勝負のポイントはそこだ。 178 00:11:46,839 --> 00:11:52,145 (大沢)次は いよいよ 大会審査員15人の点が入ります! 179 00:11:52,145 --> 00:11:56,149 (弥一)なのに そいつは それを考えずに料理していた! 180 00:12:01,187 --> 00:12:04,424 (大沢)一般審査員の得点では ほとんど差のなかった3選手。 181 00:12:04,424 --> 00:12:07,594 めまぐるしく数字が動いている! 182 00:12:07,594 --> 00:12:10,430 果たして 結果は どうなるのでしょうか!? 183 00:12:10,430 --> 00:12:13,766 (ドラの音) 184 00:12:13,766 --> 00:12:16,236 まずは1人目 五番町霧子選手! 185 00:12:16,236 --> 00:12:19,672 総合得点は 124点! 186 00:12:19,672 --> 00:12:22,709 (大沢)これは高得点! 《やった!》 187 00:12:22,709 --> 00:12:25,245 そして2人目 セレーヌ楊選手➨ 188 00:12:25,245 --> 00:12:28,915 総合得点は 93点! 189 00:12:28,915 --> 00:12:33,953 《なんや!? うちの料理が 霧子ちゃんに負けたんか!?》 190 00:12:33,953 --> 00:12:37,924 (大沢)そして最後 秋山醤選手の 得点は…。 191 00:12:37,924 --> 00:12:39,926 こ これは! 192 00:12:39,926 --> 00:12:45,765 33点!? 秋山醤選手 33点です! 193 00:12:45,765 --> 00:12:48,601 一般審査員の入れた 点数のままです。 194 00:12:48,601 --> 00:12:50,770 大会審査員は 誰一人➨ 195 00:12:50,770 --> 00:12:54,207 秋山選手の刀削麺には 点を入れませんでした! 196 00:12:54,207 --> 00:12:58,111 秋山醤選手 ダントツの最下位です! 197 00:12:58,111 --> 00:13:00,780 やっぱりな。 198 00:13:00,780 --> 00:13:04,150 やっぱりって 総料理長 なんでこんな結果に!? 199 00:13:06,152 --> 00:13:08,187 あっ。 200 00:13:08,187 --> 00:13:13,259 ♬~ 201 00:13:13,259 --> 00:13:15,261 なんだそりゃ~!? 202 00:13:15,261 --> 00:13:17,797 どういうことなんだよ!? あの点数は! 203 00:13:17,797 --> 00:13:20,133 説明しろよ この野郎! 204 00:13:20,133 --> 00:13:24,003 秋山…。 やっぱりわかってなかったか。 205 00:13:24,003 --> 00:13:26,773 なぜ この俺が0点なんだ!? 206 00:13:26,773 --> 00:13:29,275 静かにしたまえ 見苦しいぞ。 207 00:13:29,275 --> 00:13:32,779 君の作った刀削麺は 他の2品に比べ➨ 208 00:13:32,779 --> 00:13:35,782 はなはだ劣っていた。 それがわからんのかね? 209 00:13:35,782 --> 00:13:38,618 わかるわけねえだろ! 210 00:13:38,618 --> 00:13:40,953 俺の刀削麺はうまかったはずだ! 211 00:13:40,953 --> 00:13:43,990 誰よりもうまい麺を 作ったはずなんだ 俺は! 212 00:13:43,990 --> 00:13:47,026 お前らも それを 認めたじゃねえか! 213 00:13:47,026 --> 00:13:50,096 そう うまかった。 えっ!? 214 00:13:50,096 --> 00:13:53,099 君が作った刀削麺は 最高の味だった。 215 00:13:53,099 --> 00:13:57,770 麺も 3種類のあんも 一級品の出来栄えだったよ。 216 00:13:57,770 --> 00:14:00,773 だが それだけだ。 217 00:14:00,773 --> 00:14:03,609 君はただ 今まで誰かが 作っていた料理を➨ 218 00:14:03,609 --> 00:14:05,611 いちばんうまく作った。 219 00:14:05,611 --> 00:14:07,947 ただ それだけのことを やっただけだ。 220 00:14:07,947 --> 00:14:11,284 なに~!? 君の料理には若さがない。 221 00:14:11,284 --> 00:14:13,453 創造性もない 発展もない。 222 00:14:13,453 --> 00:14:15,788 あるのは 卓越した技術力のみだ。 223 00:14:15,788 --> 00:14:19,359 刀削麺は 確かに最高の麺料理の ひとつではあるが➨ 224 00:14:19,359 --> 00:14:22,929 君はただ その伝統を 守っただけなんだ。 225 00:14:22,929 --> 00:14:25,131 君のオリジナリティーはどこにある? 226 00:14:25,131 --> 00:14:29,001 我々は 君の麺料理を 見たかったんだ。 227 00:14:29,001 --> 00:14:31,738 だが 他の2人の選手は違う。 228 00:14:31,738 --> 00:14:34,240 新しい味を作り上げていた。 229 00:14:34,240 --> 00:14:37,243 楊選手の韓式水晶麺。 230 00:14:37,243 --> 00:14:39,679 これは未知の味との出会いだった。 231 00:14:39,679 --> 00:14:41,748 ただ 新しすぎた。 232 00:14:41,748 --> 00:14:44,083 この味が一般に 受け入れられるには➨ 233 00:14:44,083 --> 00:14:46,452 時間がかかるな。 234 00:14:46,452 --> 00:14:49,756 あと 中華にはない調味料 コチュジャンで作ったのが やや反則➨ 235 00:14:49,756 --> 00:14:52,959 マイナスポイントとなってしまったわけだ。 236 00:14:52,959 --> 00:14:55,461 もう一つのマイナスは すり身にある。 237 00:14:55,461 --> 00:14:58,131 フード・プロセッサーを使ったようだが➨ 238 00:14:58,131 --> 00:15:02,502 やはり ここは丁寧に包丁を使い たたいて作ってほしかった。 239 00:15:02,502 --> 00:15:05,104 《こまいとこまで見てる 審査員やな》 240 00:15:05,104 --> 00:15:09,609 そして 五番町霧子選手の 紅珊瑚麺捲。 241 00:15:09,609 --> 00:15:13,279 盛り付けも美しく 中華の 医食同源の思想を➨ 242 00:15:13,279 --> 00:15:17,950 時代のニーズにマッチさせた 優れた創造力で作られている。 243 00:15:17,950 --> 00:15:21,120 体に優しく食べやすい。 しかも おいしい。 244 00:15:21,120 --> 00:15:24,590 思いやりに満ちた 完璧な料理だった。 245 00:15:24,590 --> 00:15:26,592 つまり この麺料理対決は➨ 246 00:15:26,592 --> 00:15:30,429 料理の創造力があるかないかが 審査のポイントなんだ。 247 00:15:30,429 --> 00:15:35,101 君の料理は 中華料理の未来を 考える力がなかった。 248 00:15:35,101 --> 00:15:37,103 だから負けたんだ。 249 00:15:37,103 --> 00:15:39,939 人よりうまいものを作るだけじゃ 駄目なんだ。 250 00:15:39,939 --> 00:15:42,074 わかったかね? 秋山くん。 251 00:15:42,074 --> 00:15:45,077 グヒッ… グヒヒヒ…。 252 00:15:45,077 --> 00:15:48,748 グハハハ! ア アハハハ! 253 00:15:48,748 --> 00:15:51,784 ア アハハハ! 254 00:15:51,784 --> 00:15:53,753 おめでとうございます 五番町選手。 255 00:15:53,753 --> 00:15:56,422 ありがとうございます。 いったい どうやって➨ 256 00:15:56,422 --> 00:15:58,925 こんな料理を 考えついたんですか? 257 00:15:58,925 --> 00:16:03,830 料理は勝負だ なんて 考えていないから出た料理です。 258 00:16:03,830 --> 00:16:08,234 私は 料理は心で作るものだ と思っています。 259 00:16:08,234 --> 00:16:11,637 この 紅珊瑚麺捲も 野菜嫌いの子どもに➨ 260 00:16:11,637 --> 00:16:14,440 野菜のうまさを わかってもらいたいと考えて➨ 261 00:16:14,440 --> 00:16:16,709 作った料理ですから。 262 00:16:19,078 --> 00:16:21,080 (2人)あっ! 263 00:16:24,450 --> 00:16:26,986 (観客たちの笑い声) 264 00:16:26,986 --> 00:16:29,255 ざま~みろ! 秋山! 265 00:16:29,255 --> 00:16:31,424 てめえの負けだ! いい気味だぜ! 266 00:16:31,424 --> 00:16:34,594 てめえのようなクソ料理人が 決勝に残ること自体➨ 267 00:16:34,594 --> 00:16:37,430 間違いなんだよ! み 皆さん! 268 00:16:37,430 --> 00:16:42,602 物を投げないでください! 投げないでくださ~い! 269 00:16:42,602 --> 00:16:45,071 グフフフ…。 270 00:16:45,071 --> 00:16:48,941 《そう これや これが見たかったんや。 271 00:16:48,941 --> 00:16:52,578 とうとう みんなを 敵に回しよった。 272 00:16:52,578 --> 00:16:55,748 よ~し この機会を 逃してはならん》 273 00:16:55,748 --> 00:16:58,417 ざま~みろ! 秋山! このクサレ料理人! 274 00:16:58,417 --> 00:17:02,054 料理は勝負だって? バッカみてぇ! 負けたくせによ! 275 00:17:02,054 --> 00:17:04,257 料理人やめちまえ! ああ…。 276 00:17:04,257 --> 00:17:07,093 どや! わかったか? 秋山。 277 00:17:07,093 --> 00:17:11,130 貴様のような邪悪な料理人は 誰も認めんのや! 278 00:17:11,130 --> 00:17:14,166 毒キノコスープで 審査員を病院送りにし➨ 279 00:17:14,166 --> 00:17:19,071 技術に溺れて人の弱点を突く 卑怯な真似ばかりしおって! 280 00:17:19,071 --> 00:17:21,741 勝つためには 手段を選ばぬ 貴様が➨ 281 00:17:21,741 --> 00:17:24,911 最低の料理人やということは➨ 282 00:17:24,911 --> 00:17:27,246 この点数が実証しとる! 283 00:17:27,246 --> 00:17:29,582 天は悪を許さず! 284 00:17:29,582 --> 00:17:32,251 会場の皆さんも それをよう知っとるわ! 285 00:17:32,251 --> 00:17:35,421 なあ 皆さん! そうだ! 大谷! 286 00:17:35,421 --> 00:17:38,591 そのとおりだ! もっと言ってやれ~! 287 00:17:38,591 --> 00:17:41,060 とっととシッポまいて 逃げ出すがええ。 288 00:17:41,060 --> 00:17:43,729 この野良犬料理人め! 289 00:17:43,729 --> 00:17:47,733 《ク クソ大谷!》 ⚟出てけ 出てけ! 290 00:17:47,733 --> 00:17:51,671 ケケケッケ! えらいこっちゃな。 291 00:17:51,671 --> 00:17:55,574 《秋山… 料理は勝つために 作るものじゃない。 292 00:17:55,574 --> 00:17:57,910 食べる人のために 作るものなんだ。 293 00:17:57,910 --> 00:18:02,081 勝つための料理なんて みんなが 敵になってしまうだけじゃないか。 294 00:18:02,081 --> 00:18:04,583 どうして それがわからないの?》 295 00:18:04,583 --> 00:18:09,422 《大谷:ざまあみさらせ。 ワシを 何度もコケにしくさった天罰や。 296 00:18:09,422 --> 00:18:14,593 この大谷日堂をナメたらアカンで! 297 00:18:14,593 --> 00:18:19,398 ああ… 最高や! 298 00:18:19,398 --> 00:18:21,567 最高の! 299 00:18:21,567 --> 00:18:25,004 気分や~!》 300 00:18:25,004 --> 00:18:28,307 (観客たち)帰れ! 帰れ! 帰れ! 301 00:18:30,242 --> 00:18:34,246 うっ! ぐっ! うが~っ! 302 00:18:34,246 --> 00:18:37,183 うわぁ~っ! 303 00:18:37,183 --> 00:18:40,419 《負けた! 負けた! この俺が! 304 00:18:40,419 --> 00:18:43,255 秋山の料理が負けたんだ!》 305 00:18:43,255 --> 00:18:45,591 がっ! 306 00:18:45,591 --> 00:18:48,761 ぐぅ…。 307 00:18:48,761 --> 00:18:52,898 《この背中に刻んだ ジジイと俺が積み重ねてきた➨ 308 00:18:52,898 --> 00:18:56,235 執念のほこり! 俺が辱めたんだ。 309 00:18:56,235 --> 00:19:00,072 泥を塗ったんだ! 秋山の料理に! 310 00:19:00,072 --> 00:19:05,077 恥ずかしい! 消えたい!》 311 00:19:05,077 --> 00:19:09,482 くそ! くそ! くそ! くそ! 312 00:19:09,482 --> 00:19:11,617 チクショウ! チクショウ! チクショウ! 313 00:19:11,617 --> 00:19:18,424 チクショウ! チクショウ~! 314 00:19:18,424 --> 00:19:22,895 うわぁ~っ! 315 00:19:26,899 --> 00:19:29,902 それにしても 意外な結果が 出ましたね。 316 00:19:29,902 --> 00:19:32,738 ああ。 317 00:19:32,738 --> 00:19:37,143 ちょっと 醤の様子を 見てきますよ 僕。 318 00:19:37,143 --> 00:19:42,615 大丈夫かな… あいつ 負けることに慣れてないからな。 319 00:19:49,588 --> 00:19:56,429 《あっ… な なんだ!? このありさまは! 320 00:19:56,429 --> 00:19:58,497 うわっ! 321 00:19:58,497 --> 00:20:02,902 な なに!? あの背中…。 それに…。 322 00:20:02,902 --> 00:20:06,205 うわっ うわっ!》 323 00:20:11,577 --> 00:20:16,916 血だぁ… クフフフ… フフフ! 324 00:20:16,916 --> 00:20:20,086 そうか… フフフ…。 325 00:20:20,086 --> 00:20:25,257 ウフフフ! フハハハ…。 326 00:20:25,257 --> 00:20:28,260 醤…。 小此木。 327 00:20:28,260 --> 00:20:31,163 キャッ! あっ 霧子さん。 328 00:20:31,163 --> 00:20:34,100 どうしたんだ? それが…。 329 00:20:34,100 --> 00:20:37,470 醤 壊れました! 330 00:20:37,470 --> 00:20:44,910 ウハハハ! ウフフフ! あ~ そうさ! 秋山に負けは許されない! 331 00:20:44,910 --> 00:20:47,580 ヒャハハハ…。 332 00:20:47,580 --> 00:20:49,882 秋山…。 333 00:20:51,917 --> 00:20:55,488 いよいよ決勝戦 第二試合ですな。 334 00:20:55,488 --> 00:20:58,023 どんなデザートが出てくるやら。 335 00:20:58,023 --> 00:21:02,094 《ヘッヘッヘ… 秋山め 麺料理で➨ 336 00:21:02,094 --> 00:21:05,264 あれだけオリジナリティーのなさを さらけ出したんや。 337 00:21:05,264 --> 00:21:11,604 やつにデザートなんて 作れるわけないわい エヘヘ…》 338 00:21:11,604 --> 00:21:13,606 《秋山 お前は出るな。 339 00:21:13,606 --> 00:21:16,442 もう これ以上 傷ついちゃいけないんだ。 340 00:21:16,442 --> 00:21:19,578 棄権して それがお前のためだ》 341 00:21:19,578 --> 00:21:23,249 両選手 もうじき入場です。 は はい。 342 00:21:23,249 --> 00:21:26,919 秋山は もう出ても出なくても どっちでもええわ。 343 00:21:26,919 --> 00:21:30,422 あの点差じゃ もはや 敵にはならんもんね。 344 00:21:30,422 --> 00:21:33,826 ターゲットは あんた一人や…。 345 00:21:33,826 --> 00:21:35,828 霧子ちゃん。 346 00:21:49,074 --> 00:21:51,076 秋山! 347 00:21:54,413 --> 00:21:59,785 クフフフ… カ~ッ カカカカ! 348 00:21:59,785 --> 00:22:02,321 料理は勝負だ! 349 00:22:02,321 --> 00:22:07,893 お前らも 審査員も! 350 00:22:07,893 --> 00:22:11,397 みんな血まみれにしてやる。