1 00:00:01,968 --> 00:00:08,267 黒く重い 空に向ける 願いの刃を光らせて 2 00:00:08,601 --> 00:00:13,634 夢の散る残像が 消えるかと煌めく 3 00:00:13,934 --> 00:00:19,033 宿命と戯れた そこはまだ自由だ 4 00:00:19,167 --> 00:00:24,567 交わる闇を 掻き分ける 世界で 5 00:00:24,601 --> 00:00:29,033 白い亀裂の 雷鳴に続け 6 00:00:30,100 --> 00:00:33,934 悪夢のような危険(リスク) 魔物に棲み着かれ 7 00:00:35,367 --> 00:00:39,300 自分だけに視えてんのかと 震えている 8 00:00:40,934 --> 00:00:48,501 巡り巡った因果の業火 踊り続けて 9 00:00:48,634 --> 00:00:54,601 嵐の中 空に向ける 願いなら剣のように 10 00:00:55,367 --> 00:01:00,300 夢の散る残像が 消えるかと煌めく 11 00:01:00,667 --> 00:01:05,501 誇り高き心は 渇れた声を上げて 12 00:01:05,901 --> 00:01:11,033 先んずる情熱が 早鐘を打たせる 13 00:01:11,300 --> 00:01:16,367 旅立ちを決めたなら そこがもう未来だ 14 00:01:16,667 --> 00:01:21,934 互いの闇の 縺れ合う 世界で 15 00:01:21,968 --> 00:01:26,567 灼けた軌跡の 雷鳴に続け 16 00:01:32,100 --> 00:01:34,467 さて ここにきて大きな障害だ 17 00:01:34,868 --> 00:01:37,534 魔脊山(ませきざん)を登るために 欠かせない切り札が 18 00:01:38,067 --> 00:01:41,968 よりにもよって 一番厄介な奴の手に 渡ってしまった 19 00:01:42,434 --> 00:01:45,133 いったい何者なのですか? あの男は 20 00:01:45,667 --> 00:01:49,367 うーん 聖地に こもりきりだった 護印師(ごいんし)ともなれば 21 00:01:49,934 --> 00:01:52,467 江湖の名声に疎いのも 無理は無いか 22 00:01:53,167 --> 00:01:54,934 あの男は殺無生(せつ むしょう) 23 00:01:55,400 --> 00:01:57,601 鳴鳳決殺(めいほうけっさつ)の 二つ名で知れ渡る 24 00:01:57,667 --> 00:01:58,634 剣客です 25 00:01:59,334 --> 00:02:00,767 殺し屋を生業とし 26 00:02:00,968 --> 00:02:01,834 裏の世界では 27 00:02:01,868 --> 00:02:05,534 目下のところ 随一の腕前と 評されています 28 00:02:05,968 --> 00:02:08,868 はあーっ 何で そんな奴に 恨まれてるんだ? 29 00:02:09,133 --> 00:02:11,934 この男を殺したがる人間ならば 30 00:02:12,300 --> 00:02:15,267 呼び集めただけで 行列ができようぞ 31 00:02:16,501 --> 00:02:20,100 かくいう私も その1人だからな 32 00:02:20,234 --> 00:02:23,667 な おいおい 仲直りしたんじゃねえのか お前ら 33 00:02:23,801 --> 00:02:25,868 利害の一致は 遺恨に勝る 34 00:02:26,534 --> 00:02:28,634 だが あいにく誰もが私のように 35 00:02:28,767 --> 00:02:31,067 天刑劍(てんぎょうけん)に 関心があるわけでは無い 36 00:02:32,267 --> 00:02:35,634 殺無生と交渉できる材料は 何も無いだろうな 37 00:02:36,334 --> 00:02:37,901 怨恨が理由となると 38 00:02:38,534 --> 00:02:41,167 やはり話し合いで 笛を譲っていただくのは 39 00:02:41,634 --> 00:02:43,067 難しいのでしょうか 40 00:02:43,501 --> 00:02:46,501 なあ おーい 何で皆 そう弱腰なんだよお 41 00:02:46,767 --> 00:02:49,968 あいつは鬼鳥さんのお師匠から 迴靈笛(かいれいてき)を 奪ったんだろう? 42 00:02:50,267 --> 00:02:53,234 だったら こっちも力づくで 奪い返せば いい話じゃーん 43 00:02:53,868 --> 00:02:55,801 さっきは なぜ止めたのだ 44 00:02:56,167 --> 00:02:58,767 いかに相手が あの鳴鳳決殺といえど 45 00:02:59,267 --> 00:03:01,334 我々が総出で攻めかかれば 46 00:03:01,667 --> 00:03:03,334 勝算は あったと思うが? 47 00:03:04,033 --> 00:03:08,667 まあ 腰が引けてた奴も 1人いたけどな 48 00:03:08,934 --> 00:03:09,367 ふん 49 00:03:10,133 --> 00:03:12,601 確かに 勝算も無くはなかったが 50 00:03:12,968 --> 00:03:14,701 鉄板とまでは いくまいよ 51 00:03:15,400 --> 00:03:17,100 そもそも我々の目的は 52 00:03:17,133 --> 00:03:19,267 殺無生を倒すことでは無い 53 00:03:19,834 --> 00:03:22,901 亡者の谷と傀儡の谷を 攻略するためにも 54 00:03:23,100 --> 00:03:24,367 刑亥(けいがい)と 狩卿(しゅけい)には 55 00:03:24,400 --> 00:03:27,701 無事に魔脊山まで 辿り着いてもらわなくては困る 56 00:03:28,167 --> 00:03:30,868 道中で怪我させるわけには いかないんだ 57 00:03:31,167 --> 00:03:32,434 そりゃあ つまり 58 00:03:32,767 --> 00:03:37,033 狩の兄貴と この妖魔さえ 無事ならいいって話ですよね? 59 00:03:39,167 --> 00:03:41,200 何が言いたいのだ? 捲(けん) 60 00:03:41,601 --> 00:03:42,601 あいにく 俺は 61 00:03:42,634 --> 00:03:46,033 魔脊山を越えるのに 必要な役目を 請け負ってるわけじゃない 62 00:03:46,367 --> 00:03:50,400 迴靈笛を取り戻す上での掛け金が 俺1人の命ってんなら 63 00:03:50,734 --> 00:03:52,133 文句は無いんじゃないんですか? 64 00:03:52,834 --> 00:03:56,133 君1人で殺無生と対決するつもりかね? 65 00:03:56,334 --> 00:03:58,934 なっ お おい バカ言ってんじゃねえ 66 00:03:59,534 --> 00:04:00,968 バカで結構 67 00:04:01,267 --> 00:04:03,767 俺としちゃあ またとないチャンスなんですよ 68 00:04:04,300 --> 00:04:07,701 もし あの鳴鳳決殺を 真っ向勝負で仕留めたとなれば 69 00:04:07,968 --> 00:04:10,601 俺の名前は 天下に轟き渡る 70 00:04:10,834 --> 00:04:11,767 はああ 71 00:04:12,400 --> 00:04:15,567 その もしが叶わなかったら 死ぬんだぞ お前 72 00:04:16,167 --> 00:04:17,934 死ぬ? ふっ 73 00:04:18,234 --> 00:04:21,067 そもそも俺には 捨てる命がねえよ 74 00:04:21,801 --> 00:04:23,767 江湖で無名のままだってのは 75 00:04:23,968 --> 00:04:26,667 まだ生まれてすら いねえも同然なんだ 76 00:04:27,367 --> 00:04:28,734 俺も お前も 77 00:04:28,968 --> 00:04:31,767 今ここで 間違いなく 飯食って 喋って 78 00:04:31,834 --> 00:04:32,734 生きてるだろうが 79 00:04:32,901 --> 00:04:34,868 あんたみたいな 歳んなりゃ 80 00:04:34,901 --> 00:04:36,968 諦めも つくかもしれねえがなあ 81 00:04:37,534 --> 00:04:40,901 俺あ ただ それだけの生き方なんて ごめんだって言ってんだ 82 00:04:41,868 --> 00:04:46,067 でも 1人で挑むなど 無謀過ぎます 83 00:04:46,801 --> 00:04:47,934 俺だって 84 00:04:48,067 --> 00:04:51,934 1度剣を交えた相手の力量ぐらいは 測れますってえ 85 00:04:52,801 --> 00:04:55,367 ぶっちゃけ あいつ 衰えてますよ 86 00:04:56,133 --> 00:05:00,167 裏社会で 一番の使い手ってのも 昔の話でしょう? 87 00:05:00,467 --> 00:05:02,868 初見じゃ やばかったかも しれないが 88 00:05:03,133 --> 00:05:04,968 もう手の内は見えてる 89 00:05:05,634 --> 00:05:06,701 行けますよ 90 00:05:07,367 --> 00:05:11,067 おおーい このバカ弟子に 何か言ってやることは ねえのか? 91 00:05:11,801 --> 00:05:13,400 一旦こうなると 92 00:05:13,567 --> 00:05:16,934 こいつは何を言っても 聞く耳もたん 無駄だ 93 00:05:17,400 --> 00:05:20,367 けっ 情けねえ兄貴分が いたもんだ 94 00:05:21,300 --> 00:05:23,934 君の提案は いわば博打だ 95 00:05:24,634 --> 00:05:25,501 私としては 96 00:05:25,534 --> 00:05:28,868 もう少し 成算のある策で 事に臨みたい 97 00:05:29,467 --> 00:05:33,067 殺無生に挑むのは 明日の朝まで待ちたまえ 98 00:05:33,334 --> 00:05:37,100 私も今夜一晩は 他の策が無いか考えてみる 99 00:05:37,868 --> 00:05:40,000 それでも お手上げとなれば 100 00:05:40,467 --> 00:05:41,367 任せるよ 101 00:05:41,901 --> 00:05:43,601 おおー そうだ 102 00:05:44,067 --> 00:05:47,667 実は 死体の血液を 硫酸に変えて 103 00:05:47,834 --> 00:05:50,901 爆発させるという術が あってだなあ 104 00:05:51,601 --> 00:05:55,067 生きているうちから この男にかけておこう 105 00:05:55,701 --> 00:06:00,234 さすれば 殺された瞬間に 敵もろとも 106 00:06:00,601 --> 00:06:02,234 木っ端微塵に 107 00:06:02,767 --> 00:06:05,200 そういう策は 要らねえっつうの 108 00:06:06,200 --> 00:06:08,901 もし 鬼鳥(きちょう)様に 策が無いとなれば 109 00:06:09,300 --> 00:06:12,000 それは 万策尽きたも同然 110 00:06:12,934 --> 00:06:16,701 その時は 私も捲様に助太刀いたします 111 00:06:17,067 --> 00:06:18,767 え? え おーい 112 00:06:19,033 --> 00:06:21,834 ま まじっすか? へっ 俺の ために? 113 00:06:22,400 --> 00:06:23,968 何を言っているのです? 114 00:06:24,434 --> 00:06:27,868 迴靈笛は 天刑劍の 柄を取り戻すための要訣 115 00:06:28,400 --> 00:06:30,601 それが非道な手段で奪われた上 116 00:06:30,934 --> 00:06:33,534 穏便に取り戻すことも叶わぬとなれば 117 00:06:34,033 --> 00:06:36,334 もはや 覚悟を決めるしか ありません 118 00:06:36,801 --> 00:06:41,300 う そ そうっすよねー ヘ 合点 承知です 119 00:06:41,701 --> 00:06:45,167 鳴鳳決殺の野郎は この俺が とっちめてやりますから 120 00:06:45,400 --> 00:06:48,667 ああー もう つき合いきれねえや 勝手にしろおっ 121 00:06:49,434 --> 00:06:50,467 あ はぁ… 122 00:06:53,200 --> 00:06:54,534 ったーく 何でえ 123 00:06:54,634 --> 00:06:56,267 あいつだって迴靈笛が無きゃ 124 00:06:56,334 --> 00:06:58,334 七罪塔(しちざいとう)まで 辿り着けねえってのによお 125 00:06:58,501 --> 00:07:01,367 殤(しょう)様には 殤様の 流儀がおありなのです 126 00:07:01,534 --> 00:07:03,834 我々の都合を押しつけては なりません 127 00:07:04,334 --> 00:07:04,767 おっ 128 00:07:05,634 --> 00:07:07,834 いいかね? 念を押しておくが 129 00:07:07,934 --> 00:07:09,601 朝までは待つのだぞ 130 00:07:10,000 --> 00:07:12,834 私としても 少しは考える時間が欲しい 131 00:07:13,200 --> 00:07:15,534 正面切って殺無生と戦うのは 132 00:07:15,567 --> 00:07:17,601 あくまで最後の手段だ 133 00:07:17,868 --> 00:07:18,701 へいへい 134 00:07:19,534 --> 00:07:22,334 他にも あっと驚く残虐な術を 135 00:07:22,567 --> 00:07:24,167 色々と仕掛けてやろう 136 00:07:25,067 --> 00:07:28,300 明日は朝一番で 私に声をかけるのだぞ 137 00:07:28,667 --> 00:07:30,968 謹んで お断りするぜっ 138 00:07:45,734 --> 00:07:46,667 やはりな 139 00:07:48,200 --> 00:07:51,501 来るとすれば 貴様だと思っていた 140 00:07:58,334 --> 00:07:59,734 明日の朝一番で 141 00:07:59,868 --> 00:08:02,067 俺の連れが あんたに喧嘩を 吹っかけに来る 142 00:08:02,801 --> 00:08:05,400 あんたを相手に 勝ち目があると 思い込んでな 143 00:08:06,000 --> 00:08:08,567 それは また勇ましい話だ 144 00:08:09,033 --> 00:08:11,934 そもそも あんたが すっとぼけた真似したせいだあ 145 00:08:12,200 --> 00:08:15,501 昼間の寺で あんた わざと手を抜いて戦っただろう 146 00:08:15,801 --> 00:08:18,200 相手が 舐めてかかってくるように 147 00:08:18,767 --> 00:08:21,567 さて 何のことやら 148 00:08:24,000 --> 00:08:27,567 んぐっ わざと話を こじらせるような真似しやがって 149 00:08:27,934 --> 00:08:29,601 そんなに人が斬りたいかあ 150 00:08:29,734 --> 00:08:32,467 よりにもよって この俺に その問いか 151 00:08:33,033 --> 00:08:36,300 貴様は 鳴鳳決殺の二つ名を知らんのか 152 00:08:36,834 --> 00:08:38,133 ああ 知らん 153 00:08:38,334 --> 00:08:41,000 結構知れ渡ってるって 話だけは聞いたがな 154 00:08:41,400 --> 00:08:41,834 はっ 155 00:08:43,534 --> 00:08:43,968 ぐっ 156 00:08:46,601 --> 00:08:47,968 何が おかしい 157 00:08:48,234 --> 00:08:50,868 ま 愉快な気分にもなるさ 158 00:08:51,501 --> 00:08:55,534 こうして誰かと差し向かいに 卓につくのも久しいのでな 159 00:08:55,968 --> 00:08:58,901 よほど人づきあいが悪いのか? あんた 160 00:08:59,367 --> 00:09:01,834 なにぶん名を響かせ過ぎた 161 00:09:02,534 --> 00:09:03,667 この店とて 162 00:09:04,200 --> 00:09:08,267 普段なら この時間でも 満席の客で賑わっているそうだ 163 00:09:09,133 --> 00:09:09,801 ところが 164 00:09:09,934 --> 00:09:13,467 鳴鳳決殺が逗留していると 知れ渡っただけで 165 00:09:13,534 --> 00:09:14,634 このざまだ 166 00:09:15,267 --> 00:09:17,434 よく店を たたき出されないなあ 167 00:09:17,968 --> 00:09:21,234 店主も 俺に文句を言えるほどの 度胸は無い 168 00:09:21,934 --> 00:09:23,767 ま 不憫だから 169 00:09:24,133 --> 00:09:26,767 貸し切りの宿代を 払ってやったがな 170 00:09:27,801 --> 00:09:30,834 そこまで気前がいいのに 嫌われるってのは 171 00:09:31,300 --> 00:09:34,434 よほどのもんだなあ あんたの悪名は 172 00:09:35,133 --> 00:09:39,634 ふん 貴様とて 俺の逸話を 1つでも聞いたことがあれば 173 00:09:40,033 --> 00:09:43,901 こうも真っ向から話しかけようとは 思わなかったであろうさ 174 00:09:44,434 --> 00:09:46,367 あいにく旅の者なんでねえ 175 00:09:47,000 --> 00:09:49,167 この国に着いて まだ日も浅い 176 00:09:49,901 --> 00:09:51,467 生国は どこだ 177 00:09:51,901 --> 00:09:53,133 西幽(せいゆう)だ 178 00:09:54,067 --> 00:09:55,300 西幽? 179 00:09:56,100 --> 00:09:58,501 鬼歿之地(きぼつのち)を 隔てた彼方から? 180 00:09:59,434 --> 00:10:00,734 ああ そうさ 181 00:10:01,300 --> 00:10:05,100 あっははは… 182 00:10:05,601 --> 00:10:09,667 冥府の川を遡って来たとでもいう方が 183 00:10:10,100 --> 00:10:12,701 まだ冗談としては笑えるな 184 00:10:13,534 --> 00:10:18,400 どうやって あの呪われた荒野を 渡って来たのだ 185 00:10:19,300 --> 00:10:21,968 持って生まれた 2本の足でなあ 186 00:10:23,234 --> 00:10:25,467 それこそ冗談では? 187 00:10:26,367 --> 00:10:28,567 人間業では あるまい 188 00:10:29,367 --> 00:10:30,501 まあ 確かに 189 00:10:31,000 --> 00:10:35,100 まだ足が2本とも揃ってるのは 奇跡みたいなもんかもしれん 190 00:10:36,267 --> 00:10:38,601 もし それが真実なら 191 00:10:39,300 --> 00:10:41,534 俺の名を知らんのも道理だな 192 00:10:42,667 --> 00:10:47,267 俺も西幽から来た男と 出会ったのは 初めてだ 193 00:10:47,667 --> 00:10:49,834 ふう 別に俺の話は いいんだ 194 00:10:50,334 --> 00:10:51,567 今 相談したいのは 195 00:10:51,801 --> 00:10:54,300 あんたの手元にある 迴靈笛のことだ 196 00:10:54,901 --> 00:10:55,834 ほーう? 197 00:10:57,400 --> 00:11:01,234 あんたと鬼鳥との間に 何があったのかは知らないが 198 00:11:01,767 --> 00:11:05,267 あいつへの遺恨を晴らすには 別の手段を探して欲しい 199 00:11:06,367 --> 00:11:07,300 鬼鳥 200 00:11:09,133 --> 00:11:13,467 ふんっ 奴は今 そう名乗っているのか 201 00:11:14,601 --> 00:11:15,567 どうなんだ? 202 00:11:16,000 --> 00:11:18,334 こと逃げ足の速さとなると 203 00:11:18,467 --> 00:11:20,434 あの男は 神がかっている 204 00:11:21,234 --> 00:11:22,968 確実に殺すためには 205 00:11:23,200 --> 00:11:26,601 奴が 決して俺を 避けて通れなくなるような 206 00:11:26,634 --> 00:11:28,400 手立てを講じるしかない 207 00:11:29,133 --> 00:11:30,667 そこで この笛だ 208 00:11:31,033 --> 00:11:32,767 ようやく掴んだ切り札を 209 00:11:32,801 --> 00:11:34,734 みすみす手放すわけには いかん 210 00:11:35,234 --> 00:11:38,100 その笛には もっと重要な価値があるんだ 211 00:11:38,601 --> 00:11:40,767 あんたとは 何の関わりも無いところでな 212 00:11:41,868 --> 00:11:43,601 むしろ 問いたい 213 00:11:44,701 --> 00:11:46,167 貴様は本当に 214 00:11:46,667 --> 00:11:51,200 話し合いで けりがつくと考えて ここへ来たのか? 215 00:11:52,033 --> 00:11:52,834 んん 216 00:11:55,734 --> 00:12:01,067 ふっ ふっふっふっ… ははは… 217 00:12:01,801 --> 00:12:03,167 さもありなん 218 00:12:03,734 --> 00:12:06,133 そこで頷くような奴なら 219 00:12:06,667 --> 00:12:10,701 とっくに 首と胴が 生き別れしておるわ 220 00:12:11,501 --> 00:12:13,067 脅かすなよ 221 00:12:13,701 --> 00:12:16,100 いーや 本当だ 222 00:12:17,234 --> 00:12:21,000 実のところ 席についてから ずっと俺は 223 00:12:21,434 --> 00:12:24,601 貴様を殺すことばかり 考えていた 224 00:12:25,501 --> 00:12:29,701 確実に 居合の一撃で首をはねる機会を 225 00:12:30,067 --> 00:12:32,667 ずっと見計らっていたのだ 226 00:12:46,467 --> 00:12:47,767 いかれてやがる 227 00:12:49,167 --> 00:12:51,334 人のことを言えた義理か? 228 00:12:52,300 --> 00:12:56,067 ここまで俺に斬りつける機を 与えなかった貴様こそ 229 00:12:56,133 --> 00:12:57,601 尋常ではないぞ 230 00:12:58,901 --> 00:13:01,067 穏やかに言葉を交わしながら 231 00:13:01,868 --> 00:13:06,868 終始どんな不意打ちにも 応じられる姿勢を崩さなかった 232 00:13:21,834 --> 00:13:24,634 話し合おうなどと ぬかしておきながら 233 00:13:24,934 --> 00:13:25,901 貴様は 既に 234 00:13:25,934 --> 00:13:28,667 抜き身の刃を前にした心構えで 235 00:13:28,701 --> 00:13:30,634 そこに座っていたわけだ 236 00:13:30,868 --> 00:13:37,334 ふっふっふ… ふーっ 久々に 本物の使い手と巡り合えて嬉しいぞ 237 00:13:37,801 --> 00:13:38,567 なるほど 238 00:13:38,801 --> 00:13:41,834 鬼歿之地を歩いて渡って来たというのも 239 00:13:41,868 --> 00:13:43,767 まんざら嘘では なさそうだ 240 00:13:45,534 --> 00:13:47,501 こうして酒を飲みながら 241 00:13:48,234 --> 00:13:51,167 俺たちゃ とっくに鍔迫り合いを 始めていたとでも? 242 00:13:51,701 --> 00:13:55,300 勝負は鞘を はらうところから始まる 243 00:13:55,968 --> 00:13:57,567 というなら 三流 244 00:13:58,367 --> 00:14:02,167 どちらかの殺意が 契機というなら 二流だな 245 00:14:02,701 --> 00:14:03,901 ふうっ 俺あ 246 00:14:04,367 --> 00:14:07,067 まだ あんたと事を構えると 決めたわけじゃない 247 00:14:07,734 --> 00:14:10,200 剣の道は必然の探求 248 00:14:11,100 --> 00:14:13,801 いずれ斬るものとは 巡り合ったその時から 249 00:14:13,834 --> 00:14:15,801 既に勝負が始まっている 250 00:14:16,234 --> 00:14:19,334 そう わきまえた者だけが一流だ 251 00:14:19,801 --> 00:14:21,934 ふっ なーにが一流だよ 252 00:14:22,434 --> 00:14:25,400 そんな奴は 成り行きに 流されてるだけじゃねえか 253 00:14:25,567 --> 00:14:28,534 必然の運命に抗えるなどと思うのは 254 00:14:28,734 --> 00:14:31,934 そもそも運命を見通せていない 愚か者だけさ 255 00:14:32,467 --> 00:14:33,767 あんたか 俺か 256 00:14:34,334 --> 00:14:37,067 どっちかが死ぬべきだと 納得できない限り 257 00:14:37,701 --> 00:14:39,834 俺は剣を抜くつもりはねえ 258 00:14:40,467 --> 00:14:43,934 ならば 今すぐ帰るがいい 259 00:14:44,834 --> 00:14:45,901 そして 俺は 260 00:14:46,367 --> 00:14:49,434 明朝 のこのこやって来たバカどもを斬る 261 00:14:49,634 --> 00:14:51,968 んんっ ふう 262 00:14:54,467 --> 00:14:57,167 ふっ ふっふっふ… 263 00:14:58,300 --> 00:15:00,501 そんな道は選べまい 264 00:15:01,000 --> 00:15:04,467 お前という人間は そのように できている 265 00:15:05,033 --> 00:15:07,834 ゆえに 全ては必然なのだ 266 00:15:12,901 --> 00:15:13,334 んっ 267 00:15:13,868 --> 00:15:17,567 貴様はな 俺をひと目見た その瞬間から 268 00:15:17,734 --> 00:15:20,934 いずれ剣を抜くはめになると 悟っていたのさ 269 00:15:21,200 --> 00:15:25,200 その予感に納得できる 理由づけが欲しくて ここに来た 270 00:15:25,934 --> 00:15:27,367 話し合いだと? 271 00:15:27,868 --> 00:15:30,834 そんな言い訳で 自分を ごまかすのはよせ 272 00:15:31,501 --> 00:15:34,834 ふう あんた 迷うことは無いのか? 273 00:15:35,000 --> 00:15:36,801 間違いを恐れて ためらうことは 274 00:15:37,367 --> 00:15:38,300 無いな 275 00:15:39,267 --> 00:15:42,968 心に湧いた疑いは 即座に晴れる 276 00:15:43,200 --> 00:15:43,667 んっ 277 00:15:44,200 --> 00:15:47,467 そも 俺が気にかける事柄は ただ1つ 278 00:15:48,100 --> 00:15:50,300 その時 目の前にいる相手が 279 00:15:50,334 --> 00:15:52,968 俺の剣に見合う敵手かどうか 280 00:15:54,267 --> 00:15:56,601 そして気にかけた次の瞬間には 281 00:15:56,968 --> 00:16:00,167 俺の足元に屍が1つ 転がっている 282 00:16:01,200 --> 00:16:03,767 ゆえに 剣を究めてより15年 283 00:16:04,501 --> 00:16:07,968 悩み事に煩わされたことは 1度も無い 284 00:16:08,801 --> 00:16:09,400 ふうう 285 00:16:13,868 --> 00:16:14,968 抜いたな? 286 00:16:16,033 --> 00:16:16,868 ああ 287 00:16:17,300 --> 00:16:20,167 バカなりに必死で生きてる奴と 288 00:16:20,701 --> 00:16:23,968 生きていようが 死んでいようが 大した違いもねえ奴と 289 00:16:24,300 --> 00:16:26,834 どっちの命を拾うべきかで考えた 290 00:16:27,400 --> 00:16:31,734 そういう無駄な回り道は 剣を鈍らせるだけだぞ 291 00:16:32,534 --> 00:16:33,801 勝ち抜くためには 292 00:16:33,934 --> 00:16:37,100 もっと運命を簡潔なものと観念しろ 293 00:16:38,000 --> 00:16:42,667 ふっ 運命なんぞ 知ったことじゃない 294 00:16:43,167 --> 00:16:45,701 俺が選んで 俺が斬る 295 00:16:46,701 --> 00:16:49,100 それが 俺の剣だっ 296 00:16:51,567 --> 00:16:53,400 最後に1つ聞いておく 297 00:16:53,767 --> 00:16:56,834 掠風竊塵(りょうふうせつじん)という 二つ名を耳にしたことは? 298 00:16:57,133 --> 00:16:58,267 知らねえよ 299 00:16:58,801 --> 00:17:02,667 さっきも言ったが まだ東離(とうり)の 事情には とことん疎いんだ 300 00:17:03,300 --> 00:17:07,634 ふっふっふっふ… やはりか 301 00:17:08,300 --> 00:17:12,234 何も知らずに踊らされているとは 哀れな奴よ 302 00:17:13,334 --> 00:17:14,634 どういう意味だ 303 00:17:15,334 --> 00:17:16,467 気にするな 304 00:17:16,901 --> 00:17:21,634 どのみち ここで死んでしまえば 何の憂いも あるまいさ 305 00:17:33,033 --> 00:17:33,501 ふっ 306 00:17:35,000 --> 00:17:35,667 はーあっ 307 00:17:36,467 --> 00:17:36,968 はあっ 308 00:17:37,634 --> 00:17:38,067 ふっ 309 00:17:44,634 --> 00:17:45,067 んっ 310 00:17:45,467 --> 00:17:45,901 ぐっ 311 00:17:50,601 --> 00:17:55,467 やれやれ お前たちは椅子と卓に 何か恨みでもあったのか? 312 00:17:57,767 --> 00:18:00,701 幻惑効果 おのれ またしても 313 00:18:01,267 --> 00:18:05,968 ぐっ 鬼鳥! てめえ また妙な技 仕掛けやがったなあっ? 何のつもりだっ 314 00:18:06,033 --> 00:18:10,901 さっきまで 殺し合いは気乗りしないと ぼやいていたのは お前では? 315 00:18:11,133 --> 00:18:13,167 えっ? ま あ そりゃあ 316 00:18:13,834 --> 00:18:17,400 無生も 目当ての獲物は 私だろう 317 00:18:17,634 --> 00:18:20,634 節操なく 標的を変えるもんじゃない 318 00:18:21,701 --> 00:18:24,434 貴様が どんな幻覚を操ろうと 319 00:18:24,734 --> 00:18:26,667 今度ばかりは ごまかされんぞ 320 00:18:27,534 --> 00:18:30,334 俺は何があろうと この笛を手放さぬ 321 00:18:30,801 --> 00:18:34,334 そして 近寄って来た奴を 誰かれ構わず切り捨てる 322 00:18:35,167 --> 00:18:38,434 さあ どうだ? これでも俺を出し抜けるか? 323 00:18:38,901 --> 00:18:41,901 いーや 迴靈笛は差し上げよう 324 00:18:42,267 --> 00:18:44,934 我が師の形見だ 大切にしてくれ 325 00:18:45,267 --> 00:18:45,868 ええっ? 326 00:18:46,234 --> 00:18:49,901 考えてみれば 笛が誰の手元にあろうとも 327 00:18:50,167 --> 00:18:54,567 闇の迷宮で 道案内さえしてくれるなら 問題は無いわけだ 328 00:18:54,767 --> 00:18:57,400 幸い お前は演奏も達者なようだし 329 00:18:57,534 --> 00:19:01,300 どうだ? ひとつ魔脊山まで 一緒に行こうじゃないか 330 00:19:02,167 --> 00:19:04,701 貴様 気は確かか? 331 00:19:05,100 --> 00:19:07,801 もし 無事に闇の迷宮を突破できたら 332 00:19:07,868 --> 00:19:10,567 その時は この首をお前に差し出そう 333 00:19:10,701 --> 00:19:11,167 ええ? 334 00:19:11,601 --> 00:19:17,200 はっはっはっは… 随分と思い切った取引じゃないか 335 00:19:17,667 --> 00:19:19,634 天刑劍とやらの1件 336 00:19:19,968 --> 00:19:22,968 お前にとっては そこまでする価値があると 337 00:19:24,133 --> 00:19:27,801 いつだって 私は やると決めたことは やり遂げる 338 00:19:28,167 --> 00:19:29,934 それだけの話だよ 339 00:19:30,567 --> 00:19:33,334 よかろう 俺も興が乗った 340 00:19:33,934 --> 00:19:36,734 近頃噂の 森羅枯骨(しんらここつ)とやらの城 341 00:19:37,133 --> 00:19:39,467 冷やかしに行ってやるのも面白い 342 00:19:40,300 --> 00:19:42,067 では 旅の支度を 343 00:19:42,400 --> 00:19:44,934 明日の正午に 埠頭で落ち合おう 344 00:19:48,501 --> 00:19:52,567 ん お おい って 何なんだよ 345 00:19:53,000 --> 00:19:58,033 道中は せいぜい その首との別れを 惜しみながら行くがいい 346 00:19:58,801 --> 00:20:01,868 必ずや山頂で貰い受けるぞ 347 00:20:02,100 --> 00:20:05,734 ふっはっはっは… ふふ… 348 00:20:12,400 --> 00:20:16,400 はーあ あんな口約束してえ どうするつもりだあ 349 00:20:16,501 --> 00:20:18,834 それについては おいおい考えるさ 350 00:20:18,934 --> 00:20:22,300 果たして本当に 首を差し出すはめに なるのかどうか 351 00:20:22,400 --> 00:20:25,834 取りあえず 闇の迷宮を 通り抜けるまでは 時間がある 352 00:20:26,567 --> 00:20:29,567 そのうち何か妙案が ひらめくかもしれない 353 00:20:29,767 --> 00:20:31,601 うぐ 何のんきなことを 354 00:20:31,901 --> 00:20:36,167 だが 迴靈笛の問題は 今夜中に解決するしかなかった 355 00:20:36,267 --> 00:20:41,133 いや お前が動いた以上は 即座に決着をつけるしかなかった 356 00:20:41,367 --> 00:20:44,067 で やむなく ひねり出した答えが あれだ 357 00:20:44,200 --> 00:20:46,100 こちらとしても苦肉の策さ 358 00:20:46,300 --> 00:20:48,601 俺が余計なことを したってか? 359 00:20:48,801 --> 00:20:50,133 いや 構わない 360 00:20:50,200 --> 00:20:52,834 お前を そういう奴だと見込んだからこそ 361 00:20:52,868 --> 00:20:54,868 私は仲間に引き入れたんだ 362 00:20:55,200 --> 00:20:57,300 仲間になった覚えはねえよっ 363 00:20:57,567 --> 00:20:58,634 何度言わせやがる 364 00:20:58,901 --> 00:21:02,534 お前こそ 私の身を 案じている場合ではないぞお 365 00:21:02,701 --> 00:21:05,767 無生の奴に 大層気に入られた様子じゃないか 366 00:21:05,834 --> 00:21:07,467 私の首をとったあと 367 00:21:07,501 --> 00:21:09,968 改めて あの男はお前を斬るだろう 368 00:21:10,200 --> 00:21:12,834 ふん まあ それについては おいおい考えるさ 369 00:21:13,133 --> 00:21:16,033 ふむ 捲は さぞや がっかりするだろうな 370 00:21:16,267 --> 00:21:20,234 人生を懸けた大一番のつもりで 意気込んでいたようだし 371 00:21:20,601 --> 00:21:24,167 んー しかしお前 何で あんな頃合いで俺たちを止めた 372 00:21:24,434 --> 00:21:25,033 うーん? 373 00:21:26,167 --> 00:21:29,934 はあ 万が一にも 俺が勝負に勝ってたら 374 00:21:30,267 --> 00:21:32,701 お前は あんな無茶な取引を するまでもなく 375 00:21:32,834 --> 00:21:34,400 迴靈笛を手に入れていた 376 00:21:35,334 --> 00:21:38,200 決着がつくまで 様子を見る手も あっただろうに 377 00:21:38,634 --> 00:21:39,968 言ったはずだよ 378 00:21:40,267 --> 00:21:44,033 七罪塔(しちざいとう)に着く前に 脱落者が出るのは困ると 379 00:21:44,834 --> 00:21:46,567 狩雲霄(しゅ うんしょう)の 弓 380 00:21:46,868 --> 00:21:48,033 刑亥の 歌 381 00:21:48,501 --> 00:21:49,767 それに迴靈笛 382 00:21:50,634 --> 00:21:52,167 必要なものは 揃ってるだろう 383 00:21:52,701 --> 00:21:54,334 俺は勘定に入ってない 384 00:21:54,367 --> 00:21:56,834 いいや お前には お前にしか できない 385 00:21:56,868 --> 00:21:58,868 重要な役目を任せてある 386 00:21:59,100 --> 00:22:01,734 この首を担保にするだけの価値はある 387 00:22:02,234 --> 00:22:03,234 何だい そりゃ 388 00:22:03,534 --> 00:22:05,000 まだ内緒だ 389 00:22:05,567 --> 00:22:10,834 それとも 必ず引き受けてくれると 約束するなら 説明するが? 390 00:22:11,300 --> 00:22:15,167 てめえは つまりは この先も 俺を利用する気満々ってことかあっ 391 00:22:15,234 --> 00:22:17,834 持ちつ持たれつと思っておきたまえ 392 00:22:18,067 --> 00:22:21,534 お互い 魔脊山に至る道は 平坦ではないのだ 393 00:22:29,601 --> 00:22:31,400 お呼びでしょうか 宗主様 394 00:22:31,901 --> 00:22:34,133 護印師の娘は 見つかったか? 395 00:22:34,701 --> 00:22:35,968 は 申し訳ございません 396 00:22:36,467 --> 00:22:39,868 更に人員を増やして 捜索を続けているのですが 397 00:22:41,100 --> 00:22:46,033 いや 案外こちらで捜すのは 無駄な手間かもしれん 398 00:22:47,000 --> 00:22:47,467 はあ? 399 00:22:48,167 --> 00:22:50,968 奴らが 天刑劍の鍔を持つのと同じく 400 00:22:51,267 --> 00:22:53,300 こちらには天刑劍の柄がある 401 00:22:53,834 --> 00:22:56,300 双方ともに 2つを揃えたいと望むなら 402 00:22:56,601 --> 00:23:00,701 むしろ連中の方から こちらの懐に 飛び込んで来るのではないかな 403 00:23:01,467 --> 00:23:04,400 この七罪塔にですか? まさか 404 00:23:05,167 --> 00:23:07,167 そこまで愚かな連中でしょうか 405 00:23:07,534 --> 00:23:08,300 愚かか 406 00:23:08,634 --> 00:23:12,534 あるいは こちらの思惑を 遥かにしのぐ連中か 407 00:23:25,067 --> 00:23:27,634 いずれにせよ 楽しませてくれそうだ 408 00:23:28,734 --> 00:23:30,734 果たしてあの掠風竊塵が 409 00:23:31,200 --> 00:23:34,567 どのような趣向を見せてくれることやら 410 00:23:37,601 --> 00:23:38,234 ふっ 411 00:23:40,501 --> 00:23:42,400 笑顔の裏に謀 412 00:23:42,567 --> 00:23:44,501 握手の袖に毒の針 413 00:23:44,934 --> 00:23:49,501 裏の裏まで見通す者が 江湖で明日に命を繋ぐ