1 00:00:01,968 --> 00:00:08,434 黒く重い 空に向ける 願いの刃を光らせて 2 00:00:08,501 --> 00:00:13,834 夢の散る残像が 消えるかと煌めく 3 00:00:13,934 --> 00:00:19,133 宿命と戯れた そこはまだ自由だ 4 00:00:19,234 --> 00:00:24,467 交わる闇を 掻き分ける 世界で 5 00:00:24,501 --> 00:00:29,067 白い亀裂の 雷鳴に続け 6 00:00:30,100 --> 00:00:33,934 悪夢のような危険(リスク) 魔物に棲み着かれ 7 00:00:35,367 --> 00:00:39,300 自分だけに視えてんのかと 震えている 8 00:00:40,934 --> 00:00:48,567 巡り巡った因果の業火 踊り続けて 9 00:00:48,634 --> 00:00:54,901 嵐の中 空に向ける 願いなら剣のように 10 00:00:55,367 --> 00:01:00,300 夢の散る残像が 消えるかと煌めく 11 00:01:00,634 --> 00:01:05,534 誇り高き心は 渇れた声を上げて 12 00:01:05,901 --> 00:01:11,000 先んずる情熱が 早鐘を打たせる 13 00:01:11,234 --> 00:01:16,367 旅立ちを決めたなら そこがもう未来だ 14 00:01:16,667 --> 00:01:21,968 互いの闇の 縺れ合う 世界で 15 00:01:22,000 --> 00:01:26,868 灼けた軌跡の 雷鳴に続け 16 00:01:37,167 --> 00:01:39,968 おかしい 確かに こっちに逃げてきたはずなのだが 17 00:01:41,000 --> 00:01:42,133 ここは もういい 18 00:01:42,334 --> 00:01:43,868 引き返して調べ直そう 19 00:01:48,133 --> 00:01:51,267 やれやれ 本当しつこい連中だ 20 00:01:51,634 --> 00:01:53,934 まあ これで ひとまず安心かもなあ 21 00:01:54,801 --> 00:01:55,968 ああ それにしても 22 00:01:56,033 --> 00:01:58,601 土壇場で いきなり取引を 反故にするなんて 23 00:01:58,901 --> 00:02:00,634 蔑(べつ)の野郎 どういうつもりだ 24 00:02:01,200 --> 00:02:03,834 天刑劍(てんぎょうけん)の鍔が 欲しいんじゃなかったのかよ 25 00:02:04,667 --> 00:02:05,767 いや 待てよ 26 00:02:06,133 --> 00:02:10,000 まさか取引するまでもなく 鍔を手に入れる目途がついたのか 27 00:02:10,234 --> 00:02:11,334 だとしたら 28 00:02:11,667 --> 00:02:12,667 まずいなあ 29 00:02:13,167 --> 00:02:15,634 ちょっくら 無垠寺(むぎんじ)の 様子を 見てくるか 30 00:02:17,767 --> 00:02:18,267 にゃ 31 00:02:29,033 --> 00:02:29,467 ん? 32 00:02:29,801 --> 00:02:30,501 ああ 33 00:02:30,801 --> 00:02:31,934 殤(しょう)様 34 00:02:32,334 --> 00:02:33,334 ご無事でしたか 35 00:02:33,667 --> 00:02:35,901 あんた 七罪塔(しちざいとう)に いたんじゃ 36 00:02:36,033 --> 00:02:37,801 お前らこそ 何で ここに 37 00:02:38,300 --> 00:02:40,601 つーか 殘雲(さんうん) その目は どうした? 38 00:02:41,067 --> 00:02:44,534 捲(けん)様は 狩雲霄(しゅ うんしょう)や 刑亥(けいがい)と袂を分かち 39 00:02:44,801 --> 00:02:46,734 私を救ってくださいました 40 00:02:47,200 --> 00:02:50,167 ですが 追ってきた2人に 無垠寺で追いつかれ 41 00:02:50,300 --> 00:02:51,701 俺がバカだった 42 00:02:52,133 --> 00:02:54,968 あいつらに跡をつけられてるのを 気付きもせずに 43 00:02:55,334 --> 00:02:57,801 みすみす 丹翡(たんひ)さんの お宝の隠し場所まで 44 00:02:58,167 --> 00:03:00,133 案内する羽目になっちまって 45 00:03:00,501 --> 00:03:01,467 んええ? 46 00:03:01,767 --> 00:03:05,501 何か 知らねえところで どんどん 話が ややこしいことに なってんなあ 47 00:03:06,067 --> 00:03:09,634 あ つまり 雲霄と刑亥が 天刑劍の鍔を持ってったのか 48 00:03:10,167 --> 00:03:13,901 彼らは 鍔を蔑天骸(べつ てんがい)に 売り渡すつもりです 49 00:03:14,667 --> 00:03:17,133 これで鍛劍祠(たんけんし)の 封印が破られるのは 50 00:03:17,501 --> 00:03:20,200 最早 時間の問題です 51 00:03:20,834 --> 00:03:21,601 うーん 52 00:03:22,033 --> 00:03:26,567 柄の方は 凜(りん)が七罪塔の金庫から 搔っ払ってるはずなんだが 53 00:03:27,067 --> 00:03:29,567 あ いや こうなってくると怪しいなあ 54 00:03:29,901 --> 00:03:34,133 蔑天骸の奴 こっちの手の内を 全て見越していたのかもしれん 55 00:03:34,567 --> 00:03:38,534 私が殤様の言いつけどおり 檻の中で待っていれば 56 00:03:38,801 --> 00:03:39,901 こんなことには 57 00:03:40,100 --> 00:03:41,534 はあ… まあ 58 00:03:42,033 --> 00:03:44,534 凜の野郎の計画が チャラになったってんなら 59 00:03:44,667 --> 00:03:46,601 それは それで いいじゃねえか 60 00:03:46,968 --> 00:03:47,400 へ? 61 00:03:47,868 --> 00:03:49,968 例え 悪人が相手だろうと 62 00:03:50,467 --> 00:03:54,534 他人を からかって楽しもうなんて 奴の魂胆は 胸くそ悪いからなあ 63 00:03:55,467 --> 00:03:58,467 天刑劍は 真っ当な手段で取り戻そうぜ 64 00:03:58,534 --> 00:03:59,801 いいわけねえだろ! 65 00:04:00,267 --> 00:04:02,968 あんたの好き嫌いで 片付く話じゃねえんだよ 66 00:04:03,634 --> 00:04:05,334 丹翡さんは必死なんだぞ 67 00:04:05,734 --> 00:04:08,767 俺だって 兄貴分と 殺し合いまでする羽目になったんだ 68 00:04:08,868 --> 00:04:10,801 なのに あんた1人は上機嫌か 69 00:04:10,868 --> 00:04:13,200 何で そんな吞気に笑ってられるんだよ! 70 00:04:13,400 --> 00:04:16,801 でも 捲様 この方は私たちを励まそうと 71 00:04:16,901 --> 00:04:18,501 大きなお世話だってんだあ 72 00:04:18,534 --> 00:04:22,000 俺はなあ こいつにだけは したり顔で説教されたくないんだよ 73 00:04:22,334 --> 00:04:25,634 いやあ 何で またそこまで 俺の言葉が気に障るんだ? 74 00:04:26,200 --> 00:04:29,467 あんたって奴は とことん 何考えてんのか分かんねえ 75 00:04:30,067 --> 00:04:32,834 笑うところも 驚くところも 全然違う 76 00:04:33,000 --> 00:04:35,167 名誉も沽券も 気にかけないくせに 77 00:04:35,400 --> 00:04:37,934 やっかい事には平気で首を突っ込む 78 00:04:38,667 --> 00:04:41,400 マジでやってんのか ふざけてんのか 79 00:04:42,033 --> 00:04:43,334 万事が万事 80 00:04:43,667 --> 00:04:46,067 からかわれてるような 気分になってくる! 81 00:04:46,133 --> 00:04:46,734 でも 82 00:04:47,367 --> 00:04:48,133 おおーい 83 00:04:48,167 --> 00:04:49,968 悪気は ねえんだがなあ 84 00:04:50,334 --> 00:04:53,033 大体 その格好は何なんだよ? 85 00:04:53,234 --> 00:04:55,234 これ見よがしに 剣なんぞ持ち歩いて 86 00:04:55,467 --> 00:04:57,200 侠客みたいな なりしてよ 87 00:04:57,434 --> 00:04:59,033 そのくせ見栄も張らねえ 88 00:04:59,167 --> 00:05:01,033 二つ名を名乗ることすらしねえ 89 00:05:01,200 --> 00:05:02,567 いったい 何がしたいんだ 90 00:05:02,701 --> 00:05:04,934 ああ いや そもそも 二つ名ってやつは 91 00:05:05,000 --> 00:05:06,901 自分から名乗るもんじゃなかろう 92 00:05:06,968 --> 00:05:09,968 よその誰かが 勝手に 呼びならわすように なるもんでな 93 00:05:10,067 --> 00:05:10,501 へっ 94 00:05:10,667 --> 00:05:13,467 だったら 俺が あんたの二つ名を考えてやるよ 95 00:05:13,868 --> 00:05:14,901 そうだなあ 96 00:05:14,934 --> 00:05:18,133 ろくすっぽ切れねえ剣を 格好つけて使ってるあんたなら 97 00:05:18,167 --> 00:05:20,400 さしずめ刃無鋒(じんむほう)って ところじゃねえの 98 00:05:20,567 --> 00:05:21,434 そんな 99 00:05:21,634 --> 00:05:22,200 ほほう 100 00:05:22,801 --> 00:05:24,434 切れない刃ってか 101 00:05:24,601 --> 00:05:25,534 そうさあ 102 00:05:25,767 --> 00:05:27,634 鳴鳳決殺(めいほうけっさつ)も 言ってたぜ 103 00:05:27,834 --> 00:05:30,467 あんたの武芸で 見どころがあるのは気功だけ 104 00:05:31,167 --> 00:05:36,400 それに比べて 剣の腕前は 全然切れ味が 足りてねえ見かけ倒しだってな 105 00:05:37,033 --> 00:05:38,868 はぁっはは なるほど 106 00:05:39,234 --> 00:05:40,701 それで刃無鋒ねえ 107 00:05:40,934 --> 00:05:41,367 うーん 108 00:05:41,567 --> 00:05:42,534 いいじゃねえか 109 00:05:43,300 --> 00:05:44,133 気に入った 110 00:05:44,300 --> 00:05:46,067 それ いただきだ 111 00:05:46,167 --> 00:05:48,400 うえ? あんたって本当何なんだよ マジで 112 00:05:50,300 --> 00:05:50,734 あ 113 00:05:50,801 --> 00:05:51,300 うは 114 00:05:51,534 --> 00:05:51,968 うっ 115 00:05:53,634 --> 00:05:54,067 ふっ 116 00:05:56,267 --> 00:05:58,367 探したぞ 大根役者 117 00:05:58,901 --> 00:06:01,767 よもや 逃げおおせるとでも 思っていたか 118 00:06:02,200 --> 00:06:03,200 玄鬼宗(げんきしゅう)? 119 00:06:03,734 --> 00:06:05,234 くっそ しつこい 120 00:06:05,400 --> 00:06:07,167 まだ諦めてなかったか 121 00:06:07,234 --> 00:06:09,501 ふっふふふ… 122 00:06:10,000 --> 00:06:11,200 手こずらされたが 123 00:06:11,567 --> 00:06:14,067 おかげで 網に別の得物まで掛かったか 124 00:06:14,634 --> 00:06:17,167 こいつは まさに一石二鳥 125 00:06:17,834 --> 00:06:19,067 ここは俺が食い止める 126 00:06:19,767 --> 00:06:22,734 護印師(ごいんし)さん 怪我人を連れて とっとと行ってくれ 127 00:06:22,934 --> 00:06:25,300 そんな あなた1人では 128 00:06:25,767 --> 00:06:26,367 かかれ! 129 00:06:27,868 --> 00:06:28,300 ん? 130 00:06:29,667 --> 00:06:30,100 うっ 131 00:06:31,467 --> 00:06:31,901 ふっ 132 00:06:32,234 --> 00:06:32,868 てえっ 133 00:06:34,033 --> 00:06:34,467 んっ 134 00:06:35,968 --> 00:06:36,400 えいっ 135 00:06:37,000 --> 00:06:38,367 さあ 行け! 丹翡 136 00:06:38,801 --> 00:06:39,601 でも… 137 00:06:40,000 --> 00:06:40,567 んっ 138 00:06:42,334 --> 00:06:43,067 ん なはぁ 139 00:06:44,267 --> 00:06:44,868 ぐっ 140 00:06:45,501 --> 00:06:46,801 ふっふふふふ 141 00:06:46,868 --> 00:06:48,067 愚か者め 142 00:06:48,400 --> 00:06:50,767 みすみす見逃すとでも思ったか 143 00:06:50,968 --> 00:06:51,701 んっ ああ 144 00:06:51,767 --> 00:06:53,701 野郎 上等だ! 145 00:06:54,501 --> 00:06:55,601 へや! ふんっ 146 00:06:56,167 --> 00:06:56,868 てい 147 00:06:56,934 --> 00:06:57,834 どうらあ! 148 00:06:58,200 --> 00:06:58,634 はあっ 149 00:06:58,667 --> 00:06:59,634 いっ ふん! 150 00:07:00,501 --> 00:07:01,133 ああ ひぃっ 151 00:07:01,367 --> 00:07:01,868 いんっ 152 00:07:02,067 --> 00:07:03,367 へいっ でりゃあ! 153 00:07:04,267 --> 00:07:04,834 へっ 154 00:07:05,200 --> 00:07:05,801 はあっ 155 00:07:06,167 --> 00:07:07,801 はあっ ふうあっ てぇ! 156 00:07:08,467 --> 00:07:08,934 うっ 157 00:07:09,167 --> 00:07:09,634 てっ 158 00:07:11,334 --> 00:07:11,767 んっ 159 00:07:12,300 --> 00:07:12,968 くっ! 160 00:07:13,400 --> 00:07:14,067 ああ! 161 00:07:14,501 --> 00:07:15,067 く やっ 162 00:07:15,200 --> 00:07:16,200 させるかよ! 163 00:07:21,000 --> 00:07:21,667 ええっ! 164 00:07:22,234 --> 00:07:22,667 うわっ 165 00:07:22,767 --> 00:07:23,300 くっ 166 00:07:23,567 --> 00:07:24,067 ふっ 167 00:07:25,801 --> 00:07:26,367 うっ 168 00:07:26,567 --> 00:07:27,067 うんっ 169 00:07:27,167 --> 00:07:28,734 ふっははは… 170 00:07:29,601 --> 00:07:30,934 どこまで愚かな 171 00:07:31,200 --> 00:07:33,000 自ら剣を捨てるとは 172 00:07:33,734 --> 00:07:34,601 ああん? 173 00:07:34,901 --> 00:07:36,501 何を捨てたって? 174 00:07:41,501 --> 00:07:42,400 うんっ へっ! 175 00:07:43,734 --> 00:07:44,367 はっ 176 00:07:44,601 --> 00:07:45,400 まずい! 177 00:07:45,434 --> 00:07:47,300 ええ こいつを届けないと 178 00:07:48,767 --> 00:07:49,367 うあ 179 00:07:49,901 --> 00:07:50,367 なっ 180 00:07:50,734 --> 00:07:52,367 何だよ これ 181 00:07:53,767 --> 00:07:54,634 捲様? 182 00:07:59,968 --> 00:08:01,968 この剣 刃が無い 183 00:08:02,200 --> 00:08:04,267 いや 鉄ですらねえ 184 00:08:04,667 --> 00:08:07,434 ただの木の棒を 銀色に塗っただけじゃんか 185 00:08:07,868 --> 00:08:09,267 そんな 186 00:08:09,467 --> 00:08:11,734 じゃあ 殤様は どうやって 187 00:08:12,434 --> 00:08:12,868 ふん 188 00:08:14,300 --> 00:08:14,734 ふうー 189 00:08:19,701 --> 00:08:20,133 うんっ 190 00:08:26,834 --> 00:08:29,334 貴様 剣も使わず どうやって? 191 00:08:29,567 --> 00:08:31,667 そりゃ勘違いにも程があらあな 192 00:08:31,868 --> 00:08:33,834 そもそも 俺は最初から剣なんて 193 00:08:34,501 --> 00:08:35,767 使ってねえよ 194 00:08:42,367 --> 00:08:43,000 バカな! 195 00:08:44,000 --> 00:08:45,300 そんなバカな! 196 00:08:45,934 --> 00:08:48,968 刃たり得るは 鋼だけとでも思っていたか? 197 00:08:49,100 --> 00:08:50,400 甘いぜ 坊主 198 00:08:50,601 --> 00:08:52,834 十分に練った気を込めればなあ 199 00:08:53,033 --> 00:08:55,300 紙や布でも 肉を切り裂き 200 00:08:56,200 --> 00:08:57,234 骨を断つ! 201 00:08:58,434 --> 00:09:00,200 貴様 いったい何者だ! 202 00:09:00,300 --> 00:09:01,801 人呼んで刃無鋒 203 00:09:01,901 --> 00:09:02,767 だそうだ 204 00:09:02,801 --> 00:09:04,267 さっき決まったばっかりだがな 205 00:09:04,467 --> 00:09:05,601 すっげえ 206 00:09:07,434 --> 00:09:10,434 さて 引くなら 追わんが? 207 00:09:11,467 --> 00:09:13,267 ぬっ おのれえ 208 00:09:13,868 --> 00:09:16,234 へえ 玄鬼宗の底意地 侮るな! 209 00:09:17,501 --> 00:09:18,367 枯骨(ここつ) 210 00:09:19,501 --> 00:09:20,367 朽心(きゅうしん)! 211 00:09:22,901 --> 00:09:24,534 へやああー! 212 00:09:25,167 --> 00:09:26,434 拙劍無式(せっけんむしき) 213 00:09:27,534 --> 00:09:28,868 鬼神辟易(きしんへきえき)! 214 00:09:30,601 --> 00:09:31,434 ぬううわ! 215 00:09:33,200 --> 00:09:33,634 うおっ 216 00:09:33,868 --> 00:09:34,534 おうら! 217 00:09:35,033 --> 00:09:35,767 うわー があ 218 00:09:38,767 --> 00:09:39,868 ぐああー 219 00:09:45,534 --> 00:09:46,767 バカ野郎が 220 00:09:47,567 --> 00:09:49,367 逃げて生き永らえとけば 221 00:09:49,701 --> 00:09:52,634 鍛え直して 俺に勝つ目だって あっただろうに 222 00:09:54,100 --> 00:09:54,734 ふん 223 00:09:58,300 --> 00:09:59,200 あんた 224 00:09:59,601 --> 00:10:01,067 今まで ずっと この剣で? 225 00:10:01,968 --> 00:10:03,234 いいもんだろう? 226 00:10:03,667 --> 00:10:05,000 濡れても錆びないし 227 00:10:05,567 --> 00:10:08,334 手入れも楽で へっ 何より軽い 228 00:10:08,801 --> 00:10:11,601 長旅で持ち歩くには うってつけだ 229 00:10:11,868 --> 00:10:15,667 でも 木刀で真剣と鍔迫り合うなんて 230 00:10:16,067 --> 00:10:20,133 そこまで見事な気功術を こうも易々と 231 00:10:20,501 --> 00:10:22,200 易々なもんかい 232 00:10:22,667 --> 00:10:25,267 めちゃくちゃ疲れるし 内側も鈍る 233 00:10:25,734 --> 00:10:27,701 もう へとへとだっつーの 234 00:10:28,434 --> 00:10:32,868 普通の剣を使えば済むのに 何で そんな難儀な真似を 235 00:10:33,334 --> 00:10:36,534 人を切るのが難儀なのは 当然だろ? 236 00:10:37,501 --> 00:10:38,400 ああ 237 00:10:40,334 --> 00:10:42,367 どこまで技を極めようとなあ 238 00:10:42,701 --> 00:10:45,667 剣を振るうのが 軽々しく簡単になっちゃいけねえよ 239 00:10:45,834 --> 00:10:48,834 だが 俺ぐらい性根が俗物となると 240 00:10:48,868 --> 00:10:51,434 常に自分を戒めてるのも面倒なんでなあ 241 00:10:51,567 --> 00:10:54,734 いっそ刃の付いた剣なんぞ 持ち歩かない方がいい 242 00:10:54,968 --> 00:10:59,067 殺無生(せつ むしょう)は その剣が 本物の鉄だと思い込んだせいで 243 00:10:59,100 --> 00:11:01,367 切れ味が鈍いと侮っていたのですね 244 00:11:01,434 --> 00:11:02,200 うーん 245 00:11:03,300 --> 00:11:04,901 西幽から来た あんたは 246 00:11:05,167 --> 00:11:07,100 鳴鳳決殺や 掠風竊塵(りょうふうせつじん)の 247 00:11:07,167 --> 00:11:08,934 名前を知らなかったわけだよな? 248 00:11:09,400 --> 00:11:10,300 うん まあな 249 00:11:10,968 --> 00:11:14,501 ってことは あいつらと同じくらい 名を馳せた英雄が 250 00:11:14,601 --> 00:11:18,467 もし 西幽にいたとしても 東離にいる俺たちは知るはずもねえ 251 00:11:18,567 --> 00:11:19,200 ってことだ 252 00:11:19,734 --> 00:11:20,834 あんた まさか 253 00:11:21,367 --> 00:11:24,467 ああ 今の俺は 刃無鋒の殤不患(しょう ふかん) 254 00:11:24,767 --> 00:11:26,968 いいじゃねえかよ もう それで 255 00:11:29,334 --> 00:11:30,367 さあてと 256 00:11:30,901 --> 00:11:32,501 ところで 護印師のお嬢さん 257 00:11:33,400 --> 00:11:36,734 こっから鍛劍祠までの道順を 教えちゃくれないか 258 00:11:45,901 --> 00:11:46,400 ふん 259 00:11:46,868 --> 00:11:52,167 守る者がいなくなっても 結界だけは十全に働いているわけか 260 00:11:53,601 --> 00:11:56,534 先回りしたは いいものの この違和感 261 00:11:56,934 --> 00:12:01,634 私は蔑天骸という男を 見図り損ねているのでは あるまいか 262 00:12:10,734 --> 00:12:11,834 護印師の預かる 263 00:12:11,934 --> 00:12:16,367 神誨魔械(しんかいまかい)を 我が物にせんという思い上がった野望 264 00:12:16,734 --> 00:12:21,033 それこそが 私の奪うべき 驕慢の心と見定めていたが 265 00:12:21,767 --> 00:12:25,234 あの森羅枯骨(しんらここつ)にとって 天刑劍という秘宝は 266 00:12:25,267 --> 00:12:27,300 そこまでの価値を持つのか 267 00:12:28,467 --> 00:12:30,367 果たして 本当に 268 00:12:32,968 --> 00:12:33,467 ふんん? 269 00:12:43,434 --> 00:12:44,667 待たせたかな? 270 00:12:44,767 --> 00:12:45,701 蔑天骸 271 00:12:45,801 --> 00:12:46,667 いいや 272 00:12:46,801 --> 00:12:49,200 こちらも たった今到着したところだ 273 00:12:49,534 --> 00:12:50,501 して 首尾は? 274 00:12:51,400 --> 00:12:53,133 ご覧のとおりに 275 00:13:02,501 --> 00:13:03,501 うーん 276 00:13:04,400 --> 00:13:05,367 見事 277 00:13:05,901 --> 00:13:08,000 諸君らの助力によって 278 00:13:08,300 --> 00:13:12,901 あの掠風竊塵の計略に まんまと先んじることが叶った 279 00:13:13,601 --> 00:13:14,968 礼を言う 280 00:13:16,267 --> 00:13:20,501 感謝の程は 報酬で示していただければ 281 00:13:21,033 --> 00:13:22,634 それで結構 282 00:13:23,567 --> 00:13:25,467 んっふふふ… 283 00:13:29,501 --> 00:13:30,501 さあ 284 00:13:30,868 --> 00:13:33,968 いよいよ 我が悲願 成就の時 285 00:13:45,000 --> 00:13:47,367 あんたに1つ 確かめておきたいんだが 286 00:13:47,667 --> 00:13:49,400 はい 何でしょうか 287 00:13:50,234 --> 00:13:53,567 窮暮之戰(きゅうぼのせん)で 天刑劍が退治した魔神ってのは 288 00:13:53,701 --> 00:13:55,534 妖荼黎(ようじゃれい)って奴で 間違いないか 289 00:13:55,701 --> 00:13:59,033 ええ 伝承では そのように語り継がれています 290 00:13:59,234 --> 00:14:02,033 妖荼黎は 魔界に追い返されたんじゃなく 291 00:14:02,100 --> 00:14:04,200 この地上で完全に滅ぼされたのか 292 00:14:04,667 --> 00:14:06,534 いえ それは… 293 00:14:07,200 --> 00:14:11,534 そもそも魔神には 死や滅びといった 概念がありません 294 00:14:12,267 --> 00:14:14,300 その形を破壊しようとも 295 00:14:14,400 --> 00:14:19,133 新たな肉体で 何度でも蘇るのが 魔神たちの恐ろしさです 296 00:14:19,601 --> 00:14:21,434 故に神誨魔械とは 297 00:14:21,767 --> 00:14:25,701 彼らを魔界へと 退散せしめるためだけの宝具なのです 298 00:14:26,100 --> 00:14:28,868 天刑劍も その例に漏れません 299 00:14:29,033 --> 00:14:32,734 じゃあ 妖荼黎ってのも 魔界に戻ってるはずなんだよなあ 300 00:14:33,000 --> 00:14:36,167 でも あんたは魔界に行って 確かめたわけでもないと 301 00:14:36,701 --> 00:14:39,467 何か 気になることが おありなのですか? 302 00:14:39,901 --> 00:14:41,067 まあなあ 303 00:14:41,400 --> 00:14:42,200 ああ ともかく 304 00:14:42,267 --> 00:14:43,334 今は先を急ごう 305 00:14:56,968 --> 00:14:59,200 これが 天刑劍 306 00:14:59,567 --> 00:15:02,667 魔神をも滅ぼす その力とは 307 00:15:02,901 --> 00:15:05,701 果たしていかなる ものなのか 308 00:15:14,367 --> 00:15:14,801 ふん 309 00:15:15,601 --> 00:15:16,501 さあ 310 00:15:17,267 --> 00:15:18,901 我が手の中で 311 00:15:19,234 --> 00:15:22,367 200年の眠りから目覚めよ 312 00:15:22,968 --> 00:15:24,834 天刑劍! 313 00:15:27,634 --> 00:15:28,133 だ あっ 314 00:15:28,868 --> 00:15:29,501 おお 315 00:15:35,767 --> 00:15:40,133 はははは… 316 00:15:43,968 --> 00:15:44,834 うーん 317 00:15:48,567 --> 00:15:50,167 な 何なのだ 318 00:15:50,501 --> 00:15:51,834 この揺れは? 319 00:16:06,267 --> 00:16:07,100 ん うん? 320 00:16:08,200 --> 00:16:08,934 あっ 321 00:16:09,300 --> 00:16:10,267 あれは いったい 322 00:16:10,434 --> 00:16:12,667 あっははは… 323 00:16:12,868 --> 00:16:16,734 やはりか やはり そうだったか 324 00:16:18,033 --> 00:16:18,734 刑亥 325 00:16:19,100 --> 00:16:20,033 どうなっている? 326 00:16:21,033 --> 00:16:23,234 あの化け物は いったい何のだ? 327 00:16:23,734 --> 00:16:25,300 おののくが いい 328 00:16:25,834 --> 00:16:27,601 ひれ伏すが いい 329 00:16:28,000 --> 00:16:29,667 あの お姿こそは 330 00:16:30,033 --> 00:16:32,300 魔神 妖荼黎 331 00:16:33,801 --> 00:16:36,901 長き眠りの果てに 忘却されし 332 00:16:36,934 --> 00:16:38,834 破壊の化身 333 00:16:39,501 --> 00:16:42,634 倒されたのでは なかったのか? 334 00:16:42,801 --> 00:16:43,434 ふんっ 335 00:16:43,634 --> 00:16:45,200 思い上がるな 336 00:16:45,467 --> 00:16:48,567 盤古にして不滅の我らが神々を 337 00:16:48,934 --> 00:16:53,567 神仙風情が 急ごしらえの宝具で 殲滅するなど 338 00:16:53,667 --> 00:16:55,400 笑止千万 339 00:16:57,067 --> 00:17:00,834 こうして眠らせたまま 時を止める程度が 340 00:17:01,267 --> 00:17:04,200 関の山といったところさ 341 00:17:05,300 --> 00:17:07,701 では 天刑劍の封印とは 342 00:17:08,000 --> 00:17:10,667 ただ剣の持ち出しを 禁じていたのではなく 343 00:17:11,133 --> 00:17:13,501 あの魔神を封じておくための 344 00:17:13,834 --> 00:17:16,100 なるほど そうであったか 345 00:17:16,801 --> 00:17:18,067 森羅枯骨 346 00:17:18,334 --> 00:17:20,467 その剣を台座に戻せ! 347 00:17:20,901 --> 00:17:22,501 奴は まだ眠っている 348 00:17:22,968 --> 00:17:24,501 今なら まだ間に合う 349 00:17:24,767 --> 00:17:26,000 何だと? 350 00:17:26,701 --> 00:17:29,267 あの魔神が 再び地上に解き放たれれば 351 00:17:29,467 --> 00:17:31,067 窮暮之戰の再来だ 352 00:17:31,467 --> 00:17:34,367 生きとし生ける者 全てが殺し尽くされる 353 00:17:34,801 --> 00:17:36,801 俺も貴様も 例外ではない! 354 00:17:38,501 --> 00:17:39,067 うっ 355 00:17:41,400 --> 00:17:41,901 なっ あっ 356 00:17:42,267 --> 00:17:44,300 邪魔をしないでもらおうか 357 00:17:44,534 --> 00:17:44,968 ふんっ 358 00:17:45,601 --> 00:17:46,167 うわあ 359 00:17:47,734 --> 00:17:48,300 ああっ 360 00:17:48,667 --> 00:17:49,667 うおわ 361 00:17:52,300 --> 00:17:52,968 だっ 362 00:17:53,267 --> 00:17:53,834 かえ 363 00:17:55,601 --> 00:17:56,234 ん のおっ 364 00:17:56,634 --> 00:17:57,701 何を! ぐっ 365 00:17:58,567 --> 00:18:03,334 貴様らと共に 天刑劍を求めた理由は ただ1つ 366 00:18:03,834 --> 00:18:06,067 その忌まわしい封印の剣を 367 00:18:06,267 --> 00:18:09,501 鍛劍祠の台座から取り除くためだ 368 00:18:10,400 --> 00:18:10,834 ふっ 369 00:18:11,567 --> 00:18:13,067 けっ 刑… 370 00:18:13,434 --> 00:18:16,534 亥… 貴様… 371 00:18:24,534 --> 00:18:24,968 ふっ 372 00:18:27,334 --> 00:18:28,400 なるほど 373 00:18:28,934 --> 00:18:31,634 貴様は 最初から これが狙いだったのか 374 00:18:32,200 --> 00:18:33,801 泣宵(きゅうしょう) 刑亥 375 00:18:34,100 --> 00:18:36,067 妖荼黎の行方は 376 00:18:36,400 --> 00:18:39,834 我ら魔族の間でも 長年の謎だった 377 00:18:40,400 --> 00:18:42,901 この祠を建てた護印師共は 378 00:18:43,133 --> 00:18:46,634 なるほど よく秘密を守ったと言えよう 379 00:18:47,100 --> 00:18:49,334 だが 秘め隠そうとするあまり 380 00:18:49,934 --> 00:18:53,334 子孫たちにすら真実を伝え損なったのは 381 00:18:53,567 --> 00:18:55,501 愚かの極みよな 382 00:18:56,334 --> 00:19:00,734 まあ 天刑劍の封印の真相が 正しく知れ渡っていたなら 383 00:19:01,167 --> 00:19:02,667 この鍛劍祠の守備も 384 00:19:02,934 --> 00:19:07,100 玄鬼宗が攻め落とせるほど 容易いものでは なかっただろうが 385 00:19:07,601 --> 00:19:12,868 その時は 我ら魔族が総出で この祠を襲撃していただろう 386 00:19:13,367 --> 00:19:15,801 人間どもの判断は正しい 387 00:19:16,634 --> 00:19:17,734 私とて 388 00:19:17,968 --> 00:19:21,100 天刑劍の正体について 確証を持つまでは 389 00:19:21,334 --> 00:19:24,000 おいそれと手が出せなかった 390 00:19:24,501 --> 00:19:27,300 ふっ ふふふふ ははは 391 00:19:27,601 --> 00:19:31,934 元より おのれの都合で 動いていたというならば 392 00:19:32,267 --> 00:19:35,033 鍔の謝礼は必要あるまい 393 00:19:35,734 --> 00:19:37,167 さて 人間よ 394 00:19:37,334 --> 00:19:38,834 改めて問うが 395 00:19:39,567 --> 00:19:41,501 その剣を どうする? 396 00:19:42,267 --> 00:19:44,267 もし 俺の気が変わり 397 00:19:44,701 --> 00:19:49,000 この場で再び 妖荼黎を 封印しようと思ったら? 398 00:19:49,067 --> 00:19:52,367 その時は 私と戦う羽目になる 399 00:19:53,167 --> 00:19:57,000 地上界の命運を懸けた 一戦となろうがなあ 400 00:19:57,701 --> 00:19:58,300 ふん 401 00:19:58,901 --> 00:20:00,801 それには及ばぬ 402 00:20:02,501 --> 00:20:05,400 魔神復活 望むところだ 403 00:20:05,834 --> 00:20:08,267 乱世こそは 剣の天下 404 00:20:08,868 --> 00:20:11,534 俺の歩む道に相応しい 405 00:20:12,601 --> 00:20:14,667 あっはっはっは… 406 00:20:14,734 --> 00:20:16,000 愚かな 407 00:20:16,267 --> 00:20:18,167 全くもって愚かな 408 00:20:18,734 --> 00:20:22,200 これだから人間というやつは 度し難い 409 00:20:23,000 --> 00:20:25,767 どうせ妖荼黎を封じるならば 410 00:20:26,634 --> 00:20:30,467 ひととおり世界が 破壊し尽くされてからがいい 411 00:20:30,767 --> 00:20:32,501 そうすれば 俺の名は 412 00:20:32,534 --> 00:20:36,868 救世主として 崇め奉られることになろうさ 413 00:20:37,167 --> 00:20:38,367 なるほど 414 00:20:38,634 --> 00:20:41,100 次に会う時は敵同士 415 00:20:41,334 --> 00:20:42,868 と いうことか 416 00:20:44,067 --> 00:20:45,267 よかろう 417 00:20:46,300 --> 00:20:48,133 その思い上がりは 418 00:20:48,701 --> 00:20:51,734 再会の折に正すとしよう 419 00:20:52,167 --> 00:20:53,767 励めよ 刑亥 420 00:20:54,167 --> 00:20:58,100 寝ぼけ眼の魔神殿を 完全に叩き起こすには 421 00:20:59,000 --> 00:21:02,334 あと もう ひと押しの儀式が必要であろう 422 00:21:02,834 --> 00:21:05,400 急がねば 誰かに感づかれるぞ 423 00:21:05,834 --> 00:21:08,968 では しばしの別れだ 森羅枯骨 424 00:21:09,133 --> 00:21:12,701 阿鼻叫喚の地獄で 再び相まみえようぞ 425 00:21:25,968 --> 00:21:26,868 さて 426 00:21:27,100 --> 00:21:30,200 そこにいるのは分かっているぞ 掠風竊塵 427 00:21:31,300 --> 00:21:33,767 盗み聞きも 大概にしろ 428 00:21:34,367 --> 00:21:36,334 それを咎められてもなあ 429 00:21:36,367 --> 00:21:39,100 そもそも 私は盗賊なわけだが 430 00:21:43,834 --> 00:21:44,534 見よ 431 00:21:45,100 --> 00:21:48,334 天刑劍は 既に我が手の中に 432 00:21:48,667 --> 00:21:50,968 お前はどうだ 凜雪鴉(りん せつあ) 433 00:21:51,767 --> 00:21:56,801 こそこそ物陰を這いまわり 浅はかな策を弄した末に 434 00:21:57,367 --> 00:21:59,701 いったい何を得た 435 00:22:00,801 --> 00:22:02,501 手に入れたとも 436 00:22:02,734 --> 00:22:07,133 ついさっき 屋根裏からの 盗み聞きで 肝心な答えを 437 00:22:07,367 --> 00:22:11,033 蔑天骸 お前という男の覇者の気風 438 00:22:11,067 --> 00:22:13,067 すなわち 驕慢の在り方 439 00:22:13,267 --> 00:22:15,100 今度こそ突き止めたぞ 440 00:22:15,167 --> 00:22:18,634 この私が 盗み奪うべき宝の在りかをな 441 00:22:19,501 --> 00:22:20,534 ほーう 442 00:22:20,767 --> 00:22:24,667 天刑劍の真実には 期待を裏切られたはずなのに 443 00:22:24,968 --> 00:22:27,734 お前は何の落胆もせぬばかりか 444 00:22:27,934 --> 00:22:32,601 世界を滅ぼす魔神の復活すら 素知らぬ顔で見過ごした 445 00:22:32,901 --> 00:22:35,167 夢破れることの幻滅も 446 00:22:35,300 --> 00:22:37,334 未来への恐怖も無い 447 00:22:37,534 --> 00:22:43,167 既に おのれ1人で完結し 満ち足りている男 それがお前だ 448 00:22:43,634 --> 00:22:46,067 その欲望も喜びも 449 00:22:46,167 --> 00:22:48,467 おのれの内側にしか無い 450 00:22:51,534 --> 00:22:54,534 つまり お前が語る最強の剣とは 451 00:22:54,634 --> 00:22:57,767 霊験あらたかな神誨魔械などではなく 452 00:22:57,801 --> 00:23:02,033 秘めたるままに磨き上げた 自らの剣術 そのもの 453 00:23:02,267 --> 00:23:05,133 おのれの技前を至高と誇るが故に 454 00:23:05,167 --> 00:23:09,834 それに釣り合う至高の武器として 天刑劍を欲したまでのこと 455 00:23:10,000 --> 00:23:11,234 そのとおり 456 00:23:11,400 --> 00:23:13,868 無敗にして無敵の剣術こそが 457 00:23:14,133 --> 00:23:16,834 俺の誇りの寄って立つところだ 458 00:23:17,000 --> 00:23:21,701 こればかりは盗賊の手管で かすめ取るわけにはいくまい 459 00:23:21,834 --> 00:23:22,567 ああ 460 00:23:22,734 --> 00:23:28,200 狙う得物が そんな武骨な物ならば 精妙な盗みの技に訴えるまでもなく 461 00:23:28,367 --> 00:23:31,801 ただ真っ向から 打ち砕くのみにて 事足りる 462 00:23:40,901 --> 00:23:43,067 呼び覚まされた盤古の呪い 463 00:23:43,300 --> 00:23:45,133 滅びを告げる神の声 464 00:23:45,400 --> 00:23:47,467 驚天動地の幻想奇譚 465 00:23:47,601 --> 00:23:49,834 いよいよ 締めの大勝負