1 00:01:45,872 --> 00:01:48,375 (アース)あっ…。 (ナタルニアの鳴き声) 2 00:01:48,375 --> 00:01:50,377 (鳴き声) 3 00:01:50,377 --> 00:01:52,379 あっ ドラゴン? 4 00:01:56,717 --> 00:02:00,654 消えていく… こいつら NPCだったのか。 5 00:02:00,654 --> 00:02:04,658 ガァー! アウッ! 6 00:02:04,658 --> 00:02:10,330 さすがに これを見捨てるのは 後味が悪すぎるよな。 7 00:02:10,330 --> 00:02:13,667 よっと…。 8 00:02:13,667 --> 00:02:16,503 アウッ アウッ アウアッ ウアッ…。 おっ… なんだ? 9 00:02:16,503 --> 00:02:20,173 え~っと ごはん… とか? アァー! 10 00:02:20,173 --> 00:02:23,010 う~ん…。 11 00:02:23,010 --> 00:02:25,012 これでいいか? 12 00:02:25,012 --> 00:02:27,314 アウー…。 んっ! 13 00:02:29,683 --> 00:02:31,852 ハァ…。 14 00:02:31,852 --> 00:02:37,357 さて 助けたはいいが どうしようか。 う~ん…。 15 00:02:37,357 --> 00:02:41,862 ファストに戻るのは… うん…。 16 00:02:41,862 --> 00:02:44,865 (ざわめき) 17 00:02:44,865 --> 00:02:48,035 うぅ… 目立つだろうから ないな。 18 00:02:48,035 --> 00:02:51,204 となると 妖精国か? 19 00:02:51,204 --> 00:02:54,374 しかし この子を連れていくことで➡ 20 00:02:54,374 --> 00:02:59,046 何か 大きな問題に 発展してしまう可能性も…。 21 00:02:59,046 --> 00:03:02,149 フゥ…。 アウッ アウッ! 22 00:03:02,149 --> 00:03:06,319 何はともあれ まずは 食料の確保だな。 23 00:03:06,319 --> 00:03:10,323 ちょうど 新しい弓の調子も 試したかったところだし…。 24 00:03:17,831 --> 00:03:20,167 フッ…。 25 00:03:20,167 --> 00:03:25,839 《どんな生き物も 小さいときは かわいく見えるものだな》 26 00:03:25,839 --> 00:03:29,176 よっと…。 27 00:03:29,176 --> 00:03:32,679 あっ… あっ? あっ…。 ウッ…。 28 00:03:32,679 --> 00:03:36,516 なんだ? これも欲しいのか? (ナタルニア)アウッ! 29 00:03:36,516 --> 00:03:39,519 しかたないな ちょっと待ってろ。 30 00:03:41,855 --> 00:03:47,861 (寝息) 31 00:03:47,861 --> 00:03:49,863 《まさか…》 32 00:03:52,032 --> 00:03:54,034 ⦅ハァー…。 ハアッ!⦆ 33 00:03:54,034 --> 00:03:57,871 《アース:こんなに食べるとは…》 ⦅ハグッ… ナアー!⦆ 34 00:03:57,871 --> 00:03:59,873 フゥ…。 35 00:03:59,873 --> 00:04:03,477 旅は道連れ 世は情けというが…。 36 00:04:03,477 --> 00:04:07,314 それは ドラゴンにも当てはまるってことか。 37 00:04:07,314 --> 00:04:09,483 さてと…。 38 00:04:09,483 --> 00:04:12,486 クィーン すまないが ちょっと 顔を出せるか? 39 00:04:12,486 --> 00:04:14,654 (フェアリークィーン) はいは~い! 呼ばれて 登場! 40 00:04:14,654 --> 00:04:16,823 あなたの 恋のお相手こと➡ 41 00:04:16,823 --> 00:04:19,326 クィーンちゃんです! うっ…。 42 00:04:19,326 --> 00:04:22,162 悪いが クィーン 緊急事態だ。 43 00:04:22,162 --> 00:04:24,164 緊急事態? 44 00:04:24,164 --> 00:04:28,502 え~!? どうして レッド・ドラゴンの子どもが ここに? 45 00:04:28,502 --> 00:04:31,171 やっぱり 大問題か。 46 00:04:31,171 --> 00:04:33,173 実はな…。 47 00:04:33,173 --> 00:04:35,675 話は わかりました。 48 00:04:35,675 --> 00:04:39,346 が… 正直 かなり まずいですね。 そんなにか? 49 00:04:39,346 --> 00:04:42,682 ドラゴン族は その強大な力が➡ 50 00:04:42,682 --> 00:04:45,352 無用な争いを 生むことがないよう➡ 51 00:04:45,352 --> 00:04:47,854 国の外に 出ないようにしていますから。 52 00:04:47,854 --> 00:04:51,191 ドラゴン族? 龍族とは違うのか? 53 00:04:51,191 --> 00:04:56,696 ええ。 どちらも 強大な力を 持っているのは同じですが➡ 54 00:04:56,696 --> 00:04:59,866 龍族は その力の制御に成功し➡ 55 00:04:59,866 --> 00:05:03,637 他の種族との 共存を図り始めています。 56 00:05:03,637 --> 00:05:07,140 しかし ドラゴン族は 力の制御を放棄し➡ 57 00:05:07,140 --> 00:05:09,643 周囲との関係を断っているのです。 58 00:05:09,643 --> 00:05:12,312 力の制御を放棄? 59 00:05:12,312 --> 00:05:14,314 (フェアリークィーン)更に まずいことに➡ 60 00:05:14,314 --> 00:05:17,484 その子は レッド・ドラゴン…。 どういう意味だ? 61 00:05:17,484 --> 00:05:21,154 レッド・ドラゴンは 特に強い力を持ち➡ 62 00:05:21,154 --> 00:05:25,992 国の象徴としても祭られている ドラゴン国の皇族なのです。 63 00:05:25,992 --> 00:05:28,829 なっ… そんな子が さらわれたって…。 64 00:05:28,829 --> 00:05:31,164 ええ 大問題です。 65 00:05:31,164 --> 00:05:34,834 彼らが知れば 怒りのあまり 何をしでかすか…。 66 00:05:34,834 --> 00:05:38,505 あっ…。 あっ? (ゼファーナ)女王陛下 大変です! 67 00:05:38,505 --> 00:05:42,342 レッド・ドラゴンが 高速で こちらに接近してきております。 68 00:05:42,342 --> 00:05:46,513 今すぐ 城に お戻りを…。 69 00:05:46,513 --> 00:05:50,016 うっ… あっ…。 70 00:05:50,016 --> 00:05:53,687 こっ… この ばか女王! なんてことをしてくれてんですか。 71 00:05:53,687 --> 00:05:57,023 よりにもよって レッド・ドラゴンの子を さらうなんて! 72 00:05:57,023 --> 00:06:01,294 ばっ… ばかとは 何よ? いくら 私でも そんなこと しないわよ! 73 00:06:01,294 --> 00:06:03,463 じゃあ その子は なんなんですか? 74 00:06:03,463 --> 00:06:06,466 これは アース様が! あっ…。 75 00:06:06,466 --> 00:06:09,803 で… そのドラゴンは どの方角から来るんだ? 76 00:06:09,803 --> 00:06:11,805 えっ? 77 00:06:18,311 --> 00:06:20,513 あっ 来ました。 78 00:06:22,482 --> 00:06:24,484 あっ…。 79 00:06:27,988 --> 00:06:29,990 ウッ…。 80 00:06:29,990 --> 00:06:33,827 《でかい! こんなのが暴れたら 一大事だぞ!》 81 00:06:33,827 --> 00:06:38,498 (イグラオン)お前か? 我らが子を さらったのは。 82 00:06:38,498 --> 00:06:41,001 うっ… 頭に 直接? 83 00:06:41,001 --> 00:06:43,670 お待ちください この方は…。 84 00:06:43,670 --> 00:06:46,506 (イグラオン)黙れ フェアリークィーン。 85 00:06:46,506 --> 00:06:50,510 我らは 今 この者と話している。 86 00:06:52,512 --> 00:06:55,682 ハァ…。 (イグラオン)人の子よ 答えよ。 87 00:06:55,682 --> 00:06:58,018 なぜ 我らが子を さらった? 88 00:06:58,018 --> 00:07:00,453 その理由は不明だ! 89 00:07:00,453 --> 00:07:03,957 犯人と思われる者たちは すでに死んでいる。 90 00:07:03,957 --> 00:07:07,460 自分は この子を 保護しただけにすぎない。 91 00:07:07,460 --> 00:07:11,965 そのような世まい言 我らが信じると思うか! 92 00:07:11,965 --> 00:07:14,467 あなた方が疑うのは 当然だ。 93 00:07:14,467 --> 00:07:17,070 だが 自分は 事実を話している! 94 00:07:19,139 --> 00:07:21,641 んっ…。 95 00:07:21,641 --> 00:07:27,547 よかろう。 であれば 我らが子を 我が元に連れてこい。 96 00:07:29,482 --> 00:07:32,986 (イグラオン)そうすれば その勇気に敬意を払い➡ 97 00:07:32,986 --> 00:07:36,156 お前の言葉を信じるとしよう。 98 00:07:36,156 --> 00:07:38,992 アース様…。 大丈夫。 99 00:07:38,992 --> 00:07:41,995 ウゥ…。 大丈夫だ。 100 00:07:41,995 --> 00:07:43,997 フゥー…。 101 00:07:51,838 --> 00:07:53,840 んっ…。 102 00:08:01,948 --> 00:08:03,950 フゥ…。 103 00:08:03,950 --> 00:08:06,453 お~ 我らが子よ! 104 00:08:09,122 --> 00:08:12,292 すまなかったな 人の子よ。 105 00:08:12,292 --> 00:08:15,295 今 我らの子の記憶を見た。 106 00:08:15,295 --> 00:08:18,798 お前の言葉は 確かに 真実だったようだ。 107 00:08:18,798 --> 00:08:20,800 ハァ…。 ハァ…。 108 00:08:20,800 --> 00:08:24,471 食事も与えてくれたようだな 感謝する。 109 00:08:24,471 --> 00:08:29,476 加えて 無用な疑いをかけたことの わびもしたい。 110 00:08:29,476 --> 00:08:31,644 なんなりと 願いを言え。 111 00:08:31,644 --> 00:08:33,646 では 遠慮なく。 112 00:08:33,646 --> 00:08:35,982 今回のことで 妖精国に➡ 113 00:08:35,982 --> 00:08:38,985 疑いを持たないでいただきたい。 あっ…。 114 00:08:38,985 --> 00:08:41,154 それから ここでの出会いを➡ 115 00:08:41,154 --> 00:08:43,156 なかったことにしていただきたい。 116 00:08:43,156 --> 00:08:46,326 妖精国のことは わかるが➡ 117 00:08:46,326 --> 00:08:49,496 出会いを なかったことにしろというのは? 118 00:08:49,496 --> 00:08:53,833 自分は 静寂を好みます。 目立ちたくないのです。 119 00:08:53,833 --> 00:08:59,672 我らに対して 隔意があるわけでは ないのだな。 ならば よい。 120 00:08:59,672 --> 00:09:04,077 うむ… その願い 確かに聞き届けた。 121 00:09:06,613 --> 00:09:09,949 では 我らは帰るとしよう。 122 00:09:09,949 --> 00:09:12,452 さらばだ 人の子よ。 123 00:09:12,452 --> 00:09:16,456 (フェアリークィーン/アース) うっ… ぐっ… くっ… うっ…。 124 00:09:16,456 --> 00:09:18,558 くっ…。 うっ…。 125 00:09:28,968 --> 00:09:30,970 フゥ…。 126 00:09:30,970 --> 00:09:33,473 うまくいきましたね。 127 00:09:33,473 --> 00:09:35,809 ああ なんとかな。 128 00:09:35,809 --> 00:09:38,812 妖精国のことまで 気にかけていただいて➡ 129 00:09:38,812 --> 00:09:42,649 ありがとうございます。 女王として お礼を言います。 130 00:09:42,649 --> 00:09:44,984 《「女王として」ね。 131 00:09:44,984 --> 00:09:47,654 こいつも 成長してるんだな》 132 00:09:47,654 --> 00:09:50,156 このあとは どうされるのです? 133 00:09:50,156 --> 00:09:53,159 ご予定がなければ 今回のお礼もしたいので➡ 134 00:09:53,159 --> 00:09:55,161 城に いらっしゃいませんか? 135 00:09:55,161 --> 00:09:58,665 う~ん 行くなら 城より街かな。 136 00:09:58,665 --> 00:10:01,167 そろそろ 仕事を受けておきたいし。 137 00:10:01,167 --> 00:10:03,169 そうですか。 138 00:10:03,169 --> 00:10:06,840 では そちらまで お送りしましょう。 ピカーシャ! 139 00:10:06,840 --> 00:10:10,343 (ピカーシャ)ピュイー! ピュピュピュ ピュイ! 140 00:10:10,343 --> 00:10:14,180 ありがとう。 それと 今回の…。 わかってます。 141 00:10:14,180 --> 00:10:18,518 今回の件 アース様が 関わったことは伏せておきます。 142 00:10:18,518 --> 00:10:23,356 助かる。 これ以上 目立つのは 勘弁だからな。 143 00:10:23,356 --> 00:10:25,859 それじゃ 頼んだぞ。 144 00:10:25,859 --> 00:10:27,861 はい お任せください。 145 00:10:30,530 --> 00:10:32,532 (アース)えっ? 146 00:10:32,532 --> 00:10:35,702 うそだろ? 147 00:10:35,702 --> 00:10:38,371 仕事が ほとんどない。 148 00:10:38,371 --> 00:10:42,208 ああ あなた ここに来るのは初めてなのね。 149 00:10:42,208 --> 00:10:46,379 あの… この辺りでは 冒険者の 需要って 少ないんですか? 150 00:10:46,379 --> 00:10:48,381 いや そうじゃないよ。 151 00:10:48,381 --> 00:10:51,050 最初は いっぱい 依頼があったんだよ。 152 00:10:51,050 --> 00:10:55,388 でも 人族の冒険者さんが どんどん 受けてくれてね。 153 00:10:55,388 --> 00:10:58,725 今は どこの宿屋も そんな感じなの。 154 00:10:58,725 --> 00:11:01,160 そうですか…。 155 00:11:01,160 --> 00:11:03,163 参ったな。 156 00:11:03,163 --> 00:11:05,331 そんなに 仕事が欲しいなら➡ 157 00:11:05,331 --> 00:11:09,168 泊まっていくついでに うちで 下働きでもしていくかい? 158 00:11:09,168 --> 00:11:11,170 えっ? 159 00:11:11,170 --> 00:11:13,506 7番テーブルさん 上がったよ! 160 00:11:13,506 --> 00:11:15,508 は~い! 161 00:11:15,508 --> 00:11:18,678 うぅ… うぅ…。 162 00:11:18,678 --> 00:11:22,015 ご注文 確認しますね。 まず…。 163 00:11:22,015 --> 00:11:25,351 お~い こっちの まだ来てないぞ! 164 00:11:25,351 --> 00:11:27,353 すみませ~ん! 165 00:11:31,191 --> 00:11:33,192 って どうして 料理まで? 166 00:11:33,192 --> 00:11:35,862 次の注文 これね! はい!? 167 00:11:35,862 --> 00:11:40,199 《これじゃあ まんま 居酒屋のバイトじゃないか!》 168 00:11:40,199 --> 00:11:42,702 おっ… 終わった…。 169 00:11:42,702 --> 00:11:45,538 いや~ お疲れさん。 んっ…。 170 00:11:45,538 --> 00:11:49,542 あんたが助っ人に入ってくれて 助かったよ。 171 00:11:49,542 --> 00:11:53,880 はい これ お給金。 ありがとうございます。 172 00:11:53,880 --> 00:11:56,883 じゃあ 今日は これで休みます。 173 00:11:56,883 --> 00:11:59,586 お疲れさん いい夢 見なよ! 174 00:12:03,823 --> 00:12:06,826 ドラゴンの子どもを 拾ったと思ったら➡ 175 00:12:06,826 --> 00:12:09,662 居酒屋バイトで てんてこまいって…。 176 00:12:09,662 --> 00:12:11,864 恐るべし ワンモア…。 177 00:12:15,335 --> 00:12:17,670 フゥー…。 178 00:12:17,670 --> 00:12:20,840 けど まあ こういうのも ありかもな。 179 00:12:20,840 --> 00:12:23,843 金を稼いで 自分の店を出す。 180 00:12:23,843 --> 00:12:25,845 そんなプレイも…。 181 00:12:25,845 --> 00:12:32,852 しかし プレイスタイルの幅が 広すぎやしないか? このゲーム。 182 00:12:32,852 --> 00:12:39,359 では 満場一致で ワンモアの運営は 続行ということで よいな? 183 00:12:39,359 --> 00:12:43,863 (一同)うん。 よいよい 最上の結果じゃ。 184 00:12:43,863 --> 00:12:46,199 それは いいけどよ じいさん➡ 185 00:12:46,199 --> 00:12:49,369 肝心の2人の様子は どうなんだ? 186 00:12:49,369 --> 00:12:53,539 驚け。 あるプレイヤーと 関わるようになって➡ 187 00:12:53,539 --> 00:12:57,877 EAは 笑うように EBは 怒るようになったわい。 188 00:12:57,877 --> 00:13:02,649 ほう…。 私も 最初 見たときは びっくりしたわ。 189 00:13:02,649 --> 00:13:05,818 鉄面皮になりかけていた EA➡ 190 00:13:05,818 --> 00:13:11,157 そんな姉を見て 甘えて こびを売るばかりだった EB。 191 00:13:11,157 --> 00:13:14,327 あの2人が ああも変わるなんてね。 192 00:13:14,327 --> 00:13:19,332 なんと… 娘にばかり あの世界を見せていましたが➡ 193 00:13:19,332 --> 00:13:22,168 そんな人物がいましたか。 フッ…。 194 00:13:22,168 --> 00:13:24,170 おもしろい人よ 彼。 195 00:13:24,170 --> 00:13:26,839 なんだ? そいつを知ってるのか? 196 00:13:26,839 --> 00:13:30,677 ええ 私も プレイヤーだから。 フッ…。 197 00:13:30,677 --> 00:13:35,014 確かに そのプレイヤーへの 興味は尽きないが➡ 198 00:13:35,014 --> 00:13:37,016 それを踏まえれば なおのこと➡ 199 00:13:37,016 --> 00:13:41,354 続行の方針を 崩すわけにはいかないな。 フッ…。 200 00:13:41,354 --> 00:13:47,026 うむ。 AIたちの学習のためにも ワンモアは必要じゃ! 201 00:13:47,026 --> 00:13:49,028 フフフッ…。 202 00:13:53,366 --> 00:13:56,869 死者の挑戦状 PvP大会。 203 00:13:56,869 --> 00:13:59,972 優勝は シルバーのパーティか。 204 00:13:59,972 --> 00:14:03,576 今回は グラッドが 苦汁をなめる結果になったか。 205 00:14:06,813 --> 00:14:09,482 風が気持ちいいな。 206 00:14:09,482 --> 00:14:13,486 こんな のんびりしたプレイ 久しぶりだ。 207 00:14:15,488 --> 00:14:19,659 本当は こういうのを期待して 始めたんだけど➡ 208 00:14:19,659 --> 00:14:25,498 開始早々 何かと目立ってきたからな~。 209 00:14:25,498 --> 00:14:28,668 我ながら 何をしてるんだか。 ハッ…。 210 00:14:28,668 --> 00:14:32,171 まあ 純粋に楽しかったんだよな。 211 00:14:32,171 --> 00:14:35,375 体を 思う存分 動かせるってことが。 212 00:14:37,343 --> 00:14:41,848 《小さいころは 転んで 笑ってを 繰り返してたのに➡ 213 00:14:41,848 --> 00:14:45,351 年を取り 仕事に追われるようになって➡ 214 00:14:45,351 --> 00:14:48,354 体を動かすことも減って…。 215 00:14:48,354 --> 00:14:53,860 気付いたときには 悲しいほど 運動ができない体になっていた。 216 00:14:53,860 --> 00:14:58,531 それなら せめてと飛び込んだ この世界。 217 00:14:58,531 --> 00:15:01,134 昔の自分どころか➡ 218 00:15:01,134 --> 00:15:05,471 現実では 絶対にできない動きが できることが楽しくて…》 219 00:15:05,471 --> 00:15:08,975 んっ…。 220 00:15:08,975 --> 00:15:10,977 《やり過ぎてしまったのだ。 221 00:15:10,977 --> 00:15:12,979 現実の自分は➡ 222 00:15:12,979 --> 00:15:18,818 体も心も 若いときのようには 動いてくれないから…》 223 00:15:18,818 --> 00:15:23,156 あっ… って なんで 泣いてるんだよ。 224 00:15:23,156 --> 00:15:26,325 《だめだな 1人でいると。 225 00:15:26,325 --> 00:15:31,164 余計なことを考えて すぐ 老け込んでしまう。 226 00:15:31,164 --> 00:15:34,667 やっぱり ちょっと騒がしい くらいじゃないと》 227 00:15:37,837 --> 00:15:42,675 《幸い 騒がしい連中は 山ほどいることだしな。 228 00:15:42,675 --> 00:15:45,011 そう思うと あれだな。 229 00:15:45,011 --> 00:15:48,681 あいつらを 少し 邪険にし過ぎてたかもな。 230 00:15:48,681 --> 00:15:50,883 もっと 大事にしてやらないと》 231 00:15:54,520 --> 00:15:56,522 (アース)とは思ったが➡ 232 00:15:56,522 --> 00:15:59,525 いくらなんでも これは いきなりすぎるだろ! 233 00:15:59,525 --> 00:16:01,461 何が? 234 00:16:01,461 --> 00:16:05,465 ハァ… なんでもない。 こっちの話だ。 235 00:16:05,465 --> 00:16:09,635 で? 街に着くなり 呼び出して 一体 なんの用だ? 236 00:16:09,635 --> 00:16:13,472 あなたが 私に 会いたがって いるんじゃないかと思って! 237 00:16:13,472 --> 00:16:15,475 やかましい! ピャッ! 238 00:16:15,475 --> 00:16:18,978 それで そちらは どちら様で? 239 00:16:18,978 --> 00:16:21,314 できれば クィーン陛下から➡ 240 00:16:21,314 --> 00:16:23,316 ご紹介 いただきたかったのですが…。 241 00:16:23,316 --> 00:16:25,318 (せきばらい) 242 00:16:25,318 --> 00:16:29,822 私は グリーン・ドラゴン。 風を操る ドラゴン族の者です。 243 00:16:29,822 --> 00:16:32,658 ドラゴン族? あなた方は➡ 244 00:16:32,658 --> 00:16:36,162 他の種族と関わらないように していると聞いていますが。 245 00:16:36,162 --> 00:16:39,499 我々 グリーン・ドラゴンは 例外なのです。 246 00:16:39,499 --> 00:16:44,170 ドラゴン族としては 力が劣る代わりに 機動力は 随一。 247 00:16:44,170 --> 00:16:46,339 更に 人型にもなれます。 248 00:16:46,339 --> 00:16:50,176 そのため 使者の役目を 務めることがあるのですよ。 249 00:16:50,176 --> 00:16:53,846 なるほど。 あなたの立場は理解しました。 250 00:16:53,846 --> 00:16:58,184 しかし そんな方が 自分に なんの用です? 251 00:16:58,184 --> 00:17:01,787 私が来たことに 心当たりは ございませんか? 252 00:17:01,787 --> 00:17:05,124 そう言われましても…。 253 00:17:05,124 --> 00:17:08,961 レッド・ドラゴンの子どもを お返ししたことくらいしか。 254 00:17:08,961 --> 00:17:11,631 それも なかったことに してもらったはずですし。 255 00:17:11,631 --> 00:17:16,469 ええ。 実は そのお嬢様に 問題が発生しているのです。 256 00:17:16,469 --> 00:17:18,804 問題? はい。 257 00:17:18,804 --> 00:17:21,107 国に戻られた お嬢様ですが…。 258 00:17:24,977 --> 00:17:26,979 あまり 食事をとられないのです。 259 00:17:26,979 --> 00:17:28,981 えっ? はい? 260 00:17:28,981 --> 00:17:33,819 大きく 立派なドラゴンとなるためには たくさん食べねばなりません。 261 00:17:33,819 --> 00:17:36,322 ですが お嬢様は➡ 262 00:17:36,322 --> 00:17:40,159 普通の子が食べる 半分くらいの量しか➡ 263 00:17:40,159 --> 00:17:43,329 召し上がらないのです。 264 00:17:43,329 --> 00:17:45,498 そればかりか…。 265 00:17:45,498 --> 00:17:49,001 ⦅私にも 人になる方法を教えて⦆ 266 00:17:49,001 --> 00:17:52,672 と 我々に尋ねに来られまして。 267 00:17:52,672 --> 00:17:56,509 それで そうなった原因を調べてこいと。 268 00:17:56,509 --> 00:18:00,279 はい。 何か 心当たりは ございませんか? 269 00:18:00,279 --> 00:18:02,782 いえ 特に。 270 00:18:02,782 --> 00:18:06,452 自分が保護したときは 非常に よく食べていましたよ。 271 00:18:06,452 --> 00:18:08,754 本当ですか? ええ。 272 00:18:11,123 --> 00:18:13,125 ねえ。 んっ? んっ? 273 00:18:13,125 --> 00:18:15,127 それ あなたの料理が➡ 274 00:18:15,127 --> 00:18:18,130 おいしすぎただけなんじゃ ないの? えっ? 275 00:18:21,801 --> 00:18:23,803 あっ… うっ…。 276 00:18:23,803 --> 00:18:27,306 それで? 何を食べさせたの? 277 00:18:27,306 --> 00:18:30,142 スープとハンバーグを いっぱい。 278 00:18:30,142 --> 00:18:32,144 ハァ…。 あっ…。 279 00:18:32,144 --> 00:18:36,315 スープ? ハンバーグ? なんですか? それは。 280 00:18:36,315 --> 00:18:39,819 いや え~… あっ…。 281 00:18:39,819 --> 00:18:41,821 んっ…。 282 00:18:41,821 --> 00:18:44,824 うっ…。 《まずったか?》 283 00:18:46,993 --> 00:18:48,995 おいしいですね これ! 284 00:18:48,995 --> 00:18:52,999 お嬢様が 我々の食事に 興味がなくなるわけです! 285 00:18:52,999 --> 00:18:57,670 でしょ~? この人の料理は 最高だから。 286 00:18:57,670 --> 00:19:00,272 あの…。 287 00:19:00,272 --> 00:19:03,609 すみません お代わりを! 私も! んっ… うぅ…。 288 00:19:03,609 --> 00:19:07,613 お代わりじゃないでしょ! 何しに来たんですか? あんた! 289 00:19:07,613 --> 00:19:10,616 あと クィーンも! 普通に食べてるんじゃない! 290 00:19:10,616 --> 00:19:13,619 ヘヘッ! あっ! すっ… すみません! 291 00:19:13,619 --> 00:19:16,455 つい 夢中に! あの…。 292 00:19:16,455 --> 00:19:18,791 お嬢様に持ち帰りたいので➡ 293 00:19:18,791 --> 00:19:21,127 もう少し 作っていただけないでしょうか? 294 00:19:21,127 --> 00:19:24,797 いや そんな 急に言われても…。 お願いします! 295 00:19:24,797 --> 00:19:26,966 このまま帰っては 何しに行ったのだと➡ 296 00:19:26,966 --> 00:19:31,470 叱責されてしまいます。 ですが 材料もありませんし…。 297 00:19:31,470 --> 00:19:34,774 であれば かき集めてまいります! んっ! 298 00:19:36,809 --> 00:19:39,812 そこまでするか? う~ん…。 299 00:19:39,812 --> 00:19:41,814 う~ん! 300 00:19:41,814 --> 00:19:44,016 ありがとうございました! 301 00:19:46,318 --> 00:19:51,323 では 失礼します。 待っていてください お嬢様! 302 00:19:51,323 --> 00:19:54,160 なあ ドラゴン族って➡ 303 00:19:54,160 --> 00:19:57,663 他の種族と 関わりを 断ってるんじゃなかったのか? 304 00:19:57,663 --> 00:20:02,001 ええ そのはずなんだけど あなたの影響で➡ 305 00:20:02,001 --> 00:20:04,837 これからは そうならないかも? え~? 306 00:20:04,837 --> 00:20:09,341 なんか 疲れた。 宿に戻る。 307 00:20:09,341 --> 00:20:11,343 って…。 308 00:20:13,345 --> 00:20:15,848 でしたら 今度こそ 我が城へ。 309 00:20:15,848 --> 00:20:19,018 最高の寝室を提供いたしますわ。 310 00:20:19,018 --> 00:20:22,688 そうやって 寝室に潜り込むつもりだろ! 311 00:20:22,688 --> 00:20:24,690 魂胆が 見え見えなんだよ! 312 00:20:24,690 --> 00:20:27,193 うっ! えっ? ちょっ…。 313 00:20:27,193 --> 00:20:29,695 さらば! とう! 314 00:20:29,695 --> 00:20:32,198 ちょっと! アース様~! 315 00:20:32,198 --> 00:20:37,203 《大事にしようと思ったが さすがに 限度ってもんがある。 316 00:20:37,203 --> 00:20:39,872 しかし ドラゴン族か…。 317 00:20:39,872 --> 00:20:43,576 料理で開かれる 孤高の種族との つきあいって…》 318 00:20:46,879 --> 00:20:49,081 お~! 319 00:20:55,054 --> 00:20:58,224 もう1皿 欲しいです! はっ! 320 00:20:58,224 --> 00:21:02,328 どうなっている? それは 一体 なんなのだ? 321 00:21:02,328 --> 00:21:06,999 これは 料理にございます 陛下。 料理? 322 00:21:06,999 --> 00:21:11,837 はっ! 食材を 更に 美味な物とする技術にございます。 323 00:21:11,837 --> 00:21:16,342 お嬢様は その味を 恋しがっておられたのです。 324 00:21:19,011 --> 00:21:24,316 なんと あの男が そのような技を 身に付けていたとは…。 325 00:21:28,020 --> 00:21:30,022 んっ… あっ! うっ…。 326 00:21:32,024 --> 00:21:34,026 だめか…。 327 00:21:36,028 --> 00:21:38,364 形は それらしくなってきたが➡ 328 00:21:38,364 --> 00:21:43,536 肝心の味が… まずい。 ハァ…。 329 00:21:43,536 --> 00:21:46,539 やはり 基本も知らず➡ 330 00:21:46,539 --> 00:21:49,875 外見だけ まねしても無意味か…。 331 00:21:49,875 --> 00:21:51,877 んっ…。 332 00:21:51,877 --> 00:21:57,716 あの男に習いに行けるよう 陛下に 願い出てみるか…。 333 00:21:57,716 --> 00:22:02,721 いや しかし 誇り高きドラゴン族が そのような…。 334 00:22:10,663 --> 00:22:15,167 う~ん… う~ん…。