1 00:00:02,002 --> 00:00:06,106 (波の音) 2 00:00:10,010 --> 00:00:13,313 (雨音) 3 00:00:28,695 --> 00:00:31,198 (キーフリー)うわっ! (アライラ)せっかく階段があるのに➨ 4 00:00:31,198 --> 00:00:34,034 誰も使いやしないんだから。 あっ…。 5 00:00:34,034 --> 00:00:37,538 お前がこの 「海の底」に 足をつけるのも久しぶりだな。 6 00:00:37,538 --> 00:00:39,873 大講堂の問題児め。 7 00:00:39,873 --> 00:00:43,377 昔の話だよ アライラ。 8 00:00:43,377 --> 00:00:45,379 どうだかな。 9 00:00:45,379 --> 00:00:49,049 また とんでもないことを やらかしたそうじゃないか。 10 00:00:49,049 --> 00:00:52,386 聞いたぞ 新しい弟子のこと。 11 00:00:52,386 --> 00:00:55,889 もう知ってるの? うわさの足は速いなぁ…。 12 00:00:55,889 --> 00:00:58,392 だって 関係あるかもしれないんだろ? 13 00:00:58,392 --> 00:01:02,663 「つばあり帽」の連中と。 14 00:01:02,663 --> 00:01:07,501 禁止魔法が使われたのは4年ぶり。 大事な手がかりだ。 15 00:01:07,501 --> 00:01:11,672 そういうわけじゃないよ…。 16 00:01:11,672 --> 00:01:15,175 試験がまだだから 正式な弟子でもないしね。 17 00:01:15,175 --> 00:01:17,177 なんだ まだなのか? 18 00:01:17,177 --> 00:01:20,514 早すぎるよ。 それに時期も悪い。 19 00:01:20,514 --> 00:01:25,185 ああ そうか。 今の時期 試験会場のダダ山脈は…。 20 00:01:25,185 --> 00:01:28,021 一年でいちばん標高が高い。 21 00:01:28,021 --> 00:01:30,691 こんなときに 試験は受けさせられないよ。 22 00:01:30,691 --> 00:01:35,028 命に関わるもの…。 (扉の開閉音) 23 00:01:35,028 --> 00:01:46,039 ♬~ 24 00:03:28,341 --> 00:03:30,677 (ココ)ねぇ アガット。 25 00:03:30,677 --> 00:03:34,514 本当にやるの? 先生もいないのに。 26 00:03:34,514 --> 00:03:37,851 (アガット)いつやろうが 受けるときは どうせ一人よ。 27 00:03:37,851 --> 00:03:40,854 で… でも まだここに来たばかりだし。 28 00:03:40,854 --> 00:03:43,690 私は10歳のときに合格したわ。 29 00:03:43,690 --> 00:03:47,694 みんな弟子になるために 受けるんだから 条件は同じよ。 30 00:03:47,694 --> 00:03:49,696 そっか…。 31 00:03:49,696 --> 00:03:53,533 最初の試験は 「王の許し」。 32 00:03:53,533 --> 00:03:57,537 持っていけるのは 3つの魔法器と魔材だけ。 33 00:03:57,537 --> 00:04:01,641 誰の助けも借りずに ダダ山脈の頂上へたどりつき➨ 34 00:04:01,641 --> 00:04:05,645 そこに群生する 王冠草を取ってくるのよ。 35 00:04:05,645 --> 00:04:10,984 目的地を指し示す導きの魔針球と 飲み水用に浮水滴。 36 00:04:10,984 --> 00:04:14,821 扱えるのは このあたりかしらね。 37 00:04:14,821 --> 00:04:17,324 さぁ 行って。 38 00:04:19,993 --> 00:04:23,330 あ… あとその…。 39 00:04:23,330 --> 00:04:26,333 んっ? 靴ってないかな? 40 00:04:26,333 --> 00:04:30,003 靴? その靴も 魔法器だよね…。 41 00:04:30,003 --> 00:04:34,674 アガットもキーフリー先生も 飛ぶとき靴底が光ってた。 42 00:04:34,674 --> 00:04:39,346 その… もしよかったら… その靴…。 43 00:04:39,346 --> 00:04:42,015 貸してほしいな~…。 44 00:04:42,015 --> 00:04:44,017 って…。 45 00:04:44,017 --> 00:04:47,687 やっぱり ずうずうしいよね! ごめん! 今のは忘れて! 46 00:04:47,687 --> 00:04:50,190 はぁ~。 47 00:04:52,526 --> 00:04:55,862 あっ! 貸してあげるから。 48 00:04:55,862 --> 00:04:58,532 さっさと…。 わっ あり… がと…。 49 00:04:58,532 --> 00:05:01,801 行きなさいよね! う… うわっ うぐっ! 50 00:05:01,801 --> 00:05:03,803 言い忘れてたけど➨ 51 00:05:03,803 --> 00:05:06,807 この試験を受けられるのは 一度きりだから。 52 00:05:06,807 --> 00:05:11,478 不合格なら キーフリー先生に 弟子入りするのは認められない。 53 00:05:11,478 --> 00:05:13,980 アトリエも出ていってもらうわよ。 54 00:05:13,980 --> 00:05:16,483 はぁ…。 55 00:05:22,155 --> 00:05:27,327 ヒャッ! いきなり心細い…。 (物音) 56 00:05:27,327 --> 00:05:31,665 でも頑張らなきゃ! もう後には引けないもん。 57 00:05:31,665 --> 00:05:36,837 導きの魔針球 どうやって使うんだろう…。 58 00:05:36,837 --> 00:05:39,673 あっ! (王冠草がガラスを打つ音) 59 00:05:39,673 --> 00:05:41,675 (打つ音) 60 00:05:44,177 --> 00:05:46,179 (打つ音) 61 00:05:46,179 --> 00:05:50,083 こっちに行けってことだよね…。 62 00:05:52,018 --> 00:05:56,022 よし! 山登りくらい できる! 63 00:05:56,022 --> 00:05:58,325 うわわわっ ぐえっ! 64 00:06:00,293 --> 00:06:02,295 やれる! 65 00:06:02,295 --> 00:06:07,467 アガットは 10歳のときに 合格したって 言ってた! 66 00:06:07,467 --> 00:06:10,303 わぁっ! 67 00:06:10,303 --> 00:06:13,807 10歳でも できたんだからぁ…! 68 00:06:13,807 --> 00:06:17,644 あわあわあわ…! グッ グッ あうっ! 69 00:06:17,644 --> 00:06:20,313 きっと! かん たん! 70 00:06:20,313 --> 00:06:23,817 あっ うわぁ! 71 00:06:23,817 --> 00:06:25,819 ハァッ! 72 00:06:27,988 --> 00:06:30,824 ウソ…。 73 00:06:30,824 --> 00:06:32,826 まさか…。 (打つ音) 74 00:06:40,166 --> 00:06:44,070 あれが… ダダ山脈…? 75 00:06:48,842 --> 00:06:52,012 導きの魔針球は上を指してる…。 76 00:06:52,012 --> 00:06:54,347 やっぱりあそこなんだ。 77 00:06:54,347 --> 00:06:56,549 はぁ…。 78 00:06:58,685 --> 00:07:01,888 まさか空に浮かんでるなんて…。 79 00:07:06,126 --> 00:07:08,461 あっ。 80 00:07:08,461 --> 00:07:12,632 じゃ~ん! アガットから借りた靴! 81 00:07:12,632 --> 00:07:16,303 とお~っ! 82 00:07:16,303 --> 00:07:21,975 へっ? うわっ! ぐっ… うっ… ぐうっ! 83 00:07:21,975 --> 00:07:24,477 んっ…。 84 00:07:24,477 --> 00:07:26,980 ふっ… んっ。 85 00:07:26,980 --> 00:07:31,985 魔法陣が 右足と左足で半分ずつ。 86 00:07:37,490 --> 00:07:39,492 んっ…。 87 00:07:39,492 --> 00:07:43,997 ずれないように ぴったりと合わせて…。 88 00:07:43,997 --> 00:07:45,999 ハァッ…! 89 00:07:45,999 --> 00:07:49,336 うわぁ…! わっ! 90 00:07:49,336 --> 00:07:51,504 わ~っ! 91 00:07:51,504 --> 00:07:54,174 すごい! 本当に浮いてる! 92 00:07:54,174 --> 00:07:56,343 グッ ぬぬぬ…! 93 00:07:56,343 --> 00:08:00,046 わわっ! わわっ! わわっ! わぁ~っ! 94 00:08:02,115 --> 00:08:07,787 キーフリー先生の言うとおり 歩きたての子馬みたい…。 95 00:08:07,787 --> 00:08:10,290 あっ。 (鳥の鳴き声) 96 00:08:10,290 --> 00:08:12,625 でも…。 97 00:08:12,625 --> 00:08:14,828 (鳥の鳴き声) 98 00:08:17,130 --> 00:08:19,532 飛べた! フッ。 99 00:08:21,634 --> 00:08:25,638 飛べたら頂上まで あっという間だもんね。 100 00:08:25,638 --> 00:08:28,842 よし! 頑張ろう! 101 00:08:30,977 --> 00:08:32,979 (落ちる音) 102 00:08:32,979 --> 00:08:36,649 ⸨すぐに慣れて 自由に駆け回れるようになるよ⸩ 103 00:08:36,649 --> 00:08:38,651 グッ! 104 00:08:38,651 --> 00:08:42,055 《すぐに慣れる すぐに慣れる…》 105 00:09:04,444 --> 00:09:08,448 申請書はこれだ。 頼んだよ。 はい。 106 00:09:08,448 --> 00:09:11,284 トトレイ 12番だ。 はい。 107 00:09:11,284 --> 00:09:15,622 大講堂に住めば わざわざ 取りに来なくても済むのに。 108 00:09:15,622 --> 00:09:17,957 弟子だって連れてくればいいんだ。 109 00:09:17,957 --> 00:09:20,627 大講堂は魔法使いの本拠地。 110 00:09:20,627 --> 00:09:23,129 必要なものは すべてそろってる。 111 00:09:23,129 --> 00:09:26,966 じゃあ 必要なときだけ来るよ。 112 00:09:26,966 --> 00:09:29,803 持ってきました。 ありがとう。 113 00:09:29,803 --> 00:09:32,806 大講堂嫌いは根深いようだな。 114 00:09:32,806 --> 00:09:35,809 弟子たちは しっかり見ててやれよ。 115 00:09:35,809 --> 00:09:39,312 あのくらいの子どもたちは 大人のいない所で➨ 116 00:09:39,312 --> 00:09:42,315 何をやらかすか わからないぞ。 117 00:09:42,315 --> 00:09:47,153 おっ… とっとと… ぐっ ぐっ…。 118 00:09:47,153 --> 00:09:50,323 さっきより だいぶ バランス取れるようになってきたかも。 119 00:09:50,323 --> 00:09:54,160 これなら もうちょっと 上のほうまで ンッ! 120 00:09:54,160 --> 00:10:00,166 ほっ わっ! うわ~っ! うわわわ~っ! 121 00:10:00,166 --> 00:10:05,171 ぐっ! ほっ! ほっ… ああ~っ おお! 122 00:10:10,343 --> 00:10:14,180 ぐっ はぁ~。 んっ? 123 00:10:14,180 --> 00:10:17,016 (フデムシ)ンビィ? 124 00:10:17,016 --> 00:10:19,519 はぁ…。 ンビィ…。 125 00:10:19,519 --> 00:10:21,521 ひぃっ! ン~ビィ! 126 00:10:21,521 --> 00:10:23,690 ぎゃわわわ…っ! ンビビビ…! 127 00:10:23,690 --> 00:10:25,859 はっ! はぁ~っ! 128 00:10:25,859 --> 00:10:28,361 んぐぅ。 ぐっ! 129 00:10:28,361 --> 00:10:30,363 ンビ! 130 00:10:30,363 --> 00:10:33,700 ンビッ! ぶはっ! ハァ ハァ… あっ? 131 00:10:33,700 --> 00:10:37,103 フデムシだ! 初めて見た! ンビッ。 ンビィ? 132 00:10:44,711 --> 00:10:46,713 はぁ…。 133 00:10:48,882 --> 00:10:53,386 うぅ… 靴も泥でドロドロ…。 134 00:10:53,386 --> 00:10:56,189 ンビビビ…! 135 00:11:00,827 --> 00:11:03,830 はっ… えぇっ!? 136 00:11:03,830 --> 00:11:06,165 魔法陣が流れて消えてる!? 137 00:11:06,165 --> 00:11:09,502 ウソでしょ!? 拭ったから!? ヤバい ヤバい ヤバい ヤバい! 138 00:11:09,502 --> 00:11:12,005 そうだ! 上から描き直せば! 139 00:11:12,005 --> 00:11:17,810 ヒィ… 魔墨が中で全部こぼれてる…。 140 00:11:20,013 --> 00:11:22,182 ンビッ! ンビッンビッ ンビッ! 141 00:11:22,182 --> 00:11:25,351 どうしよう…。 142 00:11:25,351 --> 00:11:28,655 ダメ かも…。 143 00:11:30,690 --> 00:11:34,193 (テティア)あれ~? ねぇアガット ココ見てない? 144 00:11:34,193 --> 00:11:36,696 そろそろ ごはんの時間なのに。 145 00:11:36,696 --> 00:11:39,032 ココなら いないわよ。 えっ? 146 00:11:39,032 --> 00:11:41,534 試験のために ダダ山脈に行ってるから。 147 00:11:41,534 --> 00:11:45,205 えっ!? 一人で!? まだアトリエに来たばっかなのに! 148 00:11:45,205 --> 00:11:48,041 止めなかったの!? ねぇアガット! 149 00:11:48,041 --> 00:11:50,710 普通は 来る前に受けるでしょ? 150 00:11:50,710 --> 00:11:53,379 そ… そうだけど…。 151 00:11:53,379 --> 00:11:56,883 (アガット)あんな簡単な試験さえ 受からないなら➨ 152 00:11:56,883 --> 00:12:00,486 やっぱり弟子になるべきじゃ ないんだわ。 153 00:12:00,486 --> 00:12:04,991 私ね 私にできることが できない子が嫌いなの。 154 00:12:04,991 --> 00:12:07,827 一緒にいて得るものがないもの。 155 00:12:07,827 --> 00:12:11,331 ましてや 「知らざる者」なんて…。 156 00:12:11,331 --> 00:12:16,336 心配しなくても 挑戦すらできずに帰ってくるわよ。 157 00:12:16,336 --> 00:12:21,341 今の時期のダダ山脈は 一年で いちばん高くまで浮いてる。 158 00:12:21,341 --> 00:12:25,178 私の飛靴だけじゃ そこまで高く飛べないもの。 159 00:12:25,178 --> 00:12:30,850 決まりも知らず 危機感もないよそ者なんて。 160 00:12:30,850 --> 00:12:35,355 私たちの世界に 入ってきてほしくないわ。 161 00:12:35,355 --> 00:12:38,024 ん~…。 162 00:12:38,024 --> 00:12:43,529 (リチェ)テティア 食べないの? ん~… 食べるけど…。 163 00:12:43,529 --> 00:12:47,200 なんていうか… 重たい気持ち。 164 00:12:47,200 --> 00:12:50,703 はぁ…。 んっ? 165 00:12:50,703 --> 00:12:52,872 あっ。 お代わり。 166 00:12:52,872 --> 00:12:56,376 心配してるの テティアだけじゃんも~! 167 00:12:56,376 --> 00:13:00,480 心配でも キーフリー先生を待つしかない。 168 00:13:00,480 --> 00:13:02,482 ん~…。 169 00:13:02,482 --> 00:13:06,486 うっ… くっ… よっ… ん~…。 170 00:13:06,486 --> 00:13:09,489 よっ! よっ! とっと…。 171 00:13:09,489 --> 00:13:11,991 あ~ ダメだ…! 172 00:13:11,991 --> 00:13:14,827 少し残ってた魔墨で 描いてみたけど➨ 173 00:13:14,827 --> 00:13:17,664 浮かぶことすら できなくなっちゃった…。 174 00:13:17,664 --> 00:13:23,169 はぁ… ビショビショだから すごくにじむし…。 175 00:13:23,169 --> 00:13:26,572 ハッ… あっ…。 176 00:13:28,841 --> 00:13:32,645 足の裏に… 直接描いたら…。 177 00:13:35,515 --> 00:13:38,017 はぁ…。 ンッ! 178 00:13:42,355 --> 00:13:48,528 ダメだ! 体にじかで描くのは 禁止魔法だもん。 はぁ…。 179 00:13:48,528 --> 00:13:54,033 こんなときに どんな魔法を 使えばいいかわからない…。 180 00:13:54,033 --> 00:13:56,536 ビィ! (ココが倒れ込む音) 181 00:13:56,536 --> 00:14:01,140 ビィ? アガットの言うとおりだよね…。 182 00:14:09,816 --> 00:14:12,819 ⸨わぁ~!⸩ 183 00:14:12,819 --> 00:14:15,321 《魔法は誰でも描けるけど…。 184 00:14:15,321 --> 00:14:18,324 誰でもうまく描ける ってわけじゃない…。 185 00:14:18,324 --> 00:14:20,326 やっぱり魔法使いは➨ 186 00:14:20,326 --> 00:14:23,496 特別な素質のある人しか なれないのかな…》 187 00:14:23,496 --> 00:14:25,998 ⸨3人:んっ?⸩ ハッ! 188 00:14:30,837 --> 00:14:33,339 《みんな小さな頃から➨ 189 00:14:33,339 --> 00:14:36,175 ずっと魔法を 描いてきてるんだもんね。 190 00:14:36,175 --> 00:14:39,579 私にできることなんて…》 191 00:14:45,852 --> 00:14:48,521 ⸨あっ…? 192 00:14:48,521 --> 00:14:53,192 (ココの母)ふぅ… うん。 193 00:14:53,192 --> 00:14:55,194 あっ…。 194 00:14:57,697 --> 00:15:00,299 そう まっすぐ。 195 00:15:00,299 --> 00:15:03,102 あっ! わ~ いやっぷ! 196 00:15:08,141 --> 00:15:10,643 わぁ! フフフ…。 わっ! こらっ! 197 00:15:12,979 --> 00:15:15,815 はっ…。 198 00:15:15,815 --> 00:15:20,319 へぇ…。 この村にこんなすてきな 職人がいたとはね! 199 00:15:20,319 --> 00:15:23,656 これこそ魔法だ。 200 00:15:23,656 --> 00:15:26,159 ハァッ!⸩ 201 00:15:26,159 --> 00:15:29,162 ンビィ。 ある…。 202 00:15:33,166 --> 00:15:36,669 ある! 私の魔法! 203 00:15:41,340 --> 00:15:44,043 ハァ ハァ ハァ…。 204 00:15:48,848 --> 00:15:50,850 ンビ? 205 00:15:50,850 --> 00:15:58,024 ♬~ 206 00:15:58,024 --> 00:16:01,828 《水につけて 少し湿らせたら…》 207 00:16:06,632 --> 00:16:10,470 《ぬれてたマント 泥が乾いてパリパリしてる。 208 00:16:10,470 --> 00:16:12,805 これなら描けそう…》 209 00:16:12,805 --> 00:16:16,142 ンビ。 はぁ~。 210 00:16:16,142 --> 00:16:38,831 ♬~ 211 00:16:38,831 --> 00:16:44,670 ⸨新しい道具を使う手は おぼつかないものさ⸩ 212 00:16:44,670 --> 00:16:49,675 《それなら 使い慣れた道具に 持ち替えればいい。 213 00:16:49,675 --> 00:16:54,680 指先が 自由に駆け回れるようになる。 214 00:16:54,680 --> 00:16:57,683 自由に…》 215 00:17:01,454 --> 00:17:03,556 ン… ビ? 216 00:17:05,625 --> 00:17:08,961 よしっ おはよう フデムシ。 217 00:17:08,961 --> 00:17:10,963 あなた 警戒心ないのね。 218 00:17:10,963 --> 00:17:14,467 すごく不格好な魔法陣でしょ? 219 00:17:14,467 --> 00:17:16,969 正しく描くなら 紋は真ん中で➨ 220 00:17:16,969 --> 00:17:19,639 矢はいくつか 均等に置くべきなんだろうけど➨ 221 00:17:19,639 --> 00:17:21,641 矢の長さが偏ってると➨ 222 00:17:21,641 --> 00:17:24,477 勢いが加わりすぎるって 教えてもらったから➨ 223 00:17:24,477 --> 00:17:28,147 逆に一本だけで すっごく長くしてみた。 224 00:17:28,147 --> 00:17:30,316 うまくいくかは わからないけどね…。 225 00:17:30,316 --> 00:17:33,152 ン~ビ~。 あっ! はぁ! 226 00:17:33,152 --> 00:17:36,155 ヒヒッ ヒヒヒッ ハハハハハ! 227 00:17:36,155 --> 00:17:38,324 プア~ッ! ハハッ。 228 00:17:38,324 --> 00:17:40,826 ハッ! あなたも来るの? 229 00:17:40,826 --> 00:17:42,828 ンビッ! そう。 230 00:17:42,828 --> 00:17:45,665 なら しっかりつかまってて! 231 00:17:45,665 --> 00:17:48,067 魔法陣を閉じるよ。 232 00:17:52,004 --> 00:17:55,007 ハァッ! えっ!? ンビ ンビ ンビ…。 233 00:17:55,007 --> 00:17:58,010 なに!? なんで なんで!? 234 00:17:58,010 --> 00:18:01,113 矢の向き!? 間違えちゃったかも!? ンビビビビビ! 235 00:18:01,113 --> 00:18:04,617 うわぁあ~っ! うっ…。 236 00:18:04,617 --> 00:18:08,120 おぉ おぉ あぁ あああっ! 237 00:18:08,120 --> 00:18:11,791 うっう うぁ うぅ んっ…! 238 00:18:11,791 --> 00:18:15,461 んんっ! んっ あぁ! 239 00:18:15,461 --> 00:18:18,965 あっ… うわぁ! 240 00:18:18,965 --> 00:18:23,135 くっ… ぐっ! んっ! 241 00:18:23,135 --> 00:18:26,639 んっ! ぐっ! 242 00:18:26,639 --> 00:18:31,310 とっ くっ… んっ んん… くっ。 243 00:18:31,310 --> 00:18:34,313 はっ くはっ。 ンビ。 244 00:18:34,313 --> 00:18:38,985 成功だ! 私… 自分の魔法で飛んでる! 245 00:18:38,985 --> 00:18:44,657 本物の空飛ぶマントなんて! 夢みたい…。 246 00:18:44,657 --> 00:18:46,659 ハッ! 247 00:18:55,334 --> 00:19:00,439 お母さんの手伝いで覚えたことが 魔法の助けになるなんて➨ 248 00:19:00,439 --> 00:19:02,942 思わなかった…! 249 00:19:05,111 --> 00:19:07,113 王冠草はまだ上だ。 250 00:19:07,113 --> 00:19:14,787 ♬~ 251 00:19:14,787 --> 00:19:17,590 ンビィ! あっ! 252 00:19:20,960 --> 00:19:22,962 王冠草! 253 00:19:22,962 --> 00:19:27,133 ♬~ 254 00:19:27,133 --> 00:19:29,135 んっ! ンビ。 255 00:19:29,135 --> 00:19:38,978 ♬~ 256 00:19:38,978 --> 00:19:40,980 くっ! 257 00:19:42,982 --> 00:19:45,985 んっ! 258 00:19:45,985 --> 00:19:48,487 あっ! うっ! うっ! 259 00:19:48,487 --> 00:19:51,157 ンビ! ハッ! 260 00:19:51,157 --> 00:19:53,359 うわぁっ! んぐっ! ンビ! 261 00:19:55,327 --> 00:19:57,329 くっ! ンビ! 262 00:19:57,329 --> 00:20:08,841 ♬~ 263 00:20:08,841 --> 00:20:13,646 ⸨ハハ… フハハ アハハ…⸩ 264 00:20:16,015 --> 00:20:21,353 ハァ… ハァ… ハァ…。 265 00:20:21,353 --> 00:20:23,689 お母さん…。 266 00:20:23,689 --> 00:20:26,892 くっ…! くっ! 267 00:20:30,196 --> 00:20:33,699 《待っててね お母さん! 268 00:20:33,699 --> 00:20:35,868 自分のしたことの責任! 269 00:20:35,868 --> 00:20:38,370 ちゃんと取るから!》 270 00:20:41,040 --> 00:20:43,042 えっ!? じゃあココは➨ 271 00:20:43,042 --> 00:20:45,711 一人でダダ山脈に 試験を受けに行ったのかい!? 272 00:20:45,711 --> 00:20:48,380 うん うん うん! 危険すぎる! 273 00:20:48,380 --> 00:20:52,384 今すぐ止めに行かないと! でも 中断したら失格じゃ…。 274 00:20:52,384 --> 00:20:55,054 そもそもまだ 受けるには早すぎるよ。 275 00:20:55,054 --> 00:20:59,391 生まれたときから魔法が 身近な僕たちとは違うんだ。 276 00:20:59,391 --> 00:21:02,161 ココに もしものことがあったら…! 277 00:21:02,161 --> 00:21:05,164 《失うのは あの子だけじゃないんだ》 278 00:21:05,164 --> 00:21:07,166 よし! んっ…。 279 00:21:10,836 --> 00:21:13,506 あっ! あれ? ンビ…。 280 00:21:13,506 --> 00:21:15,508 (テティア/キーフリー)ココ! はぁ…。 281 00:21:15,508 --> 00:21:17,510 よかった~! わっ! 282 00:21:17,510 --> 00:21:19,512 ココ~ 無事だったんだね~! 283 00:21:19,512 --> 00:21:23,182 テティアたち すごくすごく 心配してたんだよ~! 284 00:21:23,182 --> 00:21:26,685 あっ アガット! 285 00:21:26,685 --> 00:21:29,688 「王の許し」取ってきたよ。 286 00:21:29,688 --> 00:21:32,858 んっ…。 287 00:21:32,858 --> 00:21:36,362 これで証明になったよね。 288 00:21:36,362 --> 00:21:38,364 あっ? ンビ? 289 00:21:38,364 --> 00:21:40,666 あっ…。 290 00:21:45,204 --> 00:21:49,208 ココ 万全の準備も 基礎知識も足りないままで➨ 291 00:21:49,208 --> 00:21:53,045 むやみに魔法を使うのが すごく危険だってこと➨ 292 00:21:53,045 --> 00:21:56,715 君はもう知ってるはずだ。 はぁ…。 ンビ。 293 00:21:56,715 --> 00:22:00,486 一歩間違えたら 死んでいたかもしれないんだよ。 294 00:22:00,486 --> 00:22:02,822 もう二度と こんなことはしないで。 295 00:22:02,822 --> 00:22:06,325 ごめんなさい キーフリー先生。 296 00:22:08,327 --> 00:22:11,831 それに 危険を冒してまで 証明しなくても➨ 297 00:22:11,831 --> 00:22:15,167 君はもう 僕の弟子だ。 298 00:22:15,167 --> 00:22:17,870 わぁ~っ! アハハ アハハハ! 299 00:22:22,508 --> 00:22:25,511 ハァ…。 ンビ~。 300 00:22:27,847 --> 00:22:30,516 ハァッ! これ…! 301 00:22:30,516 --> 00:22:34,353 ンビ? ン~ビ ンビ! 302 00:22:34,353 --> 00:22:37,189 魔法使いである証し。 303 00:22:37,189 --> 00:22:39,525 誇りでもあり➨ 304 00:22:39,525 --> 00:22:41,694 魔法を 悪用しないために➨ 305 00:22:41,694 --> 00:22:44,597 頭にはめる枷でもある。 306 00:22:54,707 --> 00:22:59,712 それをかぶっているかぎり その重みを忘れないで。 307 00:22:59,712 --> 00:23:05,985 とんがり帽子は 君の魔法を見ている。 308 00:23:05,985 --> 00:23:07,987 はぁ~! 大事にするんだよ。 309 00:23:07,987 --> 00:23:10,489 フッ… はい! 310 00:23:10,489 --> 00:23:16,328 よし じゃあ上に戻ろうか。 はい! 311 00:23:16,328 --> 00:23:18,998 うっ! あっ! (おなかのなる音) 312 00:23:18,998 --> 00:23:22,167 まずはごはん食べないとだね! はっ… エヘヘ。 313 00:23:22,167 --> 00:23:24,670 お風呂も 入ったほうがいい。 314 00:23:41,687 --> 00:23:44,690 (イグイーン)種が芽吹いた。