1 00:00:13,013 --> 00:00:15,515 (ココ)ふぁあ~。 (アガット)あっ! 2 00:00:15,515 --> 00:00:17,517 んん…。 3 00:00:20,020 --> 00:00:23,523 はぁ…。 4 00:00:23,523 --> 00:00:26,526 あっ。 んん…。 (本の落ちる音) 5 00:00:26,526 --> 00:00:29,363 ヘヘ…。 6 00:00:29,363 --> 00:00:32,866 あっ… んっ…。 7 00:00:41,875 --> 00:00:44,378 (ドアの開く音) 8 00:00:46,547 --> 00:00:49,550 うるさくしちゃったかな? 9 00:00:49,550 --> 00:00:56,056 (風の音) 10 00:00:58,559 --> 00:01:00,560 んっ! 11 00:01:11,838 --> 00:01:16,176 《光が弱い。 それに不安定だわ…》 12 00:01:16,176 --> 00:01:18,178 あっ! (カドフォンの鳴き声) 13 00:01:21,014 --> 00:01:24,351 あぁ…。 14 00:01:24,351 --> 00:01:26,353 あっ! 15 00:01:26,353 --> 00:01:29,056 (カドフォンの鳴き声) 16 00:03:16,163 --> 00:03:19,666 はぁ… まだヘロヘロ…。 17 00:03:19,666 --> 00:03:24,371 《カルンで自分に合うペン 選べなかったなぁ…》 18 00:03:29,843 --> 00:03:33,847 《彩色石なら きれいにまっすぐ描けるけど➨ 19 00:03:33,847 --> 00:03:38,151 小さな紙に描くには 相性が悪いし…》 20 00:03:40,353 --> 00:03:43,857 す~ はぁ~。 21 00:03:43,857 --> 00:03:47,861 《私あのとき 描ける魔法なんて 一つもなかった。 22 00:03:47,861 --> 00:03:52,365 先生はアイデアも魔法に大切な要素 って言ってくれたけど…》 23 00:03:52,365 --> 00:03:55,035 ダメ ダメ! 考えてると 余計に落ち込んじゃう! 24 00:03:55,035 --> 00:03:57,037 とにかく 慣れるのが大事! 25 00:03:57,037 --> 00:03:59,706 あと繰り返し練習! 頑張る! 26 00:03:59,706 --> 00:04:04,311 うお~ あぁ…。 27 00:04:04,311 --> 00:04:07,514 はぁ~ 眠い…。 28 00:04:10,650 --> 00:04:13,053 はぁ…。 29 00:04:15,322 --> 00:04:19,659 (キーフリー)こんな所で寝ると 風邪をひくよ。 30 00:04:19,659 --> 00:04:21,995 うわっ! 31 00:04:21,995 --> 00:04:24,331 ね… 寝るつもりは なかったんですけど➨ 32 00:04:24,331 --> 00:04:26,500 急に眠気が…。 33 00:04:26,500 --> 00:04:28,835 うん。 34 00:04:28,835 --> 00:04:34,007 このままじゃ私 図書の塔の試練をクリアして➨ 35 00:04:34,007 --> 00:04:37,010 「絵本」を見つけるなんて とても…。 36 00:04:37,010 --> 00:04:40,514 ってまたマイナス思考に なっちゃってる! 37 00:04:40,514 --> 00:04:43,517 フン! 違うんです! 頑張れます! おっ おぉ…。 38 00:04:43,517 --> 00:04:46,353 魔法は好きなんです! あっ…。 39 00:04:46,353 --> 00:04:48,855 ココ。 ハッ…? 40 00:04:50,857 --> 00:04:54,161 ちょっと ついてきてくれるかな。 41 00:04:57,197 --> 00:05:00,300 お台所…。 42 00:05:00,300 --> 00:05:02,636 いい匂い。 43 00:05:02,636 --> 00:05:06,540 この辺の鍋を そろそろ 空けようと思ってね。 44 00:05:09,476 --> 00:05:11,578 はい 一口。 45 00:05:15,649 --> 00:05:19,152 フーッ フーッ ハムッ。 んっ! 46 00:05:19,152 --> 00:05:21,488 んま~っ! 47 00:05:21,488 --> 00:05:24,491 フフン フフン。 おいしいでしょ。 48 00:05:24,491 --> 00:05:26,827 2年前に作ったシチュー。 んっ!? 49 00:05:26,827 --> 00:05:30,997 魔法鍋で 出来たての時間を 繰り返してるから腐ってないよ。 50 00:05:30,997 --> 00:05:34,167 大丈夫。 とはいえ➨ 51 00:05:34,167 --> 00:05:40,507 魔法は定期的に描き直さないと すぐに経年劣化でダメになるからね。 52 00:05:40,507 --> 00:05:44,177 あっ 殻芋だ! 53 00:05:44,177 --> 00:05:46,346 これ おいしいですよね。 54 00:05:46,346 --> 00:05:49,182 その殻芋を 焼いておいてくれないかな。 55 00:05:49,182 --> 00:05:51,184 あっ…。 56 00:05:51,184 --> 00:05:53,853 焚火球の魔法が 描けるようになったんだろう? 57 00:05:53,853 --> 00:05:56,690 あっ… フッ! 58 00:05:56,690 --> 00:06:12,639 ♬~ 59 00:06:12,639 --> 00:06:14,641 んっ…! 60 00:06:19,479 --> 00:06:21,481 あっ あれ? 61 00:06:21,481 --> 00:06:25,085 殻芋は重いから 浮遊の矢は長めにね。 あっ…。 62 00:06:27,988 --> 00:06:31,157 ん~? 火は弱すぎても偏っててもダメ。 63 00:06:31,157 --> 00:06:33,326 わっ! 64 00:06:33,326 --> 00:06:36,830 あぁ…。 今度は魔紋が大きすぎたね。 65 00:06:36,830 --> 00:06:39,499 さぁ 続けてやってみようか。 66 00:06:39,499 --> 00:06:53,013 ♬~ 67 00:06:53,013 --> 00:06:55,181 ハァッ! 68 00:06:55,181 --> 00:07:06,793 ♬~ 69 00:07:06,793 --> 00:07:11,598 上手に焼けました! わ~っ! 70 00:07:13,633 --> 00:07:16,636 うん 焼き加減も完璧! 71 00:07:16,636 --> 00:07:18,638 わぁ…! 72 00:07:18,638 --> 00:07:20,640 どうかな? んっ? 73 00:07:20,640 --> 00:07:23,310 まだ眠い? あっ…! 74 00:07:23,310 --> 00:07:27,314 僕はね いちばん最初に上達したのは➨ 75 00:07:27,314 --> 00:07:30,016 水の魔法だったんだ。 76 00:07:32,819 --> 00:07:37,490 泳ぐのが苦手だったのもあるけど 水にぬれるのが嫌いでね。 77 00:07:37,490 --> 00:07:42,495 よく洗い物をサボるために たくさん練習したっけなぁ。 78 00:07:42,495 --> 00:07:44,497 あっ。 79 00:07:44,497 --> 00:07:48,835 どうしようもない焦りがあって 急いで学びたいと思うなら➨ 80 00:07:48,835 --> 00:07:52,172 生活にしてしまうのが…。 81 00:07:52,172 --> 00:07:54,674 一番だよ。 82 00:07:54,674 --> 00:07:58,678 「生きる」ことより教えるのが うまい先生はいないから。 83 00:07:58,678 --> 00:08:01,448 ハァッ…。 84 00:08:01,448 --> 00:08:05,285 魔法を 生活に…。 85 00:08:05,285 --> 00:08:08,288 料理はいいよ! 練習もできて おいしい! 86 00:08:08,288 --> 00:08:10,790 確かに! (テティア)あっ! (2人)んっ? 87 00:08:10,790 --> 00:08:12,959 (テティア)いい匂いがすると 思ったら➨ 88 00:08:12,959 --> 00:08:15,628 なんかおいしいもの作ってる~! 89 00:08:15,628 --> 00:08:18,798 はい は~い! チーズ溶かすの テティアがやる~! 90 00:08:18,798 --> 00:08:21,634 (リチェ)魔法で焦げ目つけるの かっこいい。 うんうん! 91 00:08:21,634 --> 00:08:25,638 2人ともごめんね。 今日は ココにお願いしようと思ってて。 92 00:08:25,638 --> 00:08:28,308 いいかな? 93 00:08:28,308 --> 00:08:30,310 はい! 94 00:08:30,310 --> 00:08:48,995 ♬~ 95 00:08:48,995 --> 00:08:51,164 わぁ…! 96 00:08:51,164 --> 00:08:55,001 完成~! (リチェ/テティア)おいしそ~! 97 00:08:55,001 --> 00:08:58,338 そうだ! どうせなら お外で食べませんか? 98 00:08:58,338 --> 00:09:00,440 いいね ピクニックみたいで。 99 00:09:00,440 --> 00:09:04,778 (3人)ハァッ! じゃあ 荷物を用意してくるよ。 100 00:09:04,778 --> 00:09:06,780 あっ アガット! 101 00:09:06,780 --> 00:09:09,783 アガットも行こうよ。 お外でお昼ごはん! 102 00:09:09,783 --> 00:09:15,455 ごはんは作業しながら食べるから 外は遠慮するわ。 それに…。 103 00:09:15,455 --> 00:09:17,624 (雨音) 104 00:09:17,624 --> 00:09:19,626 雨だ…。 105 00:09:19,626 --> 00:09:22,796 え~っ ついさっきまで いい天気だったのに~。 106 00:09:22,796 --> 00:09:24,798 しかたない。 (足音) 107 00:09:24,798 --> 00:09:27,467 先生も水にぬれるの 嫌いって言ってたし…。 (足音) 108 00:09:27,467 --> 00:09:29,469 みんな。 (3人)んっ? 109 00:09:29,469 --> 00:09:32,138 どうしてそんなに がっかりしてるんだい? 110 00:09:32,138 --> 00:09:36,309 (足音) 111 00:09:36,309 --> 00:09:38,311 (3人)わぁ…! (フデムシ)ビ~! 112 00:09:38,311 --> 00:09:41,981 僕らは魔法使いなんだよ。 113 00:09:41,981 --> 00:09:45,652 それじゃあ 荷物を持って出発しようか。 114 00:09:45,652 --> 00:10:16,850 ♬~ 115 00:10:16,850 --> 00:10:19,352 ンビ? あっ。 ご覧。 116 00:10:19,352 --> 00:10:21,855 雨雲の終わりだ。 (2人)ハァ~ッ! 117 00:10:21,855 --> 00:10:29,529 ♬~ 118 00:10:29,529 --> 00:10:31,631 ハァッ… フッ! 119 00:10:34,033 --> 00:10:37,871 ココ? 私 やっぱりアガット呼んできます! 120 00:10:37,871 --> 00:10:39,873 一緒に見たいんです! 121 00:10:39,873 --> 00:10:42,075 空が見せてくれた魔法! 122 00:10:44,210 --> 00:10:48,715 ハァ ハァ ハァ…。 123 00:10:50,884 --> 00:10:53,386 ハァ ハァ ハァ…。 124 00:10:53,386 --> 00:10:56,890 ハァ… ハッ! アガッ ト…? 125 00:11:00,493 --> 00:11:04,497 (オルーギオ)誰だお前。 見ない顔だな。 126 00:11:04,497 --> 00:11:07,800 誰かの使いか? アライラか? 127 00:11:09,836 --> 00:11:11,838 えっ… あの… 私…。 128 00:11:11,838 --> 00:11:13,840 ココ! あっ。 129 00:11:13,840 --> 00:11:16,176 嵐が来そうだから みんなで…。 んっ? 130 00:11:16,176 --> 00:11:18,178 あっ あっ…! 131 00:11:18,178 --> 00:11:22,515 私は キーフリー先生の 弟子です! 132 00:11:22,515 --> 00:11:24,517 んっ…。 133 00:11:24,517 --> 00:11:28,021 はあ? 弟子だぁ~? 134 00:11:28,021 --> 00:11:30,023 キーフリー! 135 00:11:30,023 --> 00:11:32,859 やぁ オルーギオ。 仕事終わったんだね。 136 00:11:32,859 --> 00:11:35,528 もう少しかかるかと思ってた…。 なんで知らない間に➨ 137 00:11:35,528 --> 00:11:38,865 弟子が増えてんだ。 これには事情があるんだ。 138 00:11:38,865 --> 00:11:42,035 彼女は… 禁止魔法の被害者で…。 139 00:11:42,035 --> 00:11:44,537 禁止魔法だと? 140 00:11:44,537 --> 00:11:47,207 あっ! 来い! 141 00:11:47,207 --> 00:11:50,043 オルーギオ! 142 00:11:50,043 --> 00:11:53,713 あっ…。 「つばあり帽」には関わりたくない。 143 00:11:53,713 --> 00:11:57,383 この子は魔警団に引き渡す。 144 00:11:57,383 --> 00:12:00,587 まっ 待ってください! 私…。 145 00:12:05,158 --> 00:12:07,160 (2人)あっ!? 146 00:12:07,160 --> 00:12:10,496 ココを連れていくのは許さない。 147 00:12:10,496 --> 00:12:14,500 たとえ親友の 君でもね。 148 00:12:14,500 --> 00:12:17,503 俺に魔法を向けるほどかよ。 149 00:12:17,503 --> 00:12:21,007 この子はいったいなんなんだ? 150 00:12:21,007 --> 00:12:24,010 とりあえず中に入ろう。 151 00:12:24,010 --> 00:12:26,512 事情を説明するよ。 152 00:12:29,349 --> 00:12:32,352 (テティア)雲が切れたから やむと思ったのに。 153 00:12:32,352 --> 00:12:35,355 雨 さっきより強くなってきたね。 154 00:12:35,355 --> 00:12:38,358 わっ うひゃぁ~。 (窓が揺れる音) 155 00:12:38,358 --> 00:12:40,693 今夜は荒れそうだなぁ…。 156 00:12:40,693 --> 00:12:44,697 確かに 荒れそう…。 157 00:12:44,697 --> 00:12:48,534 それで例外的に 「知らざる者」を 弟子にしたっていうのか。 158 00:12:48,534 --> 00:12:51,537 「知らざる者」なんて失礼だよ。 159 00:12:51,537 --> 00:12:56,042 彼女はココ。 悪いな ココ。 あっ…。 160 00:12:56,042 --> 00:13:00,480 魔法使いじゃない人間を 呼ぶ名前が他にないんだ。 161 00:13:00,480 --> 00:13:03,983 会うのは初めてだよね? 162 00:13:03,983 --> 00:13:10,323 彼はオルーギオ。 このアトリエの 「見張りの眼」だ。 163 00:13:10,323 --> 00:13:13,159 カルンや大講堂と違って➨ 164 00:13:13,159 --> 00:13:15,995 うちみたいな 郊外の小さなアトリエは➨ 165 00:13:15,995 --> 00:13:18,164 つい閉鎖的になりがちだから➨ 166 00:13:18,164 --> 00:13:22,168 問題が隠匿されないように もう一人別の魔法使い➨ 167 00:13:22,168 --> 00:13:25,338 見張りの眼が 滞在する決まりなんだよ。 168 00:13:25,338 --> 00:13:32,178 今まさに問題を隠匿してたヤツが 悪びれもなく言いやがって…。 169 00:13:32,178 --> 00:13:35,348 あの日 ココの記憶を消していたら➨ 170 00:13:35,348 --> 00:13:39,852 禁止魔法の描かれた絵本の 手がかりも失われていた。 171 00:13:39,852 --> 00:13:42,522 彼女の母親を元に戻すためにも➨ 172 00:13:42,522 --> 00:13:45,191 これがいちばんいい手だと 思ったんだよ。 173 00:13:45,191 --> 00:13:47,527 手がかりだって? 174 00:13:47,527 --> 00:13:51,864 禁止魔法を調べるのは 俺たちの仕事じゃないだろ。 175 00:13:51,864 --> 00:13:54,667 「それ」は 魔警団に任せておけばいいんだ。 176 00:13:57,036 --> 00:14:01,307 (はぜる音) 177 00:14:01,307 --> 00:14:04,811 ふぅ…。 178 00:14:04,811 --> 00:14:07,980 さっきから言ってる 魔警団ってなんだろう? 179 00:14:07,980 --> 00:14:10,650 あっ! って顔をしてるね。 180 00:14:10,650 --> 00:14:13,820 魔警騎士団 通称 「魔警団」。 181 00:14:13,820 --> 00:14:16,823 結託の日に 定められた掟に従い➨ 182 00:14:16,823 --> 00:14:18,991 禁止魔法に手を出した者や➨ 183 00:14:18,991 --> 00:14:22,161 魔法の秘密に触れた者の 記憶を消し去る➨ 184 00:14:22,161 --> 00:14:25,164 「魔法を守る魔法使い」たち。 185 00:14:25,164 --> 00:14:29,669 彼らは規則で動き 情を持たず例外を許さない。 186 00:14:29,669 --> 00:14:31,838 あんな人たちに預けたら➨ 187 00:14:31,838 --> 00:14:35,842 魔法への憧れの気持ちまで 消されてしまうよ。 188 00:14:41,013 --> 00:14:44,350 あっ! ココはいい子なんだ。 189 00:14:44,350 --> 00:14:47,520 頑張り屋さんで お母さん思いで➨ 190 00:14:47,520 --> 00:14:50,022 何より魔法が好きなんだよ。 191 00:14:50,022 --> 00:14:53,860 秘密を知られてしまったのは 僕の罪だ。 192 00:14:53,860 --> 00:14:57,697 ココから魔法の記憶を消すのなら…。 193 00:14:57,697 --> 00:15:01,300 僕の記憶も 消すべきだろう。 194 00:15:01,300 --> 00:15:03,803 あっ! 195 00:15:03,803 --> 00:15:06,806 ん~…。 ったく! 196 00:15:06,806 --> 00:15:09,642 アイツらの弟子入り志願を 受けたときは➨ 197 00:15:09,642 --> 00:15:11,978 お前もやっと 落ち着く気になったと➨ 198 00:15:11,978 --> 00:15:14,480 思ったんだが…。 (2人)んっ…。 199 00:15:14,480 --> 00:15:17,984 勝手にしろ。 200 00:15:17,984 --> 00:15:22,989 だが 何か事件が起きたら すぐ大講堂に報告するぞ。 201 00:15:22,989 --> 00:15:26,659 それが見張りの眼の役割だからな。 202 00:15:26,659 --> 00:15:32,999 (足音) 203 00:15:32,999 --> 00:15:36,502 キーフリー先生。 大丈夫。 204 00:15:36,502 --> 00:15:39,672 ココは自分の魔法で 試験に合格して…。 ハッ! 205 00:15:39,672 --> 00:15:42,842 正式な弟子になったんだから。 206 00:15:42,842 --> 00:15:45,044 堂々としてていいんだ。 207 00:15:47,180 --> 00:15:50,516 ハァッ…。 はい! 208 00:15:50,516 --> 00:15:52,518 (2人)うん! 209 00:15:52,518 --> 00:15:56,689 さっ みんな 風邪ひく前に 湯あみをしておいで。 210 00:15:56,689 --> 00:15:58,691 (3人)は~い! 211 00:16:03,796 --> 00:16:06,799 フデムシ~? 212 00:16:06,799 --> 00:16:09,135 フ デム シ? 213 00:16:09,135 --> 00:16:11,637 フデムシ どこ~? 214 00:16:11,637 --> 00:16:13,973 ンビ ンビ! あっ! 215 00:16:13,973 --> 00:16:16,976 ビッ! フデムシ 待って そっちは…。 216 00:16:16,976 --> 00:16:18,978 ンビビビビビ! 217 00:16:18,978 --> 00:16:23,316 ああ~っ! 入っちゃった~! ⸨おる~ん⸩ 218 00:16:23,316 --> 00:16:26,018 うっ…。 んっ! 219 00:16:27,987 --> 00:16:29,989 あぁ…。 220 00:16:32,325 --> 00:16:34,327 あっ? 221 00:16:34,327 --> 00:16:38,631 「ノックをするな 呪われる」…? 《ヒィ~ッ!》 222 00:16:41,334 --> 00:16:43,836 (ドアの開く音) 223 00:16:43,836 --> 00:16:47,840 あの… 失礼しま~す…。 224 00:16:47,840 --> 00:16:54,347 フデムシ 出ておいで~。 一緒に髪乾かそうよ~。 225 00:16:57,016 --> 00:16:59,018 ばぁっくしょん! あっ! 226 00:16:59,018 --> 00:17:02,121 おい。 227 00:17:02,121 --> 00:17:04,957 ノックをするなっていうのはな…。 228 00:17:04,957 --> 00:17:09,795 ンビ~。 入ってくるなっつう意味だ。 229 00:17:09,795 --> 00:17:12,632 ハアァ~。 230 00:17:12,632 --> 00:17:17,136 んっ? 聞いてんのか ココ。 231 00:17:17,136 --> 00:17:19,472 ンビ~ ビッ。 わっ すみません。 ンビ? 232 00:17:19,472 --> 00:17:21,974 あれ? ビチョビチョだったのに…。 ビッ! 233 00:17:21,974 --> 00:17:23,976 乾いてる。 234 00:17:27,980 --> 00:17:30,316 ハァッ…! ビィ~! 235 00:17:30,316 --> 00:17:32,318 《あったかい。 236 00:17:32,318 --> 00:17:34,820 髪も乾いていく…。 237 00:17:34,820 --> 00:17:40,026 これはオルーギオさんの 魔法…?》 238 00:17:41,994 --> 00:17:45,831 ハァ…。 ンビ~ ビッビッ。 239 00:17:45,831 --> 00:17:49,001 あっ ありがとうございます。 240 00:17:49,001 --> 00:17:52,672 風邪をひかれちゃ困る。 俺は見張り番だぞ。 241 00:17:52,672 --> 00:17:55,174 《体調も見張るんだ》 242 00:17:55,174 --> 00:17:58,678 扉を閉め忘れたのは俺が悪かった。 243 00:17:58,678 --> 00:18:00,780 だが もう出てけ。 244 00:18:00,780 --> 00:18:02,949 何も触る…!? うわぁ~っ! 245 00:18:02,949 --> 00:18:06,619 だから触るなって! んっ? 246 00:18:06,619 --> 00:18:09,956 これ… この魔法…! 247 00:18:09,956 --> 00:18:13,793 私が最初に 魔法を好きになった魔法。 248 00:18:13,793 --> 00:18:16,462 踏むと光る石畳! 249 00:18:16,462 --> 00:18:21,968 灯石道は俺の代表作だ。 ハァッ…! 250 00:18:21,968 --> 00:18:24,971 石が二重になってて➨ 251 00:18:24,971 --> 00:18:28,975 重みで魔紋と陣が重なる。 単純な魔法だ。 252 00:18:28,975 --> 00:18:31,811 こんなもん どこにでも うわっ! ハハッ! 253 00:18:31,811 --> 00:18:35,648 何してんだ お前! 光ってる~。 ンビ? 254 00:18:35,648 --> 00:18:40,052 そりゃ そういう魔法だからな。 255 00:18:41,988 --> 00:18:43,990 私にとって…。 んっ? 256 00:18:43,990 --> 00:18:46,492 この光は特別なんです。 257 00:18:50,496 --> 00:18:52,832 私が歩くと石も光って➨ 258 00:18:52,832 --> 00:18:57,169 まるで魔法の力が宿ったみたいで。 259 00:18:57,169 --> 00:19:03,609 ただ一歩一歩 足を踏み出すのが 楽しかった。 260 00:19:03,609 --> 00:19:07,313 悲しい思い出でもあるけれど…。 261 00:19:09,949 --> 00:19:13,786 それでも…。 262 00:19:13,786 --> 00:19:18,124 この魔法は 私に夢をくれたんです。 263 00:19:18,124 --> 00:19:20,960 だから…。 んっ? 264 00:19:20,960 --> 00:19:25,631 ありがとうございます! オルーギオ先生! 265 00:19:25,631 --> 00:19:28,300 だっ!? 266 00:19:28,300 --> 00:19:31,470 お… 俺は先生じゃねえっつうの! ビッ! 267 00:19:31,470 --> 00:19:33,472 ほら 行った行った! 268 00:19:33,472 --> 00:19:35,975 フッ。 ン~ビ。 269 00:19:38,144 --> 00:19:40,146 んっ…。 270 00:19:42,815 --> 00:19:47,620 憧れの記憶も消されちまう… か。 271 00:19:53,159 --> 00:19:55,828 (雨音) 272 00:19:55,828 --> 00:20:00,499 雨 やまないね…。 ええ。 273 00:20:00,499 --> 00:20:03,836 私 今日はリビングで勉強しようかな。 274 00:20:03,836 --> 00:20:06,005 アガットも一緒にどう? 275 00:20:06,005 --> 00:20:09,842 遠慮するわ。 部屋のほうが 集中できるもの。 276 00:20:09,842 --> 00:20:15,181 あっ そっか…。 じゃあ お昼になったら声かけるね。 277 00:20:15,181 --> 00:20:19,685 (ドアの開閉音) 278 00:20:19,685 --> 00:20:26,859 (雨と風の音) 279 00:20:26,859 --> 00:20:28,861 くっ…。 (窓が揺れる音) 280 00:20:28,861 --> 00:20:32,064 (窓が揺れる音) 281 00:20:34,200 --> 00:20:36,368 (窓が揺れる音) 282 00:20:36,368 --> 00:20:39,205 あ~っ もう! 283 00:20:39,205 --> 00:20:43,709 《うるさい うるさい 集中できない》 284 00:20:43,709 --> 00:20:46,545 くっ…。 285 00:20:46,545 --> 00:20:48,547 《いいわ。 286 00:20:48,547 --> 00:20:51,717 少しくらいうるさいほうが 訓練になるもの》 287 00:20:51,717 --> 00:20:53,719 んっ! 288 00:20:53,719 --> 00:21:00,993 (描く音) 289 00:21:00,993 --> 00:21:02,995 んっ! 290 00:21:05,164 --> 00:21:08,834 《ゆらぎはあるけど 前より安定してる。 291 00:21:08,834 --> 00:21:12,338 これなら次の試験も すぐ受けられる。 292 00:21:12,338 --> 00:21:14,840 実務だって! 293 00:21:14,840 --> 00:21:18,010 よし もう一度》 294 00:21:18,010 --> 00:21:20,012 (馬のいななき) 295 00:21:20,012 --> 00:21:22,515 んん…。 ⚟助けてくれ! (ドアを叩く音) 296 00:21:22,515 --> 00:21:25,017 ⚟お願いだ! ここに魔法使いがいるんだろ! 297 00:21:25,017 --> 00:21:28,020 (テティア)せんせ~! なんの音ですか!? 298 00:21:28,020 --> 00:21:31,190 状況は理解しました。 では その現場の様子は…。 299 00:21:31,190 --> 00:21:33,192 (ダグダ)助けてください 魔法使い! 300 00:21:33,192 --> 00:21:35,194 お願いします! わかりました。 301 00:21:35,194 --> 00:21:37,863 ひとまず落ち着いて。 今 準備をしますから。 302 00:21:37,863 --> 00:21:40,032 (ダグダ)急いでください! 馬車が…。 どうしたの? 303 00:21:40,032 --> 00:21:43,369 雨のせいで階段川の橋が 壊れちゃって…。 304 00:21:43,369 --> 00:21:47,039 川の真ん中に 辻馬車が 取り残されてるみたい。 305 00:21:47,039 --> 00:21:49,542 危ないから 誰も近づけないんだって。 306 00:21:49,542 --> 00:21:52,044 (ダグダ)あの馬車には…! 307 00:21:52,044 --> 00:21:54,880 (4人)あっ! 私の息子も乗ってるんです! 308 00:21:54,880 --> 00:21:57,216 ええ ええ わかっています。 309 00:21:57,216 --> 00:21:59,218 急いで向かいましょう。 お願いします! 310 00:21:59,218 --> 00:22:01,153 《実務…!》 311 00:22:01,153 --> 00:22:03,155 では 僕ともう一人も これからすぐに…。 312 00:22:03,155 --> 00:22:05,991 先生! アガット 君たちは危ないから➨ 313 00:22:05,991 --> 00:22:09,662 ここで待って…。 いえ 私も連れていってください! 314 00:22:09,662 --> 00:22:11,664 あっ…。 315 00:22:11,664 --> 00:22:15,067 役に立ってみせます! 必ず!