1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 (ノルノア)やぁ いらっしゃい。 今日は? 2 00:00:04,004 --> 00:00:06,173 この前のものを受け取りに? ええ。 3 00:00:06,173 --> 00:00:08,508 先日頼んだ魔墨を受け取りに。 4 00:00:08,508 --> 00:00:12,012 あと 杖がひび割れちゃって 修理もお願いしたいの。 5 00:00:12,012 --> 00:00:14,348 《タータ:あんなに 強い光だったのに➨ 6 00:00:14,348 --> 00:00:17,851 じいちゃんが 何も見ていないなんて変だ。 7 00:00:17,851 --> 00:00:21,855 キーフリーさんなら 何か知ってるかな? 8 00:00:21,855 --> 00:00:26,360 あるいは あの人が…?》 9 00:00:29,363 --> 00:00:32,032 (落ちる音) 10 00:00:32,032 --> 00:00:34,201 (テティア/リチェ)あぁ…。 (ココ)ご…。 11 00:00:34,201 --> 00:00:37,871 ごごごごご ごめんなさい…! 12 00:00:37,871 --> 00:00:41,208 (キーフリー)風寄せの手で 山りんごだけを取るには➨ 13 00:00:41,208 --> 00:00:45,045 ちょっと魔法陣が 大きすぎたみたいだね。 14 00:00:45,045 --> 00:00:48,548 はい…。 最初は陣が小さくて➨ 15 00:00:48,548 --> 00:00:53,053 りんごを揺らしただけだったから 強くしようと思ったんですけど。 16 00:00:53,053 --> 00:00:56,890 「引き寄せの矢」に角度をつけて ねじれさせたら? 17 00:00:56,890 --> 00:00:59,726 ほら りんごって 取るときにもぎるでしょ? 18 00:00:59,726 --> 00:01:03,330 いい工夫だね。 目的に合わせて矢を変えれば➨ 19 00:01:03,330 --> 00:01:06,166 魔法はいくらでも 応用が利くんだよ。 20 00:01:06,166 --> 00:01:08,835 (フデムシ)ンビッ。 ンビ…? 21 00:01:08,835 --> 00:01:11,672 失敗したら理由を探して➨ 22 00:01:11,672 --> 00:01:14,341 成功しても 「なんでだろ!」って考える! 23 00:01:14,341 --> 00:01:18,178 繰り返しの練習は ダメなとこ考えて試すため! 24 00:01:18,178 --> 00:01:21,682 惰性じゃない復習が 大事なんだよねっ 先生! 25 00:01:21,682 --> 00:01:23,684 そのとおり! 26 00:01:23,684 --> 00:01:27,521 教えるのが上手だね テティア先生! ハッ! 27 00:01:27,521 --> 00:01:30,691 テティアが先生…! 28 00:01:30,691 --> 00:01:35,696 うれしい~ てれちゃう! もっと言って もっと言って~! 29 00:01:35,696 --> 00:01:38,198 (3人)あっ! ンビ! 30 00:01:38,198 --> 00:01:42,369 (アガット)人の面倒見てる暇なんて あるのかしら。 31 00:01:42,369 --> 00:01:47,874 未熟な自覚があるのなら その分 練習に充てたらどう? 32 00:01:47,874 --> 00:01:50,043 (2人)あぁ…。 フフッ! 33 00:01:50,043 --> 00:01:52,045 ふん…。 ンビ~。 34 00:01:52,045 --> 00:01:54,381 練習するからお手本見っせて~! 35 00:01:54,381 --> 00:01:56,883 ちょっ… あなたたちは 呼び寄せてない! 36 00:01:56,883 --> 00:02:01,154 (はしゃぎ声) 37 00:02:01,154 --> 00:02:03,357 ハハハッ。 38 00:02:05,325 --> 00:02:08,328 ダダ山脈で受けた 「王の許し」みたいな試験が➨ 39 00:02:08,328 --> 00:02:10,998 他にもあるんですか? 40 00:02:10,998 --> 00:02:13,500 ある。 (4人)んっ! 41 00:02:13,500 --> 00:02:16,503 やる意味がわかんないのが 5個もある。 42 00:02:16,503 --> 00:02:19,006 あぁ…。 試験なんてなくても描けるのに。 43 00:02:19,006 --> 00:02:22,843 自分で試して 自分を知るためにやるんだよ。 44 00:02:22,843 --> 00:02:27,848 意味があるかないかは 取り組む側の考え方しだいさ。 45 00:02:27,848 --> 00:02:31,184 とはいえ 自ら挑むのでないかぎりは➨ 46 00:02:31,184 --> 00:02:34,187 どんなことでも 楽しむのは難しいよね。 47 00:02:34,187 --> 00:02:38,191 昔の魔法使いたちも 同じことで悩んでたみたい。 48 00:02:38,191 --> 00:02:41,194 魔法は人を幸せにするためのもの。 49 00:02:41,194 --> 00:02:44,531 弟子たちが苦しんでたら 本末転倒だろう? 50 00:02:44,531 --> 00:02:46,700 だから三賢者様は考えて➨ 51 00:02:46,700 --> 00:02:49,202 試験を みんなが受けたがるような➨ 52 00:02:49,202 --> 00:02:52,105 外の世界の 冒険にしちゃったんだ! 53 00:02:55,208 --> 00:03:00,480 「許しを貰いて弟子となる」。 第1の試験 「王の許し」。 54 00:03:00,480 --> 00:03:06,653 「忠義を示して師と歩む」。 第2の試験 「騎士の忠誠」。 55 00:03:06,653 --> 00:03:12,826 「其の道正しくば鍵を得る」。 第3の試験 「門番の問い」。 56 00:03:12,826 --> 00:03:18,832 「望みを叶えて1人立つ」。 第4の試験 「女王の祝福」。 57 00:03:18,832 --> 00:03:25,172 「教示を与えるのは汝」。 第5の試験 「賢者の教示」。 58 00:03:25,172 --> 00:03:28,508 これが魔法使いの五芒星試験。 59 00:03:28,508 --> 00:03:31,678 先に進むごとに 魔法でできる仕事➨ 60 00:03:31,678 --> 00:03:34,181 許されることの範囲が 増えていって➨ 61 00:03:34,181 --> 00:03:39,853 第4の試験で一人前と認められ 師のもとを卒業する。 62 00:03:39,853 --> 00:03:41,855 図書の塔に挑めるのは…。 あっ! 63 00:03:41,855 --> 00:03:44,357 第3の試験を終えてからだ。 64 00:03:46,860 --> 00:03:49,696 最後の一つは 弟子を取るための試験だし➨ 65 00:03:49,696 --> 00:03:52,532 卒業もまだ 考えなくてもいいけどね。 66 00:03:52,532 --> 00:03:54,534 え~! 67 00:03:54,534 --> 00:03:58,038 テティアはね 卒業したあとのこと よく考えるよ! 68 00:03:58,038 --> 00:04:01,808 すご~く遠くまで旅をして➨ 69 00:04:01,808 --> 00:04:04,311 魔法でいろんな人を助けて➨ 70 00:04:04,311 --> 00:04:08,982 世界中で いろんな人の ありがとうを聞きたいんだ~。 71 00:04:08,982 --> 00:04:13,487 ありがとうって言う人と ありがとうって言われる人。 72 00:04:13,487 --> 00:04:18,492 1つの魔法で2つの幸せ! それって最高にハッピーでしょ? 73 00:04:18,492 --> 00:04:21,661 一石二鳥! 一挙両得! 74 00:04:21,661 --> 00:04:25,165 「喜びはいつだってツインテール」だよ! 75 00:04:25,165 --> 00:04:27,501 だから早く大人になって➨ 76 00:04:27,501 --> 00:04:31,004 2つのツノのとんがり帽子を デザインしたいんだよね~! 77 00:04:31,004 --> 00:04:34,341 その髪型にそんな意味が…! 一人前になったら➨ 78 00:04:34,341 --> 00:04:37,344 帽子も自分で 選べるようになるしね。 79 00:04:37,344 --> 00:04:40,347 リチェは試験なんて大嫌い。 あっ…。 80 00:04:40,347 --> 00:04:42,349 めんどくさいもん。 81 00:04:42,349 --> 00:04:46,686 誰かにやりなさいって言われて 描きたくない魔法描くのやだ。 82 00:04:46,686 --> 00:04:51,024 (アガット)好きな魔法だけ 描いてたら…。 83 00:04:51,024 --> 00:04:56,029 今のまま 使える魔法は増えないわよ。 84 00:04:56,029 --> 00:05:00,800 (風の音) 85 00:05:00,800 --> 00:05:03,470 増えなくていいもん。 86 00:05:03,470 --> 00:05:06,473 やりたくないこと やらなきゃいけないのが➨ 87 00:05:06,473 --> 00:05:11,144 一人前の大人なら リチェは今のままでいい。 88 00:05:11,144 --> 00:05:13,980 先帰る。 89 00:05:13,980 --> 00:05:17,317 リチェ…。 (アガット)私は…。 90 00:05:17,317 --> 00:05:21,822 今のままなんて絶対嫌。 やれないことが多すぎるもの。 91 00:05:21,822 --> 00:05:26,326 早くすべての試験を受けたい。 そしていつか➨ 92 00:05:26,326 --> 00:05:29,329 図書の塔の司書になる。 あっ! 93 00:05:29,329 --> 00:05:31,998 すぐにでも 大人になりたいくらいだわ! 94 00:05:31,998 --> 00:05:35,001 んっ? アガットの一族は➨ 95 00:05:35,001 --> 00:05:38,672 三賢者様が記憶を残した 弟子の一人の家系でね。 96 00:05:38,672 --> 00:05:40,841 代々 司書を務めてるの。 97 00:05:40,841 --> 00:05:44,177 たしか… アークロム家だったかな。 98 00:05:44,177 --> 00:05:49,516 《アガットが目指してるのも 図書の塔なんだ…》 99 00:05:49,516 --> 00:05:51,851 ココは? あっ。 100 00:05:51,851 --> 00:05:54,521 ココはどんな魔法使いに なりたいの? 101 00:05:54,521 --> 00:05:58,024 私はみんなと出発点が違うから…。 102 00:05:58,024 --> 00:06:01,027 やらなきゃいけないこと 決まってる…。 103 00:06:02,963 --> 00:06:07,634 とにかく まずは もっともっと 使える魔法を増やさないと! 104 00:06:07,634 --> 00:06:12,639 よ~し もう一度 風寄せの手を描くぞ~! オーッ! 105 00:06:12,639 --> 00:06:15,642 《描いたら覚える 覚えたら使える。 106 00:06:15,642 --> 00:06:18,311 そうやって身に付けた君の力は➨ 107 00:06:18,311 --> 00:06:22,015 絶対に君を裏切らないからね》 108 00:08:03,450 --> 00:08:05,452 ハッ! 109 00:08:05,452 --> 00:08:08,288 あれ? みんなは? 110 00:08:08,288 --> 00:08:12,125 もう暗い…。 いつ夜になったんだろう。 111 00:08:12,125 --> 00:08:16,629 (ココの母)ココ。 ココ。 あっ ハッ! 112 00:08:18,631 --> 00:08:20,633 ココ。 113 00:08:20,633 --> 00:08:23,636 ハッ… お母さん! 114 00:08:23,636 --> 00:08:29,309 お母さん ごめんなさい 私が悪いの 私のせいなの…。 115 00:08:29,309 --> 00:08:33,980 傷つけるつもりはなかったの。 ただ魔法を諦めきれなくて…。 116 00:08:33,980 --> 00:08:37,150 あっ! 117 00:08:37,150 --> 00:08:40,820 だからあれほど言ったのに。 118 00:08:40,820 --> 00:08:43,656 普通の人間には無理なのよ。 119 00:08:43,656 --> 00:08:46,326 お… お母さん…! 120 00:08:46,326 --> 00:08:51,664 (アガット)何も知らない 「知らざる者」 全部あなたのせいよ ココ。 121 00:08:51,664 --> 00:08:56,669 母親を石に変えたのも 私たちを危険に巻き込んだのも➨ 122 00:08:56,669 --> 00:08:59,839 「そんなつもりはなかった」って 言うんでしょ。 123 00:08:59,839 --> 00:09:01,775 あっ…。 124 00:09:01,775 --> 00:09:03,943 (オルーギオ)「つばあり帽」には 関わりたくない。 125 00:09:03,943 --> 00:09:06,780 (タータ)人にはできることと できないことがあるんだ。 126 00:09:06,780 --> 00:09:09,115 (イースヒース)例外が 存在してはならない。 127 00:09:09,115 --> 00:09:12,118 こうならないために 隠されていたんだから。 128 00:09:12,118 --> 00:09:16,790 ♬~ 129 00:09:16,790 --> 00:09:18,958 プハッ ハッ! 130 00:09:18,958 --> 00:09:24,297 ♬~ 131 00:09:24,297 --> 00:09:27,967 (イグイーン)君が魔法を望んだから こうなったんだよ。 132 00:09:27,967 --> 00:09:30,303 全部全部 君のせい。 133 00:09:30,303 --> 00:09:34,140 世界が壊れるのは君のせい! 134 00:09:34,140 --> 00:09:36,142 ハッ! (割れる音) 135 00:09:36,142 --> 00:09:39,479 ハッ ハッ ハッ…。 136 00:09:39,479 --> 00:09:43,983 ハーッ ハーッ…。 ンビ~! ビッ? 137 00:09:43,983 --> 00:09:48,655 ンビ~ ンビ~。 138 00:09:48,655 --> 00:09:51,357 ハァ…。 139 00:09:56,663 --> 00:09:59,332 ハッ! (物音) 140 00:09:59,332 --> 00:10:02,168 あっ 先生。 まだ起きてたの? 141 00:10:02,168 --> 00:10:06,673 時間が惜しくて。 ダメだよ。 無理もほどほどにね。 142 00:10:06,673 --> 00:10:09,075 はい もう寝ます。 143 00:10:12,512 --> 00:10:16,349 (ドアの開閉音) 144 00:10:16,349 --> 00:10:20,353 あなたもまだ起きてたのね。 うん…。 145 00:10:20,353 --> 00:10:24,157 ちょっと眠れなくて。 ふぅん。 146 00:10:27,360 --> 00:10:31,364 《描いたら覚える。 覚えたら使える。 147 00:10:31,364 --> 00:10:34,534 お母さんを助けられるように なるまでには➨ 148 00:10:34,534 --> 00:10:37,637 あとどれくらい描けるように なればいいんだろう…》 149 00:10:39,706 --> 00:10:43,610 (階段を塞ぐ音) 150 00:10:46,546 --> 00:10:50,550 待っていたんだ… ずっと…。 151 00:10:54,053 --> 00:10:57,223 この日が訪れることを。 152 00:10:57,223 --> 00:11:01,327 《人体にかける魔法を禁止とする 三賢者の選択に➨ 153 00:11:01,327 --> 00:11:03,496 最後まで抵抗したのは➨ 154 00:11:03,496 --> 00:11:07,834 癒やしのための魔法を使う 善き魔法医たちだった。 155 00:11:07,834 --> 00:11:12,172 彼らとともに記憶から失われた 双子瓶の魔法は➨ 156 00:11:12,172 --> 00:11:15,508 薬の共有のために創られた 医療魔法。 157 00:11:15,508 --> 00:11:18,678 たとえ片方が 遠く離れた地にあっても➨ 158 00:11:18,678 --> 00:11:22,849 陣が刻まれたメダルを介して その中身は共有され➨ 159 00:11:22,849 --> 00:11:26,686 必要なものが空になることは なかったという…》 160 00:11:26,686 --> 00:11:32,358 「結託の日」以来 失われて久しい 古き繊細な医療魔法。 161 00:11:32,358 --> 00:11:35,695 創り出せるのが つばあり帽とは 皮肉だな。 162 00:11:35,695 --> 00:11:39,365 美しい魔法だけど 解体させてもらうよ。 163 00:11:39,365 --> 00:11:43,536 ヤツらとつながる唯一の道だ。 164 00:11:43,536 --> 00:11:46,039 《魔墨にはまだ手をつけない…。 165 00:11:46,039 --> 00:11:48,875 未知の力は危険だから。 166 00:11:48,875 --> 00:11:54,380 用があるのは魔法陣が刻まれた 瓶の中に隠されたメダル。 167 00:11:54,380 --> 00:11:58,718 向こう側にバレないように 取り出せるか…? 168 00:11:58,718 --> 00:12:01,154 これはヤツらに属するもの。 169 00:12:01,154 --> 00:12:04,324 このメダルを 「導きの魔針球」に放り込めば➨ 170 00:12:04,324 --> 00:12:07,827 含有物 持ち主 造られた場所➨ 171 00:12:07,827 --> 00:12:11,497 あらゆる痕跡が 彼らを示す針となる。 172 00:12:11,497 --> 00:12:14,334 ささいな手がかりより➨ 173 00:12:14,334 --> 00:12:17,637 もっと確かな居場所を つかむことができるんだ!》 174 00:12:22,175 --> 00:12:25,511 (雷が発生する音) 175 00:12:25,511 --> 00:12:28,181 《襲雷の魔法!? 気付かれたか!》 176 00:12:28,181 --> 00:12:34,187 ♬~ 177 00:12:34,187 --> 00:12:36,189 水!? まずい! 178 00:12:36,189 --> 00:12:46,532 ♬~ 179 00:12:46,532 --> 00:12:51,371 《油断した。 水中では魔法は無力だ…!》 180 00:12:51,371 --> 00:13:02,482 ♬~ 181 00:13:02,482 --> 00:13:05,652 ゲホッ ケホッ ケホッ…。 (落ちる音) 182 00:13:05,652 --> 00:13:08,655 フー ハッ… ゲホッ ゲホッ ゴホッ…。 (インク瓶の転がる音) 183 00:13:08,655 --> 00:13:14,560 ハッ… ハーッ ハッ… ゲホッ…。 184 00:13:21,501 --> 00:13:25,805 お前… 目玉の…。 185 00:13:28,508 --> 00:13:31,010 (割れる音) 186 00:13:31,010 --> 00:13:36,115 ま… あ… 待て…。 187 00:13:38,685 --> 00:13:43,690 まだ… 用が…。 188 00:13:48,361 --> 00:13:52,031 くっ… くそ…。 189 00:13:52,031 --> 00:13:54,367 諦めないぞ…。 190 00:13:54,367 --> 00:13:56,869 必ず取り戻す…。 191 00:13:56,869 --> 00:14:00,173 僕から奪ったものを…! 192 00:14:02,141 --> 00:14:05,144 (メダルを投げてつかむ音) 193 00:14:05,144 --> 00:14:08,147 せっかくあの子にあげたのに。 194 00:14:08,147 --> 00:14:11,150 あ~あ 台なしだよ。 195 00:14:19,659 --> 00:14:21,828 (2人)くあぁ…。 196 00:14:21,828 --> 00:14:24,163 あっ! あくびそろった! 197 00:14:24,163 --> 00:14:27,333 今日ずっとだよね。 2人して夜更かし? 198 00:14:27,333 --> 00:14:29,502 くあ~…。 わかった! 199 00:14:29,502 --> 00:14:33,506 夜な夜な魔法騎士に変身して 襲い来る敵をバッサバッサ~。 200 00:14:33,506 --> 00:14:35,842 (アガット)変身は禁止魔法だから。 201 00:14:35,842 --> 00:14:38,010 あくびが止まらなくなる くらいなら➨ 202 00:14:38,010 --> 00:14:40,346 夜はきちんと寝るべきよ。 203 00:14:40,346 --> 00:14:44,851 あなたここ数日 夜中も ずっと起きて練習してるでしょ。 204 00:14:44,851 --> 00:14:49,522 ハハ… ほ… ほら 夜中って つい筆が乗っちゃって…。 205 00:14:49,522 --> 00:14:51,524 (テティア)えっ ダメだよ ココ! あっ。 206 00:14:51,524 --> 00:14:54,193 気持ちはわかるけど 無理はよくない! 207 00:14:54,193 --> 00:14:57,864 よい魔法はよい睡眠から。 あとごはん。 208 00:14:57,864 --> 00:14:59,966 オル先生も言ってたよ。 209 00:14:59,966 --> 00:15:01,968 ⸨オルーギオ:ガキのうちは 寝とかないと➨ 210 00:15:01,968 --> 00:15:04,971 大人になったらガタがくる…⸩ って。 211 00:15:04,971 --> 00:15:09,642 テティア 安眠用のアルブ茶いれたげる。 先生もいる? 212 00:15:09,642 --> 00:15:12,979 んっ… んっ…。 213 00:15:12,979 --> 00:15:16,983 先生? あっ! ごめん なんの話? 214 00:15:16,983 --> 00:15:20,653 ごめんごめん。 ごはん食べたらボーッとしちゃって。 215 00:15:20,653 --> 00:15:24,157 お茶は僕がいれるよ。 216 00:15:24,157 --> 00:15:26,993 あつっ! あっ! (割れる音) 217 00:15:26,993 --> 00:15:29,162 (ココ/テティア)あぁ…。 218 00:15:29,162 --> 00:15:35,001 (テティア)先生 本当に大丈夫? うん… 大丈夫…。 219 00:15:35,001 --> 00:15:39,005 《まだ昨日のしびれが取れない》 220 00:15:39,005 --> 00:15:41,174 いやぁ しまったな~。 221 00:15:41,174 --> 00:15:43,176 最後のアルブ茶 ダメにしちゃった。 222 00:15:43,176 --> 00:15:45,511 外に出て葉を取ってくるよ。 223 00:15:45,511 --> 00:15:48,181 みんなは基礎魔法教本を進めてて。 224 00:15:48,181 --> 00:15:51,884 片づけはあとでやるからね。 225 00:15:55,688 --> 00:15:59,358 あぁ…。 なんか今日の先生 変。 226 00:15:59,358 --> 00:16:04,163 やはり睡眠不足の影響は絶大…。 あっ…。 227 00:16:06,132 --> 00:16:08,134 そうだ アガット。 228 00:16:08,134 --> 00:16:10,636 ちょっと いいかな…。 229 00:16:15,308 --> 00:16:17,476 これ 返すね。 230 00:16:17,476 --> 00:16:19,645 私の飛靴! 231 00:16:19,645 --> 00:16:22,148 返すの遅くなっちゃってごめんね。 232 00:16:22,148 --> 00:16:26,819 きれいに描かなきゃって思ったら 時間かかっちゃった。 233 00:16:26,819 --> 00:16:30,656 もしかして 昨日もこれを? あ… うん。 234 00:16:30,656 --> 00:16:33,826 でも みんなほど上手な 魔法陣じゃないから➨ 235 00:16:33,826 --> 00:16:37,129 履いてみて飛びにくかったら 描き直してね。 236 00:16:41,500 --> 00:16:44,504 どういうつもり…? あっ…。 237 00:16:44,504 --> 00:16:48,508 何をたくらんでるのよ。 あっ…。 238 00:16:48,508 --> 00:16:50,510 ずっと気になってた。 239 00:16:50,510 --> 00:16:54,013 「王の許し」 第1の試験のときのこと。 240 00:16:54,013 --> 00:16:56,515 私に無理やり 追い立てられたって➨ 241 00:16:56,515 --> 00:16:59,852 あなた キーフリー先生に 言わなかったでしょ。 242 00:16:59,852 --> 00:17:03,789 オルーギオさんに相談することだって できたはず…。 243 00:17:03,789 --> 00:17:09,795 なのに 私を責めもしないで 飛靴を修理してよこすなんて…。 244 00:17:09,795 --> 00:17:12,131 どうしてなの? 245 00:17:12,131 --> 00:17:15,801 あなたの考えてること 全然わからないわ。 246 00:17:15,801 --> 00:17:17,803 あっ…。 247 00:17:17,803 --> 00:17:21,974 あの日 確かにアガットは強引で➨ 248 00:17:21,974 --> 00:17:26,145 試験は怖くて 一人は心細かった。 249 00:17:26,145 --> 00:17:29,982 あのまま何もしないで 迎えを待つこともできた。 250 00:17:29,982 --> 00:17:33,152 だけど…。 251 00:17:33,152 --> 00:17:39,325 あのとき ダダ山脈の麓に立って 挑もうって決めたのは自分だもん。 252 00:17:39,325 --> 00:17:43,329 大丈夫 できるって 証明したかったのは➨ 253 00:17:43,329 --> 00:17:45,498 きっと自分自身。 254 00:17:45,498 --> 00:17:48,668 自分の魔法で困難を乗り越えて➨ 255 00:17:48,668 --> 00:17:51,170 いつか希望をつかめるって。 256 00:17:53,339 --> 00:17:55,341 でないと…。 257 00:17:59,011 --> 00:18:01,113 じゃあ なによ…。 258 00:18:01,113 --> 00:18:04,450 ずっと気にしてたのは 私だけってこと? 259 00:18:04,450 --> 00:18:06,452 それって…。 260 00:18:06,452 --> 00:18:08,454 あっ! (倒れる音) 261 00:18:08,454 --> 00:18:10,756 ココ! ハァ ハァ…。 262 00:18:21,634 --> 00:18:24,804 ンビ~。 263 00:18:24,804 --> 00:18:27,473 んっ んっ…。 ビ~。 264 00:18:27,473 --> 00:18:29,642 プッ。 265 00:18:29,642 --> 00:18:33,980 よし… 感覚も戻ってきた。 266 00:18:33,980 --> 00:18:36,482 変に思ったかな。 267 00:18:36,482 --> 00:18:39,318 聡い子たちだから気付いたかも。 268 00:18:39,318 --> 00:18:43,489 知られたら終わりだ。 絶対に隠し通さないとね。 269 00:18:43,489 --> 00:18:46,325 ナイショにしておいてくれるかい? フンフン。 270 00:18:46,325 --> 00:18:49,996 ビーッ! 名前が気に食わないって顔だね。 271 00:18:49,996 --> 00:18:51,998 ンビ ビーッ! 272 00:18:51,998 --> 00:18:56,168 え~ かわいいと思うんだけどな フンフン。 273 00:18:56,168 --> 00:18:58,170 ビーッ! そんなに嫌? 274 00:18:58,170 --> 00:19:00,573 (アガット)先生! ビッ! あっ!? 275 00:19:02,775 --> 00:19:04,777 (転がる音) 276 00:19:10,282 --> 00:19:14,620 おおおお 驚いたよ アガット! すごい速さだったね!? 277 00:19:14,620 --> 00:19:18,958 かかとの矢が長すぎて 魔法陣がいびつだったからです! 278 00:19:18,958 --> 00:19:23,796 へぇ! ぜひ見たいな。 そんなことより大変なんです➨ 279 00:19:23,796 --> 00:19:26,298 ココが…! えっ!? 280 00:19:28,968 --> 00:19:31,137 ハァ ハァ…。 カルンの病院に連れていってくる。 281 00:19:31,137 --> 00:19:34,140 (オルーギオ)ああ 留守は任せろ。 うん。 282 00:19:34,140 --> 00:19:38,144 他のみんなも何かあったら オルに相談するんだよ。 283 00:19:41,147 --> 00:19:43,549 あっ…。 んっ…。 284 00:19:50,656 --> 00:19:54,660 頑張って… 病院までもう少しだ。 285 00:19:54,660 --> 00:19:59,165 《熱が更に上がってる。 早く医者に見せないと》 286 00:20:02,501 --> 00:20:05,504 (鐘の音) 287 00:20:05,504 --> 00:20:07,673 (2人)ハハハ…。 じゃあ次 俺からな。 288 00:20:07,673 --> 00:20:10,676 よし ちゃんとやれよ! うん いくぞ! 289 00:20:10,676 --> 00:20:14,680 このくらい… おりゃっ! 290 00:20:14,680 --> 00:20:18,184 あっ あぁ~…。 ちゃんと取れよ! 291 00:20:18,184 --> 00:20:20,853 あ… あれ? タータもう帰るの? 292 00:20:20,853 --> 00:20:24,023 ごめん 渡り船の時間があるから。 293 00:20:24,023 --> 00:20:27,193 そっかぁ。 お前んち中州の島だっけ? 294 00:20:27,193 --> 00:20:30,863 変なの。 魔法使いの一族なら➨ 295 00:20:30,863 --> 00:20:35,034 お前も飛んで帰ればいいのに。 な~っ。 296 00:20:35,034 --> 00:20:38,704 いろいろと 決まりがあんだよ。 297 00:20:38,704 --> 00:20:43,375 ちぇ~。 また明日な~。 またな~。 298 00:20:43,375 --> 00:20:46,545 ハァ ハァ ハァ…。 299 00:20:46,545 --> 00:20:50,049 《知らないヤツは 好き勝手言うよな》 300 00:20:50,049 --> 00:20:52,051 ハァ ハァ ハァ…。 301 00:20:52,051 --> 00:20:54,386 《俺だって本当は…》 302 00:20:54,386 --> 00:20:57,890 あっ! あっ! ハァ ハァ…。 303 00:20:57,890 --> 00:21:03,496 あれ? キーフリーさん…? ハァ ハァ ハァ…。 304 00:21:03,496 --> 00:21:05,664 どうしてここに…。 タータくん 病院は➨ 305 00:21:05,664 --> 00:21:07,666 この先で合ってるよね? 306 00:21:07,666 --> 00:21:09,835 道が合っているかわからなくて…。 307 00:21:09,835 --> 00:21:14,340 あっ 病院ですね。 こっち! 近道を知ってる! 308 00:21:14,340 --> 00:21:16,342 ありがとう。 309 00:21:16,342 --> 00:21:33,859 ♬~ 310 00:21:33,859 --> 00:21:38,030 お願いします。 ええ お預かりしましょう。 311 00:21:38,030 --> 00:21:40,032 しばらくお待ちを。 312 00:21:40,032 --> 00:21:45,204 ハァ… ハァ…。 だ… 大丈夫かな…。 313 00:21:45,204 --> 00:21:48,040 助かったよ タータくん。 あっ。 314 00:21:48,040 --> 00:21:50,543 よく あんな道知ってたね。 315 00:21:50,543 --> 00:21:53,879 このくらいなら誰だって…。 いや 大したものだよ。 316 00:21:53,879 --> 00:21:57,049 君は観察力が鋭いんだね。 317 00:21:57,049 --> 00:22:01,053 物事をよく見てるのかな? んっ…。 318 00:22:02,988 --> 00:22:05,991 あの キーフリーさん。 319 00:22:05,991 --> 00:22:10,796 俺 あなたに 聞きたいことがあるんです。