1 00:00:02,002 --> 00:00:10,010 ♬~ 2 00:00:15,515 --> 00:00:19,853 (ココ)スポーツ選手は 生まれたときからスポーツ選手? 3 00:00:19,853 --> 00:00:24,024 宇宙飛行士やアイドルは? 4 00:00:24,024 --> 00:00:26,860 生まれたときはわからない。 5 00:00:26,860 --> 00:00:30,864 でもじゃあ 魔法使いは? 6 00:00:56,223 --> 00:00:58,425 すぅ…。 7 00:01:01,662 --> 00:01:03,664 ハァッ! 8 00:01:28,855 --> 00:01:31,525 はぁ…。 あっ。 9 00:01:31,525 --> 00:01:33,860 ごめんね 汚して! 10 00:01:33,860 --> 00:01:36,063 お洗濯 もう終わるから。 11 00:01:38,865 --> 00:01:41,535 すぐ元に戻るよ。 12 00:01:41,535 --> 00:01:44,838 この泉 魔法がかかってるから! 13 00:02:08,495 --> 00:02:10,664 何回見てもきれい…。 14 00:02:10,664 --> 00:02:14,167 すごいなぁ 魔法! 15 00:02:16,503 --> 00:02:19,506 《魔法は世界にあふれていて➨ 16 00:02:19,506 --> 00:02:24,845 なくてはならない便利な奇跡。 17 00:02:24,845 --> 00:02:28,682 でも その仕組みはわからない。 18 00:02:28,682 --> 00:02:33,020 魔法をかけられるのは 魔法使いだけ。 19 00:02:33,020 --> 00:02:35,355 ただの人間は➨ 20 00:02:35,355 --> 00:02:38,692 魔法を 恵んでもらうことしかできない。 21 00:02:38,692 --> 00:02:41,895 魔法使いにはなれないのだ》 22 00:02:44,197 --> 00:02:48,201 いいなぁ 魔法使いに生まれた人は。 23 00:02:50,704 --> 00:02:52,706 んっ? 24 00:02:55,375 --> 00:02:57,544 シーツよ シーツ。 25 00:02:57,544 --> 00:03:02,482 空飛ぶマントに~ なあれっ! 26 00:03:02,482 --> 00:03:04,985 あっ… あぁ…。 27 00:03:04,985 --> 00:03:06,987 うわぁ! あっ 待って! 28 00:03:06,987 --> 00:03:09,322 ダメ! そういう飛ぶじゃないの! 29 00:03:09,322 --> 00:03:11,658 ぐっ… えいっ! 30 00:03:11,658 --> 00:03:13,660 ハァッ! 31 00:03:13,660 --> 00:03:18,331 ♬~ 32 00:03:18,331 --> 00:03:20,500 わぁ…! 33 00:03:20,500 --> 00:03:25,839 ♬~ 34 00:03:25,839 --> 00:03:28,041 羽馬車だ! 35 00:03:30,844 --> 00:03:33,180 ヒヒッ ハハ…。 36 00:03:33,180 --> 00:03:36,683 ハッ あっ! 37 00:03:36,683 --> 00:03:39,186 やっ! フフッ! 38 00:03:41,354 --> 00:03:43,857 羽馬車が降りるの初めて見た! 39 00:03:45,859 --> 00:03:49,529 お母さん! 外に羽馬車が来てるよ! 40 00:03:49,529 --> 00:03:51,531 お母さ~ん! 41 00:03:53,533 --> 00:03:55,535 お母さ~ん! 42 00:03:55,535 --> 00:03:58,371 んっ? あっ。 43 00:03:58,371 --> 00:04:00,474 (2人)あっ。 44 00:04:00,474 --> 00:04:02,809 (キーフリー)んっ。 45 00:04:02,809 --> 00:04:05,145 ごめんなさい! 気付かなくて。 46 00:04:05,145 --> 00:04:09,149 大丈夫。 僕こそごめんね ドアの前にいて。 47 00:04:09,149 --> 00:04:11,485 あらちょっと信じられない! ほらこれ! 48 00:04:11,485 --> 00:04:14,821 こんな所にあるなんて。 あら でも➨ 49 00:04:14,821 --> 00:04:17,324 置き去り草のししゅうなんて 古くない? 50 00:04:17,324 --> 00:04:20,494 それより見て! これハリアン編みのレース! 51 00:04:20,494 --> 00:04:22,496 あらすごい! 城下町じゃ➨ 52 00:04:22,496 --> 00:04:25,332 あっという間に品切れだったのに。 ハァッ! フホホホッ! 53 00:04:25,332 --> 00:04:29,836 あのお客様 羽馬車に乗ってきたんだ! 54 00:04:29,836 --> 00:04:32,172 ハッ! あ いや 僕は違うよ。 55 00:04:32,172 --> 00:04:35,675 ねぇ仕立て屋さん こういうレース 他にもある? 56 00:04:35,675 --> 00:04:38,178 (ココの母)はい ただいま! 57 00:04:38,178 --> 00:04:42,182 ココ! いるなら手伝って! あっ…。 58 00:04:42,182 --> 00:04:44,184 そちらの方 ご注文は? 59 00:04:44,184 --> 00:04:47,687 煙色の布が欲しいんですが 忙しいならあとでも…。 60 00:04:47,687 --> 00:04:50,857 私 採寸できます。 君が? 61 00:04:50,857 --> 00:04:54,027 ココはうまいのよ。 へぇ…。 62 00:04:54,027 --> 00:04:56,696 フフ… ハッ! 63 00:04:56,696 --> 00:04:59,866 ねぇ 終わったら 羽馬車 見にいってもいい? 64 00:04:59,866 --> 00:05:02,803 なんだって? 羽馬車が来てるの! 65 00:05:02,803 --> 00:05:04,805 羽馬車! 66 00:05:04,805 --> 00:05:07,641 お客様のもので 遊ぶ気じゃないでしょうね? 67 00:05:07,641 --> 00:05:11,144 大丈夫 見るだけ! んっ…。 68 00:05:11,144 --> 00:05:16,149 もう魔法使いになりたいなんて 言わないから…! 69 00:05:16,149 --> 00:05:19,486 んっ… はぁ…。 70 00:05:19,486 --> 00:05:23,824 仕事が早く終わったらね。 ハハッ! やったぁ~! 71 00:05:23,824 --> 00:05:25,825 お待たせしました! 72 00:05:25,825 --> 00:05:28,161 寸法はいかほどに? あっ ここに。 73 00:05:28,161 --> 00:05:30,163 お預かりします。 74 00:05:30,163 --> 00:05:43,844 ♬~ 75 00:05:43,844 --> 00:05:46,046 すぅ…。 76 00:05:52,519 --> 00:05:55,322 ふぅ~っ。 フッ。 77 00:06:00,961 --> 00:06:03,763 ふぅ。 あっ! 78 00:06:07,634 --> 00:06:09,636 はあああ…。 79 00:06:09,636 --> 00:06:11,638 へぇ…。 80 00:06:11,638 --> 00:06:15,809 すごい集中力だ 手際もいい。 81 00:06:15,809 --> 00:06:18,812 迷いのない線 そして裁断。 ハァッ! 82 00:06:18,812 --> 00:06:21,982 何より正確で丁寧な仕上がり。 83 00:06:21,982 --> 00:06:26,319 この村にこんなすてきな 職人がいたとはね! 84 00:06:26,319 --> 00:06:28,822 これこそ魔法だ。 85 00:06:28,822 --> 00:06:31,658 ハァッ! いい… いえ!? 86 00:06:31,658 --> 00:06:34,160 私のは全然違いますです! 87 00:06:34,160 --> 00:06:37,330 魔法っていうのは もっと不思議で キラキラで➨ 88 00:06:37,330 --> 00:06:39,499 価値があって すごくきれいで➨ 89 00:06:39,499 --> 00:06:42,836 それでもっと もっと…。 90 00:06:42,836 --> 00:06:46,506 もっとこう… と 尊いんです…。 91 00:06:46,506 --> 00:06:49,342 何を言ってるんでしょう 私は…。 92 00:06:49,342 --> 00:06:52,145 本当に魔法が好きなんだねぇ。 93 00:06:54,180 --> 00:06:57,183 どうしてか 聞いてもいい? 94 00:06:57,183 --> 00:06:59,185 んっ…。 95 00:07:02,122 --> 00:07:06,459 小さい頃… お城のお祭りに 連れていってもらったとき➨ 96 00:07:06,459 --> 00:07:10,297 仮面をつけた 魔法使いと出会って…。 97 00:07:10,297 --> 00:07:27,647 ♬~ 98 00:07:27,647 --> 00:07:29,649 ⸨そこのあなた…。 99 00:07:29,649 --> 00:07:33,653 魔法の絵本を買いませんか? 100 00:07:35,822 --> 00:07:37,824 まほう? 101 00:07:37,824 --> 00:07:41,661 絵本は好きだけど まほうってなぁに? 102 00:07:41,661 --> 00:07:46,666 魔法は世界を彩る奇跡。 103 00:07:46,666 --> 00:07:50,170 大空をかける羽馬車に➨ 104 00:07:50,170 --> 00:07:53,173 澄んだ水を保つ久遠の泉。 105 00:07:53,173 --> 00:07:56,009 そして あなたの足元の➨ 106 00:07:56,009 --> 00:07:58,678 踏むと光る ともし火の石畳も➨ 107 00:07:58,678 --> 00:08:00,947 すべて魔法なのですよ。 108 00:08:00,947 --> 00:08:04,784 うわぁ~ きれいねぇ~。 109 00:08:04,784 --> 00:08:08,955 まほう しゅごいね! ココ まほう好き~! イヒヒ。 110 00:08:08,955 --> 00:08:11,458 今なら杖のオマケ付き! 111 00:08:13,626 --> 00:08:15,962 ヒヒッ。 (ココの母)それで➨ 112 00:08:15,962 --> 00:08:18,131 そんなもの買わされたの? 113 00:08:18,131 --> 00:08:20,633 焼きイチゴが食べたいって 言ってたのに。 114 00:08:20,633 --> 00:08:25,138 あのね ちょうちょを追いかけたら とんがり帽子の人がいてね。 115 00:08:25,138 --> 00:08:29,976 それはさっきも聞いたわよ。 だからね まほうの絵本なの! 116 00:08:29,976 --> 00:08:31,978 オマケのつえ~! 117 00:08:31,978 --> 00:08:36,316 ふぅ…。 さぁココ そろそろ帰りましょう。 118 00:08:36,316 --> 00:08:39,319 遅くなったわ。 おかあさん! んっ? 119 00:08:39,319 --> 00:08:41,821 ココね 大きくなったら➨ 120 00:08:41,821 --> 00:08:44,991 せかいをいろどる まほうつかいになる! 121 00:08:44,991 --> 00:08:48,661 無理よ。 なんで~!? 122 00:08:48,661 --> 00:08:52,999 ココ。 魔法の力を持って 生まれた人じゃないと➨ 123 00:08:52,999 --> 00:08:55,668 魔法使いにはなれないのよ。 124 00:08:55,668 --> 00:09:00,273 普通の人間には 魔法使いの素質はないんだから。 125 00:09:00,273 --> 00:09:03,443 さっ ココ 帰りましょう。 126 00:09:03,443 --> 00:09:05,445 でも見て! んっ? 127 00:09:05,445 --> 00:09:08,448 ココが踏むと道が光るよ。 128 00:09:08,448 --> 00:09:10,950 フフッ! 129 00:09:10,950 --> 00:09:14,788 じゃあ おうちに帰るまで 光り続けていたら➨ 130 00:09:14,788 --> 00:09:17,957 ココにも魔法が使えるかもね。 131 00:09:17,957 --> 00:09:20,560 んっ…⸩ 132 00:09:27,634 --> 00:09:30,970 それ以来 なんとなく 見るのが好きっていうか➨ 133 00:09:30,970 --> 00:09:32,972 諦めきれないっていうか…。 134 00:09:32,972 --> 00:09:34,974 そのときのこと もう少し詳しく。 135 00:09:34,974 --> 00:09:36,976 (2人)あっ! (大きな物音) 136 00:09:36,976 --> 00:09:40,146 (客たち)何!? んっ! ココ!? 137 00:09:40,146 --> 00:09:43,149 ⚟ああ こら おとなしくしないか。 (ココ/ココの母)あっ! 138 00:09:43,149 --> 00:09:45,151 あっ どうどう…。 139 00:09:47,821 --> 00:09:49,823 (ココ/ココの母)あっ…! 140 00:09:54,494 --> 00:09:58,665 (カムラ)何してんだよ もう…。 (タナル)うるせぇ いてて…。 141 00:09:58,665 --> 00:10:00,667 大丈夫!? ココ…。 142 00:10:00,667 --> 00:10:04,170 何があったの? 何もしてないのに壊れたんだ。 143 00:10:04,170 --> 00:10:07,340 えっ!? 違うよ タナルが下に潜ったんだ! 144 00:10:07,340 --> 00:10:10,343 チクんなよ。 底に頭ぶつけたら➨ 145 00:10:10,343 --> 00:10:13,513 ひっくり返って…。 ⚟まぁ なんてことなの!? 146 00:10:13,513 --> 00:10:16,182 (2人)あぁ…! うちの羽馬車が こんな…! 147 00:10:16,182 --> 00:10:18,351 お父様に借りたのに…。 148 00:10:18,351 --> 00:10:22,188 申し訳ありません。 村の子どもたちが とんだ失礼を。 149 00:10:22,188 --> 00:10:26,359 あ… 謝られてもねぇ。 馬車がなければ帰れないわ! 150 00:10:26,359 --> 00:10:28,695 あぁ なんと申し上げたらよいか…。 151 00:10:28,695 --> 00:10:31,698 あの…。 152 00:10:31,698 --> 00:10:34,100 僕が直しましょうか。 153 00:10:36,035 --> 00:10:39,038 見たところ そんなにひどい破損でもないし。 154 00:10:39,038 --> 00:10:41,374 ちょっと あなたなんなの!? 155 00:10:41,374 --> 00:10:44,878 失礼 トレードマークを忘れてましたね。 156 00:10:46,880 --> 00:10:49,382 ハァッ。 157 00:10:49,382 --> 00:10:51,384 あっ! 158 00:10:51,384 --> 00:10:54,888 魔法使いの キーフリーと申します。 159 00:10:57,724 --> 00:11:00,994 (2人)とんがり帽子。 ハッ! 直せるの? 160 00:11:00,994 --> 00:11:04,831 ええ。 助かります 魔法使いさん! 161 00:11:04,831 --> 00:11:09,502 大丈夫ですよ。 馬車の底板に 魔法をかけ直すだけですから。 162 00:11:09,502 --> 00:11:13,006 ぜひ お願いしたいわ! 任せてください。 163 00:11:13,006 --> 00:11:15,675 はぁ…。 ただ 屋外ではちょっと…。 164 00:11:15,675 --> 00:11:18,678 うちの店の作業場を 使ってください! ココ! 165 00:11:18,678 --> 00:11:21,014 いいでしょ お母さん! 166 00:11:21,014 --> 00:11:23,516 《だって…。 167 00:11:23,516 --> 00:11:26,186 本物の魔法使いだよ…。 168 00:11:26,186 --> 00:11:30,023 もしかしたら 見れちゃうかもしれない…。 169 00:11:30,023 --> 00:11:34,327 魔法をかける その瞬間が…!》 170 00:11:42,035 --> 00:11:44,370 ⸨魔法をかけてる間➨ 171 00:11:44,370 --> 00:11:48,041 誰も中をのぞかないように 外を見張っててほしいんだ。 172 00:11:48,041 --> 00:11:52,145 何があっても決して 入れてはいけないよ。 いいね⸩ 173 00:11:54,714 --> 00:11:58,217 人生そう甘くないよね…。 174 00:11:58,217 --> 00:12:01,654 《でも なんで 見ちゃいけないんだろう? 175 00:12:01,654 --> 00:12:05,992 魔法は 世の中にたくさんあるのに➨ 176 00:12:05,992 --> 00:12:09,329 そのかけ方は 私たちにはわからない。 177 00:12:09,329 --> 00:12:12,332 魔法使いだけが知っている》 178 00:12:12,332 --> 00:12:14,634 秘密… あっ! 179 00:12:18,504 --> 00:12:21,507 んっ? あれ? 180 00:12:21,507 --> 00:12:23,843 (タナル)うおっ 滑る! (物音) 181 00:12:23,843 --> 00:12:26,679 あっ! ちょっと 何してるの!? 182 00:12:26,679 --> 00:12:29,349 見つかった! アイツなら平気平気。 183 00:12:29,349 --> 00:12:32,352 (タナル)ここからのぞけるかな? ん~! 184 00:12:32,352 --> 00:12:35,021 待って! 大きな声出すなよ。 185 00:12:35,021 --> 00:12:37,023 のいて! (2人)あっ…。 186 00:12:41,194 --> 00:12:44,030 (窓の開く音) 187 00:12:44,030 --> 00:12:46,132 (3人)ん~っ! あっ…。 188 00:12:48,868 --> 00:12:52,872 なんだよ つまんねえの。 ホント ホント…。 189 00:12:52,872 --> 00:12:56,676 (風の音) 190 00:12:58,711 --> 00:13:01,814 わっ! あっ なっ 何!? 191 00:13:01,814 --> 00:13:03,816 ハァッ! 192 00:13:27,173 --> 00:13:29,676 んっ。 193 00:13:33,012 --> 00:13:36,015 《やっぱりダメ! いや どうしても見たい。 194 00:13:36,015 --> 00:13:38,184 でもダメ》 195 00:13:38,184 --> 00:13:40,887 ハァッ…。 196 00:13:47,026 --> 00:13:49,028 ハァッ…! 197 00:14:01,140 --> 00:14:04,477 ハァッ…。 198 00:14:04,477 --> 00:14:06,779 《描いてる》 199 00:14:10,149 --> 00:14:13,152 《魔法を… ペンで!?》 200 00:14:15,154 --> 00:14:17,490 じゃあ あれは…。 201 00:14:17,490 --> 00:14:20,159 杖じゃない! 202 00:14:20,159 --> 00:14:23,496 魔法は…。 203 00:14:23,496 --> 00:14:26,833 かけるんじゃなくて…。 204 00:14:26,833 --> 00:14:29,836 描くんだ…! 205 00:14:29,836 --> 00:14:32,004 さて…。 ココ! ハッ! 206 00:14:32,004 --> 00:14:35,508 終わったよ~。 んっ? 207 00:14:38,678 --> 00:14:41,180 ハァ ハァ ハァ…。 208 00:14:41,180 --> 00:14:43,683 ココ? お疲れさまです…。 209 00:14:43,683 --> 00:14:47,854 おぉ。 ハァ ハァ ハァ…。 210 00:14:47,854 --> 00:14:50,056 (いななき) 211 00:15:00,133 --> 00:15:02,135 ふぅ…。 212 00:15:02,135 --> 00:15:05,471 母さん 少し安心したよ。 えっ? 213 00:15:05,471 --> 00:15:07,974 魔法が大好きなアンタが➨ 214 00:15:07,974 --> 00:15:11,978 魔法使いと一緒に行きたい なんて➨ 215 00:15:11,978 --> 00:15:15,481 言いだすんじゃないかと思ってね。 あっ…。 216 00:15:15,481 --> 00:15:18,818 父さんが病気で死んでしまって➨ 217 00:15:18,818 --> 00:15:23,156 そのうえ ココにまで 出ていかれたら 母さん…。 218 00:15:23,156 --> 00:15:27,059 言わないよ! お母さんを 一人になんてできないもん。 219 00:15:29,829 --> 00:15:34,834 ありがとう。 優しい子だね ココは。 220 00:15:40,339 --> 00:15:43,342 んっ? フフフ…。 フフッ。 221 00:15:47,180 --> 00:15:49,382 あむっ。 ん~っ! フフ…。 222 00:15:51,684 --> 00:15:54,020 おやすみなさい。 223 00:15:54,020 --> 00:15:57,690 おやすみ。 あっ ココ! んっ? 224 00:15:57,690 --> 00:16:02,462 あ… 何でもない。 おやすみ。 225 00:16:02,462 --> 00:16:05,631 おやすみ。 226 00:16:05,631 --> 00:16:10,803 (ドアの開閉音) 227 00:16:10,803 --> 00:16:12,972 すぅ…。 228 00:16:12,972 --> 00:16:15,975 ⸨魔法使いと一緒に行きたい なんて⸩ 229 00:16:15,975 --> 00:16:19,078 はぁ~… んっ! 230 00:16:33,159 --> 00:16:36,829 《魔法の絵本に たくさん描いてある模様…。 231 00:16:36,829 --> 00:16:40,833 魔法の杖は ただのオマケじゃなかった。 232 00:16:40,833 --> 00:16:44,537 ペンこそが 魔法の杖だったんだ!》 233 00:16:57,683 --> 00:16:59,685 《ごめんね お母さん。 234 00:16:59,685 --> 00:17:02,121 どこにも行ったりしないから…。 235 00:17:02,121 --> 00:17:04,290 試させて》 236 00:17:04,290 --> 00:17:10,963 ハァ… ハァ…。 237 00:17:10,963 --> 00:17:12,965 んっ。 238 00:17:22,975 --> 00:17:28,981 (描く音) 239 00:17:34,153 --> 00:17:47,500 ♬~ 240 00:17:47,500 --> 00:17:49,502 ハッ! 241 00:17:52,505 --> 00:17:54,507 あれ? 242 00:17:56,509 --> 00:17:59,011 なぁんだ ダメかぁ…。 243 00:17:59,011 --> 00:18:02,782 そうだよね そんなに簡単なわけないよね…。 244 00:18:02,782 --> 00:18:15,294 ♬~ 245 00:18:15,294 --> 00:18:18,297 ハァッ! 246 00:18:18,297 --> 00:18:21,300 ハアアッ…! 247 00:18:21,300 --> 00:18:23,302 ハッ! 248 00:18:23,302 --> 00:18:25,304 ハァッ…! 249 00:18:28,641 --> 00:18:31,477 光った! 魔法が使えちゃった! 250 00:18:31,477 --> 00:18:34,981 すごい! 魔法だ 魔法だ 本物の魔法だ 本物の魔法だ! 251 00:18:34,981 --> 00:18:36,983 どうしよう どうしよう わ~! 252 00:18:36,983 --> 00:18:38,985 やっぱり描くんだ~! 253 00:18:38,985 --> 00:18:43,089 でも見ちゃダメだったのに バレちゃ怒られるかな… うぁ~。 254 00:18:46,659 --> 00:18:49,996 でも もう一回。 もう一枚だけ。 255 00:18:49,996 --> 00:19:03,275 ♬~ 256 00:19:03,275 --> 00:19:07,613 《絵本… 絵本か。 257 00:19:07,613 --> 00:19:11,784 やっぱり気になるなぁ》 258 00:19:11,784 --> 00:19:14,487 ハッ! まさか…。 259 00:19:16,455 --> 00:19:18,457 ひゃ~ 火の魔法だった! 260 00:19:18,457 --> 00:19:21,293 ダメダメ 燃えちゃダメ~! 261 00:19:21,293 --> 00:19:23,963 ふぅ 危ない 危ない。 262 00:19:23,963 --> 00:19:27,133 でも…。 263 00:19:27,133 --> 00:19:29,969 だんだん わかってきた気がする! 264 00:19:29,969 --> 00:19:33,639 大きく描いたやつは 小さいのより強くて➨ 265 00:19:33,639 --> 00:19:37,476 きれいに描けたのは 汚いのより長もち! 266 00:19:37,476 --> 00:19:40,646 大きくきれいに描くのは 難しいなぁ。 267 00:19:40,646 --> 00:19:44,150 あの人はサラサラ描いてたのに…。 268 00:19:44,150 --> 00:19:46,152 そうだ! 269 00:19:49,822 --> 00:19:51,824 《思ったとおり…! 270 00:19:51,824 --> 00:19:55,661 お手本を透かして上からなぞると きれいに描ける…!》 271 00:19:55,661 --> 00:20:04,670 ♬~ 272 00:20:04,670 --> 00:20:06,839 出来た! 273 00:20:06,839 --> 00:20:09,675 んぐっ。 274 00:20:09,675 --> 00:20:25,191 ♬~ 275 00:20:25,191 --> 00:20:27,193 あっ! 276 00:20:27,193 --> 00:20:31,363 描いたな!? 何を描いた!? なんの魔法を描いた! 277 00:20:31,363 --> 00:20:34,867 わからない…! 絵本の模様をなぞっただけで…。 278 00:20:34,867 --> 00:20:37,369 (ココの母)ココ? ハッ! 279 00:20:37,369 --> 00:20:39,872 ハッ! お母さん! 280 00:20:43,709 --> 00:20:45,878 ココ!? 281 00:20:45,878 --> 00:20:47,880 逃げて! 282 00:20:47,880 --> 00:20:50,182 ハッ!? あっ ああ…! 283 00:20:52,384 --> 00:20:55,387 ウソ… そんな…。 284 00:20:55,387 --> 00:20:59,058 お母さん! お母さん! お母さん…! 285 00:20:59,058 --> 00:21:02,161 《これは 禁止ま…》 ダメ 離して! 286 00:21:02,161 --> 00:21:04,997 離して! 離して! ダメだ 君も巻き込まれるぞ…。 287 00:21:04,997 --> 00:21:07,833 お母さんを助けなきゃ! 無理だ! これは魔法だ…。 288 00:21:07,833 --> 00:21:10,136 しかも悪い…。 しまった! 289 00:21:13,172 --> 00:21:15,174 んっ! 290 00:21:15,174 --> 00:21:19,011 ココ! お母さん! 291 00:21:19,011 --> 00:21:21,614 いやぁ~っ! 292 00:21:24,683 --> 00:21:27,520 うっ… ごめんなさい… うぅ…。 293 00:21:27,520 --> 00:21:29,688 私 何も知らなくて…。 294 00:21:29,688 --> 00:21:32,024 知らなくて当然だよ。 295 00:21:32,024 --> 00:21:35,027 こうならないために 隠されていたんだから。 296 00:21:35,027 --> 00:21:39,031 特別なインク 決められた魔法陣。 297 00:21:39,031 --> 00:21:41,867 それさえあれば 誰にでも使えてしまう。 298 00:21:41,867 --> 00:21:45,037 魔法使いたちの絶対の秘密。 299 00:21:45,037 --> 00:21:47,039 知られたからには➨ 300 00:21:47,039 --> 00:21:49,542 君の記憶を消さなければならない。 301 00:21:49,542 --> 00:21:51,544 ハッ! 302 00:21:53,546 --> 00:21:58,217 やめて… 記憶を消されたら 誰がお母さんを助けるの!? 303 00:21:58,217 --> 00:22:00,986 残念だけど…。 304 00:22:00,986 --> 00:22:03,155 描いた魔法は覚えてないけど➨ 305 00:22:03,155 --> 00:22:05,991 絵本の内容は暗唱できるの! 306 00:22:05,991 --> 00:22:08,494 それを忘れたら お母さんは…! 307 00:22:08,494 --> 00:22:11,330 うぅ…。 ハッ! 絵本…。 308 00:22:11,330 --> 00:22:14,166 《そうか! もし その絵本が➨ 309 00:22:14,166 --> 00:22:17,169 彼らのものであるとしたら 追えなくなる…。 310 00:22:17,169 --> 00:22:22,007 この子の記憶を消し去れば 道は途絶えてしまう…!》 311 00:22:22,007 --> 00:22:25,177 どんな本だったか 覚えてるんだね? うん。 312 00:22:25,177 --> 00:22:29,348 どのページに描いてあったかも? うん うん…。 313 00:22:29,348 --> 00:22:34,353 ハッ! 同じ本を見つければ 魔法陣も描いてある…。 314 00:22:37,022 --> 00:22:41,026 その魔法陣がわかれば お母さんを助けられるの? 315 00:22:43,696 --> 00:22:47,366 助けられる… かもしれない。 316 00:22:47,366 --> 00:22:49,368 キーフリーさん! 317 00:22:49,368 --> 00:22:52,204 お願い 記憶は消さないで! 318 00:22:52,204 --> 00:22:55,207 何でもします私 お母さんを助けられるなら! 319 00:22:57,209 --> 00:22:59,211 秘密は守れる? 320 00:22:59,211 --> 00:23:01,313 もちろんです! 321 00:23:01,313 --> 00:23:03,983 学ぶ意思はある? 322 00:23:03,983 --> 00:23:05,985 まな… えっ? 323 00:23:05,985 --> 00:23:08,988 知ってしまった事実は 消せない。 324 00:23:08,988 --> 00:23:12,825 ならば 秘密を 持つ側になってもらう。 325 00:23:12,825 --> 00:23:17,997 記憶を残しておくには これしかない…! 326 00:23:17,997 --> 00:23:20,666 ココ 君はこれから…。 327 00:23:20,666 --> 00:23:22,668 ハァッ! 328 00:23:22,668 --> 00:23:26,672 魔法使いになるんだ。 329 00:23:26,672 --> 00:23:40,586 ♬~