1 00:00:45,045 --> 00:00:47,547 (ココ)ふぁあ~。 (アガット)あっ! 2 00:00:47,547 --> 00:00:49,550 んん…。 3 00:00:52,052 --> 00:00:55,556 はぁ…。 4 00:00:55,556 --> 00:00:58,559 あっ。 んん…。 (本の落ちる音) 5 00:00:58,559 --> 00:01:01,395 ヘヘ…。 6 00:01:01,395 --> 00:01:04,898 あっ… んっ…。 7 00:01:13,907 --> 00:01:16,410 (ドアの開く音) 8 00:01:18,579 --> 00:01:21,582 うるさくしちゃったかな? 9 00:01:21,582 --> 00:01:28,088 (風の音) 10 00:01:30,591 --> 00:01:32,593 んっ! 11 00:01:43,870 --> 00:01:48,208 《光が弱い。 それに不安定だわ…》 12 00:01:48,208 --> 00:01:50,210 あっ! (カドフォンの鳴き声) 13 00:01:53,046 --> 00:01:56,383 あぁ…。 14 00:01:56,383 --> 00:01:58,385 あっ! 15 00:01:58,385 --> 00:02:01,088 (カドフォンの鳴き声) 16 00:03:48,195 --> 00:03:51,698 はぁ… まだヘロヘロ…。 17 00:03:51,698 --> 00:03:56,403 《カルンで自分に合うペン 選べなかったなぁ…》 18 00:04:01,875 --> 00:04:05,879 《彩色石なら きれいにまっすぐ描けるけど➡ 19 00:04:05,879 --> 00:04:10,183 小さな紙に描くには 相性が悪いし…》 20 00:04:12,385 --> 00:04:15,889 す~ はぁ~。 21 00:04:15,889 --> 00:04:19,893 《私あのとき 描ける魔法なんて 一つもなかった。 22 00:04:19,893 --> 00:04:24,397 先生はアイデアも魔法に大切な要素 って言ってくれたけど…》 23 00:04:24,397 --> 00:04:27,067 ダメ ダメ! 考えてると 余計に落ち込んじゃう! 24 00:04:27,067 --> 00:04:29,069 とにかく 慣れるのが大事! 25 00:04:29,069 --> 00:04:31,738 あと繰り返し練習! 頑張る! 26 00:04:31,738 --> 00:04:36,343 うお~ あぁ…。 27 00:04:36,343 --> 00:04:39,546 はぁ~ 眠い…。 28 00:04:42,682 --> 00:04:45,085 はぁ…。 29 00:04:47,354 --> 00:04:51,691 (キーフリー)こんな所で寝ると 風邪をひくよ。 30 00:04:51,691 --> 00:04:54,027 うわっ! 31 00:04:54,027 --> 00:04:56,363 ね… 寝るつもりは なかったんですけど➡ 32 00:04:56,363 --> 00:04:58,532 急に眠気が…。 33 00:04:58,532 --> 00:05:00,867 うん。 34 00:05:00,867 --> 00:05:06,039 このままじゃ私 図書の塔の試練をクリアして➡ 35 00:05:06,039 --> 00:05:09,042 「絵本」を見つけるなんて とても…。 36 00:05:09,042 --> 00:05:12,546 ってまたマイナス思考に なっちゃってる! 37 00:05:12,546 --> 00:05:15,549 フン! 違うんです! 頑張れます! おっ おぉ…。 38 00:05:15,549 --> 00:05:18,385 魔法は好きなんです! あっ…。 39 00:05:18,385 --> 00:05:20,887 ココ。 ハッ…? 40 00:05:22,889 --> 00:05:26,193 ちょっと ついてきてくれるかな。 41 00:05:29,229 --> 00:05:32,332 お台所…。 42 00:05:32,332 --> 00:05:34,668 いい匂い。 43 00:05:34,668 --> 00:05:38,572 この辺の鍋を そろそろ 空けようと思ってね。 44 00:05:41,508 --> 00:05:43,610 はい 一口。 45 00:05:47,681 --> 00:05:51,184 フーッ フーッ ハムッ。 んっ! 46 00:05:51,184 --> 00:05:53,520 んま~っ! 47 00:05:53,520 --> 00:05:56,523 フフン フフン。 おいしいでしょ。 48 00:05:56,523 --> 00:05:58,858 2年前に作ったシチュー。 んっ!? 49 00:05:58,858 --> 00:06:03,029 魔法鍋で 出来たての時間を 繰り返してるから腐ってないよ。 50 00:06:03,029 --> 00:06:06,199 大丈夫。 とはいえ➡ 51 00:06:06,199 --> 00:06:12,539 魔法は定期的に描き直さないと すぐに経年劣化でダメになるからね。 52 00:06:12,539 --> 00:06:16,209 あっ 殻芋だ! 53 00:06:16,209 --> 00:06:18,378 これ おいしいですよね。 54 00:06:18,378 --> 00:06:21,214 その殻芋を 焼いておいてくれないかな。 55 00:06:21,214 --> 00:06:23,216 あっ…。 56 00:06:23,216 --> 00:06:25,885 焚火球の魔法が 描けるようになったんだろう? 57 00:06:25,885 --> 00:06:28,722 あっ… フッ! 58 00:06:28,722 --> 00:06:44,671 ♬~ 59 00:06:44,671 --> 00:06:46,673 んっ…! 60 00:06:51,511 --> 00:06:53,513 あっ あれ? 61 00:06:53,513 --> 00:06:57,117 殻芋は重いから 浮遊の矢は長めにね。 あっ…。 62 00:07:00,020 --> 00:07:03,189 ん~? 火は弱すぎても偏っててもダメ。 63 00:07:03,189 --> 00:07:05,358 わっ! 64 00:07:05,358 --> 00:07:08,862 あぁ…。 今度は魔紋が大きすぎたね。 65 00:07:08,862 --> 00:07:11,531 さぁ 続けてやってみようか。 66 00:07:11,531 --> 00:07:25,045 ♬~ 67 00:07:25,045 --> 00:07:27,213 ハァッ! 68 00:07:27,213 --> 00:07:38,825 ♬~ 69 00:07:38,825 --> 00:07:43,630 上手に焼けました! わ~っ! 70 00:07:45,665 --> 00:07:48,668 うん 焼き加減も完璧! 71 00:07:48,668 --> 00:07:50,670 わぁ…! 72 00:07:50,670 --> 00:07:52,672 どうかな? んっ? 73 00:07:52,672 --> 00:07:55,342 まだ眠い? あっ…! 74 00:07:55,342 --> 00:07:59,346 僕はね いちばん最初に上達したのは➡ 75 00:07:59,346 --> 00:08:02,048 水の魔法だったんだ。 76 00:08:04,851 --> 00:08:09,522 泳ぐのが苦手だったのもあるけど 水にぬれるのが嫌いでね。 77 00:08:09,522 --> 00:08:14,527 よく洗い物をサボるために たくさん練習したっけなぁ。 78 00:08:14,527 --> 00:08:16,529 あっ。 79 00:08:16,529 --> 00:08:20,867 どうしようもない焦りがあって 急いで学びたいと思うなら➡ 80 00:08:20,867 --> 00:08:24,204 生活にしてしまうのが…。 81 00:08:24,204 --> 00:08:26,706 一番だよ。 82 00:08:26,706 --> 00:08:30,710 「生きる」ことより教えるのが うまい先生はいないから。 83 00:08:30,710 --> 00:08:33,480 ハァッ…。 84 00:08:33,480 --> 00:08:37,317 魔法を 生活に…。 85 00:08:37,317 --> 00:08:40,320 料理はいいよ! 練習もできて おいしい! 86 00:08:40,320 --> 00:08:42,822 確かに! (テティア)あっ! (2人)んっ? 87 00:08:42,822 --> 00:08:44,991 (テティア)いい匂いがすると 思ったら➡ 88 00:08:44,991 --> 00:08:47,660 なんかおいしいもの作ってる~! 89 00:08:47,660 --> 00:08:50,830 はい は~い! チーズ溶かすの テティアがやる~! 90 00:08:50,830 --> 00:08:53,666 (リチェ)魔法で焦げ目つけるの かっこいい。 うんうん! 91 00:08:53,666 --> 00:08:57,670 2人ともごめんね。 今日は ココにお願いしようと思ってて。 92 00:08:57,670 --> 00:09:00,340 いいかな? 93 00:09:00,340 --> 00:09:02,342 はい! 94 00:09:02,342 --> 00:09:21,027 ♬~ 95 00:09:21,027 --> 00:09:23,196 わぁ…! 96 00:09:23,196 --> 00:09:27,033 完成~! (リチェ/テティア)おいしそ~! 97 00:09:27,033 --> 00:09:30,370 そうだ! どうせなら お外で食べませんか? 98 00:09:30,370 --> 00:09:32,472 いいね ピクニックみたいで。 99 00:09:32,472 --> 00:09:36,810 (3人)ハァッ! じゃあ 荷物を用意してくるよ。 100 00:09:36,810 --> 00:09:38,812 あっ アガット! 101 00:09:38,812 --> 00:09:41,815 アガットも行こうよ。 お外でお昼ごはん! 102 00:09:41,815 --> 00:09:47,487 ごはんは作業しながら食べるから 外は遠慮するわ。 それに…。 103 00:09:47,487 --> 00:09:49,656 (雨音) 104 00:09:49,656 --> 00:09:51,658 雨だ…。 105 00:09:51,658 --> 00:09:54,828 え~っ ついさっきまで いい天気だったのに~。 106 00:09:54,828 --> 00:09:56,830 しかたない。 (足音) 107 00:09:56,830 --> 00:09:59,499 先生も水にぬれるの 嫌いって言ってたし…。 (足音) 108 00:09:59,499 --> 00:10:01,501 みんな。 (3人)んっ? 109 00:10:01,501 --> 00:10:04,170 どうしてそんなに がっかりしてるんだい? 110 00:10:04,170 --> 00:10:08,341 (足音) 111 00:10:08,341 --> 00:10:10,343 (3人)わぁ…! (フデムシ)ビ~! 112 00:10:10,343 --> 00:10:14,013 僕らは魔法使いなんだよ。 113 00:10:14,013 --> 00:10:17,684 それじゃあ 荷物を持って出発しようか。 114 00:10:17,684 --> 00:10:48,882 ♬~ 115 00:10:48,882 --> 00:10:51,384 ンビ? あっ。 ご覧。 116 00:10:51,384 --> 00:10:53,887 雨雲の終わりだ。 (2人)ハァ~ッ! 117 00:10:53,887 --> 00:11:01,561 ♬~ 118 00:11:01,561 --> 00:11:03,663 ハァッ… フッ! 119 00:11:06,065 --> 00:11:09,903 ココ? 私 やっぱりアガット呼んできます! 120 00:11:09,903 --> 00:11:11,905 一緒に見たいんです! 121 00:11:11,905 --> 00:11:14,107 空が見せてくれた魔法! 122 00:11:16,242 --> 00:11:20,747 ハァ ハァ ハァ…。 123 00:11:22,916 --> 00:11:25,418 ハァ ハァ ハァ…。 124 00:11:25,418 --> 00:11:28,922 ハァ… ハッ! アガッ ト…? 125 00:11:32,525 --> 00:11:36,529 (オルーギオ)誰だお前。 見ない顔だな。 126 00:11:36,529 --> 00:11:39,832 誰かの使いか? アライラか? 127 00:11:41,868 --> 00:11:43,870 えっ… あの… 私…。 128 00:11:43,870 --> 00:11:45,872 ココ! あっ。 129 00:11:45,872 --> 00:11:48,207 嵐が来そうだから みんなで…。 んっ? 130 00:11:48,207 --> 00:11:50,210 あっ あっ…! 131 00:11:50,210 --> 00:11:54,547 私は キーフリー先生の 弟子です! 132 00:11:54,547 --> 00:11:56,549 んっ…。 133 00:11:56,549 --> 00:12:00,053 はあ? 弟子だぁ~? 134 00:12:00,053 --> 00:12:02,055 キーフリー! 135 00:12:02,055 --> 00:12:04,891 やぁ オルーギオ。 仕事終わったんだね。 136 00:12:04,891 --> 00:12:07,560 もう少しかかるかと思ってた…。 なんで知らない間に➡ 137 00:12:07,560 --> 00:12:10,897 弟子が増えてんだ。 これには事情があるんだ。 138 00:12:10,897 --> 00:12:14,067 彼女は… 禁止魔法の被害者で…。 139 00:12:14,067 --> 00:12:16,569 禁止魔法だと? 140 00:12:16,569 --> 00:12:19,239 あっ! 来い! 141 00:12:19,239 --> 00:12:22,075 オルーギオ! 142 00:12:22,075 --> 00:12:25,745 あっ…。 「つばあり帽」には関わりたくない。 143 00:12:25,745 --> 00:12:29,415 この子は魔警団に引き渡す。 144 00:12:29,415 --> 00:12:32,619 まっ 待ってください! 私…。 145 00:12:37,190 --> 00:12:39,192 (2人)あっ!? 146 00:12:39,192 --> 00:12:42,528 ココを連れていくのは許さない。 147 00:12:42,528 --> 00:12:46,532 たとえ親友の 君でもね。 148 00:12:46,532 --> 00:12:49,535 俺に魔法を向けるほどかよ。 149 00:12:49,535 --> 00:12:53,039 この子はいったいなんなんだ? 150 00:12:53,039 --> 00:12:56,042 とりあえず中に入ろう。 151 00:12:56,042 --> 00:12:58,544 事情を説明するよ。 152 00:13:01,381 --> 00:13:04,384 (テティア)雲が切れたから やむと思ったのに。 153 00:13:04,384 --> 00:13:07,387 雨 さっきより強くなってきたね。 154 00:13:07,387 --> 00:13:10,390 わっ うひゃぁ~。 (窓が揺れる音) 155 00:13:10,390 --> 00:13:12,725 今夜は荒れそうだなぁ…。 156 00:13:12,725 --> 00:13:16,729 確かに 荒れそう…。 157 00:13:16,729 --> 00:13:20,566 それで例外的に 「知らざる者」を 弟子にしたっていうのか。 158 00:13:20,566 --> 00:13:23,569 「知らざる者」なんて失礼だよ。 159 00:13:23,569 --> 00:13:28,074 彼女はココ。 悪いな ココ。 あっ…。 160 00:13:28,074 --> 00:13:32,512 魔法使いじゃない人間を 呼ぶ名前が他にないんだ。 161 00:13:32,512 --> 00:13:36,015 会うのは初めてだよね? 162 00:13:36,015 --> 00:13:42,355 彼はオルーギオ。 このアトリエの 「見張りの眼」だ。 163 00:13:42,355 --> 00:13:45,191 カルンや大講堂と違って➡ 164 00:13:45,191 --> 00:13:48,027 うちみたいな 郊外の小さなアトリエは➡ 165 00:13:48,027 --> 00:13:50,196 つい閉鎖的になりがちだから➡ 166 00:13:50,196 --> 00:13:54,200 問題が隠匿されないように もう一人別の魔法使い➡ 167 00:13:54,200 --> 00:13:57,370 見張りの眼が 滞在する決まりなんだよ。 168 00:13:57,370 --> 00:14:04,210 今まさに問題を隠匿してたヤツが 悪びれもなく言いやがって…。 169 00:14:04,210 --> 00:14:07,380 あの日 ココの記憶を消していたら➡ 170 00:14:07,380 --> 00:14:11,884 禁止魔法の描かれた絵本の 手がかりも失われていた。 171 00:14:11,884 --> 00:14:14,554 彼女の母親を元に戻すためにも➡ 172 00:14:14,554 --> 00:14:17,223 これがいちばんいい手だと 思ったんだよ。 173 00:14:17,223 --> 00:14:19,559 手がかりだって? 174 00:14:19,559 --> 00:14:23,896 禁止魔法を調べるのは 俺たちの仕事じゃないだろ。 175 00:14:23,896 --> 00:14:26,699 「それ」は 魔警団に任せておけばいいんだ。 176 00:14:29,068 --> 00:14:33,339 (はぜる音) 177 00:14:33,339 --> 00:14:36,843 ふぅ…。 178 00:14:36,843 --> 00:14:40,012 さっきから言ってる 魔警団ってなんだろう? 179 00:14:40,012 --> 00:14:42,682 あっ! って顔をしてるね。 180 00:14:42,682 --> 00:14:45,852 魔警騎士団 通称 「魔警団」。 181 00:14:45,852 --> 00:14:48,855 結託の日に 定められた掟に従い➡ 182 00:14:48,855 --> 00:14:51,023 禁止魔法に手を出した者や➡ 183 00:14:51,023 --> 00:14:54,193 魔法の秘密に触れた者の 記憶を消し去る➡ 184 00:14:54,193 --> 00:14:57,196 「魔法を守る魔法使い」たち。 185 00:14:57,196 --> 00:15:01,701 彼らは規則で動き 情を持たず例外を許さない。 186 00:15:01,701 --> 00:15:03,870 あんな人たちに預けたら➡ 187 00:15:03,870 --> 00:15:07,874 魔法への憧れの気持ちまで 消されてしまうよ。 188 00:15:13,045 --> 00:15:16,382 あっ! ココはいい子なんだ。 189 00:15:16,382 --> 00:15:19,552 頑張り屋さんで お母さん思いで➡ 190 00:15:19,552 --> 00:15:22,054 何より魔法が好きなんだよ。 191 00:15:22,054 --> 00:15:25,892 秘密を知られてしまったのは 僕の罪だ。 192 00:15:25,892 --> 00:15:29,729 ココから魔法の記憶を消すのなら…。 193 00:15:29,729 --> 00:15:33,332 僕の記憶も 消すべきだろう。 194 00:15:33,332 --> 00:15:35,835 あっ! 195 00:15:35,835 --> 00:15:38,838 ん~…。 ったく! 196 00:15:38,838 --> 00:15:41,674 アイツらの弟子入り志願を 受けたときは➡ 197 00:15:41,674 --> 00:15:44,010 お前もやっと 落ち着く気になったと➡ 198 00:15:44,010 --> 00:15:46,512 思ったんだが…。 (2人)んっ…。 199 00:15:46,512 --> 00:15:50,016 勝手にしろ。 200 00:15:50,016 --> 00:15:55,021 だが 何か事件が起きたら すぐ大講堂に報告するぞ。 201 00:15:55,021 --> 00:15:58,691 それが見張りの眼の役割だからな。 202 00:15:58,691 --> 00:16:05,031 (足音) 203 00:16:05,031 --> 00:16:08,534 キーフリー先生。 大丈夫。 204 00:16:08,534 --> 00:16:11,704 ココは自分の魔法で 試験に合格して…。 ハッ! 205 00:16:11,704 --> 00:16:14,874 正式な弟子になったんだから。 206 00:16:14,874 --> 00:16:17,076 堂々としてていいんだ。 207 00:16:19,212 --> 00:16:22,548 ハァッ…。 はい! 208 00:16:22,548 --> 00:16:24,550 (2人)うん! 209 00:16:24,550 --> 00:16:28,721 さっ みんな 風邪ひく前に 湯あみをしておいで。 210 00:16:28,721 --> 00:16:30,723 (3人)は~い! 211 00:16:35,828 --> 00:16:38,831 フデムシ~? 212 00:16:38,831 --> 00:16:41,167 フ デム シ? 213 00:16:41,167 --> 00:16:43,669 フデムシ どこ~? 214 00:16:43,669 --> 00:16:46,005 ンビ ンビ! あっ! 215 00:16:46,005 --> 00:16:49,008 ビッ! フデムシ 待って そっちは…。 216 00:16:49,008 --> 00:16:51,010 ンビビビビビ! 217 00:16:51,010 --> 00:16:55,348 ああ~っ! 入っちゃった~! ((おる~ん)) 218 00:16:55,348 --> 00:16:58,050 うっ…。 んっ! 219 00:17:00,019 --> 00:17:02,021 あぁ…。 220 00:17:04,357 --> 00:17:06,359 あっ? 221 00:17:06,359 --> 00:17:10,663 「ノックをするな 呪われる」…? 《ヒィ~ッ!》 222 00:17:13,366 --> 00:17:15,868 (ドアの開く音) 223 00:17:15,868 --> 00:17:19,872 あの… 失礼しま~す…。 224 00:17:19,872 --> 00:17:26,379 フデムシ 出ておいで~。 一緒に髪乾かそうよ~。 225 00:17:29,048 --> 00:17:31,050 ばぁっくしょん! あっ! 226 00:17:31,050 --> 00:17:34,153 おい。 227 00:17:34,153 --> 00:17:36,989 ノックをするなっていうのはな…。 228 00:17:36,989 --> 00:17:41,827 ンビ~。 入ってくるなっつう意味だ。 229 00:17:41,827 --> 00:17:44,664 ハアァ~。 230 00:17:44,664 --> 00:17:49,168 んっ? 聞いてんのか ココ。 231 00:17:49,168 --> 00:17:51,504 ンビ~ ビッ。 わっ すみません。 ンビ? 232 00:17:51,504 --> 00:17:54,006 あれ? ビチョビチョだったのに…。 ビッ! 233 00:17:54,006 --> 00:17:56,008 乾いてる。 234 00:18:00,012 --> 00:18:02,348 ハァッ…! ビィ~! 235 00:18:02,348 --> 00:18:04,350 《あったかい。 236 00:18:04,350 --> 00:18:06,852 髪も乾いていく…。 237 00:18:06,852 --> 00:18:12,058 これはオルーギオさんの 魔法…?》 238 00:18:14,026 --> 00:18:17,863 ハァ…。 ンビ~ ビッビッ。 239 00:18:17,863 --> 00:18:21,033 あっ ありがとうございます。 240 00:18:21,033 --> 00:18:24,704 風邪をひかれちゃ困る。 俺は見張り番だぞ。 241 00:18:24,704 --> 00:18:27,206 《体調も見張るんだ》 242 00:18:27,206 --> 00:18:30,710 扉を閉め忘れたのは俺が悪かった。 243 00:18:30,710 --> 00:18:32,812 だが もう出てけ。 244 00:18:32,812 --> 00:18:34,981 何も触る…!? うわぁ~っ! 245 00:18:34,981 --> 00:18:38,651 だから触るなって! んっ? 246 00:18:38,651 --> 00:18:41,988 これ… この魔法…! 247 00:18:41,988 --> 00:18:45,825 私が最初に 魔法を好きになった魔法。 248 00:18:45,825 --> 00:18:48,494 踏むと光る石畳! 249 00:18:48,494 --> 00:18:53,100 灯石道は俺の代表作だ。 ハァッ…! 250 00:18:53,100 --> 00:18:57,003 石が二重になってて➡ 251 00:18:57,003 --> 00:19:01,007 重みで魔紋と陣が重なる。 単純な魔法だ。 252 00:19:01,007 --> 00:19:03,843 こんなもん どこにでも うわっ! ハハッ! 253 00:19:03,843 --> 00:19:07,680 何してんだ お前! 光ってる~。 ンビ? 254 00:19:07,680 --> 00:19:12,084 そりゃ そういう魔法だからな。 255 00:19:14,020 --> 00:19:16,022 私にとって…。 んっ? 256 00:19:16,022 --> 00:19:18,524 この光は特別なんです。 257 00:19:22,528 --> 00:19:24,864 私が歩くと石も光って➡ 258 00:19:24,864 --> 00:19:29,201 まるで魔法の力が宿ったみたいで。 259 00:19:29,201 --> 00:19:35,641 ただ一歩一歩 足を踏み出すのが 楽しかった。 260 00:19:35,641 --> 00:19:39,345 悲しい思い出でもあるけれど…。 261 00:19:41,981 --> 00:19:45,818 それでも…。 262 00:19:45,818 --> 00:19:50,156 この魔法は 私に夢をくれたんです。 263 00:19:50,156 --> 00:19:52,992 だから…。 んっ? 264 00:19:52,992 --> 00:19:57,663 ありがとうございます! オルーギオ先生! 265 00:19:57,663 --> 00:20:00,332 だっ!? 266 00:20:00,332 --> 00:20:03,502 お… 俺は先生じゃねえっつうの! ビッ! 267 00:20:03,502 --> 00:20:05,504 ほら 行った行った! 268 00:20:05,504 --> 00:20:08,007 フッ。 ン~ビ。 269 00:20:10,176 --> 00:20:12,178 んっ…。 270 00:20:14,847 --> 00:20:19,652 憧れの記憶も消されちまう… か。 271 00:20:25,191 --> 00:20:27,860 (雨音) 272 00:20:27,860 --> 00:20:32,531 雨 やまないね…。 ええ。 273 00:20:32,531 --> 00:20:35,868 私 今日はリビングで勉強しようかな。 274 00:20:35,868 --> 00:20:38,037 アガットも一緒にどう? 275 00:20:38,037 --> 00:20:41,874 遠慮するわ。 部屋のほうが 集中できるもの。 276 00:20:41,874 --> 00:20:47,213 あっ そっか…。 じゃあ お昼になったら声かけるね。 277 00:20:47,213 --> 00:20:51,717 (ドアの開閉音) 278 00:20:51,717 --> 00:20:58,891 (雨と風の音) 279 00:20:58,891 --> 00:21:00,893 くっ…。 (窓が揺れる音) 280 00:21:00,893 --> 00:21:04,096 (窓が揺れる音) 281 00:21:06,232 --> 00:21:08,400 (窓が揺れる音) 282 00:21:08,400 --> 00:21:11,237 あ~っ もう! 283 00:21:11,237 --> 00:21:15,741 《うるさい うるさい 集中できない》 284 00:21:15,741 --> 00:21:18,577 くっ…。 285 00:21:18,577 --> 00:21:20,579 《いいわ。 286 00:21:20,579 --> 00:21:23,749 少しくらいうるさいほうが 訓練になるもの》 287 00:21:23,749 --> 00:21:25,751 んっ! 288 00:21:25,751 --> 00:21:33,025 (描く音) 289 00:21:33,025 --> 00:21:35,027 んっ! 290 00:21:37,196 --> 00:21:40,866 《ゆらぎはあるけど 前より安定してる。 291 00:21:40,866 --> 00:21:44,370 これなら次の試験も すぐ受けられる。 292 00:21:44,370 --> 00:21:46,872 実務だって! 293 00:21:46,872 --> 00:21:50,042 よし もう一度》 294 00:21:50,042 --> 00:21:52,044 (馬のいななき) 295 00:21:52,044 --> 00:21:54,547 んん…。 ⚟助けてくれ! (ドアを叩く音) 296 00:21:54,547 --> 00:21:57,049 ⚟お願いだ! ここに魔法使いがいるんだろ! 297 00:21:57,049 --> 00:22:00,052 (テティア)せんせ~! なんの音ですか!? 298 00:22:00,052 --> 00:22:03,222 状況は理解しました。 では その現場の様子は…。 299 00:22:03,222 --> 00:22:05,224 (ダグダ)助けてください 魔法使い! 300 00:22:05,224 --> 00:22:07,226 お願いします! わかりました。 301 00:22:07,226 --> 00:22:09,895 ひとまず落ち着いて。 今 準備をしますから。 302 00:22:09,895 --> 00:22:12,064 (ダグダ)急いでください! 馬車が…。 どうしたの? 303 00:22:12,064 --> 00:22:15,401 雨のせいで階段川の橋が 壊れちゃって…。 304 00:22:15,401 --> 00:22:19,071 川の真ん中に 辻馬車が 取り残されてるみたい。 305 00:22:19,071 --> 00:22:21,574 危ないから 誰も近づけないんだって。 306 00:22:21,574 --> 00:22:24,076 (ダグダ)あの馬車には…! 307 00:22:24,076 --> 00:22:26,912 (4人)あっ! 私の息子も乗ってるんです! 308 00:22:26,912 --> 00:22:29,248 ええ ええ わかっています。 309 00:22:29,248 --> 00:22:31,250 急いで向かいましょう。 お願いします! 310 00:22:31,250 --> 00:22:33,185 《実務…!》 311 00:22:33,185 --> 00:22:35,187 では 僕ともう一人も これからすぐに…。 312 00:22:35,187 --> 00:22:38,023 先生! アガット 君たちは危ないから➡ 313 00:22:38,023 --> 00:22:41,694 ここで待って…。 いえ 私も連れていってください! 314 00:22:41,694 --> 00:22:43,696 あっ…。 315 00:22:43,696 --> 00:22:47,099 役に立ってみせます! 必ず!