1 00:02:37,749 --> 00:02:47,749 ♪♪~ 2 00:05:43,769 --> 00:05:46,772 <誰かが言った→ 3 00:05:46,772 --> 00:05:50,776 タケノコのような食感の トウモロコシ→ 4 00:05:50,776 --> 00:05:54,776 タケノコーンがあると> 5 00:05:56,782 --> 00:06:02,788 <甘~い月餅の葉を持つ→ 6 00:06:02,788 --> 00:06:06,792 月餅樹があると> 7 00:06:06,792 --> 00:06:09,795 <世はグルメ時代> 8 00:06:09,795 --> 00:06:14,795 <未知なる味を求めて 探求する時代> 9 00:06:16,802 --> 00:06:20,806 <小松は 新しい包丁を作ってもらうため→ 10 00:06:20,806 --> 00:06:23,809 トリコは 修行食材 メルクの星屑の情報を得るため→ 11 00:06:23,809 --> 00:06:27,813 有名な研ぎ師メルクの元へ> 12 00:06:27,813 --> 00:06:32,818 <現れたのは 二代目を名乗るメルク> 13 00:06:32,818 --> 00:06:36,822 <トリコは 小松の命ともいえる 包丁の一本を胸に→ 14 00:06:36,822 --> 00:06:41,843 先代メルクがいるという 地上の重力の数倍の地→ 15 00:06:41,843 --> 00:06:43,762 ヘビーホールへ> 16 00:06:43,762 --> 00:06:45,764 <一方 小松は→ 17 00:06:45,764 --> 00:06:49,764 メルクのそばで メルクの作業を見守っていた> 18 00:07:06,785 --> 00:07:11,790 (メルク)美しい。 折れてなお これだけの存在感を放つなんて。 19 00:07:11,790 --> 00:07:14,793 (メルク) 小松シェフの魂が宿っているな。 20 00:07:14,793 --> 00:07:17,796 この包丁は まだ 死んでない。 21 00:07:17,796 --> 00:07:19,798 (小松)ふわ~。 22 00:07:19,798 --> 00:07:22,801 (小松)いいお湯でした。 あったまったかい? 23 00:07:22,801 --> 00:07:25,804 いや~ もう ぽっかぽかですな~。 24 00:07:25,804 --> 00:07:28,807 うわ! 何だ? そのパンツ。 25 00:07:28,807 --> 00:07:30,809 えっ? ああ ごめんなさい。 26 00:07:30,809 --> 00:07:32,811 包丁タイプもあるんですけど→ 27 00:07:32,811 --> 00:07:36,815 逆に そっちだと狙い過ぎかなと 思って 肉バージョンに。 28 00:07:36,815 --> 00:07:38,817 いや そんなの狙わなくていいよ!→ 29 00:07:38,817 --> 00:07:41,787 早く着替えてきな。 あっ はい。 30 00:07:41,787 --> 00:07:45,657 今日は 温泉で あったまったし ぐっすり眠れそうです。 31 00:07:45,657 --> 00:07:48,657 あっ メルクさんも 無理しないで 休んでくださいね。 32 00:07:51,663 --> 00:07:55,667 (ポチコのいびき) 33 00:07:55,667 --> 00:08:00,672 ≪(包丁を研ぐ音) 34 00:08:00,672 --> 00:08:02,674 うん…。 35 00:08:02,674 --> 00:08:04,676 《あの… トリコさん》 36 00:08:04,676 --> 00:08:08,680 《今回は分業って 僕は 具体的に 何をすれば…》 37 00:08:08,680 --> 00:08:10,682 (トリコ)《何もしなくていい》 《えっ?》 38 00:08:10,682 --> 00:08:15,687 (トリコ)《お前は ただ メルクと 一緒にいてやればいいのさ》 39 00:08:15,687 --> 00:08:19,691 (トリコ)《俺には できねえ お前だけの重要な仕事だ》 40 00:08:19,691 --> 00:08:25,697 「ただ 一緒にいてやればいい」ってどういう意味だろう。 41 00:08:25,697 --> 00:08:28,700 あっ ふあ~。 42 00:08:28,700 --> 00:08:34,706 (メルク)なっ 何で こんなに 動揺してるんだろう。→ 43 00:08:34,706 --> 00:08:36,706 男の裸を見たくらいで。 44 00:08:44,749 --> 00:08:46,751 うっ うう~! 45 00:08:46,751 --> 00:08:50,755 重力が さらに増してきやがった。 46 00:08:50,755 --> 00:08:54,755 ここは 次のステージってわけか。 47 00:08:56,761 --> 00:09:01,766 ここの重力に比べりゃ まだ バルバモス相手の方が→ 48 00:09:01,766 --> 00:09:05,770 楽だったぜ。 49 00:09:05,770 --> 00:09:10,775 メルクがいる 一番下まで 体が持つかどうか。 50 00:09:10,775 --> 00:09:14,779 はあ はあ はあ…。 51 00:09:14,779 --> 00:09:17,779 あっ! ぐお~! 52 00:09:20,785 --> 00:09:22,787 がっ… ああ…。 53 00:09:22,787 --> 00:09:24,789 ああ… あっ…。 54 00:09:24,789 --> 00:09:27,792 はあ はあ…。 55 00:09:27,792 --> 00:09:30,795 重力は 体に負荷がかかるだけじゃねえ。 56 00:09:30,795 --> 00:09:35,800 精神的ストレスから 自律神経にまで作用する。 57 00:09:35,800 --> 00:09:37,802 うっ… はあ…。 58 00:09:37,802 --> 00:09:39,804 動悸と めまいが。 59 00:09:39,804 --> 00:09:43,742 何だ? この頭痛は。 うう…。 60 00:09:43,742 --> 00:09:48,747 血が足に たまって 頭まで回ってこねえのか。 61 00:09:48,747 --> 00:09:51,750 ヤベえ。 62 00:09:51,750 --> 00:09:53,750 ああ…。 63 00:09:55,754 --> 00:09:59,758 はあ…。 あっ 小松の包丁。 64 00:09:59,758 --> 00:10:02,761 《しっかりしてください トリコさん!》 65 00:10:02,761 --> 00:10:04,763 小松。 66 00:10:04,763 --> 00:10:07,766 悪かったな 小松。 67 00:10:07,766 --> 00:10:09,768 心配かけた。 68 00:10:09,768 --> 00:10:12,771 ああ…。 69 00:10:12,771 --> 00:10:16,775 俺に 何かあったら…。 70 00:10:16,775 --> 00:10:19,778 ふっ! 小松の命ともいえる こいつを→ 71 00:10:19,778 --> 00:10:22,778 守るやつが いなくなるもんな。 72 00:10:24,783 --> 00:10:26,785 《小松の包丁》 73 00:10:26,785 --> 00:10:28,787 《守るべき 確かな存在が→ 74 00:10:28,787 --> 00:10:31,787 俺に 確実に 力を与えてくれる》 75 00:10:33,792 --> 00:10:36,795 ふう~。 76 00:10:36,795 --> 00:10:39,798 光る岩石 シャインロックか。 77 00:10:39,798 --> 00:10:43,735 こいつの光を 反射させたってわけか。 78 00:10:43,735 --> 00:10:45,737 重力に体を慣らしながら→ 79 00:10:45,737 --> 00:10:47,739 少しずつ→ 80 00:10:47,739 --> 00:10:49,741 ゆっくりとだ。 81 00:10:49,741 --> 00:10:52,744 ふは~。 82 00:10:52,744 --> 00:10:56,748 さすがに ここまで来ると 重力も半端ねえ。 83 00:10:56,748 --> 00:10:59,751 俺の体重も 1t近くになっているだろう。 84 00:10:59,751 --> 00:11:04,751 普通に動いてちゃ 体への負担が でか過ぎる。 85 00:11:06,758 --> 00:11:08,758 うう…。 86 00:11:11,763 --> 00:11:16,763 《動きだ。 強力な重力に 対応する動きをしねえと》 87 00:11:19,771 --> 00:11:21,773 そうか! 88 00:11:21,773 --> 00:11:26,778 重力に逆らわず 倒れるように 身を任せ→ 89 00:11:26,778 --> 00:11:29,778 球体が転がるように移動する。 90 00:11:31,783 --> 00:11:34,786 うわ! がっ うっ… あっ がっ… ああ! 91 00:11:34,786 --> 00:11:38,790 《回転すれば 重力で 足に血が たまることもねえ》 92 00:11:38,790 --> 00:11:42,727 《けど この地上の何倍もの重力》 93 00:11:42,727 --> 00:11:46,731 《しばらく 何も食ってねえから 下まで体力が持ちそうにねえ》 94 00:11:46,731 --> 00:11:52,737 《どっかで 食料を補給して 体力を回復しねえと》 95 00:11:52,737 --> 00:11:56,737 ああ ヤベえ! 待て! 待ちやがれ! 96 00:11:58,743 --> 00:12:00,743 だあ~! 97 00:12:03,748 --> 00:12:07,752 ぬお~! 待ちやがれ! 98 00:12:07,752 --> 00:12:09,752 うっ! 99 00:12:14,759 --> 00:12:18,759 ふう~ 危ねえ。 100 00:12:24,769 --> 00:12:27,772 こっ こいつは ルビークラブ! 101 00:12:27,772 --> 00:12:30,775 最高級のカニじゃねえか。 102 00:12:30,775 --> 00:12:34,779 ルビーの殻で覆われた身は めったに市場に出ない珍味。 103 00:12:34,779 --> 00:12:37,782 こんな ごちそうが 発見できるとは。 104 00:12:37,782 --> 00:12:40,785 偶然とはいえ…。 105 00:12:40,785 --> 00:12:43,721 まさか 小松? 106 00:12:43,721 --> 00:12:47,725 偶然じゃねえ。 この包丁には 小松の魂が宿っている。 107 00:12:47,725 --> 00:12:51,729 包丁が… 食材を呼び寄せる小松の才能が→ 108 00:12:51,729 --> 00:12:55,733 ルビークラブを 見つけてくれたんだ。 109 00:12:55,733 --> 00:12:58,736 ありがとよ 小松。 110 00:12:58,736 --> 00:13:02,740 お前が 俺を救ってくれた。 111 00:13:02,740 --> 00:13:07,740 体力が回復すれば 重力なんて へでもねえぜ。 112 00:13:09,747 --> 00:13:12,750 この世の全ての食材に 感謝を込めて…。 113 00:13:12,750 --> 00:13:15,753 駄目ですよ トリコさん 全部 食べちゃ! 114 00:13:15,753 --> 00:13:19,757 僕の分も 残しておいてくださいよ~。 115 00:13:19,757 --> 00:13:22,760 かあ~。 116 00:13:22,760 --> 00:13:26,764 うん…。 夢か。 117 00:13:26,764 --> 00:13:29,767 ふあ~。 うん? 118 00:13:29,767 --> 00:13:31,769 メルクさん。 119 00:13:31,769 --> 00:13:34,772 また 今日も徹夜か。 120 00:13:34,772 --> 00:13:37,775 大丈夫かな。 121 00:13:37,775 --> 00:13:39,775 ≪(水音) うん? 122 00:13:41,796 --> 00:13:44,716 (メルク)ふう~。 123 00:13:44,716 --> 00:13:47,719 あっ 温泉に入ってる。 124 00:13:47,719 --> 00:13:49,721 ちょうどいいや。 頑張るメルクさんのために→ 125 00:13:49,721 --> 00:13:52,721 夜食 作っとこう。 126 00:13:58,730 --> 00:14:00,732 おいしい! あっ そうだ。 127 00:14:00,732 --> 00:14:04,736 メルクさん 入浴しながら飲めば リラックス効果が倍増して→ 128 00:14:04,736 --> 00:14:09,741 疲れが よく取れるかも。 イヒッ。 129 00:14:09,741 --> 00:14:12,744 《鳥肌が立ちましたよ メルクさん》 130 00:14:12,744 --> 00:14:17,744 《世界一の研ぎが見られて 世界一 幸せです》 131 00:14:19,751 --> 00:14:24,756 《こんなに… こんなに すてきな 包丁を作るメルクさんが→ 132 00:14:24,756 --> 00:14:28,760 未熟だなんてこと 絶対にありませんよ》 133 00:14:28,760 --> 00:14:48,713 ♪♪~ 134 00:14:48,713 --> 00:14:51,716 ♪♪~ 135 00:14:51,716 --> 00:14:55,720 ≪メルクさ~ん。 夜食のスープができま…。 136 00:14:55,720 --> 00:14:57,722 し… た…。 あっ! 137 00:14:57,722 --> 00:14:59,722 えっ…。 138 00:15:02,727 --> 00:15:04,729 ない! 139 00:15:04,729 --> 00:15:07,732 (スプーンの落ちる音) 140 00:15:07,732 --> 00:15:09,734 うわ! 小松シェフ! 141 00:15:09,734 --> 00:15:12,737 (メルク)《なっ 何を 動揺してるんだ 俺は》 142 00:15:12,737 --> 00:15:14,739 メッ メルクさん? 143 00:15:14,739 --> 00:15:16,741 何? どうかした? 小松シェフ。 144 00:15:16,741 --> 00:15:19,744 急に 堂々となった~! 145 00:15:19,744 --> 00:15:23,748 いや あの ごめんなさい! あの メルクさん あの えっと…。 146 00:15:23,748 --> 00:15:25,750 女… 女… 女…。 147 00:15:25,750 --> 00:15:28,753 えっ 女性だったんですか? 148 00:15:28,753 --> 00:15:30,755 ああ 悪いか? 149 00:15:30,755 --> 00:15:33,758 いえ 何一つ。 (メルク)はあ…。→ 150 00:15:33,758 --> 00:15:36,761 小松シェフ 話がある。 えっ? あっ はい! 151 00:15:36,761 --> 00:15:39,764 あの メルクさん 取りあえず 服を…。 152 00:15:39,764 --> 00:15:42,764 ああ~ うん。 153 00:15:46,771 --> 00:15:49,774 うんめ~! 154 00:15:49,774 --> 00:15:51,776 ルビークラブ 最強! 155 00:15:51,776 --> 00:15:55,780 この重力のおかげで身が締まって ぷりぷりの食感。 156 00:15:55,780 --> 00:15:58,783 うま味が かめば かむほど あふれ出てくる。 157 00:15:58,783 --> 00:16:01,786 ルビークラブ 最強! 158 00:16:01,786 --> 00:16:06,791 ふう~ ごちそうさまでした。 159 00:16:06,791 --> 00:16:10,795 さ~てと どこの誰だか知らねえが→ 160 00:16:10,795 --> 00:16:15,800 ここが ヘビーホールの一番地下で 間違いねえかな? 161 00:16:15,800 --> 00:16:18,803 (蠍魔牛)ウギャ~! 掛かってくるなら 来な。 162 00:16:18,803 --> 00:16:22,807 もう ここの重力には慣れたぜ! 163 00:16:22,807 --> 00:16:24,807 フッ! 164 00:17:35,747 --> 00:17:38,750 (蠍魔牛)ウギャ~! 165 00:17:38,750 --> 00:17:40,752 とんでもねえ威圧感。 166 00:17:40,752 --> 00:17:43,755 こいつ 強えな。 167 00:17:43,755 --> 00:17:46,758 ヘビーホールの主ってとこか。 168 00:17:46,758 --> 00:17:49,761 この重力で こいつと どこまでやれるか。 169 00:17:49,761 --> 00:17:51,763 勝負だ! 170 00:17:51,763 --> 00:17:56,768 はあ~! 171 00:17:56,768 --> 00:17:59,771 (蠍魔牛)オア… オア…。 172 00:17:59,771 --> 00:18:03,775 うん? どうした? 急に びくつきやがって。 173 00:18:03,775 --> 00:18:06,778 そんなたまじゃねえだろ? 174 00:18:06,778 --> 00:18:09,781 いや 重力が強い この環境。 175 00:18:09,781 --> 00:18:14,786 気付かねえうちに 俺の体は鍛えられてたわけか。 176 00:18:14,786 --> 00:18:19,791 これほどのやつが 威嚇でビビるレベルまで。 177 00:18:19,791 --> 00:18:21,793 《うん? 獣臭?》 178 00:18:21,793 --> 00:18:25,793 はっ! こいつがビビってるのは 俺じゃねえ! 179 00:18:30,818 --> 00:18:32,818 なっ! 180 00:18:34,739 --> 00:18:37,742 えっ? (蠍魔牛)ウギャ~!→ 181 00:18:37,742 --> 00:18:40,745 ガッ! 182 00:18:40,745 --> 00:18:42,747 (初代メルクの話し声) 183 00:18:42,747 --> 00:18:45,750 あっ… 声 ちっせえ。 184 00:18:45,750 --> 00:18:47,752 (蠍魔牛)ガッ! 185 00:18:47,752 --> 00:18:49,754 えっ 何? お前 聞き取れたの? 186 00:18:49,754 --> 00:18:52,757 …ってか 意味 分かったの? 187 00:18:52,757 --> 00:18:54,759 えっ おい どこへ? 188 00:18:54,759 --> 00:18:56,761 あっ あんたが まさか…。 189 00:18:56,761 --> 00:18:59,761 研ぎ師メルクか? 190 00:19:02,767 --> 00:19:06,771 (初代メルクの話し声) 191 00:19:06,771 --> 00:19:08,773 やっぱ ちいせえ声。 192 00:19:08,773 --> 00:19:11,776 (初代メルクの話し声) えっ! 193 00:19:11,776 --> 00:19:15,780 ヤベえ 何だ? これ。 何 言ってんのか 全然 分からん。 194 00:19:15,780 --> 00:19:19,784 えっ? (初代メルクの話し声) 195 00:19:19,784 --> 00:19:21,786 《石を取り出して 何か言ってるけど→ 196 00:19:21,786 --> 00:19:23,788 何なんだ?》 197 00:19:23,788 --> 00:19:25,790 《超音波でも発してんのか?》 198 00:19:25,790 --> 00:19:28,790 《ああ… ゼブラのやつが いればな》 199 00:19:33,731 --> 00:19:35,733 えっ? 200 00:19:35,733 --> 00:19:38,736 (初代メルク)フフン。 201 00:19:38,736 --> 00:19:41,739 いや ちょ~ ちょっと待て! 202 00:19:41,739 --> 00:19:43,741 どうして バイバイになるんだ? 203 00:19:43,741 --> 00:19:45,743 あんたが 初代メルクだろ? 204 00:19:45,743 --> 00:19:48,746 ああ 間違いねえ あんただ! 205 00:19:48,746 --> 00:19:51,749 俺は あんたに用があって来たんだ! 206 00:19:51,749 --> 00:19:54,752 (初代メルクの話し声) えっ? 何? 何? 207 00:19:54,752 --> 00:19:56,754 でかい声で頼む。 208 00:19:56,754 --> 00:19:59,757 (初代メルクの話し声) 209 00:19:59,757 --> 00:20:01,759 (蠍魔牛)フン フン フン フン! 210 00:20:01,759 --> 00:20:03,761 うわ~! 211 00:20:03,761 --> 00:20:06,764 (蠍魔牛)アワ~! 212 00:20:06,764 --> 00:20:08,766 うん? 何だ? 213 00:20:08,766 --> 00:20:11,766 (蠍魔牛)ウギャ~! 214 00:20:18,776 --> 00:20:20,778 (初代メルク)ああ~! 声 でかくなった。 215 00:20:20,778 --> 00:20:23,781 (初代メルク)…ってことで さっき言ったとおりだ。 216 00:20:23,781 --> 00:20:26,784 うん? (初代メルク)じゃあ。 217 00:20:26,784 --> 00:20:28,786 いや いや いや いや いや ちょっと! 218 00:20:28,786 --> 00:20:31,722 さっきは 何一つ 聞き取れなかったって! 219 00:20:31,722 --> 00:20:35,726 もっかい 最初から! したであろう自己紹介から頼む。 220 00:20:35,726 --> 00:20:38,729 …ってか それ 何だ? 声 でかくなる石? 221 00:20:38,729 --> 00:20:40,731 あと この猛獣は何なんだ? 222 00:20:40,731 --> 00:20:43,734 聞きてえこと満載! 223 00:20:43,734 --> 00:20:46,734 えっ! メルクさん そんな…。 224 00:20:49,740 --> 00:20:51,742 ああ おいしい。→ 225 00:20:51,742 --> 00:20:53,744 さすが 小松シェフだね。 226 00:20:53,744 --> 00:20:55,746 とても温まるよ。 227 00:20:55,746 --> 00:20:58,749 にっ 二代目じゃないって? 228 00:20:58,749 --> 00:21:02,753 (メルク)正確には 弟子に させてもらっていたかどうかも→ 229 00:21:02,753 --> 00:21:04,755 定かではないんだ。 えっ? 230 00:21:04,755 --> 00:21:07,758 俺は 人里離れた山奥で→ 231 00:21:07,758 --> 00:21:10,761 師匠に拾われたんだ。 232 00:21:10,761 --> 00:21:17,768 (泣き声) 233 00:21:17,768 --> 00:21:20,771 (メルク)鬼のメルクと 恐れられていた師匠が→ 234 00:21:20,771 --> 00:21:23,774 赤ん坊を引き取り 育てるなんて→ 235 00:21:23,774 --> 00:21:27,778 世間では 誰も信じなかったらしいけど。→ 236 00:21:27,778 --> 00:21:31,716 でも 俺だけは感じていたんだ。→ 237 00:21:31,716 --> 00:21:35,720 世界で ただ一人 鬼のメルクの愛情を。 238 00:21:35,720 --> 00:21:40,725 初代メルクさんが 親代わりってわけですか。 239 00:21:40,725 --> 00:21:45,730 そのうち 俺は 師匠の仕事に興味を持ち始めた。 240 00:21:45,730 --> 00:21:49,734 自然だよね 子供が親の仕事に興味を持つのは。 241 00:21:49,734 --> 00:21:55,740 ただ 師匠は 決して 俺を 作業場に入れてはくれなかった。 242 00:21:55,740 --> 00:21:58,743 だから→ 243 00:21:58,743 --> 00:22:01,743 こっそり のぞいてたよ。 244 00:22:03,748 --> 00:22:06,751 (メルク)一度 黙って 作業場に入ったとき→ 245 00:22:06,751 --> 00:22:08,751 事故は起きた。 246 00:22:15,760 --> 00:22:17,762 《あっ…》 247 00:22:17,762 --> 00:22:19,762 《あっ… あっ!》 248 00:22:21,766 --> 00:22:25,770 (メルク)あの事故は 今 思えば よかったと思っている。→ 249 00:22:25,770 --> 00:22:29,770 幼いころに 刃物の怖さと…。 250 00:22:34,712 --> 00:22:37,712 (メルク) 美しさを知ることができて。 251 00:22:39,717 --> 00:22:42,720 (メルク) それからだ。 師匠は 少しずつ→ 252 00:22:42,720 --> 00:22:45,720 仕事を 俺に見せてくれるようになった。 253 00:22:48,726 --> 00:22:54,726 (メルク)力強くて すさまじい迫力の師匠の研ぎ。 254 00:23:01,739 --> 00:23:05,743 (メルク)俺は どんどん引き込まれていったんだ。 255 00:23:05,743 --> 00:23:10,748 それで メルクさんも研ぎ師の道に。 256 00:23:10,748 --> 00:23:12,750 立派な師弟関係じゃないですか。 257 00:23:12,750 --> 00:23:18,756 (メルク)いや 師匠は無口だし 何一つ教えてくれなかった。 258 00:23:18,756 --> 00:23:22,760 仕事は 見て盗むしかなかったんだ。→ 259 00:23:22,760 --> 00:23:24,762 師匠の元には 毎年→ 260 00:23:24,762 --> 00:23:28,766 100人近い 弟子入り志願者が やって来たけど→ 261 00:23:28,766 --> 00:23:31,702 誰一人 三日と持たなかったよ。 262 00:23:31,702 --> 00:23:33,704 みっ 三日? 263 00:23:33,704 --> 00:23:38,709 (メルク)材料の調達から 全て 一人でこなす 師匠の厳しさに→ 264 00:23:38,709 --> 00:23:41,712 誰も付いていけなかったのさ。 265 00:23:41,712 --> 00:23:43,714 だから 俺は思った。 266 00:23:43,714 --> 00:23:46,717 強くなけりゃいけないって。 267 00:23:46,717 --> 00:23:52,723 強くならなければ 師匠みたいな 一流の研ぎ師になれないって。 268 00:23:52,723 --> 00:23:55,726 だから 強さに こだわっていたのか。 269 00:23:55,726 --> 00:23:58,729 (メルク) 俺には 何より重要なことだった。 270 00:23:58,729 --> 00:24:01,732 強さは 二代目の証しだと。 271 00:24:01,732 --> 00:24:04,735 自分の弱さを消し去るために→ 272 00:24:04,735 --> 00:24:09,740 一生懸命 師匠のような 強い男になろうとした。 273 00:24:09,740 --> 00:24:12,743 でも どうあがいても→ 274 00:24:12,743 --> 00:24:18,743 師匠みたいに 力強く たくましい 研ぎ師にはなれなかったのさ。 275 00:24:21,752 --> 00:24:23,754 わっ 分かりません。 276 00:24:23,754 --> 00:24:25,756 メルクさんは 二代目として→ 277 00:24:25,756 --> 00:24:29,760 立派に 仕事をこなしてるじゃないですか。 278 00:24:29,760 --> 00:24:31,760 そうでしょ メルクさん。 279 00:24:33,697 --> 00:24:36,700 (メルク)俺は まだ→ 280 00:24:36,700 --> 00:24:42,706 一度も 師匠から 認めてもらってないんだ。→ 281 00:24:42,706 --> 00:24:46,710 勝手に二代目を名乗ってるだけ。→ 282 00:24:46,710 --> 00:24:49,713 ごめんよ 小松シェフ。→ 283 00:24:49,713 --> 00:24:53,717 トリコが言ったとおり 俺は偽者だ。 284 00:24:53,717 --> 00:24:55,719 そんなことありません! 285 00:24:55,719 --> 00:24:58,719 本物ですよ メルクさんは。 286 00:25:03,727 --> 00:25:05,727 小松シェフ。 287 00:25:07,731 --> 00:25:10,734 お~い ちょっと待ってくれってば。 288 00:25:10,734 --> 00:25:14,738 この重力ん中を あんなに速く歩けるとは→ 289 00:25:14,738 --> 00:25:16,740 さすが メルクだぜ。 290 00:25:16,740 --> 00:25:20,744 なあ いったい どこへ行く気だ? 291 00:25:20,744 --> 00:25:23,747 (話し声) 292 00:25:23,747 --> 00:25:28,752 だから 聞こえねえよ。 石 使えよ 石。 293 00:25:28,752 --> 00:25:30,752 ああ? 294 00:25:39,697 --> 00:25:42,697 何だよ ここは。 295 00:25:47,705 --> 00:25:50,705 こっ これは…。 296 00:25:53,711 --> 00:25:56,711 すっ すげえ。 297 00:26:03,721 --> 00:26:13,721 ♪♪~ 298 00:27:05,716 --> 00:27:08,719 (ティナ)てんこ盛りトーク番組 『ティナパン』→ 299 00:27:08,719 --> 00:27:12,723 本日のゲストは IGOの事務局長 ウーメン梅田さんです。 300 00:27:12,723 --> 00:27:14,725 (ウーメン)皆さん お元気? 301 00:27:14,725 --> 00:27:16,727 ウーメンさんは てんこ盛り おしゃれで→ 302 00:27:16,727 --> 00:27:18,729 ファッションにも うるさいとか。 (ウーメン)ええ。 303 00:27:18,729 --> 00:27:22,733 IGOのファッションリーダーと 呼んでるわ 自分で! 304 00:27:22,733 --> 00:27:24,735 (ティナ)自分で。 (ウーメン)今日は ウーメン梅田の→ 305 00:27:24,735 --> 00:27:28,735 ファッションチェック いっちゃうわよ はい! 306 00:27:30,741 --> 00:27:33,744 (ウーメン)トリコちゃん! 広い肩幅を強調したラインのお洋服。→ 307 00:27:33,744 --> 00:27:36,747 イヤンパクトがあって すんごく いいわ! 308 00:27:36,747 --> 00:27:38,749 (ティナ)イヤンパクトですか? 309 00:27:38,749 --> 00:27:40,751 (ウーメン)でも このお色が残念ね。→ 310 00:27:40,751 --> 00:27:43,754 黒なんて トリコちゃんの キャラじゃなくてよ。→ 311 00:27:43,754 --> 00:27:46,757 黒? 黒って… ああ~!→ 312 00:27:46,757 --> 00:27:48,759 サングラスしたまんま! (ウーメン)ええ? 313 00:27:48,759 --> 00:27:51,762 あっ あ~ら 嫌だ イヤン 私としたことが。→ 314 00:27:51,762 --> 00:27:53,764 もう ドジなんだからん。 315 00:27:53,764 --> 00:27:56,767 IGOって こんなのばっか? 316 00:27:56,767 --> 00:28:00,767 もう 次のコーナー いきま~す。 はあ…。 317 00:28:02,773 --> 00:28:04,775 (ティナ) やいばに込めた 技と心。→ 318 00:28:04,775 --> 00:28:09,775 おのが弱さと涙を超えて 研ぎ師メルク 今 輝く! 319 00:28:12,783 --> 00:28:14,783 (ティナ) 次回も 楽しさ てんこ盛りです!