1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 どうなってるんだ? なんだ あれ。 2 00:00:04,004 --> 00:00:09,343 (イルムガンド)おお~っ。 3 00:00:09,343 --> 00:00:11,678 《真:何が起きてるんだ…》 4 00:00:11,678 --> 00:00:14,515 うわっ…。 5 00:00:14,515 --> 00:00:16,850 お… おい。 なんだ? あれ。 6 00:00:16,850 --> 00:00:18,852 ああ~っ。 7 00:00:18,852 --> 00:00:22,689 うう…。 8 00:00:22,689 --> 00:00:24,892 うわ~っ! 9 00:00:28,362 --> 00:00:31,365 (悲鳴) 10 00:00:35,035 --> 00:00:38,839 ぐぉ~っ。 11 00:00:44,544 --> 00:00:47,547 なんだ あれ…。 化け物~! 12 00:00:47,547 --> 00:00:50,050 グルルルル…。 13 00:02:31,685 --> 00:02:34,688 グルルルル…。 (識)どうします? 若様。 14 00:02:34,688 --> 00:02:37,524 (巴)手を貸したほうが よいかもしれませんな。 15 00:02:37,524 --> 00:02:39,526 もう少し様子を見よう。 16 00:02:39,526 --> 00:02:43,697 (エヴァ)クズノハ先生! 大変です 街にも化け物が! 17 00:02:43,697 --> 00:02:45,866 (ルリア)いろんなところで 暴れてます。 18 00:02:45,866 --> 00:02:48,368 ゴテツの周りも ひどい混乱で。 19 00:02:48,368 --> 00:02:51,705 早く逃げる対処を。 ここも危険です。 20 00:02:51,705 --> 00:02:57,711 《街にも…。 魔族の仕掛けた策は 彼だけじゃないのか…。 21 00:02:57,711 --> 00:03:00,647 僕が騒動を収めることは 可能だろうけど➡ 22 00:03:00,647 --> 00:03:02,816 ここは慎重に動かないと…》 23 00:03:02,816 --> 00:03:05,986 《「二人とも まずは落ち着いてください」》 24 00:03:05,986 --> 00:03:10,824 (エヴァ/ルリア)えっ? 《「それから 少し早いですが…。 25 00:03:10,824 --> 00:03:13,827 この間の答えも 聞かせてもらいます」》 26 00:03:13,827 --> 00:03:17,164 ⦅《「生まれ故郷を 取り戻したいですか?」》⦆ 27 00:03:17,164 --> 00:03:20,333 もうルリアとも 意見は一致しています。 28 00:03:20,333 --> 00:03:24,337 アーンスランドの家名も そして ケリュネオンの地も…。 29 00:03:24,337 --> 00:03:28,508 それがあの場所で すべてを やり直す代価だというのなら➡ 30 00:03:28,508 --> 00:03:33,847 喜んで差し上げます。 私も。 31 00:03:33,847 --> 00:03:36,516 未練など少しもないです。 32 00:03:36,516 --> 00:03:39,186 《「わかりました。 33 00:03:39,186 --> 00:03:41,855 すぐに安全な場所を手配します。 34 00:03:41,855 --> 00:03:44,357 それまで少し 隠れていてください」》 35 00:03:44,357 --> 00:03:46,359 (ルリア/エヴァ)はい。 36 00:03:46,359 --> 00:03:49,663 ウォーッ。 37 00:03:54,201 --> 00:03:56,203 (アベリア)ジン! (ジン)はっ! 38 00:03:56,203 --> 00:03:59,039 (アベリア)先生からよ。 ありがてぇ! 39 00:03:59,039 --> 00:04:01,808 グォーッ。 40 00:04:01,808 --> 00:04:04,478 (巴)まったく よくほえるのぉ。 41 00:04:04,478 --> 00:04:07,147 (澪)あれは 食べたくありませんわねぇ。 42 00:04:07,147 --> 00:04:10,150 識 あれを元に戻すことは可能? 43 00:04:10,150 --> 00:04:13,487 (識)不可能とは申しませんが かなり面倒でしょう。 44 00:04:13,487 --> 00:04:17,324 気乗りもしません…。 そっか…。 45 00:04:17,324 --> 00:04:20,160 じゃあ 街の被害状況を確認できる? 46 00:04:20,160 --> 00:04:22,162 ん…。 お任せを。 47 00:04:22,162 --> 00:04:25,832 念話でライムに伝え 亜空からも 何人か呼んでおきます。 48 00:04:25,832 --> 00:04:28,835 店の商品と在庫も 回収させましょう。 49 00:04:28,835 --> 00:04:30,837 あっ! 若! 50 00:04:30,837 --> 00:04:34,341 これは時代劇で言えば 物語の佳境ですぞ! 51 00:04:34,341 --> 00:04:36,343 はい? 52 00:04:36,343 --> 00:04:39,513 ここをどう切り抜けるかに 大団円がかかっている! 53 00:04:39,513 --> 00:04:41,515 そういう状況かと! 54 00:04:41,515 --> 00:04:43,850 魔族の策で街は混乱! 55 00:04:43,850 --> 00:04:46,019 因業な商人も善良な民も➡ 56 00:04:46,019 --> 00:04:48,855 すべての者が 騒ぎの渦中におります。 57 00:04:48,855 --> 00:04:52,859 すなわち! ワシらが望む結果に 合わせて殺陣をし! 58 00:04:52,859 --> 00:04:56,863 しかも感謝される! 見返りは よりどりみどりですぞ! 59 00:04:56,863 --> 00:04:58,865 かっかっかっかっか! 60 00:04:58,865 --> 00:05:01,801 《え… 越後屋ならぬ巴屋がいる》 61 00:05:01,801 --> 00:05:03,803 見返りはさておき➡ 62 00:05:03,803 --> 00:05:06,640 この状況なら 我々を敵視する商会も➡ 63 00:05:06,640 --> 00:05:08,975 いくつか 消えてくれるかもしれませんね。 64 00:05:08,975 --> 00:05:13,813 まぁ いいですわ! 騒ぎに乗じて バカな商人どもを片っ端から…。 65 00:05:13,813 --> 00:05:16,149 仕事人風味は次回じゃ! 66 00:05:16,149 --> 00:05:18,818 今回はズバリ 正義の味方のように➡ 67 00:05:18,818 --> 00:05:22,155 この騒ぎを さっそうと 鎮圧してみせるのです。 68 00:05:22,155 --> 00:05:25,992 《う~ん… 八代将軍とか 水戸のご老公路線か…》 69 00:05:25,992 --> 00:05:30,664 誰にも知られずに動いたとて 誰の感謝も得られませぬ。 70 00:05:30,664 --> 00:05:35,502 それが ヒューマンの世界 というものでしょう。 うむうむ。 71 00:05:35,502 --> 00:05:38,672 《確かに 巴の言うことも一理あるな…》 72 00:05:38,672 --> 00:05:40,841 しかし 魔族はどうしましょう? 73 00:05:40,841 --> 00:05:43,343 こちらが 解決に働きかけたとなると➡ 74 00:05:43,343 --> 00:05:45,512 魔族も よくは思わないかも…。 75 00:05:45,512 --> 00:05:50,183 若はこの状況でも まだ魔族と 関わりを持つおつもりですか? 76 00:05:50,183 --> 00:05:52,352 まあ ゆくゆくはね。 77 00:05:52,352 --> 00:05:58,024 でも ロナさん… いや ロナは僕をだましたんだ。 78 00:05:58,024 --> 00:06:01,795 だったら 魔族は関与していない という体で➡ 79 00:06:01,795 --> 00:06:03,797 騒動を収拾しようとも…。 80 00:06:03,797 --> 00:06:06,633 それは こっちの自由ってもんじゃない。 81 00:06:06,633 --> 00:06:09,803 (イオ)作戦会議を無視するとは…。 (ロナ)んっ! 82 00:06:09,803 --> 00:06:13,306 (イオ)お前もソフィアに似てきたな ロナ。 83 00:06:13,306 --> 00:06:17,811 冗談。 あんなバトルジャンキーと 一緒にしないでくれる? 84 00:06:17,811 --> 00:06:21,982 それよりも イオ 準備は進んでるんでしょうね。 85 00:06:21,982 --> 00:06:25,986 当然だ。 しかし クズノハという男の件だが…。 86 00:06:25,986 --> 00:06:29,823 あら 約束に反することは 何もしてないわ。 87 00:06:29,823 --> 00:06:32,158 嫌な女だな お前は。 88 00:06:32,158 --> 00:06:34,661 クズノハとやらに同情するよ。 89 00:06:34,661 --> 00:06:38,832 褒め言葉として受け取っておく。 例の指輪は? 90 00:06:38,832 --> 00:06:41,334 試作型から変更済みだ。 91 00:06:41,334 --> 00:06:44,004 今回も女神の力を封じられる。 92 00:06:44,004 --> 00:06:48,008 わかってると思うけど これで決めるわよ。 93 00:06:48,008 --> 00:06:50,010 言われるまでもない。 94 00:06:50,010 --> 00:06:54,014 ヒビキ… リミアの勇者が 更に力をつけていようと➡ 95 00:06:54,014 --> 00:06:56,016 打ち砕くのみ。 96 00:06:56,016 --> 00:06:59,953 これでヒューマンは また大国を一つ失う。 97 00:06:59,953 --> 00:07:03,790 ようやく魔族も 世の春を享受できそうね。 98 00:07:03,790 --> 00:07:08,295 《「いいですね。 まっすぐ クズノハ商会に向かってください。 99 00:07:08,295 --> 00:07:11,464 従業員が安全な場所に 案内しますので」》 100 00:07:11,464 --> 00:07:14,467 わかりました。 クズノハさんも お気をつけて。 101 00:07:14,467 --> 00:07:16,636 《「はい」》 102 00:07:16,636 --> 00:07:20,140 (レンブラント)クズノハ殿! 《「レンブラントさん。 103 00:07:20,140 --> 00:07:22,142 ご無事で安心しました」》 104 00:07:22,142 --> 00:07:26,646 すまない。 まだ我々は 状況が把握できていないのだが…。 105 00:07:26,646 --> 00:07:31,318 《「こちらも街で怪物が暴れている との情報しかありません。 106 00:07:31,318 --> 00:07:35,655 お嬢さんたちは あの怪物を 退ける気のようですが」》 107 00:07:35,655 --> 00:07:39,993 なるほど。 娘たちはアレを どうにかする気でいると。 108 00:07:39,993 --> 00:07:44,998 ふむふむ。 ク… クズノハ殿 それはいかん! それはいかんよ! 109 00:07:44,998 --> 00:07:47,667 《「彼女らは 責任を持ってお守りします。 110 00:07:47,667 --> 00:07:49,669 ご安心を」》 こうなったら 学園の治安維持部隊や軍を➡ 111 00:07:49,669 --> 00:07:52,172 結集させ…。 (リサ)あなた クズノハ様を 信じましょう。 112 00:07:52,172 --> 00:07:54,507 あ~な~た! うぉっ! 113 00:07:54,507 --> 00:07:58,178 と… とりあえず商人ギルドに向かう。 114 00:07:58,178 --> 00:08:01,614 ここのギルドの代表とは 知らぬ仲でもないしな。 115 00:08:01,614 --> 00:08:03,950 なら 私も同行しますわ。 116 00:08:03,950 --> 00:08:06,786 ザラさんに 挨拶もしておきたいですし。 117 00:08:06,786 --> 00:08:10,123 う… うむ。 しかしなぁ…。 118 00:08:10,123 --> 00:08:14,461 《「お二人は ギルドの代表殿と 仲がよろしいのですか?」》 119 00:08:14,461 --> 00:08:18,131 ええ。 昔は隣に店を構えて 切磋琢磨する➡ 120 00:08:18,131 --> 00:08:20,967 似た者同士でしたのよ。 リサ…。 121 00:08:20,967 --> 00:08:23,970 《「そうでしたか 少し意外です」》 122 00:08:23,970 --> 00:08:28,308 君がアイツと… ザラと会ったのは 昨日だったか? 123 00:08:28,308 --> 00:08:32,812 《「はい。 残念ながら 商人として扱ってはいただけず。 124 00:08:32,812 --> 00:08:35,315 情けないかぎりです」》 125 00:08:35,315 --> 00:08:38,485 ヤツは あれで 優しいところもあるのだが➡ 126 00:08:38,485 --> 00:08:40,987 どうにも言葉が足りないタイプでな。 127 00:08:40,987 --> 00:08:45,825 あなたみたいに後ろからブスリなんて やり口より好ましいですけど。 128 00:08:45,825 --> 00:08:48,828 リサ 悪意を感じるよ。 《商人の世界ってやっぱ➡ 129 00:08:48,828 --> 00:08:50,830 きれい事じゃ済まないんだな…》 130 00:08:50,830 --> 00:08:53,500 では 私たちはこれで。 131 00:08:53,500 --> 00:09:00,440 《「ああ それでは念のため 護衛をおつけします」》 護衛? 132 00:09:00,440 --> 00:09:03,109 んっ? あ…。 133 00:09:03,109 --> 00:09:05,278 《「頼りになる者たちです。 134 00:09:05,278 --> 00:09:10,617 表向きは魔道具で召喚した とでも 言っておけばいいでしょう」》 135 00:09:10,617 --> 00:09:16,122 そ… そういえば クズノハ殿は 召喚術も扱うのだったなぁ。 136 00:09:16,122 --> 00:09:21,127 《「どうかお二人ともご無事で。 後ほどお会いしましょう」》 137 00:09:30,136 --> 00:09:32,972 (ミスラ)な… 仲間を…。 (ダエナ)食った…。 138 00:09:32,972 --> 00:09:35,809 グォー。 139 00:09:35,809 --> 00:09:38,311 まだ学園の戦力は出てないの? 140 00:09:38,311 --> 00:09:40,980 非常時には備えているはずだよね。 141 00:09:40,980 --> 00:09:43,149 今 出てきたようです。 142 00:09:43,149 --> 00:09:47,654 ♬~ 143 00:09:47,654 --> 00:09:49,823 (シフ)パープルコート…。 144 00:09:49,823 --> 00:09:53,159 (ユーノ)それって 学園が誇る最強部隊だよね。 145 00:09:53,159 --> 00:09:56,830 (隊員たち)アン リサリテ シェスタ! シズ…。 146 00:09:56,830 --> 00:10:00,500 へぇ 全属性に対応してるんだ。 147 00:10:00,500 --> 00:10:04,003 フレイムビラ! アイシクル スピア! 148 00:10:04,003 --> 00:10:07,006 ダストファング! ゲイルクロス! 149 00:10:10,009 --> 00:10:12,345 (隊員たち)あっ! なっ! 150 00:10:12,345 --> 00:10:15,014 おもしろいですわ あの怪物。 151 00:10:15,014 --> 00:10:19,018 基本4属性のうち3つを無効化。 152 00:10:19,018 --> 00:10:21,855 水属性に至っては吸収しています。 153 00:10:21,855 --> 00:10:25,692 唯一有効な火属性があれでは…。 154 00:10:25,692 --> 00:10:27,861 くっ! 麗しの女神よ! 155 00:10:27,861 --> 00:10:30,363 我らが学園を守り給え。 156 00:10:30,363 --> 00:10:33,867 御身を讃えるこの身に 祝福を願わん。 157 00:10:33,867 --> 00:10:38,705 一気に魔力が上がった。 あれが女神の祝福か…。 158 00:10:38,705 --> 00:10:41,541 魔力が上がっても 意味がありませんな。 159 00:10:41,541 --> 00:10:44,711 そもそも火属性を扱う者が 少ないうえに…。 160 00:10:44,711 --> 00:10:48,882 グォー! この状態だと むしろ…。 161 00:10:48,882 --> 00:10:50,884 (隊員たち)うわ~っ! 162 00:10:50,884 --> 00:10:53,887 はぁ… やっぱり。 かえって➡ 163 00:10:53,887 --> 00:10:56,723 勢いがついてしまったみたいです。 だね。 164 00:10:56,723 --> 00:10:59,893 若様 街の状況が把握できました。 165 00:10:59,893 --> 00:11:03,163 念話で エリスたちに確認したところ➡ 166 00:11:03,163 --> 00:11:06,332 怪物は 50体ほど出現しているもよう。 167 00:11:06,332 --> 00:11:08,334 転移陣などが破壊され➡ 168 00:11:08,334 --> 00:11:12,672 徐々に念話の妨害も 始まっているようです。 そうか…。 169 00:11:12,672 --> 00:11:15,508 《念話妨害は厳しいな。 170 00:11:15,508 --> 00:11:17,677 この辺りは まだ大丈夫だけど…》 171 00:11:17,677 --> 00:11:19,679 若様。 んっ? 172 00:11:25,852 --> 00:11:27,854 も… もう壊滅? 173 00:11:27,854 --> 00:11:32,859 自分からお皿にのった 食材でしたわね。 ジンたちは? 174 00:11:32,859 --> 00:11:35,361 学園最強の部隊が…。 175 00:11:35,361 --> 00:11:37,697 俺たちで勝てる相手なのかよ…? 176 00:11:37,697 --> 00:11:41,534 すっかり気勢がそがれてる…。 まったく。 177 00:11:41,534 --> 00:11:44,037 少しは評価してあげようかと 思えば➡ 178 00:11:44,037 --> 00:11:46,706 すぐ残念なことになるんですから。 179 00:11:46,706 --> 00:11:49,709 《うっ まるで 自分に言われてる気が…》 180 00:11:49,709 --> 00:11:53,379 識 あなたが甘やかしすぎなんじゃ ありません? 181 00:11:53,379 --> 00:11:59,218 己の長所を最大限に生かし 広い視野で戦うよう指導なさいな。 182 00:11:59,218 --> 00:12:01,154 も… 申し訳ありません。 183 00:12:01,154 --> 00:12:04,991 《己の長所を広い視野で か…。 184 00:12:04,991 --> 00:12:06,993 僕の得意なことで言うと…。 185 00:12:06,993 --> 00:12:12,832 あの力も 僕の持っている 選択肢の一つなんだよな…》 186 00:12:12,832 --> 00:12:16,336 澪と識は ジンたちに指示を出してあげて。 187 00:12:16,336 --> 00:12:20,006 全滅しそうなら助力してもいい。 はっ? えっ? 188 00:12:20,006 --> 00:12:22,175 んっ 聞こえなかった? 189 00:12:22,175 --> 00:12:25,178 ギリギリまでは 指示を与えるのみにして➡ 190 00:12:25,178 --> 00:12:29,015 経験を積ませる。 (識/澪)わかりました。 191 00:12:29,015 --> 00:12:31,517 巴は一緒に来てくれ。 御意。 192 00:12:31,517 --> 00:12:36,356 来賓の皆様をお助けして 恩を売ろうというわけですな。 193 00:12:36,356 --> 00:12:41,861 《あ… 勘のいい 従者は時に 困りもの…》 194 00:12:45,198 --> 00:12:49,202 あのパープルコートが…。 195 00:12:49,202 --> 00:12:51,704 早く我々も逃げたほうが…。 196 00:12:51,704 --> 00:12:55,208 街もアレと同じ怪物だらけらしい。 197 00:12:55,208 --> 00:12:57,377 だが ここにいても…。 失礼する。 198 00:12:57,377 --> 00:13:00,647 誰だ…? 見たことないぞ。 199 00:13:00,647 --> 00:13:05,318 《あれは… グリトニア皇女のリリって人…? 200 00:13:05,318 --> 00:13:10,990 あっちは 神殿の司教さんと シナイさんに ローレルのサイリツさん。 201 00:13:10,990 --> 00:13:13,326 それから…》 んっ? 202 00:13:13,326 --> 00:13:16,829 (ルト)ハ~イ。 《ルト! いたのかよ!?》 203 00:13:16,829 --> 00:13:20,166 何者だ! ここは一般人の立ち入りは➡ 204 00:13:20,166 --> 00:13:22,502 禁止されておることを 知らんのか! 205 00:13:22,502 --> 00:13:26,606 《誰? どっかで 見たことある気がするけど…》 206 00:13:28,675 --> 00:13:31,678 《あっ! 学園長か…》 207 00:13:31,678 --> 00:13:34,347 ワシは クズノハ商会の巴。 208 00:13:34,347 --> 00:13:37,016 こちらは 我があるじにございます。 209 00:13:37,016 --> 00:13:39,519 《「臨時講師のクズノハです。 210 00:13:39,519 --> 00:13:42,855 来賓の皆様が避難されて いないようでしたので➡ 211 00:13:42,855 --> 00:13:45,558 助力できればと参上しました」》 212 00:13:47,860 --> 00:13:51,364 そうか 貴様が。 だが どうするつもりだ? 213 00:13:51,364 --> 00:13:56,536 街にも怪物が ばっこしておる中 避難の誘導は容易ではないぞ。 214 00:13:56,536 --> 00:14:01,641 学園長殿は安全な場所に 心当たりがおありですかな? 215 00:14:01,641 --> 00:14:05,978 無論だ。 ならば その場所を思い浮かべてくだされ。 216 00:14:05,978 --> 00:14:08,648 ワシが転移にて お送りしましょう。 217 00:14:08,648 --> 00:14:11,484 転移だと? この人数を➡ 218 00:14:11,484 --> 00:14:14,320 術者自身が 行ったこともない場所へか!? 219 00:14:14,320 --> 00:14:17,490 バカな! そんな術などありえん! 220 00:14:17,490 --> 00:14:21,327 《本来 転移や念話は 高度な術なんだよね。 221 00:14:21,327 --> 00:14:23,830 僕らは気軽に使ってるけど》 222 00:14:23,830 --> 00:14:26,499 しかし それが可能でしてな。 223 00:14:26,499 --> 00:14:29,836 とはいえ 疑われても しかたのない話。 224 00:14:29,836 --> 00:14:32,505 ふむ…。 では 巴とやら。 225 00:14:32,505 --> 00:14:36,843 まず僕を客席に 転移させてくれないかな? 226 00:14:36,843 --> 00:14:42,515 《なるほど 初対面を装って 実験台を買って出てくれたのか》 227 00:14:42,515 --> 00:14:45,017 し… しかし ファルス殿。 228 00:14:45,017 --> 00:14:47,854 (リリ)よい提案ではありませんか 学園長。 229 00:14:47,854 --> 00:14:52,525 ファルス殿なら 見事に検分して くださるに違いありません。 230 00:14:52,525 --> 00:14:56,028 これは リリ様 ありがたきお言葉。 231 00:14:58,865 --> 00:15:02,135 では ファルス殿 この中にお入りください。 232 00:15:02,135 --> 00:15:04,303 この中に? へぇ。 233 00:15:04,303 --> 00:15:07,473 向こうにも 同じような霧が見えるね。 234 00:15:07,473 --> 00:15:11,811 ってことは こっちと つながってるのかな。 235 00:15:11,811 --> 00:15:13,813 なっ! 消えた…。 (どよめき) 236 00:15:13,813 --> 00:15:16,315 お~い! 237 00:15:16,315 --> 00:15:19,986 ホントだ。 おお…。 どういうことだ。 238 00:15:19,986 --> 00:15:22,321 本当に転移したぞ。 どういう術だ…。 239 00:15:22,321 --> 00:15:25,825 すごいね。 こんな見事な術は初めてだ。 240 00:15:25,825 --> 00:15:28,661 察するに その剣の力かな? 241 00:15:28,661 --> 00:15:30,997 まさしく そのとおり! 242 00:15:30,997 --> 00:15:34,667 いやはや ファルス殿は…。 《剣? 巴自身の力なのに》 243 00:15:34,667 --> 00:15:36,836 どうでしょう 皆さん。 244 00:15:36,836 --> 00:15:40,506 ここは彼らの善意に すがらせてもらいませんか? 245 00:15:40,506 --> 00:15:43,509 も… もちろん。 すぐに転移させてくれ! 私も! 246 00:15:43,509 --> 00:15:45,511 わ… 私も。 247 00:15:45,511 --> 00:15:47,513 私が先だ。 ちょっと待て…! 248 00:15:47,513 --> 00:15:49,682 (ホープレイズ)陛下 お急ぎを。 249 00:15:49,682 --> 00:15:53,686 (オーガス)よい。 ここですべて 見届ける義務がある。 250 00:15:53,686 --> 00:15:57,023 (ヨシュア)父上 しかし。 お前たちは行け。 251 00:15:57,023 --> 00:15:59,358 陛下 それはできません。 252 00:15:59,358 --> 00:16:03,629 あそこにいるのは他でもない 我が子なのですから…。 253 00:16:03,629 --> 00:16:05,798 グォー…。 254 00:16:05,798 --> 00:16:08,134 《リミア王国ご一行か…》 255 00:16:08,134 --> 00:16:10,470 若。 おっ! 256 00:16:10,470 --> 00:16:12,805 それは若にお預けを。 257 00:16:12,805 --> 00:16:15,141 こちらのことは お任せあれ。 258 00:16:15,141 --> 00:16:17,310 《へっ? 僕にどうしろと?》 259 00:16:17,310 --> 00:16:19,312 では。 260 00:16:19,312 --> 00:16:22,481 《「陛下」》 261 00:16:22,481 --> 00:16:26,652 クズノハ お前はその剣を使えるのか? 262 00:16:26,652 --> 00:16:29,989 《つまり 転移が使えるか って意味だよね?》 263 00:16:29,989 --> 00:16:31,991 《「はい 扱えます」》 264 00:16:31,991 --> 00:16:35,661 ならば 余をあそこに 連れていってくれまいか? 265 00:16:35,661 --> 00:16:38,164 父上! 陛下 何を! 266 00:16:38,164 --> 00:16:42,335 リミアの貴族が 学園に被害を与えているのだ。 267 00:16:42,335 --> 00:16:47,340 まずは余が収拾に尽力する姿を 見せねば あとが立ち行かぬ。 268 00:16:47,340 --> 00:16:51,344 それに イルムガンドも 余や父が呼びかければ➡ 269 00:16:51,344 --> 00:16:54,013 人に戻れるやもしれぬ。 ん…。 270 00:16:54,013 --> 00:16:56,182 ウォー。 271 00:16:56,182 --> 00:16:58,351 (2人)えっ! 272 00:16:58,351 --> 00:17:00,620 もっと からめ手を使いなさいな! 273 00:17:00,620 --> 00:17:02,622 相手の隙を突くのです! 274 00:17:02,622 --> 00:17:05,458 後衛は身体強化の魔法! 275 00:17:05,458 --> 00:17:07,793 速度も上げて翻弄を! 276 00:17:07,793 --> 00:17:11,631 (2人)うっ。 ちょ 体のわりに速いって! 277 00:17:11,631 --> 00:17:14,800 そんなこと言っても。 278 00:17:14,800 --> 00:17:20,806 しずまれ イルムガンド! イルムガンド 父だ! わからぬのか! 279 00:17:20,806 --> 00:17:22,808 グォー。 280 00:17:22,808 --> 00:17:24,810 イルムガンド…。 281 00:17:24,810 --> 00:17:27,647 魔物のごとき暴れようですね。 282 00:17:27,647 --> 00:17:32,652 それでも見届けねばならぬ。 どのような結末であれな。 283 00:17:32,652 --> 00:17:37,657 クズノハ アレを… 息子を 元に戻す魔法薬はないのか? 284 00:17:37,657 --> 00:17:40,159 《「申し訳ありません。 285 00:17:40,159 --> 00:17:45,665 私も あのような変異は 初めて見ましたので…」》 ん…。 286 00:17:45,665 --> 00:17:48,167 グォー…。 287 00:17:48,167 --> 00:17:50,169 やった! 288 00:17:50,169 --> 00:17:52,872 グォー…。 289 00:17:59,845 --> 00:18:02,114 あ…。 そんな…。 290 00:18:02,114 --> 00:18:06,118 なんと…。 再生とは…。 イルム…。 291 00:18:06,118 --> 00:18:08,287 ウォー。 292 00:18:08,287 --> 00:18:10,289 くそぉ~! 293 00:18:10,289 --> 00:18:13,626 くっ! みんな しっかりしろ! 294 00:18:13,626 --> 00:18:15,828 体勢を立て直すんだ! 295 00:18:22,301 --> 00:18:26,305 《街の変異体 うわっ キモい…》 296 00:18:26,305 --> 00:18:31,644 おのれ バケモノ! お逃げください 陛下! 297 00:18:31,644 --> 00:18:34,981 うわっ! 298 00:18:34,981 --> 00:18:37,083 うおっ! 299 00:18:39,986 --> 00:18:44,156 《識 観客席でケガ人。 治療に来て。 300 00:18:44,156 --> 00:18:46,659 澪は そのまま生徒に指示を》 301 00:18:46,659 --> 00:18:49,328 父上 お逃げください! 《なんですと~!》 302 00:18:49,328 --> 00:18:52,665 はぁ~! がっ…。 303 00:18:52,665 --> 00:18:56,669 《魔力体は隠蔽の界で 王様たちに見えないはず》 304 00:18:59,338 --> 00:19:02,441 うっ…。 グァ…。 305 00:19:02,441 --> 00:19:05,444 《「王子 ご無事ですか…」》 306 00:19:05,444 --> 00:19:07,780 うっ! はっ!? 307 00:19:07,780 --> 00:19:10,616 し… 子細は後ほど…。 308 00:19:10,616 --> 00:19:14,787 《か… かなりまずいことを しちゃった気もするけど➡ 309 00:19:14,787 --> 00:19:16,789 今は とにかく…》 310 00:19:18,958 --> 00:19:22,628 《有効なのは無属性。 311 00:19:22,628 --> 00:19:25,131 狙うは… クチバシ!》 312 00:19:28,968 --> 00:19:32,805 ギャオー…。 《あ~ ちょっと焦った。 313 00:19:32,805 --> 00:19:36,976 助かるかな…》 (ヨシュア)大丈夫ですか 父上! 314 00:19:36,976 --> 00:19:39,145 それより お前は? 315 00:19:39,145 --> 00:19:43,816 《王子の件 新しいトラブルに ならないといいけど…》 316 00:19:43,816 --> 00:19:45,985 グォー。 317 00:19:45,985 --> 00:19:50,156 いいかげんに しやがれ~! 318 00:19:50,156 --> 00:19:52,992 半端な攻撃は 再生されるだけですわ! 319 00:19:52,992 --> 00:19:54,994 いいかげんに学びなさい! 320 00:19:54,994 --> 00:19:58,831 せ… せめて視界を。 321 00:19:58,831 --> 00:20:02,501 もう! 火属性以外は 無駄だと言っているでしょうに! 322 00:20:02,501 --> 00:20:04,837 セフト アルオステ エダ。 323 00:20:04,837 --> 00:20:07,339 オオ…。 324 00:20:07,339 --> 00:20:10,042 魔術? 違う これは! 325 00:20:12,178 --> 00:20:14,180 威圧の咆哮! 326 00:20:14,180 --> 00:20:16,348 オオオ…。 327 00:20:16,348 --> 00:20:18,651 ぜ… 全員は守れない。 328 00:20:21,353 --> 00:20:23,355 ぜ… 前衛が。 329 00:20:23,355 --> 00:20:26,525 シフ その術 私の矢に付与できる? 330 00:20:26,525 --> 00:20:30,362 む… 無理です。 そんな乱暴な付与 成功しても➡ 331 00:20:30,362 --> 00:20:32,531 10秒ともたずに暴発を…。 問題ないわ。 332 00:20:32,531 --> 00:20:35,367 イズモ 動ける? なんとかね。 333 00:20:35,367 --> 00:20:38,037 援護お願い。 どうする気だ。 334 00:20:38,037 --> 00:20:40,539 私がヤツをしとめる! えっ! 335 00:20:40,539 --> 00:20:42,541 (アベリア)高威力の魔術は➡ 336 00:20:42,541 --> 00:20:44,543 動けないジンたちを 巻き込んでしまう。 337 00:20:44,543 --> 00:20:48,047 だから 魔術を付与した私の矢しかない! 338 00:20:48,047 --> 00:20:52,651 少しぐらい識さんの前で かっこつけさせてよ。 339 00:20:55,387 --> 00:20:59,058 もって10秒ですからね。 ありがとう シフ。 340 00:20:59,058 --> 00:21:02,828 ああ もう ヤケだ! あとは任せるね! 341 00:21:02,828 --> 00:21:08,501 ♬~ 342 00:21:08,501 --> 00:21:12,004 《もっと… もっと高く》 343 00:21:14,173 --> 00:21:16,175 えっ!? 344 00:21:19,011 --> 00:21:22,348 名もなき土の子どもたち 私に助力を! 345 00:21:22,348 --> 00:21:24,683 ウォー。 346 00:21:24,683 --> 00:21:36,362 ♬~ 347 00:21:36,362 --> 00:21:39,165 《大丈夫 私には…》 348 00:21:41,367 --> 00:21:43,369 みんが ついてる! 349 00:21:46,539 --> 00:21:50,843 グァ~…。 350 00:22:01,821 --> 00:22:13,132 ♬~