1 00:00:00,701 --> 00:00:02,870 <真:ロッツガルドの新生活。 2 00:00:02,870 --> 00:00:07,541 念願の 開店許可も 手に入れて。 3 00:00:07,541 --> 00:00:10,210 深澄真は よもやの教師。 4 00:00:10,210 --> 00:00:14,047 正式な 採用通知も 届いたが…> 5 00:00:14,047 --> 00:00:17,384 (識)学園も ずいぶんと急に 呼び出しますね。 6 00:00:17,384 --> 00:00:20,888 (真)だよねぇ。 まぁ 指定時間は午後だし➡ 7 00:00:20,888 --> 00:00:23,390 お昼を食べて行けば ちょうどいっか。 8 00:00:25,726 --> 00:00:28,729 (ルリア)あっ クズノハさん いらっしゃいませ。 9 00:00:28,729 --> 00:00:33,066 《「こんにちは ルリア。 今日も寄らせてもらうよ」》 10 00:00:33,066 --> 00:00:37,237 毎度ありがとうございます。 識さんは いつもの鍋ですか? 11 00:00:37,237 --> 00:00:41,575 ええ もちろん! 《「僕は鶏鍋にしようかな」》 12 00:00:41,575 --> 00:00:46,747 珍しいですよね 普通は何人かで 一つの鍋を囲むのに。 13 00:00:46,747 --> 00:00:50,918 ご案内します。 (識)あ~ 楽しみですねぇ。 14 00:00:50,918 --> 00:00:53,587 《ゴテツ亭 連続5日目…。 15 00:00:53,587 --> 00:00:57,257 識 変なハマり方しちゃったよなぁ》 16 00:00:57,257 --> 00:01:03,363 (イルムガンド)クソ… アイツら いっつも ルリアの前に現れやがって。 17 00:01:03,363 --> 00:01:06,199 イルムガンド様ですね。 18 00:01:06,199 --> 00:01:09,870 ご安心を。 私は学園の生徒です。 19 00:01:09,870 --> 00:01:14,374 実は 折り入ってご相談が。 20 00:02:55,575 --> 00:03:00,347 (ルリア)お待たせしました ご注文の鍋になります。 21 00:03:00,347 --> 00:03:03,684 《識がハマったクリーム鍋…》 22 00:03:03,684 --> 00:03:05,685 あ~ん。 ああ~っ➡ 23 00:03:05,685 --> 00:03:07,854 この甘さがしみる! フフフ…。 24 00:03:07,854 --> 00:03:11,858 《激甘クリームに肉と野菜って…》 25 00:03:11,858 --> 00:03:16,530 そういえば クズノハさんって 学園にお勤めされるんですよね? 26 00:03:16,530 --> 00:03:19,533 《「うん。 このあとで向かうよ」》 27 00:03:19,533 --> 00:03:23,370 でしたら学園に私の…。 ルリア こっちお願い! 28 00:03:23,370 --> 00:03:26,540 あっ いけない。 お店が混んできちゃった。 29 00:03:26,540 --> 00:03:28,875 それじゃ ごゆっくりどうぞ。 30 00:03:28,875 --> 00:03:31,211 《「うん ありがとう」》 31 00:03:31,211 --> 00:03:34,881 若様 お代わりしてもよろしいですか? 32 00:03:34,881 --> 00:03:37,718 識 血糖値 大丈夫? 33 00:03:37,718 --> 00:03:39,720 (コモエ)ホッ ホッ ホッ! 34 00:03:39,720 --> 00:03:42,722 以上が就業規則となります。 35 00:03:42,722 --> 00:03:45,726 ご商売に関しては 学園内で➡ 36 00:03:45,726 --> 00:03:49,062 金銭のやり取りを行わなければ 問題ありません。 37 00:03:49,062 --> 00:03:51,565 《宣伝はOKってことか》 38 00:03:51,565 --> 00:03:55,902 現在 学園には 数百人の教職員がおります。 39 00:03:55,902 --> 00:04:00,340 教員の報酬は 生徒1人につき銀貨10枚。 40 00:04:00,340 --> 00:04:05,846 1回の講義で受け持てる生徒は 非常勤の場合 30人までです。 41 00:04:05,846 --> 00:04:09,349 初回の講義は 来週からでよろしいですか? 42 00:04:09,349 --> 00:04:13,520 《「はい。 10人以下の講義を 予定していますし➡ 43 00:04:13,520 --> 00:04:15,856 開始時期も問題ありません」》 44 00:04:15,856 --> 00:04:18,859 珍しいですね。 どの講師も➡ 45 00:04:18,859 --> 00:04:22,028 生徒をたくさん集めようと 躍起になるものですが…。 46 00:04:22,028 --> 00:04:25,031 《「なるべく丁寧に教えたいと」》 47 00:04:25,031 --> 00:04:28,034 少しよろしいですか? 48 00:04:28,034 --> 00:04:32,739 (ブライト)失礼。 私は常勤講師のブライトと申します。 49 00:04:34,875 --> 00:04:39,546 なるほど。 クズノハ先生は 実技中心の授業を。 50 00:04:39,546 --> 00:04:43,216 《「はい 魔法に関する内容が 主になります」》 51 00:04:43,216 --> 00:04:45,385 私は座学ですが➡ 52 00:04:45,385 --> 00:04:48,722 同じく戦闘技術を教えております。 うん うん。 53 00:04:48,722 --> 00:04:50,724 私の生徒から十人ほど➡ 54 00:04:50,724 --> 00:04:53,059 興味がありそうな者を 回しましょう。 55 00:04:53,059 --> 00:04:55,228 《「ありがとうございます」》 56 00:04:55,228 --> 00:04:58,064 (ブライト)今年は 特に優秀な生徒ばかりですよ。 57 00:04:58,064 --> 00:05:02,169 浮遊術式や 念話を使える者もおりますので。 58 00:05:02,169 --> 00:05:05,672 《じゃあ アイツらも…。 59 00:05:05,672 --> 00:05:07,841 優秀ねぇ…》 60 00:05:07,841 --> 00:05:12,012 聞けば クズノハ先生は 高い能力をお持ちだとか。 61 00:05:12,012 --> 00:05:14,214 楽しみにしていますよ。 62 00:05:16,183 --> 00:05:19,186 (扉の開閉音) 63 00:05:19,186 --> 00:05:21,188 《ここが図書館…》 64 00:05:21,188 --> 00:05:23,857 (エヴァ)何かご用ですか? 65 00:05:23,857 --> 00:05:27,194 《「助手が施設使用の 申請に行ったので➡ 66 00:05:27,194 --> 00:05:31,198 授業の資料を探しに来ました」》 そうですか。 67 00:05:31,198 --> 00:05:33,366 私は ここの司書です。 68 00:05:33,366 --> 00:05:36,369 お探しの本があれば 力になれますよ。 69 00:05:36,369 --> 00:05:40,373 《「では 魔術の詠唱言語に ついての本があれば」》 70 00:05:40,373 --> 00:05:45,712 あら 地味な内容ですね。 クズノハ様にしては。 71 00:05:45,712 --> 00:05:51,384 すごい。 一瞬で魔法障壁を展開。 まるで手品ですね。 72 00:05:51,384 --> 00:05:55,055 《「何者だ。 なぜ私の名を知っている」》 73 00:05:55,055 --> 00:05:57,057 私は司書ですもの。 74 00:05:57,057 --> 00:05:59,659 先生のお名前くらい 存じております。 75 00:05:59,659 --> 00:06:02,495 《「講師は数百人と聞いた。 76 00:06:02,495 --> 00:06:05,498 新人をすぐに覚えているなど 信じられない」》 77 00:06:05,498 --> 00:06:09,502 フフ… 実は試験官の方と 食事した際に➡ 78 00:06:09,502 --> 00:06:13,506 クズノハ様のお話を 伺ったものですから つい。 79 00:06:13,506 --> 00:06:16,676 《「本当にそれだけか?」》 あと…。 80 00:06:16,676 --> 00:06:20,180 ゴテツ亭のルリアは私の妹です。 81 00:06:20,180 --> 00:06:23,350 へっ? 毎回2つの鍋を注文する➡ 82 00:06:23,350 --> 00:06:25,685 変わった方がいると聞きまして。 83 00:06:25,685 --> 00:06:28,855 識様はクリーム鍋が お気に入りだとか。 84 00:06:28,855 --> 00:06:31,524 ⦅でしたら学園に私の…⦆ 85 00:06:31,524 --> 00:06:35,028 《ああ お姉さんのことを 言おうとしてたのか。 86 00:06:35,028 --> 00:06:38,331 なるほど 確かに顔は似てるけど…》 87 00:06:40,367 --> 00:06:45,372 クズノハ様 特に男性の視線は 口よりも物を言います。 88 00:06:45,372 --> 00:06:49,042 お気をつけくださいね。 《「すっ すみません」》 89 00:06:49,042 --> 00:06:52,379 あら 何か失礼なご想像でも? 90 00:06:52,379 --> 00:06:54,381 《やぶへび!》 91 00:06:54,381 --> 00:06:58,652 ウフフ… 冗談ですよ。 私の名前はエヴァ。 92 00:06:58,652 --> 00:07:02,656 だいたいカウンターにおりますので よろしくお願いいたします。 93 00:07:02,656 --> 00:07:06,326 《笑顔の裏には闇が多そう…。 94 00:07:06,326 --> 00:07:09,162 どことなく澪に近いかな…》 95 00:07:09,162 --> 00:07:13,833 (澪)バレッタ 今のところ もう一回お願いします! 96 00:07:13,833 --> 00:07:16,002 (バレッタ)ま… またですか。 97 00:07:16,002 --> 00:07:19,673 (澪)当然です! 私は 料理の武者修行をするために➡ 98 00:07:19,673 --> 00:07:22,509 この店で 下働きしてるんですのよ! 99 00:07:22,509 --> 00:07:25,679 (バレッタ)まぁ… 店長が授業料を もらっちゃったから➡ 100 00:07:25,679 --> 00:07:27,681 しかたないですけど。 101 00:07:27,681 --> 00:07:31,518 もう厨房で 包丁を振り回すのは やめてくださいよ? 102 00:07:31,518 --> 00:07:34,187 あれは… 人目を引く➡ 103 00:07:34,187 --> 00:07:37,190 派手なやり方しか 知らなかったので…。 104 00:07:37,190 --> 00:07:41,027 とりあえず こうやって。 あっ! 105 00:07:41,027 --> 00:07:44,197 包丁の根元で お芋の芽を取るのですね! 106 00:07:44,197 --> 00:07:49,202 私 前にお芋を切ったら なくなってしまって…。 107 00:07:49,202 --> 00:07:51,371 まずは基本からですね。 108 00:07:51,371 --> 00:07:53,873 ホッ ホッ。 109 00:07:53,873 --> 00:07:58,211 すごい 野菜が紙のように。 110 00:07:58,211 --> 00:08:01,314 これは店長が ローレルで教わった技術で➡ 111 00:08:01,314 --> 00:08:03,316 桂剥きっていうそうです。 112 00:08:03,316 --> 00:08:06,152 かつら? 何が桂ですの? 113 00:08:06,152 --> 00:08:08,488 そこまでは知らないですけど…。 114 00:08:08,488 --> 00:08:11,491 桂剥き… 料理以外にも➡ 115 00:08:11,491 --> 00:08:14,794 応用できそうですわね。 何に応用!? 116 00:08:17,664 --> 00:08:20,333 (ダエナ)おい 次の講師は 筆談だってよ。 117 00:08:20,333 --> 00:08:22,669 (ミスラ)なんか 補助の人も付くらしい。 118 00:08:22,669 --> 00:08:26,339 (イズモ)不安だな。 魔術詠唱の実技なのに。 119 00:08:26,339 --> 00:08:30,343 (アベリア)まぁ ブライト先生の指示だから 出席するだけよ。 120 00:08:30,343 --> 00:08:33,513 (ジン)俺は力がつくなら なんでもいい。 121 00:08:33,513 --> 00:08:35,849 無能な人は ごめんだけどな。 122 00:08:35,849 --> 00:08:39,519 ⚟先生って亜人だっけ? ⚟ヒューマンって聞いた。 123 00:08:39,519 --> 00:08:41,688 ⚟顔がだめなら選択外そ。 124 00:08:41,688 --> 00:08:43,690 《集音の界を解除》 125 00:08:43,690 --> 00:08:46,526 軽く見られてるなぁ…。 126 00:08:46,526 --> 00:08:48,528 生徒数で給与が決まる以上➡ 127 00:08:48,528 --> 00:08:51,531 開講する側の立場が 弱いのでしょう。 128 00:08:51,531 --> 00:08:56,202 しかし 憎まれ役は 私のほうがよろしいのでは? 129 00:08:56,202 --> 00:08:59,806 僕が優しくしたら 確実になめられるでしょ。 130 00:08:59,806 --> 00:09:03,510 なるべく怖い先生を演じてみるよ。 131 00:09:05,979 --> 00:09:10,316 あの クズノハ先生の講義は ここで合ってますか? 132 00:09:10,316 --> 00:09:12,318 (識)ええ そうですよ。 133 00:09:12,318 --> 00:09:15,488 私は助手を務める識と申します。 134 00:09:15,488 --> 00:09:20,160 この街で商店を開く予定ですので いずれ のぞいてみてください。 135 00:09:20,160 --> 00:09:22,328 かっこいいね。 優しそう。 136 00:09:22,328 --> 00:09:26,100 (識)そして こちらが。 《「クズノハだ。 本職は商人。 137 00:09:26,100 --> 00:09:29,836 果ての荒野で商隊を組んでいた」》 138 00:09:29,836 --> 00:09:32,839 うわ コボルト顔。 えっ 悲惨。 139 00:09:32,839 --> 00:09:34,841 ハズレかな。 140 00:09:34,841 --> 00:09:40,180 《「私は魔術を中心とした 厳しい 講義を進める。 気を抜くな」》 141 00:09:40,180 --> 00:09:43,016 俺の専攻 剣士なんだけど。 142 00:09:43,016 --> 00:09:47,520 《「早速だが君 各属性は どの程度扱える?」》 143 00:09:47,520 --> 00:09:49,856 (イズモ)風属性に適性があります。 144 00:09:49,856 --> 00:09:52,525 《「他の属性は?」》 えっ 他? 145 00:09:52,525 --> 00:09:54,694 ええと… 土と火が少し。 146 00:09:54,694 --> 00:09:59,365 《「では君は」》 私は火属性と風を少し。 147 00:09:59,365 --> 00:10:04,270 《「この中で複数の属性を 同程度に扱える者は?」》 148 00:10:06,372 --> 00:10:09,375 《ここはちょっと巴のまねで》 149 00:10:09,375 --> 00:10:12,378 《「君たちの実力はわかった。 150 00:10:12,378 --> 00:10:16,382 残念だが このままなら 一生 三流で終わるだろうな」》 151 00:10:16,382 --> 00:10:18,384 (生徒たち)なっ…。 (女子たち)三流!? 152 00:10:18,384 --> 00:10:20,386 言葉がすぎませんか!? 153 00:10:20,386 --> 00:10:23,056 私たちは それなりの実力で入学しました! 154 00:10:23,056 --> 00:10:25,391 《「事実を言ったまでだ」》 155 00:10:25,391 --> 00:10:29,062 魔術はまず 得意な属性を 一つ選んで極めるってのが➡ 156 00:10:29,062 --> 00:10:31,231 常識なんですけど~。 157 00:10:31,231 --> 00:10:34,234 ⚟そうよそうよ。 ⚟普通よね。 ⚟ねぇ。 158 00:10:34,234 --> 00:10:36,569 《「その一つを見破られた場合➡ 159 00:10:36,569 --> 00:10:39,739 戦場では 紙切れのように引き裂かれる。 160 00:10:39,739 --> 00:10:44,577 少なくとも 3つの属性を自在に 扱えなければ 話にならない」》 161 00:10:44,577 --> 00:10:48,081 そうやって 理想を語るのは簡単ですけど。 162 00:10:48,081 --> 00:10:51,417 先生はできるんですか。 フッ…。 163 00:10:51,417 --> 00:10:54,754 《「これから識と模擬戦闘を行う。 164 00:10:54,754 --> 00:10:59,359 それで我々の力量を 判断してもらおう」》 165 00:11:04,364 --> 00:11:07,200 (ダエナ)おい あの杖。 (イズモ)めちゃくちゃな魔力…。 166 00:11:07,200 --> 00:11:09,202 (アベリア)属性も入り乱れてる。 167 00:11:09,202 --> 00:11:11,538 《それに比べて…。 168 00:11:11,538 --> 00:11:15,208 この先生からは なんの魔力も感じない》 169 00:11:15,208 --> 00:11:17,210 《「では始めよう」》 170 00:11:17,210 --> 00:11:20,213 胸をお借りします クズノハ様。 171 00:11:20,213 --> 00:11:23,716 参ります。 172 00:11:23,716 --> 00:11:26,019 速い! このまま終わっ…。 173 00:11:29,222 --> 00:11:33,026 (ダエナ)ってない!? (ジン)あれは 魔法障壁! 174 00:11:35,061 --> 00:11:37,897 《識も 速く動けるようになったね。 175 00:11:37,897 --> 00:11:41,568 契約直後は 走るのも大変だったのに》 176 00:11:41,568 --> 00:11:45,405 《巴殿と澪殿に 鍛えられておりますから。 177 00:11:45,405 --> 00:11:48,575 先日など水の上を走る訓練を》 178 00:11:48,575 --> 00:11:51,277 《何やらせてんだ あの二人は》 179 00:11:57,750 --> 00:12:01,020 《とっさの障壁 うまいね》 180 00:12:01,020 --> 00:12:03,823 《お褒めのお言葉 ありがとうございます》 181 00:12:05,858 --> 00:12:08,061 (悲鳴) 182 00:12:11,030 --> 00:12:13,032 (爆発音) 183 00:12:15,034 --> 00:12:19,372 《ウソだろ 先生は動きを 完全に読んでいた…。 184 00:12:19,372 --> 00:12:22,875 これは本当に 術師同士の戦いなのか?》 185 00:12:24,877 --> 00:12:26,879 《これならどう?》 186 00:12:28,881 --> 00:12:31,551 《クッソー またカウンタースペルか。 187 00:12:31,551 --> 00:12:34,387 やっぱさすがだね 識》 188 00:12:34,387 --> 00:12:37,223 土の次は火と水を同時に…。 189 00:12:37,223 --> 00:12:41,394 無声詠唱で あんな高威力なんて! 190 00:12:41,394 --> 00:12:43,396 《これも杖のおかげです。 191 00:12:43,396 --> 00:12:48,901 エルダードワーフたちは 本当にいい仕事をしますね》 192 00:12:48,901 --> 00:12:51,738 《「あまり長引かせても しかたない」》 193 00:12:51,738 --> 00:12:53,906 次で終わりにしましょう。 194 00:12:53,906 --> 00:12:57,243 日向に近き極天の光➡ 195 00:12:57,243 --> 00:13:00,680 日向を映す…。 貪欲の虚ろ 影の権限を。 196 00:13:00,680 --> 00:13:02,849 二人が初めて詠唱を…。 197 00:13:02,849 --> 00:13:05,018 でも先生って話せないんじゃ。 198 00:13:05,018 --> 00:13:07,353 あれは 古代語…? 199 00:13:07,353 --> 00:13:11,858 無声詠唱であの威力なら 詠唱された魔法は…。 200 00:13:11,858 --> 00:13:20,199 ♬~ 201 00:13:20,199 --> 00:13:22,702 (識)まいりました。 202 00:13:31,711 --> 00:13:36,716 《あれっ これ… 一人も残らないかも》 203 00:13:36,716 --> 00:13:39,052 《「今日はここまでだ。 204 00:13:39,052 --> 00:13:41,888 次回も来るかどうかは 君たちに任せる。 205 00:13:41,888 --> 00:13:44,390 強くなりたいなら歓迎する」》 206 00:13:44,390 --> 00:13:48,561 《識 1人ケガさせちゃった。 ポニーテールの子。 207 00:13:48,561 --> 00:13:52,065 治療お願いできる?》 《承知しました》 208 00:13:52,065 --> 00:13:55,068 《一撃も通らずか…》 209 00:13:55,068 --> 00:13:58,071 皆さん お疲れさまでした。 210 00:13:58,071 --> 00:14:00,006 なっ 何よあれ! 211 00:14:00,006 --> 00:14:02,675 講義とか絶対無理! 怖い ありえない! 212 00:14:02,675 --> 00:14:04,844 すっげ~! かっけ~! 213 00:14:04,844 --> 00:14:08,681 最後の詠唱 コモンチャントじゃなかったけど ノーブル? 214 00:14:08,681 --> 00:14:11,184 いや グラフ? まさかウェアード? 215 00:14:11,184 --> 00:14:14,187 《めちゃくちゃ怖かった…》 216 00:14:14,187 --> 00:14:17,523 《え… 偉そうなことを 言ったくせに➡ 217 00:14:17,523 --> 00:14:20,526 がれきもよけられずに…》 218 00:14:20,526 --> 00:14:24,364 私が診ましょう。 《ぎゃ~!》 219 00:14:24,364 --> 00:14:26,365 塗り薬? ひゃうっ! 220 00:14:26,365 --> 00:14:29,202 すみません 冷たかったですね。 221 00:14:29,202 --> 00:14:31,871 えっ 傷が…。 222 00:14:31,871 --> 00:14:35,041 これ かなり高価な 魔法薬なんじゃ…。 223 00:14:35,041 --> 00:14:38,711 いえ 私どもの店では ありふれたものですよ。 224 00:14:38,711 --> 00:14:40,713 きれいに治ってよかった。 225 00:14:40,713 --> 00:14:42,715 ひゅ~っ! 226 00:14:45,051 --> 00:14:49,722 《ブライト先生 なんて講師を 紹介してくれたんですか。 227 00:14:49,722 --> 00:14:52,225 本当に…。 228 00:14:52,225 --> 00:14:54,394 感謝しています! 229 00:14:54,394 --> 00:14:56,562 俺は学園に来て初めて➡ 230 00:14:56,562 --> 00:15:00,333 師匠と呼べる人に 出会えたかもしれない!》 231 00:15:00,333 --> 00:15:03,669 次の講義が不安… どう思う? 232 00:15:03,669 --> 00:15:06,839 半数は残るかと。 どうかなぁ。 233 00:15:06,839 --> 00:15:10,676 それよりどうしよ。 顔が戻んない。 234 00:15:10,676 --> 00:15:13,012 精かんでいいと思いますよ。 235 00:15:13,012 --> 00:15:17,316 《う~ん 巴のまねをするのも 少し控えないとな》 236 00:15:19,352 --> 00:15:21,854 (巴)お主は戦場にいたのじゃな? 237 00:15:21,854 --> 00:15:24,190 ああ そうだ。 238 00:15:24,190 --> 00:15:26,526 (巴)その戦闘で出来た あの湖➡ 239 00:15:26,526 --> 00:15:29,862 今では星湖 と呼ばれておるそうじゃが。 240 00:15:29,862 --> 00:15:34,534 我々に対する罰だ。 241 00:15:34,534 --> 00:15:40,206 我らヒューマンと魔族の争い それを許さぬ 「かの方」の…。 242 00:15:40,206 --> 00:15:43,709 女神のことか? いいや。 243 00:15:43,709 --> 00:15:48,381 女神様は我らヒューマンに いつも慈愛を注いでくださる。 244 00:15:48,381 --> 00:15:51,384 ならば ヒューマンが道を誤るとき➡ 245 00:15:51,384 --> 00:15:55,888 誰が我らを戒め 罰するのか…。 246 00:15:55,888 --> 00:15:59,158 その役割を担うのが かの方。 247 00:15:59,158 --> 00:16:03,329 青と赤の衣をまといし魔人。 ん…? 248 00:16:03,329 --> 00:16:09,001 だからこそ すべてを破壊する 戒めの矢を放たれたのだ。 249 00:16:09,001 --> 00:16:11,170 戒めの矢…。 250 00:16:11,170 --> 00:16:14,674 すまぬが 記憶をのぞかせてもらうぞ。 251 00:16:17,510 --> 00:16:21,681 まさか嫌がらせ程度で 景色まで変えてしまうとは…。 252 00:16:21,681 --> 00:16:24,684 クッ… アッハハハッ! 253 00:16:24,684 --> 00:16:29,188 まったく 若は本当に 退屈をさせてくれぬご仁じゃ! 254 00:16:29,188 --> 00:16:31,991 はて これをどう伝えたものか…。 255 00:16:34,360 --> 00:16:38,865 《まさか5人も残るとは》 出席を取ります。 256 00:16:38,865 --> 00:16:41,868 ミスラ=カズパー。 はっ はい! 257 00:16:41,868 --> 00:16:46,372 《ロッツガルド出身。 両親は神殿関係者。 258 00:16:46,372 --> 00:16:49,709 座学で優秀な成績を収める》 259 00:16:49,709 --> 00:16:53,045 ダエナ=セブルス。 ダエナでいいで~す。 260 00:16:53,045 --> 00:16:56,883 婿入りして家名が付いたんだけど 慣れなくて。 261 00:16:56,883 --> 00:17:01,487 《ああ見えて既婚者。 奥さんは出産で休学中か。 262 00:17:01,487 --> 00:17:03,823 僕と同じ年なのに…》 263 00:17:03,823 --> 00:17:08,494 アベリア=ホープレイズ。 はい。 私もアベリアでいいです。 264 00:17:08,494 --> 00:17:11,330 その いろいろ面倒なので。 265 00:17:11,330 --> 00:17:15,167 《たしか 他にも ホープレイズって生徒がいたな。 266 00:17:15,167 --> 00:17:18,671 リミアの大貴族の息子 とかっていう…》 267 00:17:18,671 --> 00:17:21,340 イズモ=クサカベ。 はい。 268 00:17:21,340 --> 00:17:27,013 《術師志望。 名前が和風なのは ローレル連邦出身だからか》 269 00:17:27,013 --> 00:17:29,515 ジン=ロアン。 はい。 270 00:17:29,515 --> 00:17:33,519 《剣士志望で実技での上位成績者。 271 00:17:33,519 --> 00:17:37,523 僕の講義は魔法中心だけど いいのか?》 272 00:17:37,523 --> 00:17:41,027 あの クズノハ先生は いつも筆談なのに➡ 273 00:17:41,027 --> 00:17:44,030 前回の講義では 詠唱してましたよね? 274 00:17:44,030 --> 00:17:46,866 《ああ 誤解させちゃったか》 275 00:17:46,866 --> 00:17:51,203 (古代語) 276 00:17:51,203 --> 00:17:53,205 えっ? 何語? 277 00:17:53,205 --> 00:17:58,644 え~と… 「私は共通語だけ 話せない」で合ってますか? 278 00:17:58,644 --> 00:18:02,481 《「そうだ。 諸事情により 共通語のみ話せない」》 279 00:18:02,481 --> 00:18:04,483 (ダエナ)どういう事情? 280 00:18:04,483 --> 00:18:06,652 《「では授業を始める。 281 00:18:06,652 --> 00:18:10,156 魔力の消費が 人体に及ぼす影響はなんだ」》 282 00:18:10,156 --> 00:18:13,993 それは… 魔力量を半分ほど消費した場合➡ 283 00:18:13,993 --> 00:18:16,329 精神疲労による倦怠感。 284 00:18:16,329 --> 00:18:19,332 残り2割になれば 無気力状態。 285 00:18:19,332 --> 00:18:23,836 魔力を使い切ると おう吐や意識の混濁 気絶。 286 00:18:23,836 --> 00:18:26,505 更に限界を超えた場合は 死ぬことも。 287 00:18:26,505 --> 00:18:30,509 初等部で習うようなことを なぜ今更…。 288 00:18:30,509 --> 00:18:35,014 《「まずは戦闘で君たちの限界を 見極めさせてもらう。 289 00:18:35,014 --> 00:18:37,683 ケガをすることも考慮しておけ」》 290 00:18:37,683 --> 00:18:40,186 戦闘…? ケガ? 291 00:18:40,186 --> 00:18:43,689 《「心配するな。 魔力補充用の薬も➡ 292 00:18:43,689 --> 00:18:46,792 体力回復薬も 売るほどある」》 293 00:18:49,028 --> 00:18:53,332 《「全員で 全力でかかってこい」》 294 00:18:57,870 --> 00:18:59,805 うぅっぷ…。 295 00:18:59,805 --> 00:19:02,308 こんなに魔法使ったの初めてだよ。 296 00:19:02,308 --> 00:19:07,813 クッ… 我が敵を貫け フレイムランス…。 297 00:19:07,813 --> 00:19:10,316 アベリア そこまでです。 298 00:19:10,316 --> 00:19:12,818 まだやれま… うぷっ。 299 00:19:12,818 --> 00:19:15,321 おえ~…。 ハァ ハァ…。 300 00:19:15,321 --> 00:19:18,491 《ジン:先生 手加減してるのがわかるのに➡ 301 00:19:18,491 --> 00:19:20,826 一撃がめちゃくちゃ重い!》 302 00:19:20,826 --> 00:19:23,496 えっ 回復魔法? 303 00:19:23,496 --> 00:19:26,999 ジン 俺 これで魔力が尽きる。 304 00:19:26,999 --> 00:19:29,168 頑張って…。 305 00:19:29,168 --> 00:19:31,670 逝くな ミスラー! 《ほう》 306 00:19:31,670 --> 00:19:33,839 《「防御で長引かせるよりは➡ 307 00:19:33,839 --> 00:19:37,510 攻撃力のある者に託す。 いい判断だ」》 308 00:19:37,510 --> 00:19:40,846 クソ せめて一太刀! 309 00:19:40,846 --> 00:19:45,184 《「振りが大きい。 やみくもに突っ込むな」》 310 00:19:45,184 --> 00:19:47,353 フッ…。 311 00:19:47,353 --> 00:19:51,190 痛ぇ~! 気力が回復しない…。 312 00:19:51,190 --> 00:19:53,192 一太刀すら…。 313 00:19:53,192 --> 00:19:56,195 識さんの前で吐いちゃった…。 314 00:19:56,195 --> 00:20:00,366 こういうのって もっと段階を踏んだりとか…。 315 00:20:00,366 --> 00:20:05,204 《「限界について知っていても 体験しなければ意味がない。 316 00:20:05,204 --> 00:20:09,708 ああ 反省点は きちんとレポートで提出するように」》 317 00:20:09,708 --> 00:20:12,211 (生徒たち)鬼っ…。 318 00:20:14,880 --> 00:20:18,551 (審判)そこまで! 勝者 イルムガンド=ホープレイズ! 319 00:20:18,551 --> 00:20:22,888 最近 調子いいですね イルムガンドさん。 ああ。 320 00:20:22,888 --> 00:20:26,892 ⦅これは学園で開発中の魔法薬…。 321 00:20:26,892 --> 00:20:31,230 身体能力と魔力を 画期的に底上げするものです。 322 00:20:31,230 --> 00:20:34,734 お試しになってみませんか?⦆ 323 00:20:41,907 --> 00:20:44,076 ハッ!? 324 00:20:44,076 --> 00:20:46,745 《なぜアイツが。 325 00:20:46,745 --> 00:20:49,415 まさか学園の講師に…!?》 326 00:20:49,415 --> 00:20:52,118 ぐっ…。 327 00:20:54,754 --> 00:20:57,756 思ったより伸び代のありそうな 生徒たちだね。 328 00:20:57,756 --> 00:21:01,694 はい 確かに。 この子はイズモだっけ。 329 00:21:01,694 --> 00:21:05,865 術師だけあって 結構複雑な魔法使えてたし。 330 00:21:05,865 --> 00:21:10,035 婿養子のダエナは 機転と判断力が利く。 331 00:21:10,035 --> 00:21:12,538 頭の回転が早いのかも。 332 00:21:12,538 --> 00:21:17,209 紅一点のアベリアは 魔力と体力の使い方がうまい。 333 00:21:17,209 --> 00:21:20,546 背の高いミスラは 自分を犠牲にしてまで➡ 334 00:21:20,546 --> 00:21:22,715 チームで戦おうとした。 335 00:21:22,715 --> 00:21:28,554 最後のジンは 体力も魔力も 使い切らずに最後まで残った。 336 00:21:28,554 --> 00:21:33,893 常に他の子の動きや状態も 確認してたし リーダー向きだね。 337 00:21:33,893 --> 00:21:36,896 さすが よく観察されてます。 338 00:21:36,896 --> 00:21:42,067 まぁ 先生なんて柄じゃないけど できるだけ頑張ってみるよ。 339 00:21:42,067 --> 00:21:47,740 <何事も やると決めたら やらないと> 340 00:21:47,740 --> 00:21:52,578 (ブライト)暗殺ギルドともあろう組織が ずいぶんお粗末な仕事だ。 341 00:21:52,578 --> 00:21:57,082 魔術師に蹴り飛ばされ 武器まで叩き折られるとは。 342 00:21:57,082 --> 00:22:00,019 (黒装束)お言葉ですが。 かの上位竜➡ 343 00:22:00,019 --> 00:22:03,355 刃竜ミツルギのげきりんから 削り出した剣を➡ 344 00:22:03,355 --> 00:22:05,858 折るようなやからが相手とは…。 345 00:22:05,858 --> 00:22:08,027 (ブライト)言い訳は聞きたくない。 346 00:22:08,027 --> 00:22:12,731 早急に あの臨時講師を消せ。