1 00:00:02,002 --> 00:00:05,505 <真:教師になって 2週間。 ツィーゲに続く 新店舗。 2 00:00:05,505 --> 00:00:10,677 ロッツガルドのクズノハ商会。 営業開始と 相成れど> 3 00:00:10,677 --> 00:00:13,180 (真)チェンジで。 4 00:00:13,180 --> 00:00:17,017 (アクア)ええっ そんな! (エリス)若様~ ご無体な~。 5 00:00:17,017 --> 00:00:21,855 (識)申し訳ありません。 他の者は ツィーゲの店で忙しいらしく…。 6 00:00:21,855 --> 00:00:27,194 お願いします いきなりクビだなんて 巴様や澪様に何をされるか! 7 00:00:27,194 --> 00:00:29,196 み~ み~。 8 00:00:29,196 --> 00:00:32,032 はぁ… わかったよ。 9 00:00:32,032 --> 00:00:37,371 こっちが傷薬で こっちが解毒薬と解熱鎮痛剤。 10 00:00:37,371 --> 00:00:39,373 それと栄養ドリンク。 11 00:00:39,373 --> 00:00:41,541 メモメモ。 なんで私が!? 12 00:00:41,541 --> 00:00:45,212 遅くまでやってる 薬局兼雑貨屋ってことで➡ 13 00:00:45,212 --> 00:00:47,381 徐々に口コミを広めたい。 14 00:00:47,381 --> 00:00:50,384 営業時間は 深夜0時までを予定している。 15 00:00:50,384 --> 00:00:53,220 ええ~ ブラックカンパニー。 しっ! 16 00:00:53,220 --> 00:00:57,057 もちろん交代制にするし 休憩時間もとるよ。 17 00:00:57,057 --> 00:00:59,059 あと食事手当もね。 18 00:00:59,059 --> 00:01:01,995 休憩…。 食事…。 19 00:01:01,995 --> 00:01:04,164 口うるさい店長もいない。 20 00:01:04,164 --> 00:01:06,500 開店直後で忙しくもない。 21 00:01:06,500 --> 00:01:10,504 ツィーゲの店より 恵まれた環境だと思うけど? 22 00:01:10,504 --> 00:01:13,840 ツィーゲより? らくちん…? 23 00:01:13,840 --> 00:01:16,009 (2人)グローリアー! 24 00:01:16,009 --> 00:01:21,014 <初営業 不安が尽きない どうしよう> 25 00:03:02,149 --> 00:03:08,155 《商会も講義も順調… だというのに…》 26 00:03:08,155 --> 00:03:12,159 ⦅クズノハ先生 私と結婚してください! へっ? 27 00:03:12,159 --> 00:03:14,995 3番目以降の妻として!⦆ 28 00:03:14,995 --> 00:03:20,167 《まさかこの世界 一夫多妻制だとは思わなかった》 29 00:03:20,167 --> 00:03:22,169 ⦅結婚してください⦆ 《顔には目をつむって➡ 30 00:03:22,169 --> 00:03:25,005 責任のない第3夫人にでも おさまっておこう➡ 31 00:03:25,005 --> 00:03:27,507 ってことなんだろうな…》 ⦅結婚してください⦆ 32 00:03:27,507 --> 00:03:30,177 《結婚って そんなんだっけ? 33 00:03:30,177 --> 00:03:34,014 僕の知ってる結婚 夫婦はもっと…》 34 00:03:34,014 --> 00:03:37,184 (エヴァ)あの その方々は…。 35 00:03:37,184 --> 00:03:41,354 《「その… 私がとても お世話になった恩人というか➡ 36 00:03:41,354 --> 00:03:44,024 すごく仲のよい二人だったので➡ 37 00:03:44,024 --> 00:03:48,862 学園の生徒たちの結婚観が かなり異質に思えてしまって」》 38 00:03:48,862 --> 00:03:53,366 ここの生徒は貴族や商家の娘も 少なくないですから➡ 39 00:03:53,366 --> 00:03:57,704 結婚を恋愛の延長と 考えない娘もいるでしょうね。 40 00:03:57,704 --> 00:04:00,640 《「政略結婚みたいなものですか。 41 00:04:00,640 --> 00:04:03,643 まだ10代から そのような考えとは…」》 42 00:04:03,643 --> 00:04:06,813 クズノハ先生はウブ…。 43 00:04:06,813 --> 00:04:09,649 いえ純粋なんですね。 44 00:04:09,649 --> 00:04:14,654 《ああ お金目当てじゃない分 あの二人がマシに思えてきた…》 45 00:04:16,823 --> 00:04:20,827 (巴)それで 大樹海での調査はどうじゃった。 46 00:04:20,827 --> 00:04:23,830 (ライム)へい やはりステラ砦戦の前に➡ 47 00:04:23,830 --> 00:04:27,667 瀑布のリュカと戦った者が いるようです。 (巴)ふむ。 48 00:04:27,667 --> 00:04:33,340 例の竜殺し ソフィア=ブルガの仕業でしょうね。 49 00:04:33,340 --> 00:04:37,344 あねさんのほう 女神の力を封じる 指輪については➡ 50 00:04:37,344 --> 00:04:39,346 何かわかりやしたか? 51 00:04:39,346 --> 00:04:41,848 (巴)いや 一切の情報がつかめぬ。 52 00:04:41,848 --> 00:04:45,519 星湖をつくった魔人については 見当がついたがの。 53 00:04:45,519 --> 00:04:47,854 ああ そりゃ確定でしょう。 54 00:04:47,854 --> 00:04:50,524 あんなことできんのは 旦那以外…。 お前。 55 00:04:50,524 --> 00:04:52,859 つけられたようじゃな。 56 00:04:52,859 --> 00:04:54,861 (ノック) 57 00:04:54,861 --> 00:04:57,364 どちら様で。 58 00:04:57,364 --> 00:04:59,699 (リリ)私どもは旅の者。 59 00:04:59,699 --> 00:05:02,636 珍しい武器を お持ちの方がいると聞き➡ 60 00:05:02,636 --> 00:05:05,639 おじゃました次第です。 《チッ…。 61 00:05:05,639 --> 00:05:08,475 これに目をつけられたか…》 62 00:05:08,475 --> 00:05:10,810 入られよ。 63 00:05:10,810 --> 00:05:13,013 (リリ)失礼いたします。 64 00:05:15,315 --> 00:05:19,319 (智樹)えっ 侍!? てかコスプレ!? 65 00:05:19,319 --> 00:05:22,989 ワシの名は巴。 こヤツはライム。 66 00:05:22,989 --> 00:05:26,660 辺境にて クズノハという商会の 護衛をしておる。 67 00:05:26,660 --> 00:05:30,830 (リリ)そうですか。 それでそのように見事な武器を。 68 00:05:30,830 --> 00:05:33,834 アンタ ずいぶん古くさい しゃべり方するね。 69 00:05:33,834 --> 00:05:35,836 強キャラ感 出てるじゃん。 70 00:05:35,836 --> 00:05:37,837 年いくつ? 71 00:05:37,837 --> 00:05:40,340 何を言っておるかわからんが…。 72 00:05:40,340 --> 00:05:44,678 名も明かさぬうちに おなごに年を聞くようなまねは➡ 73 00:05:44,678 --> 00:05:47,013 いかがなもんかの。 74 00:05:47,013 --> 00:05:51,518 こちら イワハシ・トモキ様と侍女のモーラ。 75 00:05:51,518 --> 00:05:53,853 私はリリと申します。 76 00:05:53,853 --> 00:05:59,359 《グリトニアの第二皇女かよ。 ってことは この男が勇者…》 77 00:05:59,359 --> 00:06:02,796 どこぞの騎士か貴族と お見受けするが➡ 78 00:06:02,796 --> 00:06:04,798 なぜ このような場所へ。 79 00:06:04,798 --> 00:06:08,134 それは 突如 出来たという湖を…。 80 00:06:08,134 --> 00:06:11,638 なあ アンタらのソレ 刀だろ!? 見せてくれ! 81 00:06:11,638 --> 00:06:14,641 かまわぬよ。 この刀の意匠は…。 82 00:06:14,641 --> 00:06:18,144 あ~ 悪い そういうのは興味ない。 83 00:06:18,144 --> 00:06:20,981 んっ? 抜けなっ… クソッ。 84 00:06:20,981 --> 00:06:25,986 すまぬな。 ワシしか抜けぬよう 付与が施されているゆえ。 85 00:06:25,986 --> 00:06:27,988 そんなはずはない! 86 00:06:27,988 --> 00:06:31,324 俺はこの世界の どんな武器だって扱えるんだ…? 87 00:06:31,324 --> 00:06:36,329 大事な相棒なのでな。 乱暴に扱わんでくれ。 88 00:06:36,329 --> 00:06:39,165 刀身が見たくば これでよかろう。 89 00:06:39,165 --> 00:06:43,169 名を白藤。 とくとご覧あれ。 90 00:06:43,169 --> 00:06:45,171 (智樹)すげぇ…。 91 00:06:45,171 --> 00:06:47,674 これは…。 (モーラ)きれい…。 92 00:06:47,674 --> 00:06:50,844 満足かな ワシらも用事がある。 93 00:06:50,844 --> 00:06:53,513 これでお引き取り願いたい。 94 00:06:53,513 --> 00:06:57,851 その武器… そちらの言い値を ご用意いたします。 95 00:06:57,851 --> 00:07:00,453 我らにお譲りくださいませんか? 96 00:07:00,453 --> 00:07:04,457 ワシにしか扱えぬと申したはずじゃ。 97 00:07:04,457 --> 00:07:08,295 (リリ)内密にと思っていましたが しかたありませんね。 98 00:07:08,295 --> 00:07:11,798 私はグリトニア帝国の皇女リリ。 99 00:07:11,798 --> 00:07:17,137 そして 智樹様は女神が帝国に お遣わしになった勇者なのです。 100 00:07:17,137 --> 00:07:20,807 ヒューマンの いえ この世界の未来のため➡ 101 00:07:20,807 --> 00:07:23,643 どうか ご協力いただけませんか? 102 00:07:23,643 --> 00:07:25,812 おお 怖い怖い。 103 00:07:25,812 --> 00:07:31,484 ワシには何やら 刀欲しさの 先があるように見えるのう…。 104 00:07:31,484 --> 00:07:36,156 例えば 兵器開発の参考にするとか…。 105 00:07:36,156 --> 00:07:40,994 お戯れを。 金を積まれようが譲る気はない。 106 00:07:40,994 --> 00:07:43,496 この話は しまいじゃよ。 107 00:07:47,834 --> 00:07:51,338 あねさん 勇者ご一行の頼みですし➡ 108 00:07:51,338 --> 00:07:54,174 うちの商会の 損になる話でもありやせん。 109 00:07:54,174 --> 00:07:57,177 俺の刀なら こちらさんにも使えるでしょう。 110 00:07:57,177 --> 00:07:59,846 ここはひとつ…。 お前は黙っておれ。 111 00:07:59,846 --> 00:08:03,783 あねさん? 失礼 部下が血迷ったことを。 112 00:08:03,783 --> 00:08:07,454 もう刀はいいや。 おにいちゃん? 113 00:08:07,454 --> 00:08:12,125 おれは勇者だ。 この世界のために魔族を倒し➡ 114 00:08:12,125 --> 00:08:14,627 平和な世界を実現させる。 115 00:08:14,627 --> 00:08:19,466 だから巴さん アンタの力を貸してほしい! 116 00:08:19,466 --> 00:08:21,968 その身を俺に預けてくれ! 117 00:08:24,137 --> 00:08:26,306 そうか…。 118 00:08:26,306 --> 00:08:30,810 まずはその 気持ち悪い視線を やめてもらえんか。 119 00:08:30,810 --> 00:08:33,313 き… 気持ち悪い? 120 00:08:33,313 --> 00:08:36,483 《勇者は 異世界人と聞き及んでいたが➡ 121 00:08:36,483 --> 00:08:39,319 完全に期待外れじゃな。 122 00:08:39,319 --> 00:08:43,656 加えて ワシの体への ぶしつけな視線…。 123 00:08:43,656 --> 00:08:47,660 は 若にも見習っていただきたい ところじゃが》 124 00:08:47,660 --> 00:08:52,999 まだ俺の誘いに 答えてもらってないんだが。 125 00:08:52,999 --> 00:08:55,001 答えは否じゃよ。 126 00:08:55,001 --> 00:08:59,339 ワシにはすでに心身をささげた あるじがおるゆえな。 127 00:08:59,339 --> 00:09:02,442 《智樹:魔眼のチャームが効かない!?》 128 00:09:02,442 --> 00:09:05,278 トモエ あなたは竜でしょう! 129 00:09:05,278 --> 00:09:07,280 ほう。 130 00:09:07,280 --> 00:09:09,282 それも ただの竜じゃない! 131 00:09:09,282 --> 00:09:13,453 気配も力も純度の高い 強力な竜族! 132 00:09:13,453 --> 00:09:17,791 《リリ:この辺りで 強力な竜といえば 瀑布のリュカ》 133 00:09:17,791 --> 00:09:21,628 クク… ワシはリュカではない。 134 00:09:21,628 --> 00:09:24,297 《か… 考えを読まれた!?》 135 00:09:24,297 --> 00:09:28,468 トモエ! 私と一緒に おにいちゃんの力になって! 136 00:09:28,468 --> 00:09:33,139 ほう。 竜を使役する能力か。 137 00:09:33,139 --> 00:09:36,976 ドラゴンサマナーとかいうやつかの。 138 00:09:36,976 --> 00:09:43,149 えっ? あ… ト… トモエ… 私…。 139 00:09:43,149 --> 00:09:46,553 くだらぬ思念を飛ばすな 小娘! 140 00:09:49,989 --> 00:09:53,159 あ… 俺 なんで刀を…。 141 00:09:53,159 --> 00:09:55,829 《今ので 魔眼の効果が…?》 142 00:09:55,829 --> 00:09:59,499 どうして こんなヤツに 渡そうなんて…! 143 00:09:59,499 --> 00:10:02,836 こんなヤツ だと? 144 00:10:02,836 --> 00:10:06,139 この雑魚が! がっ…。 145 00:10:08,174 --> 00:10:12,345 やれやれ。 まるで かんしゃくを 起こした子どもじゃな。 146 00:10:12,345 --> 00:10:15,348 うるさいっ! 俺は勇者だ! 147 00:10:15,348 --> 00:10:21,354 帝国の勇者よ。 貴様は本当に 救いようのないクズじゃのう。 148 00:10:25,692 --> 00:10:29,863 そんな目で俺を見るな~っ! 149 00:10:29,863 --> 00:10:34,701 リリ皇女よ。 こたびの出会いは なかったことにしてやろう。 150 00:10:34,701 --> 00:10:40,039 その真意をくみ取れず 再び愚かな行為に走るならば➡ 151 00:10:40,039 --> 00:10:44,711 遠からず 帝国の勇者は消えると心得よ。 152 00:10:44,711 --> 00:10:49,716 《霧と幻を使い 思考を読む竜なんて!》 153 00:10:49,716 --> 00:10:54,220 巴… 最高ランクのレアキャラだ。 154 00:10:54,220 --> 00:10:57,924 欲しい 絶対に欲しい。 155 00:10:59,993 --> 00:11:02,328 なんてことを…。 (すすり泣く声) 156 00:11:02,328 --> 00:11:05,999 俺は 旦那とあねさんからの 大切な刀を…。 157 00:11:05,999 --> 00:11:09,669 あんなふざけた小僧に…。 158 00:11:09,669 --> 00:11:13,840 ライムよ。 お前 ワシのけん属にならんか。 159 00:11:13,840 --> 00:11:17,010 へい。 ほう 即答とな。 160 00:11:17,010 --> 00:11:21,347 今のままで強くなるのも 楽しかったすけど…。 161 00:11:21,347 --> 00:11:24,517 いざってときに力が足りねえ。 162 00:11:24,517 --> 00:11:27,687 そういう後悔は もう ごめんなんすよ。 163 00:11:27,687 --> 00:11:30,189 では始めようかの。 164 00:11:30,189 --> 00:11:35,194 なに 苦痛はない。 すぐに終わる。 165 00:11:37,197 --> 00:11:39,699 《澪:これが藻くず…。 166 00:11:39,699 --> 00:11:43,036 どれがどれだか わかりませんわね。 167 00:11:43,036 --> 00:11:46,206 まあ おいしいじゃないですか。 168 00:11:46,206 --> 00:11:50,210 乾燥した部分に うまみがあって ヒューマンでもかみ切れる硬さ。 169 00:11:50,210 --> 00:11:52,212 毒性なし》 170 00:11:52,212 --> 00:11:54,380 (ホルン)ガウッ! ガウ~! (響)待って! 待ちなさい! 171 00:11:54,380 --> 00:11:56,883 もう うるさいですわね。 172 00:11:56,883 --> 00:11:59,385 (ホルン)ガウウッ! えっ? 173 00:12:01,654 --> 00:12:03,990 グルル…。 174 00:12:03,990 --> 00:12:07,827 着物が… ぬれてしまいました。 175 00:12:07,827 --> 00:12:09,996 ギャウン! 176 00:12:09,996 --> 00:12:12,799 死になさい 犬畜生。 177 00:12:18,671 --> 00:12:23,009 あなた飼い主? なら一緒に逝ってやりなさい。 178 00:12:23,009 --> 00:12:26,512 (響)大丈夫ですか!? おケガは! えっ? 179 00:12:26,512 --> 00:12:28,848 急にこの子が飛び出して…。 180 00:12:28,848 --> 00:12:32,018 お怒りはわかります 本当にごめんなさい! 181 00:12:32,018 --> 00:12:36,356 《ヒューマンが己の命より先に 相手の心配? 182 00:12:36,356 --> 00:12:39,525 それに この黒髪…》 すべて私の責任です! 183 00:12:39,525 --> 00:12:42,862 この子も反省させますから! グルルゥゥ。 184 00:12:42,862 --> 00:12:45,031 反省? こら ホルン! 185 00:12:45,031 --> 00:12:48,534 戻ってなさい! 186 00:12:48,534 --> 00:12:51,037 あら 精霊の類いですの。 187 00:12:51,037 --> 00:12:53,873 守護獣? みたいな 存在らしいです。 188 00:12:53,873 --> 00:12:57,210 私も詳しくは知らなくて…。 189 00:12:57,210 --> 00:13:01,648 《なんでしょう ほんの少し 若様を思い出させる…》 190 00:13:01,648 --> 00:13:06,152 響と申します。 おケガの治療と お着物の修繕は必ず。 191 00:13:06,152 --> 00:13:09,155 澪です。 ケガなどありません。 192 00:13:09,155 --> 00:13:12,325 着物も少し跡が残っただけですわ。 193 00:13:12,325 --> 00:13:16,663 でしたら 何かおわびを。 そうね では➡ 194 00:13:16,663 --> 00:13:20,667 あの海藻から状態のいいものを より分けてくれます? 195 00:13:20,667 --> 00:13:23,336 あの昆布とか ワカメですか? 196 00:13:23,336 --> 00:13:25,338 ワカメ! 197 00:13:25,338 --> 00:13:27,340 あなたワカメ!? いえ響ですけど!? 198 00:13:27,340 --> 00:13:29,342 それは聞きました! 199 00:13:29,342 --> 00:13:31,511 あなた 昆布とワカメ わかりますの!? 200 00:13:31,511 --> 00:13:33,846 ああ えっと。 201 00:13:33,846 --> 00:13:38,351 たぶん こっちがこんぶで そっちがわかめかと。 202 00:13:38,351 --> 00:13:41,688 これがワカメ!? もっと緑が鮮やかだと…。 203 00:13:41,688 --> 00:13:44,524 ゆでると きれいな緑になりますね。 204 00:13:44,524 --> 00:13:48,528 みそ汁… じゃなかった スープにするとおいしい。 205 00:13:48,528 --> 00:13:51,030 みそ汁スープ! わあっ! 生臭! 206 00:13:51,030 --> 00:13:54,534 調理法もご存じなのですね! ああ すてき! 207 00:13:54,534 --> 00:13:56,869 この出会いを若様に感謝します! 208 00:13:56,869 --> 00:13:59,706 若様って誰… いたたた…! あ~ 最高ですわ! 209 00:13:59,706 --> 00:14:04,477 痛いです 強いです! 澪さん離して~! 210 00:14:04,477 --> 00:14:10,817 響たちは武器を求めて ツィーゲに向かう途中 でしたっけ? 211 00:14:10,817 --> 00:14:13,486 ええ 少し事情がありまして。 212 00:14:13,486 --> 00:14:15,822 まあ それはどうでもいいです。 213 00:14:15,822 --> 00:14:20,493 先ほど話していた ふたを煮込む 料理についてなのですが…。 214 00:14:20,493 --> 00:14:23,162 (響)それたぶん 落としぶたのことですね。 215 00:14:23,162 --> 00:14:25,164 煮物の調理法で。 216 00:14:25,164 --> 00:14:28,668 《ウーディ:響… 気丈に振る舞ってはいても➡ 217 00:14:28,668 --> 00:14:31,170 心の傷は想像以上…。 218 00:14:31,170 --> 00:14:36,676 少しでも気が晴れればと 素性を隠して旅をしていたが…》 219 00:14:39,345 --> 00:14:41,514 一つお聞きします。 220 00:14:41,514 --> 00:14:45,852 あなた方は それなりにお強いですか? 221 00:14:45,852 --> 00:14:49,355 一応 戦えるほうだと思います。 222 00:14:49,355 --> 00:14:53,526 そう。 では こちらに向かってくる珍しいモノ➡ 223 00:14:53,526 --> 00:14:56,195 お任せして大丈夫かしら。 224 00:14:56,195 --> 00:14:59,198 無理なら私が済ませますけど。 225 00:14:59,198 --> 00:15:03,202 (チヤ)何 あれ。 (ウーディ)風が荒れ狂っている。 226 00:15:05,972 --> 00:15:07,974 (蟷螂型モンスター)ギィィ~! 227 00:15:07,974 --> 00:15:11,310 チヤちゃん 防御障壁! ウーディさんは支援魔法を! 228 00:15:11,310 --> 00:15:13,646 (チヤ)うん! (ウーディ)はい! 229 00:15:13,646 --> 00:15:16,482 (ベルダ)任せろ! ぬん! 230 00:15:16,482 --> 00:15:21,654 《あら なかなか。 でも 装備が貧弱ですわね》 231 00:15:21,654 --> 00:15:23,656 くっ…。 232 00:15:23,656 --> 00:15:27,660 《ベルダ:ツィーゲで装備を整える前に こんなヤツに出くわすとは! 233 00:15:27,660 --> 00:15:30,663 ナバールのように立ち回らなければ。 234 00:15:30,663 --> 00:15:33,666 俺は 響のために…》 235 00:15:33,666 --> 00:15:35,668 バカ! よけなさい! 236 00:15:40,173 --> 00:15:42,175 ぐわっ。 237 00:15:42,175 --> 00:15:45,511 ベルダくん! あ…。 238 00:15:45,511 --> 00:15:48,014 立て直します! 響 指示を! 239 00:15:48,014 --> 00:15:50,850 あっ ああ…。 240 00:15:50,850 --> 00:15:53,352 いや…。 241 00:15:56,189 --> 00:15:58,524 澪さん! お願いします! 242 00:15:58,524 --> 00:16:00,460 はぁ…。 243 00:16:00,460 --> 00:16:06,466 まったく 自分たちの力量も わからないとは お粗末ですね。 244 00:16:08,801 --> 00:16:10,803 ギギィッ! 245 00:16:12,805 --> 00:16:16,309 死になさい。 246 00:16:16,309 --> 00:16:19,812 なっ…。 おしまい。 247 00:16:19,812 --> 00:16:21,981 (ウーディ/チヤ)はっ? 248 00:16:21,981 --> 00:16:23,983 そちらの方は大丈夫? 249 00:16:23,983 --> 00:16:27,153 は… はい。 致命傷ではないです。 250 00:16:27,153 --> 00:16:29,655 なら手助けは不要ね。 251 00:16:29,655 --> 00:16:32,158 素材を採るので魔物の解体を。 252 00:16:32,158 --> 00:16:34,160 澪さん 後ろ! 253 00:16:37,496 --> 00:16:39,799 ⦅真:似合ってるよ⦆ 254 00:16:43,169 --> 00:16:48,674 若様にお褒めいただいた着物を よくも! 255 00:16:48,674 --> 00:16:52,178 この虫けら~っ! 256 00:16:52,178 --> 00:16:54,180 (一同)ああ…。 257 00:16:54,180 --> 00:16:56,582 (爆発音) 258 00:17:00,453 --> 00:17:05,124 着物 直るかしら…。 259 00:17:05,124 --> 00:17:09,795 はぁ… もう悠長に 移動してる場合じゃありませんね。 260 00:17:09,795 --> 00:17:12,131 先を急ぎましょう。 261 00:17:12,131 --> 00:17:14,333 んっ? 262 00:17:16,802 --> 00:17:20,139 (倒れる音) 263 00:17:20,139 --> 00:17:22,308 グルル…。 264 00:17:22,308 --> 00:17:27,313 なるほど 以前の私と 遭遇したことがあるようね。 265 00:17:27,313 --> 00:17:30,149 だから出会い頭にかみついた。 266 00:17:30,149 --> 00:17:33,152 今の私は あのころと違います。 267 00:17:33,152 --> 00:17:36,989 先ほども お前の主人を 助けてやったでしょう。 268 00:17:36,989 --> 00:17:38,991 悪いようにはしません。 269 00:17:38,991 --> 00:17:43,162 だから 私の正体は 黙っておきなさい 駄犬。 270 00:17:43,162 --> 00:17:46,565 アウ。 あら ちょっと賢い。 271 00:17:52,672 --> 00:17:54,874 ハッ! 272 00:17:58,511 --> 00:18:00,780 《「ツィーゲに運んでおきました。 273 00:18:00,780 --> 00:18:03,616 目覚めたら 「クズノハ商会」へ」》 274 00:18:03,616 --> 00:18:07,019 クズノハ商会…。 275 00:18:09,288 --> 00:18:11,624 あら やっと来ましたの。 276 00:18:11,624 --> 00:18:13,626 その節は世話になった。 277 00:18:13,626 --> 00:18:16,462 先日のお着物は 大丈夫そうですか? 278 00:18:16,462 --> 00:18:18,464 必ず直します。 279 00:18:18,464 --> 00:18:23,803 こちらの着物は 若様に 目を背けられてしまいましたから。 280 00:18:23,803 --> 00:18:28,140 こちらにお呼びいただいたのは 魔物の件ですよね。 281 00:18:28,140 --> 00:18:32,144 私 結局は 澪さんを頼ってしまって。 282 00:18:32,144 --> 00:18:34,981 お叱りの言葉も当然です。 283 00:18:34,981 --> 00:18:37,650 どうして私が叱るのです? 284 00:18:37,650 --> 00:18:40,653 よかったじゃないですか 死なずに済んで。 285 00:18:40,653 --> 00:18:42,989 じゃあ ここに呼んだのは…。 286 00:18:42,989 --> 00:18:45,157 お料理です。 287 00:18:45,157 --> 00:18:47,660 えっ。 助けた礼とでも思って➡ 288 00:18:47,660 --> 00:18:49,829 しばらく時間をくださいな。 289 00:18:49,829 --> 00:18:53,666 まだ海藻から だしをとる方法を 聞いてませんもの。 290 00:18:53,666 --> 00:18:57,837 だ… だし? それだけですか? それだけですよ? 291 00:18:57,837 --> 00:19:00,106 み… 澪殿。 私どもは➡ 292 00:19:00,106 --> 00:19:04,443 新しい装備と荒野での修練を求め このツィーゲに来たのです。 293 00:19:04,443 --> 00:19:06,445 時間がないんだ。 294 00:19:06,445 --> 00:19:10,282 あの程度の魔物で苦戦するパーティーが 荒野に向かうなど➡ 295 00:19:10,282 --> 00:19:12,451 無駄というものです。 296 00:19:12,451 --> 00:19:16,789 魔物の餌にしかなりませんよ。 う… そんな。 297 00:19:16,789 --> 00:19:18,791 それでも私たちは➡ 298 00:19:18,791 --> 00:19:20,960 強くならなければ いけないんです! 299 00:19:20,960 --> 00:19:24,463 はぁ… どんな事情があるかは 知りませんが➡ 300 00:19:24,463 --> 00:19:26,465 困りましたね。 301 00:19:26,465 --> 00:19:29,468 (ベレン)では こういうのは いかがでしょう。 302 00:19:29,468 --> 00:19:33,639 こちらで荒野での戦闘に 見合う武具を仕立てます。 303 00:19:33,639 --> 00:19:35,808 お代はあとで結構。 304 00:19:35,808 --> 00:19:40,146 武具が出来るまでの3日間と 修練に出たあとは➡ 305 00:19:40,146 --> 00:19:44,483 夜にでも澪様に料理を 教えていただくというのは? 306 00:19:44,483 --> 00:19:48,320 ベレン! 武具を新調したくらいで 死なない保証はないでしょう! 307 00:19:48,320 --> 00:19:50,322 澪さん…。 308 00:19:50,322 --> 00:19:54,994 たった3日で 私がだしのとり方を 習得できるとでも!? 309 00:19:54,994 --> 00:19:57,329 《そっちの心配!》 310 00:19:57,329 --> 00:19:59,498 ふむ。 心配でしたら➡ 311 00:19:59,498 --> 00:20:03,502 トア殿たちを荒野に同行させては いかがでしょう。 312 00:20:03,502 --> 00:20:07,506 なるほど! あの者たちがいれば 死なずに済みますね。 313 00:20:07,506 --> 00:20:11,010 妙案ですよ ベレン! 恐れ入ります。 314 00:20:11,010 --> 00:20:15,681 それで 皆様はいかがですかな。 315 00:20:15,681 --> 00:20:19,685 (3人)うっ…。 よ… よろしくお願いします。 316 00:20:24,356 --> 00:20:27,026 《響:食材の目利きは成長。 317 00:20:27,026 --> 00:20:30,362 包丁の扱いも なかなか。 318 00:20:30,362 --> 00:20:33,032 その他の力加減は…》 319 00:20:33,032 --> 00:20:35,201 いきますっ。 320 00:20:35,201 --> 00:20:38,370 どおして…。 まあ 3回に1回は➡ 321 00:20:38,370 --> 00:20:41,040 成功するようになりましたし。 322 00:20:41,040 --> 00:20:45,711 えっと こちらはデザート用ですか? ちょっと味見を。 323 00:20:45,711 --> 00:20:49,715 ピリッとしてて おいしいですよ。 へぇ。 324 00:20:49,715 --> 00:20:52,218 えっぐぅぅっ! 325 00:20:52,218 --> 00:20:54,553 それより こちらのだしスープ➡ 326 00:20:54,553 --> 00:20:58,057 やはり煮立てさせないほうが おいしいですわね。 327 00:20:58,057 --> 00:21:02,495 澪さんの味覚について わかったことがあります。 328 00:21:02,495 --> 00:21:04,497 それは…。 329 00:21:04,497 --> 00:21:07,666 まずいものへの許容範囲が 異様に広いけど➡ 330 00:21:07,666 --> 00:21:09,835 おいしいものには繊細! 331 00:21:09,835 --> 00:21:13,005 まあ! 才能があるってことですね! 332 00:21:13,005 --> 00:21:15,674 味の差がわかるなら 希望はあります! 333 00:21:15,674 --> 00:21:18,844 どこまでが 「おいしい」で どこまでが 「まずい」のか➡ 334 00:21:18,844 --> 00:21:23,015 そこから徹底的に覚えましょう! はい! 335 00:21:23,015 --> 00:21:26,519 <主人も知らぬ 思わぬ邂逅。 336 00:21:26,519 --> 00:21:30,189 従者と勇者は 知己を得て➡ 337 00:21:30,189 --> 00:21:33,692 舞台は再び ロッツガルド> 338 00:21:33,692 --> 00:21:36,529 はむ。 えっ 巴が? 339 00:21:36,529 --> 00:21:40,533 はい。 いろいろと 報告がまとまっているので➡ 340 00:21:40,533 --> 00:21:43,035 一度 亜空に戻ってほしいと。 341 00:21:43,035 --> 00:21:47,873 そういえば 念話の連絡ばかりで 全然戻ってなかったっけ。 342 00:21:47,873 --> 00:21:53,546 ロッツガルドのお店は 森鬼たちに任せる 手はずを整えています。 343 00:21:53,546 --> 00:21:57,216 ちょっと心配だけど。 識店長が言うなら。 344 00:21:57,216 --> 00:21:59,418 あむ… 信じますか。 345 00:22:06,992 --> 00:22:13,098 えっ? これって どういうこと?