1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 <真:亜空… そこは深澄真の影響で➡ 2 00:00:04,338 --> 00:00:07,508 無敵の竜がつくりし世界。 それゆえ➡ 3 00:00:07,508 --> 00:00:12,112 日本の動植物 果ては 猛獣までもが生み出され…> 4 00:00:14,681 --> 00:00:17,517 (アガレス)くっ…! (巨熊)今後 この森に手を出さぬなら➡ 5 00:00:17,517 --> 00:00:19,853 こたびの非礼は許そう。 6 00:00:19,853 --> 00:00:22,523 (狼)一度だけだ。 去れ。 7 00:00:22,523 --> 00:00:26,326 (アガレス)み… 見逃されたのか…。 8 00:02:07,494 --> 00:02:09,830 (真)熊と狼? 9 00:02:09,830 --> 00:02:14,167 (巴)開拓調査中のオークたちも 負傷し 警告を受けたと。 10 00:02:14,167 --> 00:02:18,839 識が学園に戻ったゆえ エマが治療をしております。 11 00:02:18,839 --> 00:02:22,009 そうか。 で どこで襲われたって? 12 00:02:22,009 --> 00:02:24,011 北の森だそうです。 13 00:02:24,011 --> 00:02:29,850 近いね… 亜空の不規則な 気候変動とも関係してるのかな。 14 00:02:29,850 --> 00:02:35,188 僕が最適な場所に霧の門を作れば 天気も安定するんだっけ。 15 00:02:35,188 --> 00:02:39,860 はい。 調査中ですが まずは獣退治ですかな。 16 00:02:39,860 --> 00:02:42,529 (澪)熊は高級食材と聞きました。 17 00:02:42,529 --> 00:02:44,698 うん。 特に右手が…。 18 00:02:44,698 --> 00:02:46,867 ってだめ! 日本だと➡ 19 00:02:46,867 --> 00:02:49,369 熊は地域によっては 神聖化されてるし➡ 20 00:02:49,369 --> 00:02:53,040 狼は森の王とでも言うべき 存在なんだよ? 21 00:02:53,040 --> 00:02:55,042 まあ。 22 00:02:55,042 --> 00:02:59,880 とにかく 意思の疎通が可能なら 僕がちゃんと話し合いをしてくる。 23 00:02:59,880 --> 00:03:02,816 ずいぶん評価されておりますなぁ。 24 00:03:02,816 --> 00:03:05,986 僕にとっては特別な存在なんだよ。 25 00:03:05,986 --> 00:03:10,323 幻獣界のドラゴンみたいな 憧れに近いかな~。 26 00:03:10,323 --> 00:03:14,828 ドラゴンなら ほれ 目の前におるではありませんか。 27 00:03:14,828 --> 00:03:19,332 どこに出しても 恥ずかしくないのが。 ほぉれ。 28 00:03:19,332 --> 00:03:21,334 はいはい。 ううっ…。 29 00:03:21,334 --> 00:03:24,004 若様… く… 蜘蛛は…。 30 00:03:24,004 --> 00:03:26,673 く… 蜘蛛も特別な存在だよ? 31 00:03:26,673 --> 00:03:29,676 害虫を食べてくれるし。 ぐっ…! 32 00:03:29,676 --> 00:03:32,679 ブッ フフフフッ! 巴さん!? 33 00:03:41,354 --> 00:03:45,358 《まずは 姿を見せてくれないことには…》 34 00:03:45,358 --> 00:03:47,360 んっ? 35 00:03:47,360 --> 00:03:49,863 《近いな…》 36 00:03:49,863 --> 00:03:51,865 (物音) 37 00:03:51,865 --> 00:03:55,702 (子熊)グフゥゥ。 本当に熊だ。 38 00:03:55,702 --> 00:03:57,704 グオオッ。 39 00:03:57,704 --> 00:04:01,475 《まずは機動力を上げて》 40 00:04:01,475 --> 00:04:03,477 グオッ!? 41 00:04:03,477 --> 00:04:05,812 《こんなに滑らかで 柔らかいの!? 42 00:04:05,812 --> 00:04:08,648 亜空の熊だから?》 グオッ? 43 00:04:08,648 --> 00:04:10,984 グオオッ。 無駄だよ。 44 00:04:10,984 --> 00:04:13,487 グオッ!? 45 00:04:13,487 --> 00:04:15,489 おっ! 46 00:04:15,489 --> 00:04:18,825 いるんだね 狼も。 47 00:04:18,825 --> 00:04:23,130 僕は深澄真。 話をしに来ただけだ。 48 00:04:27,167 --> 00:04:31,004 《いいね それでこそ狼》 49 00:04:31,004 --> 00:04:33,006 無駄か…。 50 00:04:33,006 --> 00:04:36,843 うわっ 複数いたのか。 51 00:04:36,843 --> 00:04:40,180 先日 異様な力の奔流を感じた。 52 00:04:40,180 --> 00:04:42,516 あれは お前だな。 53 00:04:42,516 --> 00:04:44,518 あ~ たぶんそうかも。 54 00:04:44,518 --> 00:04:47,020 お前は この地の王のようだ。 55 00:04:47,020 --> 00:04:50,357 ならば 我らも無視はできぬ。 56 00:04:50,357 --> 00:04:53,026 僕は 支配を望んでるわけじゃないよ。 57 00:04:53,026 --> 00:04:57,197 ただ ご近所さんとして ごめんなさいって伝えに来たんだ。 58 00:04:57,197 --> 00:04:59,199 何…? 59 00:04:59,199 --> 00:05:02,302 今後は連絡なしに この森には入らない。 60 00:05:02,302 --> 00:05:06,473 何か君たちが困ってるなら そのときは手助けをする。 61 00:05:06,473 --> 00:05:08,808 圧倒的な力を持ちながら➡ 62 00:05:08,808 --> 00:05:12,813 我らと縄張りを分け 我らを庇護すると? 63 00:05:12,813 --> 00:05:14,981 庇護じゃない 共存だよ。 64 00:05:14,981 --> 00:05:18,985 君たちにはこれまでのように 森を守ってほしい。 65 00:05:18,985 --> 00:05:21,822 どうも納得できぬな。 66 00:05:21,822 --> 00:05:25,659 それはお前に いかなる利益をもたらすのだ。 67 00:05:25,659 --> 00:05:30,163 利益? っていうか 友人になりたいんだ。 68 00:05:30,163 --> 00:05:32,165 友 だと。 69 00:05:32,165 --> 00:05:34,668 君たちと この森と➡ 70 00:05:34,668 --> 00:05:36,837 その熊くんもね。 71 00:05:36,837 --> 00:05:38,839 お…。 72 00:05:41,508 --> 00:05:45,011 んっ? うっ!? (大きな足音) 73 00:05:45,011 --> 00:05:47,013 (巨熊)ガッハハハッ! 74 00:05:47,013 --> 00:05:50,350 これはもう笑うしかないなぁ。 狼の! 75 00:05:50,350 --> 00:05:52,853 《デ… デカすぎるんですけど!》 76 00:05:52,853 --> 00:05:55,355 突然割り込んですまんなぁ! 77 00:05:55,355 --> 00:05:58,358 いやぁ 大したもんだよ アンタ。 78 00:05:58,358 --> 00:06:02,128 あっ 俺んことは 気軽に ひーちゃんでいいぜ? 79 00:06:02,128 --> 00:06:04,965 《ひーちゃんって… ヒグマ?》 80 00:06:04,965 --> 00:06:07,467 (狼)よかろう 深澄真。 81 00:06:07,467 --> 00:06:10,637 お前の厚意を受け 友となろう。 82 00:06:10,637 --> 00:06:14,975 この森は我らが治め お前の支配は受けぬ。 83 00:06:14,975 --> 00:06:17,143 これでよいのだな? 84 00:06:17,143 --> 00:06:19,145 あ… ああ もちろん。 85 00:06:19,145 --> 00:06:23,817 おもしろいご仁だが 空のアレが納得するかどうか…。 86 00:06:23,817 --> 00:06:29,489 気にするな。 関わりが必要なら あヤツのほうから姿を見せる。 87 00:06:29,489 --> 00:06:33,660 まぁ そうだな。 では改めて。 うむ。 88 00:06:33,660 --> 00:06:37,497 (巨熊/狼)今後とも よろしく頼む 王よ。 89 00:06:37,497 --> 00:06:39,666 こちらこそ! 90 00:06:39,666 --> 00:06:41,668 < そうして亜空には➡ 91 00:06:41,668 --> 00:06:45,372 狼の森と呼ばれる 聖域が出来たんだけど…> 92 00:06:47,340 --> 00:06:49,342 好物なのはしかたない。 93 00:06:49,342 --> 00:06:52,345 でも 手当たり次第に もぎ取るのはだめだよ。 94 00:06:52,345 --> 00:06:55,015 はい…。 (コモエ)ごめんなさいです…。 95 00:06:55,015 --> 00:06:58,184 日本には 木守柿って言葉があってね。 96 00:06:58,184 --> 00:07:01,788 たくさん実った柿の木から 全部の実を取るんじゃなく➡ 97 00:07:01,788 --> 00:07:03,790 ちょっとだけ残しておいて➡ 98 00:07:03,790 --> 00:07:06,459 来年の実りを祈り 他の生き物にも…。 99 00:07:06,459 --> 00:07:08,628 って待て~い! ひぇぇ~! 100 00:07:08,628 --> 00:07:11,298 しかしこれは完全なる甘柿~! 101 00:07:11,298 --> 00:07:14,968 (コモエ)ハッ 若様 あれを! んっ? 102 00:07:14,968 --> 00:07:16,970 いやいや デカすぎだろ! 103 00:07:16,970 --> 00:07:19,139 ほう 見事な巨躯。 104 00:07:19,139 --> 00:07:21,808 じゃが… 何者であろうと➡ 105 00:07:21,808 --> 00:07:23,810 若の天を塞ぐようなまねは…。 106 00:07:23,810 --> 00:07:25,812 (岩鳥)待たれよ。 んっ!? 107 00:07:25,812 --> 00:07:28,481 (岩鳥)我らが王に 挨拶に参ったのだ。 108 00:07:28,481 --> 00:07:30,984 狼らに話を聞いたのでな。 109 00:07:30,984 --> 00:07:32,986 あっ 彼らのお知り合い。 110 00:07:32,986 --> 00:07:35,588 しかり。 すぐそちらに参ろう。 111 00:07:37,657 --> 00:07:40,660 やはり幻獣の類いですか。 112 00:07:40,660 --> 00:07:44,497 亜空にはまだ 何が潜んでおるか わかりませんなぁ。 113 00:07:44,497 --> 00:07:46,499 さすがは若の世界。 114 00:07:46,499 --> 00:07:49,169 いや お前の世界でもあるだろう。 115 00:07:49,169 --> 00:07:53,506 そもそも日本には幻獣はいない… はずだ。 116 00:07:53,506 --> 00:07:56,843 となれば ワシと若の子も同然。 117 00:07:56,843 --> 00:07:58,845 むっ? 118 00:07:58,845 --> 00:08:01,281 すると亜空は コモエの姉ですなぁ。 119 00:08:01,281 --> 00:08:04,117 私のお姉ちゃん 亜空ですか? 120 00:08:04,117 --> 00:08:06,786 コモエちゃん 本気にしないように。 121 00:08:06,786 --> 00:08:08,788 むむむ? 122 00:08:08,788 --> 00:08:11,458 あ~ よろしいかな? ちっさ!? 123 00:08:11,458 --> 00:08:14,461 これよりは この姿にてお話を。 124 00:08:14,461 --> 00:08:18,131 はじめまして 深澄真と申します。 125 00:08:18,131 --> 00:08:24,137 私は空と山々をまとめる 岩鳥と申す者。 以後 よしなに。 126 00:08:24,137 --> 00:08:26,139 岩鳥さん… ですか。 127 00:08:26,139 --> 00:08:28,141 ロック鳥というのは➡ 128 00:08:28,141 --> 00:08:30,310 聞いたことが ありますけど…。 129 00:08:30,310 --> 00:08:34,314 今後は王のもとで この空を監督するつもりだ。 130 00:08:34,314 --> 00:08:36,983 お考えあらば伺いたい。 131 00:08:36,983 --> 00:08:40,320 僕としては これまでと 同じように過ごしてもらって➡ 132 00:08:40,320 --> 00:08:43,323 問題ありませんよ。 感謝する。 133 00:08:43,323 --> 00:08:46,159 一点 願いたいのだが…。 134 00:08:46,159 --> 00:08:50,997 先ほどの ロック鳥なる名 私にもらえぬだろうか。 135 00:08:50,997 --> 00:08:53,333 妙に気に入った。 136 00:08:53,333 --> 00:08:55,335 えっ? ええ もちろんです。 137 00:08:55,335 --> 00:08:59,839 ありがたい。 では今後 ロック鳥と名乗るようにしよう。 138 00:09:04,778 --> 00:09:07,447 なんか従者が増えたって感じ? 139 00:09:07,447 --> 00:09:11,451 契約を交わしてない者は 従者ではないかと! 140 00:09:11,451 --> 00:09:15,288 せいぜい臣下が 妥当でしょうなぁ! んっ? 141 00:09:15,288 --> 00:09:18,458 なるほどぉ。 やいてるわけね。 142 00:09:18,458 --> 00:09:21,795 なっ…。 でも 確かに軽率だったよ。 143 00:09:21,795 --> 00:09:26,466 僕の従者は 巴 澪 識の3人だけだ。 144 00:09:26,466 --> 00:09:28,635 んっ…。 145 00:09:28,635 --> 00:09:31,638 わ… わかっていただければ…。 146 00:09:31,638 --> 00:09:33,640 フフフ じゃあ帰ろっか。 147 00:09:33,640 --> 00:09:36,142 コモエちゃん カゴ半分持つね。 148 00:09:36,142 --> 00:09:38,311 いえ 自分で運びます! 149 00:09:38,311 --> 00:09:41,815 あんなデカ鳥などに 負けてられません! 150 00:09:41,815 --> 00:09:45,018 うぅ…。 《カゴが歩いてる…》 151 00:09:47,654 --> 00:09:51,558 《夕暮れに 秋を感じる 晩夏かな》 152 00:09:53,493 --> 00:09:55,495 (アベリア)ごめん お待たせ。 153 00:09:55,495 --> 00:09:58,164 (ジン)いや 大して待ってない。 154 00:09:58,164 --> 00:10:02,168 でも珍しいな お前が 2人で飲みたいだなんて。 155 00:10:02,168 --> 00:10:04,671 (アベリア)まぁ ちょっとね。 156 00:10:07,507 --> 00:10:10,343 えっ!? 識さんに 連れてきてもらったの? 157 00:10:10,343 --> 00:10:14,013 ああ。 何それ 羨ましいんだけど。 158 00:10:14,013 --> 00:10:17,350 で 識さんの好みって どんな感じ? 159 00:10:17,350 --> 00:10:19,519 いきなりそれかよ…。 160 00:10:19,519 --> 00:10:22,856 結構いろんな酒を 飲むタイプだったかな。 161 00:10:22,856 --> 00:10:27,026 じゃなくて! どんな酒を頼む女が 好きかって聞いてるの。 162 00:10:27,026 --> 00:10:29,529 はいはい。 163 00:10:29,529 --> 00:10:33,867 そういや こんなふうに 話する機会もなかったな 俺たち。 164 00:10:33,867 --> 00:10:36,870 お互い必死だったからね。 165 00:10:36,870 --> 00:10:40,373 奨学生は成績落ちたらポイだし➡ 166 00:10:40,373 --> 00:10:43,076 友達というより ライバルみたいな…。 167 00:10:45,378 --> 00:10:48,882 (2人)実は…。 168 00:10:48,882 --> 00:10:50,884 いいわ 先に言って。 169 00:10:50,884 --> 00:10:54,554 夏休みが終わる前に やり残したことがある。 170 00:10:54,554 --> 00:10:58,224 アイツを… 亜竜を倒したい。 171 00:10:58,224 --> 00:11:01,828 どうにもならない負けなら 素直に諦めがつく。 172 00:11:01,828 --> 00:11:03,830 でもあれは…。 173 00:11:03,830 --> 00:11:06,833 勝てた戦いかもしれない。 174 00:11:06,833 --> 00:11:08,835 お前も…。 175 00:11:08,835 --> 00:11:10,837 みんなも きっと悔やんでると思う。 176 00:11:10,837 --> 00:11:13,840 じゃあ 夏休みの最後は。 177 00:11:13,840 --> 00:11:15,842 決まりね。 178 00:11:15,842 --> 00:11:19,345 はぁ~ なんかスッキリした。 ハハハ…。 179 00:11:19,345 --> 00:11:23,016 ねぇ そういえばジンって なんで学園に来たの? 180 00:11:23,016 --> 00:11:26,853 やっぱり スカウト? ああ。 お前もだろ? 181 00:11:26,853 --> 00:11:29,689 そうねぇ。 でも正直➡ 182 00:11:29,689 --> 00:11:32,859 クズノハ先生に会うまでは くすぶってたな~。 183 00:11:32,859 --> 00:11:35,862 俺も似たようなもんだ。 184 00:11:35,862 --> 00:11:38,531 ってか アベリアは 実家に帰らないのか? 185 00:11:38,531 --> 00:11:41,367 もう ないようなものだもの。 186 00:11:41,367 --> 00:11:44,370 もともと 母一人 子一人で➡ 187 00:11:44,370 --> 00:11:47,373 お母さん はやり病で死んじゃったから。 188 00:11:47,373 --> 00:11:52,045 そういうジンだって 帰省してないでしょ? 訳アリ? 189 00:11:52,045 --> 00:11:54,881 まあ そうだな…。 190 00:11:54,881 --> 00:12:00,820 俺の生まれた村には 俺よりも ずっと強い人がいたんだ。 191 00:12:00,820 --> 00:12:04,490 ミランダ… 村に置いてもらってる孤児で➡ 192 00:12:04,490 --> 00:12:08,995 魔物との戦いや面倒事を 押しつけられてた。 193 00:12:08,995 --> 00:12:11,664 そんな理不尽を 力でねじ伏せるみたいに➡ 194 00:12:11,664 --> 00:12:13,100 あの人は戦い続けた。 195 00:12:13,100 --> 00:12:17,337 (アベリア)その人が ジンの師匠なんだ。 196 00:12:17,337 --> 00:12:20,673 (ジン)いや…。 197 00:12:20,673 --> 00:12:23,176 初恋の人だ。 198 00:12:25,845 --> 00:12:28,014 (アベリア)初恋の人…。 199 00:12:28,014 --> 00:12:32,018 いつしか俺も 彼女を 手伝うようになった。 でも…。 200 00:12:32,018 --> 00:12:36,356 村の命令で 入らずの森を調べることになって。 201 00:12:36,356 --> 00:12:38,524 ⦅ったく…。 202 00:12:38,524 --> 00:12:45,031 こんな薄気味悪い森 開拓の必要なんてねえよな? 203 00:12:45,031 --> 00:12:47,533 ホント 愛想ねえよな。 204 00:12:51,871 --> 00:12:54,874 うわっ ここって魔術師の工房か? 205 00:12:56,876 --> 00:12:58,878 (ミランダ)ハッ!? ミランダ? 206 00:12:58,878 --> 00:13:00,813 あっ! あっ! (叩く音) 207 00:13:00,813 --> 00:13:04,317 (叩く音) 208 00:13:06,319 --> 00:13:08,655 (キメラ)ヴィォォ…。 209 00:13:08,655 --> 00:13:12,992 アヴァォーッ。 210 00:13:12,992 --> 00:13:15,595 ダハァーッ! (衝撃音) 211 00:13:17,997 --> 00:13:20,600 ミ… ミランダ… 逃げろ…。 212 00:13:23,503 --> 00:13:25,505 あ…? 213 00:13:25,505 --> 00:13:28,174 ヴォォウッ! 214 00:13:28,174 --> 00:13:31,844 あああ~っ! 215 00:13:31,844 --> 00:13:36,349 (キメラ)グルァーッ! 216 00:13:38,351 --> 00:13:40,687 ガハッ。 217 00:13:40,687 --> 00:13:42,689 フッ…。 218 00:13:42,689 --> 00:13:45,191 はっ! はっ! はっ! 219 00:13:45,191 --> 00:13:49,028 (ジン)あ… ミランダ…? 220 00:13:49,028 --> 00:13:52,031 バ… バケモノ…。 221 00:13:52,031 --> 00:13:54,867 うっ…!⦆ 222 00:13:54,867 --> 00:13:59,038 (ジン)それが 彼女を見た最後だ。 223 00:13:59,038 --> 00:14:03,976 俺は生まれ育った村と 無力な自分が許せなくて。 224 00:14:03,976 --> 00:14:09,482 だから力を磨いて 学園のスカウトに飛びついた。 225 00:14:09,482 --> 00:14:13,820 いつか ミランダを捜し出して 謝りたかった。 226 00:14:13,820 --> 00:14:17,490 彼女と肩を並べるくらい 強くなって➡ 227 00:14:17,490 --> 00:14:19,992 ごめんって言いたかった。 228 00:14:21,994 --> 00:14:23,996 (アベリア)確かに 訳アリね。 229 00:14:23,996 --> 00:14:26,165 さしずめ あの亜竜は➡ 230 00:14:26,165 --> 00:14:29,168 超えなきゃいけない 一つ目の壁ってわけか。 231 00:14:29,168 --> 00:14:32,004 まっ そんなところだ。 232 00:14:32,004 --> 00:14:35,007 えっ? 亜竜と再戦? 233 00:14:35,007 --> 00:14:38,678 (エリス)そう。 ジンと愉快な仲間たちは リベンジしたがってる。 234 00:14:38,678 --> 00:14:40,680 若にはないしょで~。 235 00:14:40,680 --> 00:14:45,351 そっかぁ。 僕に知られると 怒られるとでも思ってるのかねぇ。 236 00:14:45,351 --> 00:14:48,020 背伸びしたいお年頃~。 フーッ。 237 00:14:48,020 --> 00:14:52,024 だけど レンブラントさんとこの姉妹は 実家に戻ってるんだろ? 238 00:14:52,024 --> 00:14:55,027 (識)それについては ライムから報告が。 239 00:14:55,027 --> 00:14:57,363 ライムから? (識)はい。 240 00:14:57,363 --> 00:15:01,467 ツィーゲで姉妹の様子を それとなく見守っていたらしく➡ 241 00:15:01,467 --> 00:15:05,138 修業先も世話したそうです。 えっ 何それ。 242 00:15:05,138 --> 00:15:07,473 現在はロッツガルドに戻り➡ 243 00:15:07,473 --> 00:15:09,642 ジンたちと 計画を練っているそうです。 244 00:15:09,642 --> 00:15:11,644 おおう…。 245 00:15:11,644 --> 00:15:15,481 (識)今の彼らなら 亜竜にも負けることはないかと。 246 00:15:15,481 --> 00:15:19,652 じゃ ほっとくか。 今回はエリスのお守りもつけないで。 247 00:15:19,652 --> 00:15:24,657 ところがどっこい。 あの亜竜 群れで水場に うじゃうじゃと。 248 00:15:24,657 --> 00:15:28,327 群れって 本来は1匹でも 珍しいぐらいなんだろ? 249 00:15:28,327 --> 00:15:30,830 偶然とは思えませんね。 250 00:15:30,830 --> 00:15:34,667 お許しいただければ 付近の調査をいたしますが。 251 00:15:34,667 --> 00:15:38,171 うん そっちは任せた。 ジンたちのほうは…。 252 00:15:38,171 --> 00:15:43,676 ひよっこどもは 前に遭遇した 場所で亜竜を探すはず だから…。 253 00:15:43,676 --> 00:15:45,845 そこに1匹置けばいいか。 254 00:15:45,845 --> 00:15:49,849 群れは僕が片づけるよ 魔力体も試したいし。 255 00:15:49,849 --> 00:15:51,851 若様 自らが? 256 00:15:51,851 --> 00:15:54,854 (エリス)亜竜に合掌…。 257 00:15:57,857 --> 00:16:02,295 《この儀式は…。 まさか神器を…? 258 00:16:02,295 --> 00:16:07,466 エリュシオンに伝えられし神器 竜群王笏…。 259 00:16:07,466 --> 00:16:11,804 かの国の滅亡とともに 失われたはずだが…》 260 00:16:11,804 --> 00:16:14,473 《若様 よろしいでしょうか》 261 00:16:14,473 --> 00:16:16,476 《何かわかった?》 262 00:16:16,476 --> 00:16:20,480 《そちらに祭壇や血痕のような ものは見当たらないでしょうか》 263 00:16:20,480 --> 00:16:23,482 《それって… 識のほうにもあったの?》 264 00:16:23,482 --> 00:16:28,321 《はい。 神器を発動させる儀式を 何者かが行ったようです》 265 00:16:28,321 --> 00:16:31,490 《じゃあ 亜竜は よび出されたってことか》 266 00:16:31,490 --> 00:16:34,827 《こんなまねをするのは おそらく魔族…》 267 00:16:34,827 --> 00:16:39,499 《とにかく調査を進めてみて。 僕は亜竜の群れを片づける》 268 00:16:39,499 --> 00:16:41,500 《わかりました》 269 00:16:41,500 --> 00:16:44,504 さ~てと。 270 00:16:44,504 --> 00:16:48,007 まずは ジンたちの再戦相手を1匹… っと。 271 00:16:48,007 --> 00:16:51,510 あれでいいかな。 グオッ? 272 00:16:51,510 --> 00:16:54,680 《よし あとは…。 273 00:16:54,680 --> 00:16:59,852 風属性が使えなくても これで空中移動ができる》 274 00:16:59,852 --> 00:17:01,787 (亜竜たち)グオッ。 275 00:17:01,787 --> 00:17:16,302 ♬~ 276 00:17:16,302 --> 00:17:18,638 うん ブレスも効かない。 277 00:17:18,638 --> 00:17:21,974 これは期待以上の性能だよ。 278 00:17:21,974 --> 00:17:25,311 お前たちに 直接の恨みはないけど…。 279 00:17:25,311 --> 00:17:27,480 ごめんな。 280 00:17:27,480 --> 00:17:30,983 ぐぅっ。 ただのレジスタンスか。 281 00:17:30,983 --> 00:17:34,320 当代の魔王は優れた統治者と聞く。 282 00:17:34,320 --> 00:17:37,490 それでも反乱分子が存在するとは。 283 00:17:37,490 --> 00:17:41,994 す… 優れた王だからこそ 疎ましいのだ。 284 00:17:41,994 --> 00:17:46,666 組織 とは そう… いう…。 285 00:17:46,666 --> 00:17:51,504 結局 神器は持ち去られ 詳細もわからずじまいか。 286 00:17:51,504 --> 00:17:54,507 《いまだ情報の確定度は低い。 287 00:17:54,507 --> 00:18:01,781 たくらみの全貌もわからん現状で 若様への報告は時期尚早か…》 288 00:18:01,781 --> 00:18:06,619 さて 澪に頼まれた 亜竜の肉をっと。 289 00:18:06,619 --> 00:18:11,624 魔力体にも だいぶ慣れたし あとは ジンたちの再戦か。 290 00:18:11,624 --> 00:18:15,461 (イズモ)感知した。 やはり1匹だけだな。 291 00:18:15,461 --> 00:18:18,130 (ミスラ)さっきまでいなかったのに なんで急に? 292 00:18:18,130 --> 00:18:20,800 (ジン)なんでもいいさ。 好都合だ。 293 00:18:20,800 --> 00:18:23,970 (シフ)みなさん戦闘態勢に! (アベリア)咆吼は私が防ぐわ。 294 00:18:23,970 --> 00:18:25,972 (ユーノ)僕は前衛に。 295 00:18:25,972 --> 00:18:28,975 ミスラと俺が最前線。 ダエナは遊撃。 296 00:18:28,975 --> 00:18:31,143 (ミスラ)思いっきり でも冷静にだ。 297 00:18:31,143 --> 00:18:33,312 (ダエナ)だね いつもどおりやろう。 298 00:18:33,312 --> 00:18:36,816 いくぞ! (一同)おう! 299 00:18:36,816 --> 00:18:39,986 フォールディングフィア! トライアドミュゼ! 300 00:18:39,986 --> 00:18:44,490 《まずは防御と機動の補助! そして…》 301 00:18:44,490 --> 00:18:47,660 今度は戦いだぞ! このトカゲ野郎! 302 00:18:47,660 --> 00:18:49,996 (イズモ)横を向いたぞ! 斬り込む! 303 00:18:49,996 --> 00:18:51,998 了解! (ユーノ)任せて! 304 00:18:51,998 --> 00:18:55,167 らあぁっ! 305 00:18:55,167 --> 00:18:58,004 ギョアァッ! 306 00:18:58,004 --> 00:19:00,439 ブレス! みんな下がって! 307 00:19:00,439 --> 00:19:03,743 ゴゥアア! 308 00:19:05,945 --> 00:19:08,948 (シフ)破られる! 私も障壁を! 309 00:19:08,948 --> 00:19:10,950 大丈夫 俺が受ける! 310 00:19:10,950 --> 00:19:13,285 この身に いっときの猶予を…。 311 00:19:13,285 --> 00:19:15,988 ディ・バリエ! 312 00:19:18,958 --> 00:19:21,293 ブレスを吸収する強化スキルか! 313 00:19:21,293 --> 00:19:23,629 すげえ! だったら俺も! 314 00:19:23,629 --> 00:19:28,968 炎 我が力となり 水 我が智となり➡ 315 00:19:28,968 --> 00:19:33,806 風 我がみちとなり 地 我が衣となれ。 316 00:19:33,806 --> 00:19:38,144 機動 防御 攻撃 すべてを強化。 317 00:19:38,144 --> 00:19:40,312 名付けて! 318 00:19:40,312 --> 00:19:43,149 奥義 超強化! 319 00:19:43,149 --> 00:19:45,151 名前はともかく すごい! 320 00:19:45,151 --> 00:19:47,153 ミスラ 動きを止めるぞ! 321 00:19:47,153 --> 00:19:49,155 ダン・オウサ・リベルノ➡ 322 00:19:49,155 --> 00:19:51,157 エアリアル! 323 00:19:51,157 --> 00:19:53,325 せぇ~いっ! 324 00:19:53,325 --> 00:19:55,661 グゥオォ…。 325 00:19:55,661 --> 00:19:59,565 グゥオー! うるっさいのよ その叫び声! 326 00:20:02,668 --> 00:20:05,004 皆さん 下がってください! 327 00:20:05,004 --> 00:20:08,507 精霊魔術と属性魔術の混合…。 328 00:20:08,507 --> 00:20:12,511 今の私が手にできる 最高の術! 329 00:20:12,511 --> 00:20:14,513 回避させるな! イズモ! 330 00:20:14,513 --> 00:20:16,515 ああ 抑え込む! 331 00:20:21,353 --> 00:20:24,857 グワァアア! 332 00:20:24,857 --> 00:20:26,859 (爆発音) 333 00:20:28,861 --> 00:20:30,863 はぁ…。 はぁ…。 334 00:20:30,863 --> 00:20:33,065 あぁ…。 あぁあぁあぁ…。 335 00:20:36,202 --> 00:20:40,206 (歓喜する声) 336 00:20:40,206 --> 00:20:42,374 フッ。 337 00:20:42,374 --> 00:20:44,376 フフッ…。 338 00:20:44,376 --> 00:20:48,214 《強く。 もっと強くだ。 339 00:20:48,214 --> 00:20:53,719 俺はこの道を歩き続け いつか あの人に…》 340 00:20:56,222 --> 00:20:59,058 (ソフィア)勇者に魔族に戦争…。 341 00:20:59,058 --> 00:21:02,495 世の中は せわしなく動き続けてるわね。 342 00:21:02,495 --> 00:21:08,167 (御剣)ああ。 だが今のお前なら あのクズノハとて物の数ではないさ。 343 00:21:08,167 --> 00:21:11,003 (ソフィア)でなければ困るのよ。 344 00:21:11,003 --> 00:21:14,006 (御剣)それにしても なぜ このような場所に。 345 00:21:14,006 --> 00:21:17,009 (ソフィア)別に 大した意味はないわ。 346 00:21:17,009 --> 00:21:20,012 ここで 背中から人の手を生やした➡ 347 00:21:20,012 --> 00:21:22,848 気持ち悪いキメラを 狩ったことがあるだけ。 348 00:21:22,848 --> 00:21:24,850 (御剣)お前… それは➡ 349 00:21:24,850 --> 00:21:28,020 術師の工房を守る 最上位の魔物だぞ。 350 00:21:28,020 --> 00:21:34,527 (ソフィア)ええ この工房は 万色… ルトの実験場よ。 351 00:21:34,527 --> 00:21:37,530 ここで私は本当の名前を知った。 352 00:21:37,530 --> 00:21:41,700 私の始まりの場所…。 353 00:21:41,700 --> 00:21:46,872 万色のルト…。 私を作り出した存在…。 354 00:21:46,872 --> 00:21:50,876 私の… 親…。 355 00:21:50,876 --> 00:21:53,379 ⦅ジン:ミランダ…?⦆ ハッ…! 356 00:21:53,379 --> 00:21:57,383 《そういえば あの子は今も…。 357 00:21:57,383 --> 00:22:01,387 フッ まぁ いっか。 もうミランダじゃないし》 358 00:22:03,489 --> 00:22:06,158 待ってなさい ルト。 359 00:22:06,158 --> 00:22:09,495 私はすべての上位竜をほふり…。 360 00:22:09,495 --> 00:22:13,799 お前を喰らってやる。