1 00:00:02,502 --> 00:00:05,505 <真:今日は学生たちの評価の場。 2 00:00:05,505 --> 00:00:08,175 礼法 言動 その他のマナー。 3 00:00:08,175 --> 00:00:13,514 来賓を交えた立食会で 生徒の儀礼が審査される。 4 00:00:13,514 --> 00:00:18,018 深澄真も招待されて ナイスミドルと再会するも➡ 5 00:00:18,018 --> 00:00:23,023 己への 憎悪の目には気付かずに> 6 00:02:06,326 --> 00:02:09,162 (リサ)あなた 遅れてごめんなさい。 7 00:02:09,162 --> 00:02:11,164 (レンブラント)ああ リサ。 8 00:02:11,164 --> 00:02:15,002 今日は青いドレスにしたのか。 よく似合ってるよ~。 9 00:02:15,002 --> 00:02:19,840 (リサ)ありがとう。 買ってから着る機会がなくって。 10 00:02:19,840 --> 00:02:22,509 《真:「奥様 ご無沙汰しています。 11 00:02:22,509 --> 00:02:25,512 長旅の疲れなどは大丈夫ですか」》 12 00:02:25,512 --> 00:02:27,681 ええ おかげさまで。 13 00:02:27,681 --> 00:02:32,019 恩人のあなたに 主人の お守りをさせてごめんなさいね。 14 00:02:32,019 --> 00:02:35,188 ぜひ シフとユーノを 見てやってください。 15 00:02:35,188 --> 00:02:39,593 では 私たちは 席のほうに移動するよ。 16 00:02:41,528 --> 00:02:44,197 んっ! 17 00:02:44,197 --> 00:02:47,601 《ホント 仲いいよな…》 18 00:02:51,204 --> 00:02:53,206 ふぅ…。 19 00:02:53,206 --> 00:02:56,877 《僕ももう少し ヒューマンとの人脈を つくるべきかな…》 20 00:02:56,877 --> 00:02:58,879 んっ! 21 00:02:58,879 --> 00:03:02,082 (アベリア/シフ/ユーノ)フフッ。 フ…。 22 00:03:04,317 --> 00:03:06,987 (サイリツ)クズノハ様でございますね。 えっ? 23 00:03:06,987 --> 00:03:09,990 (サイリツ)少々お話をさせて くださいませんか? 24 00:03:11,992 --> 00:03:14,161 《護衛に魔族…? 25 00:03:14,161 --> 00:03:18,565 まさか気付いてないのか。 危ないなぁ…》 26 00:03:21,501 --> 00:03:23,503 《「申し訳ありませんが➡ 27 00:03:23,503 --> 00:03:26,006 以前どこかで お会いしたでしょうか」》 28 00:03:26,006 --> 00:03:28,341 いえ 初対面ですよ。 29 00:03:28,341 --> 00:03:32,012 クズノハ様に興味があって お誘いしました。 30 00:03:32,012 --> 00:03:37,684 《筆談に驚いた様子もない。 僕のことを知ってるのか…》 31 00:03:37,684 --> 00:03:43,190 私の名はサイリツ。 ローレル連邦で 巫女様とカムロのお世話をする➡ 32 00:03:43,190 --> 00:03:45,692 中官という立場にあります。 33 00:03:45,692 --> 00:03:49,029 我がローレルについて 何かご存じですか? 34 00:03:49,029 --> 00:03:51,198 《「多くは存じませんが➡ 35 00:03:51,198 --> 00:03:54,534 巫女様は 国民の精神的な支柱であり➡ 36 00:03:54,534 --> 00:03:57,037 カムロは その候補者だとか」》 37 00:03:57,037 --> 00:04:02,142 《ローレルは3つの国が1つになった 連邦国家だ。 38 00:04:02,142 --> 00:04:05,979 巫女と呼ばれる女性は 上位精霊と対話ができ➡ 39 00:04:05,979 --> 00:04:08,982 政治的に相当な地位にいるらしい。 40 00:04:08,982 --> 00:04:13,820 お国柄は閉鎖的で 他国に情報が流れにくい。 41 00:04:13,820 --> 00:04:18,992 その文化や特徴は どことなく 日本に似てる気もする…》 42 00:04:18,992 --> 00:04:20,994 不思議ですわね。 43 00:04:20,994 --> 00:04:23,830 ローレルを よく知らないはずのあなたは➡ 44 00:04:23,830 --> 00:04:27,167 我が国が秘してきた あるものを使っておられる。 45 00:04:27,167 --> 00:04:29,169 《あるもの?》 46 00:04:29,169 --> 00:04:33,507 クズノハ商会の看板には 2つの文字が刻まれていますね? 47 00:04:33,507 --> 00:04:37,344 あれは賢人文字。 この世界においては➡ 48 00:04:37,344 --> 00:04:40,847 ローレルの一部の者しか 知らない文字です。 49 00:04:40,847 --> 00:04:44,518 《「賢人文字ですか 初めて伺いました」》 50 00:04:44,518 --> 00:04:46,686 クズノハ様が賢人ならば➡ 51 00:04:46,686 --> 00:04:50,524 その文字を知っていても おかしくはないと思ったのですが。 52 00:04:50,524 --> 00:04:54,528 《「私は賢人と呼ばれるほど 賢くありませんよ」》 53 00:04:54,528 --> 00:04:59,199 賢人とは 賢者を指す言葉ではありません。 54 00:04:59,199 --> 00:05:01,968 この世界には ありえない知識を持つ➡ 55 00:05:01,968 --> 00:05:06,973 どこか遠き場所から参られた 異邦の方々の総称です。 56 00:05:06,973 --> 00:05:09,643 《つまり 異世界人のことね》 57 00:05:09,643 --> 00:05:15,048 クズノハ様 あなたもまた 賢人なのではありませんか? 58 00:05:17,317 --> 00:05:20,320 私は賢人ではありませんが➡ 59 00:05:20,320 --> 00:05:22,489 フルネームは こう書きます。 60 00:05:22,489 --> 00:05:25,325 カハラ・サイリツ。 61 00:05:25,325 --> 00:05:28,662 精霊をまつる神殿から 賜った名前です。 62 00:05:28,662 --> 00:05:32,832 クズノハ様というお名前と どこか似ていませんか? 63 00:05:32,832 --> 00:05:35,669 それに お顔だちもです。 64 00:05:35,669 --> 00:05:40,674 賢人はヒューマンとは別の種族だと 考えられていますので。 65 00:05:40,674 --> 00:05:44,511 《「残念ながら 私はそういう者ではないので」》 66 00:05:44,511 --> 00:05:49,015 私たちは この世界で賢人が 不当な扱いを受けずに済むよう➡ 67 00:05:49,015 --> 00:05:51,518 保護したいと考えております。 68 00:05:51,518 --> 00:05:53,520 《保護ね》 69 00:05:53,520 --> 00:05:56,856 ローレルならば あなたを歓迎することができます。 70 00:05:56,856 --> 00:06:00,627 できうるかぎりのことは させていただくつもりですが。 71 00:06:00,627 --> 00:06:04,631 《「そうですか。 もし 賢人様をお見かけしたら➡ 72 00:06:04,631 --> 00:06:07,334 貴国のことを勧めますよ」》 73 00:06:09,302 --> 00:06:12,973 どうしても 信用してもらえないようですね。 74 00:06:12,973 --> 00:06:17,811 我々は女神様が遣わされた 2名の勇者様も➡ 75 00:06:17,811 --> 00:06:20,647 賢人ではないかと考えております。 76 00:06:20,647 --> 00:06:23,984 クズノハ様は どう思われますか? 77 00:06:23,984 --> 00:06:26,319 《「申し訳ありませんが➡ 78 00:06:26,319 --> 00:06:30,156 彼らと面識のない私には 答えようがありません」》 79 00:06:30,156 --> 00:06:35,862 わかりました… では失礼します。 80 00:06:38,498 --> 00:06:40,500 ああ そうそう。 81 00:06:40,500 --> 00:06:42,836 クズノハ様のお店の看板。 82 00:06:42,836 --> 00:06:46,506 薬を表す 「葛」の文字がありましたね。 83 00:06:46,506 --> 00:06:49,175 本来の得手はお薬ですか? 84 00:06:49,175 --> 00:06:52,012 《「葛は植物の名ですよ。 85 00:06:52,012 --> 00:06:56,016 世に薬を広めたいというのは 間違ってませんが」》 86 00:06:56,016 --> 00:06:59,686 やはり賢人文字にお詳しい。 87 00:06:59,686 --> 00:07:02,889 ぜひ またお会いしたいですわ。 88 00:07:05,458 --> 00:07:09,296 《まさか異世界人と触れ合ってる 国があったなんて。 89 00:07:09,296 --> 00:07:13,300 ローレルが閉鎖的なのは それが理由なのか…?》 90 00:07:20,307 --> 00:07:24,978 《サイリツ:グリトニア帝国第二皇女 リリ=フロント=グリトニア…》 91 00:07:24,978 --> 00:07:30,483 《リリ:ローレル… まさかあの クズノハ商会と接触するだなんて…。 92 00:07:30,483 --> 00:07:33,987 まだ トモキは巴に執心しているし➡ 93 00:07:33,987 --> 00:07:37,324 クズノハ商会を 放置するわけにはいかない。 94 00:07:37,324 --> 00:07:41,328 もう 本当に邪魔 邪魔 邪魔!》 95 00:07:41,328 --> 00:07:44,998 リリ様 目に留まる方でも おられましたか? 96 00:07:44,998 --> 00:07:47,167 これは カハラ様。 97 00:07:47,167 --> 00:07:49,169 呼び捨てでかまいませぬ。 98 00:07:49,169 --> 00:07:52,005 あなた様は 帝国の姫君なのですから。 99 00:07:52,005 --> 00:07:57,177 私はもう継承権を捨てた身ですよ。 それよりも…。 100 00:07:57,177 --> 00:08:00,113 あなたが先ほど お会いになっていた方に➡ 101 00:08:00,113 --> 00:08:02,615 少し興味がありますの。 102 00:08:02,615 --> 00:08:05,452 あれは個人的な用事です。 103 00:08:05,452 --> 00:08:09,789 部下から よく効く薬を 扱う店のことを聞きまして。 104 00:08:09,789 --> 00:08:14,961 あの方の店の従業員は ほとんどが亜人だとか。 105 00:08:14,961 --> 00:08:18,631 学園では臨時講師も なさっているそうですね。 106 00:08:18,631 --> 00:08:22,635 そうなのですね。 それは存じておりませんでした。 107 00:08:22,635 --> 00:08:28,808 《この様子… クズノハ商会との接点は さほど濃くなさそうね》 108 00:08:28,808 --> 00:08:32,812 そのお薬 私もお土産にしようかしら。 109 00:08:32,812 --> 00:08:35,482 でしたら 私がご用意を。 110 00:08:35,482 --> 00:08:40,153 皇女様が行列に並ばれるお姿は 見たくありませんもの。 111 00:08:40,153 --> 00:08:44,657 《私がクズノハ商会に 接触するのは嫌か》 112 00:08:44,657 --> 00:08:48,661 (リリ)わかりました。 ご厚意に 甘えさせていただきます。 113 00:08:48,661 --> 00:08:53,833 お話は変わるのですけど もう一つ甘えさせてくださる? 114 00:08:53,833 --> 00:08:56,503 実は今➡ 115 00:08:56,503 --> 00:09:00,440 帝国で新しい技術の開発が 進んでいるのですが➡ 116 00:09:00,440 --> 00:09:02,942 かなり難航しておりまして。 117 00:09:02,942 --> 00:09:06,446 そこで カハラ様のお知恵をと。 118 00:09:06,446 --> 00:09:10,950 《何を聞く気? ローレルにスパイを 潜り込ませているくせに》 119 00:09:10,950 --> 00:09:15,789 最近 我が国でも火薬への関心が 高まっておりまして。 120 00:09:15,789 --> 00:09:19,793 取り扱いや利用法について お聞かせ願えないかと。 121 00:09:19,793 --> 00:09:22,295 《火薬… 意外ね。 122 00:09:22,295 --> 00:09:25,298 あれは魔術には 遠く及ばないのに》 123 00:09:25,298 --> 00:09:27,801 そういうお話でしたら➡ 124 00:09:27,801 --> 00:09:30,637 私の知るかぎりで お教えしますわ。 125 00:09:30,637 --> 00:09:32,972 はい よしなに。 126 00:09:32,972 --> 00:09:35,475 《当然 警戒するわよね。 127 00:09:35,475 --> 00:09:39,312 警戒は時に情報を露見させる。 128 00:09:39,312 --> 00:09:43,149 あとは…。 トモキのチャームにやられた➡ 129 00:09:43,149 --> 00:09:46,152 あの魔族たちに 任せておけばいい》 130 00:09:46,152 --> 00:09:50,657 (シフ)お母様 クズノハ先生は。 あちらに。 131 00:09:50,657 --> 00:09:54,160 こういう場所は お得意ではないみたいね。 132 00:09:54,160 --> 00:09:56,329 (ユーノ)う~ん 確かに。 133 00:09:56,329 --> 00:09:59,666 ドレスの感想を聞きたかったのに。 ねっ。 134 00:09:59,666 --> 00:10:02,001 それより あなたたち。 (2人)んっ? 135 00:10:02,001 --> 00:10:05,505 学園では 派手に過ごしていたみたいね。 136 00:10:05,505 --> 00:10:09,175 レンブラントの評判 あまりよくないわよ。 137 00:10:09,175 --> 00:10:13,346 うぅ…。 し… 調べたのですか? もちろん。 138 00:10:13,346 --> 00:10:16,182 最近はおとなしく しているみたいだけど➡ 139 00:10:16,182 --> 00:10:18,852 前は相当だったとか。 140 00:10:18,852 --> 00:10:23,523 その悪評 卒業までに覆しなさい。 141 00:10:23,523 --> 00:10:27,694 人は評価するより おとしめる ほうが好きなのですから➡ 142 00:10:27,694 --> 00:10:31,197 これは相当大変ですよ? 143 00:10:31,197 --> 00:10:35,034 死ぬ気で頑張りなさい。 よろしいこと? 144 00:10:35,034 --> 00:10:37,136 (シフ/ユーノ)はっ はい! 145 00:10:39,372 --> 00:10:44,544 今日はありがとう。 おかげで 娘の晴れ姿を堪能できたよ。 146 00:10:44,544 --> 00:10:46,713 二人はどうでした? 147 00:10:46,713 --> 00:10:50,383 クズノハ様の目を 楽しませることができましたか? 148 00:10:50,383 --> 00:10:52,552 《「とても おきれいでした。 149 00:10:52,552 --> 00:10:56,055 楽しむというより 驚いてしまいましたね」》 150 00:10:56,055 --> 00:10:59,559 ハッハハ 驚くほどの美しさとは➡ 151 00:10:59,559 --> 00:11:02,495 クズノハ殿は実に… んっ! んっ。 (足音) 152 00:11:02,495 --> 00:11:05,331 (イルムガンド)おい クズノハ。 153 00:11:05,331 --> 00:11:07,500 《「私は確かにクズノハだが➡ 154 00:11:07,500 --> 00:11:10,503 学生から呼び捨てにされる 覚えはない。 155 00:11:10,503 --> 00:11:13,339 何か用か」》 (イルムガンド)ふざけるな。 156 00:11:13,339 --> 00:11:16,676 俺を忘れたとは言わせないぞ! 157 00:11:16,676 --> 00:11:18,678 《えっ 誰だっけ…?》 158 00:11:18,678 --> 00:11:20,680 くっ… 貴様! 159 00:11:20,680 --> 00:11:23,683 《こっちのヒューマンは みんな美男美女だから➡ 160 00:11:23,683 --> 00:11:26,519 正直 区別がつきにくいんだよな~》 161 00:11:26,519 --> 00:11:30,023 《「まるで覚えてないが 一応謝っておく。 162 00:11:30,023 --> 00:11:32,525 すまなかったね」》 くっ…。 163 00:11:32,525 --> 00:11:35,528 《「見てのとおり 今は客人と一緒だ。 164 00:11:35,528 --> 00:11:38,131 文句は明日にでも聞こう」》 165 00:11:41,201 --> 00:11:44,370 クズノハ! 俺はお前を許さねえ。 166 00:11:44,370 --> 00:11:48,875 お前の講義を受けてるヤツら 闘技大会で潰してやる…! 167 00:11:51,044 --> 00:11:53,546 クズノハ様…。 168 00:11:53,546 --> 00:11:55,548 《「ご安心ください。 169 00:11:55,548 --> 00:12:00,153 大切な教え子に危害が及ぶような ことはさせませんので」》 170 00:12:00,153 --> 00:12:03,990 君がそう言うなら 心配はいらないだろうが…。 171 00:12:03,990 --> 00:12:08,995 《ホント ヒューマンって めんどくさいのが多いな…。 172 00:12:08,995 --> 00:12:11,998 で 結局誰だっけ?》 173 00:12:11,998 --> 00:12:16,836 (識)学生というと もしかしたら アレではありませんか? 174 00:12:16,836 --> 00:12:21,007 アレ? どれ? ヒント ゴテツ亭。 175 00:12:21,007 --> 00:12:24,510 あ~ アレね。 176 00:12:24,510 --> 00:12:28,348 その生徒については 明日にでも調べておきます。 177 00:12:28,348 --> 00:12:31,351 ジンたちに同行する 約束もありますので。 178 00:12:31,351 --> 00:12:34,187 闘技大会の抽選だっけ? 179 00:12:34,187 --> 00:12:37,390 僕も巴や澪と一緒にのぞくよ。 180 00:12:39,359 --> 00:12:42,195 (巴)よいか 恨みっこなしじゃぞ。 181 00:12:42,195 --> 00:12:44,197 (澪)望むところですわ。 182 00:12:44,197 --> 00:12:46,366 (ルト)せ~の。 183 00:12:46,366 --> 00:12:51,204 ん~ いや~ 本当にいいものだね。 184 00:12:51,204 --> 00:12:54,374 こんなふうに 好きな人と並んで歩くのは。 185 00:12:54,374 --> 00:12:58,044 変態的な言動は慎め マスター殿。 186 00:12:58,044 --> 00:13:01,314 え~ 至って真摯な気持ちなのに~。 187 00:13:01,314 --> 00:13:03,316 もっと離れんか! 188 00:13:03,316 --> 00:13:05,985 これはクジで得た正当な権利。 189 00:13:05,985 --> 00:13:08,821 譲る気も辞退する気もないね。 190 00:13:08,821 --> 00:13:13,159 それより ローレルの件だけど。 賢人文字とかってやつ? 191 00:13:13,159 --> 00:13:15,662 そっちでは 漢字っていうんだっけ? 192 00:13:15,662 --> 00:13:18,665 ああ。 僕の世界の言葉…。 193 00:13:18,665 --> 00:13:21,668 日本語も ある程度は伝わってるのか? 194 00:13:21,668 --> 00:13:26,172 少しは使われてるみたいだけど 結構 変化してるね。 195 00:13:26,172 --> 00:13:29,342 例えば 俗ラテン語みたいな感じで。 196 00:13:29,342 --> 00:13:31,844 は…? ん~…。 197 00:13:31,844 --> 00:13:34,347 口語ラテン語って言えばわかるかな? 198 00:13:34,347 --> 00:13:38,017 今はもう学者くらいしか 使わない言葉って感じ。 199 00:13:38,017 --> 00:13:44,524 え~と 僕が日本語で話したら 理解される可能性はあるのか? 200 00:13:44,524 --> 00:13:47,360 また考えるのを放棄したね~? 201 00:13:47,360 --> 00:13:50,530 疑問はきちんと考えて 自分なりにでも➡ 202 00:13:50,530 --> 00:13:54,701 答えを見つけておかないと いつか困るよ? ぐっ。 203 00:13:54,701 --> 00:13:57,203 懸念している日本語については➡ 204 00:13:57,203 --> 00:14:01,974 勇者にでも聞かれないかぎり 理解される心配はないね。 205 00:14:01,974 --> 00:14:04,811 若様! よかったらどうぞ! 206 00:14:04,811 --> 00:14:08,481 ありがとう。 澪のオススメは いつも大当たりだから➡ 207 00:14:08,481 --> 00:14:10,583 うれしいよ。 はい。 208 00:14:12,652 --> 00:14:14,987 うん 唐揚げみたいでおいしい! 209 00:14:14,987 --> 00:14:16,989 やりましたわ! 210 00:14:16,989 --> 00:14:20,493 そのカラアゲとやら 食卓に並べてみせます! 211 00:14:20,493 --> 00:14:23,663 期待してるよ。 あっ そのときさ。 212 00:14:23,663 --> 00:14:26,999 レモン塩か ゆずの香りを ですわね。 213 00:14:26,999 --> 00:14:29,502 うん よくわかったね。 214 00:14:29,502 --> 00:14:32,672 若 次はあの屋台の料理を…。 215 00:14:32,672 --> 00:14:37,577 はい そこまで~。 今日は二人とも 立場をわきまえてね~。 216 00:14:42,014 --> 00:14:44,016 識はどうしたのです。 217 00:14:44,016 --> 00:14:46,686 門で待っているはずでは なかったのですか。 218 00:14:46,686 --> 00:14:49,522 あとで せっかんじゃな。 219 00:14:49,522 --> 00:14:52,525 あ~ 大事な用を忘れてた。 220 00:14:52,525 --> 00:14:57,530 残念だけど 僕の指定席は お二人に譲ってあげるよ。 221 00:14:57,530 --> 00:15:00,633 ふぅ… やっと消えてくれましたわ。 222 00:15:00,633 --> 00:15:03,469 離れてくれてありがたいけど…。 223 00:15:03,469 --> 00:15:07,073 今のはどうも ウソくさいですな。 224 00:15:10,643 --> 00:15:14,480 ほっほ~ これが若の生徒ですか。 225 00:15:14,480 --> 00:15:17,150 (生徒たち)はじめまして よろしくお願いします! 226 00:15:17,150 --> 00:15:19,318 うむ よい挨拶じゃ。 227 00:15:19,318 --> 00:15:22,989 ワシは巴。 こっちは。 澪よ。 228 00:15:22,989 --> 00:15:25,491 父から お二人のうわさはかねがね。 229 00:15:25,491 --> 00:15:29,829 クズノハ先生を支える 二本柱だと聞いております。 230 00:15:29,829 --> 00:15:32,665 巴さんと同列なのはともかく➡ 231 00:15:32,665 --> 00:15:36,002 そこの男と 三本柱にしなかった辺り➡ 232 00:15:36,002 --> 00:15:38,004 よくわかっておいでですわ。 233 00:15:38,004 --> 00:15:40,506 えっ 先生 識さんは…。 234 00:15:40,506 --> 00:15:42,508 《「澪の言ったとおりだ。 235 00:15:42,508 --> 00:15:46,512 識も 戦闘能力では まだまだ二人に及ばない」》 236 00:15:46,512 --> 00:15:49,682 (イズモ)はあ…。 (ミスラ)あの識さんが…。 237 00:15:49,682 --> 00:15:53,853 (ダエナ)マジかよ。 (ジン)先はまだ長そうだな。 238 00:15:53,853 --> 00:15:58,357 ふむ。 若が目をかけるのも わかる気がするのう。 239 00:15:58,357 --> 00:16:00,626 皆 いい面構えをしておる。 240 00:16:00,626 --> 00:16:04,964 はぁ… 私には いまひとつ わかりかねます。 241 00:16:04,964 --> 00:16:08,467 まだ卵から出たばかりの ヒヨコではありませんか。 242 00:16:08,467 --> 00:16:10,636 《そりゃ澪からすれば➡ 243 00:16:10,636 --> 00:16:13,139 そんなものかも しれないけどさ…》 244 00:16:13,139 --> 00:16:15,808 やれやれ お前も少しは➡ 245 00:16:15,808 --> 00:16:18,811 教える喜びというものを 学ぶとよい。 246 00:16:18,811 --> 00:16:21,814 今後は若を 不快にさせるでないぞ? 247 00:16:21,814 --> 00:16:25,318 私が若様を不快にさせるわけが ないでしょう! 248 00:16:25,318 --> 00:16:27,987 今! まさに! させておろうが! 249 00:16:27,987 --> 00:16:31,490 《こんなとこで ケンカするな~!》 250 00:16:31,490 --> 00:16:33,659 《「ところで あっちは?」》 251 00:16:33,659 --> 00:16:36,495 まだ例の生徒は現れていません。 252 00:16:36,495 --> 00:16:40,666 彼らには だいたいの内容を 伝えております。 253 00:16:40,666 --> 00:16:43,503 調べてみたところ あの学生は➡ 254 00:16:43,503 --> 00:16:49,342 王家とも血縁のある リミアの大貴族 ホープレイズ家の次男でした。 255 00:16:49,342 --> 00:16:51,677 《「それはまた大物だな」》 256 00:16:51,677 --> 00:16:57,016 クズノハ先生って 面倒なヤツに 絡まれるの 結構得意だよな~。 257 00:16:57,016 --> 00:16:59,185 (6人)シーッ。 《「みんな➡ 258 00:16:59,185 --> 00:17:01,120 識から聞いたと思うが➡ 259 00:17:01,120 --> 00:17:05,291 試合では とある生徒からの 嫌がらせが予想される。 260 00:17:05,291 --> 00:17:09,128 その原因は私にあるらしいが…。 261 00:17:09,128 --> 00:17:11,464 あえて手助けはしない。 262 00:17:11,464 --> 00:17:15,134 妨害行為には 自分たちで対処するように」》 263 00:17:15,134 --> 00:17:18,137 わかっています。 はなからそのつもりです。 264 00:17:18,137 --> 00:17:20,973 フッ…。 《「よく言った。 265 00:17:20,973 --> 00:17:22,975 その意気込みを買って➡ 266 00:17:22,975 --> 00:17:26,145 試合では 制約を設けることにしよう」》 267 00:17:26,145 --> 00:17:29,315 は…? 制約…? 268 00:17:29,315 --> 00:17:31,317 フッ…。 269 00:17:31,317 --> 00:17:33,653 先生 本気なのか? 270 00:17:33,653 --> 00:17:36,656 ああ 冗談の目じゃなかった…。 271 00:17:36,656 --> 00:17:39,158 やっぱりあの人は恐ろしい…。 272 00:17:39,158 --> 00:17:41,327 ジンは何をするなって? 273 00:17:41,327 --> 00:17:43,829 二刀流を使うなってさ。 274 00:17:43,829 --> 00:17:48,334 私は弓。 術師部門なんだから 杖でやれって。 275 00:17:48,334 --> 00:17:50,836 俺は新しいスキル禁止。 276 00:17:50,836 --> 00:17:53,506 超強化 ツー アウト~。 277 00:17:53,506 --> 00:17:55,508 機動詠唱禁止…。 278 00:17:55,508 --> 00:17:58,511 武器を一種類に限定だって…。 279 00:17:58,511 --> 00:18:01,948 私は合成魔術の禁止です…。 280 00:18:01,948 --> 00:18:07,119 クズノハ様は 己に制約を課すことで より深く考え➡ 281 00:18:07,119 --> 00:18:11,624 力と技を一層磨く姿勢を持って ほしいとおっしゃっていました。 282 00:18:11,624 --> 00:18:15,461 例えば 一番の切り札を隠すとかですね。 283 00:18:15,461 --> 00:18:17,630 切り札を…。 284 00:18:17,630 --> 00:18:20,800 (識)そして全員が 課題をきちんとこなせたら➡ 285 00:18:20,800 --> 00:18:22,969 新しく生徒さんを迎え➡ 286 00:18:22,969 --> 00:18:26,639 君たちの講義を 次の段階に進めたいと。 287 00:18:26,639 --> 00:18:30,343 次の段階…! いい試合をしてくださいね。 288 00:18:32,311 --> 00:18:34,647 (ルト)怖い顔だねぇ リリ皇女。 289 00:18:34,647 --> 00:18:38,150 僕に用があると思ったんだけど 合ってた? 290 00:18:38,150 --> 00:18:42,321 ファルス殿… 冒険者ギルドのおさであるあなたが➡ 291 00:18:42,321 --> 00:18:46,158 どうして あのような商人に 関わっているのかしら? 292 00:18:46,158 --> 00:18:49,161 実は 最近のお気に入りでね。 293 00:18:49,161 --> 00:18:53,165 クズノハ商会は冒険者ギルドを後ろ盾に? 294 00:18:53,165 --> 00:18:58,337 まさか。 我々は どの国の どの勢力にも肩入れしない。 295 00:18:58,337 --> 00:19:03,776 そう。 ところで あの商会にいる巴とかいう女。 296 00:19:03,776 --> 00:19:07,613 我が国の勇者が 自分のモノにしたいと言ってるの。 297 00:19:07,613 --> 00:19:13,285 へぇ 巴を気に入るとは 帝国の勇者も おもしろい子だね。 298 00:19:13,285 --> 00:19:16,455 でも 手に入れる望みは絶たれた…。 299 00:19:16,455 --> 00:19:19,458 私の力で潰せるかしら? 300 00:19:19,458 --> 00:19:22,294 質問の答えは否だね。 301 00:19:22,294 --> 00:19:25,297 クズノハ商会を相手にするのは➡ 302 00:19:25,297 --> 00:19:28,467 魔族と 全面戦争するようなものだよ。 303 00:19:28,467 --> 00:19:30,636 彼は魔族にも つてを? 304 00:19:30,636 --> 00:19:32,638 ものの例えさ。 305 00:19:32,638 --> 00:19:35,641 そのくらいの脅威になるのは 確実だからね。 306 00:19:35,641 --> 00:19:41,313 クズノハ商会の戦力 やはり巴だけではなかったのね。 307 00:19:41,313 --> 00:19:45,818 もうじきだよね 君の戦争の幕開けは。 308 00:19:45,818 --> 00:19:48,320 こんな場所にいて大丈夫なの? 309 00:19:48,320 --> 00:19:51,657 問題ないわ。 それより…。 310 00:19:51,657 --> 00:19:54,326 あなたは事前に ソフィアのはん意や➡ 311 00:19:54,326 --> 00:19:57,663 魔族の指輪の情報を教えてくれた。 312 00:19:57,663 --> 00:20:00,166 なぜ私に力を貸したの? 313 00:20:02,168 --> 00:20:05,671 フッ… その答えは いずれわかるよ。 314 00:20:05,671 --> 00:20:08,007 君はとにかく 勇者と共に➡ 315 00:20:08,007 --> 00:20:11,343 君の理想とする世界を 目指せばいい。 316 00:20:11,343 --> 00:20:19,351 《今は眼前の目標… ステラ砦の奪還に注力しろと…。 317 00:20:19,351 --> 00:20:23,022 闘技大会で めぼしい逸材が 見つからなければ➡ 318 00:20:23,022 --> 00:20:25,124 帝国へ戻るべきね…》 319 00:20:27,359 --> 00:20:30,196 < げに恐ろしきは貴族なり。 320 00:20:30,196 --> 00:20:35,201 わずか一晩たたぬうち 妨害工作 雨あられ。 321 00:20:35,201 --> 00:20:40,706 すべて未然に防げたが いまだ災厄 やむことはなし> 322 00:20:40,706 --> 00:20:43,375 《「商人ギルドが ですか」》 323 00:20:43,375 --> 00:20:46,879 至急 君が出向くようにと 連絡があった。 324 00:20:46,879 --> 00:20:50,549 幸い ギルドの代表とは旧知の仲だ。 325 00:20:50,549 --> 00:20:53,152 とりあえず 私が行ってくるよ。 326 00:20:55,554 --> 00:21:01,827 《今日は シフとユーノの試合なのに… すみません レンブラントさん》 327 00:21:01,827 --> 00:21:04,830 ふぅ…。 328 00:21:04,830 --> 00:21:07,166 ⚟いよいよだな。 ⚟今年の注目選手は? 329 00:21:07,166 --> 00:21:09,168 ⚟覇者はスカウトされるだろうな。 330 00:21:09,168 --> 00:21:12,004 《はぁ… ここまでやるのか。 331 00:21:12,004 --> 00:21:17,343 戦士部門では1回戦で ダエナ対ユーノ ジン対ミスラ。 332 00:21:17,343 --> 00:21:20,846 術師部門は1回戦で アベリア対シフ。 333 00:21:20,846 --> 00:21:24,350 勝者が シードのイズモとぶつかるなんて…》 334 00:21:24,350 --> 00:21:29,855 つまり若の生徒同士の対戦ですな。 これは楽しみ。 335 00:21:29,855 --> 00:21:33,359 おやつをたくさん買っておいて 正解でしたわ。 336 00:21:33,359 --> 00:21:36,529 《対戦相手まで操作するとか➡ 337 00:21:36,529 --> 00:21:40,366 ホープレイズ家は思った以上に 権力を持ってるみたいだ。 338 00:21:40,366 --> 00:21:46,038 そして 学園自体も公明正大な 場所ではないってわけか…。 339 00:21:46,038 --> 00:21:48,207 ああいう人たちと関わるたび➡ 340 00:21:48,207 --> 00:21:52,378 僕はウソをついたり ごまかしたりしてきた。 341 00:21:52,378 --> 00:21:56,048 そのツケが回ってきたのかな…。 342 00:21:56,048 --> 00:21:58,551 これじゃあ終わりがない。 343 00:21:58,551 --> 00:22:00,986 そろそろ限界かも》 344 00:22:00,986 --> 00:22:06,492 それではこれより ロッツガルド学園 闘技大会の開幕となります! 345 00:22:06,492 --> 00:22:12,998 (拍手と歓声)