1 00:00:34,001 --> 00:00:38,171 (ユーリガ)なかなか粘るが そろそろ終わりだ! (ウルザ)ノーム! 2 00:00:38,171 --> 00:00:40,340 無駄だ! (ウルザ)リーゼ! 3 00:00:40,340 --> 00:00:42,509 (リーゼ)うん! ハァッ! 4 00:00:42,509 --> 00:00:44,611 精霊ごと突き破ってくれる! 5 00:00:47,848 --> 00:00:49,850 なっ…! なっ…!? 6 00:00:49,850 --> 00:00:51,852 もういっちょ! 7 00:00:54,187 --> 00:00:58,358 ぐっ! がはっ…! 8 00:00:58,358 --> 00:01:02,663 《ノームは盾ではなく 視界を遮るために…》 9 00:01:04,865 --> 00:01:06,867 この~っ! 10 00:01:06,867 --> 00:01:11,038 はあぁ~っ! 11 00:01:11,038 --> 00:01:13,140 (リーゼ)ぐっ! 12 00:01:23,550 --> 00:01:26,353 あっ… あっ…。 13 00:01:28,722 --> 00:01:31,625 はぁ…。 (シルドニア)ほ~お。 14 00:01:34,661 --> 00:01:37,164 ガハッ! ゴフッ! 15 00:01:39,166 --> 00:01:41,168 よし! 16 00:01:45,839 --> 00:01:48,342 うっ…。 17 00:01:50,510 --> 00:01:52,512 あっ! 18 00:01:54,681 --> 00:01:56,683 でや~っ! ぐっ! 19 00:01:56,683 --> 00:01:58,685 フッ! ゴフッ! 20 00:02:01,355 --> 00:02:03,357 ウルザ やっちゃって! 21 00:02:05,359 --> 00:02:07,361 (ウルザ)サラマンダー! 22 00:02:09,696 --> 00:02:11,698 あっ! 23 00:02:16,703 --> 00:02:19,706 ハァ…。 サラマンダー こん身の炎だ。 24 00:02:19,706 --> 00:02:24,611 いくら魔族でも無事では済むまい。 フッ。 25 00:02:27,381 --> 00:02:29,383 (ハイタッチの音) 26 00:02:29,383 --> 00:02:32,319 やったね! 特訓の成果だな。 27 00:02:32,319 --> 00:02:37,024 お前たちも よくやってくれた。 ありがとう。 28 00:02:40,327 --> 00:02:44,665 (セラン)結構 あっさり勝っちまったな。 29 00:02:44,665 --> 00:02:48,368 いや どうかのう…。 30 00:02:54,841 --> 00:02:56,843 あっ! ウソ…!? 31 00:03:00,180 --> 00:03:03,684 くっ…! 来るぞ! 32 00:04:47,320 --> 00:04:49,322 お前…。 えっ…。 33 00:04:49,322 --> 00:04:51,491 さっき私の突きをかわしたな。 34 00:04:51,491 --> 00:04:54,828 ああ そういえば…。 35 00:04:54,828 --> 00:04:58,665 私のほうがスピードは上のはずだ! なぜ かわせた! 36 00:04:58,665 --> 00:05:04,004 なぜって… ワンパターンだから? 37 00:05:04,004 --> 00:05:06,006 ワンパターン? 38 00:05:06,006 --> 00:05:09,009 っていうか あなた動きがかたいのよね。 39 00:05:09,009 --> 00:05:11,011 素直すぎるっていうか…。 40 00:05:11,011 --> 00:05:13,013 この前 手を抜いていたときのほうが➨ 41 00:05:13,013 --> 00:05:15,182 まだ いい動きをしていたぞ。 42 00:05:15,182 --> 00:05:17,184 なんだと…!? 43 00:05:17,184 --> 00:05:21,688 もしかして 命の懸かった戦いって これが初めてなんじゃない? 44 00:05:21,688 --> 00:05:24,191 そうでしょ? えっ! 45 00:05:24,191 --> 00:05:27,194 要するに経験不足だな。 46 00:05:27,194 --> 00:05:31,698 予想外のことをされると 動揺して反応が悪くなる。 47 00:05:31,698 --> 00:05:33,800 (リーゼ)性格が真面目すぎるとか➨ 48 00:05:33,800 --> 00:05:36,303 堅物だとか 言われたことあるでしょ? 49 00:05:36,303 --> 00:05:38,972 (ウルザ)戦い方には 性格が出るからな。 50 00:05:38,972 --> 00:05:41,141 そういうヤツは読みやすい。 51 00:05:41,141 --> 00:05:43,310 むぅ…。 52 00:05:43,310 --> 00:05:46,980 《まぁ それも…》 《こちらの作戦が➨ 53 00:05:46,980 --> 00:05:49,282 うまくいったから 言えるのだが…》 54 00:05:52,652 --> 00:05:56,656 なるほど お前たちの言うとおりだ。 55 00:05:56,656 --> 00:06:01,561 じゃあ 続きといこうか。 ええ ここからが本番よ。 56 00:06:04,164 --> 00:06:08,001 いや 私の負けだ。 57 00:06:08,001 --> 00:06:10,670 (2人)え…? 降参した? 58 00:06:10,670 --> 00:06:12,672 信じられんのぅ。 59 00:06:12,672 --> 00:06:16,009 この間は 私が油断していただけ。 60 00:06:16,009 --> 00:06:20,847 本気で戦えば負けるはずもない そう思っていた。 61 00:06:20,847 --> 00:06:24,851 だが 違ったようだ。 62 00:06:24,851 --> 00:06:30,523 勘違いするな。 負けること 死ぬことが怖いのではない。 63 00:06:30,523 --> 00:06:35,629 人族に降参するなど はらわたが煮えくり返る思いだ。 64 00:06:35,629 --> 00:06:40,634 だが魔王様から 必ず 生きて帰還せよと命じられている。 65 00:06:40,634 --> 00:06:46,139 負ける可能性がある以上 戦うことはできない。 66 00:06:46,139 --> 00:06:50,810 今は聖剣を諦めるとしよう。 67 00:06:50,810 --> 00:06:54,981 (リーゼ)そ… そういうことなら。 (ウルザ)しかたないな。 68 00:06:54,981 --> 00:07:00,487 (ユーリガ)それで? 降参した場合 私はどうすればいいのだ? 69 00:07:00,487 --> 00:07:04,324 どうって… どうしよう? 70 00:07:04,324 --> 00:07:06,826 わ… 私に聞かれても…。 71 00:07:06,826 --> 00:07:10,163 降参したんだし 帰ってもらっていいんじゃない? 72 00:07:10,163 --> 00:07:14,334 おいおい! 魔族を 放置するわけにもいかないだろ! 73 00:07:14,334 --> 00:07:16,670 え~ そんなこと言ったって…。 74 00:07:16,670 --> 00:07:19,673 そりゃ セランなら 命乞いしている相手でも➨ 75 00:07:19,673 --> 00:07:21,841 笑って 斬り捨てられるでしょうけど…。 76 00:07:21,841 --> 00:07:23,843 (セラン)笑ってはやらねえよ! 77 00:07:23,843 --> 00:07:26,012 アタシはそこまで 人間捨てられないし。 78 00:07:26,012 --> 00:07:28,014 捨ててもねえ! 79 00:07:28,014 --> 00:07:32,619 そうだ たしかカイルは 情報が欲しいんじゃなかったか? 80 00:07:32,619 --> 00:07:34,621 情報か…。 81 00:07:34,621 --> 00:07:38,825 (ウルザ)人族領に潜入した 魔族について知りたがっていた。 82 00:07:40,961 --> 00:07:43,964 魔王様に命じられて 潜入しているのは➨ 83 00:07:43,964 --> 00:07:45,966 私たち2人だけだ。 84 00:07:45,966 --> 00:07:47,967 えっ そうなの? 85 00:07:47,967 --> 00:07:50,804 (ユーリガ)独断で侵入している者も いるかもしれないが➨ 86 00:07:50,804 --> 00:07:53,306 そこまでは把握していない。 87 00:07:53,306 --> 00:07:55,642 まぁ そうだろうな…。 88 00:07:55,642 --> 00:07:58,144 あとはなんだ? う~ん➨ 89 00:07:58,144 --> 00:08:01,981 その辺はカイルに聞いてみないと…。 そうか。 90 00:08:01,981 --> 00:08:06,152 お前たちが男なら 一度くらい 抱かれてもよかったんだが。 91 00:08:06,152 --> 00:08:08,488 ぶっ…! だっ 抱かれ…。 92 00:08:08,488 --> 00:08:10,490 代わりを立ててもいいぞ。 93 00:08:10,490 --> 00:08:12,826 なんなら そのカイルという男にでも…。 94 00:08:12,826 --> 00:08:14,995 そっ それはダメ~ッ! 95 00:08:14,995 --> 00:08:17,330 そんな気遣い必要ないから! 96 00:08:17,330 --> 00:08:20,166 もう十分だ! お帰りいただこう! 97 00:08:20,166 --> 00:08:26,005 そうか。 では帰らせてもらう。 98 00:08:26,005 --> 00:08:30,110 はぁ… まんまと 言いくるめられやがって…。 99 00:08:33,113 --> 00:08:37,617 (ユーリガ)そういえば… まだ名前を聞いていなかったな。 100 00:08:40,787 --> 00:08:43,123 リーゼよ。 101 00:08:43,123 --> 00:08:45,458 ウルザだ。 102 00:08:45,458 --> 00:08:49,963 そうか。 私の名はユーリガ。 103 00:08:49,963 --> 00:08:52,766 よければ覚えておいてくれ。 104 00:08:57,303 --> 00:09:02,142 (リーゼ)魔族って 結構 礼儀正しいのね…。 105 00:09:02,142 --> 00:09:05,645 降参したうえ 人族に名を名乗るとは…。 106 00:09:05,645 --> 00:09:09,349 わらわの時代では 考えられんのぅ…。 んっ? 107 00:09:13,319 --> 00:09:16,322 (セラン)ちょっと失礼! (足音) 108 00:09:16,322 --> 00:09:18,825 試し斬りさせてくれよ! 109 00:09:18,825 --> 00:09:21,027 うっ! 110 00:09:26,833 --> 00:09:29,502 (ガニアス)戦う前に聞いておきたい。 111 00:09:29,502 --> 00:09:34,107 私のツノはどこにあるのかね? (カイル)ちゃんと持っている。 112 00:09:34,107 --> 00:09:37,610 俺を倒せたら死体から持っていけ。 113 00:09:37,610 --> 00:09:44,117 それなら安心だ。 では 始めようか。 114 00:09:44,117 --> 00:09:47,620 《カイル:コイツは遠距離攻撃が得意だ。 115 00:09:47,620 --> 00:09:51,124 どうにか接近戦に持ち込んで…》 116 00:09:51,124 --> 00:09:53,460 ストレングス! 117 00:09:53,460 --> 00:09:55,795 ヘイスト! 118 00:09:55,795 --> 00:09:57,797 《一気に決める!》 119 00:09:59,966 --> 00:10:01,968 《あっ!? よけない!?》 120 00:10:04,304 --> 00:10:07,974 あっ!? なにっ…! 121 00:10:07,974 --> 00:10:11,144 この距離なら 避けられまい。 122 00:10:11,144 --> 00:10:13,646 ぐっ!? 123 00:10:17,984 --> 00:10:19,986 ガハッ…! 124 00:10:19,986 --> 00:10:21,988 ハァッ ハァッ ハァッ…。 直撃は避けたか。 125 00:10:21,988 --> 00:10:24,991 それでも ろっ骨の2~3本は 折れただろう。 126 00:10:27,994 --> 00:10:34,167 これは戒めだよ。 人間ごときに 不覚を取った自分へのね。 127 00:10:34,167 --> 00:10:37,504 《コイツ 3日前とは違う…。 128 00:10:37,504 --> 00:10:40,673 これが 本来の実力か…!》 129 00:10:40,673 --> 00:10:43,843 顔つきが変わったな。 130 00:10:43,843 --> 00:10:46,679 300年前の人族との大戦では➨ 131 00:10:46,679 --> 00:10:50,583 そんな顔したヤツを 何人も殺してきたよ! 132 00:10:53,853 --> 00:10:56,656 ぐあっ! ハッ! 133 00:11:00,527 --> 00:11:04,030 ハハッ いつまで逃げられるかな!? 134 00:11:04,030 --> 00:11:06,699 《どうにか 距離を詰めなければ…!》 135 00:11:06,699 --> 00:11:10,904 特攻か おもしろい。 136 00:11:12,872 --> 00:11:18,044 ぐっ! おぉ~っ! 137 00:11:18,044 --> 00:11:21,548 無駄 無駄! ぐっ!? 138 00:11:21,548 --> 00:11:24,651 ぐあっ! ああ…。 139 00:11:27,220 --> 00:11:32,825 ぶざまな悪あがきも それくらいにしてもらおうか。 140 00:11:32,825 --> 00:11:36,496 動くな! ツノを砕かれたいのか? 141 00:11:36,496 --> 00:11:38,498 貴様…! 142 00:11:38,498 --> 00:11:40,833 妙なまねをするなよ。 143 00:11:40,833 --> 00:11:44,504 粉々になれば 二度と元には戻らないぞ。 144 00:11:44,504 --> 00:11:47,674 確かにツノは大事だが…。 145 00:11:47,674 --> 00:11:50,843 私の命まで奪えると思うなよ! 146 00:11:50,843 --> 00:11:54,047 まぁ そうだろうな。 147 00:11:56,182 --> 00:11:58,184 あっ! 148 00:11:58,184 --> 00:12:00,853 おぉ~っ! 149 00:12:00,853 --> 00:12:02,855 うぅ! 150 00:12:09,862 --> 00:12:12,865 ハハハ… それで終わりか? 151 00:12:12,865 --> 00:12:17,203 いや それはどうかな? 152 00:12:17,203 --> 00:12:19,205 あっ! 153 00:12:25,378 --> 00:12:27,380 あっ!? 154 00:12:31,551 --> 00:12:33,653 フッ! 155 00:12:36,489 --> 00:12:40,159 グアッ…! 156 00:12:40,159 --> 00:12:43,162 (ガニアス)これが貴様の奥の手か? 157 00:12:43,162 --> 00:12:46,100 最後まで諦めない点は 評価してやる。 158 00:12:46,100 --> 00:12:49,502 だが もはやこれまでだ。 159 00:12:52,005 --> 00:12:54,841 その したたかさは大したものだ。 160 00:12:54,841 --> 00:13:00,680 だが 人族と魔族には 超えられない力の差がある。 161 00:13:00,680 --> 00:13:03,349 それをかみしめて死んでいけ。 162 00:13:03,349 --> 00:13:06,352 よく知ってるさ…。 あっ? 163 00:13:06,352 --> 00:13:12,692 (カイル)魔族の恐ろしさも その力も 嫌というほど知っている。 164 00:13:12,692 --> 00:13:16,029 だから お前らを倒すためなら➨ 165 00:13:16,029 --> 00:13:18,631 どんな手だって使う! うっ!? 166 00:13:23,369 --> 00:13:27,206 見苦しいね。 今更こんなもので…。 167 00:13:27,206 --> 00:13:30,710 んっ? なんだこれは!? 168 00:13:30,710 --> 00:13:34,814 (カイル)天才魔技師特製の 強力な接着剤だ。 169 00:13:34,814 --> 00:13:37,650 くっついたら 二度と離れないらしい。 170 00:13:37,650 --> 00:13:40,553 もう一つ いいものを見せてやろう。 171 00:13:43,156 --> 00:13:45,324 フッ! 172 00:13:45,324 --> 00:13:47,627 グハッ。 173 00:13:49,662 --> 00:13:52,832 ギャア~ッ! 174 00:13:52,832 --> 00:13:57,337 ドワーフの鍛えた鎖だ。 よく似合っているぞ。 175 00:13:57,337 --> 00:14:01,341 ぐぅぅ… こんなもの…! 176 00:14:01,341 --> 00:14:03,509 無駄だ。 177 00:14:03,509 --> 00:14:06,846 マグマの熱にも耐えうる特別製でね。 178 00:14:06,846 --> 00:14:10,016 まさか…。 ミスリルだ。 179 00:14:10,016 --> 00:14:13,519 ミスリルの鎖だと? ああ。 180 00:14:13,519 --> 00:14:16,322 お前用に わざわざ用意したんだぞ。 181 00:14:19,192 --> 00:14:21,361 うっ…。 さて。 182 00:14:21,361 --> 00:14:26,666 約束どおり いろいろと しゃべってもらおうか! 183 00:14:36,642 --> 00:14:39,479 何を話せというのだ。 184 00:14:39,479 --> 00:14:44,150 まず 今の魔王が 人族との争いを望んでいない➨ 185 00:14:44,150 --> 00:14:46,319 というのは本当なのか? 186 00:14:46,319 --> 00:14:52,658 (ガニアス)ああ…。 ルイーザ様は先代魔王の娘だ。 187 00:14:52,658 --> 00:14:55,495 かねてより 人族との関わりがあり➨ 188 00:14:55,495 --> 00:14:59,832 聖剣を求めたのも それが理由らしい。 189 00:14:59,832 --> 00:15:03,336 (カイル)人族は 魔族にとっての宿敵だろう。 190 00:15:03,336 --> 00:15:07,173 よく他の魔族たちから 不満の声が上がらないな? 191 00:15:07,173 --> 00:15:09,842 もちろん 上がってはいるさ。 192 00:15:09,842 --> 00:15:14,347 私たちの偵察も 好戦派の要望におされてのものだ。 193 00:15:14,347 --> 00:15:18,518 ルイーザ様自身は乗り気でない。 194 00:15:18,518 --> 00:15:22,355 魔族にも いろいろと 派閥があるというわけか…。 195 00:15:22,355 --> 00:15:25,191 だったらその好戦派が 今の魔王に➨ 196 00:15:25,191 --> 00:15:28,027 取って代わろうとする動きが あるんじゃないのか? 197 00:15:28,027 --> 00:15:31,030 ルイーザ様の力は計り知れん…。 198 00:15:31,030 --> 00:15:34,967 単に魔王の座を奪おうなど できるはずもない。 199 00:15:34,967 --> 00:15:39,806 次の質問は 俺が最も聞きたいことだ。 200 00:15:39,806 --> 00:15:44,143 よく考えて答えろ。 うっ…! 201 00:15:44,143 --> 00:15:46,646 黒い翼の生えた➨ 202 00:15:46,646 --> 00:15:50,483 ツノなしの次期魔王候補に 心当たりはあるか? 203 00:15:50,483 --> 00:15:52,485 ツノなし…? 204 00:15:52,485 --> 00:15:57,323 心当たりがあるはずだ! うっ…! 205 00:15:57,323 --> 00:16:00,493 (ガニアス)そんなヤツが いるわけなかろう。 206 00:16:00,493 --> 00:16:03,830 (カイル)なに? ツノは魔族の誇りだ。 207 00:16:03,830 --> 00:16:06,999 ツノなしなど 絶対 魔王にはなれない! 208 00:16:06,999 --> 00:16:10,837 それに 黒い翼で 次の魔王に なれそうな実力者など➨ 209 00:16:10,837 --> 00:16:15,341 聞いたこともない。 ふむ…。 210 00:16:15,341 --> 00:16:20,680 そうか。 お前はまだ 次の魔王に 出会ってないようだな。 211 00:16:20,680 --> 00:16:24,183 どういうことだ…? 212 00:16:24,183 --> 00:16:29,021 かなり苦労したが 無駄骨だったようだ。 213 00:16:29,021 --> 00:16:34,627 まっ 待て! ルイーザ様なら 何か知っているかもしれない! 214 00:16:34,627 --> 00:16:38,464 ルイーザ様との面会については 私が取り計らう。 215 00:16:38,464 --> 00:16:42,802 人族が魔王に会うなど 本来なら考えられない! 216 00:16:42,802 --> 00:16:46,806 悪い話ではないはずだ! 217 00:16:46,806 --> 00:16:50,476 わかった。 妙なまねはするなよ。 218 00:16:50,476 --> 00:16:52,979 ああ もちろんだ…。 219 00:16:52,979 --> 00:16:57,583 《バカな男だ。 勝利をみすみす手放すとは》 220 00:17:02,989 --> 00:17:04,991 《殺れ》 221 00:17:10,329 --> 00:17:13,499 なっ…。 視線を向けすぎだ。 222 00:17:13,499 --> 00:17:17,336 あっ!? 振り返らなくても位置がわかる。 223 00:17:17,336 --> 00:17:22,842 残念だな。 約束どおり 魔王のもとに案内すれば➨ 224 00:17:22,842 --> 00:17:26,012 もう少し生きられたのに。 225 00:17:26,012 --> 00:17:29,682 大使館での大量虐殺は ソイツの仕業か。 226 00:17:29,682 --> 00:17:33,452 お前が作り出した 不可視の魔法生命体で➨ 227 00:17:33,452 --> 00:17:36,289 同時に数体の操作が可能。 228 00:17:36,289 --> 00:17:39,292 インビジブルアサシン だっけ? 229 00:17:39,292 --> 00:17:44,130 あっ! な… なぜ 私の奥の手を知っている? 230 00:17:44,130 --> 00:17:48,134 お前を見たとき すぐに ピンときたよ。 231 00:17:48,134 --> 00:17:50,803 ⸨協力者の要請だったのでね。 232 00:17:50,803 --> 00:17:54,140 むげにはできなかったのだよ。 《アイツ…!》⸩ 233 00:17:54,140 --> 00:17:56,976 お前は知らないだろうが➨ 234 00:17:56,976 --> 00:18:00,479 俺は お前に 会ったことがあるんだよ…。 235 00:18:00,479 --> 00:18:03,149 ガニアス。 あっ!? 236 00:18:03,149 --> 00:18:05,651 ど… どうして私の名を? 237 00:18:05,651 --> 00:18:07,987 会ったことがあるだと…。 238 00:18:07,987 --> 00:18:13,159 ずっと感じていた違和感の正体が やっとわかった。 239 00:18:13,159 --> 00:18:18,164 大侵攻のとき 俺が お前らに抱いていた➨ 240 00:18:18,164 --> 00:18:20,333 えたいの知れない恐怖…。 241 00:18:20,333 --> 00:18:24,170 魔王に対する 異常なまでの忠誠心を➨ 242 00:18:24,170 --> 00:18:27,573 今のお前からは感じない。 243 00:18:30,009 --> 00:18:34,447 (カイル)今も お前らは強いが… 怖くないんだよ。 244 00:18:34,447 --> 00:18:38,951 何を言っている… お前はいったい誰なんだ!? 245 00:18:38,951 --> 00:18:41,787 もう お前に用はない。 246 00:18:41,787 --> 00:18:44,590 まっ… て。 247 00:18:47,126 --> 00:18:50,329 さよなら ガニアス。 248 00:18:53,299 --> 00:18:57,803 ギャアァ~…! 249 00:18:57,803 --> 00:19:01,640 (カイル)お前には かつて仲間を 何人も殺されたが…。 250 00:19:01,640 --> 00:19:04,643 同時に感謝もしてるんだぜ。 251 00:19:04,643 --> 00:19:08,314 魔王城の場所を教えてくれたのは お前だからな。 252 00:19:08,314 --> 00:19:10,316 (うめき声) 253 00:19:10,316 --> 00:19:12,485 (カイル)ただ➨ 254 00:19:12,485 --> 00:19:17,657 魔王本人に関することだけは 吐かなかった。 255 00:19:17,657 --> 00:19:25,164 おのれぇ… よくもぉ…! 256 00:19:25,164 --> 00:19:29,668 (カイル)お前の情報がなければ 最後の特攻は成功しなかった。 257 00:19:29,668 --> 00:19:34,106 礼代わりにと言ってはなんだが いいことを教えてやろう。 258 00:19:34,106 --> 00:19:36,776 ミスリルを完全に溶かすには➨ 259 00:19:36,776 --> 00:19:41,113 溶岩の熱をもってしても 丸一日かかるそうだ。 260 00:19:41,113 --> 00:19:45,451 その鎖は半日沈めていたから…。 261 00:19:45,451 --> 00:19:50,623 よかったな。 半日耐えれば 助かる可能性があるぞ。 262 00:19:50,623 --> 00:19:57,129 ゆ… 許さんぞぉ… 絶対に… 許さ…。 263 00:20:06,305 --> 00:20:10,810 断末魔は 前と大して変わらないか。 264 00:21:47,006 --> 00:21:49,008 うっ! (斬り捨てる音) 265 00:21:51,010 --> 00:21:53,012 あっ? 266 00:21:55,014 --> 00:21:59,685 あっ これは…。 267 00:21:59,685 --> 00:22:04,356 なんだか知らねえけど お前のこと狙ってたぜ。 268 00:22:04,356 --> 00:22:06,358 うげぇ…。 269 00:22:06,358 --> 00:22:08,861 おそらくは私を狙った罠だ。 270 00:22:08,861 --> 00:22:12,531 ここを通ったら襲いかかるよう 命令されていたのだろう。 271 00:22:12,531 --> 00:22:15,201 (ウルザ)セラン 何をやっている! 272 00:22:15,201 --> 00:22:18,370 まさか 油断してる隙に 斬りかかったとか? 273 00:22:18,370 --> 00:22:22,541 あ~ 違う違う。 コイツを助けたんだよ。 274 00:22:22,541 --> 00:22:26,045 へ…? 助けた…? 275 00:22:26,045 --> 00:22:30,216 (シルドニア)ほう たちの悪い魔法生命体じゃなぁ。 276 00:22:30,216 --> 00:22:34,987 ほぉ。 これを あの男魔族に 差し向けられたのか? 277 00:22:34,987 --> 00:22:41,160 ああ 人族にツノを折られるなど 魔族にとって最大の恥辱だからな。 278 00:22:41,160 --> 00:22:46,498 私が魔王様に報告する前に 口封じするつもりだったのだろう。 279 00:22:46,498 --> 00:22:49,001 確かに アイツならやりそうだ。 280 00:22:49,001 --> 00:22:51,503 見るからに 性格悪そうだったもんね。 281 00:22:51,503 --> 00:22:54,340 けど セランは見かけによらず…。 282 00:22:54,340 --> 00:22:57,676 少しは いいところがあるってか? 283 00:22:57,676 --> 00:23:01,013 よせよ てれるじゃねえか! ハハハ! 284 00:23:01,013 --> 00:23:04,016 《言えねぇ…。 本当は斬ろうとしたけど➨ 285 00:23:04,016 --> 00:23:09,688 妙な気配を感じて 思わず 目標を変えちまっただけ なんて》 286 00:23:09,688 --> 00:23:12,691 お前には借りができたな。 287 00:23:12,691 --> 00:23:16,528 じゃあさ! さっき言ってた 「抱かれてもいい」ってやつ➨ 288 00:23:16,528 --> 00:23:20,699 ぜひ俺にも うぉ~…。 289 00:23:20,699 --> 00:23:23,202 まったく…。 290 00:23:23,202 --> 00:23:25,204 フッ。 291 00:23:25,204 --> 00:23:27,539 (ユーリガ)もう会うことも ないだろうが…。 292 00:23:27,539 --> 00:23:30,342 お前たちのことは覚えておく。 293 00:23:37,316 --> 00:23:41,987 (リーゼ)ふぅ…。 それにしても強かったね。 294 00:23:41,987 --> 00:23:45,324 ああ また手合わせしたいな。 295 00:23:45,324 --> 00:23:50,996 でも もしまた戦うとしたら 次は相当しんどい勝負になりそう。 296 00:23:50,996 --> 00:23:56,669 そうだな。 初めての実戦と敗北で 一皮むけたユーリガは➨ 297 00:23:56,669 --> 00:24:01,006 より強大な敵として 私たちの前に立ちはだかるだろう。 298 00:24:01,006 --> 00:24:03,008 フフフフ…。 299 00:24:03,008 --> 00:24:08,347 《カイルに絶対生きて帰すなって 言われたけど…》 300 00:24:08,347 --> 00:24:10,349 ねぇ次はさ 2人の…。 301 00:24:10,349 --> 00:24:13,552 (セラン)まぁ いっか…。