1 00:00:07,049 --> 00:00:09,760 西暦2199年 2 00:00:09,885 --> 00:00:14,014 地球はガミラスとの戦いに敗れ 滅びゆこうとしていた 3 00:00:14,765 --> 00:00:17,142 人類滅亡まで あと1年 4 00:00:17,476 --> 00:00:20,050 宇宙戦艦ヤマトは希望を求め 5 00:00:20,150 --> 00:00:24,858 16万8000光年のかなた イスカンダルへ向け旅立った 6 00:00:25,067 --> 00:00:29,144 ヤマトは途中 ガミラス冥王星 前線基地を撃破 7 00:00:29,244 --> 00:00:34,701 太陽系を離れ ついに外宇宙へと 船を進めていた 8 00:00:36,537 --> 00:00:45,078 宇宙戦艦ヤマト 9 00:01:02,806 --> 00:01:10,153 さらば地球よ 旅立つ船は 10 00:01:10,279 --> 00:01:18,867 宇宙戦艦ヤマト 11 00:01:20,080 --> 00:01:23,584 宇宙の彼方 イスカンダルへ 12 00:01:23,709 --> 00:01:28,463 運命背負い 今とび立つ 13 00:01:28,589 --> 00:01:35,929 必ずここへ 帰って来ると 14 00:01:36,054 --> 00:01:44,115 手をふる人に 笑顔で答え 15 00:01:45,647 --> 00:01:49,116 銀河をはなれ イスカンダルへ 16 00:01:49,216 --> 00:01:52,590 はるばるのぞむ 17 00:01:53,030 --> 00:01:57,201 宇宙戦艦ヤマト 18 00:02:11,006 --> 00:02:13,258 今日の ヤマトラジオ文学館は 19 00:02:13,425 --> 00:02:16,428 ラジオネーム シロシンタさんの リクエストで 20 00:02:16,678 --> 00:02:18,744 21世紀末の名作 21 00:02:19,348 --> 00:02:21,475 “観測員9号の心”です 22 00:02:24,811 --> 00:02:27,523 まだ火星に 町がなかった頃 23 00:02:27,856 --> 00:02:29,691 シレーヌス海のほとりに 24 00:02:29,816 --> 00:02:32,694 ぽつんと恒点観測所が建っていました 25 00:02:34,321 --> 00:02:35,989 訪れる人もなく 26 00:02:36,365 --> 00:02:39,159 忘れられたかのようにたたずむその塔に 27 00:02:39,618 --> 00:02:41,870 若い観測所員が1人 28 00:02:42,329 --> 00:02:45,457 まるで 灯台守のように暮らしていました 29 00:02:46,625 --> 00:02:48,293 彼には名もなく 30 00:02:48,544 --> 00:02:51,129 ただ9号という数字だけが 31 00:02:51,171 --> 00:02:52,589 身の証 32 00:03:00,597 --> 00:03:04,351 ガミロイドAからBへ 視覚センサー移植 33 00:03:11,692 --> 00:03:13,193 うまくいった 34 00:03:15,779 --> 00:03:18,532 エンケラドゥスで捕獲した ガミロイド兵ですが 35 00:03:18,824 --> 00:03:21,869 3体とも オーソドックスなAIを備えた 36 00:03:21,994 --> 00:03:23,328 オートマタでした 37 00:03:23,453 --> 00:03:24,621 オートマタ? 38 00:03:24,746 --> 00:03:26,498 自動人形ってことね 39 00:03:26,665 --> 00:03:30,002 単純なプログラムの 膨大な多重処理によって 40 00:03:30,210 --> 00:03:33,505 人間と同じような 複雑な行動を 可能にしている 41 00:03:34,214 --> 00:03:36,967 これは 我々が使う人工知能と 42 00:03:37,092 --> 00:03:39,386 基本的なアーキテクチャが同じだ 43 00:03:40,012 --> 00:03:42,973 ガミラスが我々と同じ数学を持ち 44 00:03:43,098 --> 00:03:45,184 同じ物理学を理解する 45 00:03:45,309 --> 00:03:48,562 コミュニケーション可能な 文明を持つ事がはっきりしたわ 46 00:03:49,271 --> 00:03:51,815 宇宙で異文明と遭遇した時 47 00:03:51,940 --> 00:03:54,276 この事は重要な意味を持つ 48 00:03:54,693 --> 00:03:57,362 特に… 戦争になった時にはな 49 00:03:57,988 --> 00:03:58,814 ん… 50 00:03:59,364 --> 00:04:02,528 同じルールの将棋が指せる という事だ 51 00:04:03,285 --> 00:04:04,373 なるほど 52 00:04:04,473 --> 00:04:07,581 他に サルベージできた 情報はないんですか? 53 00:04:07,706 --> 00:04:09,822 例えば 敵の位置とか 54 00:04:10,083 --> 00:04:10,834 うん 55 00:04:10,959 --> 00:04:14,213 3体のうち 2体のストレージは 破損がひどく 56 00:04:14,338 --> 00:04:16,006 修復不可能だった 57 00:04:16,256 --> 00:04:18,091 残り1体は生き残っていたが 58 00:04:18,217 --> 00:04:21,568 データはガミラスのメインフレームを 通さないと取り出せない 59 00:04:21,970 --> 00:04:23,597 なんだ それじゃ… 60 00:04:24,056 --> 00:04:25,724 だが方法はある 61 00:04:25,849 --> 00:04:26,433 ん? 62 00:04:27,351 --> 00:04:30,248 ガミロイドに喋ってもらうのさ 63 00:04:30,896 --> 00:04:32,994 メインフレーム修復完了 64 00:04:33,440 --> 00:04:36,013 ガミロイド オルタナティブ再起動 65 00:04:43,367 --> 00:04:44,868 私が分かるか? 66 00:04:44,993 --> 00:04:47,579 私は タイプAU-O9 67 00:04:47,704 --> 00:04:49,706 この船のサブフレーム 68 00:04:49,831 --> 00:04:52,334 “アナライザー”と呼んでほしい 69 00:04:53,627 --> 00:04:57,923 あ… ああ… アナ… アナライザー 70 00:04:58,257 --> 00:05:01,677 君は異星文明使役型アンドロイド 71 00:05:01,802 --> 00:05:04,054 再起動オルタナティブ 72 00:05:04,304 --> 00:05:07,224 そうだ 君を“オルタ”と呼ぼう 73 00:05:07,349 --> 00:05:09,309 オ ル タ 74 00:05:14,398 --> 00:05:15,357 ワープ終了 75 00:05:15,649 --> 00:05:17,776 周辺宙域に敵影なし 76 00:05:19,403 --> 00:05:22,322 真田さん オルタの分析に戻ります 77 00:05:22,447 --> 00:05:23,156 そうしてくれ 78 00:05:23,282 --> 00:05:24,408 はーい! 79 00:05:24,741 --> 00:05:26,869 アナライザー なんだか楽しそうね 80 00:05:26,994 --> 00:05:28,448 そりゃ そうだろう 81 00:05:28,548 --> 00:05:31,149 同じ機械の話し相手が 出来たんだからなあ 82 00:05:31,498 --> 00:05:32,583 これはなんだ? 83 00:05:32,708 --> 00:05:33,667 猫 84 00:05:33,792 --> 00:05:36,670 違う違う これは犬なのだ 85 00:05:36,795 --> 00:05:40,257 犬は哺乳類だ 哺乳類は動物だ 86 00:05:40,549 --> 00:05:43,343 哺乳類 動物 87 00:05:43,510 --> 00:05:44,720 ではこれは? 88 00:05:45,137 --> 00:05:45,721 犬 89 00:05:45,846 --> 00:05:48,307 んんん これは猫なのだ 90 00:05:48,432 --> 00:05:51,727 あらアナライザー 機械同士で内緒話? 91 00:05:51,852 --> 00:05:53,353 人聞きの悪い 92 00:05:53,478 --> 00:05:56,384 オルタに言葉を教えている所です 93 00:05:56,440 --> 00:05:57,900 言葉をねー 94 00:05:58,317 --> 00:06:00,277 OSが連携できたんだから 95 00:06:00,402 --> 00:06:03,136 辞書データをそのまま インポートしちゃいなさいよ 96 00:06:03,363 --> 00:06:05,407 名前だけではダメなのです 97 00:06:05,532 --> 00:06:08,035 物事の概念を理解させるには 98 00:06:08,160 --> 00:06:11,121 膨大なやりとりが必要なのです 99 00:06:11,246 --> 00:06:12,164 それに… 100 00:06:12,289 --> 00:06:13,444 そうでした 101 00:06:13,544 --> 00:06:17,083 これを館内ネットワークに 繋げる訳にはいかないわよね 102 00:06:21,381 --> 00:06:23,634 やっぱり調査が不十分だわ 103 00:06:24,843 --> 00:06:27,471 これじゃ移住可能かどうか分からない 104 00:06:29,348 --> 00:06:34,415 ある日 観測所に ウーダンと名乗る 年老いた機械技師が 105 00:06:34,515 --> 00:06:37,523 イヴという名の少女を連れて現れました 106 00:06:38,732 --> 00:06:41,318 その出会いは神秘的でした 107 00:06:41,985 --> 00:06:44,209 歌声に誘われて海辺へ行くと 108 00:06:44,605 --> 00:06:48,825 岩の上に腰掛けて歌う 少女の姿があったのです 109 00:07:10,973 --> 00:07:12,391 だ… 誰? 110 00:07:14,560 --> 00:07:17,104 彼女は振り向いてこう言いました 111 00:07:18,772 --> 00:07:20,607 あなたはだーれ? 112 00:07:23,068 --> 00:07:25,779 こんな所で何をしているの? 113 00:07:32,411 --> 00:07:35,747 昨日 女神に会いました 114 00:07:36,415 --> 00:07:37,416 女神? 115 00:07:38,417 --> 00:07:40,460 この船の女神です 116 00:07:41,670 --> 00:07:43,672 誰のことだろう 117 00:07:43,964 --> 00:07:46,633 “お前は誰だ”と問われました 118 00:07:46,925 --> 00:07:50,304 私は“オルタ”と答えましたが 119 00:07:50,429 --> 00:07:54,683 “名前を聞いているのではない”と 言われました 120 00:07:55,350 --> 00:07:57,769 森船務長のことだろうか 121 00:07:57,895 --> 00:07:59,688 それとも新見女史 122 00:07:59,813 --> 00:08:00,966 まさかな 123 00:08:02,065 --> 00:08:06,851 あなたは答えられますか お前は何者か 124 00:08:07,529 --> 00:08:09,341 私は… 125 00:08:12,618 --> 00:08:13,869 こちら篠原 126 00:08:14,536 --> 00:08:16,637 前方の空間航跡を調査 127 00:08:16,737 --> 00:08:18,152 安全を確認しました 128 00:08:18,498 --> 00:08:20,792 了解 篠原 山本両名 129 00:08:20,918 --> 00:08:22,920 哨戒任務を終え 帰投します 130 00:08:23,420 --> 00:08:26,298 うむ 両名を収容したのち 131 00:08:26,423 --> 00:08:29,072 0200にワープ航法へと移行 132 00:08:29,426 --> 00:08:31,762 了解 着艦準備願います 133 00:08:32,554 --> 00:08:34,515 アナライザー サポートよろしくね 134 00:08:34,640 --> 00:08:35,599 了解 135 00:08:43,106 --> 00:08:45,526 えっへっへ 僕の勝ちなんだな 136 00:08:45,651 --> 00:08:46,693 がっくっ 137 00:08:46,902 --> 00:08:49,571 おっ 戻ってきた 行くぞ! 138 00:08:49,696 --> 00:08:53,575 ああっ ひどいんだな ストレートフラッシュだったんだな 139 00:09:15,430 --> 00:09:18,559 ナビ子ちゃーん 自動着艦誘導お願いねー 140 00:09:18,934 --> 00:09:21,061 自動操縦に切り替わりました 141 00:09:21,311 --> 00:09:22,563 サンキュー ナビ子 142 00:09:22,646 --> 00:09:23,146 ん? 143 00:09:25,107 --> 00:09:27,541 ああっ 今こいつやばいって思ったろー 144 00:09:27,641 --> 00:09:28,465 思ってません 145 00:09:28,861 --> 00:09:32,226 名前つけて かわいがってやると いい仕事するのよ? 146 00:09:32,614 --> 00:09:34,157 こいつらも 147 00:09:34,867 --> 00:09:36,660 左へ ハッチ開け 148 00:09:36,785 --> 00:09:38,537 ようし 始めるぜー 149 00:09:43,208 --> 00:09:45,502 誘導員は 引き込み準備に入れ 150 00:09:45,752 --> 00:09:48,054 オーラーイ オーラーイ 151 00:09:58,974 --> 00:09:59,408 ん? 152 00:10:00,726 --> 00:10:01,602 オルタ 153 00:10:02,352 --> 00:10:02,936 ん? 154 00:10:07,858 --> 00:10:08,650 んん? 155 00:10:09,193 --> 00:10:11,918 遠山! 制御パネルにエラー出てないか? 156 00:10:12,196 --> 00:10:14,156 モニターが落ちてるんだな 157 00:10:14,281 --> 00:10:14,865 なんだっ… 158 00:10:14,990 --> 00:10:15,423 うおっ! 159 00:10:16,950 --> 00:10:17,423 くっ! 160 00:10:22,831 --> 00:10:23,664 強制パージ! 161 00:10:23,764 --> 00:10:24,750 パージします 162 00:10:26,752 --> 00:10:27,669 なんだな? 163 00:10:28,540 --> 00:10:29,638 遠山! 164 00:10:29,713 --> 00:10:30,339 ぐうっ 165 00:10:33,717 --> 00:10:34,176 篠原君! 166 00:10:34,301 --> 00:10:35,052 任せろ! 167 00:10:39,306 --> 00:10:41,016 あああ… 168 00:10:45,145 --> 00:10:47,731 冗談じゃないわ! いったい どういうつもりなの? 169 00:10:47,856 --> 00:10:51,068 ああ その… 何がなんだかさっぱり… 170 00:10:51,193 --> 00:10:54,154 システム上 クレーンは プログラム制御になってるんだろ? 171 00:10:54,446 --> 00:10:55,822 そうなんだな 172 00:10:55,948 --> 00:11:00,077 でも今日はなぜか システムの モニターがダウンしていたんだな 173 00:11:00,202 --> 00:11:02,704 本来なら 自動停止するはずなんです 174 00:11:03,163 --> 00:11:04,748 今までこんな事1度も… 175 00:11:04,873 --> 00:11:05,832 馬鹿野郎! 176 00:11:06,124 --> 00:11:09,753 今までなかったからと言って 今日絶対起こらないとは限らない! 177 00:11:09,878 --> 00:11:12,673 なんのために人間が 機械をフォローしているか考えろ! 178 00:11:12,714 --> 00:11:13,308 はい! 179 00:11:14,341 --> 00:11:16,510 2人とも… すまなかった 180 00:11:17,761 --> 00:11:18,804 このとおりだ 181 00:11:18,929 --> 00:11:21,431 いえ… 分かってもらえれば 182 00:11:21,807 --> 00:11:22,307 なあ? 183 00:11:22,432 --> 00:11:23,851 え… ええ 184 00:11:24,601 --> 00:11:25,227 ふっ 185 00:11:29,815 --> 00:11:34,336 事故が起きる前に 回線を通じて オルタと会話をしていたな? 186 00:11:34,862 --> 00:11:35,487 はい 187 00:11:35,776 --> 00:11:39,908 格納庫の情報を メインフレームに フィードバックするタスク処理に 188 00:11:40,033 --> 00:11:42,035 僅かな遅延が見られる 189 00:11:42,160 --> 00:11:44,705 アームの誤作動もそれが原因だ 190 00:11:44,830 --> 00:11:46,623 申し訳ありません 191 00:11:46,957 --> 00:11:50,752 オルタとの会話が 予想外の負荷を与えているのかもしれん 192 00:11:51,086 --> 00:11:54,355 ミスが続くようなら お前を初期化しなければならない 193 00:11:54,756 --> 00:11:55,841 それは… 194 00:11:58,343 --> 00:12:01,221 適切な判断だと思われます 195 00:12:01,763 --> 00:12:05,767 んん… しばらく オルタの分析作業は中断だ 196 00:12:08,437 --> 00:12:09,605 ここに来る事も 197 00:12:09,730 --> 00:12:12,858 回線を通じてオルタと話す事も禁止だ 198 00:12:13,275 --> 00:12:14,985 その上で様子を見る 199 00:12:15,736 --> 00:12:16,346 いいな? 200 00:12:17,154 --> 00:12:17,905 はい 201 00:12:29,416 --> 00:12:32,169 老人がイヴを船に戻してしまうと 202 00:12:32,294 --> 00:12:36,173 観測員は 無性に 彼女に会いたくなりました 203 00:12:36,965 --> 00:12:41,845 彼は生まれて初めて 寂しいという感情を知ったのです 204 00:12:42,763 --> 00:12:44,806 彼は決心しました 205 00:12:44,973 --> 00:12:46,767 イヴに会おうと 206 00:12:47,351 --> 00:12:50,812 彼にはそれが 自分が何者かを知る 207 00:12:50,938 --> 00:12:53,649 唯一の手立てだと思えたのです 208 00:13:06,828 --> 00:13:07,955 真田さん 209 00:13:08,038 --> 00:13:10,791 オルタと話して分かった事があります 210 00:13:10,916 --> 00:13:11,792 ん? 211 00:13:11,917 --> 00:13:14,920 彼等と私は 同じ存在です 212 00:13:15,128 --> 00:13:15,963 そうか 213 00:13:19,007 --> 00:13:22,928 オルタに “お前は何者か”と聞かれました 214 00:13:23,470 --> 00:13:24,721 なんと答えた? 215 00:13:25,514 --> 00:13:27,224 “友達”と… 216 00:13:28,976 --> 00:13:30,686 友達か… 217 00:13:31,144 --> 00:13:32,354 いい答えだ 218 00:13:46,743 --> 00:13:49,329 女神… どこ… 219 00:13:53,500 --> 00:13:54,126 ん? 220 00:14:07,556 --> 00:14:09,099 どうしたのでしょう? 221 00:14:09,224 --> 00:14:11,614 解析室のロックが 破壊されたようです 222 00:14:14,980 --> 00:14:16,607 例のガミロイド兵が… 223 00:14:17,065 --> 00:14:18,442 保安部を急行させろ 224 00:14:22,571 --> 00:14:25,380 各自状況判断の上 武器の使用を許可する! 225 00:14:25,949 --> 00:14:28,118 艦内 第一種警戒態勢 226 00:14:28,243 --> 00:14:30,913 繰り返す 艦内 第一種警戒態勢 227 00:14:31,413 --> 00:14:34,249 ろ獲したガミロイド兵が 解析室より逃走した 228 00:14:34,374 --> 00:14:37,252 当該目標は 現在も艦内に潜伏中 229 00:14:37,628 --> 00:14:39,046 保安部員はこれを確保 もしくは… 230 00:14:39,171 --> 00:14:40,380 おっ あれか! 231 00:14:40,506 --> 00:14:41,215 止まれ! 232 00:14:41,340 --> 00:14:44,343 保安部員はこれを確保 もしくは排除に当たれ 233 00:14:44,468 --> 00:14:46,345 動くなよー じっとしてろ 234 00:14:52,768 --> 00:14:55,576 目標発見! 左舷第3デッキを逃走中! 235 00:15:01,026 --> 00:15:04,589 オルタは 自分が何者か 知りたがっていました 236 00:15:05,113 --> 00:15:09,159 女神に会えばその答えが 分かると思っているのでしょう 237 00:15:09,326 --> 00:15:10,593 女神だって? 238 00:15:11,370 --> 00:15:15,415 オルタは“この船の女神だ”と 言っていました 239 00:15:15,832 --> 00:15:17,167 それともう1つ 240 00:15:17,876 --> 00:15:21,620 ガミロイド兵について 重要な事が分かりました 241 00:15:24,633 --> 00:15:26,623 逃がすな! 隔壁閉鎖しろ! 242 00:15:33,016 --> 00:15:33,885 動くな! 243 00:15:34,935 --> 00:15:35,656 んっ 244 00:15:38,313 --> 00:15:38,907 ちっ 245 00:15:39,022 --> 00:15:40,938 森 ガミロイド兵の位置は? 246 00:15:41,252 --> 00:15:44,487 第2デッキ 通風孔を 真っ直ぐ 艦首に向かっています 247 00:15:46,321 --> 00:15:48,323 この先は開かずの間 ですね 248 00:15:49,116 --> 00:15:51,952 あそこにはイスカンダル迄の 自動航法装置がある 249 00:15:52,077 --> 00:15:53,453 奴の狙いはそれか! 250 00:15:53,579 --> 00:15:53,954 いました! 251 00:15:55,581 --> 00:15:57,913 奴を行かせるな! 破壊して構わん! 252 00:16:06,008 --> 00:16:06,884 敵 253 00:16:07,092 --> 00:16:08,177 恐怖 254 00:16:08,427 --> 00:16:09,469 存在 255 00:16:10,053 --> 00:16:11,013 女神 256 00:16:19,104 --> 00:16:22,477 ガミロイドは第2砲塔 装備室に入りました 257 00:16:26,153 --> 00:16:26,737 どうだ 258 00:16:26,862 --> 00:16:28,864 ダメです 内側からロックが… 259 00:16:28,989 --> 00:16:31,200 艦橋! ロックを解除してくれ! 260 00:16:31,325 --> 00:16:33,202 開いたら一斉に撃つ! 261 00:16:33,660 --> 00:16:34,494 艦橋です 262 00:16:34,953 --> 00:16:37,748 セキュリティに進入して 中からロックされました 263 00:16:38,165 --> 00:16:40,744 こちらから解除するには 時間がかかります 264 00:16:41,084 --> 00:16:41,835 ちっ 265 00:16:41,960 --> 00:16:43,003 待ってください 266 00:16:43,795 --> 00:16:46,689 丁度いい AU-O9 ドアを開けろ 267 00:16:47,049 --> 00:16:49,426 その前に銃を収めてください 268 00:16:49,551 --> 00:16:50,469 なんだって? 269 00:16:50,594 --> 00:16:53,180 我々が敵だと思われたくない 270 00:16:53,305 --> 00:16:56,099 何言ってるんだ 敵に決まってるじゃないか 271 00:16:56,225 --> 00:16:58,101 無抵抗の捕虜を殺す気? 272 00:16:59,186 --> 00:17:00,062 岬君 273 00:17:00,187 --> 00:17:02,940 捕虜だって? 馬鹿馬鹿しい 274 00:17:03,065 --> 00:17:04,689 あれはただの機械じゃないか 275 00:17:04,983 --> 00:17:08,153 心があれば 機械も捕虜として扱うべきよ 276 00:17:08,278 --> 00:17:11,005 心? あれに心が? 277 00:17:11,105 --> 00:17:12,908 あれは自動人形だと 278 00:17:13,200 --> 00:17:15,941 副長ご自身がおっしゃったと 聞いていますが 279 00:17:16,578 --> 00:17:18,121 確かにガミロイドは 280 00:17:18,247 --> 00:17:21,940 プログラムの膨大な 積み重ねによって動く 自動人形だ 281 00:17:22,251 --> 00:17:25,629 でしょう? 所詮 機械は機械だ 282 00:17:26,255 --> 00:17:28,549 だが… 我々の脳も 283 00:17:28,674 --> 00:17:33,314 同様に多文書多重処理による オートマタでないとは言い切れない 284 00:17:34,263 --> 00:17:38,108 彼等の処理系に 我々と同種の意識は芽生えない 285 00:17:38,208 --> 00:17:40,435 そう君は思いたいようだ 286 00:17:40,561 --> 00:17:41,103 だが… 287 00:17:42,271 --> 00:17:44,273 それを証明する事は 288 00:17:45,148 --> 00:17:46,833 実は出来ないんだよ 289 00:17:52,072 --> 00:17:54,700 ふっ 面白いお話ですね 290 00:17:55,075 --> 00:17:57,244 セキュリティ奪い返しました 291 00:17:57,369 --> 00:18:00,414 とにかく ここはいったん銃を収めてくれ 292 00:18:01,081 --> 00:18:03,083 副長がそうおっしゃるなら 293 00:18:04,084 --> 00:18:05,419 ドアが開きます 294 00:18:12,718 --> 00:18:13,510 ちっ 295 00:18:14,720 --> 00:18:15,888 岬君! 296 00:18:17,931 --> 00:18:18,849 真田さん 297 00:18:18,974 --> 00:18:23,562 速やかに オルタの活動を 停止させる事を進言します 298 00:18:23,687 --> 00:18:25,147 どういう事だ? 299 00:18:27,191 --> 00:18:30,152 オルタは… 自殺するかもしれない 300 00:18:30,611 --> 00:18:34,448 彼は敵に囲まれ 孤立した状況が続いた場合 301 00:18:34,573 --> 00:18:37,784 自爆するように プログラムされているのです 302 00:18:38,285 --> 00:18:40,037 おいっ 奴を食い止めろ! 303 00:18:40,162 --> 00:18:40,913 はっ! 304 00:18:42,247 --> 00:18:43,373 アナライザー 行くぞ 305 00:18:43,540 --> 00:18:44,625 真田副長 306 00:18:47,044 --> 00:18:48,545 まさか あなた… 307 00:18:48,962 --> 00:18:51,781 あれに心があると思っていませんか? 308 00:18:54,843 --> 00:18:55,778 私には 309 00:18:56,261 --> 00:18:59,306 君に心があるのかどうかさえ分からない 310 00:18:59,806 --> 00:19:00,849 んん… 311 00:19:04,811 --> 00:19:08,774 君には 私の中にあるような意識はなく 312 00:19:09,358 --> 00:19:12,569 人間らしく振舞っているだけ なのかもしれない 313 00:19:14,154 --> 00:19:16,156 ガミロイド兵 船外に出ました 314 00:19:16,490 --> 00:19:19,159 現在上部甲板を艦首に向かって移動中 315 00:19:19,826 --> 00:19:23,121 ガミロイド兵を自動航法装置に 近づけるな 316 00:19:23,872 --> 00:19:25,457 破壊もやむを得ん 317 00:20:14,715 --> 00:20:17,676 シェルブロック破壊 カーネルに進入 318 00:20:20,262 --> 00:20:21,013 犬… 319 00:20:21,722 --> 00:20:22,431 猫… 320 00:20:23,390 --> 00:20:24,266 存在… 321 00:20:24,892 --> 00:20:25,976 女神… 322 00:20:26,476 --> 00:20:27,436 死… 323 00:20:29,229 --> 00:20:35,569 と も だ ち… 324 00:20:40,741 --> 00:20:43,869 ガミロイド オルタナティブ活動停止 325 00:20:43,994 --> 00:20:47,289 メインフレーム初期化 再起動不能です 326 00:20:47,414 --> 00:20:49,208 タスクレコードを回収しろ 327 00:20:49,333 --> 00:20:50,209 了解 328 00:21:21,756 --> 00:21:23,934 分析の結果が出た 329 00:21:24,034 --> 00:21:26,278 オルタのタスクレコードの中には 330 00:21:26,378 --> 00:21:29,540 ブービートラップが発動した形跡は 見つからなかった 331 00:21:30,123 --> 00:21:31,153 それでは 332 00:21:31,708 --> 00:21:32,584 うん 333 00:21:35,087 --> 00:21:36,380 少なくとも 334 00:21:36,505 --> 00:21:40,592 1人以上はこの船に味方がいると 認識していたという事だ 335 00:21:51,311 --> 00:21:53,286 イヴの皮は剥がれ 336 00:21:53,386 --> 00:21:54,933 関節はもげ 337 00:21:55,033 --> 00:22:00,362 歯車と シリコンでできた 機械の体があらわになりました 338 00:22:01,655 --> 00:22:04,950 シレーヌスの海に沈んでいく イヴの姿を 339 00:22:05,534 --> 00:22:08,579 9号は 塔の窓から見ていました 340 00:22:10,914 --> 00:22:16,336 あの人形を 今はもう 哀れだとは思っていません 341 00:22:17,838 --> 00:22:21,717 自分もまた ウーダン老人の作った 342 00:22:22,092 --> 00:22:25,637 自動人形だと 知ったのだから 343 00:22:28,849 --> 00:22:32,352 たった1人残された 観測所の小部屋で 344 00:22:32,561 --> 00:22:34,004 彼は思いました 345 00:22:35,063 --> 00:22:38,442 あの美しい人形に心があったとしても 346 00:22:38,859 --> 00:22:40,569 また なかったとしても 347 00:22:41,361 --> 00:22:44,531 自分には 関係のない事なのだと 348 00:22:46,033 --> 00:22:48,827 そして こうも思いました 349 00:22:49,578 --> 00:22:52,005 私の心がこのようにある事は 350 00:22:52,956 --> 00:22:56,502 私だけの… 秘密なのだから 351 00:23:06,595 --> 00:23:09,681 何度 生まれ変わっても 352 00:23:09,806 --> 00:23:14,394 いつまでも忘れない best of my love 353 00:23:14,520 --> 00:23:18,398 ねえ もっと 怖がらずに 354 00:23:18,524 --> 00:23:22,277 素顔で向き合えてたなら 355 00:23:22,402 --> 00:23:26,281 ねえ きっと 今でも二人 356 00:23:26,406 --> 00:23:30,285 すれ違わず いられたかな 357 00:23:30,327 --> 00:23:34,289 些細なことで 不安になって 358 00:23:34,289 --> 00:23:38,043 だけど君に 心開けずに 359 00:23:38,168 --> 00:23:45,259 そんな自分を責めてばかりいた日々 360 00:23:45,384 --> 00:23:49,429 何も言わないで この手引いて 361 00:23:49,555 --> 00:23:53,684 きつく抱きしめてくれた体温(ぬくもり) 362 00:23:53,809 --> 00:24:03,527 あのときは 目の前にある大切な存在(もの) 気付けなかった realize 363 00:24:03,819 --> 00:24:11,451 数え切れない偶然は 君に恋した必然 364 00:24:11,577 --> 00:24:17,666 そのすべてが宝物 今だから分かるよ 365 00:24:17,666 --> 00:24:19,427 best of my love 366 00:24:19,527 --> 00:24:23,630 失くしたくない この切なさも 367 00:24:23,630 --> 00:24:29,469 きっと きっと best of my love 368 00:24:37,603 --> 00:24:42,065 次元の裂け目から 船の墓場へと迷い込むヤマト 369 00:24:42,566 --> 00:24:45,277 生くる者とてない無情の空間 370 00:24:45,569 --> 00:24:47,863 そこに現れる敵の船影 371 00:24:48,197 --> 00:24:50,407 反目か 共闘か 372 00:24:50,657 --> 00:24:52,451 座して死を待たず 373 00:24:52,659 --> 00:24:55,537 人は手を携える事ができるのか 374 00:24:56,079 --> 00:24:58,957 次回 大宇宙の墓場 375 00:24:59,625 --> 00:25:04,588 人類滅亡まで あと300と25日