1 00:00:04,004 --> 00:00:07,841 (ティナーシャ)行け。 (オスカー)ええいっ… あっ! 2 00:00:07,841 --> 00:00:11,011 感覚を押し広げるってことを 意識してくださいね。 3 00:00:11,011 --> 00:00:14,848 普通の剣でも 構成の要を断ち切れば解けます。 4 00:00:14,848 --> 00:00:16,850 フゥ…。 5 00:00:21,521 --> 00:00:24,191 え~いっ! 6 00:00:24,191 --> 00:00:26,860 なんとなくわかってきた気がする。 7 00:00:26,860 --> 00:00:30,030 (ラザル)陛下! 陛下~! 8 00:00:30,030 --> 00:00:34,034 ネフェリィ王女から お手紙が! ネフェリィから直接か? 9 00:02:22,342 --> 00:02:24,344 (オスカー)ヤルダの宰相が➡ 10 00:02:24,344 --> 00:02:27,514 王太子サヴァスの 排斥を狙っているらしい。 11 00:02:27,514 --> 00:02:31,852 それでネフェリィ様は 一時 ファルサスへ身を寄せたいと…。 12 00:02:31,852 --> 00:02:35,689 まぁ 断るのも不自然だから 受けると返事しておいたが。 13 00:02:35,689 --> 00:02:37,691 もちろんです。 14 00:02:37,691 --> 00:02:40,527 陛下もネフェリィ様とは 親しくていらっしゃいますし。 15 00:02:40,527 --> 00:02:45,198 ティナーシャがいるけど平気か? ヤルダと揉められても困る。 16 00:02:45,198 --> 00:02:47,367 それは陛下しだいかと。 17 00:02:47,367 --> 00:02:49,703 一応 会ったら釘をさしとく。 18 00:02:49,703 --> 00:02:52,706 最近は呪いの解析に 忙しいようだが。 19 00:02:52,706 --> 00:02:55,208 陛下 くれぐれも慎重に。 20 00:02:55,208 --> 00:03:00,313 稽古のついでにでも言う。 外で釘をさせば 割れる窓もない。 21 00:03:00,313 --> 00:03:02,315 そういう意味ではなく! 22 00:03:02,315 --> 00:03:05,152 もう即位まで ひとつきを切ってるんですよ。 23 00:03:05,152 --> 00:03:09,156 うまくやるさ。 俺たちは そういう人種だからな。 24 00:03:09,156 --> 00:03:11,158 あっ。 (歌声) 25 00:03:11,158 --> 00:03:13,160 あっ。 (歌声) 26 00:03:13,160 --> 00:03:16,329 この歌声… ティナーシャか。 (歌声) 27 00:03:16,329 --> 00:03:19,666 そういえば 城の者が結婚したそうで。 (歌声) 28 00:03:19,666 --> 00:03:22,335 宴席が開かれているようですね。 (歌声) 29 00:03:22,335 --> 00:03:25,338 器用なヤツだな。 (歌声) 30 00:03:25,338 --> 00:03:28,542 あとで顔を出してみるか。 (歌声) 31 00:03:32,012 --> 00:03:38,185 (歓談する声) 32 00:03:38,185 --> 00:03:40,187 結婚おめでとう。 33 00:03:40,187 --> 00:03:43,190 あっ。 34 00:03:43,190 --> 00:03:45,692 フフッ…。 35 00:03:45,692 --> 00:03:48,695 あっ… あれ オスカー? 36 00:03:48,695 --> 00:03:50,697 お前 これ酒だぞ。 37 00:03:50,697 --> 00:03:53,700 え~? 甘いよ? 甘くても酒だ。 38 00:03:53,700 --> 00:03:56,536 あれぇ… 私 酔うと➡ 39 00:03:56,536 --> 00:03:59,206 ちょっとだけ 魔法が暴走しちゃうのに➡ 40 00:03:59,206 --> 00:04:02,809 だめだよねぇ。 お前な…。 41 00:04:02,809 --> 00:04:05,812 封飾具付けとけ。 祝いの席だぞ。 42 00:04:05,812 --> 00:04:09,149 は~い。 43 00:04:09,149 --> 00:04:11,852 あぁ 待って待って もっかいね。 44 00:04:16,490 --> 00:04:19,326 猫だ! 見ればわかる! 45 00:04:19,326 --> 00:04:22,162 う~ん…。 あっ! 46 00:04:22,162 --> 00:04:25,665 もう魔法を使うな! (ラザル)陛下! んっ。 47 00:04:25,665 --> 00:04:29,503 ヤルダから お返事が。 あさってには 王女殿下がいらっしゃると。 48 00:04:29,503 --> 00:04:32,339 なっ! 49 00:04:32,339 --> 00:04:36,843 わかった 迎え入れの手配を頼む。 か かしこまりました。 50 00:04:38,845 --> 00:04:41,181 オスカー 結婚するの? 51 00:04:41,181 --> 00:04:45,185 さぁ? どうしてそうなるんだ? ムゥーッ。 52 00:04:45,185 --> 00:04:47,187 不満があるなら言えばいいだろう。 53 00:04:47,187 --> 00:04:51,024 別に 私はあなたの お役に立つために来ましたから➡ 54 00:04:51,024 --> 00:04:53,193 好きな女性を選べばいいです。 55 00:04:53,193 --> 00:04:55,695 んっ… わかった。 56 00:04:55,695 --> 00:04:59,032 なら城の窓を割らない王妃を もらうことにしよう。 57 00:04:59,032 --> 00:05:01,301 あっ…。 58 00:05:01,301 --> 00:05:03,637 んもう! 嫌い! 59 00:05:03,637 --> 00:05:06,807 俺も 酒癖の悪い魔法士は嫌いだ。 60 00:05:06,807 --> 00:05:08,808 バカ バカ バカー! 61 00:05:08,808 --> 00:05:10,810 ウゥ…。 62 00:05:10,810 --> 00:05:13,813 んっ…。 (寝息) 63 00:05:13,813 --> 00:05:17,317 (寝息) 64 00:05:17,317 --> 00:05:22,022 フッ… でも あの歌はよかったな。 65 00:05:26,326 --> 00:05:30,330 (ネフェリィ)こたびは 突然のことで 申し訳ございません。 66 00:05:30,330 --> 00:05:34,167 慣れない国で大変だろうが ゆっくり過ごされるといい。 67 00:05:34,167 --> 00:05:38,171 あ… ご厚意に 甘えさせていただきます。 68 00:05:41,007 --> 00:05:44,511 トゥルダールの王女殿下も いらっしゃっているのですよね? 69 00:05:44,511 --> 00:05:47,013 あぁ あとで挨拶させよう。 70 00:05:47,013 --> 00:05:50,350 一度 レジス殿下に ご紹介いただきました。 71 00:05:50,350 --> 00:05:52,686 お美しい方ですよね。 72 00:05:52,686 --> 00:05:55,188 爆発玉みたいな人間だ。 73 00:05:55,188 --> 00:05:58,525 中身が強烈で 外見は さほど気にならない。 74 00:05:58,525 --> 00:06:00,460 あっ。 (転移音) 75 00:06:00,460 --> 00:06:02,963 (ネフェリィ/オスカー)あっ…。 あっ。 76 00:06:04,965 --> 00:06:06,967 うぅ…。 77 00:06:08,969 --> 00:06:11,805 ご無沙汰しております ネフェリィ王女。 78 00:06:11,805 --> 00:06:15,141 再びお目にかかれて光栄です。 79 00:06:15,141 --> 00:06:18,144 こちらこそ よろしくお願いいたします。 80 00:06:18,144 --> 00:06:21,147 即位間近とお聞きしておりますが。 81 00:06:21,147 --> 00:06:25,051 慌ただしくしておりますが ご無礼をお許しください。 82 00:06:29,322 --> 00:06:31,625 (ネフェリィの笑い声) 83 00:06:34,327 --> 00:06:38,665 (剣のぶつかり合う音) 84 00:06:38,665 --> 00:06:40,667 フッ! えいっ! 85 00:06:42,669 --> 00:06:44,671 んっ…。 86 00:06:44,671 --> 00:06:48,842 魔法を使って防御しろ。 それはズルなので嫌です。 87 00:06:48,842 --> 00:06:50,844 あっ。 んっ。 88 00:06:52,846 --> 00:06:57,517 こんにちは 散策ですか? 少し足を動かそうかと。 89 00:06:57,517 --> 00:07:00,287 (ネフェリィ)ティナーシャ様は ふだんからこのような? 90 00:07:00,287 --> 00:07:03,123 えぇ 稽古をつけていただいています。 91 00:07:03,123 --> 00:07:05,959 (2人)ハッ! (ヴァルト/ゲート)ウッ! (不快な音) 92 00:07:05,959 --> 00:07:07,961 ああっ! (不快な音) 93 00:07:07,961 --> 00:07:09,963 散れ。 (不快な音) 94 00:07:13,800 --> 00:07:16,136 どこからだ? 調べます。 95 00:07:16,136 --> 00:07:18,638 ミラ! (ミラ)はいは~い。 96 00:07:18,638 --> 00:07:21,308 刺客を追ってください。 生け捕り希望。 97 00:07:21,308 --> 00:07:24,477 無理なら殺してもいいです。 了解でっす。 98 00:07:24,477 --> 00:07:27,314 あっ!? あ あの…。 99 00:07:27,314 --> 00:07:31,818 いったい何が? 刺客が城の結界を突破したらしい。 100 00:07:31,818 --> 00:07:35,488 もう逃げたようだが 城内に入っていたほうがいい。 101 00:07:35,488 --> 00:07:37,490 あぁ…。 102 00:07:39,492 --> 00:07:41,828 狙いはやっぱり ネフェリィ王女ですね。 103 00:07:41,828 --> 00:07:44,998 ただ この人は 単なる雇われさんです。 104 00:07:44,998 --> 00:07:49,002 単なる雇われに 結界を突破されても困るんだがな。 105 00:07:49,002 --> 00:07:51,171 ん~ 結界って➡ 106 00:07:51,171 --> 00:07:54,674 無許可の転移魔法では 外から飛び込めませんが➡ 107 00:07:54,674 --> 00:07:57,177 要は歩いて入ればいいんですよ。 108 00:07:57,177 --> 00:08:00,780 城内に内通者がいる… ということか。 109 00:08:00,780 --> 00:08:03,450 アルス 吐かせろ。 (アルス)かしこまりました。 110 00:08:03,450 --> 00:08:06,119 立て。 111 00:08:06,119 --> 00:08:08,121 面倒だな。 112 00:08:08,121 --> 00:08:11,791 ヤルダの宰相とやらの名を 吐いたところで 他国のことだ。 113 00:08:11,791 --> 00:08:14,794 俺にできるのは せいぜい教えてやるくらいだぞ。 114 00:08:14,794 --> 00:08:18,465 彼女と婚約すれば 口出しできるんじゃないですか? 115 00:08:18,465 --> 00:08:22,302 口出しのために婚約か? 一足飛びすぎるぞ。 116 00:08:22,302 --> 00:08:24,304 冷たいこと言いますね。 117 00:08:24,304 --> 00:08:28,975 婚約すれば 大義名分とともに 多少の手出しはできますし…。 118 00:08:28,975 --> 00:08:32,312 もともと ここに来たのも そういう意図があったのでは。 119 00:08:32,312 --> 00:08:34,314 だから刺客が来たのか。 120 00:08:34,314 --> 00:08:38,818 ネフェリィが死ねば 俺がヤルダに 口出しする可能性はなくなる。 121 00:08:38,818 --> 00:08:43,823 王女を国内で死なせたことで ファルサスに責任も問えますしね。 122 00:08:47,660 --> 00:08:50,997 オスカー ヤルダ王女と親しいですよね。 123 00:08:50,997 --> 00:08:54,000 イライラするくらいなら 殺しちゃったらどうです? 124 00:08:54,000 --> 00:08:56,002 殺しませんよ! 125 00:08:56,002 --> 00:08:58,004 (転移音) 126 00:08:58,004 --> 00:09:00,774 (ティナーシャ)トラヴィス!? (トラヴィス)あ~ あぁ~。 127 00:09:00,774 --> 00:09:03,777 殺せ殺せ 落ちると楽だぞ。 128 00:09:03,777 --> 00:09:07,947 またあなたですか… 今度は何しにきたんです? 129 00:09:07,947 --> 00:09:10,784 ちょっと暇になったから 冷やかしだ。 130 00:09:10,784 --> 00:09:13,286 ヤルダの王子は気弱でな。 131 00:09:13,286 --> 00:09:16,623 それに引き換え 宰相はなかなか くせ者だぞ。 132 00:09:16,623 --> 00:09:18,625 そうなんですか? 133 00:09:18,625 --> 00:09:20,960 大のために小を犠牲にできるし➡ 134 00:09:20,960 --> 00:09:24,130 速やかな決着のためには 手段を選ばない。 135 00:09:24,130 --> 00:09:28,635 なんであなたが そんなことを? 俺は今 ガンドナにいるからな。 136 00:09:28,635 --> 00:09:32,972 確かにガンドナは ファルサスとヤルダに 国境を接してますが…。 137 00:09:32,972 --> 00:09:35,308 あなたと どんな関係が? 138 00:09:35,308 --> 00:09:37,310 関係あるさ。 139 00:09:37,310 --> 00:09:40,146 王位継承者の 後見をやってるからな。 140 00:09:40,146 --> 00:09:44,651 はぁ!? で そろそろ王女を 殺したくなったか? 141 00:09:44,651 --> 00:09:46,653 そんな力持ってて➡ 142 00:09:46,653 --> 00:09:49,155 もっと使ってみようとか 思わねえの? 143 00:09:49,155 --> 00:09:52,158 力なんて 人の一部分じゃないですか。 144 00:09:52,158 --> 00:09:54,828 持っているものを使って何が悪い。 145 00:09:54,828 --> 00:09:57,330 あの男が欲しいんだろ? 146 00:09:57,330 --> 00:10:02,001 誰を殺したって 人の心なんて手に入りませんよ。 147 00:10:02,001 --> 00:10:04,337 んっ…。 148 00:10:04,337 --> 00:10:06,339 あっ…。 149 00:10:06,339 --> 00:10:08,341 まぁいいさ。 150 00:10:08,341 --> 00:10:12,345 それよりお前 この城の中に 虫が入り込んでるぞ。 151 00:10:12,345 --> 00:10:14,347 刺客のことですか? 152 00:10:14,347 --> 00:10:18,518 国を越えて追いかけられるなんて 王女も気の毒ですね。 153 00:10:18,518 --> 00:10:21,688 それじゃない。 別の虫だ。 154 00:10:21,688 --> 00:10:24,023 えぇ? 155 00:10:24,023 --> 00:10:26,025 せいぜい あがけよ。 156 00:10:26,025 --> 00:10:30,196 自分の力を過信してると 簡単に足元をすくわれるぞ。 157 00:10:30,196 --> 00:10:33,099 足元をすくわれるって いったい…。 158 00:10:35,034 --> 00:10:38,872 なんなんですか もう…。 159 00:10:38,872 --> 00:10:42,876 《ゲート:ファルサス国王から さりげなく ほのめかされたが➡ 160 00:10:42,876 --> 00:10:45,378 おそらく身内に内通者がいる。 161 00:10:45,378 --> 00:10:48,882 どの人物も信用がおけると 思っていただけに…。 162 00:10:48,882 --> 00:10:53,386 ネフェリィ様は部屋に閉じこもりがちに なってしまった》 163 00:10:53,386 --> 00:10:56,556 (ヴァルト)どうなさいましたか。 (ゲート)ヴァルトか。 164 00:10:56,556 --> 00:10:59,559 ファルサスまで来たのに 刺客に狙われるとは。 165 00:10:59,559 --> 00:11:02,662 ヤルダにいたほうが よかったかと思ってな。 166 00:11:02,662 --> 00:11:05,665 ファルサスにいたほうが 対応できますよ。 167 00:11:05,665 --> 00:11:07,667 それに この国の主人も➡ 168 00:11:07,667 --> 00:11:10,503 きっと殿下の 強い味方になってくださいます。 169 00:11:10,503 --> 00:11:14,173 将来的には 国同士の繋がりになるかも。 170 00:11:14,173 --> 00:11:16,676 それは… 確かにそうなれば➡ 171 00:11:16,676 --> 00:11:18,678 ネフェリィ様も…。 (ネフェリィ)キャーッ! 172 00:11:18,678 --> 00:11:20,680 ネフェリィ様! 173 00:11:25,184 --> 00:11:28,855 (ティナーシャ)スープの毒見をして あたってしまったようですね。 174 00:11:28,855 --> 00:11:31,524 珍しくもない魔法薬です。 175 00:11:31,524 --> 00:11:34,694 (クム)問題のスープは 何人か口にしておりますが➡ 176 00:11:34,694 --> 00:11:36,696 他の者に異常はありません。 177 00:11:36,696 --> 00:11:39,532 鍋からも魔法薬は出なかったと。 178 00:11:39,532 --> 00:11:43,202 食事は ヤルダの女官と武官が 運んだそうですが➡ 179 00:11:43,202 --> 00:11:45,538 その武官が行方不明になってます。 180 00:11:45,538 --> 00:11:49,208 女官いわく その男から 食事を受け取ったとか。 181 00:11:49,208 --> 00:11:51,544 冗談みたいに怪しいな。 182 00:11:51,544 --> 00:11:55,882 この武官は エニアスというのですが 2人の女官とも親しく➡ 183 00:11:55,882 --> 00:11:59,586 だからこそ 今回のようなまねが できたのではないかと。 184 00:12:01,654 --> 00:12:05,491 ご迷惑は承知です。 どうか ネフェリィ様に➡ 185 00:12:05,491 --> 00:12:07,493 お力添え いただけませんでしょうか。 186 00:12:07,493 --> 00:12:12,165 もちろん より一層の警戒はするし 犯人は捜すつもりだ。 187 00:12:12,165 --> 00:12:14,334 ありがとうございます。 188 00:12:14,334 --> 00:12:16,336 ただ そうではなく…。 189 00:12:16,336 --> 00:12:18,504 ネフェリィ様は10年前より➡ 190 00:12:18,504 --> 00:12:21,174 あなた様のことを 気にかけていらっしゃいます。 191 00:12:21,174 --> 00:12:23,676 もし よろしければ…。 (オスカー)わかった。 192 00:12:23,676 --> 00:12:25,678 できるだけのことをする。 193 00:12:30,683 --> 00:12:32,685 (扉の閉まる音) 194 00:12:32,685 --> 00:12:36,189 手を出す気になったんですか? しかたないな。 195 00:12:36,189 --> 00:12:38,358 なら手を貸しますよ。 196 00:12:38,358 --> 00:12:41,361 いいのか? 即位式の準備もあるだろう。 197 00:12:41,361 --> 00:12:45,365 レジスが補佐してくれていますので。 悪いな。 198 00:12:45,365 --> 00:12:48,368 お前がいるうちに片づけたい。 199 00:12:48,368 --> 00:12:52,538 ちなみに… 呪いの解析も あと2週間くらいです。 200 00:12:52,538 --> 00:12:55,708 そうか… 失敗しないのか? 201 00:12:55,708 --> 00:12:58,211 嫌なこと言わないでください! 202 00:13:01,648 --> 00:13:03,650 あっ…。 203 00:13:05,818 --> 00:13:09,822 あなたは…。 ヴァルトと申します 殿下。 204 00:13:09,822 --> 00:13:12,492 あなた 隠蔽かけてますよね。 205 00:13:12,492 --> 00:13:15,662 本来の魔力量は 一国の魔法士長を➡ 206 00:13:15,662 --> 00:13:17,664 りょうがする くらいじゃないですか? 207 00:13:17,664 --> 00:13:19,666 さすがにそこまでは。 208 00:13:19,666 --> 00:13:23,836 ただ この魔力の大半は 後天的なものでして➡ 209 00:13:23,836 --> 00:13:26,673 あまり人に知られたくもないので。 210 00:13:26,673 --> 00:13:32,679 それで 私のところに来るなんて 刺客について何か心当たりでも? 211 00:13:32,679 --> 00:13:35,181 いえ そういうわけではなく…。 212 00:13:35,181 --> 00:13:38,851 魔法構成についての 質問をさせていただけたらと。 213 00:13:38,851 --> 00:13:40,853 えっ? 214 00:13:43,356 --> 00:13:45,525 本当にありがとうございました。 215 00:13:45,525 --> 00:13:49,529 いえ 私にとっても いい息抜きになりました。 216 00:13:49,529 --> 00:13:53,366 これで心おきなく ネフェリィ殿下の護衛に戻れます。 217 00:13:53,366 --> 00:13:56,703 ファルサス国王のご協力も 得られたことですし➡ 218 00:13:56,703 --> 00:13:59,872 ご婚約も間近でしょう。 えっ? 219 00:13:59,872 --> 00:14:02,642 ヤルダはもう そのつもりでおります。 220 00:14:02,642 --> 00:14:04,977 もともとご縁のある お二人ですから➡ 221 00:14:04,977 --> 00:14:07,814 きっと仲睦まじい 夫婦になられます。 222 00:14:07,814 --> 00:14:12,018 ですからもう あなたも 自由になっていいんです。 223 00:14:15,154 --> 00:14:18,658 どうぞご自愛を。 トゥルダールの女王陛下。 224 00:14:20,993 --> 00:14:24,163 自由に…? (扉の開閉音) 225 00:14:24,163 --> 00:14:29,569 あの人が誰と結婚するかなんて 私には関係ないこと…。 226 00:14:41,180 --> 00:14:43,516 (ティナーシャ)ネフェリィ様。 あっ。 227 00:14:43,516 --> 00:14:45,685 ご気分はいかがですか。 228 00:14:45,685 --> 00:14:48,187 お気遣いありがとうございます。 229 00:14:48,187 --> 00:14:52,692 捜索のさなか 国へ戻ることとなり 申し訳ございません。 230 00:14:52,692 --> 00:14:56,362 すぐにたつのか? いえ まだ少し時間が。 231 00:14:56,362 --> 00:14:59,532 なら せっかくだから 1曲歌ってくれ。 232 00:14:59,532 --> 00:15:01,634 えっ 歌ですか? 233 00:15:09,308 --> 00:15:43,176 ♬~ 234 00:15:43,176 --> 00:15:49,849 (歓声と拍手) 235 00:15:49,849 --> 00:15:53,519 では失礼いたします。 236 00:15:53,519 --> 00:15:55,688 ネフェリィ。 はい。 237 00:15:55,688 --> 00:15:59,358 明日だが… たまには外の空気を吸うといい。 238 00:15:59,358 --> 00:16:03,129 (いななき) 239 00:16:03,129 --> 00:16:05,631 フフッ… あっ。 240 00:16:05,631 --> 00:16:10,536 日に焼けるかもしれない。 あ ありがとうございます。 241 00:16:16,309 --> 00:16:19,312 迷うほどでもないが そばを離れるな。 242 00:16:19,312 --> 00:16:22,014 森を抜ければ湖がある。 243 00:16:31,157 --> 00:16:33,159 あっ! 244 00:16:35,161 --> 00:16:37,997 あっ… あぁ…。 245 00:16:37,997 --> 00:16:40,166 (ゲート)ネフェリィ様! ゲート? 246 00:16:40,166 --> 00:16:42,168 大丈夫ですか? 247 00:16:45,004 --> 00:16:48,007 ルーカノス! ヴァルト! 周囲の警戒を! 248 00:16:48,007 --> 00:16:50,676 ネフェリィ様 とりあえず城に戻りましょう。 249 00:16:50,676 --> 00:16:52,678 転移門を開きます。 だけど…。 250 00:16:52,678 --> 00:16:54,881 まずは御身の安全が第一です。 251 00:16:58,684 --> 00:17:00,686 あぁっ!? 252 00:17:03,456 --> 00:17:05,458 あなたが当たり? 253 00:17:05,458 --> 00:17:07,460 (ルーカノス)なっ! バカな! 254 00:17:07,460 --> 00:17:10,296 んっ! やっ! 255 00:17:10,296 --> 00:17:12,298 ネフェリィ様! 256 00:17:14,634 --> 00:17:18,804 ネ ネフェリィ様は…。 彼女は オスカーといますよ。 257 00:17:18,804 --> 00:17:22,808 あなたたちが間違えたのは 昨晩の呪歌のせいです。 258 00:17:22,808 --> 00:17:26,312 まぁ 効果のなかった人も いるみたいだけど。 259 00:17:26,312 --> 00:17:28,314 フッ…。 260 00:17:28,314 --> 00:17:30,316 今更 引けませんよ。 261 00:17:30,316 --> 00:17:33,486 行方不明になった武官は あなたが殺したんですか? 262 00:17:33,486 --> 00:17:35,488 おのれ! 263 00:17:35,488 --> 00:17:37,823 うおぉ! がぁ~っ! 264 00:17:37,823 --> 00:17:40,326 ぐはっ! 265 00:17:40,326 --> 00:17:42,328 がっ… ぐうっ! 266 00:17:42,328 --> 00:17:44,830 ぐあ~っ! ううっ! 267 00:17:44,830 --> 00:17:46,832 くっ…! 268 00:17:46,832 --> 00:17:48,834 があっ…! 269 00:17:48,834 --> 00:17:53,339 あなたの背後にいる 人間の名を吐いてもらいますよ。 270 00:17:53,339 --> 00:17:55,341 さぁ 死ぬ前に…。 271 00:17:55,341 --> 00:17:58,678 がぁ~っ! あぁ~っ! あっ。 272 00:17:58,678 --> 00:18:01,113 ぐあ~っ! 273 00:18:01,113 --> 00:18:03,616 うあっ うわ~っ! 274 00:18:08,120 --> 00:18:12,124 オスカー…。 なんで魔法を使わない! バカかお前は! 275 00:18:12,124 --> 00:18:14,327 うぅ… あぁ…。 276 00:18:17,964 --> 00:18:20,967 うぅ…。 277 00:18:20,967 --> 00:18:23,636 お前に転移で 呼び寄せてもらったおかげだ。 278 00:18:23,636 --> 00:18:26,472 助かった。 ご遠慮なく。 279 00:18:26,472 --> 00:18:28,808 彼女に死なれては困りますので。 280 00:18:28,808 --> 00:18:31,310 で なんであれは動いているんだ? 281 00:18:31,310 --> 00:18:34,647 おそらく禁呪の種でも 飲んでいるんでしょう。 282 00:18:34,647 --> 00:18:38,150 生命の危機に至る損傷を 受けた際に発動し➡ 283 00:18:38,150 --> 00:18:41,153 肉体限界を超えて 人に力を与えます。 284 00:18:41,153 --> 00:18:43,656 (オスカー)なるほど。 それであれか。 285 00:18:45,658 --> 00:18:49,362 オスカー 彼の中によどむ 魔力が見えます? 286 00:18:51,831 --> 00:18:53,833 (オスカー)だいたいは。 287 00:18:53,833 --> 00:18:57,169 葉脈みたいな白い線が 全身に ぼんやり見えるな。 288 00:18:57,169 --> 00:19:00,439 (ティナーシャ)ひときわ魔力が 固まっているところが要です。 289 00:19:00,439 --> 00:19:04,276 場所はわかったが あそこを突くと 普通の人間は死ぬぞ。 290 00:19:04,276 --> 00:19:07,446 そこから先は 私が尋問ができる程度には➡ 291 00:19:07,446 --> 00:19:10,049 生かします。 ケガを増やすなよ。 292 00:19:12,118 --> 00:19:15,621 でやっ! や~っ! うっ!? 293 00:19:15,621 --> 00:19:17,823 ぐあっ! 294 00:19:19,792 --> 00:19:22,128 これであなたは私のものです。 295 00:19:22,128 --> 00:19:24,130 フッ…。 296 00:19:24,130 --> 00:19:26,132 (倒れる音) 297 00:19:28,134 --> 00:19:30,136 ようやく祖国に戻れるな。 298 00:19:30,136 --> 00:19:33,839 今まで大変だったろう。 い いえ…。 299 00:19:36,642 --> 00:19:38,644 オスカー様は…。 300 00:19:38,644 --> 00:19:42,648 10年前の申し出を 覚えてらっしゃいますか? 301 00:19:42,648 --> 00:19:55,661 ♬~ 302 00:19:55,661 --> 00:19:59,665 休戦調停のときか。 覚えている。 303 00:19:59,665 --> 00:20:04,837 もし今 10年前と同じように 婚姻を希望しましたら➡ 304 00:20:04,837 --> 00:20:06,839 受けてくださいますか? 305 00:20:08,841 --> 00:20:12,845 そうだな。 それがお互いにとって 益となるなら➡ 306 00:20:12,845 --> 00:20:15,347 そのとき改めて こちらから申し込もう。 307 00:20:18,017 --> 00:20:20,186 はい。 308 00:20:20,186 --> 00:20:24,890 こたびのお力添え 本当にありがとうございました。 309 00:20:27,193 --> 00:20:30,863 ネフェリィ王女を帰してしまって よかったんですか? 310 00:20:30,863 --> 00:20:33,199 これ以上 ここにおいとく意味はないし➡ 311 00:20:33,199 --> 00:20:35,201 向こうも帰りたいだろ。 312 00:20:35,201 --> 00:20:38,037 でも あなたは彼女と…。 313 00:20:38,037 --> 00:20:45,878 ♬~ 314 00:20:45,878 --> 00:20:50,883 なら もう少しだけ 一緒にいてもいいですか? 315 00:20:50,883 --> 00:20:54,220 好きにしろ。 お前が女王になるまでなら…。 316 00:20:54,220 --> 00:20:56,889 あっ。 どうした? (ノックと扉の開閉音) 317 00:20:56,889 --> 00:20:59,391 (ドアン)いえ ヤルダの事後処理なんですが➡ 318 00:20:59,391 --> 00:21:01,994 少し気になることがありまして。 319 00:21:01,994 --> 00:21:05,664 ゲートの他に もう一人 魔法士が来ていましたよね。 320 00:21:05,664 --> 00:21:07,666 あぁ ヴァルトですね。 321 00:21:07,666 --> 00:21:10,503 その彼ですが… ヤルダの宮廷に➡ 322 00:21:10,503 --> 00:21:12,838 籍がありませんでした。 はぁ? 323 00:21:12,838 --> 00:21:16,509 王女やゲートは 5年前から 宮廷にいたと思っていましたが➡ 324 00:21:16,509 --> 00:21:20,346 それは 一時的に植え付けられた 記憶だったようです。 325 00:21:20,346 --> 00:21:24,350 で 当のヴァルトはどうした? すでに行方知れずです。 326 00:21:24,350 --> 00:21:26,352 実は彼の容姿が➡ 327 00:21:26,352 --> 00:21:28,854 デリラの証言にあった 魔法士と酷似しており…。 328 00:21:28,854 --> 00:21:32,024 あの宗教団体に 出入りしていた魔法士か! 329 00:21:32,024 --> 00:21:34,693 もし同一人物であれば…。 330 00:21:34,693 --> 00:21:37,696 ヴァルトは ティナーシャに 毒を盛らせた一人だ。 331 00:21:37,696 --> 00:21:40,533 にもかかわらず なぜ今回は助けた? 332 00:21:40,533 --> 00:21:43,369 えっ… なんで…。 333 00:21:43,369 --> 00:21:45,371 この件 調査を続けろ。 334 00:21:45,371 --> 00:21:47,540 何か狙いがあるのだとしたら➡ 335 00:21:47,540 --> 00:21:51,710 なおさら これ以上の手出しはさせるな。 336 00:21:51,710 --> 00:21:53,712 気にするな。 337 00:21:53,712 --> 00:21:56,415 お前はお前の すべきことをすればいい。 338 00:21:59,051 --> 00:22:02,855 ⦅ですからもう あなたも 自由になっていいんです⦆ 339 00:22:05,491 --> 00:22:07,493 大丈夫です。 340 00:22:07,493 --> 00:22:10,996 私 あなたの役に立つために 来ましたから。