1 00:00:06,039 --> 00:00:09,042 (錯乱坊) [これは ある男が体験した➡ 2 00:00:09,042 --> 00:00:14,047 世にも不可解な物語である] 3 00:00:14,047 --> 00:00:16,049 (サングラス)初千代さま。 (初千代)チュ! 4 00:00:16,049 --> 00:00:18,051 (サングラス)菊千代さま。 (菊千代)チュ! 5 00:00:18,051 --> 00:00:21,054 梅松さま。 (梅松)チュ! 6 00:00:21,054 --> 00:00:23,056 (サングラス)華丸さま。 (華丸)チュ! 7 00:00:23,056 --> 00:00:25,058 (サングラス)鶴丸さま。 (鶴丸)チュ! 8 00:00:25,058 --> 00:00:27,060 赤丸さま。 9 00:00:27,060 --> 00:00:29,062 ん? 10 00:00:29,062 --> 00:00:33,066 赤丸さま。 赤丸さま? 11 00:00:33,066 --> 00:00:35,068 あっ…。 12 00:00:35,068 --> 00:00:37,070 赤丸さま! 13 00:00:37,070 --> 00:00:40,073 何? また赤丸が? 14 00:00:40,073 --> 00:00:42,075 (サングラス)はい。 冒険好きのタコさま故➡ 15 00:00:42,075 --> 00:00:46,079 また 邸内を さまよっているのではないかと。 16 00:00:46,079 --> 00:00:49,082 しょうのないやつだな。➡ 17 00:00:49,082 --> 00:00:53,053 早急に捜し出して 保護するのだ。 (サングラス)はっ。 18 00:00:56,089 --> 00:00:59,092 ⚟(風の音) ⚟(窓の揺れる音) 19 00:00:59,092 --> 00:01:03,030 ⚟う~ん… 暗い… 苦しい…。➡ 20 00:01:03,030 --> 00:01:07,034 うう… 助けて…。 21 00:01:07,034 --> 00:01:10,037 はっ! あっ…!➡ 22 00:01:10,037 --> 00:01:18,045 うわああ~っ!! 23 00:01:18,045 --> 00:01:28,021 ♬~ 24 00:02:55,008 --> 00:02:57,010 (あたる)こんちは~! (しのぶ)面堂く~ん。 25 00:02:57,010 --> 00:03:00,013 お見舞いに来たっちゃ~。 26 00:03:00,013 --> 00:03:01,982 ⚟(扉の開く音) 27 00:03:05,018 --> 00:03:09,022 若 お友達が お見舞いにいらっしゃいました。 28 00:03:09,022 --> 00:03:12,025 お通ししても よろしいでしょうか? 29 00:03:12,025 --> 00:03:14,027 (面堂)帰ってもらえ…。 30 00:03:14,027 --> 00:03:17,030 しかし…。 (面堂)いいから帰ってもらえ! 31 00:03:17,030 --> 00:03:19,100 承知いたしました。 32 00:03:22,035 --> 00:03:24,037 (面堂)ああ そうか…。➡ 33 00:03:24,037 --> 00:03:28,041 学校を休んで もう1週間にもなるのか…。 34 00:03:28,041 --> 00:03:30,043 (あたるたち)コソコソコソ…。 35 00:03:30,043 --> 00:03:34,047 (面堂)僕だって 会えるものなら会いたい…。➡ 36 00:03:34,047 --> 00:03:36,049 ラムさんや しのぶさんに…。➡ 37 00:03:36,049 --> 00:03:39,052 フッ… 諸星のアホ面を 見なくて済むことだけが➡ 38 00:03:39,052 --> 00:03:42,055 唯一の救いか。➡ 39 00:03:42,055 --> 00:03:45,992 しかし こんな姿を 見られるくらいなら いっそ…。 40 00:03:45,992 --> 00:03:49,996 いっそ 死んだ方がましだ。 (面堂)んっ!? 41 00:03:49,996 --> 00:03:51,998 諸星 貴様! 42 00:03:51,998 --> 00:03:54,000 手伝ってやろう。 (面堂)近寄るな! 43 00:03:54,000 --> 00:03:56,002 何や 元気やないか。 44 00:03:56,002 --> 00:04:00,006 いったい 何があったっちゃ? 病気じゃなかったのけ? 45 00:04:00,006 --> 00:04:04,010 水くさいわ 面堂君。 一人で悩んでるなんて。 46 00:04:04,010 --> 00:04:07,013 うちたち 相談に乗るっちゃ。 (しのぶ)そうよ。➡ 47 00:04:07,013 --> 00:04:10,016 こんなとこに こもってたら 本当に病気になっちゃう。 48 00:04:10,016 --> 00:04:13,019 俺たちが こんなに心配してるんだ。 49 00:04:13,019 --> 00:04:16,022 素直に打ち明けてみろ。 50 00:04:16,022 --> 00:04:21,027 (面堂)ハァ… 貴様に言われると いまひとつ 踏み切れんが。➡ 51 00:04:21,027 --> 00:04:25,031 確かに このままでは らちが明かん。➡ 52 00:04:25,031 --> 00:04:29,035 ただ… 一つだけ約束してほしい。➡ 53 00:04:29,035 --> 00:04:32,038 何を見ても驚かないと…。 54 00:04:32,038 --> 00:04:45,986 ♬~ 55 00:04:45,986 --> 00:04:47,988 チュウ…。 56 00:04:47,988 --> 00:04:50,991 (一同)はぁ…。 面堂。 57 00:04:50,991 --> 00:04:53,994 (面堂)ん? 一つ 聞いていいか? 58 00:04:53,994 --> 00:04:55,996 (面堂)何だ? 貴様が頭上に➡ 59 00:04:55,996 --> 00:04:57,998 タコをいただいてるのは 納得いくとして…。 60 00:04:57,998 --> 00:04:59,100 納得いくか! 61 00:04:59,100 --> 00:05:03,003 どうして 花柄なの? うちも その点が➡ 62 00:05:03,003 --> 00:05:08,008 納得いかないっちゃ。 こ… これはですね…。 63 00:05:08,008 --> 00:05:11,011 (4人)あっ! (しのぶ)消えた!? 64 00:05:11,011 --> 00:05:15,015 わぁ~。 ちょうど1週間前のことです。 65 00:05:15,015 --> 00:05:18,018 (面堂)夜中に苦しくて 目を覚ますと➡ 66 00:05:18,018 --> 00:05:23,023 目の前に 何か透き通ったものの 存在を感じたのです。➡ 67 00:05:23,023 --> 00:05:25,992 そのときは そのまま何もなく…。 68 00:05:28,028 --> 00:05:30,030 (面堂)また 寝直したのですが➡ 69 00:05:30,030 --> 00:05:35,035 翌朝になってみると…。 70 00:05:35,035 --> 00:05:39,039 《うう… 頭が重い》 71 00:05:39,039 --> 00:05:41,041 (面堂)《今日は 学校を休む》 72 00:05:41,041 --> 00:05:45,045 《まるで 何かが 頭上に乗っているようだ》 73 00:05:45,045 --> 00:05:48,014 《まさか。 気のせいですわよ お兄さま》 74 00:05:52,986 --> 00:05:54,988 《はっ!》 (サングラス)《これは…》 75 00:05:54,988 --> 00:05:57,991 (サングラス)《空中でソースが!》 (面堂)《ん?》 76 00:05:57,991 --> 00:06:00,994 《あっ! お兄さま 動いては駄目》 《何?》 77 00:06:00,994 --> 00:06:03,997 《今すぐ 仕上げますから!》 78 00:06:03,997 --> 00:06:05,999 《こ… これは…》 79 00:06:05,999 --> 00:06:11,004 《昨夜 行方不明になった 赤丸さまではないか!》 80 00:06:11,004 --> 00:06:13,006 以来 頭から離れんのだ。 81 00:06:13,006 --> 00:06:16,009 花柄は 了子ちゃんの趣味か。 82 00:06:16,009 --> 00:06:18,011 取れないのけ? 83 00:06:18,011 --> 00:06:20,013 取ろうにも 実体がないんですから…。 84 00:06:20,013 --> 00:06:22,015 どれどれ? 85 00:06:22,015 --> 00:06:24,017 ほう…。 86 00:06:24,017 --> 00:06:27,020 ん~… ほう…。 87 00:06:27,020 --> 00:06:29,022 何のつもりだ 貴様!? いや…。 88 00:06:29,022 --> 00:06:33,026 本当に実体がないのかどうか…。 わざわざ確認した後にか? 89 00:06:33,026 --> 00:06:35,028 まさか 幽霊? 90 00:06:35,028 --> 00:06:38,031 考えたくはありませんが 毎晩 毎晩➡ 91 00:06:38,031 --> 00:06:41,034 「暗いよ 狭いよ 苦しいよ」と➡ 92 00:06:41,034 --> 00:06:44,037 訴えかける 赤丸の夢を見るのです。 93 00:06:44,037 --> 00:06:47,974 どこか 暗くて 狭い所で 死んでしまったのだとしたら…。➡ 94 00:06:47,974 --> 00:06:50,977 せめて 懇ろに弔ってやりたいと➡ 95 00:06:50,977 --> 00:06:54,981 遺体の捜索を 行っているのですが➡ 96 00:06:54,981 --> 00:06:56,983 いまだに 痕跡すら…。 97 00:06:56,983 --> 00:06:58,985 (錯乱坊)早まるでない。 (一同)ん? 98 00:06:58,985 --> 00:07:01,988 赤丸とやらは まだ 死んではおらん。 99 00:07:01,988 --> 00:07:04,991 その頭上のものは 生き霊というやつじゃ。 100 00:07:04,991 --> 00:07:07,994 サクラさ~ん! 僕に会いに こんな所まで~! 101 00:07:07,994 --> 00:07:09,663 ぶっ! 102 00:07:09,663 --> 00:07:14,000 おお! さすが霊能者。 このことは秘密にしていたのに! 103 00:07:14,000 --> 00:07:16,002 あっ いや なに テンのやつがな…。➡ 104 00:07:16,002 --> 00:07:19,005 町じゅうで 言い触らして回っとるぞ。 105 00:07:19,005 --> 00:07:25,011 おのれ あのガキ~っ! どうりで姿が見えなかったっちゃ。 106 00:07:25,011 --> 00:07:27,013 愚か者が。 107 00:07:27,013 --> 00:07:30,016 なぜ もっと早く 相談してくれなかったのじゃ。 108 00:07:30,016 --> 00:07:32,018 し… しかし…。 109 00:07:32,018 --> 00:07:35,021 笑われるとでも思ったのか? 110 00:07:35,021 --> 00:07:37,023 あっ… 先生…。 111 00:07:37,023 --> 00:07:40,026 そんなことで笑うわけ…。 112 00:07:40,026 --> 00:07:42,028 チュ! (サクラ)プッ…。 113 00:07:42,028 --> 00:07:45,031 (笑い声) (面堂)おのれら…。 114 00:07:45,031 --> 00:07:50,036 若! 邸内 くまなく捜しましたが 赤丸さまは 一向に…。 115 00:07:50,036 --> 00:07:52,038 そ… そうか。 116 00:07:52,038 --> 00:07:54,040 (サクラ)これは… あれじゃな。 117 00:07:54,040 --> 00:07:57,043 本人に聞くのが一番じゃな。 118 00:07:57,043 --> 00:08:00,046 そんなことができるのですか? (サクラ)うむ。➡ 119 00:08:00,046 --> 00:08:03,049 伯父上 ちょっと。 (錯乱坊)ん? 120 00:08:03,049 --> 00:08:07,053 そ~れ 赤丸 友達じゃ。 どこにいるか 言うてみぃ。 121 00:08:07,053 --> 00:08:09,055 どういう意味じゃ? 122 00:08:09,055 --> 00:08:11,057 チュ~。 123 00:08:11,057 --> 00:08:14,060 チュ! (錯乱坊)にゃあ…。 124 00:08:14,060 --> 00:08:17,063 チュ~! (錯乱坊)にゃあ… ぐへへ。 125 00:08:17,063 --> 00:08:20,066 (あたる・サクラ)誰が にらめっこせいちゅうた! 126 00:08:20,066 --> 00:08:24,070 あっ。 (面堂)諸星…。 127 00:08:24,070 --> 00:08:27,073 いやいや タコを殴ったんだ。 タコを。 128 00:08:27,073 --> 00:08:29,075 貴様! 問答無用! 129 00:08:29,075 --> 00:08:31,077 おのれ! ちょろちょろと! 130 00:08:31,077 --> 00:08:33,079 どりゃー! 131 00:08:33,079 --> 00:08:35,048 なんの! 132 00:08:40,086 --> 00:08:42,088 (あたる・面堂)あっ。 (面堂)赤丸!➡ 133 00:08:42,088 --> 00:08:44,090 赤丸ではないか! 134 00:08:44,090 --> 00:08:46,025 何と! こんな所に。 135 00:08:46,025 --> 00:08:50,029 どうりで この1週間 枕が ごろごろすると思った。 136 00:08:50,029 --> 00:08:54,034 思っただけ? 普通 調べるっちゃ。 137 00:08:54,034 --> 00:08:57,037 それ。 目を覚ませ。 あっ。 138 00:08:57,037 --> 00:09:00,039 チュ…。 (面堂)おお 赤丸。 139 00:09:00,039 --> 00:09:03,043 ん? おお 消えた。 140 00:09:03,043 --> 00:09:07,047 そやつは ずっと そこで 気絶しておったのであろうな。 141 00:09:07,047 --> 00:09:11,051 そして 生き霊が 必死で おぬしに居場所を訴えていた。 142 00:09:11,051 --> 00:09:15,054 そうだったのか 赤丸 かわいそうになぁ…。 143 00:09:15,054 --> 00:09:18,058 (赤丸)チュ~。 チュ~ チュ~。 144 00:09:18,058 --> 00:09:21,061 [そして めでたく 全ての謎が➡ 145 00:09:21,061 --> 00:09:24,063 解かれたかのように 見えたのだが…] 146 00:09:24,063 --> 00:09:28,067 ちょっと待て。 もう一つだけ不可解なことがある。 147 00:09:28,067 --> 00:09:31,071 なぜ タコが 枕の中に入ったんだろう? 148 00:09:31,071 --> 00:09:33,072 それは…。 149 00:09:33,072 --> 00:09:36,042 赤丸さまが 冒険好きなタコだからです。 150 00:09:38,077 --> 00:09:42,082 (笑い声) な~んだよ そうだったのか! 151 00:09:42,082 --> 00:09:46,019 こいつ~ 冒険も ほどほどにしろよ。 152 00:09:46,019 --> 00:09:52,025 [こうして 不可解な事件は 爽やかに終結したのであった] 153 00:09:52,025 --> 00:09:54,994 (赤丸)チュ~! 154 00:10:39,005 --> 00:10:40,974 あっ…。 155 00:11:05,965 --> 00:11:08,935 4丁目の諸星あたる君だって。 156 00:11:10,970 --> 00:11:12,972 どんな人なの? 157 00:11:12,972 --> 00:11:14,941 オホホ…。 158 00:11:48,007 --> 00:11:51,010 ⚟こんちは~! ん…。 159 00:11:51,010 --> 00:11:53,012 どもども~! (サクラ)来たか。 160 00:11:53,012 --> 00:11:57,016 何の用でしょ~か? うむ 実はな…。 161 00:11:57,016 --> 00:11:59,018 おぬしとデートしたいと…。 162 00:11:59,018 --> 00:12:01,955 デートなんて もどかしい。 すぐに結婚式を。 163 00:12:01,955 --> 00:12:04,958 最後まで聞かんか! 164 00:12:04,958 --> 00:12:07,961 (サクラ) デートの相手は 私ではない。 165 00:12:07,961 --> 00:12:10,964 いつから デートの斡旋を するようになったっちゃ? 166 00:12:10,964 --> 00:12:13,967 まあ これを読んでみぃ。 (ラム・あたる)ん? 167 00:12:13,967 --> 00:12:16,970 夢日記? (サクラ)ああ。 168 00:12:16,970 --> 00:12:20,974 先日 この日記の主の両親が 相談に来てな。 169 00:12:20,974 --> 00:12:22,976 どれどれ…。 170 00:12:22,976 --> 00:12:24,978 ふむ… 「すてきな あの方」 171 00:12:24,978 --> 00:12:28,982 「爽やかな笑顔」? 誰のことだっちゃ? 172 00:12:28,982 --> 00:12:32,986 う~む この日記から察するに…。 173 00:12:32,986 --> 00:12:35,989 これを書いた子は 相当 俺に熱を上げてるようだな。 174 00:12:35,989 --> 00:12:38,992 おぞましいが そのとおり。 175 00:12:38,992 --> 00:12:42,996 どうじゃ? 無理にとは言わんが デートしてみるか? 176 00:12:42,996 --> 00:12:44,998 もちろ…。 お断りだっちゃ! 177 00:12:44,998 --> 00:12:48,001 サクラさんの頼みとあらば たとえ 相手が化け物でも…。 178 00:12:48,001 --> 00:12:49,969 それは 話が早い。 179 00:12:52,005 --> 00:12:55,008 じゃあ まあ そういうことで…。 待たんかい! 180 00:12:55,008 --> 00:12:57,677 たった今 デートすると 言い切ったではないか! 181 00:12:57,677 --> 00:12:59,679 空耳だ 空耳! 182 00:12:59,679 --> 00:13:01,948 (サクラ)え~い 往生際の悪い! 183 00:13:01,948 --> 00:13:05,952 どうじゃ? サクラ。 諸星あたるを説得したか? 184 00:13:05,952 --> 00:13:09,956 快い承諾を得たところじゃ。 しとらんわ! 185 00:13:09,956 --> 00:13:13,960 安心せい デートの相手は 化け物ではない。 186 00:13:13,960 --> 00:13:16,963 幽霊じゃ。 187 00:13:16,963 --> 00:13:18,965 同じようなもんじゃないか! 188 00:13:18,965 --> 00:13:21,968 それ 恥ずかしがらんと 姿を見せい。 189 00:13:21,968 --> 00:13:23,936 ん? 190 00:13:27,974 --> 00:13:29,976 (あたる・ラム)あっ…。 191 00:13:29,976 --> 00:13:31,978 日記の主じゃ。 192 00:13:31,978 --> 00:13:34,981 おぬしとデートできなければ 成仏できんと。 193 00:13:34,981 --> 00:13:37,984 へぇ~ そう。 おっとっとっと…。 194 00:13:37,984 --> 00:13:39,986 君 そんなに 僕のこと好きだったの? 195 00:13:39,986 --> 00:13:41,988 あっ…。 196 00:13:41,988 --> 00:13:44,991 生きてる間に 告白してくれればよかったのに。 197 00:13:44,991 --> 00:13:48,995 で… でも あたし ずっと 寝たきりだったし。 198 00:13:48,995 --> 00:13:51,998 それに あんまり美人じゃないし。 199 00:13:51,998 --> 00:13:56,002 あっ…。 何を言ってるんだ。 200 00:13:56,002 --> 00:13:57,970 君は とっても チャーミングだよ。 201 00:14:00,940 --> 00:14:03,943 そ… そんなこと…。 で 名前は 何てぇの? 202 00:14:03,943 --> 00:14:08,948 住所と電話番号は? あっ… えっと 望です。 203 00:14:08,948 --> 00:14:11,951 住所は 友引町…。 (錯乱坊)さすが 諸星あたる。 204 00:14:11,951 --> 00:14:14,954 女とみれば 幽霊だろうと 見境なく口説く。 205 00:14:14,954 --> 00:14:18,958 手っ取り早くていいですな。 いいのけ? 206 00:14:18,958 --> 00:14:21,961 あの子が ダーリンの 本当の姿を知ったら➡ 207 00:14:21,961 --> 00:14:23,963 がっかりするっちゃ。 208 00:14:23,963 --> 00:14:25,965 そうなれば そうなったでいいのじゃ。 209 00:14:25,965 --> 00:14:30,970 要は 幽霊の この世への未練を 断ち切ること。 210 00:14:30,970 --> 00:14:32,972 デートに成功するもよし。 211 00:14:32,972 --> 00:14:35,975 また 諸星あたるに 愛想を尽かせば➡ 212 00:14:35,975 --> 00:14:38,978 やはり 未練はなくなるというものじゃ。 213 00:14:38,978 --> 00:14:40,980 ふ~ん。 214 00:14:40,980 --> 00:14:43,983 あのう これ 入院中に編んだんですけど。 215 00:14:43,983 --> 00:14:45,985 ん? 僕に? 216 00:14:45,985 --> 00:14:47,987 何かな? 217 00:14:47,987 --> 00:14:49,989 あっ マフラー! 218 00:14:49,989 --> 00:14:53,960 へぇ~。 おお イニシャル入り。 219 00:14:55,995 --> 00:14:59,999 ありがとう。 あったかいよ。 よかった。 220 00:14:59,999 --> 00:15:01,934 (セミの鳴き声) 季節外れだっちゃ。 221 00:15:01,934 --> 00:15:05,938 致し方あるまい あの娘の命日は➡ 222 00:15:05,938 --> 00:15:07,907 クリスマスじゃ。 223 00:15:14,947 --> 00:15:16,949 うれしい… 夢じゃないのね。 224 00:15:16,949 --> 00:15:20,953 あなたに手渡せるなんて 思ってもいなかったんです。 225 00:15:20,953 --> 00:15:24,957 だから 渡すときのこと想像して 楽しむだけで…。 226 00:15:24,957 --> 00:15:26,959 編んでて よかった。 227 00:15:26,959 --> 00:15:29,962 いや~ そんなに喜んでもらえると…。 228 00:15:29,962 --> 00:15:34,967 《外しにくくなるではないか。 この クソ暑いのに…》 229 00:15:34,967 --> 00:15:36,969 うれしいよ 望ちゃん。 230 00:15:36,969 --> 00:15:38,971 君からのプレゼントだったら 何だって。 231 00:15:38,971 --> 00:15:40,973 本当ですか? 232 00:15:40,973 --> 00:15:42,975 あ… あのう 実は…。 233 00:15:42,975 --> 00:15:45,978 えっ? まだ あるんです。 234 00:15:45,978 --> 00:15:47,980 うわ…。 毛糸の帽子と➡ 235 00:15:47,980 --> 00:15:49,982 手袋とレッグウオーマー。 236 00:15:49,982 --> 00:15:51,651 あ… ああ…。 237 00:15:51,651 --> 00:15:53,219 フフ…。 238 00:15:56,989 --> 00:15:59,992 わ~ いっぱい編んでくれたんだね! 239 00:15:59,992 --> 00:16:01,994 暇だったから。 240 00:16:01,994 --> 00:16:04,997 ほぉ~ なかなか 頑張るではないか。 241 00:16:04,997 --> 00:16:08,000 そ… そうだ ついでだから もう一つ。 242 00:16:08,000 --> 00:16:10,002 実は セーターも…。 うっ…。 243 00:16:10,002 --> 00:16:13,005 ハァ~… ふん! 244 00:16:13,005 --> 00:16:15,007 でっ! どわっ! 245 00:16:15,007 --> 00:16:17,009 急に走りだして どうなさったの? 246 00:16:17,009 --> 00:16:19,011 おぬしの いじらしさに感動して➡ 247 00:16:19,011 --> 00:16:22,014 じっとしていられなく なったようじゃ。 248 00:16:22,014 --> 00:16:26,018 乗り掛かった船じゃ 着てやらんか 手編みのセーター! 249 00:16:26,018 --> 00:16:28,020 人ごとだと思って 軽々しく言いやがって! 250 00:16:28,020 --> 00:16:30,022 俺は 我慢大会しに 来たんじゃなーい! 251 00:16:30,022 --> 00:16:34,026 ダーリン 女の子の真心を 踏みにじるもんじゃないっちゃ。 252 00:16:34,026 --> 00:16:36,028 お前なぁ! 生身の女の子から 何かもらうと➡ 253 00:16:36,028 --> 00:16:38,030 ギャーギャー 騒ぐくせに! あのう➡ 254 00:16:38,030 --> 00:16:40,032 これは 無理に着てもらわなくても。 255 00:16:40,032 --> 00:16:44,036 (3人)ん? (望)そのう… 編みかけだから。 256 00:16:44,036 --> 00:16:47,006 えっ? 途中で 死んじゃったから。 257 00:16:53,045 --> 00:16:55,047 (望)ごめんなさい。 258 00:16:55,047 --> 00:16:57,049 着てもらえるんだったら 頑張って➡ 259 00:16:57,049 --> 00:16:59,051 編み上げておけばよかった。 260 00:16:59,051 --> 00:17:01,988 いや~ その気持ちだけで 十分だよ。 261 00:17:01,988 --> 00:17:04,991 えっ? (子供)あの人 ずっと一人で➡ 262 00:17:04,991 --> 00:17:06,993 しゃべってる。 (母親)しっ! 263 00:17:06,993 --> 00:17:10,997 ダーリン かわいそうな人みたいに 見られてるっちゃ。 264 00:17:10,997 --> 00:17:13,100 道行く人に あの娘は 見えんからな。 265 00:17:13,100 --> 00:17:18,004 そんで 軽~く食事したら 成仏しようね~。 266 00:17:18,004 --> 00:17:19,972 はい。 267 00:17:22,008 --> 00:17:24,010 キャッ! 268 00:17:24,010 --> 00:17:26,979 び… びっくりした。 269 00:17:29,015 --> 00:17:33,019 (一同)キャー! 270 00:17:33,019 --> 00:17:36,022 (錯乱坊)ピース! ピース! (男性)向こう向かんか! 271 00:17:36,022 --> 00:17:39,025 ハハハハ… いい風じゃ。 272 00:17:39,025 --> 00:17:50,036 ♬~ 273 00:17:50,036 --> 00:18:00,046 ♬~ 274 00:18:00,046 --> 00:18:03,983 《ん~… 夜になっても まだ暑い》 275 00:18:03,983 --> 00:18:05,985 (望)あのう…。 あっ…。 276 00:18:05,985 --> 00:18:07,987 ん? 何? どうしたの? 277 00:18:07,987 --> 00:18:10,990 あのう もう一度 ジェットコースターに乗りませんか? 278 00:18:10,990 --> 00:18:14,994 あっ いいね~ 涼しくなれそう。 279 00:18:14,994 --> 00:18:16,996 いつになったら 成仏するっちゃ? 280 00:18:16,996 --> 00:18:22,001 う~む 普通なら とっくに 成仏しとるころじゃが…。 281 00:18:22,001 --> 00:18:25,004 ダーリンも そろそろ限界だっちゃ。 282 00:18:25,004 --> 00:18:29,008 まだ 何か 思いを遂げきれないでいるのか…。 283 00:18:29,008 --> 00:18:31,978 日記の最後はっと…。 284 00:18:54,033 --> 00:18:59,038 真っ白い雪か… これじゃな。 285 00:18:59,038 --> 00:19:01,974 雪が降るまで待つしかないのう。 えっ!? 286 00:19:01,974 --> 00:19:05,978 ですな。 何 のんきなこと言ってるっちゃ! 287 00:19:05,978 --> 00:19:07,980 (望)ウフフフ… フフフ…。 288 00:19:07,980 --> 00:19:11,984 ねえ 次はね… 次は! ヘヘヘヘ…。 289 00:19:11,984 --> 00:19:13,986 ハァ ハァ ハァ…。 290 00:19:13,986 --> 00:19:16,989 次は あっちの…。 291 00:19:16,989 --> 00:19:18,991 えっ? 292 00:19:18,991 --> 00:19:21,994 あ… あれ? 何これ? 293 00:19:21,994 --> 00:19:23,996 どうして 真っ暗なの? 294 00:19:23,996 --> 00:19:25,998 さっきまで あんなに 奇麗だったのに。 295 00:19:25,998 --> 00:19:30,002 あ… あたるさん。 あたるさん どこ!? 296 00:19:30,002 --> 00:19:35,007 あたるさん… 返事して…。 297 00:19:35,007 --> 00:19:37,009 私…。 298 00:19:37,009 --> 00:19:39,979 お願い もう少しだけ…。 299 00:19:44,016 --> 00:19:47,019 あっ…。 だ… 大丈夫? 300 00:19:47,019 --> 00:19:51,023 あ… あたるさん。 301 00:19:51,023 --> 00:19:52,992 (望・あたる)あっ。 302 00:19:57,029 --> 00:19:58,998 わぁ~! 303 00:20:01,967 --> 00:20:03,936 真っ白。 304 00:20:05,971 --> 00:20:09,942 ねえ すごく奇麗… あっ…。 305 00:20:20,986 --> 00:20:23,956 あたるさん。 ん? 306 00:20:25,991 --> 00:20:28,994 そのう… 腕組んでいいですか? 307 00:20:28,994 --> 00:20:30,963 いいとも。 308 00:20:38,003 --> 00:20:39,972 フフ…。 309 00:20:44,009 --> 00:20:46,979 あっ… 望ちゃん? 310 00:20:58,023 --> 00:20:59,992 あっ…。 311 00:21:05,965 --> 00:21:07,967 よく頑張ってくれたな。 312 00:21:07,967 --> 00:21:10,970 うむ ご苦労であった。 313 00:21:10,970 --> 00:21:13,973 暑かったじゃろ。 さあ もう脱いでもいいぞ。 314 00:21:13,973 --> 00:21:15,975 あっ…。 315 00:21:15,975 --> 00:21:18,944 もう少し 着てる。 316 00:21:25,985 --> 00:21:29,989 (セミの鳴き声) 317 00:21:29,989 --> 00:21:32,992 ダーリン 優しかったっちゃね。 318 00:21:32,992 --> 00:21:36,996 ふん 俺は いつだって 優しいわい。 319 00:21:36,996 --> 00:21:41,967 それに あの子の夢 壊しちゃかわいそうだもんな。 320 00:21:44,003 --> 00:21:48,007 あ~あ うちも幽霊になろっかな~。 321 00:21:48,007 --> 00:21:49,975 何言ってんだ バカ。 322 00:21:55,014 --> 00:22:04,990 ♬~ 323 00:23:24,970 --> 00:23:27,940 (校長)次回… 『うる星やつら』 (温泉)校長~!!