1 00:00:01,534 --> 00:00:05,734 見よ もうあやつは この結界域からは逃れられぬ 2 00:00:06,667 --> 00:00:11,801 一辺半里の方体の壁からは 飛んでももぐっても 脱する事能わず! 3 00:00:12,367 --> 00:00:16,634 ギィィィ… 我を閉じ込めたかあ… 4 00:00:16,901 --> 00:00:21,567 皆の者! 長き戦いに幕を引く時が来た 5 00:00:22,033 --> 00:00:24,901 ここを白面の最後の地とするのだあ! 6 00:00:25,167 --> 00:00:26,434 行くぜ~! 7 00:00:27,334 --> 00:00:30,033 消えよ カスども…! 8 00:00:30,601 --> 00:00:33,167 グウウウアアア… 9 00:00:33,367 --> 00:00:33,968 はっ… 10 00:00:36,567 --> 00:00:37,801 自衛隊! 11 00:00:39,868 --> 00:00:45,367 続き知りたいかい? この物語りは 12 00:00:45,701 --> 00:00:51,033 週替わりの奇跡の神話 13 00:01:08,567 --> 00:01:12,033 わずか7日で世界は作られた 14 00:01:14,267 --> 00:01:18,934 同じ早さで崩れるモロさってことさ 15 00:01:19,000 --> 00:01:24,834 永遠なんだと信じていたものも 16 00:01:24,901 --> 00:01:30,467 同じ 愛も 夢も 七日間ぐらいで 限界 17 00:01:30,601 --> 00:01:36,200 だけれど 変わらない やつらが いると言う 18 00:01:36,767 --> 00:01:42,167 ああギリギリを生きてるからさ 19 00:01:42,434 --> 00:01:47,901 人と妖怪の狭間を語ろう 20 00:01:48,267 --> 00:01:53,167 週替わりの奇跡の神話 21 00:01:55,968 --> 00:01:59,734 不変の 22 00:02:14,267 --> 00:02:16,501 グアアア… 23 00:02:19,534 --> 00:02:21,701 人間め… 24 00:02:27,567 --> 00:02:29,367 あれは雪妖達! 25 00:02:34,734 --> 00:02:36,567 遅くなりました 長! 26 00:02:36,701 --> 00:02:38,100 よくぞやってくれた 27 00:02:41,868 --> 00:02:45,067 やいやいてめーらぁ わしの獲物とるんじゃねえや! 28 00:02:45,601 --> 00:02:48,067 みんな… みんな…! 29 00:02:48,367 --> 00:02:51,300 潮 ここにきてようやく分かった 30 00:02:51,367 --> 00:02:52,000 えっ 31 00:02:52,267 --> 00:02:56,734 なぜ獣の槍が遠く時を経て お主を選んだのか 32 00:02:57,300 --> 00:03:01,467 なぜ長飛丸が潮とともに 戦わねばならなかったか 33 00:03:02,100 --> 00:03:06,400 獣の槍だけでは 今まで同様 白面は討てなかったろう 34 00:03:07,234 --> 00:03:13,234 だが お前達は戦いの中で 多くの者と深い絆で結ばれていった 35 00:03:14,701 --> 00:03:17,968 お前達の旅は 無駄ではなかった…! 36 00:03:18,234 --> 00:03:19,634 は はあ… 37 00:03:20,067 --> 00:03:21,901 ふぅぅ ふっ…! 38 00:03:27,434 --> 00:03:32,267 皆さん ご覧下さい! 白面の者への反撃が開始されました 39 00:03:32,567 --> 00:03:34,167 恐れる事はありません! 40 00:03:34,467 --> 00:03:37,467 皆さん 白面を恐れる事はないのです! 41 00:03:37,567 --> 00:03:38,534 いいぞ! 42 00:03:38,734 --> 00:03:39,267 ああっ! 43 00:03:39,334 --> 00:03:40,100 すげえ! 44 00:03:41,968 --> 00:03:43,534 潮… 45 00:03:43,701 --> 00:03:47,067 麻子 喜んでねえで炊き出しの握り飯! 46 00:03:47,133 --> 00:03:47,834 はいよ! 47 00:03:48,000 --> 00:03:48,501 んんっ… 48 00:03:48,567 --> 00:03:50,634 しっかしあんたも変わってるよ 49 00:03:50,701 --> 00:03:51,601 ああ? 50 00:03:51,667 --> 00:03:55,934 日本が沈むってんで よそさんは とっくに外国に避難してるのに 51 00:03:56,601 --> 00:03:59,234 ここに残ってお店をやってるなんてさ 52 00:03:59,501 --> 00:04:02,701 見ろ 完全に人が いなくなったわけじゃねえ 53 00:04:03,501 --> 00:04:06,501 人さんの脱出の為に働いている人達や 54 00:04:06,834 --> 00:04:09,667 動かせねえ病人から 離れられねえ家族とか 55 00:04:10,167 --> 00:04:12,467 ここにゃ まだまだいっぱいいるんだ 56 00:04:13,200 --> 00:04:17,467 そんなお客さんの為に メシ屋が メシ作らんでどーする! どどっ… 57 00:04:17,734 --> 00:04:19,801 あたしゃいい亭主を持ったよ! 58 00:04:19,868 --> 00:04:22,434 はっはははは… 59 00:04:23,067 --> 00:04:26,801 頑張ってるよ 潮… みんな頑張ってる 60 00:04:28,367 --> 00:04:30,200 あたしも頑張るからね! 61 00:04:32,701 --> 00:04:35,000 おにぎりあがったよぉ 父さ~ん! 62 00:04:38,701 --> 00:04:40,367 なぜだ… 63 00:04:41,400 --> 00:04:47,067 この国の人間どもの間から 我への恐怖が薄らいでゆく… 64 00:04:48,501 --> 00:04:52,901 どこだ… どこで形勢がおかしくなった? 65 00:04:54,100 --> 00:04:58,167 絶対無敵の力で この世に君臨するはずの我が 66 00:04:59,234 --> 00:05:01,834 どこで戦いを読み損ねた…? 67 00:05:04,734 --> 00:05:08,133 あいつら… あいつらか! 68 00:05:09,667 --> 00:05:14,200 2匹からの波動が 人とバケモノを 結びつけたというのか… 69 00:05:15,267 --> 00:05:16,767 そうか… 70 00:05:17,334 --> 00:05:21,734 あいつらを完全に砕いて しまわなかったのが我の誤り… 71 00:05:23,234 --> 00:05:24,767 ならばあ…! 72 00:05:31,067 --> 00:05:31,868 見ろ! 73 00:05:32,200 --> 00:05:33,601 白面が砕けるわ! 74 00:05:35,334 --> 00:05:37,834 しかし… これは… 75 00:05:38,801 --> 00:05:40,067 おかしいぞ… 76 00:05:41,067 --> 00:05:41,601 逃げて! 77 00:05:41,667 --> 00:05:42,334 ああっ? 78 00:05:43,200 --> 00:05:45,834 逃げて! 結界から逃げて! 79 00:05:48,501 --> 00:05:50,167 皆の者引けえええ~! 80 00:05:50,767 --> 00:05:52,267 総員退避~! 81 00:06:00,400 --> 00:06:01,033 あああ… 82 00:06:01,067 --> 00:06:01,534 がああ… 83 00:06:01,767 --> 00:06:03,000 ぎゃあああ…! 84 00:06:03,067 --> 00:06:07,901 これは… 毒気! おのれ その手があったか… 85 00:06:09,367 --> 00:06:12,667 報告! 白面を結界壁内に捕らえたるも 86 00:06:12,767 --> 00:06:17,534 体の表面を謎の毒素に変じさせ 煙を大量に発生させました! 87 00:06:18,167 --> 00:06:23,033 現在 人間 妖怪とも いかなる兵力も 結界内に侵入できません! 88 00:06:23,501 --> 00:06:24,767 んっあっ… 89 00:06:25,167 --> 00:06:26,334 潮様と… 90 00:06:26,434 --> 00:06:27,200 とら様が! 91 00:06:27,501 --> 00:06:28,501 何っ! 92 00:06:29,334 --> 00:06:30,767 取り残されたのか! 93 00:06:38,801 --> 00:06:41,067 とら… 大丈夫かよ? 94 00:06:41,200 --> 00:06:44,434 へっ 全然… おめえはよ? 95 00:06:45,334 --> 00:06:46,467 不思議だ… 96 00:06:47,033 --> 00:06:51,200 獣の槍のおかげか この鎧のせいか 分かんねえけど平気なんだ 97 00:06:52,067 --> 00:06:55,400 それどころか かえって力が 満ちてくるんだ 98 00:06:55,801 --> 00:06:58,467 そうかよ わしもだ… 99 00:06:59,000 --> 00:07:01,133 それにこの連中もな 100 00:07:01,534 --> 00:07:07,567 フハハハハハ… やはり無事か… 101 00:07:08,567 --> 00:07:13,667 どうやら我と汝らには よくよく宿縁があるらしい 102 00:07:14,467 --> 00:07:18,033 だが それもすぐ消える… 103 00:07:19,000 --> 00:07:24,467 潮 人間の言葉にゃ “タイマン”ってのがあるよな… 104 00:07:24,567 --> 00:07:25,367 あるぜ 105 00:07:25,434 --> 00:07:28,968 じゃあ これがわしらと奴の! 106 00:07:29,100 --> 00:07:29,601 ああ! 107 00:07:31,033 --> 00:07:32,100 タイマンさあ! 108 00:07:33,534 --> 00:07:37,033 お前達の考えている事は分かっている 109 00:07:39,300 --> 00:07:43,734 小さくなった… 弱くなったと… 110 00:07:44,033 --> 00:07:48,934 けっ その通りじゃねえか! 前の体の3分の1ってとこだぜ! 111 00:07:49,567 --> 00:07:56,834 フハハハハ… 我はお前達を直接 殺滅する為にこの姿になったのだ… 112 00:07:57,400 --> 00:08:00,567 我の全ての力を見せた上でなあ…! 113 00:08:00,934 --> 00:08:01,734 何? 114 00:08:02,434 --> 00:08:06,634 我の尾の1本目は 霧のバケモノ“シュムナ” 115 00:08:07,534 --> 00:08:09,067 2本目は“くらぎ” 116 00:08:09,567 --> 00:08:14,000 3本目は“斗和子” 4本目は“あやかし” 117 00:08:14,634 --> 00:08:18,868 5本目 6本目は 婢妖と黒炎の塊だった 118 00:08:20,634 --> 00:08:26,667 そして見よ… これが7本目と8本目だあ! 119 00:08:29,300 --> 00:08:30,634 交戦している… 120 00:08:30,901 --> 00:08:32,968 潮様ととら様は生きている! 121 00:08:33,267 --> 00:08:38,934 だが 限定された結界内では 潮らの勝ち目はない… 122 00:08:41,734 --> 00:08:43,868 でやああ~! 123 00:08:44,367 --> 00:08:46,334 ぐああああ~! 124 00:08:46,400 --> 00:08:51,734 があっ ううっ… 嵐と雷の尾に 槍みてえな尾! 125 00:08:52,567 --> 00:08:55,868 お前達の得意技だったなあ… 126 00:08:56,200 --> 00:08:58,767 うるせえええ~! 127 00:09:01,167 --> 00:09:03,534 けぇっ! やっぱりダメかよ 128 00:09:03,601 --> 00:09:05,601 うううううおああ…! 129 00:09:06,968 --> 00:09:09,300 くっそおおおお…! 130 00:09:10,701 --> 00:09:11,467 どあっ… 131 00:09:11,734 --> 00:09:13,167 かっ… 132 00:09:13,634 --> 00:09:16,033 ダメで あろ…? 133 00:09:18,701 --> 00:09:19,701 潮~! 134 00:09:20,167 --> 00:09:21,300 お前もだ! 135 00:09:21,634 --> 00:09:23,300 ぐうっ… んぐああっ…! 136 00:09:26,467 --> 00:09:28,267 真由子さん 大丈夫ですか? 137 00:09:28,734 --> 00:09:29,334 はい 138 00:09:29,667 --> 00:09:32,067 この岩柱は 結界壁の要 139 00:09:32,834 --> 00:09:35,267 白面を倒すまで守らねばなりません 140 00:09:35,434 --> 00:09:35,934 はあっ… 141 00:09:37,968 --> 00:09:39,901 真由子さん 耐えるのですよ! 142 00:09:40,033 --> 00:09:40,834 はい! 143 00:09:41,567 --> 00:09:45,000 とらちゃん… 私 頑張るよ! 144 00:09:45,200 --> 00:09:47,100 ジャアアアア… 145 00:09:48,133 --> 00:09:51,434 須磨子よ! 守ってやるぞ 146 00:09:51,868 --> 00:09:54,000 はあっ… 海座頭… 147 00:09:54,834 --> 00:09:59,467 なぜ… バケモノの中で特にお前が 私を憎んでいたのに… 148 00:09:59,834 --> 00:10:05,501 潮の流れが変わるなど 海にはまっこと多い事ぞ… 149 00:10:06,601 --> 00:10:08,634 ぎゅんんん… くああっ… 150 00:10:09,234 --> 00:10:10,367 海座頭… 151 00:10:11,868 --> 00:10:13,300 お姉ちゃん大丈夫だよ! 152 00:10:14,801 --> 00:10:17,000 キリオ君! 危ないのよ さがって! 153 00:10:17,300 --> 00:10:20,934 僕だって光覇明宗なんだよ これは使命だもの… 154 00:10:21,567 --> 00:10:23,467 それに 僕… 155 00:10:23,834 --> 00:10:24,634 え? 156 00:10:25,334 --> 00:10:26,267 なんでもない 157 00:10:28,467 --> 00:10:33,767 我らの成すべき事は念を送り 結界の壁をつくり続ける事 158 00:10:34,367 --> 00:10:36,167 各島に伝令せい! 159 00:10:36,400 --> 00:10:37,267 はっ! 160 00:10:39,334 --> 00:10:42,634 意識を結界に向けろ! 黒炎は私が食い止める! 161 00:10:42,701 --> 00:10:43,767 ありがとうございます! 162 00:10:44,000 --> 00:10:47,200 私 嬉しいわ 兄さんと一緒に戦えて 163 00:10:47,567 --> 00:10:48,868 私もさ 純 164 00:10:50,267 --> 00:10:51,167 土剋水! 165 00:10:52,634 --> 00:10:54,534 腕を上げたな 日輪! 166 00:10:54,834 --> 00:10:55,701 恐れ入ります 167 00:10:56,834 --> 00:11:01,334 さっ 紫暮様 ここは私に任せて 和羅様の伝令の通りに! 168 00:11:01,634 --> 00:11:02,300 すまぬ! 169 00:11:05,434 --> 00:11:08,701 やっぱりここに来ても 私は君のフォローだね 170 00:11:09,601 --> 00:11:13,534 でも おかしいわね 今は全然悔しくない 171 00:11:14,434 --> 00:11:16,534 男に生まれなかった悲しみ 172 00:11:16,701 --> 00:11:19,501 獣の槍の伝承者になれなかった悔しさ 173 00:11:20,667 --> 00:11:22,667 そんな気持ちでいっぱいだったのに… 174 00:11:23,868 --> 00:11:27,000 伝承者でなくとも 男でなくとも… 175 00:11:29,000 --> 00:11:32,534 私は私! 関守日輪だ! 176 00:11:32,868 --> 00:11:34,234 ぐぬああ~! 177 00:11:36,868 --> 00:11:38,567 くっ うおああ…! 178 00:11:39,234 --> 00:11:42,367 くだらぬ… 弱し 179 00:11:42,501 --> 00:11:44,300 弱くてくだらぬ! 180 00:11:45,334 --> 00:11:49,334 お前達は 我に勝てると思うているのか? 181 00:11:50,434 --> 00:11:54,734 思うてはいぬであろう 弱いからな! 182 00:11:54,968 --> 00:11:56,267 くっ ううっ…! 183 00:11:56,667 --> 00:12:00,467 ならば 既にお前達の戦いは 184 00:12:00,968 --> 00:12:04,567 正義などという 大義のもとの戦いではない! 185 00:12:05,534 --> 00:12:07,367 自己満足だ… 186 00:12:08,267 --> 00:12:12,634 弱い自分を認めたくないという 自意識が生んだ 187 00:12:13,300 --> 00:12:15,767 哀れな自己陶酔者… 188 00:12:16,801 --> 00:12:19,267 それがお前達の姿だ 189 00:12:19,400 --> 00:12:20,534 くっ うううう… 190 00:12:21,767 --> 00:12:26,367 槍の使い手よ お前は分かっていたのだろう 191 00:12:27,300 --> 00:12:30,267 どんなに口で人間を救いたいと言っても 192 00:12:30,901 --> 00:12:34,868 絶望の闇夜に 向かうしかないという事を…! 193 00:12:36,434 --> 00:12:37,634 夜だ… 194 00:12:38,200 --> 00:12:44,868 この国に お前達に 我が夜をもたらしてやるのだ! 195 00:12:45,334 --> 00:12:49,467 なんだとお… おい コラア! う はっ… 196 00:12:52,801 --> 00:12:59,901 どんなに… 誰かが頑張っても… 救えねえ奴がいる… 197 00:13:02,033 --> 00:13:07,100 だからといって… 諦められるか…! 198 00:13:08,167 --> 00:13:09,534 潮… 199 00:13:10,634 --> 00:13:16,434 自己満足か… よく… 分かんねえよ… 200 00:13:18,834 --> 00:13:21,968 でも… もしよ… 201 00:13:24,434 --> 00:13:30,601 もし 俺が願えば… 誰かが助かるなら… 202 00:13:31,667 --> 00:13:38,534 もしも 俺が泣けば… 誰かの涙を全部泣いちまえるなら… 203 00:13:41,300 --> 00:13:45,868 俺は願うさ… 何度だって泣いてやる! 204 00:13:47,567 --> 00:13:52,567 つうっ ふうっ… そして立つ! 立って戦う! 205 00:13:53,434 --> 00:13:56,300 負けと分かってまだ戦うか… 206 00:13:56,534 --> 00:13:57,501 勝つさ! 207 00:13:59,334 --> 00:14:03,601 お前の夜はもうやって来やしねえ! 俺には分かるんだ… 208 00:14:04,634 --> 00:14:08,234 お前と戦っているのは 俺達だけじゃないから! 209 00:14:09,467 --> 00:14:11,767 今 俺達は… 210 00:14:15,434 --> 00:14:17,868 太陽と一緒に戦っている! 211 00:14:20,167 --> 00:14:21,367 バカめ… 212 00:14:22,501 --> 00:14:26,200 瞬時にして我に粉砕されるお前らに 213 00:14:27,167 --> 00:14:30,033 そんなものがなんの支えになる! 214 00:14:30,400 --> 00:14:31,167 なるとも! 215 00:14:31,467 --> 00:14:36,834 だあっ! あああ… ああああ… あがっ… 216 00:14:37,434 --> 00:14:42,467 ほほう… 時が来てしまったようだな… 217 00:14:43,000 --> 00:14:48,868 獣の槍 まだだ… ふううっ… まだ白面と戦いきってねえ… 218 00:14:49,567 --> 00:14:50,934 もう少し待ってくれ! 219 00:14:51,167 --> 00:14:52,901 潮! 潮! 220 00:14:53,033 --> 00:14:57,367 ちくしょう! こんな時にまたあの くそったれな獣になっちまうのかよ! 221 00:14:57,567 --> 00:15:00,200 てめーらぁ! わしを 強くするって言ってたなあ 222 00:15:00,400 --> 00:15:03,234 強くしろよ おい! 今すぐによ! 223 00:15:04,434 --> 00:15:07,200 お前はもう 強い! 224 00:15:07,267 --> 00:15:09,901 なっ なんでえ それだけかよ! 225 00:15:10,267 --> 00:15:14,868 自覚していないのか お前は特別なのだ 226 00:15:14,934 --> 00:15:15,901 何ぃ? 227 00:15:16,567 --> 00:15:20,701 元は獣の槍を振るった 同じ人間でありながら 228 00:15:21,467 --> 00:15:24,968 なぜお前は我らのように石にならず 229 00:15:25,501 --> 00:15:27,567 この1年を生きてきた? 230 00:15:27,667 --> 00:15:30,801 知らねーよ! おめえら何が言いてぇんだ! 231 00:15:31,434 --> 00:15:36,834 なぜお前は… 白面を憎むあまり… 232 00:15:37,434 --> 00:15:40,667 こうなっていかないのか…! 233 00:15:41,534 --> 00:15:42,334 ううっ! 234 00:15:43,334 --> 00:15:47,467 ううっ ふっ は… 字伏達が 白面の姿に! 235 00:15:49,300 --> 00:15:54,767 獣の槍を振るい 打倒白面を目指した人間は 236 00:15:55,267 --> 00:15:59,601 魂を槍に削られ いずれ獣になる… 237 00:16:00,300 --> 00:16:03,000 その少年のように… 238 00:16:03,200 --> 00:16:07,634 そして獣は我ら“字伏”となる 239 00:16:08,467 --> 00:16:13,267 字伏になっても白面への 憎しみ消えぬ我らは 240 00:16:13,801 --> 00:16:15,200 何になる 241 00:16:15,667 --> 00:16:17,300 何になる 242 00:16:18,133 --> 00:16:19,934 奴になるのさ! 243 00:16:22,801 --> 00:16:24,601 面白し… 244 00:16:27,501 --> 00:16:32,834 獣の槍がつまるところ 我を生み出しているとはな… 245 00:16:34,033 --> 00:16:38,133 だが… 我は多くある必要なし 246 00:16:39,734 --> 00:16:40,534 うおっと… 247 00:16:41,067 --> 00:16:46,400 お前はその少年と出会った 我らは出会わなかった 248 00:16:46,601 --> 00:16:48,167 それが答えだ 249 00:16:48,367 --> 00:16:51,901 何言ってんだ! わしはこいつを 食らいたかっただけだぜ 250 00:16:52,767 --> 00:16:57,868 お前は 色々なものを その少年から食ったのだろう 251 00:16:58,501 --> 00:17:02,100 それが… お前の強い故さ… 252 00:17:02,167 --> 00:17:03,200 ううっ! 253 00:17:05,167 --> 00:17:09,901 我々も お前のような者と 出会っていたならな… 254 00:17:11,033 --> 00:17:11,667 字伏! 255 00:17:11,968 --> 00:17:17,033 まがい物どもが! 人の言う 地獄とやらに落ちるがよい! 256 00:17:17,434 --> 00:17:23,734 ならば我々はその地獄で お前の滅ぶ様を見せてもらうぞ! 257 00:17:24,000 --> 00:17:26,634 高笑いしながらなあ~! 258 00:17:30,100 --> 00:17:32,400 きさまらああ…! 259 00:17:32,767 --> 00:17:33,667 これで… 260 00:17:33,934 --> 00:17:35,868 これでやっとお…! 261 00:17:35,968 --> 00:17:37,200 字伏~! 262 00:17:42,434 --> 00:17:43,934 こいつらぁ… 263 00:17:44,067 --> 00:17:46,000 でやああああ~! 264 00:17:47,934 --> 00:17:49,634 潮 大丈夫かよ! 265 00:17:49,701 --> 00:17:51,501 まだ 槍が待ってくれる! 266 00:17:51,567 --> 00:17:52,767 うおお~し! 267 00:17:54,300 --> 00:17:55,567 字伏どもめ 268 00:17:56,234 --> 00:17:58,934 わしが潮から色々なもんを食っただと? 269 00:17:59,634 --> 00:18:02,467 そして強くなっただとお? 270 00:18:03,100 --> 00:18:07,701 ドアホウが… まったくドアホウがよお! 271 00:18:07,968 --> 00:18:13,934 皆の者! 我らに残された術は 結界壁に白面を捕らえ続ける事 272 00:18:14,200 --> 00:18:16,400 華鎚を黒炎から守るのだ! 273 00:18:16,734 --> 00:18:18,901 各員 法力僧を援護せよ! 274 00:18:19,334 --> 00:18:21,667 黒炎 婢妖の掃討を続行! 275 00:18:24,033 --> 00:18:24,801 父さん! 276 00:18:24,868 --> 00:18:26,734 てやんでえ とんちきどもがあ! 277 00:18:26,968 --> 00:18:28,534 グオオオオ… 278 00:18:29,734 --> 00:18:30,234 ああっ… 279 00:18:30,434 --> 00:18:31,801 グアアアア… 280 00:18:32,367 --> 00:18:34,934 お姉ちゃん この辺りはもう大丈夫だよ 281 00:18:35,133 --> 00:18:37,367 バ… バルちゃん! 282 00:18:38,467 --> 00:18:41,467 あはっ いたいた! 小夜ちゃ~ん! 283 00:18:41,667 --> 00:18:44,234 ああっ… 勇さん 礼子さん 284 00:18:44,868 --> 00:18:48,000 探したよ~ 礼子ちゃんの勘的中! 285 00:18:48,334 --> 00:18:49,968 この大騒ぎでしょ 286 00:18:50,167 --> 00:18:52,801 心配で いてもたっても いられないから来ちゃった 287 00:18:53,100 --> 00:18:54,234 ありがとう! 288 00:18:54,501 --> 00:18:58,667 でも ここはとっても危ないの 死者が現れたりするから 289 00:18:59,000 --> 00:19:01,634 それならなおさらよ 何か手伝わせて 290 00:19:02,067 --> 00:19:04,801 蒼月君の髪をとかした仲じゃない 291 00:19:05,000 --> 00:19:05,667 来た 292 00:19:05,834 --> 00:19:06,634 ええっ… 293 00:19:06,734 --> 00:19:07,367 ジャアア… 294 00:19:07,434 --> 00:19:09,033 白面の手先… 295 00:19:10,133 --> 00:19:10,767 グワワッ… 296 00:19:11,100 --> 00:19:11,767 ええ? 297 00:19:11,834 --> 00:19:15,133 大事な門だ 命を張るかいがある 298 00:19:15,200 --> 00:19:16,267 オマモリサマ… 299 00:19:17,367 --> 00:19:18,100 はあっ… 300 00:19:18,167 --> 00:19:23,400 ダメか… かがりや一鬼ほど オラが強くないのが悔やまれるな 301 00:19:23,534 --> 00:19:24,701 グオオオ… 302 00:19:25,033 --> 00:19:26,167 小夜ちゃんごめん! 303 00:19:26,300 --> 00:19:28,000 グオオオオ…! 304 00:19:30,601 --> 00:19:32,000 ああっ… 305 00:19:37,868 --> 00:19:40,133 お… お父さん! 306 00:19:40,300 --> 00:19:41,367 まだ来るぞ 307 00:19:41,601 --> 00:19:42,300 ええっ… 308 00:19:43,067 --> 00:19:43,901 お父さ… 309 00:19:44,334 --> 00:19:45,267 あっ… 310 00:19:49,300 --> 00:19:50,167 お父さん! 311 00:19:56,901 --> 00:20:00,667 小夜ちゃん あたしもごめん… 312 00:20:01,400 --> 00:20:04,133 そして ありがとう… 313 00:20:05,167 --> 00:20:08,067 あたしも ありがとう… 314 00:20:11,667 --> 00:20:15,334 白面! お前はやっぱり 獣の槍が怖いんだ! 315 00:20:15,767 --> 00:20:21,167 ほう… 我は既に獣の槍に 勝利しているのだぞ… 316 00:20:21,834 --> 00:20:26,167 あの時 俺はお前への憎しみに 我を忘れちまってたからなあ 317 00:20:27,133 --> 00:20:31,868 だがな 今俺は自分でも驚くほど冷静だ 318 00:20:32,868 --> 00:20:34,167 獣の槍もな! 319 00:20:35,234 --> 00:20:36,734 そして槍が言うのさ 320 00:20:37,400 --> 00:20:41,834 白面の身のこなしをよく見ろ 目線はどこにあるってな 321 00:20:42,901 --> 00:20:45,033 お前は常に槍から遠ざかる 322 00:20:45,734 --> 00:20:50,033 お前の目線はいつも 獣の槍にあるぜ! 323 00:20:50,734 --> 00:20:53,601 たわけめ! ただそれだけの事で! 324 00:20:53,667 --> 00:20:58,067 ならなんで! 奥の手の1本が 槍の形をしてんだよ! 325 00:20:58,501 --> 00:21:01,467 それこそお前が槍を認めてる 証拠じゃないか! 326 00:21:01,834 --> 00:21:06,767 は~っはははは…! その通りだ潮! 327 00:21:06,934 --> 00:21:09,200 こいつは槍がこえ~のよ 328 00:21:10,701 --> 00:21:16,267 なあ~ 白面 おめえはなんで そういつも見上げた目をしてんだ? 329 00:21:16,801 --> 00:21:19,400 おめえは確かに大妖さあ 330 00:21:19,467 --> 00:21:23,067 わしが認めてやらあ 最強だ! 331 00:21:24,000 --> 00:21:27,701 だったらよ なぜ見下さねえ… 332 00:21:29,267 --> 00:21:32,634 王者ってのは下っ端をそう見るもんだ 333 00:21:33,501 --> 00:21:38,400 それが… おめえはずっと 下から睨め上げてる 334 00:21:38,801 --> 00:21:39,834 それは… 335 00:21:40,133 --> 00:21:43,067 こいつの目はな 嫉妬の目だ 336 00:21:43,334 --> 00:21:48,601 獣の槍がこえ~んだ フッハハハハ… 337 00:21:49,033 --> 00:21:53,501 いや 獣の槍を使う蒼月潮が連れてくる 338 00:21:54,000 --> 00:21:58,200 全ての陽の存在! それが羨ましくて 339 00:21:58,267 --> 00:22:03,634 そして何よりも… 恐ろしいんだろお! 白面! 340 00:22:15,968 --> 00:22:20,501 この手で掴めなかったものたち 341 00:22:21,100 --> 00:22:25,667 この手で傷つけてきたものたち 342 00:22:26,300 --> 00:22:30,667 嘆いているだけならそんな手は 343 00:22:30,734 --> 00:22:35,133 最初から 何も守れはしない 344 00:22:36,934 --> 00:22:42,133 獣の槍よ 教えてくれよ 345 00:22:42,200 --> 00:22:46,234 俺は前を向いてるか? 346 00:22:48,901 --> 00:22:54,100 愛する者の 生きる世界を 347 00:22:54,167 --> 00:22:59,267 あいつの今日を あすを守るため 348 00:22:59,367 --> 00:23:04,501 泣いたあいつの 涙を止める 349 00:23:04,567 --> 00:23:09,234 そのために強くなりたい 350 00:23:09,701 --> 00:23:14,767 愛する者の 笑う未来を 351 00:23:14,901 --> 00:23:20,067 あいつの夢を 声を守るため 352 00:23:20,133 --> 00:23:25,133 泣いたあいつの 涙を止める 353 00:23:25,200 --> 00:23:29,968 それ以外理由は要らない