1 00:00:02,334 --> 00:00:03,367 子供 2 00:00:04,234 --> 00:00:07,267 この白面の者に立ち向かうか 3 00:00:08,467 --> 00:00:11,267 ならば我は覚えておこう 4 00:00:13,000 --> 00:00:17,167 お前の断末魔の後悔と苦しみをな 5 00:00:18,133 --> 00:00:20,367 ああ… 6 00:00:22,634 --> 00:00:23,567 だめだ 7 00:00:25,133 --> 00:00:26,667 一歩も動けない 8 00:00:28,868 --> 00:00:32,200 ぐああー… 9 00:00:32,634 --> 00:00:33,434 とぅりゃー 10 00:00:35,501 --> 00:00:36,400 うわあっ! 11 00:00:43,567 --> 00:00:44,667 ぐあああー 12 00:00:45,934 --> 00:00:46,801 ぐあー 13 00:00:48,334 --> 00:00:49,534 きゃー 14 00:00:54,667 --> 00:00:56,734 おのれー 白面! 15 00:00:57,200 --> 00:01:00,133 わしを歯牙にもかけやがらねぇ 16 00:01:02,200 --> 00:01:02,868 はっ 17 00:01:07,400 --> 00:01:12,734 あっ ぐっ… くっそう 18 00:01:14,567 --> 00:01:17,234 くっそおー! 19 00:01:21,300 --> 00:01:22,567 混ぜんな 20 00:01:22,634 --> 00:01:23,734 危険な 21 00:01:23,801 --> 00:01:26,300 やつらが会いすりゃ土壇場 22 00:01:26,601 --> 00:01:27,901 土壇場 23 00:01:27,968 --> 00:01:29,367 しゃないか 24 00:01:29,467 --> 00:01:31,567 混ぜるな危険のねんごろ 25 00:01:37,701 --> 00:01:39,501 土壇場ってのその理由(わけ) 26 00:01:39,567 --> 00:01:42,701 そりゃま やつら出会ったからだろう 27 00:01:42,968 --> 00:01:45,434 頼んじゃない諸問題 招く 28 00:01:45,501 --> 00:01:48,133 掛け合わせってのあるのだ 29 00:01:48,434 --> 00:01:50,133 もう会うことをやめりゃ 30 00:01:50,367 --> 00:01:53,367 それで 事は済むわけだけれど 31 00:01:53,767 --> 00:01:55,601 いやになるよな気が付きゃ 32 00:01:55,801 --> 00:01:56,901 ふたりぼっち 33 00:01:56,968 --> 00:01:58,801 なんなのカルマかい? 34 00:01:58,968 --> 00:02:01,434 混ぜるな 35 00:02:01,667 --> 00:02:04,133 そもそも出会うな 36 00:02:04,701 --> 00:02:08,801 取説にさ どんだけ書いてても 37 00:02:09,234 --> 00:02:12,200 無駄さ 38 00:02:12,501 --> 00:02:13,801 混ぜんな 39 00:02:13,868 --> 00:02:15,033 危険な 40 00:02:15,133 --> 00:02:17,634 やつらが会いすりゃ土壇場 41 00:02:17,901 --> 00:02:19,033 土壇場 42 00:02:19,334 --> 00:02:20,434 かまうか 43 00:02:20,501 --> 00:02:22,834 そもそも一つの 44 00:02:23,367 --> 00:02:24,567 混ぜんな 45 00:02:24,634 --> 00:02:25,801 危険な 46 00:02:25,868 --> 00:02:28,567 やつらが会いすりゃ土壇場 47 00:02:28,634 --> 00:02:29,868 土壇場 48 00:02:30,000 --> 00:02:31,033 かまうか 49 00:02:31,300 --> 00:02:34,000 そろそろ行こうぜ冥府魔道 50 00:02:56,701 --> 00:03:00,367 俺… 今まで何やって来たんだろう 51 00:03:02,067 --> 00:03:05,000 獣の槍に頼ってただけかよ 52 00:03:05,634 --> 00:03:06,801 しゃーねーだろ 53 00:03:07,334 --> 00:03:10,767 あいつはわしの炎まで 軽くいなすような奴なんだぞ 54 00:03:11,334 --> 00:03:13,300 獣の槍でも なけりゃよ 55 00:03:16,801 --> 00:03:17,734 ツァンユエ 56 00:03:18,100 --> 00:03:18,934 はっ 57 00:03:21,334 --> 00:03:24,234 お父様 お母様は? 58 00:03:25,033 --> 00:03:27,601 はあ あああ… 59 00:03:30,200 --> 00:03:31,033 そう 60 00:03:33,367 --> 00:03:36,734 あなたは… 何か知ってるのね? 61 00:03:38,400 --> 00:03:40,834 その為に空から落ちて来たんでしょ? 62 00:03:42,000 --> 00:03:45,734 きっと 仙人様より遠くから来たのね 63 00:03:47,033 --> 00:03:47,834 あの… 64 00:03:48,667 --> 00:03:52,267 いいの あなたは命の恩人だもの 65 00:03:53,734 --> 00:03:57,968 それよりも… ツァンユエが来た所の 話を聞かせて 66 00:03:59,234 --> 00:04:00,868 きっと素敵な所ね 67 00:04:01,801 --> 00:04:03,100 みんな仲良しなの? 68 00:04:03,667 --> 00:04:05,567 う うん 69 00:04:06,367 --> 00:04:10,100 私が行っても 友達になってくれるかしら 70 00:04:10,400 --> 00:04:13,467 ああ 向こうがほっとかねぇよ 71 00:04:16,400 --> 00:04:17,501 そっか… 72 00:04:19,400 --> 00:04:20,834 行ってみたいな 73 00:04:24,567 --> 00:04:25,934 はあ… 74 00:04:28,300 --> 00:04:31,167 くぅ… 75 00:04:32,133 --> 00:04:32,934 はっ 76 00:04:38,734 --> 00:04:42,567 うっうっ… 77 00:04:42,634 --> 00:04:46,234 ギリョウさん! 何やってんだよ! 手が壊れちまうよ! 78 00:04:46,300 --> 00:04:47,367 止めるな! 79 00:04:47,467 --> 00:04:52,501 あれだけ父が魂を込めた神剣が 何の役にも立たなかったんだ! 80 00:04:52,901 --> 00:04:53,834 何にも! 81 00:04:54,400 --> 00:04:58,601 今さら俺のこんな腕が残っていて どうなるというのだ! 82 00:04:58,667 --> 00:04:59,968 おしまいだ! 83 00:05:00,100 --> 00:05:00,868 ぐぅ 84 00:05:01,601 --> 00:05:02,400 ああっ 85 00:05:03,901 --> 00:05:04,701 あああ… 86 00:05:05,033 --> 00:05:06,033 終わりじゃないよ 87 00:05:07,467 --> 00:05:12,000 あんたの手は これから 白面の者を 殺す剣を造るんだ! 88 00:05:13,000 --> 00:05:14,234 負けないでくれよ 89 00:05:14,701 --> 00:05:16,434 諦めちゃ悔しいよ 90 00:05:16,868 --> 00:05:18,634 俺も手伝うからさ 91 00:05:18,901 --> 00:05:20,400 はっはっ… 92 00:05:22,400 --> 00:05:24,567 はぁ… だめなんだ 93 00:05:25,734 --> 00:05:26,567 後は… 94 00:05:28,067 --> 00:05:30,501 あの方法しか残ってないんだよ 95 00:05:31,300 --> 00:05:32,501 あの方法って? 96 00:05:34,133 --> 00:05:35,734 もう一つあるんだよ 97 00:05:37,200 --> 00:05:41,634 強い剣を造る… 暗黒の邪法が 98 00:05:47,534 --> 00:05:49,501 今から百年もの昔 99 00:05:50,267 --> 00:05:53,667 天帝に命ぜられた鐘造りの名工が 100 00:05:53,801 --> 00:05:58,167 その術の奥義を尽くして 大鐘の鋳造にあたった 101 00:05:59,367 --> 00:06:04,167 だが それは困難を極め失敗が続いた 102 00:06:06,033 --> 00:06:08,734 決心した名工は何をしたと思う? 103 00:06:10,767 --> 00:06:12,200 人身御供さ 104 00:06:13,834 --> 00:06:19,133 己が娘を神の供物として 炉の中に捧げたのさ 105 00:06:20,534 --> 00:06:24,634 そうして出来上がった鐘は 傷一つなく 106 00:06:25,167 --> 00:06:27,501 光を受けて七色に輝き 107 00:06:28,234 --> 00:06:31,534 万里に澄んだ音色を響かせたという 108 00:06:33,300 --> 00:06:37,868 ううう… そ… そんな 109 00:06:37,934 --> 00:06:40,734 当たり前だ! そんな事が出来るか! 110 00:06:41,033 --> 00:06:43,901 父上も母上も死んでしまった今では 111 00:06:44,467 --> 00:06:46,567 ジエメイが俺の全てだ 112 00:06:49,767 --> 00:06:50,701 お兄様 113 00:06:50,834 --> 00:06:52,234 あ… あっ! 114 00:06:55,100 --> 00:06:58,534 良い剣を… 造って下さいましね 115 00:06:59,033 --> 00:07:01,334 うっ 何を言っているのだ 116 00:07:01,501 --> 00:07:05,801 そんな所に立つと熱いだろう さぁ こっちに降りろ 117 00:07:07,100 --> 00:07:12,033 次に白面の者を倒し得る剣を打てるのは お兄様だけです 118 00:07:13,834 --> 00:07:16,300 お母様が髪を炉に捧げたように 119 00:07:16,901 --> 00:07:18,934 今度は私の番なのですね 120 00:07:20,234 --> 00:07:24,701 剣を… 白面の者を倒す神剣を造る為なら 121 00:07:25,334 --> 00:07:29,701 造剣の匠の娘として生まれた我が身を どうして惜しみましょう 122 00:07:30,000 --> 00:07:32,167 やめろ! もうよいのだ 123 00:07:32,234 --> 00:07:35,267 お前までなくしたら 兄はどうすればよいのだ 124 00:07:35,734 --> 00:07:37,934 耐えられぬ! 耐えられぬぞ! 125 00:07:38,234 --> 00:07:40,133 やめろ ジエメイさん 126 00:07:40,567 --> 00:07:44,200 あんたまで死ぬ必要なんかない! 白面なんかの為に! 127 00:07:47,467 --> 00:07:48,200 くふ 128 00:07:48,567 --> 00:07:50,200 はっ ジエメイ 129 00:08:13,901 --> 00:08:19,133 うあああ… 130 00:08:37,267 --> 00:08:37,968 は… 131 00:08:40,767 --> 00:08:45,467 俺は… あの時 本心から言ったのだろうか 132 00:08:45,901 --> 00:08:46,501 えっ? 133 00:08:48,300 --> 00:08:50,200 あの時は本気で思った 134 00:08:51,667 --> 00:08:53,334 だが本当は… 135 00:08:54,167 --> 00:08:58,601 うう… ぐっ 本当は心の底で 136 00:08:59,234 --> 00:09:02,634 こうなる事を望んでいたかもしれないんだ 137 00:09:02,901 --> 00:09:05,033 くう… 138 00:09:05,100 --> 00:09:07,934 ならば… ならば! 139 00:09:09,501 --> 00:09:11,267 俺は鬼だ! 140 00:09:12,667 --> 00:09:16,067 鬼の成すべき事は… 一つだ! 141 00:09:19,667 --> 00:09:20,501 くうっ 142 00:09:21,934 --> 00:09:22,434 えいっ 143 00:09:23,901 --> 00:09:24,634 えいっ 144 00:09:25,901 --> 00:09:26,701 えいっ 145 00:09:27,734 --> 00:09:28,567 うっ 146 00:09:29,667 --> 00:09:30,467 くうっ 147 00:09:34,334 --> 00:09:40,367 くっ くっ… 148 00:09:40,667 --> 00:09:41,834 ギリョウさん 149 00:09:43,501 --> 00:09:44,534 やめときな 150 00:09:45,367 --> 00:09:48,734 ううっ でも… でもよ… 151 00:09:49,133 --> 00:09:51,934 今 おめーがやる事はたった一つ 152 00:09:52,734 --> 00:09:55,300 あいつを最後まで見続ける事だ 153 00:09:56,133 --> 00:10:00,467 うう… くっ ジエメイ… 154 00:10:01,767 --> 00:10:03,868 あの時なぜ笑ったのだ 155 00:10:05,567 --> 00:10:07,834 そんな運命に追い込んだ兄を 156 00:10:09,067 --> 00:10:10,667 なぜ許したのだ 157 00:10:11,501 --> 00:10:14,634 せめて… せめて憎んでくれたら 158 00:10:15,200 --> 00:10:19,734 俺は自分を軽蔑し 外道として生きも出来たろうに 159 00:10:20,534 --> 00:10:21,868 くうっ 160 00:10:23,567 --> 00:10:24,868 ジエメイ! 161 00:10:27,701 --> 00:10:28,667 くっ 162 00:10:29,434 --> 00:10:30,634 くっ 163 00:10:31,434 --> 00:10:32,234 ううっ 164 00:10:33,033 --> 00:10:35,934 は… ギリョウさん 165 00:10:37,601 --> 00:10:38,467 ううっ 166 00:10:39,567 --> 00:10:39,934 うっ 167 00:10:41,300 --> 00:10:42,367 ツァンユエ… 168 00:10:43,601 --> 00:10:46,434 いずこから来たかも知らぬ 強い少年よ 169 00:10:47,968 --> 00:10:53,000 俺は… ようやく自分が何になるか 悟ったよ 170 00:10:55,033 --> 00:10:56,133 槍さ 171 00:10:56,901 --> 00:11:00,067 鬼として剣を打った俺は 槍になる 172 00:11:00,868 --> 00:11:06,534 白面の者の血に飢え 化け物どもへの怨念に満ちた槍にな 173 00:11:07,834 --> 00:11:09,734 お前はいい男子(おとこ) だ 174 00:11:11,133 --> 00:11:13,467 白面と対して恐れぬ強さ 175 00:11:14,434 --> 00:11:16,467 身をもって我らを庇った勇気 176 00:11:17,501 --> 00:11:19,000 そして優しさ 177 00:11:20,367 --> 00:11:25,634 お前の輝きは暗黒の闇にも 決して引けを取る事はないだろう 178 00:11:27,601 --> 00:11:30,200 俺は暗黒の槍になるが 179 00:11:31,534 --> 00:11:36,300 いつかはお前のような者とともに 戦いたいな! 180 00:11:38,601 --> 00:11:39,934 さらばだ 181 00:11:52,467 --> 00:11:53,100 はっ 182 00:11:54,601 --> 00:11:58,734 ツァンユエよ 証人となってくれ 183 00:12:00,067 --> 00:12:00,634 ああっ 184 00:12:01,133 --> 00:12:06,000 我と我が一族とが どんな思いをかけたかを 185 00:12:06,968 --> 00:12:10,501 我はせめて証人の名を 我が身に刻まん 186 00:12:13,100 --> 00:12:14,367 はあ… 187 00:12:16,000 --> 00:12:19,601 我らは白面の者を倒すまで 188 00:12:20,534 --> 00:12:22,901 ツァンユエの心の内にある 189 00:12:24,601 --> 00:12:27,901 これが… 獣の槍 190 00:12:29,167 --> 00:12:35,400 ジエメイさんが刃先に そして ギリョウさんが変化して… 柄になった槍 191 00:12:37,601 --> 00:12:38,534 うっ! 192 00:12:39,334 --> 00:12:40,801 な 何だ? 193 00:12:41,834 --> 00:12:45,367 この槍見てたら 急に何か思い出しそうになったぁ 194 00:12:46,834 --> 00:12:48,033 まぁいい 195 00:12:48,400 --> 00:12:53,167 これを今ぶっ壊せば これから先 この槍にびくびくする事もねぇ 196 00:12:53,467 --> 00:12:54,067 うっ 197 00:12:54,701 --> 00:12:55,400 槍が! 198 00:12:55,467 --> 00:12:57,667 チッ 逃がすかよー! 199 00:12:58,934 --> 00:12:59,934 げぇー うっ 200 00:13:05,501 --> 00:13:07,634 と 飛んで行っちまった 201 00:13:07,701 --> 00:13:08,634 ちぇっ 202 00:13:10,100 --> 00:13:10,834 あっ? 203 00:13:12,100 --> 00:13:13,267 ジエメイさん 204 00:13:13,334 --> 00:13:15,567 へ 化けて出たのかよ 205 00:13:15,834 --> 00:13:18,968 ツァンユエ… いえ蒼月潮 206 00:13:19,067 --> 00:13:19,868 は… 207 00:13:20,200 --> 00:13:24,067 私はこのような者になって 全て分かりました 208 00:13:25,067 --> 00:13:29,434 私はあなたに槍の由来と あなたの母上について 209 00:13:29,501 --> 00:13:30,868 告げる者だったのです 210 00:13:31,200 --> 00:13:32,701 そうだ 母ちゃん 211 00:13:32,834 --> 00:13:34,934 俺は母ちゃんの事を知る為に来たんだ 212 00:13:35,434 --> 00:13:37,000 はっ 時逆! 213 00:13:37,300 --> 00:13:41,734 よぉ 見るものは見 聞くものは聞いたかい? 214 00:13:41,901 --> 00:13:44,968 じゃ今度は時を順に行こうか 215 00:13:45,133 --> 00:13:45,734 はあ? 216 00:13:45,834 --> 00:13:48,267 この時順とともにな 217 00:13:53,033 --> 00:13:53,767 うあっ! 218 00:13:54,334 --> 00:13:55,300 これは! 219 00:13:55,934 --> 00:13:59,234 ギリョウ兄さん いいえ獣の槍は 220 00:13:59,767 --> 00:14:03,167 白面の者を求めて 大陸中を飛び回りました 221 00:14:04,734 --> 00:14:06,534 しかし 白面は見つからず 222 00:14:07,067 --> 00:14:12,000 憎しみと苛立ちで 槍は妖怪を 手当たり次第に殺し回ったのです 223 00:14:13,634 --> 00:14:18,634 中国中の妖怪たちは 槍に対抗する為に 手を結びました 224 00:14:19,534 --> 00:14:24,234 そして長い死闘の後 槍は遂に捕らえられたのです 225 00:14:25,934 --> 00:14:28,534 一体一体 妖怪が糸に変化し 226 00:14:29,000 --> 00:14:33,200 妖物を封じる為に織られた 赤布によって 227 00:14:35,434 --> 00:14:39,400 槍はこれより深山幽谷に封じられたまま 228 00:14:40,200 --> 00:14:42,934 長く復活の時を待つ事になるのです 229 00:14:44,067 --> 00:14:47,601 次に1人の男が この地を訪れるまで 230 00:14:47,968 --> 00:14:52,033 へっ そいつが ちょっかい出さなけりゃ よかったのによ 231 00:14:53,567 --> 00:14:56,334 私は白面の者の後を 追いかけました 232 00:14:57,200 --> 00:15:01,534 白面のもとに いつか必ず 槍は現れると思ったからです 233 00:15:02,701 --> 00:15:05,000 私はお兄様が心配でした 234 00:15:05,801 --> 00:15:10,167 もし お兄様が昇天する時が 白面の倒れる時ならば 235 00:15:11,434 --> 00:15:13,367 私は白面を倒したい 236 00:15:14,234 --> 00:15:18,767 もう二度とお兄様と私のような者が この世に生まれぬように 237 00:15:22,534 --> 00:15:24,767 そして 私は知ったのです 238 00:15:25,601 --> 00:15:28,367 白面の者が日本へ渡ったと 239 00:15:30,267 --> 00:15:33,734 そこで私は 生まれ変わりを体験したのです 240 00:15:35,968 --> 00:15:40,000 日本人として転生した私の名は… ゆき 241 00:15:41,734 --> 00:15:45,467 そして この国を滅ぼそうとする白面の者と 242 00:15:45,901 --> 00:15:48,000 再び まみえる事になったのです 243 00:15:49,801 --> 00:15:53,968 1160年 人間と妖怪が手を結び 244 00:15:54,334 --> 00:15:56,601 白面の者との長き戦いの末 245 00:15:57,234 --> 00:15:59,567 遂に白面の者は背を向けました 246 00:16:00,200 --> 00:16:02,267 へん ざまーみろい! 247 00:16:02,567 --> 00:16:06,534 でも本当の危機は その逃げゆく先にあったのです 248 00:16:06,868 --> 00:16:09,234 えっ 本当の危機? 249 00:16:10,434 --> 00:16:16,400 白面の逃げた先は 私の予感が告げる 最悪の場所だったのです 250 00:16:18,033 --> 00:16:18,734 はぁっ! 251 00:16:20,501 --> 00:16:24,834 ふっふっふっ… 我を討つか 252 00:16:26,167 --> 00:16:27,934 だが見るがいい 253 00:16:28,701 --> 00:16:32,701 ここは この島国を支える柱の要よ 254 00:16:34,133 --> 00:16:37,801 今 我はこの柱に身を差し込んだ 255 00:16:39,467 --> 00:16:43,667 我が再びここを飛び去る事を考えよ 256 00:16:45,033 --> 00:16:50,434 その時 この島の支える柱は全て崩れだし 257 00:16:50,868 --> 00:16:54,701 この日本なる国は 大海に没するであろう 258 00:16:55,400 --> 00:16:56,200 はああ… 259 00:16:56,901 --> 00:17:01,133 ふっふっふっ どうする? 仲間が来たぞ 260 00:17:01,267 --> 00:17:01,968 はっ 261 00:17:02,701 --> 00:17:06,100 我をここから起こしになぁ 262 00:17:07,000 --> 00:17:11,834 はっはっはっ… さあ女 どうする? 263 00:17:12,200 --> 00:17:13,100 くうっ 264 00:17:13,634 --> 00:17:15,467 だあああー! 265 00:17:16,534 --> 00:17:20,300 女ー 裏切ったかぁー! 266 00:17:21,734 --> 00:17:24,434 そんなわけがあったのかよ 267 00:17:24,767 --> 00:17:27,100 じゃあ 俺の母ちゃんって… 268 00:17:27,434 --> 00:17:28,267 ん… 269 00:17:30,300 --> 00:17:35,534 連綿と続く時の中で 私は白面の者を封じ続けました 270 00:17:37,167 --> 00:17:42,467 そして力の限界が来た時 私は後継者を選んだのです 271 00:17:44,767 --> 00:17:50,334 二代目は ゆきの血を引いた 貧しい村娘 日崎御角 272 00:17:52,234 --> 00:17:54,300 己の悲運を嘆きもせず 273 00:17:54,868 --> 00:17:57,834 御角は白面の者を封じる任に当たりました 274 00:17:59,901 --> 00:18:01,300 それから300年 275 00:18:02,167 --> 00:18:05,033 御角にも力の限界の時がやって来ました 276 00:18:06,901 --> 00:18:10,167 私は再び後継者を捜し出し 277 00:18:10,501 --> 00:18:13,434 次のお役目となる 子孫の前に立ったのです 278 00:18:15,334 --> 00:18:16,934 日崎須磨子 279 00:18:17,968 --> 00:18:19,901 後の蒼月須磨子です 280 00:18:21,501 --> 00:18:26,067 今も海の底で結界を張り 白面の者を封じている 281 00:18:26,601 --> 00:18:28,100 あなたのお母様です 282 00:18:30,501 --> 00:18:33,133 俺の… 母ちゃん 283 00:18:34,367 --> 00:18:37,801 でも こいつの母ちゃんが 結界を張ってんだったら 284 00:18:38,000 --> 00:18:40,033 こいつはどうして生まれたんだよ 285 00:18:41,100 --> 00:18:44,200 結界を張り続けてきた須磨子が ある日 286 00:18:45,968 --> 00:18:48,667 初代… 夢を見ました 287 00:18:49,501 --> 00:18:53,467 私が立派な男の方に嫁いで暮らす夢です 288 00:18:55,334 --> 00:18:56,901 幸せでした 289 00:18:58,167 --> 00:18:59,167 須磨子… 290 00:18:59,734 --> 00:19:01,467 いいのです 初代 291 00:19:02,033 --> 00:19:05,133 私はこの身を嘆こうなどとは思いません 292 00:19:05,567 --> 00:19:07,367 全ては運命なれば 293 00:19:07,934 --> 00:19:12,701 私はその安らぎの中で こうした大役を果たせるのですから 294 00:19:14,100 --> 00:19:16,901 ただ その夢の中で 295 00:19:17,400 --> 00:19:20,567 私は身ごもり 子を産むのですが 296 00:19:22,834 --> 00:19:25,000 その子供が成長して 297 00:19:25,300 --> 00:19:28,567 初代のおっしゃる 槍を振るっておりましたよ 298 00:19:30,534 --> 00:19:34,801 凛々しく頼もしい男の子でございました 299 00:19:37,267 --> 00:19:39,567 私は確信した 300 00:19:40,767 --> 00:19:43,434 槍は未だに白面のもとに現れぬ 301 00:19:43,968 --> 00:19:47,067 ならば それを操る人を用意しよう 302 00:19:48,467 --> 00:19:50,634 槍を正しい心で使い 303 00:19:51,033 --> 00:19:54,167 白面の者を滅ぼせる人を誕生させたなら 304 00:19:54,734 --> 00:19:57,067 その人が槍を呼ぶだろう 305 00:19:59,400 --> 00:20:02,801 須磨子 戯れに尋ねましょう 306 00:20:03,934 --> 00:20:06,534 その子に名付けるとしたら 何と? 307 00:20:07,367 --> 00:20:08,100 はい 308 00:20:09,434 --> 00:20:12,567 私が今 座するこの場所 309 00:20:14,167 --> 00:20:18,667 そして 何者にも負けぬ力を持つ意より 310 00:20:21,033 --> 00:20:22,934 潮… と 311 00:20:30,601 --> 00:20:34,434 そして私は 須磨子を下界に送り出しました 312 00:20:35,300 --> 00:20:39,000 非常ともいえる 2年の短い時だけを与えて 313 00:20:39,534 --> 00:20:40,701 それで生まれたのが… 314 00:20:41,767 --> 00:20:43,901 そうです あなたです 315 00:20:45,834 --> 00:20:50,701 じゃあな 次に会う時が最後の戦いの時だあ 316 00:20:50,868 --> 00:20:54,367 それまで今の暮らしを 楽しんでおくんだなあ 317 00:20:55,033 --> 00:20:59,200 あなたには これからも様々な戦いが 待っているでしょう 318 00:20:59,801 --> 00:21:01,701 でも 負けないで 319 00:21:02,901 --> 00:21:04,534 あなたはあなたらしく 320 00:21:05,334 --> 00:21:07,133 元気に頑張って下さいね 321 00:21:08,601 --> 00:21:09,801 ツァンユエ 322 00:21:16,400 --> 00:21:20,801 おめえ もう後へは引けねえぜ どうする? 323 00:21:20,868 --> 00:21:21,567 はっ… 324 00:21:22,167 --> 00:21:24,934 そうだ もう後には引けない 325 00:21:26,067 --> 00:21:26,767 だけど… 326 00:21:30,734 --> 00:21:31,467 はっ 327 00:21:39,100 --> 00:21:40,300 そうだよな 328 00:21:41,534 --> 00:21:43,734 一緒に戦いたいって言ってたもんな 329 00:21:44,767 --> 00:21:47,067 この世界に来たいって言ってたもんな 330 00:21:49,601 --> 00:21:50,100 まっ 331 00:21:50,167 --> 00:21:50,801 んん 332 00:21:51,267 --> 00:21:53,100 帰ってから考えるか 333 00:21:53,701 --> 00:21:54,734 へっ 334 00:21:56,667 --> 00:21:59,167 ギリョウさん ジエメイさん 335 00:22:00,667 --> 00:22:01,801 一緒に行こう 336 00:22:17,634 --> 00:22:19,868 誰かを守りたい 337 00:22:20,167 --> 00:22:22,434 自分を信じたい 338 00:22:22,901 --> 00:22:26,868 けして諦めない魂 339 00:22:28,234 --> 00:22:30,367 人間は強い 340 00:22:30,934 --> 00:22:33,000 傷を負うほどに 341 00:22:33,534 --> 00:22:37,167 キスをするほどに優しい 342 00:22:38,234 --> 00:22:42,701 憎む心で戦うんじゃねぇ 343 00:22:42,968 --> 00:22:47,634 どんな時もおまえといるぜ 344 00:22:47,901 --> 00:22:50,501 涙が叫んでる 345 00:22:50,567 --> 00:22:53,234 涙が走ってる 346 00:22:53,300 --> 00:22:57,701 言葉にならぬ声で流れてる 347 00:22:58,601 --> 00:23:04,133 弱いけれど キレイな心 348 00:23:04,300 --> 00:23:09,067 負けるな闇の塊に 349 00:23:09,300 --> 00:23:11,801 涙が叫んでる 350 00:23:12,000 --> 00:23:14,501 涙が怒ってる 351 00:23:14,734 --> 00:23:19,133 一人ぼっちなんかじゃないから 352 00:23:19,934 --> 00:23:25,367 風は止んだ 何かがやって来た 353 00:23:25,667 --> 00:23:30,467 負けるな小さきものよ 354 00:23:31,000 --> 00:23:32,067 Oh Year!!