1 00:00:23,634 --> 00:00:27,701 くっ んっ… 2 00:00:43,501 --> 00:00:45,634 く うん うぐ… 3 00:00:46,367 --> 00:00:47,868 ただちに兵を引き 4 00:00:48,133 --> 00:00:49,667 ヤマトから立ち去られよ 5 00:00:50,667 --> 00:00:54,968 さすれば聖上は 此度の侵攻に 温情ある措置を… 6 00:01:08,467 --> 00:01:09,300 聞けー! 7 00:01:10,000 --> 00:01:12,901 この地を統べるべきは ヤマトにあらず 8 00:01:13,167 --> 00:01:15,601 我らウズールッシャである! 9 00:01:15,701 --> 00:01:19,100 おおー! 10 00:01:19,133 --> 00:01:21,434 おーっ! 11 00:01:21,467 --> 00:01:24,767 餓狼の勇者たちよ その牙を 12 00:01:24,801 --> 00:01:26,767 ヤマトの喉笛に突き立てよ! 13 00:01:27,300 --> 00:01:31,000 このグンドゥルアの名を 天下にしらしめよ! 14 00:01:31,033 --> 00:01:34,968 おおーーっ! 15 00:01:38,033 --> 00:01:43,467 天かける星よ いにしえの光 16 00:01:43,501 --> 00:01:46,734 永久(とわ)に瞬きて 17 00:01:46,767 --> 00:01:51,868 わが道しるべとなりて 18 00:02:02,834 --> 00:02:08,100 暗い闇の中一人 手探りで探してる 19 00:02:08,267 --> 00:02:13,501 形のないものだけど 見つけられると信じ 20 00:02:13,701 --> 00:02:18,901 終わりのない夜ひとり 彷徨いて歩いては 21 00:02:19,000 --> 00:02:24,400 日が昇ると信じてる 疑うことはなくて 22 00:02:24,534 --> 00:02:29,968 絶望なとき 不安なときも 23 00:02:30,000 --> 00:02:36,901 信じてこれたのは君がいたから 24 00:02:37,467 --> 00:02:42,634 天かける星よ いにしえの光 25 00:02:42,901 --> 00:02:45,767 永久に瞬きて 26 00:02:46,167 --> 00:02:48,267 わが道しるべと 27 00:02:48,367 --> 00:02:53,567 抑えきれぬ想い いとしい君へと 28 00:02:53,801 --> 00:02:56,734 いつか届くだろう 29 00:02:57,133 --> 00:03:04,133 心はひとつになりて なりて 30 00:03:09,901 --> 00:03:13,501 しかし 戦だっていう割には 普段と変わらないんだな 31 00:03:14,534 --> 00:03:16,367 もっとこう ピリピリするのかと思ったよ 32 00:03:17,200 --> 00:03:21,167 それだけ この国の人は 帝を信じてるってことかな 33 00:03:21,767 --> 00:03:22,834 帝ねえ 34 00:03:24,033 --> 00:03:26,801 戦となれば まず集められるのは 食のはず 35 00:03:27,367 --> 00:03:30,133 けど それすら いつもと変わらないなんて 36 00:03:33,667 --> 00:03:35,033 ん? どうした? 37 00:03:35,400 --> 00:03:36,167 呼んでる 38 00:03:36,367 --> 00:03:37,901 お迎えに あがりました 39 00:03:38,267 --> 00:03:39,400 あ おう 40 00:03:41,601 --> 00:03:44,601 じゃあ わたくしは 先に白楼閣に戻ってる 41 00:03:45,367 --> 00:03:46,000 ふう… 42 00:03:47,567 --> 00:03:48,801 じゃ 行くか 43 00:03:57,067 --> 00:03:58,067 すまぬなあ 44 00:03:58,767 --> 00:04:00,067 また呼び出して 45 00:04:01,234 --> 00:04:03,767 で? 帝が何の用です? 46 00:04:04,234 --> 00:04:06,000 ほっほっほ 47 00:04:06,300 --> 00:04:09,000 若いのに忘れっぽいのう 48 00:04:09,434 --> 00:04:12,033 わしの名はミトじゃよ ミト 49 00:04:12,400 --> 00:04:13,434 あのねえ 50 00:04:13,734 --> 00:04:15,033 はい ハク様 51 00:04:15,701 --> 00:04:17,067 あ どうも 52 00:04:19,400 --> 00:04:20,734 お味は どうですか? 53 00:04:21,501 --> 00:04:22,234 おいしいです 54 00:04:22,934 --> 00:04:25,100 じゃないっ どういうことか説明をして… 55 00:04:25,133 --> 00:04:26,901 はい 遠慮なく 56 00:04:28,000 --> 00:04:28,734 ん どうも 57 00:04:30,367 --> 00:04:31,167 ん 58 00:04:31,367 --> 00:04:33,300 おかわり ありますからね 59 00:04:33,601 --> 00:04:35,767 ん 恐縮です… じゃない 60 00:04:36,300 --> 00:04:38,934 帝 あんたの狙いは何なんだよ 61 00:04:39,501 --> 00:04:41,167 どうして自分を そんなに構うんだ 62 00:04:41,300 --> 00:04:42,634 ほっほっふ 63 00:04:42,767 --> 00:04:43,234 おい 64 00:04:43,567 --> 00:04:45,300 ミトでよい 65 00:04:45,501 --> 00:04:48,834 少なくとも この場では そう呼んでくれまいか 66 00:04:49,200 --> 00:04:49,934 んむぅ 67 00:04:51,067 --> 00:04:53,400 さて そうだったな 68 00:04:54,334 --> 00:04:55,701 わしの狙いか 69 00:04:56,167 --> 00:04:56,601 ん 70 00:04:57,367 --> 00:04:59,434 前にも言ったとおりじゃよ 71 00:04:59,767 --> 00:05:01,934 話し相手が欲しかったのじゃ 72 00:05:02,334 --> 00:05:04,434 だったら自分でなくても いいだろう 73 00:05:05,133 --> 00:05:08,367 八柱将でも オシュトルやミカヅチだって 74 00:05:08,567 --> 00:05:10,467 喜んで あんたの相手をすると思うが 75 00:05:11,100 --> 00:05:13,801 彼らは臣下として申し分ない 76 00:05:14,434 --> 00:05:17,667 だからこそ 話し相手にはならぬのよ 77 00:05:18,267 --> 00:05:19,400 ふう… 78 00:05:19,467 --> 00:05:22,434 そこへいくと そなたは理想的じゃなあ 79 00:05:22,934 --> 00:05:26,567 ヤマトを知らず 帝を知らぬからな 80 00:05:27,033 --> 00:05:29,100 わしと対等に話せる 81 00:05:30,434 --> 00:05:32,534 ミトと呼んでは くれぬか 82 00:05:33,300 --> 00:05:34,400 はあ あ 83 00:05:35,501 --> 00:05:37,501 分かったよ 爺さん 84 00:05:38,033 --> 00:05:41,400 ほっほっほ 素直でないのう 85 00:05:41,834 --> 00:05:42,801 はあ 86 00:05:43,801 --> 00:05:47,501 そういえば 戦の最中じゃなかったか? いいのか? 87 00:05:47,901 --> 00:05:49,334 こんな所で喋ってて 88 00:05:49,601 --> 00:05:51,100 構わん 構わん 89 00:05:51,234 --> 00:05:52,501 いや 構えよ 90 00:05:52,901 --> 00:05:56,267 この程度のことで わざわざ口出しせんよ 91 00:05:56,467 --> 00:05:59,367 この程度って 戦なんだろ? 92 00:06:00,033 --> 00:06:02,133 ヤマトの歴史は長い 93 00:06:02,934 --> 00:06:06,033 このようなことは 幾度もあったからのう 94 00:06:06,701 --> 00:06:07,467 それに 95 00:06:08,267 --> 00:06:10,267 わしには忠臣がおる 96 00:06:10,801 --> 00:06:12,834 では 軍議を始めます 97 00:06:13,334 --> 00:06:15,234 まだ揃っていないようだが? 98 00:06:15,701 --> 00:06:17,701 オーゼン殿 ソヤンケクル殿 99 00:06:18,267 --> 00:06:21,634 共に国元を離れられぬと 使いが来ております 100 00:06:22,067 --> 00:06:25,534 八柱将たるもの ヤマトの大事となれば 101 00:06:25,601 --> 00:06:29,367 何をおいても 帝の元へ 馳せ参じるべきにゃも 102 00:06:29,934 --> 00:06:31,200 のう ムネチカ殿 103 00:06:31,234 --> 00:06:32,934 ウォシス殿 始められよ 104 00:06:34,968 --> 00:06:39,133 ウズールッシャは 国境の川を超えて ヤマトへ侵入しました 105 00:06:40,234 --> 00:06:44,801 マルルハを陥落させ さらに こちら側へ兵を送り込んでいるようです 106 00:06:45,167 --> 00:06:48,267 ほう マルルハだけでは満足せぬか 107 00:06:48,701 --> 00:06:52,534 規模を考えると さらなる侵攻を企てているかと 108 00:06:52,801 --> 00:06:56,033 蛮族風情が 身の程を知らぬと見える 109 00:06:56,501 --> 00:06:57,701 のう トキフサ殿 110 00:06:57,734 --> 00:06:59,133 ウズールッシャか 111 00:06:59,801 --> 00:07:02,667 今まで 散発的な略奪ばかりであったが 112 00:07:03,033 --> 00:07:05,801 こうも大規模な侵攻は 初めてですなあ 113 00:07:06,300 --> 00:07:09,901 彼の地は 小さな部族の 集まりにすぎませんでしたが 114 00:07:10,501 --> 00:07:14,067 昨今それらをまとめ 国となした者がおります 115 00:07:14,667 --> 00:07:15,200 それが 116 00:07:15,968 --> 00:07:17,100 グンドゥルアか 117 00:07:18,100 --> 00:07:22,567 武勇に優れ わずかな期間で 100以上の部族をまとめあげた 118 00:07:22,701 --> 00:07:24,033 傑物とのことです 119 00:07:24,501 --> 00:07:29,033 傑物だか何だか知らぬが このヤマトに牙を剥くとは 120 00:07:29,067 --> 00:07:33,534 無知蒙昧な田舎者が 何を血迷っているか のう ライコウ殿 121 00:07:33,567 --> 00:07:36,567 蛮族の首魁とは 道化も兼ねているのか? 122 00:07:36,901 --> 00:07:38,701 なかなかに笑わせてくれる 123 00:07:38,801 --> 00:07:41,100 これはライコウ殿らしくもない 124 00:07:41,567 --> 00:07:45,267 格下と侮っておりますと 足元をすくわれますぞ 125 00:07:45,901 --> 00:07:48,234 まさか貴公に諭されるとはな 126 00:07:48,901 --> 00:07:50,567 俺自身が おごっていたか 127 00:07:51,501 --> 00:07:53,434 これを戒めとさせてもらおう 128 00:07:53,934 --> 00:07:54,968 あっはは 129 00:07:55,767 --> 00:07:56,267 うんっ 130 00:07:58,100 --> 00:08:01,601 ウズールッシャは グンドゥルアのもと 組織化されております 131 00:08:02,133 --> 00:08:06,067 今までの蛮族討伐と 同じと考えぬほうが よろしいかと 132 00:08:06,534 --> 00:08:10,501 下賤の者が いくら集まっても 所詮は烏合の衆 133 00:08:10,734 --> 00:08:14,567 ヤマトに勝てる道理はない のう ウォシス殿 134 00:08:14,601 --> 00:08:15,067 では 135 00:08:15,667 --> 00:08:18,567 此度の蛮族討伐軍の 編成を決めましょうか 136 00:08:21,367 --> 00:08:23,467 そもそも 八柱将って何なんだ 137 00:08:24,033 --> 00:08:25,701 急に どうしたのじゃ 138 00:08:26,200 --> 00:08:30,534 いやあ 右近衛と左近衛とかは 何となく分かるんだが 139 00:08:31,300 --> 00:08:33,734 八柱将てのは 普段は何をしてるんだ? 140 00:08:34,400 --> 00:08:37,033 そうさな 良い機会じゃ 141 00:08:37,400 --> 00:08:38,868 話してやろうかの 142 00:08:39,434 --> 00:08:41,267 そもそも八柱将とは 143 00:08:41,567 --> 00:08:45,734 わしが見出した ヤマトの柱石たる者たちじゃ 144 00:08:46,767 --> 00:08:50,367 ウォシス ライコウ デコポンポの3名は 145 00:08:50,701 --> 00:08:54,667 わしの名代として ヤマトの各地を治めておる 146 00:08:55,601 --> 00:08:57,400 クジュウリの皇(オゥルォ) オーゼン 147 00:08:58,300 --> 00:09:00,667 シャッホロの皇 ソヤンケクル 148 00:09:01,367 --> 00:09:03,934 イズルハを治める皇 トキフサ 149 00:09:04,501 --> 00:09:08,067 いずれも 代々その地を治める皇として 150 00:09:08,234 --> 00:09:09,968 わしに従っておる 151 00:09:10,968 --> 00:09:15,234 この帝都を守護するのは 最強の盾であるムネチカ 152 00:09:16,467 --> 00:09:21,133 そして ヤマトに仇なす者を 打ち倒す 最強の矛 153 00:09:22,033 --> 00:09:22,934 ヴライじゃ 154 00:09:24,934 --> 00:09:29,501 皆 わしが見出した者たちよ ふっ 155 00:09:30,434 --> 00:09:33,167 ふーん 信頼してんだな 156 00:09:33,901 --> 00:09:35,434 あ 1つだけ いいか? 157 00:09:36,200 --> 00:09:36,901 何じゃ? 158 00:09:37,400 --> 00:09:39,300 何で デコポンポなんか選んだんだ 159 00:09:40,167 --> 00:09:43,567 1人くらい ああいうのがいた方が 面白いじゃろう 160 00:09:43,901 --> 00:09:44,334 おい 161 00:09:44,934 --> 00:09:46,033 冗談じゃよ 162 00:09:46,634 --> 00:09:50,634 あやつの先代は なかなかに 忠義に厚い男でな 163 00:09:50,901 --> 00:09:52,767 それに報いておるのじゃ 164 00:09:53,000 --> 00:09:54,667 つまり 親の七光りか 165 00:09:55,400 --> 00:09:59,434 身も蓋もない言い方をすれば そうじゃのう ほっほっほ 166 00:09:59,467 --> 00:10:00,367 おいおい 167 00:10:02,734 --> 00:10:04,934 ところで 爺さんって いくつなんだ? 168 00:10:05,501 --> 00:10:09,100 はて 覚えてないのう ふっ 169 00:10:10,267 --> 00:10:12,701 では 第1陣をヴライ殿 170 00:10:14,200 --> 00:10:15,667 ライコウ殿のお2人に 171 00:10:15,934 --> 00:10:16,601 引き受けた 172 00:10:17,367 --> 00:10:18,868 第2陣を ムネチカ殿 173 00:10:19,267 --> 00:10:19,934 分かった 174 00:10:20,467 --> 00:10:22,100 第3陣を トキフサ殿 175 00:10:22,434 --> 00:10:22,934 うむ 176 00:10:23,767 --> 00:10:26,901 以上をもって ウズールッシャ討伐軍とします 177 00:10:27,434 --> 00:10:31,567 私が帝都より万全の支援をしますので 存分にご活躍を 178 00:10:32,334 --> 00:10:33,033 また 179 00:10:33,667 --> 00:10:37,000 オーゼン殿 ソヤンケクル殿からは 名代として 180 00:10:37,334 --> 00:10:42,033 ご息女を 此度の戦に出陣させると ご連絡をいただいております 181 00:10:43,767 --> 00:10:46,834 両近衛大将は 留守役をお願いします 182 00:10:47,501 --> 00:10:47,934 うむ 183 00:10:49,133 --> 00:10:49,968 異論はない 184 00:10:50,734 --> 00:10:52,000 出陣は5日後 185 00:10:52,300 --> 00:10:54,501 皆様 戦支度をお願いします 186 00:10:54,534 --> 00:10:55,367 待つにゃも! 187 00:10:56,267 --> 00:10:58,968 デコポンポ殿 いかがなさいましたか 188 00:10:59,367 --> 00:11:03,234 いかがも かかしも ないにゃも! わしが呼ばれて いないにゃもー! 189 00:11:03,501 --> 00:11:06,667 八柱将一の戦下手が何を息巻いている 190 00:11:07,067 --> 00:11:09,667 貴様の手勢など 盾の代わりにもならん 191 00:11:09,868 --> 00:11:12,033 なななな 何を言うか 無礼な! 192 00:11:12,400 --> 00:11:14,234 では デコポンポ殿は 193 00:11:14,334 --> 00:11:17,701 次の機会に 出陣していただくと いうことで いかがでしょうか 194 00:11:17,734 --> 00:11:19,033 ふざけるなにゃも! 195 00:11:19,267 --> 00:11:22,767 わしが出陣せずに 誰が帝の御威光を 天下にしらしめると 196 00:11:22,934 --> 00:11:23,734 黙れ 197 00:11:23,868 --> 00:11:26,033 あ いっ くく く く く… 198 00:11:27,000 --> 00:11:28,767 にゃ あ ぷい きぃかあ… 199 00:11:30,634 --> 00:11:33,901 あ ああ… 200 00:11:34,834 --> 00:11:38,267 ぐぐ ぐぐぅー 覚えていろにゃも! 201 00:11:38,534 --> 00:11:40,667 んにゅ! ふぅ うう 202 00:11:44,067 --> 00:11:46,467 では 我らは出陣の支度をするか 203 00:11:46,567 --> 00:11:48,200 あ そうでした 204 00:11:48,567 --> 00:11:51,300 ウズールッシャですが 気になる話があります 205 00:11:51,434 --> 00:11:52,000 何だ? 206 00:11:52,601 --> 00:11:57,100 なんでも彼らは 略奪し 連れ去った者たちを人質に使い 207 00:11:57,534 --> 00:11:58,701 尖兵とするとか 208 00:11:59,300 --> 00:12:02,300 ふっ 蛮族が好みそうなやり方だ 209 00:12:02,601 --> 00:12:05,501 では マルルハにいたヤマトの者たちも? 210 00:12:05,834 --> 00:12:10,033 おそらくは 捕虜の救出も 視野に入れなければ いけませんね 211 00:12:10,567 --> 00:12:11,334 無用 212 00:12:11,934 --> 00:12:12,734 んっ 213 00:12:13,300 --> 00:12:16,367 ヤマトの兵は 常勝にして不敗 214 00:12:17,133 --> 00:12:20,434 故に敗れた者は ヤマトの兵にあらず 215 00:12:21,067 --> 00:12:22,567 捕虜など存在せぬ 216 00:12:24,834 --> 00:12:25,267 ふ 217 00:12:46,934 --> 00:12:48,133 ほら もっとだ もっと 218 00:12:48,267 --> 00:12:49,667 まだあるぞー こっち来ーい 219 00:12:49,934 --> 00:12:52,167 ほら急げー 何をしている 220 00:12:54,534 --> 00:12:57,567 いよいよ八柱将の方々が 出陣するそうだぜ? 221 00:12:58,267 --> 00:13:01,501 先陣は ヴライ将軍と ライコウ将軍だって話だ 222 00:13:01,801 --> 00:13:03,701 あのお2人なら間違いねえ 223 00:13:04,767 --> 00:13:09,167 ウズールッシャだか何だか知らねえが あっちゅう間に やっつけてくれらあ 224 00:13:09,334 --> 00:13:10,334 ははは… 225 00:13:18,767 --> 00:13:19,934 それじゃあ 結局 226 00:13:20,701 --> 00:13:22,400 オシュトルは 戦に行かないのか 227 00:13:23,167 --> 00:13:25,667 帝都守護が 近衛大将の役目だ 228 00:13:26,734 --> 00:13:29,434 外敵の討伐は 八柱将が主に担う 229 00:13:30,133 --> 00:13:32,200 その辺りは 住み分けてんだなあ 230 00:13:32,968 --> 00:13:35,634 でも 他の奴に手柄を取られるぞ 231 00:13:36,801 --> 00:13:40,601 確かに帝のために働けぬのは 口惜しいが 232 00:13:41,033 --> 00:13:42,100 それは私心だ 233 00:13:43,601 --> 00:13:45,067 誰が手柄をたてようと 234 00:13:45,400 --> 00:13:47,868 ヤマトのためになるのであれば それでいい 235 00:13:48,200 --> 00:13:49,400 そんなもんか 236 00:13:49,901 --> 00:13:51,200 心配なら無用だ 237 00:13:52,067 --> 00:13:55,133 此度の先陣は ライコウ殿とヴライ殿だからな 238 00:13:56,067 --> 00:13:56,767 強いのか? 239 00:13:57,701 --> 00:14:00,434 ライコウ殿の用兵は 精妙この上ない 240 00:14:01,267 --> 00:14:04,200 四海を見渡しても あれほどの軍略家はいないだろう 241 00:14:05,133 --> 00:14:06,467 ふぅーんー 242 00:14:07,734 --> 00:14:09,467 で ヴライって奴は? 243 00:14:14,300 --> 00:14:18,267 彼ほど帝への忠義厚き者を 某は知らぬ 244 00:14:19,767 --> 00:14:22,133 帝の御旗のもとで戦う限り 245 00:14:22,934 --> 00:14:24,467 ヴライ殿に敗北はない 246 00:14:25,567 --> 00:14:27,067 随分と買ってるんだな 247 00:14:28,300 --> 00:14:29,801 同じ天を抱く者だ 248 00:14:36,734 --> 00:14:37,901 んん… 249 00:14:44,634 --> 00:14:45,434 ふぅおお! 250 00:15:07,934 --> 00:15:09,868 ヴライ様 一大事でございます 251 00:15:11,667 --> 00:15:12,667 何事だ 252 00:15:13,067 --> 00:15:15,801 う は はぁ… ははぁ ウォシス様より 253 00:15:15,868 --> 00:15:17,834 至急お集まりいただくようにと 254 00:15:18,567 --> 00:15:19,200 むう 255 00:15:23,000 --> 00:15:24,133 ふーむ 256 00:15:24,968 --> 00:15:26,968 兵は神速を尊ぶ 257 00:15:27,667 --> 00:15:31,868 さすがはデコポンポ様 見事な お判断であります 258 00:15:32,267 --> 00:15:34,501 先駆けは戦の誉れ 259 00:15:35,334 --> 00:15:39,267 口だけで役に立たぬ あやつらとは違うにゃも 260 00:15:39,634 --> 00:15:41,467 まったくで ございますな 261 00:15:41,868 --> 00:15:44,501 この戦で デコポンポ様の勇名は 262 00:15:44,634 --> 00:15:47,434 あまねく天下に鳴り響きましょう 263 00:15:47,734 --> 00:15:49,601 そのとおりりだにゃも 264 00:15:54,167 --> 00:15:56,701 デコポンポ殿が 勝手に出陣しただと? 265 00:15:57,234 --> 00:15:59,834 まさか このような暴挙に出られるとは 266 00:16:00,234 --> 00:16:03,234 飢えたオルケに 餌を与えてやるようなものだ 267 00:16:06,200 --> 00:16:07,767 ヴライ殿 どちらへ 268 00:16:09,234 --> 00:16:10,601 出陣を早める 269 00:16:11,167 --> 00:16:14,434 しかし お二方が いかに出立を早めようと 270 00:16:14,834 --> 00:16:16,534 デコポンポ殿には間に合わぬぞ 271 00:16:17,100 --> 00:16:18,501 確かに そうですね 272 00:16:19,167 --> 00:16:21,467 すぐに出せるのは ムネチカぐらいか 273 00:16:22,133 --> 00:16:25,367 いえ 歩兵が中心のムネチカ殿の軍では 274 00:16:25,467 --> 00:16:26,567 追いつけません 275 00:16:26,834 --> 00:16:28,601 では どうするというのだ 276 00:16:29,868 --> 00:16:32,667 両近衛大将殿 頼めますか? 277 00:16:33,767 --> 00:16:34,200 うむ 278 00:16:35,300 --> 00:16:35,868 ふっ 279 00:16:38,367 --> 00:16:39,334 正気か? 280 00:16:39,834 --> 00:16:43,000 両近衛大将の軍は騎兵衆が中心 281 00:16:43,901 --> 00:16:46,100 現状でデコポンポ殿に追いつけるのは 282 00:16:46,367 --> 00:16:47,567 お二方だけでしょう 283 00:16:51,501 --> 00:16:54,200 あの肉塊は 野垂れ死んでも構わぬが 284 00:16:54,634 --> 00:16:57,133 ヤマトが敗北を重ねるわけにはいかぬ 285 00:16:58,834 --> 00:17:01,501 先陣の誉れ 務め上げてみせよ 286 00:17:02,067 --> 00:17:02,968 承知 287 00:17:08,934 --> 00:17:09,667 オシュトル 288 00:17:10,567 --> 00:17:11,167 何か? 289 00:17:12,067 --> 00:17:15,067 帝のお言葉 忘れておらぬな 290 00:17:23,167 --> 00:17:23,634 無論 291 00:17:37,534 --> 00:17:38,334 すまぬな 292 00:17:39,434 --> 00:17:41,067 こんな時間に呼び出したりして 293 00:17:41,834 --> 00:17:43,501 いや 別にいいけど 294 00:17:44,100 --> 00:17:46,534 オシュトルも 戦に行くことになったの? 295 00:17:46,701 --> 00:17:47,133 うむ 296 00:17:47,968 --> 00:17:50,133 オシュトル様 支度ができました 297 00:17:55,834 --> 00:17:57,367 おい その格好 298 00:17:57,701 --> 00:17:59,300 ネコネも戦へ行くの? 299 00:17:59,934 --> 00:18:01,067 当然なのです 300 00:18:08,801 --> 00:18:10,400 さ オシュトル様 301 00:18:13,968 --> 00:18:14,400 あ 302 00:18:18,267 --> 00:18:19,400 注げば いいのか? 303 00:18:19,834 --> 00:18:20,367 頼む 304 00:18:20,834 --> 00:18:21,501 はいや 305 00:18:45,834 --> 00:18:48,267 普通は ここでお声を掛けるのですよ 306 00:18:48,300 --> 00:18:49,934 え? そうなの? 307 00:18:50,467 --> 00:18:51,267 はあ 308 00:18:52,133 --> 00:18:55,067 武運長久をお祈りします とか 309 00:18:55,634 --> 00:18:56,300 おおあ… 310 00:18:57,334 --> 00:19:00,033 武運長久を お祈りします 311 00:19:00,400 --> 00:19:02,601 もっと 心を込めて言うのです 312 00:19:03,100 --> 00:19:04,968 いや ん… だってなあ 313 00:19:07,033 --> 00:19:08,767 戦と言われても分からぬか 314 00:19:09,968 --> 00:19:14,000 うーん… 315 00:19:14,901 --> 00:19:15,334 ん 316 00:19:18,634 --> 00:19:19,901 そなたは変わらんな 317 00:19:21,467 --> 00:19:21,901 ふっ 318 00:19:35,467 --> 00:19:36,868 では 行ってくる 319 00:19:55,100 --> 00:19:55,767 キウル… 320 00:20:17,000 --> 00:20:17,767 ルルやん 321 00:20:18,934 --> 00:20:20,133 アトゥイ様 322 00:20:21,400 --> 00:20:24,000 お家のため やえ 323 00:20:25,033 --> 00:20:25,701 はい 324 00:20:37,334 --> 00:20:43,534 小さいどんなことも 325 00:20:44,000 --> 00:20:49,868 忘れることない 326 00:20:51,834 --> 00:20:57,601 今でも胸に残す 327 00:20:58,000 --> 00:21:04,701 君がくれた温もり 328 00:21:07,033 --> 00:21:12,167 もう伝えられない 329 00:21:12,467 --> 00:21:20,701 この泣きそうな想いを 330 00:21:21,400 --> 00:21:27,167 星降る空仰ぎ見て 331 00:21:27,200 --> 00:21:30,367 君を描く 332 00:21:31,100 --> 00:21:34,067 掴める気がした 333 00:21:34,100 --> 00:21:37,701 腕を伸ばせば 334 00:21:38,234 --> 00:21:41,267 叶わぬ夢でも 335 00:21:41,300 --> 00:21:44,868 信じられた 336 00:21:44,901 --> 00:21:52,567 幼い心は何処に往くの 337 00:21:52,701 --> 00:22:03,067 いつから大人になるの 338 00:22:13,934 --> 00:22:14,767 父上 339 00:22:16,133 --> 00:22:16,968 エントゥアか 340 00:22:17,667 --> 00:22:19,834 千人長ともあろうお方が 341 00:22:20,033 --> 00:22:23,133 輜重兵の見送りなど しなくても よろしいのに 342 00:22:23,934 --> 00:22:25,834 あの食料が届かねば 343 00:22:26,234 --> 00:22:28,367 我らの同胞は救われぬ 344 00:22:28,934 --> 00:22:30,934 これも重要な任務だ 345 00:22:31,100 --> 00:22:31,534 あっ 346 00:22:32,634 --> 00:22:33,834 そうでした 347 00:22:34,467 --> 00:22:37,501 ふっふ 初陣は どうであった 348 00:22:38,100 --> 00:22:42,501 どうということも なし ヤマトの弱兵なぞ 恐るるに足りません 349 00:22:43,434 --> 00:22:45,501 うむ 勇ましいな 350 00:22:46,167 --> 00:22:48,868 私は ウズールッシャに その人有りと言われた 351 00:22:49,000 --> 00:22:51,033 千人長ゼグニの娘ですから 352 00:22:51,868 --> 00:22:52,734 エントゥア 353 00:22:53,868 --> 00:22:54,567 千人長 354 00:22:55,567 --> 00:22:56,534 皇がお呼びです 355 00:22:57,067 --> 00:22:57,868 分かった 356 00:22:58,834 --> 00:22:59,434 エントゥア 357 00:23:00,167 --> 00:23:01,934 命を粗末にするなよ 358 00:23:02,167 --> 00:23:05,934 はい 必ずや父上の名に 恥じぬ働きをいたします 359 00:23:13,300 --> 00:23:17,667 飽食に恵まれ 暖衣に包まれたヤマトに比べ 360 00:23:18,100 --> 00:23:22,000 飢えと貧困に晒され続けた 我らは強い 361 00:23:23,200 --> 00:23:23,868 だが 362 00:23:26,667 --> 00:23:30,567 仮面の者(アクルトゥルカ)を 眠りから覚ましてはならぬ 363 00:23:31,167 --> 00:23:31,601 か…