1 00:00:03,000 --> 00:00:05,500 (宇崎)フフン… ニュフフ…。 2 00:00:05,500 --> 00:00:10,010 そっかそっかぁ 先輩と私の相性がねぇ。 3 00:00:10,010 --> 00:00:12,010 ((イトーちゃん:引くくらい いいですね! 4 00:00:12,010 --> 00:00:14,340 なんで 付き合ってないんですか?)) 5 00:00:14,340 --> 00:00:16,350 ンフフフ。 6 00:00:16,350 --> 00:00:18,350 はは~。 7 00:00:18,350 --> 00:00:23,520 (おぼれる音) 8 00:00:20,350 --> 00:00:23,520 (柳)んっ? 9 00:00:23,520 --> 00:00:26,860 (柳)お母さん 花ちゃんがおぼれとる~。 10 00:00:26,860 --> 00:00:29,660 (月)えっ!? ちょっと花! しっかり! 11 00:02:12,660 --> 00:02:16,330 (宇崎)ヌッフフフフ~。 12 00:02:16,330 --> 00:02:19,330 というわけで まあどうも先輩は→ 13 00:02:19,330 --> 00:02:22,340 私のこと 好きみたいなんスよね。 14 00:02:22,340 --> 00:02:26,180 いや~ もう魔性の女ッスよ 魔性! 15 00:02:26,180 --> 00:02:28,180 (亜実/マスター)えっ…。 16 00:02:28,180 --> 00:02:31,510 (榊)あ ああうん 学祭のあと そんなことに? 17 00:02:31,510 --> 00:02:34,680 そうなんスよ! 私も前々から ちょ~っとだけ→ 18 00:02:34,680 --> 00:02:37,020 「そうかな?」って 思ってたんスけどね。 19 00:02:37,020 --> 00:02:41,190 あの反応は間違いなく スバリ! ッスね! 20 00:02:41,190 --> 00:02:43,360 《ていうか 今更?》 21 00:02:43,360 --> 00:02:45,360 《まだそこ? 22 00:02:45,360 --> 00:02:48,200 どおりで今日は ニコニコしてると思った》 23 00:02:48,200 --> 00:02:51,200 《榊:満面の笑顔しやがって…》 24 00:02:51,200 --> 00:02:54,040 なぁ宇崎 最近 鏡見た? 25 00:02:54,040 --> 00:02:57,370 えっ? 顔洗ったり 歯磨きしたりするし→ 26 00:02:57,370 --> 00:02:59,370 見てますよ そりゃ。 27 00:02:59,370 --> 00:03:01,640 《榊:皮肉を聞ける 状態じゃないか…。 28 00:03:01,640 --> 00:03:03,810 いや それでも…。 29 00:03:03,810 --> 00:03:05,810 宇崎の論法はともかくとして→ 30 00:03:05,810 --> 00:03:09,650 この状況はまさに ひょうたんから駒… けど》 31 00:03:09,650 --> 00:03:14,820 《亜実:うう… あのポンコツどもが よくぞここまで… でも》 32 00:03:14,820 --> 00:03:18,160 《マスター:あと少し… あともう少し…。 33 00:03:18,160 --> 00:03:21,330 なのに… 目前だけど》 34 00:03:21,330 --> 00:03:23,330 あ~ん。 35 00:03:25,330 --> 00:03:29,170 《榊/亜実/マスター:絶対に ゴールできない気がする》 36 00:03:29,170 --> 00:03:31,170 どうします? これ。 37 00:03:31,170 --> 00:03:34,510 やっぱりそこは 当人しだいじゃないかな。 38 00:03:34,510 --> 00:03:37,010 周囲がどうこうすることでは…。 39 00:03:37,010 --> 00:03:43,020 最近は俺も アイツらのペースでって 思わないでもないんですが…。 40 00:03:43,020 --> 00:03:45,020 あばばばば…。 41 00:03:45,020 --> 00:03:49,190 (榊)なまじゴールが見えてきたせいか 娘さんが ヤバい顔になってます。 42 00:03:49,190 --> 00:03:52,690 (マスター)う~む… 生殺しも過ぎると→ 43 00:03:52,690 --> 00:03:55,360 新手の拷問みたいになってくるんだね。 44 00:03:55,360 --> 00:03:57,530 (榊)なので今回は…。 45 00:03:57,530 --> 00:04:00,140 (マスター)助け舟も しかたなしか。 46 00:04:00,140 --> 00:04:02,800 あ~ん。 (榊)ところでマスター 今日サクは? 47 00:04:02,800 --> 00:04:06,140 (マスター)んっ? 桜井くんなら休みだよ。 48 00:04:06,140 --> 00:04:08,810 先輩ッスか? また新しいゲーム買ったって→ 49 00:04:08,810 --> 00:04:10,980 そそくさと帰りましたよ! 50 00:04:10,980 --> 00:04:13,980 もう遊びきれないくらい ゲーム積んでるくせに。 51 00:04:13,980 --> 00:04:16,150 困った人ッスよ~。 52 00:04:16,150 --> 00:04:19,150 お おう…。 《食いつきすっげぇ》 53 00:04:19,150 --> 00:04:21,660 一緒に遊ばないの? 54 00:04:21,660 --> 00:04:24,830 (宇崎)最初は1人で 楽しみたいでしょうからね。 55 00:04:24,830 --> 00:04:27,660 お楽しみを邪魔するのも かわいそうですし。 56 00:04:27,660 --> 00:04:30,330 《そういう 気遣いはできるんだな…。 57 00:04:30,330 --> 00:04:33,670 いつもなら家まで 押しかけそうなもんだけど…。 58 00:04:33,670 --> 00:04:35,670 んっ?》 59 00:04:35,670 --> 00:04:40,510 ほら… 先輩って 私のこと好きじゃないッスか。 60 00:04:40,510 --> 00:04:43,180 あばばば。 《榊:断定しちゃった》 61 00:04:43,180 --> 00:04:47,020 それなのに… 1人で先輩の家に行くのって→ 62 00:04:47,020 --> 00:04:49,180 なんか アレじゃないッスか…。 63 00:04:49,180 --> 00:04:51,190 あばばば~! 《榊:はぁああ!? 64 00:04:51,190 --> 00:04:54,020 いやいやいや 気を遣ってるんじゃなくてこれ→ 65 00:04:54,020 --> 00:04:58,190 宇崎がビビってるだけじゃね~か めんどくせぇ~!》 66 00:04:58,190 --> 00:05:01,130 (榊)てか 今更感すごいんだけど。 67 00:05:01,130 --> 00:05:04,800 うっ。 サクの家なら もう何回も行ってるよな? 68 00:05:04,800 --> 00:05:07,140 何なら何回も泊まってるだろ? 69 00:05:07,140 --> 00:05:09,470 ドヒャ。 それにいつだったか→ 70 00:05:09,470 --> 00:05:13,310 「先輩は世界一安全」って 宇崎が言ったんだろう? 71 00:05:13,310 --> 00:05:15,480 そ そうなんスけど…。 72 00:05:15,480 --> 00:05:18,980 占いであんなこと言われたら 先輩だって→ 73 00:05:18,980 --> 00:05:21,980 気が変わってるかも しれないじゃないスか…。 74 00:05:21,980 --> 00:05:24,490 ふざけるっ…。 75 00:05:24,490 --> 00:05:26,490 〈亜実 キレる!〉 76 00:05:26,490 --> 00:05:28,490 どうかなぁ~。 77 00:05:28,490 --> 00:05:30,830 あの堅物がそんな簡単に…。 78 00:05:30,830 --> 00:05:33,330 (宇崎)いやいや わかんないッスよ? 79 00:05:33,330 --> 00:05:36,500 先輩だって 立派な成人男性なんスから。 80 00:05:36,500 --> 00:05:39,500 (榊)宇崎 それどの口で言うんだ? 81 00:05:39,500 --> 00:05:43,510 フーッ フーッ…。 亜実が暴発してどうするの。 82 00:05:43,510 --> 00:05:47,510 ごめんなさい 今までが今までだったから…。 83 00:05:47,510 --> 00:05:49,850 なんか急に「イラッ」として。 84 00:05:49,850 --> 00:05:51,850 ああ…。 85 00:05:51,850 --> 00:05:55,350 《榊:こりゃあれだな… 最初は平気だったけど→ 86 00:05:55,350 --> 00:05:58,850 日が経つほど だんだん気まずくなってるんだ。 87 00:05:58,850 --> 00:06:01,620 宇崎なら ガンガン行くかと思ってたけど→ 88 00:06:01,620 --> 00:06:04,960 いざとなったら こんなに消極的だとは…。 89 00:06:04,960 --> 00:06:09,800 ていうか… あのサクと この宇崎→ 90 00:06:09,800 --> 00:06:13,300 一生 ゴール前で ウロウロしてる姿しか想像できない》 91 00:06:13,300 --> 00:06:17,470 《ダメだわ… 1回意識すると 見守るとかもう無理だわ…。 92 00:06:17,470 --> 00:06:19,640 結末が見たくてしかたない! 93 00:06:19,640 --> 00:06:22,310 だけど…》 94 00:06:22,310 --> 00:06:25,650 《榊/亜実:今のままの 2人では絶対無理》 95 00:06:25,650 --> 00:06:28,320 《マスター:なんて失礼なイメージ…》 96 00:06:28,320 --> 00:06:31,150 [TEL] 97 00:06:31,150 --> 00:06:34,320 んっ なんスか先輩? 98 00:06:34,320 --> 00:06:37,830 [TEL](桜井)ソロで攻略してたんだけど ちょっとダレてきてな。 99 00:06:37,830 --> 00:06:40,830 [TEL]宇崎もこれ買ってるんだったら 協力やろうぜ。 100 00:06:40,830 --> 00:06:45,500 でへぇ~! 私も結構 忙しいんスけどね~! 101 00:06:45,500 --> 00:06:47,670 [TEL](桜井)そっか じゃあ別の日に…。 102 00:06:47,670 --> 00:06:51,170 いいッスよ そこまで言うなら 手伝ってあげますよ! 103 00:06:51,170 --> 00:06:53,370 しょうがないなぁ~! 104 00:06:55,340 --> 00:06:59,180 いや~ 私もね 断ったんスけどね。 105 00:06:59,180 --> 00:07:01,950 先輩が どうしてもって言ってるんで~。 106 00:07:01,950 --> 00:07:05,450 (3人)ん…。 107 00:07:05,450 --> 00:07:08,790 そんじゃ 私はこれで! 108 00:07:08,790 --> 00:07:11,130 《亜実/榊:呼ばれたら 行くんかい!》 109 00:07:11,130 --> 00:07:13,130 どう思います? 110 00:07:13,130 --> 00:07:16,470 どうもこうも なんか だんだん腹立ってきた! 111 00:07:16,470 --> 00:07:20,640 ですよね。 俺は新しい作戦を考えます。 112 00:07:20,640 --> 00:07:23,810 そろそろ アイツらに喝を入れてやらねば。 113 00:07:23,810 --> 00:07:25,810 やるしかないわね。 114 00:07:25,810 --> 00:07:29,480 〈こちらも協力プレイが始まった〉 115 00:07:29,480 --> 00:07:32,310 いいのかなぁ。 116 00:07:32,310 --> 00:07:35,980 (榊)特に宇崎のほうは 大事なことを見落としてる。 117 00:07:35,980 --> 00:07:38,650 それだけは教えないと…。 118 00:07:38,650 --> 00:07:41,820 となると… いっそのこと密室かなんかに→ 119 00:07:41,820 --> 00:07:44,160 何日か 閉じ込めてみちゃどうですかね。 120 00:07:44,160 --> 00:07:47,660 無人島… いや もうすぐ冬だし 雪山か。 121 00:07:47,660 --> 00:07:50,830 どうにかして あの2人だけを 極限状況に閉じ込めて…。 122 00:07:50,830 --> 00:07:53,830 いや もっと普通ので いいんじゃないかな。 123 00:07:57,010 --> 00:07:59,010 (ドアベル) 124 00:07:59,010 --> 00:08:01,610 いらっしゃいませ~ んっ? 125 00:08:01,610 --> 00:08:04,110 どうも皆さん。 榊さん。 126 00:08:04,110 --> 00:08:06,110 最近よく来ますね。 127 00:08:06,110 --> 00:08:09,950 (宇崎)今日 先輩休みッスよ。 そうみたいだな~。 128 00:08:09,950 --> 00:08:12,790 《榊:知ってるよ》 《亜実:そう仕組んだからね》 129 00:08:12,790 --> 00:08:14,790 《マスター:キラーン》 130 00:08:14,790 --> 00:08:18,460 〈別々の時間にバイトに入るよう 桜井と宇崎の シフトを調整し→ 131 00:08:18,460 --> 00:08:24,300 1人ずつ攻める… いわゆる宇崎包囲網である〉 132 00:08:24,300 --> 00:08:27,140 (宇崎)でね 私もそう言ったんスよ~。 133 00:08:27,140 --> 00:08:29,640 そしたらまた先輩がね。 134 00:08:29,640 --> 00:08:32,140 《榊:閉店時間まで しゃべりっぱなし。 135 00:08:32,140 --> 00:08:34,480 相変わらずの浮かれよう。 136 00:08:34,480 --> 00:08:36,480 学祭から一週間あまり経つのに→ 137 00:08:36,480 --> 00:08:39,980 勝ち誇るだけで進展はなし か…》 138 00:08:39,980 --> 00:08:44,320 《ゴール目前なのに いまだ完全に待ちの姿勢…。 139 00:08:44,320 --> 00:08:46,990 ダメダメ 落ち着くのよ 亜実。 140 00:08:46,990 --> 00:08:50,660 今日は花ちゃんに喝を入れる 作戦決行の日…。 141 00:08:50,660 --> 00:08:56,160 でも 浮かれモード全開の この子に どうやって…》 142 00:08:56,160 --> 00:09:00,270 でも宇崎さぁ… 勝ち誇るのは結構だけど→ 143 00:09:00,270 --> 00:09:02,270 そんな油断してていいの? 144 00:09:02,270 --> 00:09:04,610 (亜実/マスター)んっ! 油断? 145 00:09:04,610 --> 00:09:08,440 前から思ってたけど サクが宇崎のこと好きって→ 146 00:09:08,440 --> 00:09:10,450 宇崎が言ってるだけだよね。 147 00:09:10,450 --> 00:09:14,450 《こ この男は!》 《あらら言っちゃった…》 148 00:09:14,450 --> 00:09:19,620 そっ そんなことはないと… たぶん…。 149 00:09:19,620 --> 00:09:21,960 サクの気持ちは確認したの? 150 00:09:21,960 --> 00:09:24,290 いると思うよ 確認。 151 00:09:24,290 --> 00:09:26,960 (宇崎)か 確認ったって…。 152 00:09:26,960 --> 00:09:29,300 知らないだろうから教えとくけど→ 153 00:09:29,300 --> 00:09:31,970 サクは結構 同期にモテてるよ。 154 00:09:31,970 --> 00:09:33,970 な なに~!? 155 00:09:33,970 --> 00:09:37,140 うちのお客さんにも 桜井くんのファン多いよ。 156 00:09:37,140 --> 00:09:39,140 彼 いい子だから。 157 00:09:39,140 --> 00:09:42,140 花ちゃんも知ってるでしょ? (宇崎)なぬ!? 158 00:09:42,140 --> 00:09:46,480 ((桜井くん? 第一印象は怖そうで→ 159 00:09:46,480 --> 00:09:49,480 なんか近寄りがたいって 感じだったけど…。 160 00:09:49,480 --> 00:09:54,820 でも近くで見ると 真面目だし優しいし ねぇ。 161 00:09:54,820 --> 00:09:58,490 うちのゼミでも 桜井くん狙ってる子いるかも。 162 00:09:58,490 --> 00:10:00,500 アハッ 言っちゃったぁ。 163 00:10:00,500 --> 00:10:04,500 仕事もちゃんとしてるし ほんと いい子よねぇ。 164 00:10:04,500 --> 00:10:09,840 私がもうちょっと若かったら アタックしてたわよ アハハ!)) 165 00:10:09,840 --> 00:10:11,840 あぁ…。 166 00:10:11,840 --> 00:10:16,010 なんだろ… 急に 背中に汗が…。 167 00:10:16,010 --> 00:10:18,680 《榊:まあ いつも宇崎が うろついてるせいで→ 168 00:10:18,680 --> 00:10:21,680 フリーだって思われてないんだけど》 169 00:10:21,680 --> 00:10:25,520 つまり サクは見慣れると普通にいいヤツ。 170 00:10:25,520 --> 00:10:27,520 条件付きイケメンだ。 171 00:10:27,520 --> 00:10:29,520 (宇崎)条件付きイケメン!? 172 00:10:29,520 --> 00:10:33,860 (2人)うんうんうんうん。 〈親子は今年 一番うなづいた〉 173 00:10:33,860 --> 00:10:37,200 だから宇崎が油断してるってのは そこなんだよ。 174 00:10:37,200 --> 00:10:40,540 「トンビに油揚げをさらわれる」って 知ってる? 175 00:10:40,540 --> 00:10:44,710 早いとこ「お手付き」にしといたほうが いいと思うけどな。 176 00:10:44,710 --> 00:10:46,710 ん…。 177 00:10:46,710 --> 00:10:49,710 亜細さんなんか サクのこと すごいエロい目で見てんぞ。 178 00:10:49,710 --> 00:10:52,050 うんうん はっ。 179 00:10:52,050 --> 00:10:54,880 はぁあああ!? えっ まじッスか 亜実さん! 180 00:10:54,880 --> 00:10:57,220 みみみ 見てないわよ!? 181 00:10:57,220 --> 00:10:59,890 えっ わりと頻繁に 見てるじゃないですか。 182 00:10:59,890 --> 00:11:01,990 ウソつかないでくださいよ。 183 00:11:01,990 --> 00:11:04,830 あんまり店に来ない 俺だって気づきますよ。 184 00:11:04,830 --> 00:11:06,830 だ 黙れ! 185 00:11:06,830 --> 00:11:10,830 (榊)いい肉付きしてますもんね サクは。 186 00:11:10,830 --> 00:11:13,000 《ヘェ…》 (宇崎)やっぱ見てんじゃないッスか。 187 00:11:13,000 --> 00:11:15,670 (亜実)こんな目してないわよ 失礼ね! 188 00:11:15,670 --> 00:11:17,670 いや してるね。 189 00:11:17,670 --> 00:11:21,180 父さん!? お客さんの前では控えてね。 190 00:11:21,180 --> 00:11:24,680 父さん! だから私は いやらしい目なんか…。 191 00:11:24,680 --> 00:11:27,850 (宇崎)榊さん どうぞ。 192 00:11:27,850 --> 00:11:31,520 はっ! 193 00:11:31,520 --> 00:11:34,190 ウヘェ…。 (榊)ほら いやらしい目になった。 194 00:11:34,190 --> 00:11:37,530 (宇崎)見たことある この目。 はっ! ち 違うの! 195 00:11:37,530 --> 00:11:41,030 しかたないのよ 花ちゃん! 目が勝手に吸い寄せられるの! 196 00:11:41,030 --> 00:11:43,030 暗に認めた…。 197 00:11:43,030 --> 00:11:46,030 べ 別に桜井くんが 好きとかじゃないの! 198 00:11:46,030 --> 00:11:48,700 あ いやだから嫌いでもなくて…。 199 00:11:48,700 --> 00:11:50,710 ちょっと好ましく思ってたけど→ 200 00:11:50,710 --> 00:11:53,710 なんていうか そんなキラキラしたのじゃなくて! 201 00:11:53,710 --> 00:11:56,210 えっと え~っと… そう! 202 00:11:56,210 --> 00:11:58,210 体だけが目当てなの! 203 00:12:01,150 --> 00:12:03,650 違うのぉ~! 204 00:12:03,650 --> 00:12:05,650 わかったろ 宇崎。 205 00:12:05,650 --> 00:12:07,660 (榊)サクの周りには まだ他にも→ 206 00:12:07,660 --> 00:12:09,990 こんな「性獣」が いるかもしれないんだ。 207 00:12:09,990 --> 00:12:12,160 性獣って言うな! 208 00:12:12,160 --> 00:12:15,000 (榊)浮かれるのもいいけど 宇崎がサクと→ 209 00:12:15,000 --> 00:12:17,670 そういうふうになってもいいと 思っているなら→ 210 00:12:17,670 --> 00:12:19,670 ちょっと焦ったほうがいいかもな。 211 00:12:19,670 --> 00:12:24,010 うっ… そ そんなこと 言われても…。 212 00:12:24,010 --> 00:12:27,340 (桜井)どうも お疲れさまです。 うっ…。 (ドアベル) 213 00:12:27,340 --> 00:12:29,340 (マスター)桜井くん。 214 00:12:29,340 --> 00:12:32,180 あれ? サク 休みじゃなかったの? 215 00:12:32,180 --> 00:12:35,020 (桜井)宇崎がバイト終わったら 家でメシ食おうって→ 216 00:12:35,020 --> 00:12:38,850 言ってたんだけど 最近 暗くなるの早くなってきたから→ 217 00:12:38,850 --> 00:12:41,360 迎えに来たほうがいいかなって。 218 00:12:41,360 --> 00:12:44,190 フッ… そういうとこだよ。 219 00:12:44,190 --> 00:12:47,700 んっ? じゃ じゃあ着替えてくるッス! 220 00:12:47,700 --> 00:12:50,370 おう。逸仁も来る? 221 00:12:50,370 --> 00:12:54,700 あ~ ごめん。 すっげぇ大事な用事があってさ。 222 00:12:54,700 --> 00:12:57,710 そっか… ところで亜実さん。 223 00:12:57,710 --> 00:13:00,980 どうかしたんですか? ずっと天井見て…。 224 00:13:00,980 --> 00:13:04,810 ごめん 桜井くん。 今日はこれでいいの…。 225 00:13:04,810 --> 00:13:08,480 合わせる顔がないというのは こういうことを言うのね…。 226 00:13:08,480 --> 00:13:10,490 はぁ? 227 00:13:10,490 --> 00:13:14,820 (榊)つい たきつけちゃったけど どうなりますかね? 228 00:13:14,820 --> 00:13:16,830 いや~ すっきりしました。 229 00:13:16,830 --> 00:13:21,830 「亜細さんの尊厳」という 多大な犠牲を払いましたが ハハハ。 230 00:13:21,830 --> 00:13:24,330 う… 榊くん 嫌い! 231 00:13:24,330 --> 00:13:27,500 はい 知ってます。 うう~。 232 00:13:27,500 --> 00:13:29,500 はぁ…。 233 00:13:32,670 --> 00:13:37,180 んっ? 今日はなんか静かだな 宇崎。 234 00:13:37,180 --> 00:13:40,010 うっ んなことないッスよ! 235 00:13:40,010 --> 00:13:42,850 さぁ! 今晩は何を作ろうかな~! 236 00:13:42,850 --> 00:13:45,050 腕が鳴るッスよ~! 237 00:13:47,020 --> 00:13:57,700 ♩~ 238 00:13:57,700 --> 00:14:01,140 よし 次はパン粉を…。 239 00:14:01,140 --> 00:14:04,970 (月)桜井くん そこまで 正確に量らなくていいのよ。 240 00:14:04,970 --> 00:14:06,980 あ~ イライラする! 241 00:14:06,980 --> 00:14:09,480 こんなのだいたいでいいんスよ だいたいで! 242 00:14:09,480 --> 00:14:12,980 でもコロッケなんて 揚げ物 初めてだし→ 243 00:14:12,980 --> 00:14:15,820 万が一 失敗なんてことがあったら…。 244 00:14:15,820 --> 00:14:18,320 (月)う~ん だけど 毎回毎回そんなふうに→ 245 00:14:18,320 --> 00:14:20,990 きっちり量ってたら 疲れちゃうと思うの。 246 00:14:20,990 --> 00:14:24,660 (桜井)なら どうすれば…。 (月)そうねぇ…。 247 00:14:24,660 --> 00:14:27,500 いっそのこと 目分量を覚えちゃいましょう。 248 00:14:27,500 --> 00:14:30,160 目分量!? い いいんですか? 249 00:14:30,160 --> 00:14:32,670 初心者が そんな高度な…。 250 00:14:32,670 --> 00:14:36,000 (月)そんなに 高度でもないんだけど…。 251 00:14:36,000 --> 00:14:40,500 目分量は文字どおり 正しい分量を「目」で覚える。 252 00:14:42,680 --> 00:14:46,680 これはさっき 桜井くんが量った塩10グラム。 253 00:14:46,680 --> 00:14:50,020 覚えた? たぶん…。 254 00:14:50,020 --> 00:14:52,520 同じくらいの塩を出してみて。 255 00:14:52,520 --> 00:14:54,520 (桜井)はい。 256 00:14:57,190 --> 00:14:59,190 (桜井)ん…。 257 00:14:59,190 --> 00:15:01,630 OKよ。 いいんですか? 258 00:15:01,630 --> 00:15:05,300 もちろん。 ピッタリ同じじゃなくていいの。 259 00:15:05,300 --> 00:15:07,640 う~ん…。 260 00:15:07,640 --> 00:15:10,640 ほんと真面目ね 桜井くんって。 261 00:15:10,640 --> 00:15:13,340 まあ それが先輩だからね。 262 00:15:16,640 --> 00:15:20,150 ((早くお手付きにしといたほうが いいと思うぞ)) 263 00:15:20,150 --> 00:15:22,650 わぁあああ~! (月)花っ!? 264 00:15:22,650 --> 00:15:27,160 えっえっ あ ううん いや なんでもないない! アハハッ…。 265 00:15:27,160 --> 00:15:29,320 うん? 266 00:15:29,320 --> 00:15:33,660 ふぅ ちょっと休憩~。 267 00:15:33,660 --> 00:15:36,160 あっ。 268 00:15:36,160 --> 00:15:39,830 ありがとう。 先輩は のめり込むタイプだから→ 269 00:15:39,830 --> 00:15:42,170 上達するまで通い続けるかも。 270 00:15:42,170 --> 00:15:44,170 いい? お母さん。 271 00:15:44,170 --> 00:15:47,010 お母さんは別にいいけど。 272 00:15:47,010 --> 00:15:50,350 うちのおかずも作ってもらえて 助かってるし。 273 00:15:50,350 --> 00:15:53,850 (宇崎)お母さんが いいなら よかった。 274 00:15:53,850 --> 00:15:58,020 まあ 先輩がうちに通うのは 他の目的もあるんだけど…。 275 00:15:58,020 --> 00:16:01,620 はっ! 276 00:16:01,620 --> 00:16:05,460 お母さんは… 先輩のこと どう思う? 277 00:16:05,460 --> 00:16:07,630 えっ!? 《来るの!? 278 00:16:07,630 --> 00:16:10,300 ついに!? そういう流れが!?》 279 00:16:10,300 --> 00:16:12,300 〈来ない〉 280 00:16:12,300 --> 00:16:14,470 (月)ど どうして? 281 00:16:14,470 --> 00:16:18,310 えっと… なんか最近 周りの人が→ 282 00:16:18,310 --> 00:16:21,310 先輩 結構モテるとか言うから…。 283 00:16:21,310 --> 00:16:26,810 えっ? それで ひとつ意見を とか思って。 284 00:16:26,810 --> 00:16:29,820 《あら? それって…》 285 00:16:29,820 --> 00:16:31,820 (猫の鳴き声) 286 00:16:31,820 --> 00:16:34,320 あっ ちょっと餌あげてくる。 287 00:16:34,320 --> 00:16:38,020 おいで~。 花? (ドアの開閉音) 288 00:16:41,160 --> 00:16:43,330 ((榊:知らないだろうから 教えとくけど→ 289 00:16:43,330 --> 00:16:45,830 サクは結構 同期にモテてるよ)) 290 00:16:45,830 --> 00:16:48,840 いやいやいや! 絶対ないから! 291 00:16:48,840 --> 00:16:53,010 《でも もしかして…》 292 00:16:53,010 --> 00:16:56,840 ♩~ 293 00:16:56,840 --> 00:16:59,180 ((ふぅ…。 (桜井)ほら。 294 00:16:59,180 --> 00:17:02,120 あっ 桜井くん…。 295 00:17:02,120 --> 00:17:07,120 大丈夫か? ゼミの飲み会だからって ハメ外しすぎだっての。 296 00:17:07,120 --> 00:17:10,460 フフ 優しいのね 桜井くんって。 297 00:17:10,460 --> 00:17:13,800 当たり前だろ 同期なんだから。 298 00:17:13,800 --> 00:17:16,800 同期 か…。 299 00:17:16,800 --> 00:17:18,800 あっ…。 な…。 300 00:17:18,800 --> 00:17:21,140 (桜井)あっ。 301 00:17:21,140 --> 00:17:23,970 は… し しっかりしろよ…。 302 00:17:23,970 --> 00:17:26,470 ん…。 え…。 303 00:17:26,470 --> 00:17:28,980 は…。 304 00:17:28,980 --> 00:17:33,080 私 好きだよ 桜井くんのこと…。 305 00:17:36,150 --> 00:17:38,990 (女子たち)私も! あっ!?俺も! 306 00:17:38,990 --> 00:17:42,160 (一同)桜井く~ん! 好き~! 307 00:17:42,160 --> 00:17:45,490 (桜井)えっ!? うわぁああ~!)) 308 00:17:45,490 --> 00:17:47,500 ないないないないない! 309 00:17:47,500 --> 00:17:50,300 だから先輩が好きなのは 私なんだから! 310 00:17:53,670 --> 00:17:57,670 《さっき 花が聞きたかったこと って何かしら…。 311 00:17:57,670 --> 00:18:00,270 この違和感…》 312 00:18:00,270 --> 00:18:02,610 あの…。 はぁっ…。 313 00:18:02,610 --> 00:18:05,610 ああ すみません 驚かせるつもりは…。 314 00:18:05,610 --> 00:18:09,780 い いいえ 私のほうこそ… どうしたの? 315 00:18:09,780 --> 00:18:13,290 (桜井)コロッケ 全部 丸めちゃったんですけど。 316 00:18:13,290 --> 00:18:16,620 じゃあ次は 衣をつけていきましょう。 317 00:18:16,620 --> 00:18:18,620 あ はい…。 318 00:18:21,630 --> 00:18:23,630 《驚かせてしまった。 319 00:18:23,630 --> 00:18:26,970 キッチンからでも 声をかけるべきだった。 320 00:18:26,970 --> 00:18:29,800 でも なんて呼ぶべきだったろうか…。 321 00:18:29,800 --> 00:18:33,640 おばさん? お母さん? 宇崎さん? 322 00:18:33,640 --> 00:18:36,310 う~ん… あっ》 323 00:18:36,310 --> 00:18:39,480 あの。 んっ? どうかした? 324 00:18:39,480 --> 00:18:43,150 下の名前 教えてもらっていいですか? 325 00:18:43,150 --> 00:18:45,150 (月)えっ。 326 00:18:47,490 --> 00:18:49,490 わっ!? 《なんで? どうして? 327 00:18:49,490 --> 00:18:52,160 そんな急に距離を 詰めてくるようなことを…。 328 00:18:52,160 --> 00:18:54,860 まさか この子…》 329 00:18:58,330 --> 00:19:00,430 ((お願いがあります。 330 00:19:00,430 --> 00:19:05,110 奥さんのこと 下の名前で 呼ばせてくれませんか? 331 00:19:05,110 --> 00:19:07,280 えっ それは…。 332 00:19:07,280 --> 00:19:09,940 だ ダメよ 名前なんて…。 333 00:19:09,940 --> 00:19:14,280 夫も子どももいるのに そんな若い子に心を許しちゃダメ! 334 00:19:14,280 --> 00:19:16,620 [モニター](青年)よかった。 えっ? 335 00:19:16,620 --> 00:19:18,950 名前で 呼ばせてくれないってことは→ 336 00:19:18,950 --> 00:19:21,960 それだけ僕を 意識してるってことですよね。 337 00:19:21,960 --> 00:19:25,460 えっ…。 338 00:19:25,460 --> 00:19:27,560 そうなの?)) 339 00:19:29,630 --> 00:19:34,800 つ 月 です… 宇崎 月…。 340 00:19:34,800 --> 00:19:39,640 《まだセーフ… 下の名前を 教えるだけなら まだセーフ》 341 00:19:39,640 --> 00:19:42,640 〈変なチキンレースが勝手に始まった〉 342 00:19:42,640 --> 00:19:44,980 じゃあ 月さんって呼んでいいですか? 343 00:19:44,980 --> 00:19:46,980 へっ! ええ どうぞ…。 344 00:19:46,980 --> 00:19:50,480 呼びやすいように… お お呼びくだされ…。 345 00:19:50,480 --> 00:19:52,580 《時代劇?》 346 00:19:54,820 --> 00:19:58,490 表面がおいしそうな キツネ色に揚がれば完成です。 347 00:19:58,490 --> 00:20:00,490 わ わかりました。 348 00:20:00,490 --> 00:20:04,000 おっ 先輩 もうすぐ完成ッスか? 349 00:20:04,000 --> 00:20:07,340 まだだ宇崎 最後まで油断するな。 350 00:20:07,340 --> 00:20:10,170 もしかしたら爆発して 家が吹っ飛ぶかもしれん。 351 00:20:10,170 --> 00:20:12,170 (宇崎)するかっ! 352 00:20:12,170 --> 00:20:15,510 料理初心者だからって 揚げ物にビビりすぎでしょ! 353 00:20:15,510 --> 00:20:18,010 まったく…。 はぁ…。 354 00:20:18,010 --> 00:20:23,180 《月:花と桜井くんの 思惑がわからない…。 355 00:20:23,180 --> 00:20:29,020 でも 母として大人として 私が言うべきことは…》 356 00:20:29,020 --> 00:20:32,530 花 ちょっと…。 357 00:20:32,530 --> 00:20:36,700 さっきの桜井くんのことを どう思うっていうの…。 358 00:20:36,700 --> 00:20:40,700 あれって 花が桜井くんのことで 何か不安があるのね。 359 00:20:40,700 --> 00:20:43,370 んっ。 (月)今は聞かないけど→ 360 00:20:43,370 --> 00:20:46,540 お母さんからは とりあえず ひとつだけ。 361 00:20:46,540 --> 00:20:52,050 何をおいても男の子はまず 誠実であるべきだと思うの。 362 00:20:52,050 --> 00:20:54,050 誠実…。 363 00:20:54,050 --> 00:20:56,150 できた! 364 00:20:58,220 --> 00:21:00,990 まあ! 上手に揚がったわね。 365 00:21:00,990 --> 00:21:04,490 そうですか? 366 00:21:04,490 --> 00:21:07,500 食ってみるか? 俺の初コロッケ。 367 00:21:07,500 --> 00:21:10,000 えっ しょうがないなぁ。 368 00:21:10,000 --> 00:21:12,300 私がお毒見してあげるッスよ。 369 00:21:14,840 --> 00:21:17,170 あ~ん… ハフハフ…。 370 00:21:17,170 --> 00:21:19,370 どうかな? 宇崎。 371 00:21:22,010 --> 00:21:25,850 お母さんが教えただけあって おいしいッス! 372 00:21:25,850 --> 00:21:27,850 おお~! 373 00:21:27,850 --> 00:21:31,350 《誠実って 先輩本人はともかく…。 374 00:21:31,350 --> 00:21:34,190 それより不安なのは…》 375 00:21:34,190 --> 00:21:36,860 ((ウヘェ…。 376 00:21:36,860 --> 00:21:40,530 (笑い声) 377 00:21:40,530 --> 00:21:43,860 焦ったほうがいいぞ 宇崎)) 378 00:21:43,860 --> 00:21:46,530 《う… もっぱら周囲が…》 379 00:21:46,530 --> 00:21:49,540 (桜井)ホント 月さんのおかげです。 380 00:21:49,540 --> 00:21:53,540 えっ…。 これで また料理のレパートリーが増えました。 381 00:21:53,540 --> 00:21:56,710 ありがとうございます。 いえいえ。 382 00:21:56,710 --> 00:22:01,480 桜井くん 飲み込みも早いし いい生徒さんだわ。 383 00:22:01,480 --> 00:22:05,150 そんな… また次もよろしくお願いします! 384 00:22:05,150 --> 00:22:07,990 月さん! 385 00:22:07,990 --> 00:22:10,830 《周囲が…。 386 00:22:10,830 --> 00:22:13,030 周囲が?》