1 00:00:03,170 --> 00:00:07,674 (フローキ)トルケルの方便だ! ほかには考えられん! 2 00:00:07,674 --> 00:00:11,011 し しかし フローキ様 ダービーからの報告では…。 3 00:00:11,011 --> 00:00:14,014 (フローキ)左翼が薄いぞ! 兵500とて 侮るな! 4 00:00:14,014 --> 00:00:16,183 相手は トルケル軍だ! 5 00:00:16,183 --> 00:00:21,355 フローキ様。 報告が事実ならば このなさりようは 大変不敬な…。 6 00:00:21,355 --> 00:00:24,358 (フローキ)ありえぬ! あの クヌート殿下が➡ 7 00:00:24,358 --> 00:00:28,028 トルケルを従えて生還するなど➡ 8 00:00:28,028 --> 00:00:30,697 決して ありえぬ! 9 00:00:30,697 --> 00:00:33,200 はっ…! (馬のいななき) 10 00:00:38,372 --> 00:00:42,542 (トルケル)よう フローキ。 やる気か? 相手になるぜ。 11 00:00:42,542 --> 00:00:44,711 (クヌート)控えよ トルケル。 12 00:00:44,711 --> 00:00:47,381 (クヌート)私が帰還する旨➡ 13 00:00:47,381 --> 00:00:51,051 数日前に 使者を送ったはずだぞ フローキ。 14 00:00:51,051 --> 00:00:54,721 やりを持って出迎えるのが 貴様の礼か? 15 00:00:54,721 --> 00:00:59,559 い いえ そのようなことは 決して…➡ 16 00:00:59,559 --> 00:01:03,330 アシェラッド!? なぜ 貴様が…! 17 00:01:03,330 --> 00:01:06,833 (クヌート)耳が聞こえぬのか 貴様。 はっ!? 18 00:01:06,833 --> 00:01:12,839 貴様は デンマーク王家に対し 弓を引く気かと聞いているのだ。 19 00:01:12,839 --> 00:01:15,676 あ い いえ その…➡ 20 00:01:15,676 --> 00:01:18,845 わ 我がヨーム戦士団は➡ 21 00:01:18,845 --> 00:01:22,849 敵軍襲来との誤報を受けまして…。 22 00:01:25,519 --> 00:01:30,023 申し訳 ありませぬ…。 23 00:01:30,023 --> 00:01:34,027 王陛下の館へ 夕刻までに 参じると報告しておけ➡ 24 00:01:34,027 --> 00:01:38,632 正確にな。 はっ…! 25 00:01:41,702 --> 00:01:43,704 (馬のいななき) 26 00:01:48,208 --> 00:01:51,211 《いったい何が…➡ 27 00:01:51,211 --> 00:01:54,114 まるで 別人ではないか…》 28 00:03:34,347 --> 00:03:37,684 全員 歩きながら聞け。 29 00:03:37,684 --> 00:03:40,353 今はまだ 仕掛けてはならぬ。 30 00:03:40,353 --> 00:03:43,857 私の味方は この軍中に少ない。 31 00:03:43,857 --> 00:03:46,860 ただ手向かえば 反逆者となろう。 32 00:03:46,860 --> 00:03:49,696 手回しの時間がいる。 33 00:03:49,696 --> 00:03:52,699 トルケル そなたは 一度裏切ったが➡ 34 00:03:52,699 --> 00:03:55,368 今も戦士たちに人気がある。 35 00:03:55,368 --> 00:04:00,640 各部族の首領たちと交わり 関係を修復しておけ。 36 00:04:00,640 --> 00:04:03,143 (トルケル)つまり あれかい? アンタのおごりで➡ 37 00:04:03,143 --> 00:04:05,312 ジャカジャカ 酒飲めってこと? 38 00:04:05,312 --> 00:04:08,482 (クヌート)ほかの首領を誘ってだぞ。 行け。 39 00:04:08,482 --> 00:04:11,485 すっばらしい命令だ! 40 00:04:11,485 --> 00:04:14,488 アンタについてきて 正解だったぜ。 41 00:04:14,488 --> 00:04:16,656 行くぞぉ! あ おい…! 42 00:04:16,656 --> 00:04:20,494 (クヌート)アシェラッドは 私と共に王のところだ。 43 00:04:20,494 --> 00:04:23,830 そなたの人物評を聞きたい。 (アシェラッド)はっ。 44 00:04:23,830 --> 00:04:27,834 (クヌート)それと 今後だ。 いかに 事を運ぶ。 45 00:04:27,834 --> 00:04:31,638 はっ… 短期的には 暗殺がよろしいかと。 46 00:04:33,673 --> 00:04:38,011 (アシェラッド)兄王子ハラルド殿下は 遠く デンマークにいらっしゃいます。 47 00:04:38,011 --> 00:04:40,013 これは好機です。 48 00:04:40,013 --> 00:04:42,182 今 王陛下が崩御されれば➡ 49 00:04:42,182 --> 00:04:47,187 イングランド方面軍の最高指揮官は あなた様ということに。 50 00:04:47,187 --> 00:04:52,859 この場合 首謀者を 偽装する必要がありますが…。 51 00:04:52,859 --> 00:04:57,030 (クヌート)ふむ… トルフィン。 52 00:04:57,030 --> 00:05:00,300 今後は護衛以外にも 働いてもらうことになるだろう。 53 00:05:00,300 --> 00:05:02,302 頼むぞ。 54 00:05:02,302 --> 00:05:07,808 (トルフィン)命令すんな。 俺ぁ アンタの手下になった覚えはねえ。 55 00:05:07,808 --> 00:05:10,143 ご無礼 お許しください。 56 00:05:10,143 --> 00:05:13,980 この バカへは 私から指図しておきます。 57 00:05:13,980 --> 00:05:15,982 フッ…。 58 00:05:18,818 --> 00:05:22,822 (クヌート)神は… こうしている今も➡ 59 00:05:22,822 --> 00:05:26,660 我々を 見ていらっしゃるのだろうな。 60 00:05:26,660 --> 00:05:31,998 友を失い 親と子が殺し合う➡ 61 00:05:31,998 --> 00:05:34,501 そんなさまの すべてを➡ 62 00:05:34,501 --> 00:05:38,305 天空の高みから 見下ろしておられるのだろう…。 63 00:05:41,508 --> 00:05:44,844 許せぬ。 64 00:05:44,844 --> 00:05:49,516 私は この地上に楽土をつくるぞ。 65 00:05:49,516 --> 00:05:52,018 平和で 豊かな➡ 66 00:05:52,018 --> 00:05:56,022 生きることに苦しむ者たちの 理想郷を…➡ 67 00:05:56,022 --> 00:05:59,359 私の代では成しえぬかもしれぬ。 68 00:05:59,359 --> 00:06:04,631 それでも 最初の一歩を 私が踏み出すのだ。 69 00:06:04,631 --> 00:06:09,803 神はきっと 私をめで みもとへ召そうとするだろう➡ 70 00:06:09,803 --> 00:06:14,975 だが そのとき 私はこう言うのだ。 71 00:06:14,975 --> 00:06:18,311 もはや 天の国も試練もいらぬ。 72 00:06:18,311 --> 00:06:22,315 我々の楽土は 地上にある とな。 73 00:06:25,652 --> 00:06:28,989 我々が失ったものを 取り戻すのだ。 74 00:06:28,989 --> 00:06:32,592 そのためには 鬼にもなろう。 75 00:06:34,995 --> 00:06:39,099 お手伝いいたします。 殿下。 76 00:06:43,503 --> 00:06:48,508 (扉の開く音) 77 00:06:54,681 --> 00:06:57,851 (スヴェン)よくぞ戻った➡ 78 00:06:57,851 --> 00:07:01,955 うれしいぞ クヌート。 79 00:07:01,955 --> 00:07:03,957 ありがたきお言葉。 80 00:07:03,957 --> 00:07:07,127 陛下よりお預かりした 兵を失ってしまった➡ 81 00:07:07,127 --> 00:07:09,129 不肖の身に余ります。 82 00:07:09,129 --> 00:07:11,631 ちこう寄れ。 83 00:07:14,467 --> 00:07:17,470 (アシェラッド)お待ちください。 84 00:07:17,470 --> 00:07:20,640 どうだ? トルフィン。 フン いるな。 85 00:07:20,640 --> 00:07:22,976 20人ってところか。 86 00:07:22,976 --> 00:07:26,146 高いところにもだ。 弓兵だな。 87 00:07:26,146 --> 00:07:29,482 (アシェラッド)殿下 伏兵です。 88 00:07:29,482 --> 00:07:31,484 どうやら 王陛下は➡ 89 00:07:31,484 --> 00:07:35,655 こちらの腹を お察しのようですな。 90 00:07:35,655 --> 00:07:39,826 (スヴェン)どうした? はよう 寄らぬか。 91 00:07:39,826 --> 00:07:42,662 チッ。 (クヌート)そなたたち➡ 92 00:07:42,662 --> 00:07:45,999 何があっても 剣を抜いてはならぬぞ。 93 00:07:45,999 --> 00:07:49,336 先に抜いたほうの負けだ。 94 00:07:49,336 --> 00:07:54,174 これは そういうケンカだ。 95 00:07:54,174 --> 00:07:57,877 (足音) 96 00:08:05,785 --> 00:08:08,455 《暗さに目が慣れてきたな➡ 97 00:08:08,455 --> 00:08:12,959 もう少し近づけば王の顔がわかる。 98 00:08:12,959 --> 00:08:15,962 顔を見れば…》 99 00:08:15,962 --> 00:08:18,465 止まれ。 100 00:08:20,800 --> 00:08:24,504 そこでよい ひざまずけ。 101 00:08:30,810 --> 00:08:33,480 《アシェラッド:疲れた目だ…➡ 102 00:08:33,480 --> 00:08:37,150 これが デーン人の王か》 103 00:08:37,150 --> 00:08:39,152 (クヌート)アシェラッド。 104 00:08:41,488 --> 00:08:45,158 (深呼吸) 105 00:08:45,158 --> 00:08:50,163 ラグナルはどうした 姿が見えぬが。 106 00:08:50,163 --> 00:08:53,166 死にました。 マーシアの地にて。 107 00:08:53,166 --> 00:08:57,504 そうか それは惜しいな。 108 00:08:57,504 --> 00:09:01,107 あれは まことの忠臣であった。 109 00:09:03,943 --> 00:09:09,949 本来なら 酒こうを持って 帰還を祝うべきだが➡ 110 00:09:09,949 --> 00:09:12,285 一度 そなたとは➡ 111 00:09:12,285 --> 00:09:16,990 形式抜きで 話をしたいと思うておった。 112 00:09:19,125 --> 00:09:22,629 クヌートのみ立て。 113 00:09:22,629 --> 00:09:25,131 10歩 前へ進め。 114 00:09:38,144 --> 00:09:42,982 (スヴェン)ほう… ほんの僅かの間に➡ 115 00:09:42,982 --> 00:09:49,823 顔が変わったな 余の若き日に似ておる。 116 00:09:49,823 --> 00:09:56,162 (クヌート)されば 我が心の内も おわかりでございましょう。 117 00:09:56,162 --> 00:09:58,498 (スヴェン)困った子だ。 118 00:09:58,498 --> 00:10:03,169 そのようなところまで 余に似るとは…。 119 00:10:03,169 --> 00:10:07,507 (クヌート)子は親の 「なしよう」を見て育つのです。 120 00:10:07,507 --> 00:10:10,810 よもや お責めになりますまいな。 121 00:10:12,846 --> 00:10:15,348 かつて 若き日➡ 122 00:10:15,348 --> 00:10:20,019 余は父である先王を 国外へ追い放ち➡ 123 00:10:20,019 --> 00:10:23,189 この王冠を奪った。 124 00:10:23,189 --> 00:10:28,695 それが 王国のために よきことと信じたからだ。 125 00:10:28,695 --> 00:10:34,033 先王は性 残忍にして 臆病者だった➡ 126 00:10:34,033 --> 00:10:39,873 そのような者が王冠を頂いては 世が乱れる。 127 00:10:39,873 --> 00:10:43,877 ヘッ。 こんだけの護衛に囲まれて 何言ってやがる。 128 00:10:43,877 --> 00:10:46,379 黙れ。 聞こえるぞ。 129 00:10:46,379 --> 00:10:50,717 《腹芸を使う気は ねえってかい 殿下よ…➡ 130 00:10:50,717 --> 00:10:55,889 敵の巣の中にいるってことを 忘れなさんなよ》 131 00:10:55,889 --> 00:10:58,057 (スヴェン)よきことを なした➡ 132 00:10:58,057 --> 00:11:01,661 よきことを なせると思うておった。 133 00:11:01,661 --> 00:11:04,564 これをかぶるまではな…。 134 00:11:06,499 --> 00:11:12,005 意志があるのだ。 この王冠にはな。 135 00:11:14,340 --> 00:11:19,178 かぶれば 千の船 万の兵を統率できる。 136 00:11:19,178 --> 00:11:24,517 遠国の あらゆる宝を 取り寄せることができる。 137 00:11:24,517 --> 00:11:28,621 神々がごとき力が身に宿る。 138 00:11:31,024 --> 00:11:34,193 だが…➡ 139 00:11:34,193 --> 00:11:36,863 だが クヌートよ。 140 00:11:36,863 --> 00:11:40,199 力を使うのは王ではない。 141 00:11:40,199 --> 00:11:44,103 王冠の意志が使うのだ。 142 00:11:47,540 --> 00:11:51,878 王冠が 陛下に命じたというのですか➡ 143 00:11:51,878 --> 00:11:53,880 私を殺せと。 144 00:11:56,049 --> 00:12:00,320 (スヴェン)王冠が 王に命じるのは ただ二つ。 145 00:12:00,320 --> 00:12:05,158 力を使うことと 力を増やすことだ。 146 00:12:05,158 --> 00:12:07,994 あらごうても ムダなことよ。 147 00:12:07,994 --> 00:12:12,799 王冠は そなたを欲してはおらぬ。 148 00:12:34,020 --> 00:12:39,859 クヌート そなたに コーンウォールの一部をやろう。 149 00:12:39,859 --> 00:12:45,198 そこで 聖書でも読みながら 平穏の日々を送るがよい。 150 00:12:45,198 --> 00:12:50,536 嫌だと申すなら この場で死ぬがよい。 151 00:12:50,536 --> 00:12:53,706 フッ そのお言葉も➡ 152 00:12:53,706 --> 00:12:57,210 王冠が言わせているのですか。 陛下。 153 00:12:57,210 --> 00:13:02,215 陛下! 恐れながら 発言をお許しください! 154 00:13:04,317 --> 00:13:06,819 名乗れ。 155 00:13:06,819 --> 00:13:12,659 クヌート様の従士 ウォラフの子 アシェラッドと申します。 156 00:13:12,659 --> 00:13:15,828 失礼ながら 果たして このご沙汰は➡ 157 00:13:15,828 --> 00:13:18,031 王冠の意志に かないましょうや? 158 00:13:19,999 --> 00:13:22,335 続けよ…。 159 00:13:22,335 --> 00:13:29,008 王子殿下は ロンドンより トルケルという戦力を奪い取りました。 160 00:13:29,008 --> 00:13:32,178 陛下が イングランド王に ご即位なされれば➡ 161 00:13:32,178 --> 00:13:36,349 かの街には 降伏よりほか 道はありませぬ。 162 00:13:36,349 --> 00:13:40,853 ロンドンの富は無傷のまま 陛下のものとなります。 163 00:13:40,853 --> 00:13:45,358 多大なる犠牲を払い この戦果をもたらしたるは➡ 164 00:13:45,358 --> 00:13:48,194 クヌート殿下に ほかなりません。 165 00:13:48,194 --> 00:13:52,365 功労ある者が罰せられる 道理がありましょうか。 166 00:13:52,365 --> 00:13:56,202 このご沙汰 新たな領地の割譲において➡ 167 00:13:56,202 --> 00:13:59,038 各将軍に動揺を与えます。 168 00:13:59,038 --> 00:14:01,641 何とぞ ご再考を。 169 00:14:03,976 --> 00:14:08,981 フッ 口の回る男だ。 170 00:14:08,981 --> 00:14:12,285 アシェラッド… 灰まみれか…。 171 00:14:14,320 --> 00:14:17,156 それは あだ名であろう。 172 00:14:17,156 --> 00:14:20,660 貴様の父が授けた名を申せ。 173 00:14:20,660 --> 00:14:24,664 ただ アシェラッドと。 174 00:14:24,664 --> 00:14:27,834 父は私に名を与えませんでした。 175 00:14:27,834 --> 00:14:36,042 うむ… めかけの子か いや 奴隷に産ませた子かの。 176 00:14:41,514 --> 00:14:43,516 はっ!? 177 00:14:47,186 --> 00:14:53,025 《なんだ…!? アシェラッドが ここまで怒るなんて…》 178 00:14:53,025 --> 00:14:57,530 クヌート よい従士を持っておるな。 179 00:14:57,530 --> 00:15:00,466 そやつの申すとおりだ。 180 00:15:00,466 --> 00:15:04,804 そなたたちには 褒美をやらねばならんな。 181 00:15:04,804 --> 00:15:07,807 余は明日 ヨークにたつ。 182 00:15:07,807 --> 00:15:10,810 かの地にて宴席を設ける。 183 00:15:10,810 --> 00:15:13,613 褒美は そこで授けよう。 184 00:15:30,663 --> 00:15:36,335 ふぅ~ 肝を冷やしましたぞ 殿下。 185 00:15:36,335 --> 00:15:41,340 何を慌てることがある。 そなたの察するとおり➡ 186 00:15:41,340 --> 00:15:46,012 王には今 私を殺すだけの大義名分がない。 187 00:15:46,012 --> 00:15:49,015 賢王と呼ばれたいお方なのだ。 188 00:15:49,015 --> 00:15:55,021 こちらさえ軽挙に出ねば 王の内懐は むしろ安全だろう。 189 00:15:55,021 --> 00:16:00,460 では なおのこと 先ほどのような 挑発はお控えください。 190 00:16:00,460 --> 00:16:04,463 フッ なんのことはない。 191 00:16:04,463 --> 00:16:07,967 スヴェン王は 王冠の奴隷というわけだ。 192 00:16:10,303 --> 00:16:16,142 (クヌート)王冠の力… 私が使いこなしてみせようぞ。 193 00:16:16,142 --> 00:16:19,145 《アシェラッドか…》 194 00:16:22,315 --> 00:16:25,618 《少々 警戒せねばならんな》 195 00:16:28,821 --> 00:16:31,490 (一同)かんぱ~い! 196 00:16:31,490 --> 00:16:33,826 さあ! ジャンジャン やってくれ! 197 00:16:33,826 --> 00:16:37,830 全部 クヌート殿下のおごりだぜ! (一同)おお~! 198 00:16:37,830 --> 00:16:40,132 ⚟殿下 ばんざ~い! 199 00:16:43,503 --> 00:16:45,505 (ヴィリヴァルド)プハ…。 200 00:16:45,505 --> 00:16:47,840 うわぁ!? ⚟57杯目だ! 201 00:16:47,840 --> 00:16:49,842 ⚟バケモンだ コイツ~! 202 00:16:49,842 --> 00:16:53,012 おい! さっきから ガブガブ ガブガブ飲みやがって➡ 203 00:16:53,012 --> 00:16:57,016 誰だ オメェは? 坊主なんざ招いた覚えねえぞ? 204 00:16:57,016 --> 00:17:00,620 私はヴィリヴァルドです。 お忘れですか? 205 00:17:00,620 --> 00:17:03,789 (一同)はっ? 206 00:17:03,789 --> 00:17:05,791 (一同)いっ!? ええ~!? 207 00:17:05,791 --> 00:17:07,793 ⚟あのヒゲの!? ⚟若いな! いくつだよ! 208 00:17:07,793 --> 00:17:11,297 23です。 ⚟ウソだろ! ⚟20代前半!? 209 00:17:11,297 --> 00:17:13,966 よ~し 次は俺が相手だ。 210 00:17:13,966 --> 00:17:17,470 ⚟大将のお出ましだ! ⚟ハンデ 58杯っすよ! 211 00:17:17,470 --> 00:17:19,972 不思議な男だ。 212 00:17:19,972 --> 00:17:24,143 好き放題に生きながら 周りの者に憎まれぬ。 213 00:17:24,143 --> 00:17:27,647 はぁ。 214 00:17:27,647 --> 00:17:30,483 で どうだ。 215 00:17:30,483 --> 00:17:33,085 殺れそうか? あの王を。 216 00:17:35,321 --> 00:17:39,325 難しい。 と言わざるをえませんな。 217 00:17:41,327 --> 00:17:44,163 頭のよいお方とお見受けしました。 218 00:17:44,163 --> 00:17:49,335 洞察力と 先手を打つ行動力をお持ちです。 219 00:17:49,335 --> 00:17:54,173 我々が脅しに屈さぬと見るや 次の手に転ずるあたり➡ 220 00:17:54,173 --> 00:17:57,510 戦上手とも申せましょう。 221 00:17:57,510 --> 00:18:02,281 さすがは 一国の王 といったところでしょうか。 222 00:18:02,281 --> 00:18:04,951 手ごわいですぜ。 223 00:18:04,951 --> 00:18:09,622 いずれ殺すにしても 今ではない… か。 224 00:18:09,622 --> 00:18:12,959 ま 当分は 王陛下の隙をうかがいつつ➡ 225 00:18:12,959 --> 00:18:16,629 恭順の体でいきましょう。 226 00:18:16,629 --> 00:18:19,131 (グンナル)殿下! 殿下! 227 00:18:19,131 --> 00:18:21,133 おお。 228 00:18:21,133 --> 00:18:24,303 (グンナル)無事のご帰還 お喜び申し上げます! 229 00:18:24,303 --> 00:18:27,974 この グンナル どれほどに心配したことか! 230 00:18:27,974 --> 00:18:31,143 ご入城に お出迎えもせず 申し訳ございません。 231 00:18:31,143 --> 00:18:34,981 なにぶん たった今 異国より 帰って参ったものですから。 232 00:18:34,981 --> 00:18:37,984 もちろん きっとのご生還 信じておりましたぞ。 233 00:18:37,984 --> 00:18:41,821 おや こちらのご仁は 新しい従士殿でございますか? 234 00:18:41,821 --> 00:18:44,323 ご紹介いただけますかな? 235 00:18:44,323 --> 00:18:48,327 ラグナルの弟 グンナルだ。 見知りおけ。 236 00:18:48,327 --> 00:18:52,164 ウォラフの子 アシェラッドと申します。 237 00:18:52,164 --> 00:18:55,668 ほぉ なんとも頼もしい風格ですな。 238 00:18:55,668 --> 00:18:57,837 グンナルと申す。 239 00:18:57,837 --> 00:19:00,940 ところで 殿下➡ 240 00:19:00,940 --> 00:19:04,110 かねてよりの計画 メドが立ち申した。 241 00:19:04,110 --> 00:19:06,112 ノルマンディー公国です。 242 00:19:06,112 --> 00:19:10,449 その件について 兄も交えて 後ほど…。 243 00:19:10,449 --> 00:19:12,785 ラグナルは死んだ。 はっ? 244 00:19:12,785 --> 00:19:15,621 私のために すまぬことをしたな。 245 00:19:15,621 --> 00:19:18,624 それから 亡命はせぬ。 246 00:19:18,624 --> 00:19:20,626 殿下… なんと申された…。 そなたが 諸国を➡ 247 00:19:20,626 --> 00:19:23,629 奔走してくれていたことは 大儀であった。 248 00:19:23,629 --> 00:19:26,632 先ほど スヴェン王には ケンカを売ってきた。 249 00:19:26,632 --> 00:19:29,301 そなたも 力を貸せ。 兄者が…。 250 00:19:29,301 --> 00:19:31,637 グンナル。 あっ!? 251 00:19:31,637 --> 00:19:35,975 そなたの仕事は 王の監視と報告だ。 252 00:19:35,975 --> 00:19:39,145 使う兵は 信用できる者を選べ。 253 00:19:39,145 --> 00:19:43,149 殿下 そっ そのような話を こんなところで…。 254 00:19:43,149 --> 00:19:46,819 かまわぬ むしろ この場は密談によい。 255 00:19:46,819 --> 00:19:51,123 殿下… お変わりになられた。 256 00:19:54,994 --> 00:19:59,598 変わるさ すべてを変えてゆかねばならぬ。 257 00:20:10,342 --> 00:20:13,179 《あの グンナルってのは いかんなぁ。 258 00:20:13,179 --> 00:20:16,682 口ほど 殿下への忠心が あるとも思えんし…》 259 00:20:16,682 --> 00:20:18,684 んっ? (物音) 260 00:20:21,187 --> 00:20:23,189 ふっ! 261 00:20:25,191 --> 00:20:28,027 シッ! 262 00:20:28,027 --> 00:20:32,364 お~お~ 予習復習に余念のないことで。 263 00:20:32,364 --> 00:20:35,534 右腕 痛くないのかねえ? 264 00:20:35,534 --> 00:20:38,037 (アトリ)アシェラッド。 んっ? 265 00:20:41,040 --> 00:20:44,877 (アシェラッド)そうか クニに帰るか。 266 00:20:44,877 --> 00:20:48,214 アンタは気にしねえと 言ってくれたけど➡ 267 00:20:48,214 --> 00:20:50,883 やっぱ 俺たちゃ 裏切り者だし➡ 268 00:20:50,883 --> 00:20:53,886 なんつうか この先 どの面して会やいいのか…。 269 00:20:53,886 --> 00:20:57,389 いって! (トルグリム)や~い! 当たった! 270 00:20:57,389 --> 00:21:01,160 なんか 兄者も あんなんなっちまったし…。 271 00:21:01,160 --> 00:21:04,997 ビョルンの傷 治るといいな。 272 00:21:04,997 --> 00:21:09,668 はっ! アトリ オメェ それでも ヴァイキングかよ? 273 00:21:09,668 --> 00:21:13,873 よくも まあ こんな真人間が 俺の手下になったもんだぜ。 274 00:21:16,509 --> 00:21:19,345 ビョルンは長くもたねえよ➡ 275 00:21:19,345 --> 00:21:23,182 傷が はらわたまで達してる。 276 00:21:23,182 --> 00:21:28,687 これでもう 昔からの手下は トルフィンだけってことになるな。 277 00:21:28,687 --> 00:21:31,390 再出発にゃあ ちょうどいい。 278 00:21:33,359 --> 00:21:36,529 腕輪? 金だ 持ってけ。 279 00:21:36,529 --> 00:21:39,365 ええ!? い いらねえよ! もらう理由がねえ! 280 00:21:39,365 --> 00:21:41,367 いいから受け取れ。 281 00:21:41,367 --> 00:21:44,370 路銀が多くて 困るこたぁねえだろが。 282 00:21:44,370 --> 00:21:46,872 ぐっ…。 283 00:21:46,872 --> 00:21:50,376 すまねえ… じゃあ ありがたく…。 284 00:21:50,376 --> 00:21:53,379 んっ? あれ? なんだよ! 285 00:21:53,379 --> 00:21:55,714 くれんのか くれねえのか どっちだよ! 286 00:21:55,714 --> 00:21:58,217 (アシェラッド)条件がある。 えっ? 287 00:21:58,217 --> 00:22:01,320 二度と剣を握るな。 288 00:22:01,320 --> 00:22:03,989 オメェにゃ 似合わねえ アトリ。 289 00:22:03,989 --> 00:22:09,495 羊を飼い 嫁をもらって ガキをこさえて ベッドで死ね。 290 00:22:09,495 --> 00:22:13,165 これから先 オメェを戦場で見かけたときは➡ 291 00:22:13,165 --> 00:22:16,001 味方でも斬るぞ。 292 00:22:16,001 --> 00:22:19,505 ああ… わかった。 293 00:22:29,181 --> 00:22:34,186 それ何? んっ? これか? これは大切なもんだ。 294 00:22:34,186 --> 00:22:41,894 ♬~ 295 00:22:43,862 --> 00:22:48,868 高えよ まけろ! もっと若い女出せよ 若い女。 296 00:22:48,868 --> 00:22:52,204 ほかにいないか? 逸品だぞ! 297 00:22:52,204 --> 00:22:54,907 (ざわめき)