1 00:00:15,950 --> 00:00:19,990 この体は、水の冷たさも感じることはありません。 2 00:00:20,750 --> 00:00:22,670 炎の熱さも感じない。 3 00:00:30,050 --> 00:00:31,050 当然だよね。 4 00:00:32,110 --> 00:00:35,810 私たちの体は、この世のものではなくなっているんだから。 5 00:00:37,579 --> 00:00:40,950 でも、この道を選んだことに迷いはありません。 6 00:00:42,810 --> 00:00:44,610 心が痛みを感じている。 7 00:00:46,239 --> 00:00:50,830 心に感情が残っている限り、私たちは戦ってみせる。 8 00:01:36,180 --> 00:01:39,800 あの星さえ...あの星さえ来なければ... 9 00:01:41,600 --> 00:01:43,100 お母さーん! 10 00:02:03,210 --> 00:02:05,650 そうだ、これが手だ。 11 00:02:08,190 --> 00:02:12,130 これは敵を殴り殺す手というものだ。 12 00:02:14,250 --> 00:02:15,650 思い出した。 13 00:02:18,630 --> 00:02:20,210 思い出したぞ。 14 00:02:21,150 --> 00:02:24,050 これ が戦いという思念なのだ。 15 00:02:38,760 --> 00:02:40,820 闇には偽りの姿はない。 16 00:02:41,640 --> 00:02:44,500 ここには、取り繕う仮面の必要はない。 17 00:02:45,700 --> 00:02:47,880 剥き出しの通し、命の叫び。 18 00:02:48,660 --> 00:02:51,520 全てが真実、そして絶対。 19 00:02:55,140 --> 00:02:57,140 あなたにも闇はあるはずよ。 20 00:02:58,020 --> 00:03:01,360 でもなぜ、あなたはその姿を隠そうとするの? 21 00:03:03,020 --> 00:03:05,140 その光るものがあなたの仮面。 22 00:03:05,780 --> 00:03:07,540 それは涙というものだ。 23 00:03:09,120 --> 00:03:12,200 私の頬にも、流れ落ちた記憶があるわ。 24 00:03:14,040 --> 00:03:16,100 幼い頃のかすかな記憶。 25 00:03:17,540 --> 00:03:20,700 私はその涙と共に捨てたものがいっぱいある。 26 00:03:21,980 --> 00:03:23,200 もっと泣きなさい。 27 00:03:24,060 --> 00:03:25,460 自分を曝け出しなさい。 28 00:03:26,640 --> 00:03:27,640 全てを捨てる。 29 00:03:28,800 --> 00:03:30,920 ほら、見えてきたでしょ? 30 00:03:30,921 --> 00:03:32,680 あなたの姿に。 31 00:03:35,640 --> 00:03:37,420 ようこそ闇の世界へ。 32 00:03:38,280 --> 00:03:41,880 さあ受けて、私からの死の口づけを。 33 00:04:44,630 --> 00:04:47,600 あの光は、一箇所に集まろうとしているわ。 34 00:04:48,100 --> 00:04:50,520 そこに、私たちの敵がいるんだね。 35 00:04:51,920 --> 00:04:55,180 そう、私たちのお母さんの仇が。 36 00:04:56,320 --> 00:04:57,320 うん。 37 00:04:57,620 --> 00:05:01,760 あの光に向かっていく物好きは、私たちだけってことか。 38 00:05:02,900 --> 00:05:04,180 姉さん、あれ? 39 00:05:12,700 --> 00:05:14,880 あいつも、行っちゃうのか。 40 00:05:15,940 --> 00:05:17,920 あの方は、ハンマ族。 41 00:05:19,500 --> 00:05:26,440 闇の住人と人間との間に生まれた者は、決して人間の中では生きてはいけない。 42 00:05:28,310 --> 00:05:32,500 金の目に晒され、詐欺すみや怒りを向かう。 43 00:05:34,380 --> 00:05:37,800 自分がこの世に命を受けた意味を見出そうとしている。 44 00:05:39,240 --> 00:05:41,560 闇と戦うことでね。 45 00:05:42,360 --> 00:05:47,380 姉さん、闇を憎み続けたその先に、何があるんだろう。 46 00:05:48,880 --> 00:05:50,700 孤独かしら。 47 00:06:23,930 --> 00:06:24,990 お前たちはどけ! 48 00:06:25,530 --> 00:06:26,170 下がれ! 49 00:06:26,510 --> 00:06:27,230 ほら、下がれ! 50 00:06:27,490 --> 00:06:28,490 下がれ! 51 00:06:36,880 --> 00:06:38,040 お早くボートへ。 52 00:06:38,180 --> 00:06:39,180 ご苦労。 53 00:06:43,180 --> 00:06:44,290 お母様、早く! 54 00:06:44,630 --> 00:06:45,630 はいはい。 55 00:06:46,950 --> 00:06:47,950 なんだこれ? 56 00:06:48,290 --> 00:06:49,290 首が取れてる。 57 00:06:49,610 --> 00:06:50,290 なーに? 58 00:06:50,470 --> 00:06:51,470 お兄様。 59 00:06:54,610 --> 00:06:55,610 変なの。 60 00:06:58,680 --> 00:07:01,450 船を一石丸ごと変えてよろしゅうございました。 61 00:07:02,330 --> 00:07:04,790 これで安心してこの地から離れられます。 62 00:07:05,410 --> 00:07:08,930 この子たちは人ごみに弱くて、本当に助かりますわ。 63 00:07:10,510 --> 00:07:11,510 そら! 64 00:07:12,010 --> 00:07:13,010 お母様! 65 00:07:13,210 --> 00:07:14,210 お兄様が! 66 00:07:14,380 --> 00:07:15,550 何をしているのですか! 67 00:07:16,740 --> 00:07:19,150 そんな不潔なもの、すぐに捨ててしまいなさい! 68 00:07:20,330 --> 00:07:21,330 はい。 69 00:07:22,750 --> 00:07:23,830 気持ち悪い人形。 70 00:07:25,030 --> 00:07:26,230 変なの! 71 00:07:32,270 --> 00:07:33,270 何事です? 72 00:07:53,430 --> 00:07:54,430 闇の獣人だ! 73 00:07:54,630 --> 00:07:55,910 闇の獣人だぞ! 74 00:07:56,110 --> 00:07:56,350 こいつ! 75 00:07:56,351 --> 00:07:57,550 何をしているのか。 76 00:08:14,010 --> 00:08:16,030 彼は静かな男のように。 77 00:08:17,100 --> 00:08:22,130 でも、彼の怒りは己の血に対して例えようもないぐらい大きいもの。 78 00:08:24,370 --> 00:08:32,370 その怒りを全て自分の体の中に封じ込めて、 その心の中が理解できる者は、 ただ一人。 79 00:08:33,090 --> 00:08:34,350 彼自身だけでしょう。 80 00:08:38,949 --> 00:08:42,890 ドノヴァンは命続く限り永遠に戦っていくのよ。 81 00:08:43,030 --> 00:08:44,030 孤独の中。 82 00:08:44,680 --> 00:08:48,770 姉さん、孤独ってたった一人のことを言うんだよね。 83 00:08:49,610 --> 00:08:51,730 じゃあ、ドノヴァンは孤独じゃないよ。 84 00:08:52,470 --> 00:08:54,510 ドノヴァンにはアニタがいるじゃないか。 85 00:08:55,730 --> 00:08:58,630 そして、アニタにもドノヴァンがいるんだ。 86 00:09:14,285 --> 00:09:16,590 一人きりじゃ寂しすぎるもの。 87 00:09:28,679 --> 00:09:29,850 きげえ。 88 00:09:30,439 --> 00:09:32,670 こんな眺め久しぶりに見たわ。 89 00:09:33,944 --> 00:09:35,470 あの光がやってることだろう。 90 00:09:36,569 --> 00:09:40,630 私にはハラワタガニへ繰り返るくらい見たくないもんだけどね。 91 00:09:41,450 --> 00:09:42,450 そうね。 92 00:09:43,349 --> 00:09:45,170 ごめんなさいね、レイレイ。 93 00:09:46,079 --> 00:09:47,170 見て、姉さん。 94 00:10:05,944 --> 00:10:10,100 あの光の中でも花は美しく咲くことを忘れない。 95 00:10:11,694 --> 00:10:15,060 そんな余裕くらい私たちにも会ってもいいかもね。 96 00:10:24,269 --> 00:10:27,610 私たちはもう何年もあの光を追っているんだ。 97 00:10:28,810 --> 00:10:29,810 ずいぶん経ったよ。 98 00:10:30,410 --> 00:10:31,650 200年にもなるかな。 99 00:10:35,829 --> 00:10:37,710 あっという間の年月でした。 100 00:11:11,300 --> 00:11:15,660 姉さん、あの彗星、なんだかこっちを見ているような気がしない? 101 00:11:16,109 --> 00:11:17,700 あ、レイレイ、静かに。 102 00:11:17,920 --> 00:11:18,920 はーい。 103 00:11:22,450 --> 00:11:26,970 兵隊長どり、シャウ族の戦術士、ただいま到着いたしました。 104 00:11:27,750 --> 00:11:28,750 よくぞ来てくれた。 105 00:11:30,409 --> 00:11:32,490 都の外の様子はどうであったか? 106 00:11:33,250 --> 00:11:36,630 ここまでの道のりは至って静かでございました。 107 00:11:37,450 --> 00:11:38,450 不気味なほど。 108 00:11:39,430 --> 00:11:43,790 御領地の民は皆、闇の住人に食いすくされたともあります。 109 00:11:45,039 --> 00:11:48,350 人の気配は感じることはございませんでした。 110 00:11:49,210 --> 00:11:50,210 そうか。 111 00:11:51,659 --> 00:11:52,659 その二人は? 112 00:11:52,790 --> 00:11:55,190 シャウ族の戦術の伝承者です。 113 00:11:57,060 --> 00:11:59,470 リンリン、レイレイでございます。 114 00:12:05,799 --> 00:12:12,680 こちらには天使様がいらっしゃると聞きしてきたのですが...レイレイ、天使様のことをたやすく口にするではありません。 115 00:12:13,639 --> 00:12:17,500 私たちが今この宮廷にいることですら恐れ多いのに。 116 00:12:17,980 --> 00:12:18,980 よいよい。 117 00:12:19,560 --> 00:12:22,920 我が君は昨日、無事にこの地を離れられた。 118 00:12:24,300 --> 00:12:28,140 今ここに残っている者は頑強な兵士のみだ。 119 00:12:33,440 --> 00:12:38,700 老子様、母は天使様をお守りするためにここに呼ばれたのではないのですか? 120 00:12:40,789 --> 00:12:42,980 囮ということか... 121 00:12:46,990 --> 00:12:51,490 この彗星が現れてから、本日の異常な事態は始まったのだ。 122 00:12:53,569 --> 00:12:56,430 彗星は凶悪な念を持っておるらしい。 123 00:12:57,250 --> 00:13:01,730 軌道上にあった星は次々に天空よりその光を失っている。 124 00:13:03,659 --> 00:13:06,190 天空の近星は狂ってしまった。 125 00:13:07,609 --> 00:13:10,650 その影響は地球に顕著に現れておる。 126 00:13:12,190 --> 00:13:14,930 大気は汚れ、大地は平静を忘れた。 127 00:13:15,310 --> 00:13:19,450 光は聖なる効力を失い、そして闇が氾濫し始めたのじゃ。 128 00:13:21,149 --> 00:13:25,870 彗星の光が、闇の住人に何らかの影響を及ぼしたのだ。 129 00:13:26,930 --> 00:13:31,550 より凶悪化した奴らは、全ての大地を闇で覆いつくさんとしている。 130 00:13:32,229 --> 00:13:38,610 そしてついに、闇の住人が我らが主の命を狙い、この地に迫ってきている。 131 00:13:39,170 --> 00:13:46,670 そこで、この宮廷に闇の住人らの関心を集め、一気に殲滅する作戦を慣行しようとしているの だ。 132 00:13:48,254 --> 00:13:51,130 お母さんがいたんだもん。もう心配ないよ。 133 00:13:51,699 --> 00:13:54,550 天使様もわざわざ逃げなくてもよかったのにね。 134 00:13:56,449 --> 00:13:57,449 どうしたの、姉さん? 135 00:13:58,560 --> 00:14:02,110 戦術にそんな凄い力があるなんて聞いたことがない。 136 00:14:03,199 --> 00:14:07,730 実際我々も、措置の用いる術に非常に期待しておる。 137 00:14:09,439 --> 00:14:12,870 戦術は闇に勝る術と聞いたが、まともであろうな。 138 00:14:13,639 --> 00:14:15,670 はい、偽りはございません。 139 00:14:16,870 --> 00:14:19,810 戦術には闇に対抗できる術がございます。 140 00:14:21,110 --> 00:14:24,230 その力を持ってすれば闇を消し去ることもできましょう。 141 00:14:26,929 --> 00:14:32,970 よし、ここで闇の力を粉砕できれば、 そなたたちをお抱えの術師に推挙して信じる。 142 00:14:33,740 --> 00:14:35,930 必ずや闇を仕留めるのだぞ。 143 00:14:38,639 --> 00:14:39,639 兵隊長殿。 144 00:14:40,310 --> 00:14:44,010 戦術とて所詮は人間の行う小さき術。 145 00:14:44,670 --> 00:14:49,770 この世の浄化を一手に引き受けられるほどの力は持ち合わせておりません。 146 00:14:50,410 --> 00:14:55,830 さらに、闇の住人に対抗できる術は、戦術の中でも危険な技。 147 00:14:56,310 --> 00:15:01,010 激しく生命力を消費するため、禁断の術ともされております。 148 00:15:02,370 --> 00:15:05,070 この者一人ではやはり命に関わります。 149 00:15:06,650 --> 00:15:09,330 では、他に術師がおるというのか。 150 00:15:09,930 --> 00:15:12,730 もう敵はこの都を包囲しては時間はない。 151 00:15:13,110 --> 00:15:17,090 この術は最後の手段にとっておいていただきたかったのです。 152 00:15:18,150 --> 00:15:23,850 こんな囮の策に命を捨てさせられては、あまりに不便ではありませんか。 153 00:15:24,810 --> 00:15:27,530 同志様、お気遣いありがとうございます。 154 00:15:29,404 --> 00:15:32,650 しかしこれが私の仕事と受け給わっております。 155 00:15:33,049 --> 00:15:34,049 お母さん! 156 00:15:34,639 --> 00:15:38,530 じゃあ、お母さんはわざわざここに死にに来たっていうの? 157 00:15:38,999 --> 00:15:43,030 すまん。わしが若ければまだ力が残っていたもの。 158 00:15:43,609 --> 00:15:46,310 すまん、すまん。 159 00:16:16,280 --> 00:16:16,900 危ない! 160 00:16:17,180 --> 00:16:18,280 下がっておるのじゃ! 161 00:16:18,740 --> 00:16:20,060 でも、お母さんが! 162 00:16:20,340 --> 00:16:21,340 お母さん! 163 00:16:26,190 --> 00:16:30,750 の術を持って、私の教えることは全てです。 164 00:16:31,830 --> 00:16:35,850 母が戦術を継承したものとして、ここで死ぬのです。 165 00:16:37,050 --> 00:16:43,790 しかし、あなたたちが戦術など忘れて、普通に静かに暮らしてほしい。 166 00:17:43,550 --> 00:17:45,490 妙天心の術。 167 00:17:46,889 --> 00:17:54,350 この技を使いしむのは、死してからもその魂は汚れた闇の中にとどまらなくてはならない。 168 00:17:56,229 --> 00:17:58,070 もう一生違うの。 169 00:18:06,510 --> 00:18:11,030 お母さん、戦術とは人々の幸せを守る術でしたよね。 170 00:18:13,029 --> 00:18:14,810 お母さんの最後の言い付け。 171 00:18:15,470 --> 00:18:17,050 守らないことを許しください。 172 00:18:18,670 --> 00:18:24,610 私たちは戦術を使い、お母さんの幸せを取り戻してみせます。 173 00:18:27,850 --> 00:18:29,830 お母さん、 174 00:18:36,960 --> 00:18:40,540 お母さん...母は使命、任務、責任。 175 00:18:41,980 --> 00:18:45,480 こんな簡単な言葉のために、この世を去りました。 176 00:18:46,640 --> 00:18:54,640 母が最後に伝承してくれた妙天心の術ってね、 闇の力と同じ汚れた力を使用するもの なんだ。 177 00:19:48,200 --> 00:19:51,720 長い歴史を積み重ねていない、ということね。 178 00:19:54,479 --> 00:19:56,240 そうだ、あの坊やに教えてあげましょう。 179 00:19:57,460 --> 00:20:00,520 同じ魔族としての良しみというところかしら。 180 00:20:26,439 --> 00:20:29,440 しばらくは退屈な時間を忘れられそう。 181 00:20:41,219 --> 00:20:42,430 不愉快な光だ。 182 00:20:43,410 --> 00:20:44,410 デミトリー様。 183 00:20:46,799 --> 00:20:53,550 5つほど現れた太陽は通過する街を焼き払いながら確実にこの城に向かってきております。 184 00:20:54,630 --> 00:20:58,790 どうしてもこの私を亡き者にした奴がいると見える。 185 00:20:59,830 --> 00:21:04,990 闇が最も嫌う陽光をわざわざ持ち出すとは、かなりどけ好きらしい。 186 00:21:07,710 --> 00:21:08,710 何にせよだ。 187 00:21:09,190 --> 00:21:10,770 私はこの城を離れん。 188 00:21:12,489 --> 00:21:15,610 私は逃げも隠れもせん。 189 00:21:17,610 --> 00:21:18,970 いい心がけね。 190 00:21:19,349 --> 00:21:21,150 私も隠れるのは嫌いなの。 191 00:21:22,869 --> 00:21:25,230 お前はモリガン・アーンスランド。 192 00:21:26,110 --> 00:21:30,070 ほほう、我が宿敵アーンスランド家の者であったか。 193 00:21:31,459 --> 00:21:34,850 少しはまともな戦いができることもうなずけるな。 194 00:21:36,230 --> 00:21:39,570 それで、アーンスランド家の令嬢が私になんのようだ。 195 00:21:40,689 --> 00:21:44,510 あなたの周りが面白くなりそうなので、ちょっと調べてみたの。 196 00:21:45,250 --> 00:21:47,170 聞きたいかなって思ってね。 197 00:21:54,109 --> 00:22:00,850 デミトリ様、太古の人間の歴史の中にあのロボットの記録が残されているようです。 198 00:22:01,830 --> 00:22:02,830 フォボス。 199 00:22:03,150 --> 00:22:05,530 どうやらそれがあのロボットの名前らしいわ。 200 00:22:08,650 --> 00:22:15,670 多くの国が互いの権力の膨れ上がるままに戦っていた古代文明華やかな歴史時代。 201 00:22:16,710 --> 00:22:21,050 その国の記録は歴史の中から突然消えている場合がほとんど。 202 00:22:21,730 --> 00:22:25,550 文明が繁栄の頂点を極めた時にフォボスは現れる。 203 00:22:26,270 --> 00:22:28,850 まるで仕掛けられた次元装置のように。 204 00:22:30,269 --> 00:22:36,890 消えた古代文明の最後の記述は常にこの文字によって示されている。フォボス。 205 00:22:37,319 --> 00:22:40,010 フォボスによって文明は滅んだと。 206 00:22:48,660 --> 00:22:51,260 文明に終結を与える使者。 207 00:22:51,600 --> 00:22:53,560 それがあのロボットということだ。 208 00:22:53,980 --> 00:22:54,980 おめでとう。 209 00:22:55,499 --> 00:23:00,140 あなたはこの時代の最強の文明人として指名されたみたいね。 210 00:23:01,640 --> 00:23:06,320 人間界の小さな歴史に私を巻き込んでもらっては困るが。 211 00:23:08,280 --> 00:23:12,480 私は魔界においても既に最強の力を持っているのだ。 212 00:23:31,350 --> 00:23:34,290 魔界の歴史から消えることになるかもね。 213 00:23:35,850 --> 00:23:42,350 私を倒し損なったにも関わらず、人間界に追放したなどとほざいている奴らに伝えておけ。 214 00:23:43,650 --> 00:23:47,870 デミトリー・マキシモフの魔界への到着が少々遅れる。 215 00:23:48,390 --> 00:23:53,150 そのため貴様たちには、より長い恐怖を与えることになるとな。 216 00:23:54,950 --> 00:23:57,810 受けたがりました、未来の大魔王様。 217 00:23:59,430 --> 00:24:00,710 しっかりね。 218 00:24:04,030 --> 00:24:05,030 デミトリー様。 219 00:24:05,630 --> 00:24:08,010 魔界への攻撃は延期なさるのです。 220 00:24:09,690 --> 00:24:13,790 この戦いは人間界最強の王として挑まれた戦い。 221 00:24:14,530 --> 00:24:17,330 デミトリー様には無関係な争いなのだ。 222 00:24:19,010 --> 00:24:22,470 私を対戦相手に指名してきた敵がいるのだ。 223 00:24:23,990 --> 00:24:26,370 その行為が愚かなことだ。 224 00:24:26,550 --> 00:24:29,330 死をもってそやつの体に教えねばならない。 225 00:24:43,380 --> 00:24:44,780 闇を嫌え。 226 00:24:46,340 --> 00:24:47,860 闇を憎め! 227 00:24:57,300 --> 00:25:01,420 闇の住人とは、その身も心も穢れている。 228 00:25:02,239 --> 00:25:03,440 だから生きるのだ。 229 00:25:04,109 --> 00:25:08,580 そんな醜いものが、なぜこの世に必要なのかを見極めるために! 230 00:25:24,300 --> 00:25:25,940 この街もこれまでか。 231 00:25:29,080 --> 00:25:31,300 こんなにお客さんが入らないんだもん。 232 00:25:31,680 --> 00:25:32,880 ああ、ヤマちゃん。 233 00:25:34,800 --> 00:25:37,560 でも本当にミュージカルどころじゃないよね。 234 00:25:38,360 --> 00:25:39,800 戦争が始まってんだもん。 235 00:25:40,429 --> 00:25:41,820 ただこれだけは気に入らない。 236 00:25:42,400 --> 00:25:44,920 これはダークストーカーズの仕業かってとこが。 237 00:25:46,899 --> 00:25:49,400 一つも闇の住人の匂いなんかしない。 238 00:25:50,280 --> 00:25:53,080 これはどっかの戦争好きな奴のおふざけだ。 239 00:25:54,320 --> 00:25:57,180 こいつらのおかげでショウが台無しになったんだ。 240 00:25:57,860 --> 00:26:00,000 いつか、このお礼をしてやんなきゃね。 241 00:26:02,840 --> 00:26:06,400 へえ、そのお礼がすぐできそうじゃない? 242 00:26:20,340 --> 00:26:21,340 抹殺する。 243 00:26:21,859 --> 00:26:23,280 全てを抹殺する。 244 00:26:33,370 --> 00:26:34,490 抹殺する。 245 00:26:34,850 --> 00:26:36,690 全てを抹殺する。 246 00:26:39,170 --> 00:26:43,600 あのおかげで、商売上がったりなんだよ。 247 00:27:01,240 --> 00:27:04,380 もう少し歯ごたえがなくちゃ、面白くないわ。 248 00:28:08,200 --> 00:28:09,300 闇の住人か。 249 00:28:11,169 --> 00:28:15,120 弱い奴は危ないところへはシャシャリ出てこない方が身のためだ。 250 00:28:15,280 --> 00:28:17,560 弱いだって、言ってくれるじゃないか。 251 00:28:18,239 --> 00:28:21,700 こっちはレディーなんだから、 もっと気の利いたセリフはないの? 252 00:28:24,819 --> 00:28:26,560 ああ、人間に見つかっちゃった。 253 00:28:27,239 --> 00:28:30,700 街の攻撃も全部私のせいにされちゃう。 254 00:28:30,860 --> 00:28:34,040 闇の住人だからって、そんな役回り。 255 00:28:35,249 --> 00:28:36,660 嫌われたくないな。 256 00:28:40,869 --> 00:28:43,540 人間と同じ空間に生きられない。 257 00:28:44,639 --> 00:28:47,000 だから我々は闇の住人と呼ばれる。 258 00:28:48,899 --> 00:28:53,420 闇の住人は強くなければ生きてはいけない。 259 00:29:10,020 --> 00:29:11,020 ここは... 260 00:29:20,149 --> 00:29:21,850 はい、お大事に。 261 00:29:24,589 --> 00:29:26,470 おお、気がついたか。 262 00:29:27,090 --> 00:29:28,270 さすが人間とは違う。 263 00:29:29,250 --> 00:29:30,450 丈夫にできておるな。 264 00:29:31,249 --> 00:29:35,290 闇の住人なんか助けたら、ここに迷惑かかっちゃうよ。 265 00:29:36,169 --> 00:29:37,950 この地区の人間は大丈夫だ。 266 00:29:38,849 --> 00:29:44,050 みんなあんたのショーを見ていたんで、 誰もあんたのことを怖がっちゃいない。 267 00:29:45,019 --> 00:29:46,790 子供たちがここに運んできたんじゃ。 268 00:29:48,409 --> 00:29:51,350 毎日その花をお見舞いにと摘んできておる。 269 00:29:52,130 --> 00:29:53,130 きれい。 270 00:29:53,859 --> 00:29:55,850 今日もその子たちここに来るんでしょう? 271 00:29:56,719 --> 00:29:58,330 このお花のお礼が言えるわ。 272 00:29:59,959 --> 00:30:03,750 残念じゃが、街のほとんどのものは列車で逃げると言っておった。 273 00:30:04,889 --> 00:30:06,510 今日の出発と聞いておる。 274 00:30:07,429 --> 00:30:11,290 街の人間も、闇の住人が攻めてくると騒ぎまくっている。 275 00:30:12,010 --> 00:30:14,390 まったく、何がどうなっているのやら。 276 00:30:14,919 --> 00:30:17,710 それ、闇の住人のやっていることじゃないよ。 277 00:30:18,524 --> 00:30:20,590 奴ら、街そのものを狙っていた。 278 00:30:21,439 --> 00:30:22,870 すべてを抹殺するってね。 279 00:30:23,790 --> 00:30:24,790 抹殺? 280 00:30:25,370 --> 00:30:26,370 物騒なことだ。 281 00:30:27,570 --> 00:30:28,670 逃げたほうがいいよ。 282 00:30:29,239 --> 00:30:30,650 この街もいずれやられる。 283 00:30:31,789 --> 00:30:33,670 困ったことに、私は医者でな。 284 00:30:34,499 --> 00:30:41,290 元気の良いものは街を逃げ出していけるが、体の弱いものは街に残されてしまう。 285 00:30:41,930 --> 00:30:45,350 医者とは、そんなみんなの面倒を見る職業なんじゃよ。 286 00:30:46,409 --> 00:30:50,030 この街への攻撃、食い止められればいいけど。 287 00:30:52,269 --> 00:30:55,170 あんたのような闇の住人もいるんじゃな。 288 00:30:56,889 --> 00:30:58,750 自分でも変わってるって思ってる。 289 00:31:05,890 --> 00:31:08,110 それが、前から何か来るんだ。 290 00:31:08,470 --> 00:31:09,750 先に進めないんだよ。 291 00:31:10,010 --> 00:31:11,550 あの、なんだあれ? 292 00:31:22,600 --> 00:31:23,600 ただ 293 00:31:31,480 --> 00:31:35,140 い まよりこの鉄道は、我々の管轄下に入った。 294 00:31:36,240 --> 00:31:41,780 闇の住人との決戦のために、速やかにかけ渡してもらわなければならん。 295 00:31:42,800 --> 00:31:45,840 私たちは逃げるために、この列車が必要なんだ。 296 00:31:46,240 --> 00:31:48,760 列車の発着は許可してくれるんだろうな。 297 00:31:50,380 --> 00:31:53,900 我々は諸君たちを守るためにここに来たのだ。 298 00:31:54,620 --> 00:31:55,980 逃げる必要などはない。 299 00:31:56,560 --> 00:32:00,520 この移動列車をがあれば、この地区の防衛はいとも簡単なことだ。 300 00:32:00,899 --> 00:32:04,340 そこで、この街の全ての軌道車両を供出してもらう。 301 00:32:04,660 --> 00:32:06,100 我々の勝利のためにな。 302 00:32:12,870 --> 00:32:13,870 そうか。 303 00:32:14,090 --> 00:32:16,190 そんなものを持ち込んだ者はいるのか? 304 00:32:16,670 --> 00:32:20,850 あいつらはこの間の攻撃見ていないから、あんなのんきなことが言えるんだ! 305 00:32:21,350 --> 00:32:22,370 駅を狙われてみろ。 306 00:32:22,870 --> 00:32:24,870 あの火薬で街ごと吹っ飛ぶぞ! 307 00:32:27,950 --> 00:32:31,230 先生、猫のお姉ちゃんいないけど、もう元気になったの? 308 00:32:31,949 --> 00:32:33,890 いや、まだ寝ているはずだが。 309 00:32:35,990 --> 00:32:38,430 あの子はまだ動ける体ではないぞ。 310 00:32:44,550 --> 00:32:47,710 これを使えば、100車ぐらい引くことができる。 311 00:32:48,470 --> 00:32:50,930 みんなが街を出ることぐらいわけないわ。 312 00:32:55,980 --> 00:32:56,980 な、なにあれ? 313 00:33:17,229 --> 00:33:18,950 街の住民に負傷者が出た。 314 00:33:19,370 --> 00:33:20,370 医者の手が足りない。 315 00:33:20,690 --> 00:33:21,730 よろしく頼む。 316 00:33:22,050 --> 00:33:23,050 ひどい傷だ。 317 00:33:23,809 --> 00:33:24,890 一体何があったんだ? 318 00:33:25,969 --> 00:33:28,150 闇の住人のスパイを捕まえた。 319 00:33:28,839 --> 00:33:31,150 その時の戦いに巻き込まれたのだ。 320 00:33:32,279 --> 00:33:33,910 闇の住人のスパイ? 321 00:33:40,660 --> 00:33:41,660 どうだ? 322 00:33:41,720 --> 00:33:44,060 敵の戦力、数などハイトだ? 323 00:33:44,280 --> 00:33:45,300 いえ、全く。 324 00:33:46,389 --> 00:33:51,000 こいつのおかげで、負傷者も出て、市民も非常に不安がらせてしまった。 325 00:33:51,880 --> 00:33:52,880 厳しく行け! 326 00:33:53,080 --> 00:33:54,080 なにしてやがる! 327 00:33:54,549 --> 00:33:56,780 お前たちが街中で無茶したせいだろ! 328 00:33:59,000 --> 00:34:00,000 黙れ! 329 00:34:01,029 --> 00:34:03,280 スパイは聞かれたことをまず話せばいい。 330 00:34:04,079 --> 00:34:05,560 尋問を続けろ! 331 00:34:05,561 --> 00:34:06,561 はっ! 332 00:34:07,619 --> 00:34:09,239 くそ、身勝手なことを言いやがって。 333 00:34:20,159 --> 00:34:21,159 先生... 334 00:34:22,570 --> 00:34:24,060 私は人間が好き。 335 00:34:25,440 --> 00:34:29,400 人間の中にも、私たちを理解してくれる人もいるから。 336 00:34:44,030 --> 00:34:46,310 全ての人間を抹殺する。 337 00:34:46,909 --> 00:34:49,750 全てのダークストーカーを抹殺する。 338 00:34:51,270 --> 00:34:54,770 地球に芽生える全ての文明を消去する。 339 00:34:55,570 --> 00:34:58,710 それが、我々に与えられた任務だ。 340 00:35:00,030 --> 00:35:03,230 我々は、地球のガーディアンである。 341 00:35:45,170 --> 00:35:46,970 お前さん、無事だったか? 342 00:35:48,370 --> 00:35:48,810 先生! 343 00:35:48,811 --> 00:35:50,770 先生、ここ危ないよ! 344 00:35:50,771 --> 00:35:54,010 お前さんを見下ろしにできるわけはないだろう。 345 00:35:55,210 --> 00:35:57,730 さ、編入の方はまだ手が回っていない。 346 00:35:58,070 --> 00:35:59,070 そっちに逃げよう。 347 00:36:00,250 --> 00:36:01,250 こっちだ! 348 00:36:02,430 --> 00:36:02,910 おい、違う! 349 00:36:03,110 --> 00:36:04,110 そっちじゃない! 350 00:36:04,670 --> 00:36:05,670 ありがとう、先生。 351 00:36:06,390 --> 00:36:07,390 だから 352 00:36:27,360 --> 00:36:29,960 ...街からうまく引き離したな。 353 00:36:30,180 --> 00:36:30,620 あんた! 354 00:36:31,180 --> 00:36:33,460 で、この後どうするんだ? 355 00:36:34,400 --> 00:36:36,640 何も、考えてないんだ。 356 00:36:37,880 --> 00:36:43,180 後ろの火薬と道連れに何機か仕留めればいいと思ってるくらいか。 357 00:36:43,700 --> 00:36:44,820 そういうことだね。 358 00:36:45,780 --> 00:36:47,380 無駄死にするつもりはないだろう。 359 00:36:48,540 --> 00:36:49,540 できればね。 360 00:36:49,920 --> 00:36:52,780 だったら、トンネルまで追いつかれないようにしな。 361 00:36:53,180 --> 00:36:54,180 トンネルまで? 362 00:37:18,360 --> 00:37:19,360 行くぜ! 363 00:37:50,170 --> 00:37:52,680 とりあえずは、大成功ってとこだな。 364 00:37:54,060 --> 00:37:54,460 ありがとう。 365 00:37:55,060 --> 00:37:56,060 助かったよ。 366 00:37:56,580 --> 00:38:00,040 闇の住人が人間のために戦うとはな。 367 00:38:00,600 --> 00:38:03,460 人間の中にも闇を理解してくれる人もいる。 368 00:38:04,570 --> 00:38:06,000 私、信じてるんだ。 369 00:38:06,720 --> 00:38:10,000 いつか闇の住人も人間に理解されるって。 370 00:38:11,400 --> 00:38:12,400 そんなものか。 371 00:38:12,800 --> 00:38:14,720 うん、きっとそうだよ。 372 00:38:15,740 --> 00:38:17,380 同じ世界で生きているんだもん。 373 00:38:18,200 --> 00:38:20,220 いつかは仲良くできるはずさ。 374 00:38:33,870 --> 00:38:37,410 今日は、大きな船が5、6隻港に入るそうです。 375 00:38:38,310 --> 00:38:39,890 無事の航海を祈っています。 376 00:38:40,690 --> 00:38:41,690 それじゃあ、兄さん。 377 00:38:41,930 --> 00:38:42,930 元気でね。 378 00:38:51,180 --> 00:38:59,180 たとえ母の魂が救えたとしても、その代わりに今度は、2つの魂が闇の中で苦しみもがくこと になる。 379 00:39:00,160 --> 00:39:07,180 それでもなお、母の魂を浄化しようとする決意が、2人の強さを生み出しているのだ。 380 00:39:09,280 --> 00:39:10,280 強くない。 381 00:39:11,905 --> 00:39:13,660 2人は少しも強くない。 382 00:39:15,460 --> 00:39:16,580 2人は優しい。 383 00:39:17,800 --> 00:39:19,100 とても優しいだけ。 384 00:39:21,180 --> 00:39:22,340 強いなんて嘘。 385 00:39:26,985 --> 00:39:29,220 2人は、死にに行く。 386 00:39:33,920 --> 00:39:34,920 母! 387 00:39:45,690 --> 00:39:46,690 兄さん。 388 00:39:56,560 --> 00:40:03,810 この世の歪みから逃れるために、自らの感情を捨てたお前が怒り、 そして今、悲哀の心を見せるというのか。 389 00:40:07,600 --> 00:40:09,880 兄さん、ついてくるがよい。 390 00:40:11,020 --> 00:40:15,900 お前に喜びというものを、私が思い出させてやる。 391 00:42:40,880 --> 00:42:48,880 お前を離さないで。 392 00:42:56,940 --> 00:43:03,500 この世の歪みから逃れるために、 393 00:43:06,690 --> 00:43:09,390 自 らの感情を捨てたお前が怒り、そして今、悲哀の心を見せるというのか。