1 00:00:03,043 --> 00:00:05,545 《れな子:いろいろあったものの 真唯との勝負は➨ 2 00:00:05,545 --> 00:00:08,715 卒業までに延長ってことに 落ち着いた。 3 00:00:08,715 --> 00:00:10,717 けど 一つ問題が…》 4 00:00:10,717 --> 00:00:12,719 (紗月)やっぱりいたわね 甘織。 5 00:00:12,719 --> 00:00:15,055 へっ? あっ はい 日直なので。 6 00:00:15,055 --> 00:00:17,858 (紗月)知っているわ。 ちょっといい? 7 00:00:19,893 --> 00:00:24,898 あ… あの… それで どういったご用件でしょうか…。 8 00:00:24,898 --> 00:00:28,902 え… ええと… ま… 真唯の件? 9 00:00:28,902 --> 00:00:32,906 ごめんなしゃい! 別にいいわ そのとおりだから。 10 00:00:32,906 --> 00:00:35,909 《真唯:抱いてくれ。 11 00:00:35,909 --> 00:00:39,079 好きでもない相手に 抱かれる気持ちを知りたい。 12 00:00:39,079 --> 00:00:42,582 だから紗月 私を抱いてくれ。 13 00:00:42,582 --> 00:00:47,087 だって君 私のことが好きだろう?》 14 00:00:47,087 --> 00:00:51,091 《あれ以来 紗月さんは 真唯とは ひと言も口を利かず➨ 15 00:00:51,091 --> 00:00:53,593 グループからも距離を置いていた。 16 00:00:53,593 --> 00:00:58,265 それが なんとも気まずくて 早く仲直りしてほしいんだけど》 17 00:00:58,265 --> 00:01:01,201 もしかして 真唯と仲直りしたいんだけど➨ 18 00:01:01,201 --> 00:01:04,538 素直に謝るのは恥ずかしいから 手伝ってほしいとか!? 19 00:01:04,538 --> 00:01:07,374 誰が 誰に謝るって? 20 00:01:07,374 --> 00:01:11,545 《ヤバ!》 ま… 真唯が紗月さんに かな? 21 00:01:11,545 --> 00:01:13,714 そうね。 はぁ…。 22 00:01:13,714 --> 00:01:16,383 でも あのバカが 自分のしでかしたことに➨ 23 00:01:16,383 --> 00:01:18,385 気付くことは ありえないでしょうから➨ 24 00:01:18,385 --> 00:01:21,555 だからね 甘織 私はアイツに➨ 25 00:01:21,555 --> 00:01:23,890 復しゅうしてやらないと 気が済まないの。 26 00:01:23,890 --> 00:01:26,226 やられっぱなしは主義じゃないわ。 27 00:01:26,226 --> 00:01:28,228 《殺し屋の目だ。 28 00:01:28,228 --> 00:01:30,764 何か大変な計画に 巻き込まれる予感がする。 29 00:01:30,764 --> 00:01:33,934 私の高校生活が全部 おしまいになっちゃう予感が!?》 30 00:01:33,934 --> 00:01:36,269 ごめん 紗月さん! 私ちょっと➨ 31 00:01:36,269 --> 00:01:38,605 用事を思い出しつつあって ヒッ? 32 00:01:38,605 --> 00:01:43,110 ねぇ 甘織。 私と 恋人になってくれないかしら? 33 00:01:43,110 --> 00:01:45,078 はい!? 34 00:03:16,347 --> 00:03:19,851 よしっ わかった! 紗月さんは真唯に復しゅうしたい。 35 00:03:19,851 --> 00:03:21,886 けど 真唯のメンタルは鉄壁だから➨ 36 00:03:21,886 --> 00:03:24,222 いちばん効果的なダメージを 与えるために➨ 37 00:03:24,222 --> 00:03:27,225 私を利用するつもりなんだ! でしょう!? 紗月さん! 38 00:03:27,225 --> 00:03:30,728 違うわ。 私は心から あなたのことが好きなの。 39 00:03:30,728 --> 00:03:33,565 好きになってしまったの。 もう大好きすぎてヤバいわ。 40 00:03:33,565 --> 00:03:35,900 甘織ラブ。 なんという棒読み! 41 00:03:35,900 --> 00:03:38,236 だったら どういうところが 好きなんですか!? 42 00:03:38,236 --> 00:03:40,405 えっ? そうね。 43 00:03:40,405 --> 00:03:42,740 自分の身の程を わきまえているところ? 44 00:03:42,740 --> 00:03:45,376 そんな理由で 人を好きになるかよぉ。 45 00:03:45,376 --> 00:03:47,879 なに? 私が相手じゃ不服なの? えっ!? 46 00:03:47,879 --> 00:03:49,881 いや 私ごときが そんな。 47 00:03:49,881 --> 00:03:52,984 紗月さんは美人ですし ツンととがったきれいな声とか➨ 48 00:03:52,984 --> 00:03:55,653 りんとした立ち姿とか いいなって思うし➨ 49 00:03:55,653 --> 00:03:58,156 席に座ってるときの横顔も かっこいいし➨ 50 00:03:58,156 --> 00:04:00,658 いつも堂々として 自信満々で羨ましい。 51 00:04:00,658 --> 00:04:02,660 そう ありがと。 52 00:04:02,660 --> 00:04:05,830 いや でも あの 私は恋人関係なんてムリなんで! 53 00:04:05,830 --> 00:04:09,000 お友達だったら全然だけど! そうだったわね。 54 00:04:09,000 --> 00:04:12,337 あなた あの女の誘いも 保留していたって話だものね。 55 00:04:12,337 --> 00:04:14,839 うう… 誰ともムリなんです。 56 00:04:14,839 --> 00:04:18,843 私が 全然まったく うまくできる自信がなくて…。 57 00:04:18,843 --> 00:04:21,513 大丈夫よ。 58 00:04:21,513 --> 00:04:24,349 あなたとつきあっても 何となく ひとつきたてば➨ 59 00:04:24,349 --> 00:04:26,518 後腐れなく 別れるような気がするから。 60 00:04:26,518 --> 00:04:31,356 安心してつきあって。 そんな口説き文句あるかよぉ! 61 00:04:31,356 --> 00:04:35,860 《朝から どっと疲れた…》 62 00:04:35,860 --> 00:04:38,029 (紫陽花)れなちゃん おはよ~。 63 00:04:38,029 --> 00:04:40,532 ああ~ 体力 回復してく~。 64 00:04:40,532 --> 00:04:43,868 紫陽花さんってRPGだと 絶対に僧侶だよね。 65 00:04:43,868 --> 00:04:46,704 え~? 私は武道家がいいな~。 66 00:04:46,704 --> 00:04:49,707 って 違うよ れなちゃん! あっ はい すみません。 67 00:04:49,707 --> 00:04:54,312 さっき紗月ちゃんと一緒に 歩いていたから 珍しいなって。 68 00:04:54,312 --> 00:04:56,648 確かに…。 何かあったの? 69 00:04:56,648 --> 00:04:58,650 えっ!? あっ…。 70 00:04:58,650 --> 00:05:01,653 (香穂)ねぇね れなちん アーちゃん! 71 00:05:01,653 --> 00:05:04,489 (2人)わっ! (香穂)再来週の例のやつの話を➨ 72 00:05:04,489 --> 00:05:06,658 ちょろっとしとこう的な~。 73 00:05:06,658 --> 00:05:09,160 あっ 5人で遊びにいこうって話。 74 00:05:09,160 --> 00:05:12,497 あの2人 それまでに 仲直りしてくれないかにゃあ。 75 00:05:12,497 --> 00:05:17,335 そうねぇ。 せめて2人に 何があったのかがわかればねぇ。 76 00:05:17,335 --> 00:05:22,173 とりま できるかぎり仲直りの 手助けやってみるっすよ! 77 00:05:22,173 --> 00:05:24,842 高1の夏は 一度しか来ないんだから! 78 00:05:24,842 --> 00:05:26,845 れなちん アーちゃん 頑張ろう! 79 00:05:26,845 --> 00:05:30,181 (美智留)小柳 席に着きなさい。 は~い センセ! 80 00:05:30,181 --> 00:05:34,018 あっ ドット きゃわいいね! 丈感もよき~! 81 00:05:34,018 --> 00:05:36,020 それはど~も。 82 00:05:36,020 --> 00:05:39,357 《香穂ちゃんの願いとは裏腹に➨ 83 00:05:39,357 --> 00:05:44,562 紗月さんは真逆のこと 考えてるんだよなぁ…。 84 00:05:44,562 --> 00:05:48,233 いや やっぱこんな気まずい日が 続くなんて ホント ムリ…!》 85 00:05:48,233 --> 00:05:50,134 (チャイム) 86 00:05:50,134 --> 00:05:52,637 今日はどこかに寄ってく? そうだな。 87 00:05:52,637 --> 00:05:55,807 駅前を散策するのはどうだい? さんせ~っ! 88 00:05:55,807 --> 00:05:57,809 ねっ れなちゃんも。 89 00:05:57,809 --> 00:06:00,311 あっ はい…。 90 00:06:00,311 --> 00:06:03,147 《正直 今日はメンタルしおしおで➨ 91 00:06:03,147 --> 00:06:05,650 ピコ秒でも早く 帰りたかったけど…》 92 00:06:05,650 --> 00:06:08,319 そうか れな子は用事があるのか。 93 00:06:08,319 --> 00:06:10,822 だったら私たちだけで行こうか。 うにゃ! 94 00:06:10,822 --> 00:06:14,492 《また気を遣われちゃった。 でも ホントに助かります…》 95 00:06:14,492 --> 00:06:16,494 ヘヘヘヘ…。 そうよ。 96 00:06:16,494 --> 00:06:19,497 甘織は 私と用事があるの。 97 00:06:19,497 --> 00:06:22,166 さっ 帰りましょうか。 えっ ちょっ!? 98 00:06:22,166 --> 00:06:24,669 用事があるのよね。 いや あの…!? 99 00:06:24,669 --> 00:06:26,871 あるでしょ? 100 00:06:29,674 --> 00:06:32,343 《脅しじゃん!》 なるほど そっか! 101 00:06:32,343 --> 00:06:34,345 じゃあ れなちんは さーちゃんをよろしくね! 102 00:06:34,345 --> 00:06:36,681 アタシたちはマイマイと帰るから! ねっ ねっ! 103 00:06:36,681 --> 00:06:39,350 《いや ちが…! これ 仲直り作戦じゃなくて➨ 104 00:06:39,350 --> 00:06:42,687 真唯抹殺計画の誘いだよ!?》 あっ…。 105 00:06:42,687 --> 00:06:44,689 れな子 君は。 106 00:06:44,689 --> 00:06:47,025 《ヤバ。 このままじゃ ここでやり合うことに…》 107 00:06:47,025 --> 00:06:50,328 う… うん! そういうことだから ごめんね! また明日ね! 108 00:06:53,631 --> 00:06:55,633 勘弁してほしい…。 109 00:06:55,633 --> 00:06:59,637 だから おごってあげたじゃない。 自販機…。 110 00:06:59,637 --> 00:07:03,141 さっきのアイツの顔見た? ショックを受けてたわ。 111 00:07:03,141 --> 00:07:05,143 《邪悪な笑顔だ…》 112 00:07:05,143 --> 00:07:07,145 ホント いい気味よ。 じゃあ➨ 113 00:07:07,145 --> 00:07:09,480 これで 一矢報いたってことだよね? 114 00:07:09,480 --> 00:07:13,151 紗月さんの逆襲は大成功 明日からは仲直りってことで! 115 00:07:13,151 --> 00:07:15,153 まだまだこれからに 決まってるでしょ。 116 00:07:15,153 --> 00:07:17,322 ですよね~…。 117 00:07:17,322 --> 00:07:20,158 やっぱりあなたは アイツの特別なのよ。 118 00:07:20,158 --> 00:07:22,827 本当に なぜなんでしょうね…。 119 00:07:22,827 --> 00:07:24,829 その辺りは もうどうだっていいわ。 120 00:07:24,829 --> 00:07:27,498 大事なのは 今の私にとって➨ 121 00:07:27,498 --> 00:07:29,834 あなたには つきあう価値があるってこと。 122 00:07:29,834 --> 00:07:33,171 ここまで打算しかないと いっそ すがすがしいですね…。 123 00:07:33,171 --> 00:07:35,340 ちゃんと好きだって言ったのに➨ 124 00:07:35,340 --> 00:07:37,508 私がシャイだから あんな言い方しか できなかったんだと➨ 125 00:07:37,508 --> 00:07:40,678 仮定したみたらどう? かわいいけども! 126 00:07:40,678 --> 00:07:43,014 でも そうじゃないじゃん!? 127 00:07:43,014 --> 00:07:45,183 あなただって少なからず➨ 128 00:07:45,183 --> 00:07:47,518 アイツに迷惑を かけられているんでしょう? 129 00:07:47,518 --> 00:07:50,121 それは まぁ…。 でも だからって➨ 130 00:07:50,121 --> 00:07:52,957 つきあったふりで 真唯を傷つけるなんて…。 131 00:07:52,957 --> 00:07:55,626 友達相手には 気が引けるっていうか…。 132 00:07:55,626 --> 00:07:57,628 友達…。 133 00:07:57,628 --> 00:08:01,632 甘織は 私とは友達? えっ? わ… わかんない…。 134 00:08:01,632 --> 00:08:04,302 メチャクチャ正直に答えるわね あなた。 135 00:08:04,302 --> 00:08:07,472 だって ほとんど 一対一で話したことないし! 136 00:08:07,472 --> 00:08:09,640 私が友達だって思ってても 紗月さんが➨ 137 00:08:09,640 --> 00:08:11,642 そう思ってなかったらショックだし! 138 00:08:11,642 --> 00:08:13,644 それに 「もちろん友達だよ!」って 言ったら➨ 139 00:08:13,644 --> 00:08:15,646 なんか 怒られそうな雰囲気もあるし! 140 00:08:15,646 --> 00:08:19,017 怒らないけど だったら 協力してくれるわね って言うわ。 141 00:08:19,017 --> 00:08:20,985 引っ掛け問題だった! 142 00:08:20,985 --> 00:08:23,488 そういうのやめてください 私 引っ掛かるんで! 143 00:08:23,488 --> 00:08:26,491 いいわ わかったわよ。 えっ? 144 00:08:26,491 --> 00:08:29,994 どうせ最初から うまくいくなんて 思わなかったわ。 145 00:08:29,994 --> 00:08:32,997 別にあなたに ムリさせたかったわけじゃないし。 146 00:08:32,997 --> 00:08:35,833 つきあわせて ごめんなさいね。 あの いえ…。 147 00:08:35,833 --> 00:08:38,503 そして 私とあなたは 友達じゃなくて➨ 148 00:08:38,503 --> 00:08:41,839 ただ一緒のグループにいるだけ。 これでいいでしょう。 149 00:08:41,839 --> 00:08:43,841 はい おしまいね。 150 00:08:43,841 --> 00:08:46,844 あの…。 何? 151 00:08:46,844 --> 00:08:49,347 じゃあ 仲直りしてもらえる ってことで➨ 152 00:08:49,347 --> 00:08:51,449 よろしかったりしますか? 153 00:08:51,449 --> 00:08:54,786 あなた 今この会話の流れで それ言う? 154 00:08:54,786 --> 00:08:57,955 えっ 何か違った…? そういうところとか。 155 00:08:57,955 --> 00:09:01,292 でも 2人が仲直りしてくれないと メッチャ気まずくて➨ 156 00:09:01,292 --> 00:09:03,461 私 学校に行くのがつらい…。 157 00:09:03,461 --> 00:09:05,630 不登校になって 親に迷惑かけちゃう…。 158 00:09:05,630 --> 00:09:09,467 待って なんで泣きそうなの? えっ そっちが脅す側なの? 159 00:09:09,467 --> 00:09:12,303 わからない…。 ああ もう。 160 00:09:12,303 --> 00:09:15,473 仲直りするわよ してあげるわよ。 161 00:09:15,473 --> 00:09:17,475 ま~た私が譲ればいいんでしょ。 162 00:09:17,475 --> 00:09:19,977 なんの罪の意識も抱いていない アイツに! 163 00:09:19,977 --> 00:09:22,480 えっ 紗月さん 優しい! 164 00:09:22,480 --> 00:09:24,649 そのかわり。 怖い…! 165 00:09:24,649 --> 00:09:28,653 2週間。 2週間でいいから 私とつきあってちょうだい。 166 00:09:28,653 --> 00:09:31,322 それが済んだら仲直りしてあげる。 167 00:09:31,322 --> 00:09:33,991 《ちょうど夏休みに 入るぐらいまでか…》 168 00:09:33,991 --> 00:09:36,661 今度は ちゃんとお願いするわ。 169 00:09:36,661 --> 00:09:40,832 あのバカ ずっと私のことなんて 歯牙にもかけなかったんだけど➨ 170 00:09:40,832 --> 00:09:43,167 ようやく弱点が見つかったのよ。 171 00:09:43,167 --> 00:09:47,171 だから… 協力して… お願い。 172 00:09:47,171 --> 00:09:51,509 《紗月さんは真唯のことが ただ 嫌いになったってわけじゃない。 173 00:09:51,509 --> 00:09:53,845 それは私にだってわかる…。 174 00:09:53,845 --> 00:09:57,682 紗月さんがいなければ 恋活パーティーも止められなくて➨ 175 00:09:57,682 --> 00:10:00,351 真唯も 望まない誰かとつきあってた…。 176 00:10:00,351 --> 00:10:03,855 ある意味 真唯の恩人でもあるんだ》 177 00:10:03,855 --> 00:10:06,023 まぁ それぐらいなら…。 178 00:10:06,023 --> 00:10:09,360 でも あんまりムチャな頼み事は 聞けないからね。 179 00:10:09,360 --> 00:10:14,365 ええ もちろん。 ありがとうね 甘織。 180 00:10:14,365 --> 00:10:17,869 うん…。 それじゃあ明日から2週間➨ 181 00:10:17,869 --> 00:10:21,038 私とあなたは交際をする ということで いいわね? 182 00:10:21,038 --> 00:10:23,040 うう… はい…。 183 00:10:23,040 --> 00:10:25,209 《早まった気が しないでもないけど➨ 184 00:10:25,209 --> 00:10:27,712 このまま放っておけなかったし…。 185 00:10:27,712 --> 00:10:29,714 紗月さんは強い人だけど➨ 186 00:10:29,714 --> 00:10:31,716 だからって ずっとやられっぱなしで➨ 187 00:10:31,716 --> 00:10:33,718 割を食っていいわけじゃ ないと思う。 188 00:10:33,718 --> 00:10:36,554 私はきっと やられる側の 紗月さんの気持ちに➨ 189 00:10:36,554 --> 00:10:39,891 共感しちゃったんだろう。 あとは ほんの少しだけ➨ 190 00:10:39,891 --> 00:10:43,394 「チクショウ!」ってなってる真唯を 見るのは楽しそうだなって…。 191 00:10:43,394 --> 00:10:47,231 2週間が終われば仲直り してくれるって言ってるし》 192 00:10:47,231 --> 00:10:52,436 こちらこそ ヨロシクオネガイシマス…。 ヒッ。 193 00:10:54,505 --> 00:10:58,509 ねぇ ちょっと寄り道してもいい? んっ? 194 00:11:01,345 --> 00:11:04,348 ええと よく来るの? 195 00:11:04,348 --> 00:11:08,519 そうね。 ガツンとやる気を出したいときとか。 196 00:11:08,519 --> 00:11:11,022 すてきな思い出があるんだね。 197 00:11:11,022 --> 00:11:13,024 フフフ…。 198 00:11:13,024 --> 00:11:16,694 当時小学生だった王塚真唯がね メチャクチャ ヘコみながら➨ 199 00:11:16,694 --> 00:11:19,697 なりふり構わず 私にすがりついてきたのよ。 200 00:11:19,697 --> 00:11:21,866 それって すてきな思い出なんですか!? 201 00:11:21,866 --> 00:11:24,535 いつまでも色あせない 永遠の美酒だわ。 202 00:11:24,535 --> 00:11:27,038 そんな戦場跡みたいなとこに 連れてきて➨ 203 00:11:27,038 --> 00:11:30,541 どうするつもりなんですか? あの女を倒すと決めたのだから➨ 204 00:11:30,541 --> 00:11:33,878 ここ以上にふさわしい誓いの場は ないと思うのだけれど? 205 00:11:33,878 --> 00:11:37,715 倒さない! 仲直り! まぁ だから一応ね。 206 00:11:37,715 --> 00:11:41,219 たった2週間だけれど…。 207 00:11:41,219 --> 00:11:45,723 私は欠点だらけだし 自分でも 薄情者なのは知っているつもり。 208 00:11:45,723 --> 00:11:48,059 あなたの好みでは ないでしょうけれど。 209 00:11:48,059 --> 00:11:50,494 恩には報いる女よ。 えっ…。 210 00:11:50,494 --> 00:11:53,331 あなた金髪碧眼の女が 好きなんでしょ? 211 00:11:53,331 --> 00:11:55,499 普通に生きてて 出会わないでしょ!? 212 00:11:55,499 --> 00:11:59,003 じゃあ 瀬名みたいなの。 誤解されてるようですけど➨ 213 00:11:59,003 --> 00:12:01,339 女の子が好きってわけじゃ ありませんからね!? 214 00:12:01,339 --> 00:12:05,343 そうなの? ならやっぱり 私には何もかも当てはまらないわ。 215 00:12:05,343 --> 00:12:07,678 そんなあなたに つきあってもらうのだから➨ 216 00:12:07,678 --> 00:12:10,514 なおさら恋人にふさわしい 振る舞いをしなくっちゃ。 217 00:12:10,514 --> 00:12:14,352 でも 紗月さんは別に私のこと 好きじゃないんでしょ? 218 00:12:14,352 --> 00:12:16,354 それはそうだけど…。 219 00:12:16,354 --> 00:12:19,357 好きかどうかなんて 別に関係ないでしょう。 220 00:12:19,357 --> 00:12:22,193 交わした契約を私は順守するわ。 221 00:12:22,193 --> 00:12:24,362 お見合い結婚みたいだ…。 222 00:12:24,362 --> 00:12:29,367 だから短い間だけれど 妻として あなたに尽くすことにするわ。 223 00:12:29,367 --> 00:12:31,869 な… 何その言い方…。 224 00:12:31,869 --> 00:12:35,039 なによ。 いや だって あの紗月さんが…。 225 00:12:35,039 --> 00:12:37,041 どの紗月か知らないけれど➨ 226 00:12:37,041 --> 00:12:39,377 私のために つきあってもらっているのよ。 227 00:12:39,377 --> 00:12:42,546 あなただって 多少は いい目を見るべきでしょう。 228 00:12:42,546 --> 00:12:45,049 い… いい目ってなんですか? 229 00:12:45,049 --> 00:12:47,051 期待していいわ。 230 00:12:47,051 --> 00:12:49,720 ヒイイ…。 ちょっと 顔 真っ赤よ。 231 00:12:49,720 --> 00:12:52,490 えっ そうでしょうか? そうでしょうね! 232 00:12:52,490 --> 00:12:54,992 そうね あなた そうだったのよね。 233 00:12:54,992 --> 00:12:57,161 もし そういうことを望むのなら➨ 234 00:12:57,161 --> 00:13:00,331 私も一応 できるかぎり努力するけれど。 235 00:13:00,331 --> 00:13:02,333 ま… 待って! したくない! そういうことは➨ 236 00:13:02,333 --> 00:13:04,335 全然したくないです! 生まれてこの方➨ 237 00:13:04,335 --> 00:13:06,337 一度も したいと思ったことが ないまま この年まで➨ 238 00:13:06,337 --> 00:13:09,006 生きてきました! それなら安心したわ。 239 00:13:09,006 --> 00:13:12,510 仮に求められても 私には あまりそういった知識がなくて。 240 00:13:12,510 --> 00:13:14,512 絶対 求めませんから! 241 00:13:14,512 --> 00:13:18,683 でも 王塚真唯のことは 求めているのよね? 242 00:13:18,683 --> 00:13:21,018 釈然としないわ。 ぐっ…! 243 00:13:21,018 --> 00:13:23,521 そんなところで 対抗心 燃やさないで!? 244 00:13:23,521 --> 00:13:25,523 てか 私は求めてないから! 245 00:13:25,523 --> 00:13:29,527 私も世間では 美人と呼ばれる 範ちゅうに入ると思うのだけど? 246 00:13:29,527 --> 00:13:32,697 重々承知のうえです! 紗月さんはメチャクチャ美人ですよ! 247 00:13:32,697 --> 00:13:35,533 まあね。 《そこは てれないんですね!》 248 00:13:35,533 --> 00:13:40,371 甘織がどうであれ 私は 私の信念に基づいて行動するわ。 249 00:13:40,371 --> 00:13:43,374 そもそもが 真唯への当てつけなのに…。 250 00:13:43,374 --> 00:13:46,377 じゃあ 2週間という 短い間ですが…。 251 00:13:46,377 --> 00:13:49,213 ええ よろしくお願いするわね。 252 00:13:49,213 --> 00:13:51,615 あなた。 へっ。 253 00:13:53,651 --> 00:13:56,854 あっ…。 そうじゃなくて。 あっ。 254 00:13:59,657 --> 00:14:03,160 私 何事も中途半端って嫌いなの。 あの…。 255 00:14:03,160 --> 00:14:05,496 いいでしょ。 これぐらいはしないと➨ 256 00:14:05,496 --> 00:14:07,665 つきあっているなんて 言えないもの。 257 00:14:07,665 --> 00:14:09,667 《かわいい…》 258 00:14:09,667 --> 00:14:14,004 あっ あの 紗月さん。 やっぱり手をつなぐのは その…。 259 00:14:14,004 --> 00:14:17,174 ねぇ 一応 写真撮っておきましょうか。 260 00:14:17,174 --> 00:14:19,677 へっ? (シャッター音) 261 00:14:19,677 --> 00:14:24,014 これをSNSにあげるのはどう? 262 00:14:24,014 --> 00:14:27,685 フフッ あの女の もだえ苦しむ顔が 目に浮かぶわね。 263 00:14:27,685 --> 00:14:32,022 ちょっと! そんなことしたら 即離婚だからね 離婚! 264 00:14:32,022 --> 00:14:34,024 《なにが かわいいだよ! 265 00:14:34,024 --> 00:14:36,861 お姫様の殺害をたくらむ 悪い魔女じゃん!》 266 00:14:36,861 --> 00:14:39,029 (チャイム) 267 00:14:39,029 --> 00:14:41,365 《私たちの恋人としての日々は➨ 268 00:14:41,365 --> 00:14:44,034 帰宅後に 長電話をするわけでもなく➨ 269 00:14:44,034 --> 00:14:46,036 イチャイチャも当然なく➨ 270 00:14:46,036 --> 00:14:50,641 唯一 下校のときだけが 2人きりの時間のすべてだった》 271 00:14:50,641 --> 00:14:54,678 (紗月)甘織は 趣味は何? えっ わ… 私? 272 00:14:54,678 --> 00:14:57,681 とりあえず いろいろと 知っておこうと思って。 273 00:14:57,681 --> 00:15:01,018 し… 強いて言えば ゲームとかかな。 274 00:15:01,018 --> 00:15:03,687 ゲームってトランプとか? 一人でやるの? 275 00:15:03,687 --> 00:15:05,856 《ゲームやらない人の発想だ!》 276 00:15:05,856 --> 00:15:08,192 うん… まぁ そういう感じかな。 277 00:15:08,192 --> 00:15:10,361 どうしてウソをつくの? えっ。 278 00:15:10,361 --> 00:15:12,696 あなたを知ろうとして 聞いているのに➨ 279 00:15:12,696 --> 00:15:14,865 ごまかしたら意味ないじゃない。 280 00:15:14,865 --> 00:15:19,036 ちゃんと答えなさいよ。 ううう ごめんなさい…。 281 00:15:19,036 --> 00:15:22,373 実はゲームというのはですね 刑事さん。 282 00:15:22,373 --> 00:15:25,209 銃で人を撃ったりする 野蛮なゲームです。 283 00:15:25,209 --> 00:15:27,511 ああ えふぴーえすってやつね。 284 00:15:27,511 --> 00:15:30,181 ご存じなんですか!? あの紗月さんが!? 285 00:15:30,181 --> 00:15:33,517 そこはかとない侮辱を 感じたのだけれど 今。 286 00:15:33,517 --> 00:15:36,187 めっそうもありません! なんていうか紗月さんは ほら➨ 287 00:15:36,187 --> 00:15:38,189 清く正しく歩んでる 雰囲気なので! 288 00:15:38,189 --> 00:15:40,691 ゲームなんて不良のやるもので 人生のらくご者で➨ 289 00:15:40,691 --> 00:15:42,693 遊ぶとバカになるから! 290 00:15:42,693 --> 00:15:45,362 そこまでステレオタイプのイメージ 抱えている人のほうが➨ 291 00:15:45,362 --> 00:15:47,364 珍しいと思うけれど。 292 00:15:47,364 --> 00:15:50,468 まぁ たまに母さんが やっているのを見ているから。 293 00:15:50,468 --> 00:15:52,470 なんと母上が! 294 00:15:52,470 --> 00:15:55,306 《意外。 紗月さんのお母さん っていったら…》 295 00:15:55,306 --> 00:15:57,474 《勉強したの!? ちゃんとやったの!?》 296 00:15:57,474 --> 00:16:00,978 とがった眼鏡をかけて 「勉強 勉強」って言ってそう? 297 00:16:00,978 --> 00:16:04,148 また心を読まれた! 全然違うわよ。 298 00:16:04,148 --> 00:16:06,650 まぁ あなたが 母さんのことを知る機会は➨ 299 00:16:06,650 --> 00:16:08,986 一生ないけれど。 ああ はい…。 300 00:16:08,986 --> 00:16:10,988 えふぴーえす おもしろい? 301 00:16:10,988 --> 00:16:14,325 えっ!? いや あのどうかな…。 人によると思うけど。 302 00:16:14,325 --> 00:16:16,327 そんなのは なんだってそうでしょ。 303 00:16:16,327 --> 00:16:18,829 私は今 あなたと 話しているのだから➨ 304 00:16:18,829 --> 00:16:22,333 あなたの主観を聞いているのよ。 で… ですよね。 305 00:16:22,333 --> 00:16:24,502 じゃあ 好き… ですね。 306 00:16:24,502 --> 00:16:27,838 ゲームしてる間は 他のこと考えないで済むので…。 307 00:16:27,838 --> 00:16:31,842 わかるわ。 私も いい本に出会えたときは➨ 308 00:16:31,842 --> 00:16:34,512 寝食を忘れて 読みふけってしまうもの。 309 00:16:34,512 --> 00:16:37,014 へ~… どんな本が好きなの? 310 00:16:37,014 --> 00:16:40,351 人間が描かれているもの かしら。 あ…。 311 00:16:40,351 --> 00:16:44,021 追い詰められてから 本性が現れたり かと思えば➨ 312 00:16:44,021 --> 00:16:46,523 本当に どうしようもない 状態に陥っても➨ 313 00:16:46,523 --> 00:16:49,193 必死にあがいて前を向いたり➨ 314 00:16:49,193 --> 00:16:52,963 そういう むき出しの心が 描かれているお話が 特に好きね。 315 00:16:52,963 --> 00:16:56,634 あっ 私も そういうの好きだよ! 本当に? 316 00:16:56,634 --> 00:16:59,303 えっ 今回は ちゃんと真実ですけど!? 317 00:16:59,303 --> 00:17:03,474 わかっているわよ。 今のは冗談。 い… 意地悪…! 318 00:17:03,474 --> 00:17:06,310 どうして そんなに必死なの? 319 00:17:06,310 --> 00:17:09,980 それは 紗月さんに 嫌われたくないし…。 320 00:17:09,980 --> 00:17:12,983 嫌わないわよ。 えっ。 321 00:17:12,983 --> 00:17:17,021 どうせ最初から あなたのこと そこまで好きじゃないもの。 322 00:17:17,021 --> 00:17:20,591 あっ…! ちょっと! ちょっと ちょっと~! 323 00:17:22,860 --> 00:17:26,664 もしよかったら 読んでみる? えっ うん読む! 324 00:17:26,664 --> 00:17:30,000 いつも どんな本読んでるのか 興味あったし! 325 00:17:30,000 --> 00:17:32,336 返すのは いつでもいいから。 326 00:17:32,336 --> 00:17:34,838 あなたは好きそうな内容だって 思ったけれど➨ 327 00:17:34,838 --> 00:17:37,508 退屈だったら 最後まで読まなくてもいいわ。 328 00:17:37,508 --> 00:17:39,677 ありがとね! 329 00:17:39,677 --> 00:17:42,680 こんなこと あんまりしないんだけれど➨ 330 00:17:42,680 --> 00:17:45,015 歩み寄るべきだと思ったから。 331 00:17:45,015 --> 00:17:47,518 《えっ これは 紗月さんがデレてくれた?》 332 00:17:47,518 --> 00:17:51,121 甘織を見てて なおさら そう感じたの。 333 00:17:51,121 --> 00:17:53,123 えっ! フフッ。 334 00:17:53,123 --> 00:17:55,459 せっかく つきあっている っていうのに➨ 335 00:17:55,459 --> 00:18:00,297 ごまかしてばかりじゃ いつまでも 他人行儀なままだって。 336 00:18:00,297 --> 00:18:03,133 立派な反面教師をありがとうね。 337 00:18:03,133 --> 00:18:05,536 どういたしまして! 338 00:18:09,340 --> 00:18:11,308 うっ!? 339 00:18:13,344 --> 00:18:17,514 《何が 「あなたは好きそうな 内容」だよ! 琴紗月! 340 00:18:17,514 --> 00:18:21,318 帰りに絶対 文句言うぞ!》 341 00:18:21,318 --> 00:18:25,656 ちょっといいかい れな子。 えっ? げっ! 342 00:18:25,656 --> 00:18:28,158 え… えと 屋上? 343 00:18:28,158 --> 00:18:30,561 いや 今日は涼しい所にしよう。 344 00:18:32,496 --> 00:18:34,832 ここなら誰にも 聞かれることはない。 345 00:18:34,832 --> 00:18:37,167 思う存分 話ができるだろう? 346 00:18:37,167 --> 00:18:40,838 いや そうだけど…。 347 00:18:40,838 --> 00:18:43,507 最近 紗月と 親しいみたいだけれど➨ 348 00:18:43,507 --> 00:18:46,677 いつから あんな関係になったんだい? 349 00:18:46,677 --> 00:18:50,614 あ… えと そそそ… それはですね なんか え~っと…。 350 00:18:50,614 --> 00:18:52,783 実は おとといからっていうか。 351 00:18:52,783 --> 00:18:56,787 その たまには紗月さんとも 親交を深めてみようかな 的な! 352 00:18:56,787 --> 00:18:59,790 ハッ ハハハ…。 うん? すみませんでした。 353 00:18:59,790 --> 00:19:01,792 どうしたんだい? 354 00:19:01,792 --> 00:19:04,628 私に謝らなければならないことが あるのかい? 355 00:19:04,628 --> 00:19:07,798 うう~。 わかるよ れな子。 356 00:19:07,798 --> 00:19:11,802 どうせ紗月は よからぬことを たくらんでいるのだろう。 357 00:19:11,802 --> 00:19:14,638 そして君は 紗月に協力しながらも➨ 358 00:19:14,638 --> 00:19:17,808 心のどこかで 私に悪いと思っている。 359 00:19:17,808 --> 00:19:20,811 違うかい? えっ… なんでわかるの? 360 00:19:20,811 --> 00:19:23,814 わかるさ。 王塚真唯だからね。 361 00:19:23,814 --> 00:19:26,483 なんてかっこいい友達…。 362 00:19:26,483 --> 00:19:28,485 そして それは私のことを➨ 363 00:19:28,485 --> 00:19:31,488 心から愛しているからだ。 それは違うけど。 364 00:19:31,488 --> 00:19:36,660 君は友達思いの麗しい人だ。 それは君の魅力だから➨ 365 00:19:36,660 --> 00:19:39,663 その行いを 決して否定はしないよ。 366 00:19:39,663 --> 00:19:43,000 誰のそばにいてもかまわない。 367 00:19:43,000 --> 00:19:47,671 最後にこの 王塚真唯のもとへ 戻ってきてくれるのなら。 368 00:19:47,671 --> 00:19:50,174 《なんだコイツ 女帝か…!?》 369 00:19:50,174 --> 00:19:54,011 むしろ安心したよ。 君と紗月が仲よくなるのは➨ 370 00:19:54,011 --> 00:19:56,346 私にとっても好ましいことだ。 371 00:19:56,346 --> 00:20:01,018 紗月は ああ見えて優しいからね。 君とも気が合うだろう。 372 00:20:01,018 --> 00:20:03,854 《あの真唯が そんなふうに言うなんて…》 373 00:20:03,854 --> 00:20:07,024 2人は ずっと前からの 知り合いなんだよね。 374 00:20:07,024 --> 00:20:10,527 ああ。 出会いは 小学校5年生の春だ。 375 00:20:10,527 --> 00:20:13,030 2人にも 小学生のときがあったんだ。 376 00:20:13,030 --> 00:20:17,034 君と出会えたのが 高校生に なってからでよかったよ。 377 00:20:17,034 --> 00:20:21,872 昔の私は それはそれは 愚かな娘だったからね。 378 00:20:21,872 --> 00:20:23,874 そうなの? ああ。 379 00:20:23,874 --> 00:20:27,377 人から好意を与えられるのが 当たり前と思っていた➨ 380 00:20:27,377 --> 00:20:29,713 世間知らずのお嬢様さ。 381 00:20:29,713 --> 00:20:32,382 《それ今も あんまり 変わってないんじゃ?》 382 00:20:32,382 --> 00:20:34,718 紗月は そのころからの私を知っている➨ 383 00:20:34,718 --> 00:20:36,887 数少ない友人だ。 384 00:20:36,887 --> 00:20:39,890 正直 面はゆい思いを するときもあるが➨ 385 00:20:39,890 --> 00:20:42,726 昔から私の隣にいてくれた。 386 00:20:42,726 --> 00:20:44,728 私が君と出会った➨ 387 00:20:44,728 --> 00:20:47,564 それと同じように かけがえのないものだ。 388 00:20:47,564 --> 00:20:50,501 真唯って 紗月さんのこと メッチャ好きなんじゃん。 389 00:20:50,501 --> 00:20:53,170 フフフッ それはどうかな。 390 00:20:53,170 --> 00:20:56,173 現に今 私たちは ろくに話もしていない。 391 00:20:56,173 --> 00:20:58,342 そ… そうだよそれ それだよ! 392 00:20:58,342 --> 00:21:01,011 それだけ大切に 思ってるんだったら➨ 393 00:21:01,011 --> 00:21:03,680 すぐに仲直りも できるんじゃないの? 394 00:21:03,680 --> 00:21:05,849 仲直りと言われてもな。 395 00:21:05,849 --> 00:21:08,352 私は特に 争っているつもりもない。 396 00:21:08,352 --> 00:21:11,355 ええ~…? 紗月は頑固で➨ 397 00:21:11,355 --> 00:21:13,690 融通が利かないところも あるからな。 398 00:21:13,690 --> 00:21:17,194 いいさ やりたいように やらせてあげようじゃないか。 399 00:21:17,194 --> 00:21:19,530 いいの? 本当に? 400 00:21:19,530 --> 00:21:23,567 私とれな子の時間を奪われるのは 少し苦しいけれどね。 401 00:21:23,567 --> 00:21:26,870 でも れな子は そうしてあげたかったんだろう? 402 00:21:26,870 --> 00:21:31,041 その気持ちを尊重するよ。 どうか紗月をよろしく頼む。 403 00:21:31,041 --> 00:21:34,211 いいのね? やりたいようにやらせてあげて➨ 404 00:21:34,211 --> 00:21:37,548 本当にいいのね!? うん。 405 00:21:37,548 --> 00:21:39,716 (紗月)それじゃあ帰りましょう➨ 406 00:21:39,716 --> 00:21:41,718 甘織。 あっ…。 407 00:21:41,718 --> 00:21:43,921 う… うん。 408 00:21:46,557 --> 00:21:48,892 あっ! 409 00:21:48,892 --> 00:21:52,830 ま… また明日ね 王塚さん。 ああ。 410 00:21:52,830 --> 00:21:54,831 気をつけて帰るんだよ。 411 00:21:54,831 --> 00:21:58,001 さっ 早く行きましょう。 412 00:21:58,001 --> 00:22:01,672 あなた。 あっ やっ。 413 00:22:01,672 --> 00:22:05,342 《ううっ 私の身柄が 政治利用されてる~! 414 00:22:05,342 --> 00:22:09,646 なんかこれ 状況 悪化してないっすかぁ!?》