1 00:01:30,860 --> 00:01:34,030 (れな子)あのっ ちょっと強引じゃないですかね。 2 00:01:34,030 --> 00:01:36,866 (紗月)言ったでしょ いい目を見せてあげるって。 3 00:01:36,866 --> 00:01:40,369 えっ!? ってあの どこ行くの? 4 00:01:40,369 --> 00:01:43,372 決まってるじゃない いい所よ。 5 00:01:43,372 --> 00:01:47,043 さっ 紗月さん 私たち まだ未成年ですよ~!? 6 00:01:47,043 --> 00:01:49,211 って 図書館じゃん! 7 00:01:49,211 --> 00:01:52,315 静かにしなさい。 はい…。 8 00:01:52,315 --> 00:01:56,652 ところで いい目って? 私が勉強を教えてあげることよ。 9 00:01:56,652 --> 00:02:00,823 どうしたの? 私は汚れてしまったんだなって。 10 00:02:00,823 --> 00:02:03,659 どうでもいいけど 来週は期末テストよ。 11 00:02:03,659 --> 00:02:07,163 どれぐらい勉強しているの? えっ? さ 30分ぐらい? 12 00:02:07,163 --> 00:02:10,166 する日もある… 的な。 13 00:02:10,166 --> 00:02:12,168 ハァ…。 14 00:02:12,168 --> 00:02:15,338 私ね 成績の悪い人と つるむ気はないの。 15 00:02:15,338 --> 00:02:17,673 ううっ。 これでも➡ 16 00:02:17,673 --> 00:02:20,509 平均を少し下回るぐらいで 済んでますけど…。 17 00:02:20,509 --> 00:02:22,511 この私とつきあう相手なら➡ 18 00:02:22,511 --> 00:02:25,848 少なくとも学年で10番以内には 入ってもらわないと困るわ。 19 00:02:25,848 --> 00:02:29,352 王塚真唯が学年トップなのは 言うまでもないけど➡ 20 00:02:29,352 --> 00:02:31,854 瀬名も10番以内の常連だし➡ 21 00:02:31,854 --> 00:02:34,357 香穂だって それぐらいやるわよ。 そうなの!? 22 00:02:34,357 --> 00:02:37,193 《香帆ちゃんは私側の人間だと 勝手に思ってた》 23 00:02:37,193 --> 00:02:40,029 あなたはみんなに 劣等感を抱いているんでしょう。 24 00:02:40,029 --> 00:02:42,698 努力で埋められるところが あるのなら➡ 25 00:02:42,698 --> 00:02:44,700 頑張ってみてもいいと思うけど? 26 00:02:44,700 --> 00:02:48,204 《正論…》 まぁ 成績が上がったら➡ 27 00:02:48,204 --> 00:02:50,473 お母さんも 喜んでくれるだろうけど。 28 00:02:50,473 --> 00:02:55,144 いいこと尽くめね。 じゃあ始めましょう。 ふぁい。 29 00:02:55,144 --> 00:02:58,147 《紗月さんの教え方は ちゃんと上手だった。 30 00:02:58,147 --> 00:03:00,650 順を追って説明してくれて➡ 31 00:03:00,650 --> 00:03:03,986 間違えても怒らず 辛抱強くつきあってくれた》 32 00:03:03,986 --> 00:03:07,156 紗月さんって実は 恋人にすると➡ 33 00:03:07,156 --> 00:03:10,493 「しかたないわね」って言いながら 世話を焼いてくれるタイプ? 34 00:03:10,493 --> 00:03:14,830 あなたに そういう目で見られると くすぐったいのだけれど。 35 00:03:14,830 --> 00:03:17,166 えっ いや あの違っ… 単純に➡ 36 00:03:17,166 --> 00:03:20,670 紗月さんを恋人にした人は 幸せだろうなって。 37 00:03:20,670 --> 00:03:22,672 今はあなたが恋人でしょ。 38 00:03:22,672 --> 00:03:26,842 そっ そうなんですけど。 ほら 真唯とかだったら➡ 39 00:03:26,842 --> 00:03:29,679 わからないのがわからない って顔するだろうに。 40 00:03:29,679 --> 00:03:32,181 その点をアイツと比べられるのは➡ 41 00:03:32,181 --> 00:03:35,351 私の精神に対する 過度な暴力と等しいから➡ 42 00:03:35,351 --> 00:03:38,020 気をつけてくれる? はい…。 43 00:03:38,020 --> 00:03:41,023 私も昔は要領が悪くて➡ 44 00:03:41,023 --> 00:03:44,527 同じところを何度も繰り返したわ ムキになってね。 45 00:03:44,527 --> 00:03:46,529 悔しかったんだわ。 46 00:03:46,529 --> 00:03:50,299 勉強でも運動でも 誰も真唯には勝てなくて➡ 47 00:03:50,299 --> 00:03:53,135 みんなが真唯を もてはやしているのが。 48 00:03:53,135 --> 00:03:57,306 そんなの違う。 アイツはアイツで ちゃんと努力していた。 49 00:03:57,306 --> 00:03:59,642 私は それを知っていたから➡ 50 00:03:59,642 --> 00:04:02,812 同じ人間だもの 勝てないはずがないって➡ 51 00:04:02,812 --> 00:04:05,214 何度も挑んでた。 そっか…。 52 00:04:07,149 --> 00:04:09,151 《2人が今まで たどってきた歩みが➡ 53 00:04:09,151 --> 00:04:12,988 ほんの少しだけ見えた気がした。 そして そのあと更に➡ 54 00:04:12,988 --> 00:04:14,990 とんでもない一面を 知ってしまうとは…》 55 00:04:14,990 --> 00:04:17,827 (遥奈)お姉ちゃ~ん。 夜ごはんさ➡ 56 00:04:17,827 --> 00:04:20,830 お母さんが 2,000円くれたから ドーナツ屋行こ! 57 00:04:20,830 --> 00:04:23,833 てか よく考えたら➡ 58 00:04:23,833 --> 00:04:26,669 あの陰キャのお姉ちゃんが 真唯先輩とつきあうとか➡ 59 00:04:26,669 --> 00:04:29,004 ありえない気がしてきた。 何 急に! 60 00:04:29,004 --> 00:04:31,006 なんか そういう陰キャいじりの➡ 61 00:04:31,006 --> 00:04:33,008 一種だったりしない? しないよ! 62 00:04:33,008 --> 00:04:35,845 おぉ~ おいしそう~。 63 00:04:35,845 --> 00:04:38,180 ヤバいよ メッチャ美人の店員さんいる! 64 00:04:38,180 --> 00:04:41,984 へぇ… まっ 美人は 学校で見慣れてますけど。 65 00:04:44,019 --> 00:04:46,856 はっ…? 66 00:04:46,856 --> 00:04:48,858 紗月さん? あっ? 67 00:04:48,858 --> 00:04:52,628 制服 メチャクチャかわいいじゃん。 68 00:04:52,628 --> 00:04:54,630 あっ!? 甘織…。 69 00:04:54,630 --> 00:04:56,966 あっ えと あの…。 えっ? お知り合い!? 70 00:04:56,966 --> 00:04:59,301 ていうか クラスメートっていうか。 71 00:04:59,301 --> 00:05:02,471 違うでしょ 甘織。 72 00:05:02,471 --> 00:05:04,473 はじめまして。 73 00:05:04,473 --> 00:05:06,475 お姉さんとおつきあいを させてもらっている➡ 74 00:05:06,475 --> 00:05:08,978 琴紗月といいます。 つきあってる!? 75 00:05:08,978 --> 00:05:10,980 えっ 何 二股? 76 00:05:10,980 --> 00:05:12,982 あっ いや えと…。 77 00:05:12,982 --> 00:05:14,984 そ そうなんですね アハハ。 注文! 注文しよっ! 78 00:05:16,986 --> 00:05:21,657 甘織 私あと15分で退勤だから 少し待っててもらえないかしら。 79 00:05:21,657 --> 00:05:24,160 えっ? 待っててもらえる? 80 00:05:24,160 --> 00:05:26,162 はい…。 81 00:05:26,162 --> 00:05:28,831 というわけで妹よ 先に帰っててくれ。 82 00:05:28,831 --> 00:05:32,334 いいけど帰ったら アタシからも お話があるからね。 83 00:05:32,334 --> 00:05:34,336 《メチャクチャ勘違いされてる! 84 00:05:34,336 --> 00:05:37,239 いや これはさすがに 紗月さんのせいでしょ!》 85 00:05:39,842 --> 00:05:42,511 お待たせ。 う うん。 86 00:05:42,511 --> 00:05:45,681 《さて なぜ残らされたのか わからない以上➡ 87 00:05:45,681 --> 00:05:47,683 ここからは地雷処理だ》 88 00:05:47,683 --> 00:05:50,486 え~っと アルバイトしてたんだね~ 紗月さん。 89 00:05:53,456 --> 00:05:55,457 《初手地雷!?》 90 00:05:55,457 --> 00:05:57,459 よりにもよって あなたに見られるとは。 91 00:05:57,459 --> 00:05:59,628 だ 大丈夫 うちの学校では➡ 92 00:05:59,628 --> 00:06:01,964 校則違反じゃないし 法にも触れてないよ! 93 00:06:01,964 --> 00:06:05,634 あなた 口は堅いほう? そ それはもちろん! 94 00:06:05,634 --> 00:06:09,471 絶対誰にも言わないよ! 甘織れな子を信じてあげて! 95 00:06:09,471 --> 00:06:12,308 できないわ。 なんで~!? 96 00:06:12,308 --> 00:06:14,310 私は性格悪いから➡ 97 00:06:14,310 --> 00:06:17,146 そんなに簡単に 人を信用したりできないもの。 98 00:06:17,146 --> 00:06:20,449 そっ そんなことないよ! 紗月さん性格いいよ! 99 00:06:22,485 --> 00:06:25,821 ごめんなさい。 謝られるのもムカつくわね。 100 00:06:25,821 --> 00:06:28,157 いや でも一応 恋人なのに。 101 00:06:28,157 --> 00:06:30,826 なんの関係があるの? えっ? だって➡ 102 00:06:30,826 --> 00:06:33,662 私を信頼して恋人契約を…。 103 00:06:33,662 --> 00:06:35,664 アイツの 「運命の人」が あなたなんだから➡ 104 00:06:35,664 --> 00:06:37,833 他に選択肢はなかったでしょう。 105 00:06:37,833 --> 00:06:41,170 そもそも 私との関係性が変わっただけで➡ 106 00:06:41,170 --> 00:06:43,672 あなたが人の秘密を 絶対に漏らさない善人に➡ 107 00:06:43,672 --> 00:06:47,343 変貌したりはしないわ。 《ごもっともだけど!》 108 00:06:47,343 --> 00:06:50,012 私は紫陽花さんや 香穂ちゃんみたいな➡ 109 00:06:50,012 --> 00:06:52,448 いい子じゃないしね。 香穂は…。 110 00:06:52,448 --> 00:06:54,783 そこまでいい子ではないかしらね。 111 00:06:54,783 --> 00:06:56,785 えっ そうなの? 112 00:06:56,785 --> 00:06:58,787 まぁ おもしろい子よ。 113 00:06:58,787 --> 00:07:02,625 そういえば2人って仲いいよね。 まぁ そうね。 114 00:07:02,625 --> 00:07:05,628 体よく利用されているだけの 気もするけれど。 115 00:07:05,628 --> 00:07:08,464 《利用!? 紗月さんが香穂ちゃんを➡ 116 00:07:08,464 --> 00:07:11,967 じゃなくて その逆!? どういうこと!?》 117 00:07:11,967 --> 00:07:13,969 どんなに気になっても➡ 118 00:07:13,969 --> 00:07:15,971 このことは 誰にも話す気はないから。 119 00:07:15,971 --> 00:07:17,973 ここでおしまいよ。 120 00:07:17,973 --> 00:07:20,643 《香穂ちゃんに対する謎が ただ深まっただけだった》 121 00:07:20,643 --> 00:07:23,812 えっ 紫陽花さんは なんかあったりしないよね? 122 00:07:23,812 --> 00:07:27,316 誰にも言わない? え~っ!? 123 00:07:27,316 --> 00:07:30,319 《そりゃ人格者の 紫陽花さんだって➡ 124 00:07:30,319 --> 00:07:33,489 1個や2個は心に闇を 抱えてないほうが不自然だ。 125 00:07:33,489 --> 00:07:35,491 夜な夜な街を はいかいしては➡ 126 00:07:35,491 --> 00:07:38,327 野良猫に犬のかぶりものをつけて ニヤニヤ笑ってるとか➡ 127 00:07:38,327 --> 00:07:40,663 そういう闇があるはずなんだ。 128 00:07:40,663 --> 00:07:42,998 でも そんな紫陽花さんの話 聞きたくない! 129 00:07:42,998 --> 00:07:45,668 ウソ ちょっとは聞きたい! ごめん メッチャ興味ある! 130 00:07:45,668 --> 00:07:48,337 紫陽花さんのこと 何でも知りたい!》 131 00:07:48,337 --> 00:07:51,607 い 言わない! そう…。 132 00:07:51,607 --> 00:07:53,943 瀬名は…。 133 00:07:53,943 --> 00:07:57,613 私が昼休み 学食で一人で➡ 134 00:07:57,613 --> 00:08:00,115 食事をしていたりするとね。 う うん。 135 00:08:00,115 --> 00:08:02,451 いつのまにか隣にやってきて➡ 136 00:08:02,451 --> 00:08:05,120 ず~っと たあいのない おしゃべりをしてくるのよ。 137 00:08:05,120 --> 00:08:08,457 それも楽しそうにね。 それって…。 138 00:08:08,457 --> 00:08:11,794 しかも本人は あなたたちと 食べてきただろうから➡ 139 00:08:11,794 --> 00:08:13,796 おなかいっぱいのはずなのに➡ 140 00:08:13,796 --> 00:08:16,966 私に気を遣わせまいと おにぎりとかを持ってきて➡ 141 00:08:16,966 --> 00:08:19,468 あくまでも 一緒に食事をしている感じでね。 142 00:08:21,470 --> 00:08:24,139 ただの ハイパー超絶 いい子じゃん! そうね。 143 00:08:24,139 --> 00:08:26,976 何をどうすれば あんな人間が誕生するのか➡ 144 00:08:26,976 --> 00:08:28,978 皆目見当もつかないわね。 145 00:08:28,978 --> 00:08:31,480 《人を褒めるとき こんな顔する人いる?》 146 00:08:31,480 --> 00:08:34,149 さすがに 瀬名を信用できない って言ったら➡ 147 00:08:34,149 --> 00:08:36,652 人間的欠陥があるとしか 思えないわね。 148 00:08:36,652 --> 00:08:39,321 すごい… 紫陽花さんと比べられたら➡ 149 00:08:39,321 --> 00:08:42,491 私の信頼度なんて 置き引き常習犯並みだよね。 150 00:08:42,491 --> 00:08:44,493 それよりは もう少しあるけど。 151 00:08:44,493 --> 00:08:49,331 でもまぁ… 「毒を食らわば皿まで」 って言葉 知っている? 152 00:08:49,331 --> 00:08:53,102 《妹よ お姉ちゃんはお前と ドーナツを食べにきただけで➡ 153 00:08:53,102 --> 00:08:55,270 口の中に 毒を突っ込まれそうだぞ》 154 00:08:55,270 --> 00:08:58,774 ここよ。 あっ…。 155 00:08:58,774 --> 00:09:00,776 (ドアを開ける音) 156 00:09:00,776 --> 00:09:02,778 どうしたの? あっ いや…。 157 00:09:02,778 --> 00:09:06,281 遠慮しないで。 私たち つきあっているんでしょう。 158 00:09:06,281 --> 00:09:08,283 お おじゃまします…。 159 00:09:08,283 --> 00:09:11,120 さぁ どうぞ。 160 00:09:11,120 --> 00:09:13,622 私の部屋よ。 161 00:09:13,622 --> 00:09:16,225 え~っと…。 162 00:09:18,293 --> 00:09:20,629 どう? な 何がですか? 163 00:09:20,629 --> 00:09:23,966 私の部屋を見て 何か感想は? 164 00:09:23,966 --> 00:09:27,469 風情がありますね。 いとおかし的な。 165 00:09:27,469 --> 00:09:31,974 狭いでしょ。 いいのよ別に。 ただの事実だから。 166 00:09:31,974 --> 00:09:35,144 《紗月さんは これを見せたかったの? 167 00:09:35,144 --> 00:09:39,481 私の罪悪感を刺激して 口を堅くしようって作戦? 168 00:09:39,481 --> 00:09:42,651 そんなことしなくても 誰にも言ったりしないのに》 169 00:09:42,651 --> 00:09:45,320 あのさ 紗月さん…。 ⚟あ~っ! 170 00:09:45,320 --> 00:09:47,322 なになに? 友達? 171 00:09:47,322 --> 00:09:50,159 紗月ちゃんってば 真唯ちゃん以外に友達いたの!? 172 00:09:50,159 --> 00:09:52,995 普通にいます。 は~っ! あの紗月ちゃんが➡ 173 00:09:52,995 --> 00:09:55,831 友達連れてくるなんて! お赤飯 炊いちゃう!? 174 00:09:55,831 --> 00:09:57,833 いや そういうものじゃ ないでしょう。 175 00:09:57,833 --> 00:09:59,835 あの はじめましてお姉さん。 きゃ。 176 00:09:59,835 --> 00:10:02,004 いつも紗月さんには お世話になっております。 177 00:10:02,004 --> 00:10:04,173 え~ こちらこそ~! 178 00:10:04,173 --> 00:10:07,176 紗月ちゃん うまくやれてるか 心配してたのよねぇ。 179 00:10:07,176 --> 00:10:10,179 おとなしいし 気のちっちゃいところあるし。 180 00:10:10,179 --> 00:10:12,681 《誰だ? 私の話かな?》 181 00:10:12,681 --> 00:10:17,686 めんどくさいですね ホント。 え~ 全然めんどくさくないよ。 182 00:10:17,686 --> 00:10:20,689 お姉ちゃん紗月ちゃんのこと 大好きだから。 183 00:10:20,689 --> 00:10:24,026 お姉ちゃんね お姉ちゃん。 あのね甘織。 184 00:10:24,026 --> 00:10:27,229 これは 姉じゃなくて母よ。 ウフフ。 185 00:10:29,198 --> 00:10:31,700 もうちょっとお姉ちゃんって 言われたかったな~。 186 00:10:31,700 --> 00:10:34,536 やめて もう… ていうか母さん➡ 187 00:10:34,536 --> 00:10:37,206 今日は仕事じゃなかったんですか。 あっ! 188 00:10:37,206 --> 00:10:39,208 そろそろ準備しなきゃ! 189 00:10:39,208 --> 00:10:42,377 えぇと 甘織ちゃん! はっ はい! 190 00:10:42,377 --> 00:10:44,880 あっ…。 紗月ちゃんをよろしくね! 191 00:10:44,880 --> 00:10:48,050 この子 全然愛きょうないけど ホントいい子なのよ。 192 00:10:48,050 --> 00:10:50,819 誕生日には手編みの靴下 くれたんだから。 193 00:10:50,819 --> 00:10:52,821 母さん! ウフフッ。 194 00:10:52,821 --> 00:10:55,724 怖い怖い。 じゃあ ゆっくりしてってね! 195 00:10:57,659 --> 00:11:00,996 あれが私の母よ。 う うん。 196 00:11:00,996 --> 00:11:04,666 勘違いしないでね。 バカに見えたかもしれないけど➡ 197 00:11:04,666 --> 00:11:07,669 一応 女手一つで 私を育ててくれた人だから。 198 00:11:07,669 --> 00:11:10,839 いや 本当にバカなのかも しれないけれど。 199 00:11:10,839 --> 00:11:13,175 紗月さん だからアルバイトを。 200 00:11:13,175 --> 00:11:17,346 やめて。 母の何かを見て 私を理解した気にならないで。 201 00:11:17,346 --> 00:11:20,682 あっ はい。 でも そうね。 202 00:11:20,682 --> 00:11:23,352 アルバイト先の 恥ずかしい格好を見られた分➡ 203 00:11:23,352 --> 00:11:26,855 少し意地悪をしてから駅まで 送っていくつもりだったんだけど。 204 00:11:26,855 --> 00:11:30,359 う うん。 ここまで見せる気はなかったわ。 205 00:11:30,359 --> 00:11:32,361 私はもうおしまいよ。 206 00:11:32,361 --> 00:11:34,530 だ 大丈夫だよ 誰にも言ったりしないから。 207 00:11:34,530 --> 00:11:36,532 信用できないわ。 208 00:11:36,532 --> 00:11:39,368 どうせ明日には 全校生徒に知れ渡っているのよ。 209 00:11:39,368 --> 00:11:41,370 私が母さんの誕生日に➡ 210 00:11:41,370 --> 00:11:44,873 冷え性対策の毛糸の靴下を プレゼントするような女だって。 211 00:11:44,873 --> 00:11:46,875 いいことじゃん!? 212 00:11:46,875 --> 00:11:48,877 クールぶって そっけない態度を 取っておきながら➡ 213 00:11:48,877 --> 00:11:51,980 マザコンなんだって 後ろ指を さされながら生きていくの。 214 00:11:51,980 --> 00:11:53,982 ただの親孝行なのに! 215 00:11:53,982 --> 00:11:56,652 《こ これが おとなしくて気が弱い部分!? 216 00:11:56,652 --> 00:11:58,654 もし紗月さんが➡ 217 00:11:58,654 --> 00:12:01,657 絶対に見られたくないところを 見られて傷ついちゃったなら➡ 218 00:12:01,657 --> 00:12:04,159 私はどうすれば… どうすれば…》 219 00:12:04,159 --> 00:12:08,163 あ あの あのぉ! 何? 220 00:12:08,163 --> 00:12:10,833 わ 私… 私ね! 221 00:12:10,833 --> 00:12:15,170 高校デビューするまで ずっと陰キャだったの! 222 00:12:15,170 --> 00:12:17,839 《言った… 言っちゃった。 223 00:12:17,839 --> 00:12:20,509 墓場まで持っていこうとしてた 秘密を》 224 00:12:20,509 --> 00:12:23,845 そう。 リアクション薄っ! 225 00:12:23,845 --> 00:12:26,515 だってなんか 「なるほど」って感情しかないわ。 226 00:12:26,515 --> 00:12:29,685 「なるほど」!? こんなにも 高校デビューに大成功した➡ 227 00:12:29,685 --> 00:12:31,687 私に向かって 「なるほど」!? 228 00:12:31,687 --> 00:12:34,857 たまに挙動がおかしいし やけに自分を卑下したり➡ 229 00:12:34,857 --> 00:12:37,192 目が泳いでいるときが よくあるし➡ 230 00:12:37,192 --> 00:12:40,195 かと思えば 一人でスマホを見ているときは➡ 231 00:12:40,195 --> 00:12:43,365 幸せそうだったりするし。 やめて! 分析しないで! 232 00:12:43,365 --> 00:12:45,367 逆に聞くけど あなた➡ 233 00:12:45,367 --> 00:12:47,869 「えっ 根っからの 陽キャだと思ってた!」➡ 234 00:12:47,869 --> 00:12:49,872 って言われるとでも思ってたの? 235 00:12:49,872 --> 00:12:52,808 どうかしているわ。 瀬名でも苦笑いするわよ。 236 00:12:52,808 --> 00:12:55,477 頑張ってきたのに。 237 00:12:55,477 --> 00:12:59,481 私 自分を変えようと ずっと頑張って… それなのに➡ 238 00:12:59,481 --> 00:13:01,483 過去はいつだって私の後ろを➡ 239 00:13:01,483 --> 00:13:03,485 追いかけてくるんだ~! あっ ちょっと。 240 00:13:05,487 --> 00:13:12,160 (泣き声) 241 00:13:12,160 --> 00:13:14,663 ここどこ…。 242 00:13:16,665 --> 00:13:19,835 《もうダメだ…。 充電切れたし辺り暗いし➡ 243 00:13:19,835 --> 00:13:23,739 人も車も まったく通らない。 私はここで死ぬんだ》 244 00:13:25,674 --> 00:13:29,678 《きれいだな… あんなふうに きれいなものに憧れてた。 245 00:13:29,678 --> 00:13:35,017 私にとってそれは いつだって 自分じゃない誰かだった。 246 00:13:35,017 --> 00:13:37,686 遠くから眺めてるだけだったら➡ 247 00:13:37,686 --> 00:13:40,022 苦しんだりせずに 済んだんだろう…。 248 00:13:40,022 --> 00:13:43,859 だけど私は自分もそうなりたい って思ってしまったから…。 249 00:13:43,859 --> 00:13:46,028 あのお月様みたいに》 250 00:13:46,028 --> 00:13:48,697 (走る足音) 251 00:13:48,697 --> 00:13:50,632 ウッ!? 252 00:13:50,632 --> 00:13:53,802 み 見つけた…。 253 00:13:53,802 --> 00:13:55,804 なんでここが…。 254 00:13:55,804 --> 00:13:58,640 あなたの行きそうな 場所なんてわかるわ。 255 00:13:58,640 --> 00:14:02,978 と言いたいところだけど 普通に走り回って捜したわ。 256 00:14:02,978 --> 00:14:05,314 財布も置いて飛び出すんだもの。 257 00:14:05,314 --> 00:14:09,651 うぅ 紗月さん… 迷惑かけてごめんなさい。 258 00:14:09,651 --> 00:14:14,156 いいわよ別に。 そういうの慣れてるから 私。 259 00:14:20,495 --> 00:14:23,832 まったく バカね。 うん…。 260 00:14:23,832 --> 00:14:28,337 《あったかい… 一生懸命 捜してくれたんだ》 261 00:14:28,337 --> 00:14:30,339 ごめんなさい。 262 00:14:32,341 --> 00:14:35,010 どうして? えっ? 263 00:14:35,010 --> 00:14:38,347 どうして陽キャになろうと思ったの。 えぇと…。 264 00:14:38,347 --> 00:14:42,017 なんというか 羨ましかったので。 265 00:14:42,017 --> 00:14:46,688 それは 何が? 友達がいっぱいいて にぎやかで➡ 266 00:14:46,688 --> 00:14:49,191 そのうち恋人なんかも つくっちゃったり…。 267 00:14:49,191 --> 00:14:51,626 そういう 自分だけじゃない楽しみが➡ 268 00:14:51,626 --> 00:14:54,129 なんか すごく…。 ふ~ん…。 269 00:14:54,129 --> 00:14:56,798 おうちに帰ってきて ゲームをする毎日も➡ 270 00:14:56,798 --> 00:14:59,801 嫌じゃなかったっていうか 全然楽しかったんだけど…。 271 00:14:59,801 --> 00:15:03,138 でもなんか そうじゃないことも したくなったっていうか。 272 00:15:03,138 --> 00:15:07,142 そう… あなたにとっては 大切なことだったのね。 273 00:15:07,142 --> 00:15:10,645 う うん…。 274 00:15:10,645 --> 00:15:13,749 だったらありがとう 話してくれて。 275 00:15:15,817 --> 00:15:18,653 さてと。 えっ あっ 紗月さんちだ! 276 00:15:18,653 --> 00:15:20,655 いくら7月だからって➡ 277 00:15:20,655 --> 00:15:23,658 手もあんなに冷たくして…。 お風呂沸かすから➡ 278 00:15:23,658 --> 00:15:25,827 泊まっていくといいわ。 えぇ!? 279 00:15:25,827 --> 00:15:27,829 うん うん…。 280 00:15:27,829 --> 00:15:31,666 《妹は私が二股したと 勘違いしてるんだろうなあ。 281 00:15:31,666 --> 00:15:34,836 帰りたくない… お言葉に甘えるとしよう》 282 00:15:34,836 --> 00:15:39,174 はぁ… 明日の学校前に帰って 着替えて行かなきゃ。 283 00:15:39,174 --> 00:15:42,177 ジャージ登校したら? 貸してあげるわよ。 284 00:15:42,177 --> 00:15:45,847 紗月さんのジャージを借りて 紗月さんちから一緒に登校…。 285 00:15:45,847 --> 00:15:49,184 ((おはよう~)) 286 00:15:49,184 --> 00:15:51,286 さすがに まずいんじゃないですかね!? 287 00:15:51,286 --> 00:15:54,790 そう? 私はいいけれど。 うっわ 悪い顔ぉ。 288 00:15:54,790 --> 00:15:58,293 そろそろ お風呂が沸くわ。 下着も買い置きがあるから➡ 289 00:15:58,293 --> 00:16:00,629 使っていいわよ。 えっ 悪いよそんな。 290 00:16:00,629 --> 00:16:04,633 3枚980円のだから 326円だけど➡ 291 00:16:04,633 --> 00:16:08,236 端数は おまけしてあげる。 ちゃんとお金取るんですね。 292 00:16:11,306 --> 00:16:14,142 あれ? 切れてるのかな…。 (スイッチを入れる音) 293 00:16:14,142 --> 00:16:17,145 やっぱり築年数が たってらっしゃるから…。 294 00:16:17,145 --> 00:16:19,648 (シャワーの音) 295 00:16:19,648 --> 00:16:22,150 《心細いけどしようがない》 296 00:16:22,150 --> 00:16:24,653 バスタオル 置いておくわよ。 あっ!? 297 00:16:24,653 --> 00:16:27,322 って どうして 真っ暗闇で入ってるの? 298 00:16:27,322 --> 00:16:29,491 えっ? 電気つかなかったから。 299 00:16:29,491 --> 00:16:32,994 あぁ… そうよね ごめんなさい。 ちょっと待っててね。 300 00:16:35,163 --> 00:16:37,165 うえっ!? 301 00:16:37,165 --> 00:16:40,001 って なんで裸なんですか!? せっかくだから。 302 00:16:40,001 --> 00:16:42,003 いやちょっと わかんないんですけど! 303 00:16:42,003 --> 00:16:45,173 あなた あの女とホテルで一緒に お風呂入ったんでしょう。 304 00:16:45,173 --> 00:16:47,843 だったら これでスコアは1対1ってこととね。 305 00:16:47,843 --> 00:16:50,612 なんなの!? 道に迷ったあげく➡ 306 00:16:50,612 --> 00:16:52,781 れな子と何回お風呂に入ったかが 価値を持つ➡ 307 00:16:52,781 --> 00:16:55,183 異世界にやってきたのか!? 私は!? 308 00:16:57,119 --> 00:16:59,287 甘織 ちょっと足をどけて。 309 00:16:59,287 --> 00:17:01,790 えっ? あっ はい。 310 00:17:05,293 --> 00:17:07,796 あっ これって…? 311 00:17:07,796 --> 00:17:11,299 バスライトよ。 いろいろ組み合わせて作ったの。 312 00:17:11,299 --> 00:17:13,969 でもね これだけじゃないわ。 313 00:17:13,969 --> 00:17:17,639 わぁ すごい すごいすごい。 314 00:17:17,639 --> 00:17:20,142 いいでしょう このウォールステッカー。 315 00:17:20,142 --> 00:17:22,444 あとはこれで完成。 316 00:17:24,479 --> 00:17:28,150 うわ~ いい匂い。 フフッ でしょう? 317 00:17:28,150 --> 00:17:30,652 きれいだね 紗月さん! 318 00:17:30,652 --> 00:17:33,655 あっ… メチャクチャきれい。 319 00:17:33,655 --> 00:17:36,491 そんなに気に入った? うちのお風呂。 320 00:17:36,491 --> 00:17:40,328 あっ うん… まぁ…。 そうだ甘織。 321 00:17:40,328 --> 00:17:43,665 体を洗ってあげるわ。 ふぇっ! な なにゆえ!? 322 00:17:43,665 --> 00:17:45,834 ただ一緒に お風呂に入っただけじゃ➡ 323 00:17:45,834 --> 00:17:48,170 アイツを打ちのめすには 足りないもの。 324 00:17:48,170 --> 00:17:51,273 《あ 脚の感触が 感触が!》 325 00:17:51,273 --> 00:17:55,777 これね お湯に入ったままでも 洗えるボディーソープなのよ。 326 00:17:55,777 --> 00:18:00,282 妻に体を洗ってもらえるなんて 気分がいいわね あなた。 327 00:18:00,282 --> 00:18:02,284 気分がいいっていうか! 328 00:18:02,284 --> 00:18:04,786 《なんで紗月さん なんとも思わないの!? 329 00:18:04,786 --> 00:18:07,789 これ ただの スキンシップのつもりなの!?》 330 00:18:07,789 --> 00:18:11,626 あ あの… あのね紗月さん。 なぁに。 331 00:18:11,626 --> 00:18:14,963 今 紗月さんのしてる それ。 えぇ。 332 00:18:14,963 --> 00:18:18,767 メ メチャクチャ エッチだと 思うんですけど! えぇ。 333 00:18:20,802 --> 00:18:22,971 えっ…。 334 00:18:22,971 --> 00:18:25,473 エ… エッチって➡ 335 00:18:25,473 --> 00:18:27,809 ちょっとあなた 何を想像してるの? 336 00:18:27,809 --> 00:18:29,811 いや だって これ➡ 337 00:18:29,811 --> 00:18:31,813 私悪くないよね もう あからさまじゃん! 338 00:18:31,813 --> 00:18:34,816 違うわよ! 体を洗ってあげてるだけでしょ! 339 00:18:34,816 --> 00:18:36,818 背中流すみたいなものよ! 340 00:18:36,818 --> 00:18:39,654 全然違うって! 性のにおいがすごいもん! 341 00:18:39,654 --> 00:18:43,658 せ せ… ちょ ちょっと甘織。 342 00:18:43,658 --> 00:18:46,995 何でもかんでも そっちに 結びつけないでちょうだい。 343 00:18:46,995 --> 00:18:49,998 違います! 紗月さんが エッチなんです! 344 00:18:49,998 --> 00:18:53,602 だいたい貸してくれた本だって 開幕から40ページ性行為だよ!? 345 00:18:53,602 --> 00:18:56,104 しかもお姉さんと女の子の メチャクチャ濃厚なやつ! 346 00:18:56,104 --> 00:18:58,106 私をどういう目で見てんの!? 347 00:18:58,106 --> 00:19:00,108 そ そういうところばっかり 見てないで➡ 348 00:19:00,108 --> 00:19:03,278 ちゃんと作品を読みなさい! あなたはもう本当に…。 349 00:19:03,278 --> 00:19:06,114 ああもう! 私 先に上がるっ! 350 00:19:06,114 --> 00:19:08,116 ま 待ちなさいよ甘織! これ以上 エッチなことされたら➡ 351 00:19:08,116 --> 00:19:10,118 頭おかしく… あわっ!? 352 00:19:15,457 --> 00:19:19,260 《んっ あれ? 痛くない》 甘織…。 353 00:19:22,631 --> 00:19:25,300 いいから早く手をどけて。 あっ ごめん。 354 00:19:25,300 --> 00:19:27,969 でも紗月さんのおっぱい 柔らかくてあったかくて➡ 355 00:19:27,969 --> 00:19:29,971 すっごい手触りいいよ! ありがとう! 356 00:19:29,971 --> 00:19:31,973 んっ…。 357 00:19:31,973 --> 00:19:34,976 甘織! ふぇっ…。 358 00:19:34,976 --> 00:19:37,178 ごめんなさい。 359 00:19:40,649 --> 00:19:43,818 《おっぱい…》 もう寝た? 360 00:19:43,818 --> 00:19:46,988 ま まだ…。 そう…。 361 00:19:46,988 --> 00:19:49,824 その布団ね 泊まるときのためにって➡ 362 00:19:49,824 --> 00:19:53,662 真唯が置いていったものなの。 そんなに頻繁に来るの? 363 00:19:53,662 --> 00:19:56,164 小学校の頃は しょっちゅうね。 364 00:19:56,164 --> 00:19:59,167 でもアイツも どんどん仕事が忙しくなって。 365 00:20:02,003 --> 00:20:04,806 紗月さん 寂しかったり? 366 00:20:07,676 --> 00:20:12,013 私 紗月さんとも 友達になりたいな…。 367 00:20:12,013 --> 00:20:16,184 それで… みんなで仲よく…。 368 00:20:16,184 --> 00:20:20,522 そうだ におわせの証拠写真。 えぇ~? それ必要? 369 00:20:20,522 --> 00:20:22,524 物的証拠がないと➡ 370 00:20:22,524 --> 00:20:24,526 アイツにきちんと 証明できないでしょう? 371 00:20:24,526 --> 00:20:27,696 せっかくだし ちょっと大胆にいきましょうか。 372 00:20:27,696 --> 00:20:29,698 大胆にって…。 373 00:20:29,698 --> 00:20:32,200 キス写真とか どう? え~…。 374 00:20:32,200 --> 00:20:37,038 ほら甘織 ほんの一瞬だから。 しようがないなぁ…。 375 00:20:37,038 --> 00:20:42,210 絶対 流出させちゃダメだからね。 わかってるわ。 376 00:20:42,210 --> 00:20:45,547 拳銃は懐に しまってあるだけだからいいの。 377 00:20:45,547 --> 00:20:50,819 実際に撃ったら 捕まるもの。 はいはい。 378 00:20:50,819 --> 00:20:59,327 ♬~ 379 00:20:59,327 --> 00:21:01,663 あれ? 380 00:21:01,663 --> 00:21:04,332 んっ? あ…。 381 00:21:04,332 --> 00:21:06,334 あ あ…。 へっ? 382 00:21:06,334 --> 00:21:08,503 あなた 何するの!? 383 00:21:08,503 --> 00:21:10,839 は はい? 384 00:21:10,839 --> 00:21:14,342 普通 キスっていったら 頬にするものでしょ? 385 00:21:14,342 --> 00:21:17,345 え え…? えぇ!? 386 00:21:17,345 --> 00:21:19,848 は 初めてだったのに。 387 00:21:19,848 --> 00:21:23,017 《わ 私ひょっとして とんでもないことした!?》 388 00:21:23,017 --> 00:21:27,021 いやあのっ 大丈夫! 友達同士のキスはノーカンだから! 389 00:21:27,021 --> 00:21:30,191 《いや違う! 私たち今は恋人同士だった。 390 00:21:30,191 --> 00:21:32,694 ってことは有効!? 一生に一度しかない➡ 391 00:21:32,694 --> 00:21:35,029 紗月さんのファーストキスを 奪ってしまうだなんて…。 392 00:21:35,029 --> 00:21:37,198 私は取り返しの つかないことを…!》 393 00:21:37,198 --> 00:21:43,037 まぁ どうってことないけどね。 メッチャ赤いんですけど! 394 00:21:43,037 --> 00:21:47,709 キスなんて別に 初めてでもないわ。 3億回はしているわよ。 395 00:21:47,709 --> 00:21:51,146 それ誰に向けてるウソなの!? だったら責任取ってくれるの!? 396 00:21:51,146 --> 00:21:54,482 いや それは…。 あの… どういった意味で? 397 00:21:54,482 --> 00:21:57,986 な 何でもないわよバカ! いいから もう寝なさい! 398 00:21:57,986 --> 00:22:01,823 《私たちは お互いの秘密だけじゃなくて➡ 399 00:22:01,823 --> 00:22:05,326 もっとでかい秘密を 共有することになってしまった。 400 00:22:05,326 --> 00:22:11,232 どうしてこんなことに… ああもう 全然眠れないよ~!》