1 00:01:33,318 --> 00:01:35,821 (れな子)紗月さんなぁ…。 2 00:01:35,821 --> 00:01:39,157 ⸨じゃあ 私もお風呂に入ってくるね。 3 00:01:39,157 --> 00:01:41,159 (紗月)うん⸩ 4 00:01:43,161 --> 00:01:45,998 頑張ってるけど 1週間じゃ➨ 5 00:01:45,998 --> 00:01:49,668 どう考えても勝てないよなあ…。 (遥奈)お姉ちゃん。 あっ! 6 00:01:49,668 --> 00:01:52,938 《妹!? 一人になったところを 見計らって闇討ちか!?》 7 00:01:52,938 --> 00:01:55,440 ごめんね。 えっ? 8 00:01:55,440 --> 00:01:59,444 (遥奈)あのね さっき紗月先輩が来て。 えっ。 9 00:01:59,444 --> 00:02:01,446 余計なお世話かもだけど➨ 10 00:02:01,446 --> 00:02:04,282 あなたたち どうしてケンカしてるの? って。 11 00:02:04,282 --> 00:02:07,285 あっ…。 その流れで教えてくれたの。 12 00:02:07,285 --> 00:02:10,622 お姉ちゃん ホントは紗月先輩の 目的につきあってるだけで➨ 13 00:02:10,622 --> 00:02:14,459 悪くないって。 いや それは… そうだけど。 14 00:02:14,459 --> 00:02:16,628 お姉ちゃんが ホントに好きなのは➨ 15 00:02:16,628 --> 00:02:19,798 真唯先輩だからって。 それはそうじゃないけど! 16 00:02:19,798 --> 00:02:23,301 だから… 勘違いしてごめん。 17 00:02:23,301 --> 00:02:25,303 いや まぁ…。 18 00:02:25,303 --> 00:02:27,973 勘違いさせるようなこと してたのは私だし。 19 00:02:27,973 --> 00:02:30,475 それはそう。 こんにゃろ! フッ。 20 00:02:30,475 --> 00:02:32,477 言ってたよ…。 21 00:02:32,477 --> 00:02:35,981 同じ家でギスギスしてると 居心地が悪いだろうから➨ 22 00:02:35,981 --> 00:02:39,484 仲直りしてあげて って…。 紗月さんが…。 23 00:02:39,484 --> 00:02:43,989 高校に入ってからの お姉ちゃん すごいね。 24 00:02:43,989 --> 00:02:49,995 メチャメチャいい友達じゃん 紗月先輩。 うん…。 25 00:02:52,264 --> 00:02:55,600 動いている的に当てるのは 難しいわ。 26 00:02:55,600 --> 00:02:59,104 私も昔は 一生できる気しなかったなぁ。 27 00:02:59,104 --> 00:03:02,274 どうやってできるように なったの? それは…。 28 00:03:02,274 --> 00:03:05,777 引きこもってた時期に 毎日メチャメチャやってたので。 29 00:03:05,777 --> 00:03:09,281 好きだったのね。 純粋な気持ちじゃなくて➨ 30 00:03:09,281 --> 00:03:13,785 負のエネルギーを煮詰めたような 攻撃性の発露と言いますか…。 31 00:03:13,785 --> 00:03:17,622 こんな私だって お前らを撃ち殺せるんだぞ 的な。 32 00:03:17,622 --> 00:03:20,292 何それ フフフッ。 あっ? 33 00:03:20,292 --> 00:03:23,295 そういうとこ。 えっ な 何が? 34 00:03:23,295 --> 00:03:25,964 人畜無害そうな顔してるくせに➨ 35 00:03:25,964 --> 00:03:28,633 追い詰められたら必死に戦うとこ。 36 00:03:28,633 --> 00:03:32,637 結局 空気が読めてないんだと 思いますが…。 37 00:03:32,637 --> 00:03:35,307 甘織のそういうとこ 嫌いじゃないわ。 38 00:03:35,307 --> 00:03:37,309 ヘッ ヘヘヘ…。 39 00:03:37,309 --> 00:03:40,145 あのね甘織。 はい すみません調子に乗って。 40 00:03:40,145 --> 00:03:42,981 まだ何も言ってないでしょ。 うぐ…。 41 00:03:42,981 --> 00:03:45,984 ありがとうね。 えっ? 42 00:03:45,984 --> 00:03:49,821 全然。 ゲームを教えるのぐらい…。 そうじゃなくて➨ 43 00:03:49,821 --> 00:03:53,258 真唯と勝負させてくれて。 ひょ…? 44 00:03:53,258 --> 00:03:55,927 い いつも 試験で勝負してるじゃん。 45 00:03:55,927 --> 00:03:57,929 お互い まったくのゼロから➨ 46 00:03:57,929 --> 00:04:00,932 少しも知らない遊びで競うなんて なかったわ。 47 00:04:00,932 --> 00:04:04,603 そうなんですね…。 私が言いだしたことに➨ 48 00:04:04,603 --> 00:04:07,772 真唯がつきあってくれるとも 思えなかったし。 49 00:04:07,772 --> 00:04:09,774 不思議な気分よ。 50 00:04:09,774 --> 00:04:11,943 不思議な気分…。 51 00:04:11,943 --> 00:04:14,446 では ないわね。 52 00:04:14,446 --> 00:04:16,948 これは ハッキリとわかるわ。 53 00:04:16,948 --> 00:04:19,451 すごく 楽しい。 54 00:04:19,451 --> 00:04:22,954 あっ…。 だから ありがとうね 甘織。 55 00:04:22,954 --> 00:04:24,956 ううん…。 56 00:04:24,956 --> 00:04:29,961 《私は 紗月さんに 幸せになってほしい。 57 00:04:29,961 --> 00:04:35,800 真唯とケンカしたままじゃ ダメだよ。 そんなの 絶対に寂しいよ。 58 00:04:35,800 --> 00:04:38,970 紗月さんは真唯と 仲直りするべきなんだ。 59 00:04:38,970 --> 00:04:43,475 だから 私は2人に勝つ。 そして私もいつか➨ 60 00:04:43,475 --> 00:04:46,978 紗月さんと ちゃんと 友達になれたらいいなぁ》 61 00:04:51,249 --> 00:04:53,752 《迎えた決戦当日。 62 00:04:53,752 --> 00:04:57,756 戦いの前に返ってきたテストは ほとんど平均以上。 63 00:04:57,756 --> 00:05:01,259 紗月さんの指導がハマったみたい。 さい先いいぞ》 64 00:05:03,428 --> 00:05:07,265 《真唯と紗月さんは いつもは 点数を確認し合うのに➨ 65 00:05:07,265 --> 00:05:09,768 なんか緊張感あるなぁ》 66 00:05:09,768 --> 00:05:11,770 (チャイム) 67 00:05:11,770 --> 00:05:13,772 (紫陽花)ねぇ れなちゃん。 68 00:05:13,772 --> 00:05:15,941 今日だよね。 うん。 69 00:05:15,941 --> 00:05:18,610 が ががが 頑張… 頑張るね。 70 00:05:18,610 --> 00:05:21,446 大船に乗った気分で… かひゅ。 れなちゃん!? 71 00:05:21,446 --> 00:05:23,949 《まさか 緊張している? この私が?》 72 00:05:23,949 --> 00:05:26,284 あいたっ! (香穂)大丈夫だよ れなちん! 73 00:05:26,284 --> 00:05:30,121 もし大失敗しても そのときは アタシとアーちゃんがいるから! 74 00:05:30,121 --> 00:05:34,626 香穂ちゃん 紫陽花さん! もしダメだったら次の手を考えよ! 75 00:05:34,626 --> 00:05:38,797 けど一応 例の計画は明日だから 今日 大成功したら➨ 76 00:05:38,797 --> 00:05:40,966 それに越したことは ナイナイちゃんだけどね! 77 00:05:40,966 --> 00:05:42,968 うぅ… 頑張る! 78 00:05:45,637 --> 00:05:49,641 (花取)こちらが 王塚家に 特設された ゲームルームです。 79 00:05:49,641 --> 00:05:52,577 (真唯)どうだい? れな子。 80 00:05:52,577 --> 00:05:55,080 こういうの好きだろう? うっ… す 好き…。 81 00:05:55,080 --> 00:05:57,415 なんだって? 好きぃ…。 82 00:05:57,415 --> 00:05:59,584 もう一度。 大好きっ。 83 00:05:59,584 --> 00:06:01,586 いつまでやってんのよ。 84 00:06:03,588 --> 00:06:06,091 さて それじゃあ始めようか。 85 00:06:06,091 --> 00:06:09,094 問題ないわ。 私もオッケー。 86 00:06:09,094 --> 00:06:11,429 《プライベートマッチ。 バトルロワイヤル。 87 00:06:11,429 --> 00:06:14,599 2本先取で 先に1位を2回取った人が勝利。 88 00:06:14,599 --> 00:06:16,601 真唯が勝ったら私と結婚。 89 00:06:16,601 --> 00:06:19,104 紗月さんが勝ったら私と結婚。 90 00:06:19,104 --> 00:06:22,440 そして私が勝ったら2人は仲直り。 91 00:06:22,440 --> 00:06:24,442 改めてひどい条件だなあ! 92 00:06:24,442 --> 00:06:26,611 でも やるしかないんだ》 93 00:06:26,611 --> 00:06:29,281 スゥ…。 94 00:06:29,281 --> 00:06:31,282 それじゃあ…。 95 00:06:33,451 --> 00:06:35,453 ゴー! 96 00:06:35,453 --> 00:06:37,455 ハッ ハッ ハッ…。 (走る音) 97 00:06:37,455 --> 00:06:39,457 んっ…。 98 00:06:39,457 --> 00:06:42,127 んっ? (物音) 99 00:06:42,127 --> 00:06:45,797 《気のせいか… そういえば ヘッドホン忘れたな。 100 00:06:45,797 --> 00:06:48,800 音量上げても 2人と音が混ざっちゃうから➨ 101 00:06:48,800 --> 00:06:51,236 意味ないし…》 102 00:06:51,236 --> 00:06:53,738 はっ!? えい! えい! えい! ちょっ ちょま! な なな! 103 00:06:55,740 --> 00:06:58,410 あっ…。 な ななな 何それ!? 104 00:06:58,410 --> 00:07:01,913 どうかな ビックリした? そりゃあもう! どういうこと!? 105 00:07:01,913 --> 00:07:04,916 4人用の最小マップの場合 スタート場所が➨ 106 00:07:04,916 --> 00:07:08,253 24か所しかないだろう? えっ? そ そうなの? 107 00:07:08,253 --> 00:07:10,255 いくつか まとまった場所があってね。 108 00:07:10,255 --> 00:07:12,924 そこめがけて 開幕から全力疾走したんだよ。 109 00:07:12,924 --> 00:07:15,760 当てが外れると 相当なロスになってしまうんだが➨ 110 00:07:15,760 --> 00:07:17,929 なんといっても 私は運がいいからね。 111 00:07:17,929 --> 00:07:19,931 こ このぉ…! 112 00:07:19,931 --> 00:07:23,601 私は今回 れな子用に 作戦を20個ほど用意した。 113 00:07:23,601 --> 00:07:25,937 楽しんでもらえると うれしいな。 114 00:07:25,937 --> 00:07:29,441 《コイツ 最初から私を 落としにきてたのか! 115 00:07:29,441 --> 00:07:34,446 次に挽回するために 今は情報収集だ。 んっ…?》 116 00:07:34,446 --> 00:07:37,615 紗月さん 明らかにうまくなってる! 117 00:07:37,615 --> 00:07:39,784 すごい! すごいよ紗月さん! 118 00:07:39,784 --> 00:07:42,287 黙ってて。 気が散るわ。 あっ はい。 119 00:07:44,789 --> 00:07:48,626 惜しかったわね。 そうだね。 まずは1勝。 120 00:07:48,626 --> 00:07:52,397 そしてマッチポイントだ。 次で私の勝利だね。 121 00:07:52,397 --> 00:07:55,567 終わったら 君のご両親に ご挨拶にいこうじゃないか。 122 00:07:55,567 --> 00:07:57,736 まだ学生ではあるが どうかな。 123 00:07:57,736 --> 00:08:00,405 君がよければ 週に何日かは一緒に暮らそうよ。 124 00:08:00,405 --> 00:08:02,407 楽しみだなあ アハハハ! 125 00:08:02,407 --> 00:08:04,743 インターバルに人生設計語るの やめてくれませんか!? 126 00:08:04,743 --> 00:08:06,745 はいスタート スタート! 127 00:08:08,747 --> 00:08:11,249 《よし あとは見晴らしのいい 場所へ行けばいい! 128 00:08:11,249 --> 00:08:13,752 撃ち合いになれば 腕の差がものをいう。 129 00:08:13,752 --> 00:08:16,921 ここは空間が広くて 長期戦になりやすい。 130 00:08:16,921 --> 00:08:19,758 速攻を旨とする真唯には やりづらいはずだ》 131 00:08:19,758 --> 00:08:22,761 真唯!? (銃声) 132 00:08:22,761 --> 00:08:26,598 チッ… 甘織か。 プレイ中の舌打ち 普通に怖い! 133 00:08:26,598 --> 00:08:31,269 (銃声) 134 00:08:31,269 --> 00:08:33,938 んっ… どうかな紗月。 135 00:08:33,938 --> 00:08:36,441 2人で先に れな子を倒すというのは。 136 00:08:36,441 --> 00:08:38,443 何を言っているの。 137 00:08:38,443 --> 00:08:40,445 あなたが勝ったら 勝負が終わってしまうでしょう。 138 00:08:40,445 --> 00:08:43,114 おや それは 私と正面から撃ち合って➨ 139 00:08:43,114 --> 00:08:45,116 勝つ自信がない ということかい? 140 00:08:45,116 --> 00:08:47,118 確率の高いほうを選びたいだけ。 (銃声) 141 00:08:47,118 --> 00:08:49,120 なるほど 確率ね。 142 00:08:49,120 --> 00:08:52,724 だがこれは 君の得意な勉強とは違うんだよ。 143 00:08:52,724 --> 00:08:55,393 何!? 144 00:08:55,393 --> 00:09:00,398 奇襲されたら逃げ場のない 狭い道と そうではない広い道。 145 00:09:00,398 --> 00:09:04,402 2つの道があるとしよう。 どちらかに敵が張り込んでいる。 146 00:09:04,402 --> 00:09:07,739 なんなの。 当然 誰もが後者を選ぶ。 147 00:09:07,739 --> 00:09:11,242 生き残る確率が高く 「正しい」選択だからね。 148 00:09:11,242 --> 00:09:14,746 けれどね紗月 本当に正しいのは➨ 149 00:09:14,746 --> 00:09:17,081 敵がいない道さ。 ハッ!? 150 00:09:17,081 --> 00:09:19,083 (銃声) 151 00:09:19,083 --> 00:09:21,753 くっ…! 1戦目 君は惜しくも➨ 152 00:09:21,753 --> 00:09:24,923 負けたと思っているだろう? 果たしてそうかな? 153 00:09:24,923 --> 00:09:27,592 君は確かに正解を選び続けている。 154 00:09:27,592 --> 00:09:29,928 だからこそ 私には➨ 155 00:09:29,928 --> 00:09:32,096 勝てないよ。 (銃声) 156 00:09:32,096 --> 00:09:34,098 あっ…。 157 00:09:34,098 --> 00:09:36,601 えと… その 立ってたからつい。 158 00:09:36,601 --> 00:09:39,270 うん まぁ こういうこともあるよね。 159 00:09:39,270 --> 00:09:42,273 《勝てた! これで私もマッチポイントだ!》 160 00:09:44,275 --> 00:09:47,278 トイレ 借りるわ。 どうぞ。 161 00:09:52,283 --> 00:09:54,619 (ドアの開閉音) 162 00:09:54,619 --> 00:09:57,121 紗月さん…。 163 00:09:59,624 --> 00:10:02,126 少し言い過ぎたかな。 164 00:10:02,126 --> 00:10:05,129 そうだよ あんなの…。 けれどね➨ 165 00:10:05,129 --> 00:10:08,132 ああ言えば楽に勝てると 思いついてしまったんだ。 166 00:10:08,132 --> 00:10:11,636 果たして勝利のために 万全を尽くさず手を抜くのが➨ 167 00:10:11,636 --> 00:10:15,807 彼女にとって喜ばしいことかな? それは…。 168 00:10:15,807 --> 00:10:19,811 もう少し肩の力を抜いて 生きればいいのにな。 169 00:10:19,811 --> 00:10:23,481 それができないから 紗月さんなんでしょ。 170 00:10:23,481 --> 00:10:25,817 間違いない。 171 00:10:25,817 --> 00:10:29,153 しかし私に 自由を教えてくれたのは➨ 172 00:10:29,153 --> 00:10:31,322 彼女だったんだけどな。 えっ…。 173 00:10:31,322 --> 00:10:34,826 昔の話さ。 まだ出会ったばかりのね。 174 00:10:34,826 --> 00:10:36,828 まったく…。 175 00:10:36,828 --> 00:10:39,831 どうしてこんなにも私に こだわるようになったのかな。 176 00:10:39,831 --> 00:10:45,169 紗月さん ちょっと遅くない? そうだな。 177 00:10:45,169 --> 00:10:47,839 しばらく 一人にしてあげようと思って。 178 00:10:47,839 --> 00:10:51,442 えっ 一人って…。 179 00:10:51,442 --> 00:10:54,612 ハッ…! わ 私 ちょっと見てくる。 180 00:10:54,612 --> 00:10:56,814 放っておいたほうが。 やだ! 181 00:10:58,783 --> 00:11:01,119 だ だって 真唯は来てくれたじゃん。 182 00:11:01,119 --> 00:11:03,922 私が屋上に逃げ出したときに ちゃんと。 183 00:11:05,957 --> 00:11:07,959 私はうれしかったよ。 184 00:11:07,959 --> 00:11:11,963 そうか。 では君の選択を尊重しよう。 185 00:11:11,963 --> 00:11:15,166 私の言葉は きっと届かない。 186 00:11:19,804 --> 00:11:23,641 あの… 紗月さん? 187 00:11:23,641 --> 00:11:25,977 紗月さん! ごめんなさい。 188 00:11:25,977 --> 00:11:29,981 すぐに戻るわ。 次の試合はどうしようかなって➨ 189 00:11:29,981 --> 00:11:31,983 考えていただけだから。 190 00:11:31,983 --> 00:11:37,822 私だって頑張っていたのよ。 うん すごく上達してた。 191 00:11:37,822 --> 00:11:41,326 だけど 真唯には勝てないわ。 あっ…。 192 00:11:41,326 --> 00:11:44,162 アルバイトをしていたの。 えっ? 193 00:11:44,162 --> 00:11:46,164 テスト期間もね。 194 00:11:46,164 --> 00:11:49,334 店長は休んでいいって 言ってくれたのだけど➨ 195 00:11:49,334 --> 00:11:52,270 自分が決めたことを 曲げたくなかったから。 196 00:11:52,270 --> 00:11:54,439 そう なんだ…。 197 00:11:54,439 --> 00:11:58,276 ちゃんと勉強もして そのうえで練習もしていたのよ。 198 00:11:58,276 --> 00:12:00,612 そっか… すごいね。 199 00:12:00,612 --> 00:12:03,948 紗月さんはすごいよ。 でも そんなのはきっと➨ 200 00:12:03,948 --> 00:12:06,951 逃げ場を 作っておいただけなんだわ。 201 00:12:06,951 --> 00:12:08,953 そんな…。 202 00:12:08,953 --> 00:12:12,623 すべてを懸けて真唯と勝負して それで負けてしまったら➨ 203 00:12:12,623 --> 00:12:15,293 私は寄る辺を失ってしまうから。 204 00:12:15,293 --> 00:12:17,628 ⸨すごく 楽しい⸩ 205 00:12:17,628 --> 00:12:20,798 《私がバカだった。 206 00:12:20,798 --> 00:12:25,136 私が勝ちさえすれば 2人を仲直りさせられるって…。 207 00:12:25,136 --> 00:12:29,140 そんなの全然違った。 私が勝ったとしても➨ 208 00:12:29,140 --> 00:12:32,977 紗月さんは二度と 真唯と対等の関係ではいられない。 209 00:12:32,977 --> 00:12:35,146 友達じゃいられなくなる》 210 00:12:35,146 --> 00:12:39,317 紗月さん… 諦めちゃダメだよ。 211 00:12:39,317 --> 00:12:41,652 何 それ。 212 00:12:41,652 --> 00:12:44,656 もし 今日勝てなくても 明日は引き分けで➨ 213 00:12:44,656 --> 00:12:46,657 その次は勝てるかもしれない! 214 00:12:46,657 --> 00:12:48,826 ずっと そう思っていたのよ。 215 00:12:48,826 --> 00:12:50,762 だけど相手は…。 真唯だけど! 216 00:12:50,762 --> 00:12:53,097 でも 紗月さんに 諦めてほしくない! 217 00:12:53,097 --> 00:12:56,100 ずっと見返してやりたいって 思ってたんでしょ。 218 00:12:56,100 --> 00:12:58,102 諦めちゃダメだよ。 219 00:12:58,102 --> 00:13:01,272 私も あの真唯が負けて 悔しがるところ 絶対に見たい! 220 00:13:01,272 --> 00:13:03,274 そんなこと 今更。 221 00:13:03,274 --> 00:13:05,610 紗月さんが私を 巻き込んだんじゃん! 222 00:13:05,610 --> 00:13:08,446 それで私 友達を裏切ってまで 手を貸してさ! 223 00:13:08,446 --> 00:13:11,115 ずっとずっと すっごく気まずかったんだから! 224 00:13:11,115 --> 00:13:17,955 《そうだ… 私たちは 最初から共犯者だったんだ》 225 00:13:17,955 --> 00:13:20,124 だから一人で諦めないでよ! (ドアをたたく音) 226 00:13:20,124 --> 00:13:22,126 今日負けたって 不敵に笑って。 (ドアをたたく音) 227 00:13:22,126 --> 00:13:24,128 「次は勝つわ」って言ってよ! 228 00:13:24,128 --> 00:13:27,465 あんな 顔がいいだけの 俺様野郎なんかに➨ 229 00:13:27,465 --> 00:13:29,801 心折れないでよ! (ドアをたたく音) 230 00:13:29,801 --> 00:13:34,305 《私は 前を向いて歩く 紗月さんのことが好きなんだ》 231 00:13:34,305 --> 00:13:36,307 ねぇ 紗月さん! 232 00:13:36,307 --> 00:13:39,310 えっ? あっ…。 あっ… わわっ。 233 00:13:39,310 --> 00:13:42,814 何しているの あなた。 す すみません。 234 00:13:42,814 --> 00:13:45,316 なんか 気持ちが 高ぶってしまって。 235 00:13:45,316 --> 00:13:47,985 って あれ…? 236 00:13:47,985 --> 00:13:50,588 なぜ離してくれないんですか…。 237 00:13:50,588 --> 00:13:54,258 あなたの大声を聞いて 一つ思い出した気がするわ。 238 00:13:54,258 --> 00:13:56,260 質問に答える気がない! 239 00:13:56,260 --> 00:13:59,430 えっ それは…? 王塚真唯は➨ 240 00:13:59,430 --> 00:14:02,767 自分が思っているほど 大した女じゃないってこと。 241 00:14:02,767 --> 00:14:04,769 紗月さん…。 242 00:14:04,769 --> 00:14:07,271 よくも言いたい放題 言ってくれたわね。 243 00:14:07,271 --> 00:14:10,608 甘織のくせに。 えっ…!? ご ごめんなさい。 244 00:14:10,608 --> 00:14:14,612 いいわ 別に。 そういうところ嫌いじゃないから。 245 00:14:18,282 --> 00:14:22,286 なぜ!? 特に意味はないわ。 景気づけね。 246 00:14:22,286 --> 00:14:25,790 な なんなんですか! 考えてみれば➨ 247 00:14:25,790 --> 00:14:29,127 私だけ心を折られかけるなんて 不条理よね。 248 00:14:29,127 --> 00:14:32,630 ちゃんと真唯の心も バッキバキにへし折ってやらないと。 249 00:14:32,630 --> 00:14:35,800 何する気ですか!? 決まっているわ。 250 00:14:35,800 --> 00:14:39,804 戦争の続きでしょう。 251 00:14:39,804 --> 00:14:42,807 (ドアの開く音) 252 00:14:42,807 --> 00:14:44,809 やあ 遅かったじゃないか。 (ドアの閉まる音) 253 00:14:44,809 --> 00:14:47,979 私を倒すための作戦は 思いついたかい? 254 00:14:47,979 --> 00:14:50,248 ええ おかげさまでね。 255 00:14:50,248 --> 00:14:53,417 《なぬ!?》 ほう それは楽しみだ。 256 00:14:53,417 --> 00:14:55,753 それにしても れな子➨ 257 00:14:55,753 --> 00:14:58,556 ずいぶん汗をかいているね。 そうね。 258 00:15:00,591 --> 00:15:02,760 抱いていたから 甘織を。 259 00:15:02,760 --> 00:15:04,762 《いやいやいや 何それ! 260 00:15:04,762 --> 00:15:07,098 いくらなんでもそんな 見え見えの当てつけ効くわけ…》 261 00:15:07,098 --> 00:15:09,267 ほ ほう ほほ ほう? 《効いてる!》 262 00:15:09,267 --> 00:15:12,603 いくらなんでも 言い方が悪いぞ 紗月。 263 00:15:12,603 --> 00:15:16,774 でも唇にキスはしたわ。 ねぇ 甘織? 264 00:15:16,774 --> 00:15:19,777 しましたけれども…。 れな子…? うっ。 265 00:15:19,777 --> 00:15:21,779 ゲ ゲーム スタート! 266 00:15:23,781 --> 00:15:25,783 ねぇ甘織。 267 00:15:25,783 --> 00:15:28,786 どうして私がこんなに真唯と 張り合うようになったか➨ 268 00:15:28,786 --> 00:15:30,788 教えてあげるわ。 えっ!? 269 00:15:30,788 --> 00:15:32,957 今 始まったばっかですけど!? 270 00:15:32,957 --> 00:15:37,128 昔の真唯は それこそ 絵に描いたようなお嬢様でね。 271 00:15:37,128 --> 00:15:40,298 待て紗月 何を語ろうとしているんだ。 272 00:15:40,298 --> 00:15:45,303 あなたがいちばん… いえ 唯一かわいかった時代の話よ。 273 00:15:45,303 --> 00:15:47,972 《集中…! こんなの罠に決まってる!》 274 00:15:47,972 --> 00:15:52,743 あのころの真唯も 今と同じ人気者でね。 275 00:15:52,743 --> 00:15:56,581 けれど 毎日 モデルの仕事や習い事で。 276 00:15:56,581 --> 00:16:00,585 子ども心にも 大変そうだと思ってたわ。 277 00:16:00,585 --> 00:16:02,587 ママは私の可能性を➨ 278 00:16:02,587 --> 00:16:05,089 できるかぎり伸ばしてくれようと していたんだ。 279 00:16:05,089 --> 00:16:07,258 でも 窮屈だったんでしょう? 280 00:16:07,258 --> 00:16:10,428 君たちを羨ましいとは 思っていたかな。 281 00:16:10,428 --> 00:16:14,265 だから あんなムチャをしたのよね。 若気の至りさ。 282 00:16:14,265 --> 00:16:16,434 《ぐっ 集中力が すごいそがれる!》 283 00:16:16,434 --> 00:16:18,436 ある日 真唯がね…。 284 00:16:18,436 --> 00:16:21,939 「今日は大丈夫だから」って 私たちと遊んだの。 285 00:16:21,939 --> 00:16:23,941 みんな それは喜んだわ。 286 00:16:23,941 --> 00:16:27,445 けれど真唯は ずっとどこか うわの空でね。 287 00:16:27,445 --> 00:16:31,115 夕暮れになって みんな帰っていって➨ 288 00:16:31,115 --> 00:16:33,951 私と真唯だけが残った。 289 00:16:33,951 --> 00:16:37,455 そうしたら真唯は 泣きそうな顔で言ったの。 290 00:16:37,455 --> 00:16:40,958 「今日は帰れない」って。 な なんで? 291 00:16:40,958 --> 00:16:44,462 真唯はね 放課後の仕事をサボったのよ。 292 00:16:44,462 --> 00:16:48,132 さすがにもう 我慢の限界だったのよね。 293 00:16:48,132 --> 00:16:51,068 子どもだったんだよ。 幼稚な反抗さ。 294 00:16:51,068 --> 00:16:53,904 それで… 紗月さんは? 295 00:16:53,904 --> 00:16:56,407 真唯を家に連れて帰ったわ。 296 00:16:56,407 --> 00:16:59,911 我が家を見せるのは かなり恥ずかしかったけれどね。 297 00:16:59,911 --> 00:17:02,913 初めて友達の家に 遊びにいったんだ。 298 00:17:02,913 --> 00:17:04,915 それはもう緊張してたよ。 299 00:17:04,915 --> 00:17:08,586 ただ おばさんは ずっと優しかったな。 300 00:17:08,586 --> 00:17:10,588 もちろん君もだ。 301 00:17:10,588 --> 00:17:12,757 そ それから? 302 00:17:12,757 --> 00:17:16,260 真唯のお母様がやってきたのよ。 303 00:17:16,260 --> 00:17:20,765 まるで感情もなく 「この度はご迷惑を」って。 304 00:17:20,765 --> 00:17:24,769 大人って そういうときは 怒るものだと思っていたから➨ 305 00:17:24,769 --> 00:17:26,771 本当に怖くて…。 306 00:17:26,771 --> 00:17:29,440 私も あんなママは初めてだったよ。 307 00:17:29,440 --> 00:17:33,944 今思えば 私にムチャをさせ過ぎたと 反省していたんだろうな。 308 00:17:33,944 --> 00:17:35,947 不器用な人だから。 309 00:17:35,947 --> 00:17:40,284 それで どうしたの? 紗月がね 私をかばったんだ。 310 00:17:40,284 --> 00:17:42,787 えっ 紗月さんが? ああ。 311 00:17:42,787 --> 00:17:45,623 ⸨真唯は悪いことなんて してません! 312 00:17:45,623 --> 00:17:49,126 子どもは遊ぶのが仕事だって お母さん いつも言ってます! 313 00:17:49,126 --> 00:17:52,563 だから真唯に ひどいことしないでください! 314 00:17:52,563 --> 00:17:55,566 真唯は どこにも行かなくていいからね! 315 00:17:55,566 --> 00:17:57,568 うちの子になっちゃえば いいんだよ! 316 00:17:57,568 --> 00:18:01,072 私がずっと 一緒にいてあげるから!⸩ 317 00:18:01,072 --> 00:18:04,909 あれ以来だな 紗月。 何が? 318 00:18:04,909 --> 00:18:07,244 私が孤立しそうになると➨ 319 00:18:07,244 --> 00:18:11,082 君がいつだって近くにやってきて 私のことをおとしめる。 320 00:18:11,082 --> 00:18:14,585 私など 大したことのない女だと。 321 00:18:14,585 --> 00:18:17,588 そりゃあね。 あんなに泣きわめいていた女が➨ 322 00:18:17,588 --> 00:18:19,757 大人ぶっていても しかたないわ。 323 00:18:19,757 --> 00:18:21,759 だけど君こそ➨ 324 00:18:21,759 --> 00:18:24,428 私に張り合おうと大人ぶるのを やめようとはしない。 325 00:18:24,428 --> 00:18:27,264 なぜだい? あなたが大人ぶるからよ。 326 00:18:27,264 --> 00:18:31,268 私がつきあってあげているの。 なぜ そんなことを。 327 00:18:31,268 --> 00:18:34,772 だって…。 328 00:18:34,772 --> 00:18:38,442 そうしないと いつかまた あなたが独りになったとき➨ 329 00:18:38,442 --> 00:18:40,444 そばにいてあげられないでしょう。 330 00:18:44,115 --> 00:18:46,283 《つまり紗月さんは➨ 331 00:18:46,283 --> 00:18:49,453 真唯が決して 独りにならないように…》 332 00:18:49,453 --> 00:18:51,389 フッ…。 333 00:18:51,389 --> 00:18:54,058 やはり君は 知り合ったころから変わらない。 334 00:18:54,058 --> 00:18:56,560 ずっと 優しい人だ。 335 00:18:56,560 --> 00:18:59,730 紗月さん 真唯のこと好きすぎじゃん。 336 00:18:59,730 --> 00:19:01,732 別に どうだっていいわ。 337 00:19:01,732 --> 00:19:04,068 これは私が決めたことで➨ 338 00:19:04,068 --> 00:19:07,571 私が真唯に恩を売るために やっているわけじゃないもの。 339 00:19:07,571 --> 00:19:12,576 それに わざわざ口に出すのは 恥ずかしいし。 フフッ…。 340 00:19:12,576 --> 00:19:16,247 でも ようやくわかったよ 君の本当の気持ちが。 341 00:19:16,247 --> 00:19:19,250 言ってくれてありがとう。 フフッ。 342 00:19:19,250 --> 00:19:21,252 (銃声) 343 00:19:21,252 --> 00:19:24,255 えっ? はっ? 344 00:19:24,255 --> 00:19:27,425 バーカ! 油断したわね~! 345 00:19:27,425 --> 00:19:29,427 な なな…!? 君は➨ 346 00:19:29,427 --> 00:19:33,431 私のことが大好きなんじゃ…。 それはそれ! これはこれよ! 347 00:19:33,431 --> 00:19:35,766 何が 「ずっと一緒にいてあげる」よ! 348 00:19:35,766 --> 00:19:39,437 一緒にいてもね 負けに負けに 負けに負け続けたら➨ 349 00:19:39,437 --> 00:19:42,106 そんなの悔しくなるに 決まっているでしょうが! 350 00:19:42,106 --> 00:19:46,444 これだから 頭にお花畑が 咲き誇っている女は! 351 00:19:46,444 --> 00:19:49,613 私が善意100パーセントの女に見える!? 352 00:19:49,613 --> 00:19:52,450 私に土をつけるためだけに➨ 353 00:19:52,450 --> 00:19:55,286 ずっと胸に秘めていた思いを 話したのか? 354 00:19:55,286 --> 00:19:57,288 この一発のためだけに!? 355 00:19:57,288 --> 00:19:59,623 その顔を見るためだったら➨ 356 00:19:59,623 --> 00:20:02,626 安いものだったわね~! あんまりだ! 357 00:20:02,626 --> 00:20:05,629 どう? 私に だまし討ちされた気分は!? 358 00:20:05,629 --> 00:20:08,966 悲しい? 悔しい? それとも傷ついた!? 359 00:20:08,966 --> 00:20:11,135 私は最高の気分よ! 360 00:20:11,135 --> 00:20:14,805 あの日 あなたを家に連れて帰って 本当によかった! 361 00:20:14,805 --> 00:20:17,475 君はどうして そんなに意地悪なんだ! 362 00:20:17,475 --> 00:20:19,977 《これか… 紗月さんが言ってた➨ 363 00:20:19,977 --> 00:20:22,646 真唯の心を バッキバキに折るっていうのは。 364 00:20:22,646 --> 00:20:25,983 でも紗月さんが 真唯のことを好きっていうのも➨ 365 00:20:25,983 --> 00:20:28,986 真唯を家に連れて帰って よかったっていうのも➨ 366 00:20:28,986 --> 00:20:32,156 本当のことなんだろうな》 367 00:20:32,156 --> 00:20:36,160 それじゃあ紗月さん 今度は私との一対一だね。 368 00:20:40,998 --> 00:20:44,001 甘織。 何? えぇと…。 369 00:20:44,001 --> 00:20:48,672 好きよ 大好き 甘織ラブ。 雑ぅ! どこがだか言ってみてよ! 370 00:20:48,672 --> 00:20:51,108 そうね…。 371 00:20:51,108 --> 00:20:56,113 まるで考えなしで 人づきあいも 下手で 無鉄砲のうえ➨ 372 00:20:56,113 --> 00:20:59,950 とことん実力不足だけど。 うん。 373 00:20:59,950 --> 00:21:04,788 でも 自分の弱さを知っているから 誰よりも優しくて…。 374 00:21:04,788 --> 00:21:07,124 いつだって こっちが恥ずかしくなるぐらい➨ 375 00:21:07,124 --> 00:21:10,294 ひたむきなところ かしらね。 376 00:21:10,294 --> 00:21:12,796 そっかぁ…。 377 00:21:12,796 --> 00:21:14,798 ありがと~! 378 00:21:14,798 --> 00:21:16,800 (銃声) 379 00:21:16,800 --> 00:21:18,802 はぁ…! 380 00:21:18,802 --> 00:21:20,804 アハハ…。 フッ…。 381 00:21:22,806 --> 00:21:24,975 ついに夏休みですねぇ! 382 00:21:24,975 --> 00:21:28,479 紗月ちゃんは何か予定あるの? そうね。 383 00:21:28,479 --> 00:21:30,814 浴びるほど本を読みたいわ。 384 00:21:30,814 --> 00:21:33,484 水風呂に入りながら 一日中でもね。 385 00:21:33,484 --> 00:21:37,488 湿気で本が傷まないかい? 窓を開けているし➨ 386 00:21:37,488 --> 00:21:40,991 ブックスタンドもあるから平気よ。 そっ そうそう。 387 00:21:40,991 --> 00:21:43,327 紗月さんちのお風呂って すごいんだよ~。 388 00:21:43,327 --> 00:21:46,330 確かに。 紗月は凝り性だからな。 389 00:21:46,330 --> 00:21:49,333 ところでどうして れな子が知っているんだい? 390 00:21:49,333 --> 00:21:51,602 えっ? 別に。 391 00:21:51,602 --> 00:21:54,772 甘織がうちに 遊びにきたっていうだけ。 392 00:21:54,772 --> 00:21:59,276 不思議じゃないでしょ。 友達を家に招くぐらい。 393 00:21:59,276 --> 00:22:01,779 と… 友達…。 394 00:22:01,779 --> 00:22:05,783 さ 紗月さぁ~ん! えっ ちょっ れなちん泣いてる!? 395 00:22:05,783 --> 00:22:09,119 な なんなの あなた。 だ だってぇ。 396 00:22:09,119 --> 00:22:12,790 紗月さんが友達って 友達って言ってくれたからぁ~。 397 00:22:12,790 --> 00:22:17,294 たったそんなことで? 大事なことだも~ん! 398 00:22:17,294 --> 00:22:19,797 ホント 変なヤツ。 399 00:22:19,797 --> 00:22:23,467 ヘヘヘ…。 それより なんなのよ今日は。 400 00:22:23,467 --> 00:22:27,304 私のグループ復帰祝いなんて 言わないわよね。 401 00:22:27,304 --> 00:22:29,473 そんなことは言わないさ。 402 00:22:29,473 --> 00:22:33,477 何これ? 誕生日おめでとう 紗月。 403 00:22:33,477 --> 00:22:36,981 忙しくて… 忘れてた。 404 00:22:36,981 --> 00:22:40,818 紗月ちゃん お誕生日 おめでとう。 おめでと~! 405 00:22:40,818 --> 00:22:44,488 ありがとう2人とも。 とてもうれしいわ。 406 00:22:44,488 --> 00:22:47,324 友達の紗月さん 友達の私からも! 407 00:22:47,324 --> 00:22:49,994 友情の証し! ウザぁ。 ひどい! 408 00:22:49,994 --> 00:22:52,930 (香穂)なんとか 今日に間に合ってよかった! 409 00:22:52,930 --> 00:22:55,099 ずっとハラハラしてたんだから! 410 00:22:55,099 --> 00:22:58,268 あなたたち それで…。 まぁ! ねっ! 411 00:22:58,268 --> 00:23:00,771 ありがとね みんな。 412 00:23:00,771 --> 00:23:04,275 (香穂)さーちゃんが てれてる! あのころとは違って➨ 413 00:23:04,275 --> 00:23:07,444 私たちの周りには たくさんの友達がいる。 414 00:23:07,444 --> 00:23:10,447 独りぼっちになんて ならないよ 紗月。 415 00:23:10,447 --> 00:23:13,951 そうなのかもしれないわね。 416 00:23:13,951 --> 00:23:15,953 フッ…。 417 00:23:15,953 --> 00:23:18,122 (紗月)そういえば 真唯。 418 00:23:18,122 --> 00:23:20,958 私も 渡す物があるのよ。 419 00:23:20,958 --> 00:23:23,294 あなたどうせ➨ 420 00:23:23,294 --> 00:23:25,963 ゲームの練習に 夢中になって いたんでしょう? 421 00:23:25,963 --> 00:23:28,298 テストの結果…。 422 00:23:28,298 --> 00:23:30,300 惜しかったわね。 423 00:23:30,300 --> 00:23:32,803 私は ちゃんと全部 頑張っていたもの。 424 00:23:32,803 --> 00:23:34,805 うぅ…。 425 00:23:34,805 --> 00:23:38,909 初めて勝ったわね あなたに フフッ。