1 00:00:02,002 --> 00:00:05,505 (ノックとドアの開く音) 2 00:00:05,505 --> 00:00:07,508 (クレア)うん? 3 00:00:07,508 --> 00:00:10,611 (レイ)クレア様 おはようございます。 4 00:00:14,348 --> 00:00:17,017 んっ。 すみません クレア様。 5 00:00:17,017 --> 00:00:21,021 大丈夫ですか? あなたじゃ まだまだですわね。 6 00:00:21,021 --> 00:00:24,124 こんなこと レーネなら…。 あっ。 7 00:00:26,360 --> 00:00:28,362 ああ…。 8 00:00:28,362 --> 00:00:30,364 んっ…。 9 00:00:30,364 --> 00:00:33,533 《レイ:レーネが去って しばらくがたつ。 10 00:00:33,533 --> 00:00:38,038 が いまだにクレア様のお心は 晴れないままだ》 11 00:00:38,038 --> 00:00:42,376 そうだ! クレア様 何か甘いものでも 作りましょうか? 12 00:00:42,376 --> 00:00:45,879 なんですの? 急に。 フォンダン・オ・ショコラか➡ 13 00:00:45,879 --> 00:00:47,881 はたまたクレームブリュレか。 14 00:00:47,881 --> 00:00:50,884 あっ いっそのこと 両方 作っちゃいます? 15 00:00:50,884 --> 00:00:53,186 あっ クレームブリュレ…。 16 00:00:59,559 --> 00:01:03,997 うっ…。 クレア様! ここは ひとつ 元気出していきましょう! 17 00:01:03,997 --> 00:01:05,999 わたくしは元気ですわよ。 18 00:01:05,999 --> 00:01:09,670 ええっと じゃあ… ハグしていいですか? 19 00:01:09,670 --> 00:01:11,672 はあ? いいわけないでしょ。 20 00:01:11,672 --> 00:01:14,007 う~ん だったら…。 21 00:01:14,007 --> 00:01:16,677 クレア様 好きです! はいはい。 22 00:01:16,677 --> 00:01:18,679 わたくしは嫌いですわよ。 23 00:01:18,679 --> 00:01:23,850 まったく もう… あなたは相変わらずですわね。 24 00:01:23,850 --> 00:01:27,187 ふざけてないで きちんと仕事なさい。 25 00:01:27,187 --> 00:01:32,359 はい! そういえば クレア様 お手紙が届いてましたよ。 26 00:01:32,359 --> 00:01:34,861 差出人は? 27 00:01:34,861 --> 00:01:36,863 んっ…。 28 00:01:39,199 --> 00:01:41,868 マナリア=スース様です。 あっ…。 29 00:01:41,868 --> 00:01:43,870 お姉様から!? 30 00:01:45,872 --> 00:01:51,044 (マナリア)「僕のかわいいクレア。 愛しい君。 元気だろうか? 31 00:01:51,044 --> 00:01:55,549 報告が遅れたね。 驚かせてすまない。 32 00:01:55,549 --> 00:01:58,552 心は いつも あのころのまま。 33 00:01:58,552 --> 00:02:02,356 君と共に。 愛をこめて」。 34 00:02:05,993 --> 00:02:09,596 《レイ:あの人が 来る》 35 00:03:46,026 --> 00:03:48,028 (みんな)わあ~。 36 00:03:48,028 --> 00:03:50,030 ウフッ。 37 00:03:50,030 --> 00:03:54,701 (マナリア)はじめまして マナリア=スースです。 よろしく。 38 00:03:54,701 --> 00:03:57,370 (トリッド)ご存じの方も 多いでしょうが➡ 39 00:03:57,370 --> 00:04:01,808 マナリア様は スース王国第一王女で あらせられます。 40 00:04:01,808 --> 00:04:06,980 皆さん 失礼のないよう…。 お気遣いは無用ですよ トリッド先生。 41 00:04:06,980 --> 00:04:10,484 第一王女といっても 名ばかりですから。 42 00:04:10,484 --> 00:04:15,655 僕は後継者争いに巻き込まれて やっかい払いされた身なんです。 43 00:04:15,655 --> 00:04:17,657 ああ…。 そういうわけですから➡ 44 00:04:17,657 --> 00:04:19,993 僕はもう王女ではありません。 45 00:04:19,993 --> 00:04:24,498 皆さん どうか友人として 仲よくしてください。 46 00:04:24,498 --> 00:04:28,168 お姉様! フフッ。 47 00:04:28,168 --> 00:04:30,170 クレア 久しぶり。 48 00:04:30,170 --> 00:04:34,174 お久しゅうございますわ! お元気そうで何よりです。 49 00:04:34,174 --> 00:04:36,176 フフッ ありがとう。 50 00:04:36,176 --> 00:04:39,679 クレア 君は ますます 美しくなったね。 51 00:04:39,679 --> 00:04:43,016 まあ お姉様ったら…。 (女子生徒たち)わあ~。 52 00:04:43,016 --> 00:04:46,019 うん? そちらは? 53 00:04:46,019 --> 00:04:50,357 わたくしの使用人ですわ。 ほら 自己紹介しなさい。 54 00:04:50,357 --> 00:04:54,361 レイ=テイラーと申します。 よろしくお願いします。 55 00:04:54,361 --> 00:04:58,198 愛するクレア様の下僕です。 56 00:04:58,198 --> 00:05:00,634 下僕? ちょっと 平民。 57 00:05:00,634 --> 00:05:03,136 お姉様に なんてこと 吹き込んでいますのよ! 58 00:05:03,136 --> 00:05:07,140 あれ? 「クレア様の愛の奴隷」の ほうが よかったですか? 59 00:05:07,140 --> 00:05:11,144 いいわけないでしょう! どちらも却下! 却下ですわ! 60 00:05:11,144 --> 00:05:14,147 え~? じゃあ 私は クレア様の なんなんです? 61 00:05:14,147 --> 00:05:16,316 ただの使用人ですわよ! 62 00:05:16,316 --> 00:05:19,152 あっ…。 アハハ…。 63 00:05:19,152 --> 00:05:24,324 (2人)うん? 君 レイだっけ? おもしろいね。 64 00:05:24,324 --> 00:05:26,493 確かに…。 65 00:05:26,493 --> 00:05:31,164 「ただの使用人」じゃ ないみたいだ。 フッ。 66 00:05:31,164 --> 00:05:33,667 (クレア)お姉様を差し置いて➡ 67 00:05:33,667 --> 00:05:36,503 あのような愚鈍な者を 後継者に据えるなど➡ 68 00:05:36,503 --> 00:05:39,839 スース王は 何も わかっていらっしゃいませんわ。 69 00:05:39,839 --> 00:05:45,011 (マナリア)アハハ そう言わないでよ。 僕は本妻の子ではないんだし。 70 00:05:45,011 --> 00:05:49,015 しかし…。 僕はね ややこしいお家騒動から➡ 71 00:05:49,015 --> 00:05:52,519 離れられて むしろ清々してるんだよ。 72 00:05:52,519 --> 00:05:56,189 ねぇ そんなことより レイのことを教えてよ。 んっ…。 73 00:05:56,189 --> 00:05:59,192 平民なのに この学校に入れるなんて➡ 74 00:05:59,192 --> 00:06:02,462 さぞかし優秀なんだろう? とんでもない。 75 00:06:02,462 --> 00:06:04,798 お姉様には遠く及びませんわ。 76 00:06:04,798 --> 00:06:07,968 いいですこと? たかだかデュアルキャスター程度で➡ 77 00:06:07,968 --> 00:06:09,970 調子に乗るんじゃありませんわよ。 78 00:06:09,970 --> 00:06:13,974 お姉様は世界で唯一の 四属性を持つ➡ 79 00:06:13,974 --> 00:06:16,309 クアッドキャスターなのですから! 80 00:06:16,309 --> 00:06:20,981 《まるで我がことのように 誇らしげなクレア様 かわいい》 81 00:06:20,981 --> 00:06:23,650 ちょっと 聞いてますの? はい 好きです! 82 00:06:23,650 --> 00:06:26,820 聞いてませんわね!? フフフ…。 83 00:06:26,820 --> 00:06:29,990 魔法の素質は生まれながらだろ? (レレア)ふゆ~ ふゆ~。 84 00:06:29,990 --> 00:06:32,993 自分の力で 手に入れたわけじゃないし➡ 85 00:06:32,993 --> 00:06:36,162 誇る気はないな。 何をおっしゃいますの? 86 00:06:36,162 --> 00:06:39,165 お姉様は神に祝福された 存在なのですわ。 87 00:06:39,165 --> 00:06:42,002 アハハ 大げさだよ。 いいえ。 88 00:06:42,002 --> 00:06:45,338 うん? 少なくとも わたくしにとって➡ 89 00:06:45,338 --> 00:06:50,010 お姉様との出会いは 何事にも変えがたいことでしたわ。 90 00:06:50,010 --> 00:06:55,849 幼い頃 母を亡くしたわたくしは 泣くことすらできず➡ 91 00:06:55,849 --> 00:06:58,518 ただただ自分を責めていました。 92 00:06:58,518 --> 00:07:02,122 《そのころのことは ゲーム内では語られずに➡ 93 00:07:02,122 --> 00:07:05,125 設定資料のみに記されている。 94 00:07:05,125 --> 00:07:10,463 当時 ドル様が多忙を極めたため 幼かったクレア様は➡ 95 00:07:10,463 --> 00:07:14,801 一時的に遠縁のラーナック伯爵家に 預けられることになった》 96 00:07:14,801 --> 00:07:16,803 (ドアの閉まる音) 97 00:07:16,803 --> 00:07:19,306 《マナリア様のご実家である》 98 00:07:21,808 --> 00:07:23,810 ⦅はぁ…。 99 00:07:23,810 --> 00:07:26,479 あっ。 ああ…。 100 00:07:26,479 --> 00:07:29,316 はじめまして お嬢様。 101 00:07:29,316 --> 00:07:32,819 どうして そんなに 悲しい顔をしているの? 102 00:07:40,160 --> 00:07:44,064 わたくし… お母様に ひどいことを…。 103 00:07:45,999 --> 00:07:49,803 わたくしは… わたくしは許せませんわ。 104 00:07:54,674 --> 00:07:58,511 あっ…。 誰も クレアを責めてないよ。 105 00:07:58,511 --> 00:08:00,447 誰も。 106 00:08:00,447 --> 00:08:03,116 うっ… ううっ…⦆ 107 00:08:03,116 --> 00:08:11,524 (泣き声) 108 00:08:13,460 --> 00:08:15,795 わたくしは そのお言葉に➡ 109 00:08:15,795 --> 00:08:19,299 救われたのですわ。 あっ…。 110 00:08:19,299 --> 00:08:24,137 そうか。 あれから もう 10年たったんだね。 ええ。 111 00:08:24,137 --> 00:08:28,308 その後も わたくしが いつまでたっても泣きやまなくて。 112 00:08:28,308 --> 00:08:30,810 (泣き声) 113 00:08:30,810 --> 00:08:32,812 ⦅あっ。 114 00:08:38,985 --> 00:08:43,289 我は今ここに 汝を守り通すことを誓う。 115 00:08:45,492 --> 00:08:47,660 フフッ。 116 00:08:47,660 --> 00:08:50,063 ああ…⦆ 117 00:08:51,998 --> 00:08:56,503 そのお姿が わたくしには 本当にまぶしくて。 118 00:08:58,505 --> 00:09:04,444 ⦅レーネ レーネ! わたくし 王子様に出会いましたの!⦆ 119 00:09:04,444 --> 00:09:07,447 アッハハハ そうそう。 120 00:09:07,447 --> 00:09:11,451 クレアは僕のこと 男の子だと 勘違いしてたんだよね。 121 00:09:11,451 --> 00:09:15,288 だって お姉様が まるで おとぎ話の王子様のように➡ 122 00:09:15,288 --> 00:09:17,624 すてきだったんですもの。 123 00:09:17,624 --> 00:09:19,959 (2人の笑い声) 124 00:09:19,959 --> 00:09:23,563 あのあと ビックリしましたわ。 そうだったの? 125 00:09:29,135 --> 00:09:32,972 ねぇねぇ 聞いた? マナリア様とおっしゃるんですって。 126 00:09:32,972 --> 00:09:35,975 スース王国の王女様でしょ? 127 00:09:35,975 --> 00:09:38,645 本当? そうみたい。 あっ。 128 00:09:38,645 --> 00:09:41,481 君 大丈夫? あっ…。 129 00:09:41,481 --> 00:09:44,651 ああ… はい! だだだだ… 大丈夫です! 130 00:09:44,651 --> 00:09:49,489 そう よかった。 気をつけてね かわいい人。 131 00:09:49,489 --> 00:09:51,658 (2人)わあ~。 132 00:09:51,658 --> 00:09:55,495 (女子生徒たち)わあ~。 ごめん。 待たせたね クレア。 133 00:09:55,495 --> 00:09:58,498 いいえ とんでもありませんわ。 134 00:09:58,498 --> 00:10:08,007 ♬~ 135 00:10:08,007 --> 00:10:10,009 (女子生徒たち)わあ~。 136 00:10:14,514 --> 00:10:16,516 (女子生徒たち)わあ~。 137 00:10:16,516 --> 00:10:18,518 フフフッ。 138 00:10:18,518 --> 00:10:23,857 近々行われるアモルの祭式に向けて 授業でも 『アモルの詩』と➡ 139 00:10:23,857 --> 00:10:27,026 それにちなんだ詩の数々を 取り上げたいと思います。 140 00:10:27,026 --> 00:10:29,863 《レイ》 んっ? 141 00:10:29,863 --> 00:10:33,199 《ちょっと いいかな。 突然ごめん。 142 00:10:33,199 --> 00:10:37,036 魔法で 君の心に 直接 呼びかけているんだ。 143 00:10:37,036 --> 00:10:41,207 あっ 別に心の中をのぞいたりは できないから安心して》 144 00:10:41,207 --> 00:10:46,212 《レイ:存じております。 念話… 風属性の魔法ですね》 145 00:10:46,212 --> 00:10:49,549 《へえ~。 念話のやり方 わかるんだ》 146 00:10:49,549 --> 00:10:53,052 《チャンネルを マナリア様が つなげてくださっているので➡ 147 00:10:53,052 --> 00:10:56,055 私は それを利用するだけですが。 148 00:10:56,055 --> 00:10:58,725 それで 何か?》 《うん。 149 00:10:58,725 --> 00:11:00,827 君のことが知りたくて》 150 00:11:00,827 --> 00:11:02,829 《きたか…。 151 00:11:02,829 --> 00:11:06,666 マナリア様は ゲームにも ちゃんと登場する。 152 00:11:06,666 --> 00:11:10,670 彼女に協力してもらい 邪魔者を遠ざけ➡ 153 00:11:10,670 --> 00:11:13,173 王子たちとの逢瀬を重ねる➡ 154 00:11:13,173 --> 00:11:18,011 というのが ゲーム中盤以降の テクニックである。 155 00:11:18,011 --> 00:11:22,515 つまり彼女は 主人公の数少ない味方なのだ。 156 00:11:22,515 --> 00:11:26,186 が しかし 王子たちに無関心で➡ 157 00:11:26,186 --> 00:11:29,522 むしろ クレア様との逢瀬を 楽しみたい私としては➡ 158 00:11:29,522 --> 00:11:32,192 マナリア様の存在は重要ではない! 159 00:11:32,192 --> 00:11:36,529 というか クレア様からの好感度 抜群とか もう それ➡ 160 00:11:36,529 --> 00:11:39,866 ぶっちゃけ 敵でしょ!》 161 00:11:39,866 --> 00:11:44,537 《レイ? あれ? 僕の声 聞こえてる? お~い》 162 00:11:44,537 --> 00:11:49,876 《ええ ウザいくらい。 じゃなかった 聞こえすぎるくらいです。 163 00:11:49,876 --> 00:11:53,212 私なんて つまらない ただの平民ですよ。 164 00:11:53,212 --> 00:11:56,883 マナリア様のお気に留めて いただくようなことは何も。 165 00:11:56,883 --> 00:11:59,886 では 失礼します》 166 00:11:59,886 --> 00:12:03,990 《フフッ。 新鮮だな こんな反応。 167 00:12:03,990 --> 00:12:07,327 ますます興味が出てきた》 168 00:12:07,327 --> 00:12:10,496 (ロレッタ)マナリア様 先ほどの講義で詠まれた詩➡ 169 00:12:10,496 --> 00:12:12,498 すばらしかったですわ! 170 00:12:12,498 --> 00:12:15,001 (ピピ)詩の最後 どうして定石の➡ 171 00:12:15,001 --> 00:12:17,337 「この詩をあなたに捧ぐ」 ではなく➡ 172 00:12:17,337 --> 00:12:20,340 「この歌をあなたに送る」に されましたの? 173 00:12:20,340 --> 00:12:24,010 ああ あれは古式詩法の技巧だよ。 174 00:12:24,010 --> 00:12:28,014 レイもおいで。 君の意見を聞かせてよ。 175 00:12:28,014 --> 00:12:30,350 へっ? いえ 残念ながら➡ 176 00:12:30,350 --> 00:12:33,853 私は そこまで詩に 造詣が深くありませんので➡ 177 00:12:33,853 --> 00:12:35,855 遠慮させていただきます。 178 00:12:35,855 --> 00:12:39,359 まあ せっかくのマナリア様のお誘いを 断るなんて! 179 00:12:39,359 --> 00:12:42,362 (ロレッタ)少しばかり優秀だからって 調子に乗って! 180 00:12:42,362 --> 00:12:45,698 ふ~ん。 レイは そんなに優秀なのかい? 181 00:12:45,698 --> 00:12:50,536 (ロッド)ああ。 特に魔法はすごいぞ。 ロッド様。 182 00:12:50,536 --> 00:12:55,041 へえ~。 それは ぜひ 一度 手合わせしてみたいですね。 183 00:12:55,041 --> 00:12:59,712 (ロッド)だろ? だが こいつは 一筋縄ではいかないヤツでな。 184 00:12:59,712 --> 00:13:03,149 チェスをしたことがあるんだが 遊ばれちまったよ。 185 00:13:03,149 --> 00:13:07,654 ロッド様を袖にするとは いよいよ おもしろい。 186 00:13:07,654 --> 00:13:12,158 まあ オレは お前にも 興味があるんだがな マナリア。 187 00:13:12,158 --> 00:13:16,663 僕も ロッド様のミニオンズ 一度 拝見したいと思っていました。 188 00:13:16,663 --> 00:13:19,666 どうだ? 力試しといかないか? 189 00:13:19,666 --> 00:13:22,368 僕は かまいませんよ。 フッ。 190 00:13:28,841 --> 00:13:31,010 んっ…。 んん…。 191 00:13:31,010 --> 00:13:37,016 マナリア お前に遠慮はいらないよな? どうぞ ご存分に。 192 00:13:37,016 --> 00:13:40,853 うわさに聞くクアッドキャスターの力が どんなものか➡ 193 00:13:40,853 --> 00:13:43,056 見せてもらうぞ! 194 00:13:47,026 --> 00:13:49,128 へえ~ これはすごい。 195 00:13:52,198 --> 00:13:54,200 フッ。 196 00:13:57,203 --> 00:14:00,306 (爆発音) 197 00:14:00,306 --> 00:14:03,309 (女子生徒たち)わあ~。 お見事ですわ! 198 00:14:03,309 --> 00:14:06,979 早い。 精度も ずばぬけてますね。 199 00:14:06,979 --> 00:14:10,983 余裕だな。 だったらこうだ。 いけ! 200 00:14:15,321 --> 00:14:17,323 はぜろ! 201 00:14:21,327 --> 00:14:23,329 お姉様! 202 00:14:26,999 --> 00:14:32,839 ふう… すごい火力だな。 うわさ以上ですね ロッド様。 203 00:14:32,839 --> 00:14:36,676 (ユー)あの一瞬で…。 (セイン)今度は地属性か。 204 00:14:36,676 --> 00:14:39,178 さて どうしようかな? 205 00:14:39,178 --> 00:14:43,182 ロッド様相手に炎を使うというのも やぼだし…。 206 00:14:43,182 --> 00:14:45,885 こんなのは どうです? 207 00:14:52,692 --> 00:14:54,694 あれは…。 208 00:14:54,694 --> 00:14:58,531 ほう~。 オレの土俵で 勝負するっていうのか? 209 00:14:58,531 --> 00:15:03,469 お嫌ですか? ハハッ。 なかなか癪に障るヤツだ。 210 00:15:03,469 --> 00:15:05,471 が おもしろい。 211 00:15:05,471 --> 00:15:09,075 まあ どこまでもつか 試させてもらおうか! 212 00:15:11,811 --> 00:15:13,813 フッ。 213 00:15:13,813 --> 00:15:30,329 ♬~ 214 00:15:30,329 --> 00:15:34,333 (クレア)長引けば お姉様が圧倒的に不利ですわ。 215 00:15:34,333 --> 00:15:37,503 そうでしょうね 普通なら。 (ミシャ/クレア)んっ? 216 00:15:37,503 --> 00:15:39,505 まあ 見ていてください。 217 00:15:39,505 --> 00:15:43,109 マナリア様には 奥の手がありますから。 218 00:15:45,511 --> 00:15:49,015 うん わかった。 こい! 219 00:15:49,015 --> 00:15:51,017 どうなるんですの? 220 00:15:51,017 --> 00:15:54,520 う~ん お二人とも まだまだ余裕ですからねぇ。 221 00:15:54,520 --> 00:15:56,689 そんなことは わかってますわ! 222 00:15:56,689 --> 00:16:01,461 けれど あの戦法は ロッド様の ばく大な魔力容量があってこそ。 223 00:16:01,461 --> 00:16:05,465 いつかは 物量で押し切られてしまう。 224 00:16:05,465 --> 00:16:08,067 フッ。 (指を鳴らす音) 225 00:16:13,639 --> 00:16:15,641 あっ…。 226 00:16:15,641 --> 00:16:17,643 あっ…。 消えた!? 227 00:16:17,643 --> 00:16:19,645 あっ。 228 00:16:23,482 --> 00:16:28,321 うっ…。 フフッ 降参だ。 229 00:16:28,321 --> 00:16:30,823 (女子生徒たち)わあ~。 230 00:16:30,823 --> 00:16:33,326 (みんな)あっ。 (拍手) 231 00:16:33,326 --> 00:16:36,662 いや 見事でしたな。 トリッド先生。 232 00:16:36,662 --> 00:16:40,833 ああ… 最後の魔法が何か わかりましたか? 233 00:16:40,833 --> 00:16:43,336 スペルブレイカー。 234 00:16:43,336 --> 00:16:46,672 (みんな)あっ…。 そのとおり。 235 00:16:46,672 --> 00:16:49,008 (レイ)魔法の構成を解析し➡ 236 00:16:49,008 --> 00:16:52,011 強引に割り込んで解除してしまう。 237 00:16:52,011 --> 00:16:55,014 「魔法を打ち消す魔法」です。 238 00:16:55,014 --> 00:16:58,684 (ミシャ)魔法の構成の解析を 戦闘中に? 239 00:16:58,684 --> 00:17:02,622 そんなことが可能なんて。 次元が違うな。 240 00:17:02,622 --> 00:17:06,626 お姉様は 地・水・火の高適性。 241 00:17:06,626 --> 00:17:09,795 それに 風の超適性をお持ちですわ。 242 00:17:09,795 --> 00:17:12,131 (みんな)あっ…。 あっ。 243 00:17:12,131 --> 00:17:15,968 《でも それだけじゃないんだよな。 244 00:17:15,968 --> 00:17:19,972 マナリア様の魔法で 本当に怖いのは》 245 00:17:19,972 --> 00:17:24,977 お粗末さまでした。 まったくデタラメだな お前は。 246 00:17:24,977 --> 00:17:26,979 よく言われます。 フフッ。 247 00:17:26,979 --> 00:17:30,650 (女子生徒たちのざわめき) 248 00:17:30,650 --> 00:17:32,652 (女子生徒たち)すてきでした。 すてきでした。 249 00:17:32,652 --> 00:17:35,488 わあ~。 (拍手) 250 00:17:35,488 --> 00:17:38,658 さすがは お姉様ですわ! 251 00:17:38,658 --> 00:17:42,495 ええ もちろん スペルブレイカーも壮観でしたけれど。 252 00:17:42,495 --> 00:17:44,830 へえ~。 あのロッド様を相手に➡ 253 00:17:44,830 --> 00:17:47,500 堂々とご立派なこと! はぁ。 254 00:17:47,500 --> 00:17:51,003 まるで神話の美と 戦いの女神のようでしたわ! 255 00:17:51,003 --> 00:17:54,006 そうですか。 んっ。 256 00:17:54,006 --> 00:17:57,677 なんですの? さっきから ずいぶんと不満そうですわね。 257 00:17:57,677 --> 00:18:01,781 いいえ 別に~。 ムウ…。 あっ。 258 00:18:01,781 --> 00:18:05,451 ひょっとして やいてるんですの? 259 00:18:05,451 --> 00:18:07,453 はい! 即答!? 260 00:18:07,453 --> 00:18:12,124 私は クレア様をお慕いしていると 申し上げたではありませんか。 261 00:18:12,124 --> 00:18:14,794 その冗談でしたら 聞き飽きましたわ。 262 00:18:14,794 --> 00:18:17,630 どうしたら本気だと わかっていただけるのですか? 263 00:18:17,630 --> 00:18:19,966 どうしたって無理ですわよ。 264 00:18:19,966 --> 00:18:22,802 ああ でも…。 うん? 265 00:18:22,802 --> 00:18:27,139 「フロースの花を 天秤に捧げてくださる? 266 00:18:27,139 --> 00:18:32,311 そのとき あなたの思いの真実は 示されるでしょう」。 267 00:18:32,311 --> 00:18:35,481 『アモルの詩』ですか。 ええ。 268 00:18:35,481 --> 00:18:37,483 《『アモルの詩』とは➡ 269 00:18:37,483 --> 00:18:41,320 この国の古い伝説を 詠んだものである。 270 00:18:41,320 --> 00:18:46,158 2人の男が 1人の巫女に恋をした。 271 00:18:46,158 --> 00:18:50,830 権力者である男たちが 恋に うつつを抜かし争ったため➡ 272 00:18:50,830 --> 00:18:52,832 国は乱れた。 273 00:18:52,832 --> 00:18:59,839 困った巫女が祈りを捧げると 神は天秤を授け こう告げた》 274 00:18:59,839 --> 00:19:02,608 ⦅天秤に供物を捧げよ。 275 00:19:02,608 --> 00:19:07,947 天秤の指し示す者が お前の夫となる者である⦆ 276 00:19:07,947 --> 00:19:13,786 《巫女は天秤の采配によって フロースの花を捧げた男と結ばれ➡ 277 00:19:13,786 --> 00:19:20,126 恋に破れた男は 優れた王になったという。 278 00:19:20,126 --> 00:19:26,465 その伝説をもとに行われるのが アモルの祭式なのだが》 279 00:19:26,465 --> 00:19:31,470 えっ? じゃあ 『アモルの詩』に 出てくる恋の天秤は実在するの? 280 00:19:31,470 --> 00:19:34,306 おそらく魔道具なのだろう。 281 00:19:34,306 --> 00:19:37,643 魔法石自体は 昔からあったはずだしね。 282 00:19:37,643 --> 00:19:40,980 そうとは知らずに 使ってたんじゃないかな。 283 00:19:40,980 --> 00:19:45,484 アモルの祭式では その恋の天秤に捧げ物をして➡ 284 00:19:45,484 --> 00:19:48,821 実際に花嫁争いが行われますの。 285 00:19:48,821 --> 00:19:52,491 まあ 一種のお見合いというか 決闘? 286 00:19:52,491 --> 00:19:55,327 まさしく 『アモルの詩』そのものじゃないか。 287 00:19:55,327 --> 00:19:59,832 とはいえ 婚姻を賭けて 本気で争う者は数えるほどで➡ 288 00:19:59,832 --> 00:20:01,834 ほとんどは冷やかしだ。 289 00:20:01,834 --> 00:20:05,671 あとは祭式にかこつけて 告白するってパターンかな。 290 00:20:05,671 --> 00:20:08,841 誰が誰に告白するとか しないとか。 291 00:20:08,841 --> 00:20:10,843 なるほどね。 292 00:20:10,843 --> 00:20:15,181 祭式のことで みんなが妙に 浮き足だっているのはそのせいか。 293 00:20:15,181 --> 00:20:17,183 それで? 294 00:20:17,183 --> 00:20:22,354 この中に 恋の天秤で 真実の愛を測らんとする者は? 295 00:20:22,354 --> 00:20:24,356 あっ…。 296 00:20:24,356 --> 00:20:29,528 クレアはいいよね~。 レイがいるから。 ユー様! フッフフン。 297 00:20:29,528 --> 00:20:33,532 ふ~ん。 やっぱりレイとクレアは そういう仲なんだ。 298 00:20:33,532 --> 00:20:36,869 お姉様まで バカなことを おっしゃらないでくださいまし。 299 00:20:36,869 --> 00:20:40,206 この者は わたくしを からかっているだけですわ。 300 00:20:40,206 --> 00:20:43,876 私は本気だと 何度も 申し上げているではありませんか。 301 00:20:43,876 --> 00:20:47,880 あれ? レイの片思いなの? (2人)うん うん。 302 00:20:47,880 --> 00:20:52,885 へえ~ そっか。 なるほど。 ふ~ん。 303 00:20:52,885 --> 00:20:55,387 だいたい 同性ということなら➡ 304 00:20:55,387 --> 00:20:58,390 あなたなんかよりも お姉様を選びますわよ! 305 00:20:58,390 --> 00:21:00,326 残念だったね レイ。 306 00:21:00,326 --> 00:21:04,330 クレアは 君より 僕のほうがいいんだって。 307 00:21:04,330 --> 00:21:06,332 あっ。 フフッ。 308 00:21:06,332 --> 00:21:08,501 あっ。 あらあら。 309 00:21:08,501 --> 00:21:10,503 お姉様 どうされましたの? 310 00:21:10,503 --> 00:21:13,339 クレア 僕が好きって言ったら➡ 311 00:21:13,339 --> 00:21:16,008 信じてくれる? もちろんですわ。 312 00:21:16,008 --> 00:21:19,678 わたくしが お姉様の愛を 疑ったことなどありまして? 313 00:21:19,678 --> 00:21:23,582 《冷静になれ レイ=テイラー。 素数を数えろ》 314 00:21:26,519 --> 00:21:28,521 まあ お姉様ったら。 315 00:21:30,523 --> 00:21:34,693 《2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37…》 316 00:21:34,693 --> 00:21:38,697 クレアとマナリアは 仲がいいな。 (レイ)そうですね。 317 00:21:38,697 --> 00:21:41,033 お茶のお代わりは いかがですか? うん? 318 00:21:41,033 --> 00:21:44,870 レイ それはポットではなく ミルクピッチャーだ。 319 00:21:44,870 --> 00:21:48,040 ああ… 失礼しました。 320 00:21:48,040 --> 00:21:52,711 どうかしたか? 顔色が悪いが。 いいえ 何でも。 321 00:21:52,711 --> 00:21:54,880 ご心配ありがとうございます。 322 00:21:54,880 --> 00:21:57,383 (笑い声) 323 00:21:57,383 --> 00:22:01,153 《っていうか 今は セイン様のことが 好きなんじゃないんですか? 324 00:22:01,153 --> 00:22:03,822 クレア様~!》 325 00:22:03,822 --> 00:22:05,824 こぼれているぞ。 326 00:22:05,824 --> 00:22:08,994 ええっ!? あ~。 327 00:22:08,994 --> 00:22:11,997 うう…。 328 00:22:11,997 --> 00:22:13,999 フフッ。