1 00:00:23,991 --> 00:00:41,341 /~ 2 00:00:41,341 --> 00:00:43,510 (美世)はぁ~…。 3 00:00:43,510 --> 00:00:45,512 <アハハハハッ! あっ! 4 00:00:45,512 --> 00:00:47,514 そういや見たか? 5 00:00:47,514 --> 00:00:51,685 陣之内が給湯室を 掃除しているのを。 あぁ> 6 00:00:51,685 --> 00:00:53,854 ああいうふうに おとなしくしていれば> 7 00:00:53,854 --> 00:00:57,691 かわいげあるんだがな。 (田中)俺は嫌ですね。 8 00:00:57,691 --> 00:00:59,693 あんな生意気な女。 9 00:00:59,693 --> 00:01:02,529 お前は手ひどく やられていたもんなぁ。 10 00:01:02,529 --> 00:01:05,032 まぁ そう腐るなよ。 まったく> 11 00:01:05,032 --> 00:01:07,868 嫁入り前の暇潰しに つきあわされる身にも> 12 00:01:07,868 --> 00:01:11,204 なってみろってな~。 ハハハハッ! 13 00:01:11,204 --> 00:01:15,042 言えてるな! あの。 14 00:01:15,042 --> 00:01:19,212 (3人)んっ? ひと言よろしいでしょうか。 15 00:01:19,212 --> 00:01:23,483 対異特殊部隊は 実力主義だと聞きました。 16 00:01:23,483 --> 00:01:25,652 戦力を認められれば> 17 00:01:25,652 --> 00:01:28,655 女性であっても活躍できるのだと。 18 00:01:28,655 --> 00:01:30,657 違うのですか? 19 00:01:30,657 --> 00:01:34,328 そんなふうに人を悪く言えば> 20 00:01:34,328 --> 00:01:37,831 集まる戦力も 集まらないのではないですか? 21 00:01:37,831 --> 00:01:41,001 こっちは いつも 命を懸けて戦ってんだ。 22 00:01:41,001 --> 00:01:44,838 何も知らないあなたに 文句を言われる筋合いはない! 23 00:01:44,838 --> 00:01:47,841 おっ おい! 女は体力がない! 24 00:01:47,841 --> 00:01:52,346 腕力がない! それで 俺たちと同じように戦えるのか!? 25 00:01:52,346 --> 00:01:55,515 女は女相応の居場所に いればいいんだ! 26 00:01:55,515 --> 00:01:58,352 そんなに薫子さんを 認めたくないのでしたら> 27 00:01:58,352 --> 00:02:02,022 彼女と手合わせして 勝ってからにしたらいかがですか。 28 00:02:02,022 --> 00:02:06,360 なっ! あっ! あっ…。 29 00:02:06,360 --> 00:02:08,862 ぐっ…。 30 00:02:08,862 --> 00:02:11,031 うぅ…。 31 00:02:11,031 --> 00:02:13,033 なんだと~! 32 00:02:19,706 --> 00:02:21,875 薫子さん! 33 00:02:21,875 --> 00:02:24,311 (薫子)フッ 田中さん> 34 00:02:24,311 --> 00:02:27,314 挙手するときは グーじゃなくて パーですよ。 35 00:02:30,650 --> 00:02:34,154 離せ! おっ おい! 36 00:02:37,657 --> 00:02:41,328 あっ…。 大丈夫? ケガはない? 37 00:02:41,328 --> 00:02:43,497 私は大丈夫です。 38 00:02:43,497 --> 00:02:45,832 そう よかった~。 39 00:02:45,832 --> 00:02:50,504 もう! 気性が荒いったら。 ごめんね。 40 00:02:50,504 --> 00:02:54,674 あんなのは隊の中でも一部だから。 はい。 41 00:02:54,674 --> 00:02:56,843 あっ? 42 00:02:56,843 --> 00:03:01,148 まったく… やんなっちゃうね…。 43 00:03:08,021 --> 00:03:10,023 あっ…。 44 00:03:10,023 --> 00:03:12,359 水くみ場の掃除は あとにしましょう。 45 00:03:12,359 --> 00:03:14,661 こっちに来てください。 46 00:03:17,030 --> 00:03:20,200 わぁ~ おまんじゅう! 47 00:03:20,200 --> 00:03:23,470 少し早いけど 一服しませんか? 48 00:03:23,470 --> 00:03:26,139 今 お茶をいれますから> 49 00:03:26,139 --> 00:03:28,809 先に召し上がっていてください。 50 00:03:28,809 --> 00:03:31,511 ん~! 51 00:03:36,817 --> 00:03:38,819 ん~! 52 00:03:38,819 --> 00:03:42,155 おいしい…! これ どこで買ってきたの? 53 00:03:42,155 --> 00:03:44,991 あっ… すみません…。 54 00:03:44,991 --> 00:03:47,494 手作りなんです…。 55 00:03:47,494 --> 00:03:52,999 えっ! すごい 美世さんは 本当になんでもできるのね。 56 00:03:52,999 --> 00:03:55,168 そんなことは…。 57 00:03:55,168 --> 00:03:58,505 でも お口に合ったのなら よかったです。 58 00:03:58,505 --> 00:04:02,342 フフフ… 屯所で甘味だなんて初めて。 59 00:04:02,342 --> 00:04:05,512 他の隊員に悪い気がしちゃうなぁ。 60 00:04:05,512 --> 00:04:10,617 だからこれは 私と薫子さんだけの 秘密のお茶会です。 61 00:04:16,690 --> 00:04:19,359 あんまり見ないでください…。 62 00:04:19,359 --> 00:04:24,464 アハハハハッ 美世さん かわいい。 63 00:04:24,464 --> 00:04:26,767 ありがとね。 64 00:04:34,641 --> 00:04:37,310 《これで… 少しでも> 65 00:04:37,310 --> 00:04:42,516 薫子さんが 元気になってくれるのなら…》 66 00:06:31,625 --> 00:06:35,829 (雲庵)おや? 清霞くんじゃぁないですか。 67 00:06:39,799 --> 00:06:43,803 (雲庵)こんなところに来るなんて どこか悪いところでも? 68 00:06:43,803 --> 00:06:46,306 (清霞)つまらない冗談を言うな。 69 00:06:46,306 --> 00:06:49,809 見てわかるだろう 部下の見舞いだ。 70 00:06:49,809 --> 00:06:52,646 (雲庵)おやおやぁ? ではもしかして> 71 00:06:52,646 --> 00:06:55,982 こちらがうわさの 清霞くんの婚約者の? 72 00:06:55,982 --> 00:06:58,485 は… はじめまして。 73 00:06:58,485 --> 00:07:00,987 斎森美世と申します。 74 00:07:00,987 --> 00:07:03,156 僕は雲庵雀児。 75 00:07:03,156 --> 00:07:07,360 この病院の医師をやっています。 よろしく。 76 00:07:11,831 --> 00:07:14,334 あっ! 美世さん> 77 00:07:14,334 --> 00:07:17,837 寒い中 ずいぶん 家事を頑張っているようだが> 78 00:07:17,837 --> 00:07:20,674 自分を大事にしてくださいね。 79 00:07:20,674 --> 00:07:24,110 はい…。 <雲庵先生! 80 00:07:24,110 --> 00:07:28,448 <どちらですか? 大臣が先生をお呼びなのですが。 81 00:07:28,448 --> 00:07:31,251 おっと! うるさいのが来た。 82 00:07:33,620 --> 00:07:38,291 あれでも私の母方の 親戚にあたる身内で> 83 00:07:38,291 --> 00:07:44,297 治療術の高名な異能者だ。 腕は確かだが いかんせん> 84 00:07:44,297 --> 00:07:47,467 あの風体が人を選ぶ…。 85 00:07:47,467 --> 00:07:51,137 あっ… んっ…。 86 00:07:51,137 --> 00:07:54,974 あかぎれが…。 87 00:07:54,974 --> 00:07:56,976 (ノック) 88 00:07:56,976 --> 00:07:59,312 (五道)は~い! 89 00:07:59,312 --> 00:08:03,316 (五道)あっ! 隊長~! 来てくれたんですか! 90 00:08:03,316 --> 00:08:05,986 美世さんまで! (一志)今日だけ> 91 00:08:05,986 --> 00:08:08,655 やけに人気もんだねぇ 五道くん。 92 00:08:08,655 --> 00:08:12,826 (五道)何言ってんだ 俺は いつだって人気者だよ! 93 00:08:12,826 --> 00:08:15,495 (一志)つっかかるなよ。 せっかく この僕が> 94 00:08:15,495 --> 00:08:17,664 お見舞いに来て あげたっていうのに。 95 00:08:17,664 --> 00:08:22,102 五道さん お体の具合 いかがですか? 96 00:08:22,102 --> 00:08:26,439 いやぁ 異能心教のヤツらに まんまとハメられました。 97 00:08:26,439 --> 00:08:29,109 俺としたことが恥ずかしいです。 98 00:08:29,109 --> 00:08:32,445 でも見ててください! 復帰したら今度こそ> 99 00:08:32,445 --> 00:08:35,281 アイツらを 一網打尽にしてやりますから! 100 00:08:35,281 --> 00:08:38,284 強がってないで おとなしくしてなよ。 101 00:08:38,284 --> 00:08:41,287 (五道)うるさいな~! フッ。 102 00:08:41,287 --> 00:08:45,291 んっ? 隊長? あっ…! 103 00:08:47,627 --> 00:08:50,296 んっ? 旦那様? 104 00:08:50,296 --> 00:08:54,134 あぁ 雲庵に 話があるのを忘れていた。 105 00:08:54,134 --> 00:08:56,302 少し出てくる。 106 00:08:56,302 --> 00:08:59,305 (ドアの開閉音) 107 00:08:59,305 --> 00:09:01,641 なんだい? あれ。 108 00:09:01,641 --> 00:09:05,979 やっぱり責任感じてたり するんだろうな…。 109 00:09:05,979 --> 00:09:09,649 えっ! 隊長は たぶん昔のことを> 110 00:09:09,649 --> 00:09:12,652 思い出したんじゃないかな と思って。 111 00:09:12,652 --> 00:09:15,321 昔のこと…。 112 00:09:15,321 --> 00:09:17,991 俺の父親と隊長の話です。 113 00:09:17,991 --> 00:09:22,595 親父はかつて 対異特殊部隊の隊長でした。 114 00:09:22,595 --> 00:09:25,265 うちの親父が隊長のお父上> 115 00:09:25,265 --> 00:09:28,101 正清さんの 元部下だったこともあって> 116 00:09:28,101 --> 00:09:32,605 親父は隊長のことを 特にかわいがっていました。 117 00:09:32,605 --> 00:09:37,110 隊長の異能の才を 早くから見抜いていた親父は> 118 00:09:37,110 --> 00:09:42,615 折を見て隊長に 部隊へ入るよう 説得していたようですが…。 119 00:09:45,285 --> 00:09:48,621 ((力を持つ者には その力を> 120 00:09:48,621 --> 00:09:53,460 世の中に役立てる責任があると 私は考える。 121 00:09:53,460 --> 00:09:56,796 清霞 共に戦おう。 122 00:09:56,796 --> 00:10:02,469 力など… 私が望んで 手に入れたものではありません。 123 00:10:02,469 --> 00:10:04,971 うっ!)) (五道)親父は年々> 124 00:10:04,971 --> 00:10:08,641 異能が弱まっていたようです。 125 00:10:08,641 --> 00:10:12,479 後を任せられる部下がいれば…。 126 00:10:12,479 --> 00:10:16,783 引退を考えていたのかも しれません…。 127 00:10:20,320 --> 00:10:25,492 (五道)それからまもなく 親父は任務中に…。 128 00:10:25,492 --> 00:10:27,994 ((あぁ…。 129 00:10:39,172 --> 00:10:44,844 力を持つ者… 責任…)) 130 00:10:44,844 --> 00:10:49,015 俺の姿を見て きっと そんな昔のことを> 131 00:10:49,015 --> 00:10:51,351 思い出したのかもしれません。 132 00:10:51,351 --> 00:10:54,187 すみません…。 んっ? 133 00:10:54,187 --> 00:10:57,690 私なんかが聞くべきでは ありませんでした…。 134 00:10:57,690 --> 00:11:01,694 そんなこと! 美世さんは 隊長の婚約者なんだから> 135 00:11:01,694 --> 00:11:04,364 もっと知りたがっても いいくらいですよ! 136 00:11:04,364 --> 00:11:08,701 そうでしょうか? えぇ たぶん隊長だって> 137 00:11:08,701 --> 00:11:11,871 直接聞かれたほうが うれしいはずですよ! 138 00:11:11,871 --> 00:11:14,541 私から…。 139 00:11:14,541 --> 00:11:19,212 だいたい 陣之内のことだって 美世さんに説明すべきなのに…。 140 00:11:19,212 --> 00:11:22,315 薫子さん? あっ! 141 00:11:22,315 --> 00:11:25,652 ぐっ…! いや これはその…。 142 00:11:25,652 --> 00:11:28,154 何を下手にごまかしているのさ。 143 00:11:28,154 --> 00:11:31,491 本当に心配なら はっきり伝えといたほうが> 144 00:11:31,491 --> 00:11:33,993 いいんじゃないのかい? 辰石! 145 00:11:33,993 --> 00:11:39,999 陣之内薫子が久堂さんの 元婚約者候補だってこと。 146 00:11:39,999 --> 00:11:42,602 えっ…。 147 00:11:44,671 --> 00:11:49,008 そうだよ… でも… 大丈夫…。 148 00:11:49,008 --> 00:11:52,178 私はあなたの敵にはなりえない…。 149 00:11:52,178 --> 00:11:55,682 一緒に過ごしてわかったもの…。 150 00:12:02,188 --> 00:12:06,693 薫子さんが 旦那様の…。 151 00:12:27,480 --> 00:12:33,987 ((一志:陣之内薫子が久堂さんの 元婚約者候補だってこと。 152 00:12:33,987 --> 00:12:37,490 薫子さんが…。 といっても> 153 00:12:37,490 --> 00:12:41,160 縁談自体 すぐに立ち消えたらしいですよ。 154 00:12:41,160 --> 00:12:43,997 それならそれで 隊長から美世さんに> 155 00:12:43,997 --> 00:12:47,834 ひと言あってもいいと 思いますけどね)) 156 00:12:47,834 --> 00:12:51,170 《元婚約者…。 157 00:12:51,170 --> 00:12:54,173 それって つまり…》 158 00:12:56,175 --> 00:12:59,178 すまなかった。 えっ…。 159 00:12:59,178 --> 00:13:01,514 恥ずかしい話だが> 160 00:13:01,514 --> 00:13:07,020 五道の容体を実際に目にして 動揺してしまったんだ。 161 00:13:07,020 --> 00:13:10,857 お前にそれを 気取られたくなかった。 162 00:13:10,857 --> 00:13:15,028 あっ…。 五道に何か聞いたか? 163 00:13:15,028 --> 00:13:18,197 少し 伺いました…。 164 00:13:18,197 --> 00:13:23,303 このサーベルは 五道の父親の残したものだ。 165 00:13:23,303 --> 00:13:30,143 「力を持つ者には その力を役立てる責任がある」。 166 00:13:30,143 --> 00:13:33,646 あのとき 家への反発心から> 167 00:13:33,646 --> 00:13:36,983 その言葉を 理解しようとしなかった。 168 00:13:36,983 --> 00:13:42,155 そのせいで 大切なものを失ってしまった…。 169 00:13:42,155 --> 00:13:44,991 旦那様…。 170 00:13:44,991 --> 00:13:49,162 私は自分のことを語ることが 得意ではない。 171 00:13:49,162 --> 00:13:53,166 お前にも余計な心配を かけてしまったな。 172 00:13:53,166 --> 00:13:56,169 私は…。 173 00:13:56,169 --> 00:13:59,839 私は旦那様をもっと知りたいです。 174 00:13:59,839 --> 00:14:03,676 旦那様は 私が旦那様の過去を知るのは> 175 00:14:03,676 --> 00:14:05,845 お嫌ですか? 176 00:14:05,845 --> 00:14:10,683 いや… お前に知られて 嫌なものなど何もない。 177 00:14:10,683 --> 00:14:14,020 薫子さんが…。 んっ? 178 00:14:14,020 --> 00:14:18,691 旦那様の元婚約者だと聞きました。 ハッ! 179 00:14:18,691 --> 00:14:23,296 旦那様と薫子さんは 恋仲だったのですか? 180 00:14:23,296 --> 00:14:25,631 なぜ そう思った? 181 00:14:25,631 --> 00:14:29,802 薫子さんは とてもいい方で 美人ですし…。 182 00:14:29,802 --> 00:14:32,805 それに… あっ! 183 00:14:32,805 --> 00:14:34,807 はっきり言う。 184 00:14:34,807 --> 00:14:38,478 私が認めた婚約者は 美世 ただ一人だ。 185 00:14:38,478 --> 00:14:40,980 あっ…。 陣之内は> 186 00:14:40,980 --> 00:14:44,317 今も昔も私の優秀な部下だ。 187 00:14:44,317 --> 00:14:47,320 それ以上でも それ以下でもない。 188 00:14:47,320 --> 00:14:50,323 そう… ですか…。 189 00:14:50,323 --> 00:14:52,658 私を信じろ。 190 00:14:52,658 --> 00:14:54,660 はい。 191 00:14:54,660 --> 00:14:58,831 はぁ… 不安にさせたなら悪かった。 192 00:14:58,831 --> 00:15:02,502 言っておかなかった私に非がある。 193 00:15:02,502 --> 00:15:04,504 これからは話すよう努めよう。 194 00:15:04,504 --> 00:15:09,008 お前の不安が 少しでも消えるように。 195 00:15:09,008 --> 00:15:11,811 ありがとうございます。 196 00:15:17,850 --> 00:15:33,966 /~ 197 00:15:33,966 --> 00:15:36,135 あっ! (ガラスにひびが入る音) 198 00:15:36,135 --> 00:15:38,838 (ガラスの割れる音) 199 00:15:44,477 --> 00:15:46,979 (百足山)くっ… うぅ…。 200 00:15:46,979 --> 00:15:49,148 うっ… うっ…。 201 00:15:49,148 --> 00:15:51,484 (隊員たちのうめき声) 202 00:15:51,484 --> 00:15:53,986 あぁ… あぁ…! 203 00:15:53,986 --> 00:15:58,157 (甘水)フフフフフ…。 204 00:15:58,157 --> 00:16:02,562 ハッ! ハァ ハァ ハァ…。 205 00:16:06,833 --> 00:16:10,036 今のは…? 206 00:16:21,013 --> 00:16:23,282 あっ! 207 00:16:23,282 --> 00:16:26,285 薫子さん おはようございます。 (ドアの閉まる音) 208 00:16:26,285 --> 00:16:29,288 美世さん…。 209 00:16:29,288 --> 00:16:31,791 ちょうどよかった。 昨日> 210 00:16:31,791 --> 00:16:33,793 五道さんのお見舞いに行って> 211 00:16:33,793 --> 00:16:36,295 帰りに おだんごを買ってきたんです。 212 00:16:36,295 --> 00:16:38,965 一緒に食べませんか? 213 00:16:38,965 --> 00:16:41,467 今 お茶いれますね。 214 00:16:41,467 --> 00:16:43,636 ごめんなさい…。 あっ!? 215 00:16:43,636 --> 00:16:47,640 一緒には食べられない…。 えっ? 216 00:16:47,640 --> 00:16:51,143 そんな資格 私にはない。 217 00:16:51,143 --> 00:16:53,312 資格? 218 00:16:53,312 --> 00:16:57,316 昨日 実は私も 五道さんのお見舞い行ってたの。 219 00:16:57,316 --> 00:16:59,986 それで居合わせちゃったんだ。 220 00:16:59,986 --> 00:17:03,489 美世さんが… 私が隊長の> 221 00:17:03,489 --> 00:17:07,827 元婚約者候補だってことを 聞かされているところ…。 222 00:17:07,827 --> 00:17:10,029 あっ! 223 00:17:12,665 --> 00:17:15,167 そうだったんですね。 224 00:17:15,167 --> 00:17:18,671 でも いらしたのなら声ぐらい…。 225 00:17:18,671 --> 00:17:20,840 かけられなかった…。 226 00:17:20,840 --> 00:17:26,779 だって私… 本当に好きだったから 隊長のこと。 227 00:17:26,779 --> 00:17:29,782 あっ…! 228 00:17:29,782 --> 00:17:34,453 気持ちを伝えもしなかった 完全な片思いだけど…。 229 00:17:34,453 --> 00:17:38,457 だから 久々に 帝都に戻ることになったとき> 230 00:17:38,457 --> 00:17:41,127 本当は憂鬱だった。 231 00:17:41,127 --> 00:17:44,797 好きだった人と 私をよく思わない隊員たちが> 232 00:17:44,797 --> 00:17:48,134 いる場所に戻るなんてって…。 233 00:17:48,134 --> 00:17:51,971 でも 美世さんに出会った。 234 00:17:51,971 --> 00:17:55,474 最初は複雑な気持ちもあった。 235 00:17:55,474 --> 00:17:59,812 けれど あなたと過ごして 大好きになって…。 236 00:17:59,812 --> 00:18:02,648 隊員からの陰口や圧力にだって> 237 00:18:02,648 --> 00:18:05,484 美世さんのくれた優しさを 思い出せば> 238 00:18:05,484 --> 00:18:08,821 乗り越えられる気がした…。 239 00:18:08,821 --> 00:18:12,491 なのに なのにね…。 240 00:18:12,491 --> 00:18:16,495 心のどこかでは いまだに隊長への> 241 00:18:16,495 --> 00:18:21,934 未練がましい気持ちを 拭いきれない自分がいるの…。 242 00:18:21,934 --> 00:18:24,937 こんな どっちつかずで私は> 243 00:18:24,937 --> 00:18:30,443 美世さんに優しくされる資格も 友達でいる資格もない…。 244 00:18:30,443 --> 00:18:34,447 今まで隠してて本当にごめん…。 245 00:18:34,447 --> 00:18:36,782 (すすり泣き) 246 00:18:36,782 --> 00:18:40,486 顔を… 上げてください。 247 00:18:44,290 --> 00:18:47,293 旦那様を 私と薫子さんが> 248 00:18:47,293 --> 00:18:50,630 友達になれない理由にされるのは 嫌です。 249 00:18:50,630 --> 00:18:52,832 それは…。 250 00:18:55,468 --> 00:18:58,471 あっ。 そして…。 251 00:18:58,471 --> 00:19:00,639 ハッ! 252 00:19:00,639 --> 00:19:03,642 薫子さんと友達になれないのは> 253 00:19:03,642 --> 00:19:06,479 もっと嫌です。 254 00:19:06,479 --> 00:19:09,649 友情よりも 愛情のほうが上だなんて> 255 00:19:09,649 --> 00:19:12,818 私には思えません。 256 00:19:12,818 --> 00:19:16,322 薫子さんは同性で初めてできた> 257 00:19:16,322 --> 00:19:19,625 大切な友達なんです。 258 00:19:22,928 --> 00:19:27,767 初めての女友達が… こんな私でいいの? 259 00:19:27,767 --> 00:19:30,102 薫子さんがいいんです! 260 00:19:30,102 --> 00:19:34,440 あっ… 美世さん…。 261 00:19:34,440 --> 00:19:38,778 (泣き声) 262 00:19:38,778 --> 00:19:42,782 これからも いろんなことを話しましょう。 263 00:19:42,782 --> 00:19:47,119 悩み事だってなんだって 聞かせてほしいです。 264 00:19:47,119 --> 00:19:51,290 ハッ! うっ うぅ…。 265 00:19:51,290 --> 00:20:02,601 (泣き声) 266 00:20:06,305 --> 00:20:08,307 (車の走行音) 267 00:20:08,307 --> 00:20:10,309 (新)あっ! (車の走行音) 268 00:20:17,983 --> 00:20:21,654 帝!? 269 00:20:21,654 --> 00:20:24,156 どういうことだ!? 270 00:20:24,156 --> 00:20:26,325 いったい門番は何を…!? 271 00:20:26,325 --> 00:20:29,662 あっ あぁ…。 なっ! 272 00:20:29,662 --> 00:20:31,831 あああ…。 273 00:20:31,831 --> 00:20:33,833 ううう…。 274 00:20:36,836 --> 00:20:39,338 甘水の異能か…! 275 00:20:39,338 --> 00:20:42,842 (百足山)なんですって!? 陛下が!? 276 00:20:42,842 --> 00:20:45,845 今 薄刃新が後を追っている。 277 00:20:45,845 --> 00:20:48,013 私は現場に急行する。 278 00:20:48,013 --> 00:20:52,184 では私も! いや お前は ここに残れ。 279 00:20:52,184 --> 00:20:54,186 屯所の守りは任せる。 280 00:20:54,186 --> 00:20:57,857 聞いてのとおりだ。 私は これから屯所を留守にする。 281 00:20:57,857 --> 00:21:00,025 十分に注意してくれ! 282 00:21:00,025 --> 00:21:04,029 はい。 旦那様も お気をつけて いってらっしゃいませ。 283 00:21:04,029 --> 00:21:06,866 陣之内 美世を頼んだぞ。 284 00:21:06,866 --> 00:21:08,868 はい! 285 00:21:17,877 --> 00:21:21,380 んっ? 286 00:21:21,380 --> 00:21:23,315 うあ…。 287 00:21:23,315 --> 00:21:26,318 うわぁ! 288 00:21:26,318 --> 00:21:28,487 あぅぅ…。 289 00:21:28,487 --> 00:21:31,991 あぅ ああ…! 290 00:21:31,991 --> 00:21:35,661 あぁ うぅ…。 291 00:21:35,661 --> 00:21:43,002 (もがき声) 292 00:21:43,002 --> 00:21:45,671 (田中)班長 どうしてここに? 293 00:21:45,671 --> 00:21:49,508 (百足山)屯所の周りに 強力な結界を張ってはいるが…。 294 00:21:49,508 --> 00:21:51,677 念には念を入れんとな…。 295 00:21:51,677 --> 00:21:54,180 この道場には死角がない。 296 00:21:54,180 --> 00:21:57,016 四方くまなく監視できる。 297 00:21:57,016 --> 00:22:00,686 くれぐれも勝手な行動は 慎んでいただきた…! 298 00:22:00,686 --> 00:22:03,689 あっ! なっ! あっ! 299 00:22:06,192 --> 00:22:09,361 落ち着け! 皆 その場から動くな! 300 00:22:09,361 --> 00:22:11,363 ハッ! 301 00:22:13,365 --> 00:22:15,868 あっ…。 302 00:22:15,868 --> 00:22:19,572 あぁ…。 ハッ!? うっ! 303 00:22:23,642 --> 00:22:26,812 あぁ 皆おそろいで…。 304 00:22:26,812 --> 00:22:31,317 こんなに熱烈に 歓迎してもらえるとは…。 305 00:22:31,317 --> 00:22:40,826 /~