1 00:00:07,975 --> 00:00:10,777 (新)んっ! (車の走行音) 2 00:00:20,487 --> 00:00:22,489 (清霞)状況は? 3 00:00:22,489 --> 00:00:25,325 陛下は あそこにいるはずです。 4 00:00:25,325 --> 00:00:28,328 皇家の別荘か…。 5 00:00:28,328 --> 00:00:32,165 甘水が この件に関わっているのは 間違いないでしょう。 6 00:00:32,165 --> 00:00:36,670 甘水側から何か接触は? いえ 特には。 7 00:00:36,670 --> 00:00:39,006 これほどの危険を冒してまで➡ 8 00:00:39,006 --> 00:00:41,341 何をするつもりなんでしょうか。 9 00:00:41,341 --> 00:00:44,344 ヤツのことだ 五道のときのように➡ 10 00:00:44,344 --> 00:00:47,180 罠の可能性も…。 あっ! 11 00:00:47,180 --> 00:00:51,184 あっ 久堂さん これが罠だとしたら…。 12 00:00:53,353 --> 00:00:55,689 (車の走行音) 13 00:00:55,689 --> 00:00:59,192 (大海渡)久堂! 少将閣下…? 14 00:00:59,192 --> 00:01:01,628 堯人様に天啓が降りた。 15 00:01:01,628 --> 00:01:04,298 お前の婚約者に危険が迫ってる! 16 00:01:04,298 --> 00:01:06,967 ハッ…! 17 00:01:06,967 --> 00:01:10,470 (甘水)あぁ 皆おそろいで…。 18 00:01:10,470 --> 00:01:14,975 (甘水)こんなに熱烈に 歓迎してもらえるとは…。 19 00:01:14,975 --> 00:01:18,979 (甘水)迎えに来たよ… 美世…。 20 00:03:02,282 --> 00:03:04,451 (百足山)どうやって 入ってきた!? 21 00:03:04,451 --> 00:03:08,288 ここの結界は そう簡単に 破れるものではないはずだ! 22 00:03:08,288 --> 00:03:18,131 ♬~ 23 00:03:18,131 --> 00:03:20,967 小鳥が飛んだと思ったが➡ 24 00:03:20,967 --> 00:03:22,969 気のせいだったようだ…。 25 00:03:22,969 --> 00:03:26,807 な… なぜだ!? 結界が悪用された。 26 00:03:26,807 --> 00:03:30,477 我々は まんまと 閉じ込められてしまったんだ! 27 00:03:30,477 --> 00:03:34,981 さて 質問です。 今 見たものは現実でしょうか? 28 00:03:34,981 --> 00:03:37,317 それとも幻でしょうか? 29 00:03:37,317 --> 00:03:39,486 なに? 今 見えているものは➡ 30 00:03:39,486 --> 00:03:41,655 君たちの主観でしかない。 31 00:03:41,655 --> 00:03:45,492 君たちの信じるものは 本当に正しいのか? 32 00:03:45,492 --> 00:03:50,163 何が言いたい! 隊長殿は今 どこにいるんだろう? 33 00:03:50,163 --> 00:03:53,834 最も恐れていた僕が ここにいるのに。 34 00:03:53,834 --> 00:03:55,836 もしかして おじけづいて➡ 35 00:03:55,836 --> 00:03:58,171 尻尾巻いて 逃げちゃったんじゃないかな。 36 00:03:58,171 --> 00:04:01,608 クッフフフ フフフフフ…。 (田中)ふざけたことを! 37 00:04:01,608 --> 00:04:06,113 だったらなぜ結界が 反転してしまったんだろうね? 38 00:04:06,113 --> 00:04:10,951 あっ! 隊長が裏切ったとでも 言いたいのか? 39 00:04:10,951 --> 00:04:14,254 では いったい 誰が僕を招き入れたんだ? 40 00:04:18,792 --> 00:04:21,094 答えを教えてあげよう。 41 00:04:32,139 --> 00:04:35,308 ご協力 どうもありがとう。 42 00:04:35,308 --> 00:04:37,811 陣之内薫子さん。 43 00:04:37,811 --> 00:04:39,813 (美世)えっ! 44 00:04:41,982 --> 00:04:44,151 (どよめき) 45 00:04:44,151 --> 00:04:46,987 バカげている! そんなこと ありえない! 46 00:04:46,987 --> 00:04:49,156 (薫子)私… です…。 47 00:04:49,156 --> 00:04:51,158 えっ! あっ!? 48 00:04:51,158 --> 00:04:54,861 私が… 結界に細工をしました…。 49 00:04:56,830 --> 00:04:59,499 陣之内 どういうことだ? 50 00:04:59,499 --> 00:05:02,602 甘水は私の父を人質にとり➡ 51 00:05:02,602 --> 00:05:05,939 結界に細工をするよう ゆすってきました。 52 00:05:05,939 --> 00:05:10,944 目の前で父をいたぶられ 私は 痛みに苦しむ父を➡ 53 00:05:10,944 --> 00:05:13,280 見捨てることができませんでした。 54 00:05:13,280 --> 00:05:16,116 軍人失格です。 55 00:05:16,116 --> 00:05:18,785 申し訳ありません! 56 00:05:18,785 --> 00:05:21,121 薫子さん…。 57 00:05:21,121 --> 00:05:24,124 僕が お父さんを傷つけたなんて➡ 58 00:05:24,124 --> 00:05:27,127 本当にそんなことあったのかなぁ。 59 00:05:27,127 --> 00:05:31,298 ハッ! えっ? 60 00:05:31,298 --> 00:05:34,467 そもそも君が そこにいたのかも怪しい。 61 00:05:34,467 --> 00:05:36,770 あっ… くっ。 62 00:05:39,306 --> 00:05:42,475 ふざけるな! あんなにもひどいことして! 63 00:05:42,475 --> 00:05:45,812 父は確かに…! ⚟百足山班長! 64 00:05:45,812 --> 00:05:50,817 私は つい先日 陣之内師範に 稽古をつけていただきました。 65 00:05:50,817 --> 00:05:53,320 変わらず お元気そうでした。 66 00:05:53,320 --> 00:05:59,326 えっ…。 フッフフフフフフフフ…。 67 00:05:59,326 --> 00:06:04,598 君の記憶は 信じるに値するものなのかい? 68 00:06:04,598 --> 00:06:08,001 陣之内薫子さん。 ハッ…! 69 00:06:10,103 --> 00:06:13,106 だって… 父は…。 70 00:06:17,277 --> 00:06:23,583 ウソよ… あれが幻なんて… ウソ…。 71 00:06:25,785 --> 00:06:31,625 そんな… 私は… なんのために…。 72 00:06:31,625 --> 00:06:34,961 (甘水)美世。 ハッ! あぁ…。 73 00:06:34,961 --> 00:06:38,965 おいで 父のところに来れば安心だ。 74 00:06:38,965 --> 00:06:43,637 父が すべての真実なのだから。 75 00:06:43,637 --> 00:06:45,639 この外道が! 76 00:06:45,639 --> 00:06:48,642 なんのまねだ! あっ! はあ? 77 00:06:48,642 --> 00:06:51,311 あっ…。 ハァ ハァ ハァ…。 78 00:06:51,311 --> 00:06:54,147 ハァ… 異能心教め! 79 00:06:54,147 --> 00:06:57,817 くっ… ふぅ…。 80 00:06:57,817 --> 00:07:00,086 覚悟~! うあぁ~! 81 00:07:00,086 --> 00:07:02,756 やめろ! あぁ…! 82 00:07:02,756 --> 00:07:05,592 アァ… ハァ… ハァ…。 83 00:07:05,592 --> 00:07:09,429 なぜ 異形がいる…! 84 00:07:09,429 --> 00:07:11,431 (悲鳴) 85 00:07:11,431 --> 00:07:14,935 おやおや 仲間割れかな? 86 00:07:14,935 --> 00:07:17,604 (百足山)皆 落ち着け! うあ~っ! 87 00:07:17,604 --> 00:07:19,773 これは甘水の異能だ! 88 00:07:19,773 --> 00:07:22,442 (甘水)フフフフフフフ…。 89 00:07:22,442 --> 00:07:24,778 僕には誰も逆らえない。 90 00:07:24,778 --> 00:07:27,080 黙れ~! 91 00:07:31,451 --> 00:07:34,120 うおぉ~っ! 92 00:07:34,120 --> 00:07:36,122 うっ! 93 00:07:36,122 --> 00:07:38,124 あっ あぁ…! 94 00:07:41,795 --> 00:07:44,998 うっ…! あっ…。 95 00:07:47,300 --> 00:07:51,471 軍場では一瞬の迷いが 命取りとなるんだ。 96 00:07:51,471 --> 00:07:54,307 知らなかったかい? 97 00:07:54,307 --> 00:07:56,976 あっ! あっ…。 98 00:07:56,976 --> 00:08:00,080 わかっていても恐怖には勝てない。 99 00:08:02,082 --> 00:08:05,085 うっ… うぅ…。 100 00:08:05,085 --> 00:08:07,087 あぁ… うぅ…。 101 00:08:07,087 --> 00:08:11,257 美世 これで邪魔者は いなくなったぞ。 102 00:08:11,257 --> 00:08:13,259 させません! 103 00:08:13,259 --> 00:08:15,595 ハッ! 薫子さん!? 104 00:08:15,595 --> 00:08:18,598 私が あなたを止めます! 105 00:08:18,598 --> 00:08:22,268 ひるまず立ち向かうとは感心感心。 106 00:08:22,268 --> 00:08:25,605 美世さんには 触れさせない! 107 00:08:25,605 --> 00:08:33,780 ♬~ 108 00:08:33,780 --> 00:08:37,283 ほう… 身体強化の異能か。 109 00:08:37,283 --> 00:08:46,292 ♬~ 110 00:08:46,292 --> 00:08:50,630 遊ばれている… 陣之内ほどの実力者が…。 111 00:08:50,630 --> 00:08:53,299 純粋な剣げきで…。 112 00:08:53,299 --> 00:08:57,470 ウッ! クッ! フッ! 113 00:08:57,470 --> 00:09:01,241 ガッ…! アウッ! 114 00:09:01,241 --> 00:09:03,743 あっ… 薫子さん! 115 00:09:03,743 --> 00:09:07,080 来ないで! ハッ! 116 00:09:07,080 --> 00:09:10,750 クッ… ハァ… ハァ…。 117 00:09:10,750 --> 00:09:14,454 次で… 絶対にしとめる。 118 00:09:16,423 --> 00:09:18,425 うっ! 119 00:09:18,425 --> 00:09:20,427 うおぉ~っ! 120 00:09:20,427 --> 00:09:28,268 ♬~ 121 00:09:28,268 --> 00:09:30,270 あっ! 122 00:09:33,773 --> 00:09:35,975 これが全力か? 123 00:09:38,778 --> 00:09:42,782 ウッ ウグッ… クッ…! 124 00:09:42,782 --> 00:09:45,118 アァッ ウッ…! 125 00:09:45,118 --> 00:09:47,120 あっ…! 126 00:09:49,456 --> 00:09:51,458 《これは…。 127 00:09:51,458 --> 00:09:56,129 あの夢と同じ…。 128 00:09:56,129 --> 00:10:00,633 あのとき見ていたのは 未来だったのね…。 129 00:10:00,633 --> 00:10:05,138 あれは 私の夢見の力…。 130 00:10:05,138 --> 00:10:09,976 私が旦那様に夢のことを お伝えしていれば…。 131 00:10:09,976 --> 00:10:13,780 誰も傷つかずに 済んだかもしれない…》 132 00:10:16,649 --> 00:10:20,153 《あの人が欲しいのは私…。 133 00:10:20,153 --> 00:10:25,158 私が この世界に ただ一人の 夢見の異能者だから…》 134 00:10:25,158 --> 00:10:27,827 フッ…。 《だけど➡ 135 00:10:27,827 --> 00:10:31,164 私はまだ この力のことを わかっていない…。 136 00:10:31,164 --> 00:10:34,167 どうしたら…。 137 00:10:34,167 --> 00:10:37,170 どうすれば…》 138 00:10:37,170 --> 00:10:39,672 美世 これでおとなしく➡ 139 00:10:39,672 --> 00:10:42,675 父についてきてくれる気に なったかい? 140 00:10:42,675 --> 00:10:47,180 いいえ! 誰かを傷つけて 平気で笑っていられるあなたに➡ 141 00:10:47,180 --> 00:10:49,349 協力はしません! 142 00:10:49,349 --> 00:10:52,852 それにあなたは 私の父ではありません…。 143 00:10:52,852 --> 00:10:58,525 澄美ちゃんの子どもである君は 私の娘も同然なのだよ。 144 00:10:58,525 --> 00:11:00,627 母は あなたにとって➡ 145 00:11:00,627 --> 00:11:03,796 大切な存在だということは わかっています…。 146 00:11:03,796 --> 00:11:09,636 ですが 私をここから連れ出しても 母を救ったことにはなりません。 147 00:11:09,636 --> 00:11:12,472 あなたが救いたかった母は➡ 148 00:11:12,472 --> 00:11:14,474 もう どこにもいません! 149 00:11:17,143 --> 00:11:19,812 フフッ フフフフフ…。 150 00:11:19,812 --> 00:11:23,650 口の減らない小娘だ。 151 00:11:23,650 --> 00:11:29,055 しかたない 実力行使といこう。 152 00:11:35,328 --> 00:11:38,331 私の婚約者から離れろ! 153 00:11:38,331 --> 00:11:40,333 ハッ! 154 00:11:43,336 --> 00:11:47,507 旦那様…。 陽動に気付いてしまったかな。 155 00:11:47,507 --> 00:11:49,842 さすが 久堂清霞。 156 00:11:49,842 --> 00:11:53,680 あいにく こちらには 未来の見えるお方がいる。 157 00:11:53,680 --> 00:11:56,015 フン なるほど。 158 00:11:56,015 --> 00:11:59,619 甘水直! 貴様は ここで終わらせる! 159 00:12:03,790 --> 00:12:09,295 いいや まだ始まったばかりだ。 160 00:12:09,295 --> 00:12:12,131 あっ! クッ… グッ…! 161 00:12:12,131 --> 00:12:14,334 うぅ…。 162 00:12:17,804 --> 00:12:21,007 グッ… ウゥ… ハァ…! 163 00:12:23,476 --> 00:12:26,145 ハァ ハァ ハァ…。 164 00:12:26,145 --> 00:12:28,982 逃げたか…。 165 00:12:28,982 --> 00:12:32,151 ハァ… ハァ…。 美世! 166 00:12:32,151 --> 00:12:35,822 大丈夫か!? ごめんなさい…。 167 00:12:35,822 --> 00:12:37,991 お前が無事でよかった…。 168 00:12:37,991 --> 00:12:41,594 あっ! あっ…。 169 00:12:44,163 --> 00:12:46,100 美世 無理をしないでくれ。 170 00:12:46,100 --> 00:12:49,335 自分をもっと大切にしろ。 171 00:12:49,335 --> 00:12:52,005 旦那様…。 172 00:12:52,005 --> 00:12:54,107 頼む。 173 00:12:58,678 --> 00:13:01,381 ⚟陣之内! しっかりしろ! ハッ! 174 00:13:07,620 --> 00:13:10,623 薫子さん…。 175 00:13:15,128 --> 00:13:17,130 ⚟少将閣下! 176 00:13:17,130 --> 00:13:19,132 中を調査しましたが➡ 177 00:13:19,132 --> 00:13:21,301 それらしい痕跡は 見つかりませんでした。 178 00:13:21,301 --> 00:13:23,469 そうか…。 179 00:13:23,469 --> 00:13:25,638 《やはり陽動だったか…》 180 00:13:25,638 --> 00:13:27,640 陛下が連れ去られたなんて➡ 181 00:13:27,640 --> 00:13:29,976 薄刃のウソだったのでは…? あっ…! 182 00:13:29,976 --> 00:13:32,312 甘水に 加担している可能性もある…。 183 00:13:32,312 --> 00:13:34,313 グッ クッ…。 184 00:13:34,313 --> 00:13:37,317 まさかな…。 そんなことはないと信じたいが…。 185 00:13:37,317 --> 00:13:40,486 調査は終了! 一同撤収の準備を! 186 00:13:40,486 --> 00:13:42,488 (隊員たち)はい! 187 00:13:44,490 --> 00:13:46,993 少将閣下! んっ? 188 00:13:46,993 --> 00:13:48,995 今日いっぱいでかまいません。 189 00:13:48,995 --> 00:13:51,664 ここを調査する許可をください。 190 00:13:51,664 --> 00:13:55,168 一人で調査を続けると? はい。 191 00:13:55,168 --> 00:14:00,940 気持ちは察するが 薄刃への偏見は その程度では変えられんぞ。 192 00:14:00,940 --> 00:14:03,943 それでも どうか…。 193 00:14:13,786 --> 00:14:19,292 ((新:ねぇねぇ 祖父上 薄刃のお役目って なぁに? 194 00:14:19,292 --> 00:14:22,962 (義浪)薄刃は異能者の抑止力。 195 00:14:22,962 --> 00:14:25,965 悪い異能者をやっつけるのさ。 196 00:14:25,965 --> 00:14:30,269 これは薄刃にしかできない 大切なお役目だよ。 197 00:14:36,309 --> 00:14:40,646 祖父上 どうして お友達を つくっちゃいけないの? 198 00:14:40,646 --> 00:14:45,818 そういう掟なのだ。 薄刃の掟は命よりも重い。 199 00:14:45,818 --> 00:14:48,654 でも 僕 お友達が欲しい。 200 00:14:48,654 --> 00:14:53,159 薄刃は他の異能者と なれ合ってはならんのだ。 201 00:14:53,159 --> 00:14:56,829 お前は薄刃の次期当主の器。 202 00:14:56,829 --> 00:15:00,266 掟を守り精進なさい。 203 00:15:00,266 --> 00:15:03,936 そしていつか 夢見の巫女が現れたとき➡ 204 00:15:03,936 --> 00:15:07,440 お前は その子の守り刀となるのだよ。 205 00:15:07,440 --> 00:15:10,276 (新)夢見の巫女の守り刀…。 206 00:15:10,276 --> 00:15:15,948 (義浪)いかなるときも巫女を守り 時には敵を斬る刃ともなる…。 207 00:15:15,948 --> 00:15:18,785 それは お前にしかできない➡ 208 00:15:18,785 --> 00:15:21,988 大切なお役目さ…)) 209 00:15:24,123 --> 00:15:26,292 《薄刃家は空虚だ…。 210 00:15:26,292 --> 00:15:28,961 悪い異能者など現れず➡ 211 00:15:28,961 --> 00:15:33,299 役目を果たす日など来ない。 だから…。 212 00:15:33,299 --> 00:15:36,135 欲しかった… 美世が…。 213 00:15:36,135 --> 00:15:40,973 結局 俺は空っぽのままだ…。 214 00:15:40,973 --> 00:15:45,478 俺が守りたいものなど 本当はどこにも…》 215 00:15:45,478 --> 00:15:48,815 (甘水)どうしたんだい? あっ! はっ!? 216 00:15:48,815 --> 00:15:51,017 薄刃の坊や…。 217 00:15:53,986 --> 00:15:55,988 甘水直! 218 00:15:55,988 --> 00:15:59,826 悩み事なら 僕がいちばん わかってあげられるよ? 219 00:15:59,826 --> 00:16:01,928 黙って その場に伏せろ! 220 00:16:01,928 --> 00:16:04,430 君は昔の僕みたいだ。 221 00:16:04,430 --> 00:16:07,433 なっ! 黙れと言っている! 222 00:16:07,433 --> 00:16:11,938 美世を守ることこそが 自分の使命だと信じていたのに➡ 223 00:16:11,938 --> 00:16:14,607 美世は君のものにならない。 224 00:16:14,607 --> 00:16:17,777 美世は 本当は君のものなのに。 225 00:16:17,777 --> 00:16:19,779 ざれ言を! 226 00:16:19,779 --> 00:16:23,282 僕なら君に 少しだけ生きやすくなる方法を➡ 227 00:16:23,282 --> 00:16:27,286 教えてあげられるよ。 お前の話を聞くことなどない! 228 00:16:27,286 --> 00:16:29,288 手を上げて投降しろ! 229 00:16:31,290 --> 00:16:33,292 あっ…! 230 00:16:35,795 --> 00:16:37,797 薄刃新。 231 00:16:43,302 --> 00:16:46,505 異能心教に入らないか。 232 00:16:53,145 --> 00:16:58,818 《あの襲撃の日から 異能心教への警戒は更に強まり➡ 233 00:16:58,818 --> 00:17:04,090 私は屯所内での自由な行動を 制限されてしまいました。 234 00:17:04,090 --> 00:17:10,096 初めての友人の姿は もうここにはありません》 235 00:17:10,096 --> 00:17:15,434 すみません。 現状 誰にも 邪魔されずに話ができる場所は➡ 236 00:17:15,434 --> 00:17:17,770 ここしか思いつかなかったもので。 237 00:17:17,770 --> 00:17:20,773 あのぅ お話とは? 238 00:17:20,773 --> 00:17:23,442 申し訳なかった! えっ…。 239 00:17:23,442 --> 00:17:26,612 あ… あの お顔を上げてください! 240 00:17:26,612 --> 00:17:30,283 自分は あなたのことを 見誤っていたようです。 241 00:17:30,283 --> 00:17:34,120 甘水直に対しての あなたの毅然とした態度を見て➡ 242 00:17:34,120 --> 00:17:37,290 私が間違っていたことを 悟りました。 243 00:17:37,290 --> 00:17:41,794 女性だからとか 薄刃の血縁だからとか関係ない。 244 00:17:41,794 --> 00:17:44,797 あなたは本当に勇気ある人だ。 245 00:17:44,797 --> 00:17:47,967 私は そんな…。 今後は➡ 246 00:17:47,967 --> 00:17:50,970 堂々と実力主義を うたえる組織になるように➡ 247 00:17:50,970 --> 00:17:55,308 自分も努めていきます。 陣之内のためにも。 248 00:17:55,308 --> 00:18:00,079 ハッ! あの… 薫子さんは どうなってしまうのでしょう!? 249 00:18:00,079 --> 00:18:03,249 おそらく 厳しい処分が下るかと。 250 00:18:03,249 --> 00:18:06,085 薫子さんは ご家族を守るために➡ 251 00:18:06,085 --> 00:18:09,422 異能心教に 協力せざるをえなかったんです! 252 00:18:09,422 --> 00:18:14,260 えぇ ですから 自分のほうから 処分を軽くしてもらえるよう➡ 253 00:18:14,260 --> 00:18:17,096 願い出るつもりです。 えっ! 254 00:18:17,096 --> 00:18:19,265 陣之内は強い。 255 00:18:19,265 --> 00:18:22,268 我が部隊に なくてはならぬ軍人ですから。 256 00:18:22,268 --> 00:18:25,604 はぁ… はい。 257 00:18:25,604 --> 00:18:33,612 ♬~ 258 00:18:33,612 --> 00:18:36,282 (五道)いや~ さすが葉月さん! 259 00:18:36,282 --> 00:18:39,452 隊長だけじゃ こんな すてきなパーティーできないですよ。 260 00:18:39,452 --> 00:18:41,954 また やかましいのを呼んだな。 261 00:18:41,954 --> 00:18:44,957 五道さん もう おケガはよろしいんですか? 262 00:18:44,957 --> 00:18:48,461 もちろんです! ご心配をおかけしました! 263 00:18:48,461 --> 00:18:50,463 こんばんは。 264 00:18:50,463 --> 00:18:52,798 お久しぶりです 新さん。 265 00:18:52,798 --> 00:18:55,301 美世 元気にしてましたか? 266 00:18:55,301 --> 00:18:58,304 はい。 新さんも お変わりなく。 267 00:18:58,304 --> 00:19:02,575 おかげさまで。 今日は お招きありがとうございます。 268 00:19:02,575 --> 00:19:06,245 フン! (葉月)あらやだ。 清霞ったら➡ 269 00:19:06,245 --> 00:19:09,081 また やきもち? やきもちではない! 270 00:19:09,081 --> 00:19:12,418 はいはい。 みんなそろったことだし➡ 271 00:19:12,418 --> 00:19:14,420 もう一度 乾杯しましょう! 272 00:19:14,420 --> 00:19:17,423 (一同)乾杯! 273 00:19:17,423 --> 00:19:21,927 プハァ~! 美世さん 飲んでますか~? 274 00:19:21,927 --> 00:19:24,764 いえ 私はお酒は…。 え~? 275 00:19:24,764 --> 00:19:27,600 すまない 姉の暴挙につきあわせて。 276 00:19:27,600 --> 00:19:30,936 年末くらい ゆっくり過ごしたかっただろ。 277 00:19:30,936 --> 00:19:32,938 いいえ 暴挙だなんて。 278 00:19:32,938 --> 00:19:37,443 私も お義姉さんに 会いたかったですし それに➡ 279 00:19:37,443 --> 00:19:41,447 こんなに楽しい年末 初めてです。 280 00:19:41,447 --> 00:19:44,950 そうか。 それならいいが。 281 00:19:44,950 --> 00:19:47,286 (葉月)今夜は冷えるわね。 282 00:19:47,286 --> 00:19:50,122 美世ちゃん 炭 追加してもらえる? 283 00:19:50,122 --> 00:19:54,460 はい。 今 持ってきます。 284 00:19:54,460 --> 00:19:56,796 (ふすまの開閉音) 285 00:19:56,796 --> 00:19:58,798 フン… フフッ。 286 00:19:58,798 --> 00:20:00,100 んっ…。 287 00:20:05,638 --> 00:20:07,640 あっ! 288 00:20:12,311 --> 00:20:15,314 ハッ 薫子さん…。 289 00:20:20,820 --> 00:20:23,322 美世さん お久しぶりです。 290 00:20:23,322 --> 00:20:27,493 薫子さん お元気でしたか? うん。 291 00:20:27,493 --> 00:20:30,996 あのね 私 軍の聴取が終わったら➡ 292 00:20:30,996 --> 00:20:33,332 旧都に帰ることになったんだ。 293 00:20:33,332 --> 00:20:35,668 今日は お別れを言いに。 294 00:20:35,668 --> 00:20:38,170 でも どうして? 295 00:20:38,170 --> 00:20:41,173 隊長が 上層部に掛け合ってくださって➡ 296 00:20:41,173 --> 00:20:43,843 特別に外出許可を頂けたの。 297 00:20:43,843 --> 00:20:46,011 あっ。 298 00:20:46,011 --> 00:20:48,514 旦那様が…。 299 00:20:48,514 --> 00:20:51,350 百足山班長も 私のために➡ 300 00:20:51,350 --> 00:20:54,186 処分を軽くするように 申し出てくれて…。 301 00:20:54,186 --> 00:20:58,023 私 すごく幸せ者だよね。 302 00:20:58,023 --> 00:21:02,461 みんなを裏切ってしまったのに。 303 00:21:02,461 --> 00:21:06,465 でも それは…。 こんな私に…。 304 00:21:06,465 --> 00:21:09,969 美世さんの友達でいる資格なんて ない…。 305 00:21:09,969 --> 00:21:15,474 でもね… 私 これから たくさんの時間をかけて➡ 306 00:21:15,474 --> 00:21:17,810 この罪を償うよ。 307 00:21:17,810 --> 00:21:20,312 だから… だから…。 308 00:21:20,312 --> 00:21:22,314 償い終わったら➡ 309 00:21:22,314 --> 00:21:25,818 また 友達になってくれますか? 310 00:21:34,660 --> 00:21:37,163 私でよければ…。 311 00:21:41,167 --> 00:21:43,669 ありがとう…。 312 00:21:48,507 --> 00:21:50,509 あっ! 313 00:21:50,509 --> 00:21:52,678 あっ! 314 00:21:52,678 --> 00:21:56,849 (2人)雪…。 あっ! 315 00:21:56,849 --> 00:22:01,053 (笑い声) 316 00:22:04,123 --> 00:22:07,293 (堯人)しもがれに舞う初雪は➡ 317 00:22:07,293 --> 00:22:12,131 感ずる者に等しく暗雲を呼びこむ。 318 00:22:12,131 --> 00:22:19,038 (堯人)すまないな。 そなたには つらい思いをさせることになる。