1 00:00:02,002 --> 00:00:08,508 ♬~ 2 00:00:08,508 --> 00:00:14,515 ♬~ 3 00:00:14,515 --> 00:00:23,190 ♬~ 4 00:00:23,190 --> 00:00:27,527 (清)まったく しかたないなぁ。 5 00:00:27,527 --> 00:00:29,529 まぁ任せてよ。 6 00:00:29,529 --> 00:00:32,833 僕が導くから。 7 00:00:43,377 --> 00:00:46,880 (美世)あぁ…。 8 00:00:50,083 --> 00:00:52,920 ゆり江さん…。 9 00:00:52,920 --> 00:00:55,589 (ゆり江)あっ… ハッ! 美世様! 10 00:00:55,589 --> 00:00:58,425 ご気分はいかがですか? あっ! 11 00:00:58,425 --> 00:01:01,662 ゆり江さん! 旦那様は! 12 00:01:01,662 --> 00:01:04,498 美世様…。 (ふすまの開く音) 13 00:01:04,498 --> 00:01:06,500 (葉月)美世ちゃん! 14 00:01:06,500 --> 00:01:09,603 お義姉さん 鷹倉様。 15 00:01:14,341 --> 00:01:17,344 たく 清霞ったら…。 16 00:01:17,344 --> 00:01:19,680 ごめんなさい…。 17 00:01:19,680 --> 00:01:23,016 私の… 私のせいで…。 18 00:01:23,016 --> 00:01:26,520 美世ちゃんのせいではないわ。 でも… でも➡ 19 00:01:26,520 --> 00:01:30,857 旦那様が狙われていると わかっていたのに…。 20 00:01:30,857 --> 00:01:34,027 あの子なら きっと大丈夫よ。 21 00:01:34,027 --> 00:01:36,863 (鷹倉)久堂様の居場所ですが➡ 22 00:01:36,863 --> 00:01:40,701 どうやら陸軍本部にいる可能性が 高いようです。 23 00:01:40,701 --> 00:01:43,704 (3人)あっ! 異能心教に軍本部➡ 24 00:01:43,704 --> 00:01:46,373 駐屯地も次々と制圧され➡ 25 00:01:46,373 --> 00:01:50,377 指揮系統までも 奪われてしまっております。 26 00:01:50,377 --> 00:01:55,716 対異特殊部隊は 久堂様の 後を追おうとしましたが➡ 27 00:01:55,716 --> 00:02:00,687 ヤツらとの戦闘の激しさゆえに ちりぢりになったとのことです。 28 00:02:00,687 --> 00:02:05,192 幸い 海上任務に出ていた海軍は 襲撃を免れたため➡ 29 00:02:05,192 --> 00:02:09,363 堯人様が緊急招集し 残党を追い出し➡ 30 00:02:09,363 --> 00:02:14,201 今は宮城の警備を かためているところです。 31 00:02:14,201 --> 00:02:17,037 堯人様はご無事なのですか? 32 00:02:17,037 --> 00:02:20,540 ええ ご安心ください。 ただ➡ 33 00:02:20,540 --> 00:02:24,878 やはり盟友である久堂様が あのような事態となり➡ 34 00:02:24,878 --> 00:02:27,047 相当こたえているご様子で。 35 00:02:32,886 --> 00:02:35,522 清霞のことは そんなに心配しないで。 36 00:02:35,522 --> 00:02:38,859 なんていったって 私の弟なんだから。 37 00:02:38,859 --> 00:02:41,028 はい…。 38 00:02:41,028 --> 00:02:46,633 美世様 今はどうか ゆっくり休んでくださいまし。 39 00:02:50,237 --> 00:02:54,574 (宝上)薄刃殿。 貴殿の助言なくして➡ 40 00:02:54,574 --> 00:02:58,578 あの対異特殊部隊の屯所を 落とせなかっただろう。 41 00:02:58,578 --> 00:03:02,683 (新)宝上さん 勘違いしないでください。 42 00:03:02,683 --> 00:03:06,686 すべては美世を この世界の頂点に迎えるため。 43 00:03:06,686 --> 00:03:10,190 あなた方と なれ合うつもりは ありません。 44 00:03:10,190 --> 00:03:12,692 (宝上)フフ 失礼。 45 00:03:12,692 --> 00:03:15,529 正直 私は見誤ってました。 46 00:03:15,529 --> 00:03:18,365 貴殿は決して斎森美世を➡ 47 00:03:18,365 --> 00:03:20,534 裏切れないと。 48 00:03:20,534 --> 00:03:25,105 改めて歓迎しますよ。 薄刃新殿。 49 00:03:31,545 --> 00:03:35,015 《私が夢見の異能を もっと操れていたら➡ 50 00:03:35,015 --> 00:03:38,018 旦那様を守れたかもしれないのに。 51 00:03:38,018 --> 00:03:40,887 誰かを頼って変化が訪れるのを➡ 52 00:03:40,887 --> 00:03:45,225 ただ待っているだけでは もういけない。 53 00:03:45,225 --> 00:03:47,894 私がなんとかしないと》 54 00:03:50,731 --> 00:03:52,899 《皆さん ごめんなさい》 55 00:03:59,739 --> 00:04:03,143 《隙を見て 出られるといいのだけれど…》 56 00:04:03,143 --> 00:04:06,646 待て! 軍へ行くのはやめろ。 57 00:04:06,646 --> 00:04:09,316 一人で行くなんて無謀すぎる。 58 00:04:09,316 --> 00:04:11,485 あなたは…? 59 00:04:11,485 --> 00:04:13,487 式神だ。 60 00:04:13,487 --> 00:04:15,489 ハッ! 61 00:04:15,489 --> 00:04:17,824 久堂清霞をあるじとする式。 62 00:04:17,824 --> 00:04:20,660 安心しろ。 あるじは➡ 63 00:04:20,660 --> 00:04:23,330 久堂清霞は無事だ。 64 00:04:23,330 --> 00:04:26,166 あぁ…。 65 00:04:26,166 --> 00:04:28,502 おっ おい。 あぁ…。 66 00:04:28,502 --> 00:04:30,504 よかった…。 67 00:04:36,676 --> 00:04:38,678 (清霞)ハッ! 68 00:04:43,350 --> 00:04:46,553 しばらく 頼むぞ…。 69 00:04:48,522 --> 00:04:50,857 (清)落ち着いたか。 70 00:04:50,857 --> 00:04:54,060 はい。 ありがとうございます。 71 00:04:56,363 --> 00:05:00,800 旦那様が無事なら 私は行かなければなりません。 72 00:05:00,800 --> 00:05:03,637 はぁ… まったく。 73 00:05:03,637 --> 00:05:05,805 行くなと言っても聞かないんだな。 74 00:05:05,805 --> 00:05:10,310 ならばせめて味方を探して 敵情を知るべきだ。 75 00:05:10,310 --> 00:05:13,980 お前一人で解決できるほど 単純ではないだろう。 76 00:05:13,980 --> 00:05:15,982 はい…。 77 00:05:15,982 --> 00:05:18,318 一度 薄刃家に 行ってみたらどうだ。 78 00:05:18,318 --> 00:05:23,523 他にも お前を助けてくれる人は たくさんいるはずだ。 あっ…? 79 00:05:25,659 --> 00:05:27,661 鷹倉様…? 80 00:05:30,163 --> 00:05:32,832 あの ここは? 81 00:05:32,832 --> 00:05:35,869 宮人専用の緊急通路です。 82 00:05:35,869 --> 00:05:40,540 堯人様が斎森様を こちらに案内するようにと。 83 00:05:40,540 --> 00:05:42,876 堯人様が…。 84 00:05:42,876 --> 00:05:45,545 それが未来にとって 必要なことだと➡ 85 00:05:45,545 --> 00:05:48,014 ご判断されたのです。 86 00:05:51,551 --> 00:05:54,521 (鷹倉)私が案内するのは ここまでです。 87 00:05:54,521 --> 00:05:57,724 ありがとうございます。 88 00:05:57,724 --> 00:06:00,627 堯人様は あなただからこそ➡ 89 00:06:00,627 --> 00:06:02,796 行く末を託されたのですよ。 90 00:06:02,796 --> 00:06:05,131 (清)行くぞ。 あっ。 91 00:06:05,131 --> 00:06:07,534 はい! 92 00:06:09,803 --> 00:06:12,138 足元 気をつけろよ。 93 00:06:12,138 --> 00:06:14,474 ありがとうございます。 94 00:06:14,474 --> 00:06:16,810 そういえば あなたのこと➡ 95 00:06:16,810 --> 00:06:19,312 なんとお呼びすれば よいでしょうか? 96 00:06:19,312 --> 00:06:21,648 なんでもいい。 では➡ 97 00:06:21,648 --> 00:06:25,485 「清くん」とお呼びしても? あっ…。 98 00:06:25,485 --> 00:06:27,988 す… 好きに呼べ。 99 00:06:27,988 --> 00:06:29,990 はい! 100 00:06:32,158 --> 00:06:36,162 (宝上)祖師 久堂の処遇は いかがいたしましょう。 101 00:06:36,162 --> 00:06:40,166 (甘水)そう焦るな。 美世が覚醒すれば➡ 102 00:06:40,166 --> 00:06:45,338 帝の力をも凌駕する 完全な夢見の巫女となる。 103 00:06:45,338 --> 00:06:49,175 久堂には そのための 引き金になってもらうのだよ。 104 00:06:49,175 --> 00:06:51,878 (甘水)フッ。 105 00:06:57,183 --> 00:07:03,323 (義浪)そうか。 事情はわかった。 つらかったろう。 106 00:07:03,323 --> 00:07:08,328 新のことは すまなかったな。 いえ…。 107 00:07:08,328 --> 00:07:12,832 私は… 今でもあまり➡ 108 00:07:12,832 --> 00:07:16,670 新さんが裏切ったなんて 信じられなくて…。 109 00:07:16,670 --> 00:07:20,173 何も気付いてやれなかった。 110 00:07:20,173 --> 00:07:23,510 お前の婚約者を傷つけるなど➡ 111 00:07:23,510 --> 00:07:26,846 二度とあってはならなかったのに。 112 00:07:26,846 --> 00:07:32,519 お祖父様。 私は旦那様を お救いしたいのです。 113 00:07:32,519 --> 00:07:39,025 でも 今の私では 到底力不足で 甘水に及びません。 114 00:07:39,025 --> 00:07:43,530 だから もっと多くのことを 知らなければならないのです。 115 00:07:43,530 --> 00:07:47,867 フフッ ずいぶんと たくましくなったな。 116 00:07:47,867 --> 00:07:51,204 えっ。 だがな 美世。 117 00:07:51,204 --> 00:07:55,208 力がすべてを 解決してくれるわけではない。 118 00:07:55,208 --> 00:07:59,379 美世には 直のように なってほしくはないんだ。 119 00:07:59,379 --> 00:08:02,983 はい。 直も新も➡ 120 00:08:02,983 --> 00:08:06,653 すべては薄刃家の在り方に 問題があったゆえ➡ 121 00:08:06,653 --> 00:08:09,322 間違いを起こしたのだ。 122 00:08:09,322 --> 00:08:12,993 当主であった わしの責任だ。 123 00:08:16,329 --> 00:08:19,100 聞かせていただけませんか。 124 00:08:19,100 --> 00:08:24,070 昔 薄刃家に 何があったのかを。 125 00:08:31,978 --> 00:08:36,316 もともと 甘水家は遠い分家でな➡ 126 00:08:36,316 --> 00:08:39,319 地方の農村で 暮らしていたんだが➡ 127 00:08:39,319 --> 00:08:44,491 ある事件をきっかけに 本家が預かることになった。 128 00:08:44,491 --> 00:08:46,659 事件? 129 00:08:46,659 --> 00:08:51,498 物取りに 両親を殺されたんだ。 あ…。 130 00:08:51,498 --> 00:08:53,533 (刀の刺さる音) 131 00:08:53,533 --> 00:08:58,538 (義浪)掟では異能者以外に 力を使ってはならない。 132 00:08:58,538 --> 00:09:01,775 庶民を異能で ねじ伏せるような手段を➡ 133 00:09:01,775 --> 00:09:04,778 決してとってはならない。 134 00:09:04,778 --> 00:09:08,448 しかし ヤツは掟を破り…。 135 00:09:08,448 --> 00:09:14,621 取り返しのつかない事態を 引き起こした。 136 00:09:14,621 --> 00:09:20,960 薄刃家は事態を重く見て 直の異能を封印しようと考えた。 137 00:09:20,960 --> 00:09:24,964 そんなやさき…。 138 00:09:24,964 --> 00:09:27,801 ((澄美:こんにちは! 139 00:09:27,801 --> 00:09:30,303 (澄美)あなたが直くん? 140 00:09:30,303 --> 00:09:33,640 私は 薄刃澄美よ。 よろしくね)) 141 00:09:33,640 --> 00:09:36,643 (義浪)出会ったんだ 2人は。 142 00:09:38,645 --> 00:09:41,147 (義浪)世話焼きだった 澄美のおかげで➡ 143 00:09:41,147 --> 00:09:46,986 直は徐々に心を開き 問題行動も減っていった。 144 00:09:46,986 --> 00:09:51,324 わしら大人は これはよい変化とみて➡ 145 00:09:51,324 --> 00:09:53,493 封印を先延ばしにした。 146 00:09:53,493 --> 00:09:58,498 ゆくゆくは2人が婚約して 薄刃を率いてくれればと➡ 147 00:09:58,498 --> 00:10:02,669 甘く考えていた。 しかし…。 148 00:10:02,669 --> 00:10:05,505 突然の帝の介入。 149 00:10:05,505 --> 00:10:11,010 鶴木貿易が傾き 澄美は 斎森との縁談を取り付けてきた。 150 00:10:11,010 --> 00:10:16,015 いちばん抵抗したのは 直だった。 151 00:10:16,015 --> 00:10:20,019 ヤツは絶望し… そして…。 152 00:10:20,019 --> 00:10:23,189 姿を消した。 153 00:10:23,189 --> 00:10:29,863 お祖父様 甘水直は私に 「覚醒させる」と言ったのです。 154 00:10:29,863 --> 00:10:35,034 それは お母様のことと どう関係しているのでしょう? 155 00:10:35,034 --> 00:10:39,372 そもそも覚醒とは どういうことなのでしょうか? 156 00:10:39,372 --> 00:10:42,375 うむ…。 157 00:10:42,375 --> 00:10:46,079 美世 見せたいものがある。 158 00:10:48,381 --> 00:10:51,718 これは 薄刃家に代々伝わる➡ 159 00:10:51,718 --> 00:10:54,220 『夢見の書』だ。 あっ! 160 00:10:59,559 --> 00:11:04,197 「覚醒とは 夢見の巫女のすべての力を➡ 161 00:11:04,197 --> 00:11:06,533 行使できるようになること。 162 00:11:06,533 --> 00:11:10,537 強く確かなる心を持つこと」。 163 00:11:10,537 --> 00:11:13,373 ずいぶん抽象的だな。 164 00:11:13,373 --> 00:11:16,209 つまり覚醒は状態を指す。 165 00:11:16,209 --> 00:11:20,179 他者が どうこうできることでは ないのだがな。 166 00:11:22,215 --> 00:11:26,719 お祖父様 私はいったい どうすればいいのでしょう。 167 00:11:26,719 --> 00:11:33,393 美世 心はこの力を扱ううえで とても大切なものだ。 168 00:11:33,393 --> 00:11:39,399 不安も恐れも 道を切り開くまでの 大切な道しるべとなる。 169 00:11:39,399 --> 00:11:42,068 はい。 170 00:11:46,739 --> 00:11:49,409 んっ? 171 00:11:49,409 --> 00:11:51,411 清くん。 172 00:11:51,411 --> 00:11:54,047 こちらにどうぞ。 なっ! 173 00:11:54,047 --> 00:11:58,384 おっ 同じベッドで眠るなど ありえない。 174 00:11:58,384 --> 00:12:02,655 でも ストーブの火も消してしまいました。 175 00:12:02,655 --> 00:12:06,993 寒くなりますよ。 し… 式は寒さを感じない! 176 00:12:06,993 --> 00:12:08,995 そんなこともわからないのか! 177 00:12:08,995 --> 00:12:11,497 あっ ごめんなさい。 178 00:12:11,497 --> 00:12:14,500 あっ! いや その…。 179 00:12:14,500 --> 00:12:16,669 そういうんじゃなくて。 180 00:12:16,669 --> 00:12:20,673 むしろ あるじが喜びすぎるというか…。 181 00:12:20,673 --> 00:12:22,675 あっ…。 182 00:12:22,675 --> 00:12:24,877 んんっ…。 183 00:12:26,846 --> 00:12:29,015 まったく しかたないなぁ! 184 00:12:29,015 --> 00:12:31,851 私をぬいぐるみのように 思っているなら➡ 185 00:12:31,851 --> 00:12:35,021 大間違いだぞ! はい…? 186 00:12:35,021 --> 00:12:37,523 後で後悔しても知らないからな。 187 00:12:40,193 --> 00:12:42,395 ありがとう 清くん。 188 00:12:51,037 --> 00:12:55,875 《甘水直は どうして こんなことをしているのか…。 189 00:12:55,875 --> 00:13:00,179 知りたい お母様とあの人の間に➡ 190 00:13:00,179 --> 00:13:03,349 いったい何があったのか》 191 00:13:03,349 --> 00:13:14,694 ♬~ 192 00:13:14,694 --> 00:13:16,663 あっ! 193 00:13:22,335 --> 00:13:25,705 お母様…。 194 00:13:25,705 --> 00:13:30,376 美世 あなたに 苦しいもの 重いものを➡ 195 00:13:30,376 --> 00:13:32,545 全部 背負わせてしまった。 196 00:13:32,545 --> 00:13:34,881 だから…。 197 00:13:34,881 --> 00:13:42,221 ♬~ 198 00:13:42,221 --> 00:13:44,190 ((待って! 199 00:13:44,190 --> 00:13:47,060 待ちなさい。 200 00:13:47,060 --> 00:13:50,563 もう! あれほど暴力は だめだって言ったのに➡ 201 00:13:50,563 --> 00:13:53,399 どうして人の痛みを わかろうとしないの。 202 00:13:53,399 --> 00:13:56,736 うるさい! ただのケンカだろ! 203 00:13:56,736 --> 00:13:59,739 (澄美)こんなになるまで 傷つけ合うなんて ひどいわ。 204 00:13:59,739 --> 00:14:04,510 別に 大したことないよ。 大したことあるわよ! 205 00:14:04,510 --> 00:14:09,182 誰かを傷つけたら 傷つけた分だけ 自分に返ってくるのよ。 206 00:14:09,182 --> 00:14:13,519 そんなに人を傷つけたいなら 私のことを傷つけなさい! 207 00:14:13,519 --> 00:14:15,488 あっ! 208 00:14:17,523 --> 00:14:21,361 そんなこと…。 気をつけるよ…。 209 00:14:21,361 --> 00:14:24,664 (澄美)大変! あっ! 210 00:14:24,664 --> 00:14:28,534 あっ… これは…。 211 00:14:28,534 --> 00:14:30,536 うっ! 212 00:14:30,536 --> 00:14:40,213 ♬~ 213 00:14:40,213 --> 00:14:45,184 自分を大切にして。 お願いよ。 214 00:14:48,388 --> 00:14:53,893 (女学生の話し声) 215 00:14:53,893 --> 00:14:58,398 (澄美)ねぇ お友達を つくっちゃいけないなんて➡ 216 00:14:58,398 --> 00:15:00,299 ひどい掟よね。 217 00:15:00,299 --> 00:15:05,638 学校で一人 お弁当を食べるのが どれだけ寂しいか。 218 00:15:05,638 --> 00:15:07,640 (甘水)僕が 一緒にいてあげられたら➡ 219 00:15:07,640 --> 00:15:11,310 いいんだけどな。 そういうことじゃないの。 220 00:15:11,310 --> 00:15:13,980 この掟で家族のみんなが ずっと➡ 221 00:15:13,980 --> 00:15:16,816 悲しい思いをしているのが嫌なの。 222 00:15:16,816 --> 00:15:21,487 じゃあ 掟を破ってみる? 昔の僕みたいに。 223 00:15:21,487 --> 00:15:25,158 破るんじゃない。 なくすの。 224 00:15:25,158 --> 00:15:28,828 もし私が将来 夢見の巫女になれたら…。 225 00:15:28,828 --> 00:15:31,998 帝に私たちを縛る掟を➡ 226 00:15:31,998 --> 00:15:34,667 なくしてもらうように お願いして➡ 227 00:15:34,667 --> 00:15:36,669 薄刃のみんなが いつか➡ 228 00:15:36,669 --> 00:15:40,006 お天道様のもとを 堂々と歩けるようにしたいの。 229 00:15:40,006 --> 00:15:42,008 (甘水)だからって…。 230 00:15:42,008 --> 00:15:45,511 ねぇ 私が将来 夢見の巫女になれたら➡ 231 00:15:45,511 --> 00:15:48,181 直くんは私の鞘になるのよ。 232 00:15:48,181 --> 00:15:50,850 鞘 ねぇ…。 233 00:15:50,850 --> 00:15:55,855 私が新しい世界を切り開く刀で あなたが鞘。 234 00:15:55,855 --> 00:15:58,024 名案でしょ。 235 00:15:58,024 --> 00:16:03,663 君の鞘になれるなら それほど光栄なことはないさ。 236 00:16:03,663 --> 00:16:07,834 なれるかしら 私。 夢見の巫女に。 237 00:16:07,834 --> 00:16:11,304 (甘水)なれるさ きっと。 238 00:16:20,346 --> 00:16:23,683 (澄美)精神感応ってあるじゃない。 239 00:16:23,683 --> 00:16:27,820 人の考えていることが ぼんやりと頭に入ってくるの。 240 00:16:27,820 --> 00:16:30,323 僕の考えていることも? 241 00:16:30,323 --> 00:16:33,492 直くんが今 何を考えているのかなんて➡ 242 00:16:33,492 --> 00:16:37,496 異能を使わなくてもわかるわ。 そんなバカな。 243 00:16:37,496 --> 00:16:41,834 フフッ フフ…。 244 00:16:41,834 --> 00:16:44,170 精神感応の異能持ちは➡ 245 00:16:44,170 --> 00:16:47,340 夢見の巫女になれないんだって。 あっ…。 246 00:16:47,340 --> 00:16:50,510 ずっと前にわかってたの。 247 00:16:50,510 --> 00:16:53,513 言葉にしてしまったら➡ 248 00:16:53,513 --> 00:16:58,017 本当のことに なってしまうみたいで…。 249 00:16:58,017 --> 00:17:00,620 澄美ちゃん…。 250 00:17:00,620 --> 00:17:04,790 ずっと応援してくれていたのに ごめんね。 251 00:17:04,790 --> 00:17:08,461 なんで君が謝るんだ。 252 00:17:08,461 --> 00:17:14,800 大丈夫。 夢見の異能がなくたって 君の夢は かなえられる。 253 00:17:14,800 --> 00:17:18,137 これからは僕が 君の代わりに刀になる。 254 00:17:18,137 --> 00:17:22,308 鞘じゃなく 君の守り刀に。 255 00:17:22,308 --> 00:17:24,810 だから安心して。 256 00:17:24,810 --> 00:17:29,815 君の望む理想の世界を 一緒に探しに行こう。 257 00:17:29,815 --> 00:17:32,485 約束よ。 258 00:17:32,485 --> 00:17:35,154 (甘水)うん ずっとずっと。 259 00:17:35,154 --> 00:17:37,657 約束だ。 260 00:17:39,992 --> 00:17:43,996 澄美ちゃん! 僕が君を守ると言っただろう。 261 00:17:43,996 --> 00:17:46,332 その約束を こんな形で…。 262 00:17:46,332 --> 00:17:51,504 これはそういう問題じゃないのよ。 わかるでしょう? 263 00:17:51,504 --> 00:17:54,507 私は 家族全員を守りたい。 264 00:17:54,507 --> 00:17:58,177 そのためには斎森家に 嫁がなければいけないの。 265 00:17:58,177 --> 00:18:02,982 これで 皆がまた笑って 暮らせるなら なんだってする。 266 00:18:02,982 --> 00:18:06,819 僕こそ 君のためならなんだってする! 267 00:18:06,819 --> 00:18:09,088 斎森家を潰してくるよ。 268 00:18:11,490 --> 00:18:14,827 直くん ごめんなさい。 269 00:18:14,827 --> 00:18:19,332 あなたをこんなふうにしたのは 私の責任ね。 270 00:18:19,332 --> 00:18:22,668 いつか話したこと覚えてる? 271 00:18:22,668 --> 00:18:29,342 薄刃家のみんなが お天道様の下を 堂々と歩けるようにしたいって。 272 00:18:29,342 --> 00:18:31,344 斎森家に行ってしまったら➡ 273 00:18:31,344 --> 00:18:35,348 その夢も かなわないじゃないか。 ううん。 274 00:18:35,348 --> 00:18:37,850 直くんに この夢をあげるわ。 275 00:18:37,850 --> 00:18:43,189 みんなが幸せになる道を 新しい薄刃の在り方を➡ 276 00:18:43,189 --> 00:18:46,359 みんなと一緒に探してほしいの。 277 00:18:46,359 --> 00:18:50,196 澄美ちゃん 僕と一緒に ここから出よう。 278 00:18:50,196 --> 00:18:53,699 君の夢をかなえられる どこか遠くへ。 279 00:18:53,699 --> 00:18:58,371 そんなことしてどうするの。 家族はどうするの? 280 00:18:58,371 --> 00:19:02,308 俺には家族なんていない。 澄美ちゃんだけだ。 281 00:19:02,308 --> 00:19:06,779 直くん 薄刃のみんなを守るために➡ 282 00:19:06,779 --> 00:19:10,483 私は… 行かなきゃならないの。 283 00:19:14,620 --> 00:19:21,961 (雨音) 284 00:19:21,961 --> 00:19:24,630 《澄美ちゃん… 澄美ちゃん…。 285 00:19:24,630 --> 00:19:27,967 澄美ちゃん… どうして…。 286 00:19:27,967 --> 00:19:31,804 どうして僕を置いて…》 287 00:19:31,804 --> 00:19:36,475 あの~ 澄美様の お知り合いの方ですか? 288 00:19:36,475 --> 00:19:40,579 さあさあ 冷えますので 中でお焼香を…。 289 00:19:43,149 --> 00:19:46,485 うわ~ん うわ~ん…。 290 00:19:46,485 --> 00:19:48,821 あぁ 美世様。 291 00:19:48,821 --> 00:19:52,324 まだ幼いのに 本当におかわいそうに…。 292 00:19:52,324 --> 00:19:56,162 澄美様に会いたいと ずっと泣いていて…。 293 00:19:56,162 --> 00:19:59,165 えっ… 美世…。 294 00:19:59,165 --> 00:20:02,168 フフ…。 295 00:20:02,168 --> 00:20:04,170 あっ ちょっと。 296 00:20:04,170 --> 00:20:08,174 ぜひ最後の挨拶を していってくださいまし。 297 00:20:08,174 --> 00:20:13,679 大丈夫。 夢の中でいつでも会えますから)) 298 00:20:16,515 --> 00:20:20,386 《もし 今 お母様が生きていたら➡ 299 00:20:20,386 --> 00:20:23,222 あの人に なんて声をかけるのだろう。 300 00:20:23,222 --> 00:20:29,095 愛する人を突然失う悲しみが どれだけ大きいことか…》 301 00:20:32,565 --> 00:20:36,902 お母様 私は あの人を 止められるでしょうか。 302 00:20:36,902 --> 00:20:40,906 それが お母様の娘である私の➡ 303 00:20:40,906 --> 00:20:44,410 進むべき道なのでしょうか。 304 00:20:44,410 --> 00:21:37,196 ♬~ 305 00:21:37,196 --> 00:21:40,099 あっ…。 306 00:21:44,703 --> 00:21:48,207 美世。 あっ! 307 00:21:48,207 --> 00:21:50,709 お前 覚醒を…。 308 00:21:53,379 --> 00:21:57,883 進むべき道が見えたのだな。 はい。 309 00:21:57,883 --> 00:22:03,689 お母様だけが いつも あの人に 救いの手を差し伸べていました。 310 00:22:03,689 --> 00:22:07,860 私が あの人を 止めなければいけません。 311 00:22:07,860 --> 00:22:11,864 そうか。 実にお前らしい答えだ。 312 00:22:11,864 --> 00:22:16,202 きっと 澄美も お前の背を押してくれるさ。 313 00:22:16,202 --> 00:22:19,572 はい。