1 00:00:09,509 --> 00:00:11,511 (美世)んっ…。 2 00:00:18,185 --> 00:00:20,587 ⦅清霞:普通に寝れば いいと思うが⦆ 3 00:00:22,523 --> 00:00:25,192 えっ! あっ はい! (ノック) 4 00:00:25,192 --> 00:00:28,362 (ナエ)若奥様 奥様がお呼びです。 5 00:00:28,362 --> 00:00:31,532 あっ…! お義母様が? 6 00:00:31,532 --> 00:00:38,038 《旦那様に… 見守ってください なんて言ったけど…。 7 00:00:38,038 --> 00:00:40,340 き… 緊張する…》 8 00:00:42,376 --> 00:00:44,378 (ノック) 9 00:00:44,378 --> 00:00:48,215 (ナエ)奥様 若奥様がいらっしゃいました。 10 00:00:48,215 --> 00:00:50,217 (芙由)入りなさい。 11 00:00:56,056 --> 00:00:58,058 あっ! 12 00:01:00,994 --> 00:01:03,497 《きれい…》 13 00:01:18,178 --> 00:01:22,349 (芙由)さっさと それに着替えなさい。 14 00:01:22,349 --> 00:01:24,518 これは…。 15 00:01:24,518 --> 00:01:28,522 (芙由)お仕着せよ。 あなたには それで十分でなくて? 16 00:01:28,522 --> 00:01:31,625 うっ… えっと…。 17 00:01:34,361 --> 00:01:38,198 あなたには 使用人の仕事をしてもらうわ。 18 00:01:38,198 --> 00:01:40,200 あっ…!? えっ! 19 00:01:40,200 --> 00:01:43,537 あたくし あなたがこの家にいることを➡ 20 00:01:43,537 --> 00:01:45,872 許した覚えはなくてよ。 21 00:01:45,872 --> 00:01:49,543 せめて 役に立つことでも してもらわないと困るわ。 22 00:01:49,543 --> 00:01:51,545 は… はい。 23 00:01:53,547 --> 00:01:56,216 清霞さんも困ったものだこと。 24 00:01:56,216 --> 00:01:59,886 こんな貧相な娘を 婚約者にするだなんて…。 25 00:01:59,886 --> 00:02:02,823 しかも 斎森家の娘なんて…。 26 00:02:02,823 --> 00:02:06,994 あんな家と縁を結んだところで なんの価値もないわ。 27 00:02:06,994 --> 00:02:10,664 この久堂の家に ふさわしいわけがなくてよ。 28 00:02:10,664 --> 00:02:12,666 あっ…! 29 00:02:12,666 --> 00:02:16,336 ナエ この娘を とことん使っておやりなさいな。 30 00:02:16,336 --> 00:02:21,842 奥様 本当によろしいのですか? あなた あたくしの言うことが➡ 31 00:02:21,842 --> 00:02:26,179 聞けないというの? いいえ めっそうもございません。 32 00:02:26,179 --> 00:02:29,850 ただ 若旦那様が なんとおっしゃるか…。 33 00:02:29,850 --> 00:02:31,852 あの。 んっ? 34 00:02:31,852 --> 00:02:34,521 私 お掃除します。 35 00:02:34,521 --> 00:02:36,690 やらせてください。 36 00:02:36,690 --> 00:02:40,360 ほら 本人がこう言ってるのだもの。 37 00:02:40,360 --> 00:02:44,665 頑張ります よろしくお願いいたします。 38 00:04:33,173 --> 00:04:36,676 《この地には 鬼にまつわる伝承はない。 39 00:04:36,676 --> 00:04:40,013 つまり 鬼の形をした異形が➡ 40 00:04:40,013 --> 00:04:43,183 しぜんに発生したとは 考えにくい》 41 00:04:43,183 --> 00:04:47,687 軍人さんが調べてくれるなら 助かるよ。 42 00:04:47,687 --> 00:04:51,525 ここに鬼が出るなんて知れたら 商売上がったりだろ? 43 00:04:51,525 --> 00:04:55,362 えっと ボロ屋敷の場所だったね➡ 44 00:04:55,362 --> 00:04:57,364 あっ ほら。 んっ! 45 00:04:57,364 --> 00:05:01,868 屋根が見えるだろ? あれが ボロ屋敷さ。 46 00:05:05,972 --> 00:05:10,310 (ナエ)まずは お庭のお掃除を お願いいたします。 47 00:05:10,310 --> 00:05:13,647 はい。 48 00:05:13,647 --> 00:05:16,983 《大丈夫。 掃除なら➡ 49 00:05:16,983 --> 00:05:20,787 斎森家にいたときのように やればいいはずだもの》 50 00:05:36,002 --> 00:05:38,004 フッ…。 51 00:05:38,004 --> 00:05:50,851 ♬~ 52 00:05:50,851 --> 00:05:54,354 《結露の跡も ちゃんと消えるように…》 53 00:05:54,354 --> 00:06:04,965 ♬~ 54 00:06:04,965 --> 00:06:06,967 今頃 泣きながら➡ 55 00:06:06,967 --> 00:06:09,636 帰りの身支度を してるんでしょうね。 56 00:06:09,636 --> 00:06:12,138 (笹木)フッ…。 57 00:06:12,138 --> 00:06:15,475 違うの? 58 00:06:15,475 --> 00:06:17,577 うっ…! 59 00:06:23,650 --> 00:06:25,652 えっ! 60 00:06:25,652 --> 00:06:38,164 ♬~ 61 00:06:38,164 --> 00:06:40,834 あっ! 床に はいつくばって➡ 62 00:06:40,834 --> 00:06:44,504 掃除をする姿 とってもお似合いですこと。 63 00:06:44,504 --> 00:06:49,009 あっ あの… 私 頑張ります! 64 00:06:49,009 --> 00:06:53,013 あなた! 自分が何を言われているのか➡ 65 00:06:53,013 --> 00:06:57,017 本当にわかっていて? は… はい…。 66 00:06:57,017 --> 00:07:01,788 何もかも あなたは久堂家に ふさわしくないと言ってるの! 67 00:07:01,788 --> 00:07:05,792 わかっているなら 早くこの家から消えなさい! 68 00:07:10,964 --> 00:07:13,800 お義母様のおっしゃるとおり➡ 69 00:07:13,800 --> 00:07:17,804 ここにいる価値が 自分にはないと思います。 70 00:07:17,804 --> 00:07:20,974 それで? でも…。 71 00:07:20,974 --> 00:07:25,145 旦那様は私を必要としてくれます。 72 00:07:25,145 --> 00:07:27,981 だから…。 73 00:07:27,981 --> 00:07:31,151 諦めることはいたしません。 74 00:07:31,151 --> 00:07:34,487 んっ…! ⦅笑わせるな。 75 00:07:34,487 --> 00:07:38,325 あなたのことを母親と 認めたことは 一度もない⦆ 76 00:07:38,325 --> 00:07:42,829 なによ…。 えっ!? 77 00:07:42,829 --> 00:07:46,032 バカに… しないでちょうだい! 78 00:07:48,168 --> 00:07:50,370 あっ! はっ!? 79 00:07:53,006 --> 00:07:56,843 (正清)芙由 これはさすがに 見過ごせないよ。 80 00:07:56,843 --> 00:07:58,845 旦那様…。 81 00:08:00,947 --> 00:08:05,618 芙由ちゃん 少し休もう。 ごめんね美世さん。 82 00:08:05,618 --> 00:08:07,821 い… いえ…。 83 00:08:10,957 --> 00:08:13,793 どうしてわからないの…。 84 00:08:13,793 --> 00:08:16,796 こんな完璧とは程遠い娘が➡ 85 00:08:16,796 --> 00:08:20,300 久堂家に嫁ぐなんて 許されるわけないでしょ。 86 00:08:20,300 --> 00:08:25,305 あなたに 久堂家を背負う覚悟が あると思えないわ。 87 00:08:25,305 --> 00:08:28,508 (正清)もう行こう。 88 00:08:33,646 --> 00:08:35,982 (夏代)あの…。 あっ! 89 00:08:35,982 --> 00:08:38,818 (夏代)若奥様のお掃除の腕前➡ 90 00:08:38,818 --> 00:08:42,822 正直 お見それいたしました。 えっ? 91 00:08:42,822 --> 00:08:44,991 お許しください。 92 00:08:44,991 --> 00:08:48,828 良家のご令嬢が掃除など 満足にできはしないと➡ 93 00:08:48,828 --> 00:08:50,830 甘く見ておりました。 94 00:08:50,830 --> 00:08:54,000 ゆ… 許すだなんて そんな…。 95 00:08:54,000 --> 00:08:57,337 (ミツ)使用人一同 感服いたしました。 96 00:08:57,337 --> 00:09:00,774 いつか 奥様も認めてくださいますよ。 97 00:09:00,774 --> 00:09:05,278 若旦那様が若奥様のことを お選びになられた理由が➡ 98 00:09:05,278 --> 00:09:07,280 わかる気がいたします。 99 00:09:07,280 --> 00:09:10,984 あ… ありがとうございます。 100 00:09:16,122 --> 00:09:51,324 ♬~ 101 00:09:51,324 --> 00:09:58,164 (物音) 102 00:09:58,164 --> 00:10:00,166 んっ…。 103 00:10:05,004 --> 00:10:08,341 キイイ! うっ! 104 00:10:08,341 --> 00:10:11,511 キイイキイイ キイイキイイ! 105 00:10:11,511 --> 00:10:14,114 なんなんだ こいつは…。 106 00:10:18,351 --> 00:10:20,353 これは…。 107 00:10:31,364 --> 00:10:33,533 ⦅名無しの教団…。 108 00:10:33,533 --> 00:10:36,703 (大海渡)不快だ。 逆さの盃はもちろん➡ 109 00:10:36,703 --> 00:10:40,874 神の木である榊に 火をまとわせるなど 言語道断! 110 00:10:40,874 --> 00:10:43,376 (大海渡)帝への 明らかな反逆だ! 111 00:10:43,376 --> 00:10:46,880 近頃 水面下で ひそかに問題となっている➡ 112 00:10:46,880 --> 00:10:49,382 新興の宗教団体ですね。 113 00:10:49,382 --> 00:10:53,720 ああ。 政府が裏で 必死になって追っている。 114 00:10:53,720 --> 00:10:58,057 だが その規模も 教団の本当の名前も➡ 115 00:10:58,057 --> 00:11:01,160 その内情も 何もわかっていない⦆ 116 00:11:03,163 --> 00:11:09,002 これでは 誰かに見つけてくれと 言っているようなものだな…。 117 00:11:09,002 --> 00:11:11,004 ハッ! 118 00:11:13,173 --> 00:11:15,174 何者だ!? 119 00:11:17,177 --> 00:11:22,348 ぐっ… 久堂… 清霞…。 120 00:11:22,348 --> 00:11:27,187 ぐっ! うぅ~! 121 00:11:27,187 --> 00:11:30,189 無駄だ。 死ね~! 122 00:11:33,693 --> 00:11:36,863 《あまりにも能力と動作が かみ合っていない。 123 00:11:36,863 --> 00:11:39,699 まるで素人だ》 124 00:11:39,699 --> 00:11:42,402 ぬぅ! 125 00:11:44,537 --> 00:11:46,539 ぐぅ! 126 00:11:48,875 --> 00:11:50,877 あっ! 127 00:11:55,215 --> 00:11:57,216 はっ! 128 00:11:57,216 --> 00:11:59,619 がぁ~っ! 129 00:12:07,660 --> 00:12:11,164 何者だ 答えろ。 クッ。 130 00:12:11,164 --> 00:12:13,166 クククク…。 131 00:12:13,166 --> 00:12:17,170 祖師は我に 祝福を与えてくださった。 132 00:12:17,170 --> 00:12:21,841 人知を超えた神聖なお力を~! 133 00:12:21,841 --> 00:12:28,514 我ら 異能心教の力 とくと見よ~っ! 134 00:12:28,514 --> 00:12:30,516 ハッ! 135 00:12:43,863 --> 00:12:49,535 《異能心教… それが教団の名か? 136 00:12:49,535 --> 00:12:53,873 ここに美世を連れてきたのは 間違いだったか…。 137 00:12:53,873 --> 00:12:57,877 自分の身勝手で 危険に巻き込んでしまった…》 138 00:12:59,979 --> 00:13:05,652 《家がいちばん安全だろうが あそこには母がいる…。 139 00:13:05,652 --> 00:13:08,655 「見守ってくれ」と言われたが➡ 140 00:13:08,655 --> 00:13:12,659 美世 本当に大丈夫なのか?》 141 00:13:15,662 --> 00:13:17,664 あっ!? 142 00:13:24,671 --> 00:13:27,340 まさか ずっと待っていたのか? 143 00:13:27,340 --> 00:13:30,643 おかえりなさいませ 旦那様。 144 00:13:37,016 --> 00:13:41,621 旦那様 お疲れさまでした。 145 00:13:45,191 --> 00:13:48,861 待て。 あっ? はい。 146 00:13:48,861 --> 00:13:52,031 こっちだ。 147 00:13:52,031 --> 00:13:54,033 ここに座れ。 148 00:13:54,033 --> 00:13:56,636 えっ。 149 00:14:02,642 --> 00:14:06,045 もっと寄れ。 あ… はい。 150 00:14:11,317 --> 00:14:15,822 あっ! だ… 旦那様…。 151 00:14:15,822 --> 00:14:19,158 おとなしくしていろ。 で でも…。 152 00:14:19,158 --> 00:14:21,661 このほうが暖かいだろう。 153 00:14:21,661 --> 00:14:25,064 あっ… はい…。 154 00:14:27,166 --> 00:14:29,669 母に何か言われたか? 155 00:14:29,669 --> 00:14:33,840 ええと… 今日はお義母様のおかげで➡ 156 00:14:33,840 --> 00:14:37,677 この家のことが少しだけ わかった気がします。 157 00:14:37,677 --> 00:14:41,848 んっ? ここは斎森家とは違います。 158 00:14:41,848 --> 00:14:44,350 優しさが ちゃんとあるんです。 159 00:14:44,350 --> 00:14:47,186 優しさ? はい。 160 00:14:47,186 --> 00:14:51,691 この家には暗い顔をしている方が 誰一人いません。 161 00:14:51,691 --> 00:14:55,862 そんな久堂家を守っている お義母様は すごいです。 162 00:14:55,862 --> 00:15:00,466 そんなことを言われたのは 初めてだ。 163 00:15:00,466 --> 00:15:03,970 美世 本当に 無理していないだろうな? 164 00:15:03,970 --> 00:15:08,307 はい。 あともう少しだけ 見守っていてください。 165 00:15:08,307 --> 00:15:10,643 もう少しとは どのくらいだ? 166 00:15:10,643 --> 00:15:14,480 できれば 私が音を上げるまで…。 167 00:15:14,480 --> 00:15:16,482 だめ… ですか? 168 00:15:16,482 --> 00:15:19,485 だめだと言ったら 諦めてくれるのか? 169 00:15:19,485 --> 00:15:21,988 あ… 諦めません。 170 00:15:21,988 --> 00:15:24,090 フッ…。 171 00:15:26,659 --> 00:15:28,661 旦那様…? 172 00:15:28,661 --> 00:15:33,666 わかった 何も言わずに見守ろう。 173 00:15:33,666 --> 00:15:36,569 ありがとうございます。 174 00:15:47,346 --> 00:15:50,149 《今日こそは お義母様と…》 175 00:15:53,019 --> 00:15:56,522 す~ はぁ~。 176 00:15:56,522 --> 00:15:58,691 (ノック) 177 00:15:58,691 --> 00:16:00,960 美世です。 178 00:16:00,960 --> 00:16:04,764 (芙由)入りなさい。 失礼いたします。 179 00:16:14,974 --> 00:16:17,643 お義母様 お加減が…。 180 00:16:17,643 --> 00:16:19,645 あなたのせいで…。 あっ! 181 00:16:19,645 --> 00:16:22,148 旦那様に叱られたじゃない。 182 00:16:22,148 --> 00:16:27,486 申し訳ありません。 それで? 何しに来たのかしら。 183 00:16:27,486 --> 00:16:30,490 お義母様と お話がしたくて…。 184 00:16:30,490 --> 00:16:33,593 あなたと話すことなど 何もないわ! 185 00:16:35,661 --> 00:16:39,499 では 旦那様と お話 していただけませんか? 186 00:16:39,499 --> 00:16:42,001 何を言ってるの? 187 00:16:42,001 --> 00:16:47,840 私は旦那様に家族の温かさを 教えていただきました。 188 00:16:47,840 --> 00:16:52,345 そして この家の皆さんも とても温かい…。 189 00:16:52,345 --> 00:16:58,184 それなのに お義母様と旦那様が いがみ合っている…。 190 00:16:58,184 --> 00:17:02,288 あなたのような部外者が 口を挟むことではなくてよ! 191 00:17:02,288 --> 00:17:07,293 でも お義母様が厳しくされるのは 旦那様のことを思って…。 192 00:17:07,293 --> 00:17:09,462 お黙りなさい! ハッ! 193 00:17:09,462 --> 00:17:11,964 もうこれ以上 ここでしゃべらないで! 194 00:17:11,964 --> 00:17:14,467 さっさと出ていきなさい! 195 00:17:18,304 --> 00:17:21,140 (ナエ)若奥様の おっしゃるとおりです。 196 00:17:21,140 --> 00:17:24,477 えっ。 奥様が厳しくされるのは➡ 197 00:17:24,477 --> 00:17:27,480 すべて久堂家のためなのです。 198 00:17:27,480 --> 00:17:33,986 特に若旦那様は次期当主として 厳しくお育てになられて…。 199 00:17:33,986 --> 00:17:35,988 (正清)おかげで清霞は➡ 200 00:17:35,988 --> 00:17:38,824 すっかり女性が 苦手になってしまった。 201 00:17:38,824 --> 00:17:43,996 あっ お義父様。 ナエ 僕にも一杯くれるかい? 202 00:17:43,996 --> 00:17:47,667 美世さんに謝っておかないとね。 203 00:17:47,667 --> 00:17:53,005 芙由ちゃんがああなったのは 半分 僕のせいなんだ。 204 00:17:53,005 --> 00:17:56,008 それは完璧な淑女だったよ。 205 00:17:56,008 --> 00:17:59,946 でもね ただの かわいいお嫁さんであることを➡ 206 00:17:59,946 --> 00:18:02,782 彼女は自分に許さなかった。 207 00:18:02,782 --> 00:18:07,119 そうやって 久堂家に向けられる 期待や重圧を➡ 208 00:18:07,119 --> 00:18:09,789 過剰に背負ってしまったんだ。 209 00:18:09,789 --> 00:18:14,961 奥様ご自身 そういう生き方を ずっと強いてきたためか➡ 210 00:18:14,961 --> 00:18:19,465 素直になれないところが ございます。 211 00:18:19,465 --> 00:18:21,801 ⦅謝れとは言っていない。 212 00:18:21,801 --> 00:18:24,637 謝れなんて言ってなくてよ⦆ 213 00:18:24,637 --> 00:18:29,809 お義母様は 旦那様と 似ていらっしゃいますね。 214 00:18:29,809 --> 00:18:35,147 フフフフ… そうなのです。 清霞は君を必要としている。 215 00:18:35,147 --> 00:18:41,487 大丈夫さ それがわからないほど 僕の芙由ちゃんはバカじゃないよ。 216 00:18:41,487 --> 00:18:44,323 はい。 (扉を叩く音) 217 00:18:44,323 --> 00:18:46,325 ハッ! ⚟助けておくれよ! 218 00:18:46,325 --> 00:18:49,161 (笹木)どうしたんです? 何事だい? 219 00:18:49,161 --> 00:18:53,332 軍人さん! 息子が…。 (康太)鬼だ…! 220 00:18:53,332 --> 00:18:55,334 ハッ! 鬼が出た! 221 00:18:55,334 --> 00:18:59,505 仲間を食われた…! 落ち着け 詳しく話せ! 222 00:18:59,505 --> 00:19:03,609 村のみんなで よそ者を追っ払いに行ったんだ。 223 00:19:03,609 --> 00:19:07,113 そしたら そこに鬼がいて…。 224 00:19:07,113 --> 00:19:10,783 みんな襲われて 命からがら逃げてきたんだ…。 225 00:19:10,783 --> 00:19:13,953 頼むよ! このままじゃ 村が…! 226 00:19:13,953 --> 00:19:19,458 うあっ… うあぁ… あぅぅ…。 227 00:19:19,458 --> 00:19:22,294 こ… 康太!? 康太! 228 00:19:22,294 --> 00:19:24,296 私は村へ向かう! 229 00:19:24,296 --> 00:19:27,133 僕は屋敷の結界を強化してこよう。 230 00:19:27,133 --> 00:19:30,803 笹木 ここは頼んだよ。 はい。 231 00:19:30,803 --> 00:19:34,473 美世 お前はここにいろ! ここなら安全だ。 232 00:19:34,473 --> 00:19:37,309 旦那様 お気をつけて。 233 00:19:37,309 --> 00:19:39,512 行ってくる。 234 00:19:42,648 --> 00:19:44,817 いったい どうなっちまってるんだい。 235 00:19:44,817 --> 00:19:48,821 康太 康太~! あうう…。 236 00:19:50,823 --> 00:19:54,827 《もしかしたら… 夢見の力なら…》 237 00:19:56,829 --> 00:19:59,999 《どうしよう 新さんからは➡ 238 00:19:59,999 --> 00:20:03,669 危険だから一人で 異能を使ってはいけないと…。 239 00:20:03,669 --> 00:20:07,840 だけど 助けられるとしたら…》 240 00:20:07,840 --> 00:20:10,009 いったい なんなのこれは!? 241 00:20:10,009 --> 00:20:14,013 あっ! お義母様。 何を勝手なことをしてるの➡ 242 00:20:14,013 --> 00:20:17,349 離れなさい! でも この方は…。 243 00:20:17,349 --> 00:20:20,686 その者が倒れた原因も わからないのよ。 244 00:20:20,686 --> 00:20:23,856 もし周りに危害が及んだら どうするつもりなの。 245 00:20:23,856 --> 00:20:26,692 それは…。 あなたみたいな人間は➡ 246 00:20:26,692 --> 00:20:29,195 何もできないんだから お黙りなさい! 247 00:20:29,195 --> 00:20:31,197 できます。 248 00:20:31,197 --> 00:20:33,365 何ができるというの!? 249 00:20:33,365 --> 00:20:36,869 異能を使って この方を救います。 250 00:20:36,869 --> 00:20:41,540 フッ あなたに異能がないことぐらい 知っててよ。 251 00:20:41,540 --> 00:20:46,212 あります。 私は 薄刃の家に連なる人間なんです。 252 00:20:46,212 --> 00:20:49,882 薄刃? 何を寝ぼけたことを。 253 00:20:49,882 --> 00:20:52,718 そこまでして 清霞さんの気を引きたいの? 254 00:20:52,718 --> 00:20:56,055 私は旦那様の役に立ちたい。 255 00:20:56,055 --> 00:20:59,725 婚約者という立場に 甘えたくはないんです。 256 00:20:59,725 --> 00:21:04,497 私にできる… 私の役目…。 257 00:21:04,497 --> 00:21:09,001 私は それを全うしたいのです。 258 00:21:09,001 --> 00:21:13,005 命までも懸けられて? 259 00:21:13,005 --> 00:21:16,609 懸けられます。 旦那様のためなら。 260 00:21:25,184 --> 00:21:28,187 息子を助けてくれるってのかい? 261 00:21:28,187 --> 00:21:30,689 《落ち着いて》 262 00:21:37,863 --> 00:21:39,865 ハッ! 263 00:21:39,865 --> 00:21:58,551 ♬~ 264 00:21:58,551 --> 00:22:03,322 ハァ ハァ…。 《大丈夫 きっとうまくいく》 265 00:22:03,322 --> 00:22:07,159 ハァ ハァ…。 ⚟美世! やめなさい! 266 00:22:07,159 --> 00:22:09,495 ハッ…! 267 00:22:09,495 --> 00:22:11,497 ハッ! 268 00:22:15,668 --> 00:22:19,071 新… さん?