1 00:00:22,656 --> 00:00:24,658 (美世)う…。 2 00:00:24,658 --> 00:00:26,860 (清霞)気がついたか。 3 00:00:29,997 --> 00:00:34,668 あ あの… 私 大丈夫です。 4 00:00:34,668 --> 00:00:38,171 自分で歩けますので 下ろしていただけませんか? 5 00:00:43,010 --> 00:00:46,513 本当に大丈夫か? はい。 6 00:00:46,513 --> 00:00:48,815 そうか…。 7 00:01:05,799 --> 00:01:08,969 真夏だというのに なぜ桜が…。 8 00:01:08,969 --> 00:01:13,473 《不思議… なんだか懐かしい感じがする》 9 00:01:13,473 --> 00:01:16,643 (新)やっと来てくれましたね。 10 00:01:16,643 --> 00:01:19,980 (清霞/美世)あ…。 鶴木さん? 11 00:01:19,980 --> 00:01:23,150 (新)フッ お待ちしておりました。 12 00:01:23,150 --> 00:01:26,553 ようこそ 我が薄刃家へ。 13 00:01:28,488 --> 00:01:30,591 うす ば? 14 00:03:18,465 --> 00:03:21,301 (新)よくここまで たどりつきましたね。 15 00:03:21,301 --> 00:03:24,471 ん…。 あの 薄刃って…。 16 00:03:24,471 --> 00:03:30,644 ああ 実は 俺の本当の名前は 薄刃新といいます。 17 00:03:30,644 --> 00:03:32,813 鶴木は表向きの名でして。 18 00:03:32,813 --> 00:03:36,316 薄刃 新…。 (新)ええ。 19 00:03:36,316 --> 00:03:38,819 君と同じ薄刃の血族。 20 00:03:38,819 --> 00:03:40,987 君のいとこにあたります。 21 00:03:40,987 --> 00:03:43,156 え…。 その様子だと➡ 22 00:03:43,156 --> 00:03:46,493 私が ここへ来た理由にも 察しはついているのだろう? 23 00:03:46,493 --> 00:03:50,097 美世さんの 悪夢を止めるため ですよね。 24 00:03:52,332 --> 00:03:54,668 美世の悪夢…。 25 00:03:54,668 --> 00:03:58,171 その原因は薄刃の血 そうなのだろう? 26 00:03:58,171 --> 00:04:00,107 否定はしませんが➡ 27 00:04:00,107 --> 00:04:03,110 もっと正確に言うならば 悪夢の原因は➡ 28 00:04:03,110 --> 00:04:05,946 美世さんの異能です。 え…。 29 00:04:05,946 --> 00:04:08,115 美世に異能があるというのか? 30 00:04:08,115 --> 00:04:10,450 ええ 間違いなくあります。 31 00:04:10,450 --> 00:04:14,121 それも とびきり厄介で 強力な異能がね。 32 00:04:14,121 --> 00:04:17,124 そ そんな ありえません。 33 00:04:17,124 --> 00:04:20,460 だって私には 見鬼の才が…。 34 00:04:20,460 --> 00:04:23,296 確かに 見鬼の才がなければ➡ 35 00:04:23,296 --> 00:04:26,800 通常なら異能が発動することなど まずありえない。 36 00:04:26,800 --> 00:04:28,802 だったら…。 37 00:04:28,802 --> 00:04:31,638 しかし 薄刃の異能は特殊でしてね。 38 00:04:31,638 --> 00:04:34,474 見鬼の才の有無は関係ない。 39 00:04:34,474 --> 00:04:39,479 あなたは異能を持っている それは断言できます。 40 00:04:39,479 --> 00:04:41,781 ねえ おじ君。 41 00:04:44,484 --> 00:04:47,821 (義浪)似ているな 澄美と。 あ…。 42 00:04:47,821 --> 00:04:52,659 わしは薄刃家当主 薄刃義浪という。 43 00:04:52,659 --> 00:04:58,565 薄刃澄美の父であり 美世 お前の祖父だ。 44 00:05:03,103 --> 00:05:05,105 この屋敷に来てから➡ 45 00:05:05,105 --> 00:05:07,941 少し 体が楽になったのではないか? 46 00:05:07,941 --> 00:05:12,445 え… そういえば 体が軽いような…。 47 00:05:12,445 --> 00:05:14,614 (新)薄刃の結界のおかげですよ。 48 00:05:14,614 --> 00:05:18,952 このまま この屋敷にいれば すぐに元気になるはずです。 49 00:05:18,952 --> 00:05:21,955 あ…。 結界の外に出れば どうなる? 50 00:05:21,955 --> 00:05:24,291 また再び悪夢を見るのか? 51 00:05:24,291 --> 00:05:26,459 そうなるだろうな。 52 00:05:26,459 --> 00:05:29,462 美世を悪夢から 解放する方法はないのか? 53 00:05:29,462 --> 00:05:31,798 もちろん方法はある。 54 00:05:31,798 --> 00:05:35,802 しかし 美世を救う代わりに条件が一つ。 55 00:05:35,802 --> 00:05:38,305 んっ? (義浪)久堂清霞…。 56 00:05:38,305 --> 00:05:42,142 美世を こちらに 引き渡してもらえないだろうか。 57 00:05:42,142 --> 00:05:45,478 えっ!? いったい どういうつもりだ。 58 00:05:45,478 --> 00:05:49,316 (義浪)我々にとって 美世は特別な存在なのだ。 59 00:05:49,316 --> 00:05:52,986 薄刃家にとって 何よりも な。 60 00:05:52,986 --> 00:05:57,324 だとしたら なぜ今更 引き渡しを求めてくる? 61 00:05:57,324 --> 00:06:02,762 我々も 美世には 異能が 現れないものと思っていた。 62 00:06:02,762 --> 00:06:04,764 しかし 最近になって➡ 63 00:06:04,764 --> 00:06:08,268 美世に 異能の気配を 感じるようになった。 64 00:06:08,268 --> 00:06:13,440 しかも それは薄刃の中でも 非常に けうな異能なのだ。 65 00:06:13,440 --> 00:06:17,444 なに? 美世が持つのは 夢見の力。 66 00:06:17,444 --> 00:06:21,281 他者の夢に 介入することのできる力。 67 00:06:21,281 --> 00:06:24,117 (義浪)美世が悪夢を 見続けているのは➡ 68 00:06:24,117 --> 00:06:28,288 おそらく その夢見の力のせいであろう。 69 00:06:28,288 --> 00:06:34,961 これは薄刃家が直接管理せねば いつか必ず大きな災いを呼ぶ。 70 00:06:34,961 --> 00:06:38,298 それほどまでに危険な力だ。 71 00:06:38,298 --> 00:06:40,300 美世を どうする気だ。 72 00:06:40,300 --> 00:06:42,302 (義浪)どうするもなにも…。 73 00:06:42,302 --> 00:06:45,972 あるべきものを あるべきところへ戻すだけだ。 74 00:06:45,972 --> 00:06:49,643 美世が夢見の力を持った以上➡ 75 00:06:49,643 --> 00:06:52,979 薄刃の外に 置いておくわけにはいかぬ。 76 00:06:52,979 --> 00:06:55,982 私から 美世を 引き離そうとしても無駄だ。 77 00:06:55,982 --> 00:06:57,984 (新)久堂さん。 78 00:06:57,984 --> 00:07:00,754 こうやって あなたと話しているのは➡ 79 00:07:00,754 --> 00:07:04,090 俺たちの最大限の 配慮だと思ってください。 80 00:07:04,090 --> 00:07:06,092 お前たちのざれ言に➡ 81 00:07:06,092 --> 00:07:08,595 私が首を縦に振ると思うのか? 82 00:07:08,595 --> 00:07:10,764 (新)冷静になってください。 83 00:07:10,764 --> 00:07:13,266 これは薄刃の家の話です。 84 00:07:13,266 --> 00:07:15,268 あの…。 ふざけるな! 85 00:07:15,268 --> 00:07:18,104 美世が薄刃へ行くことなど 決してありえん! 86 00:07:18,104 --> 00:07:20,440 美世は私の婚約者なのだからな。 87 00:07:20,440 --> 00:07:22,442 あの 旦那様…。 (新)だから これは➡ 88 00:07:22,442 --> 00:07:25,779 薄刃家の話であって あなたは部外者なんですよ。 89 00:07:25,779 --> 00:07:28,114 今まで さんざん放っておいて➡ 90 00:07:28,114 --> 00:07:31,117 異能があると わかった途端に 渡せというのか? 91 00:07:31,117 --> 00:07:33,620 そんな理屈が まかりとおるとでも? 92 00:07:33,620 --> 00:07:35,955 何があっても 美世は渡さん。 93 00:07:35,955 --> 00:07:37,957 私が守る。 94 00:07:37,957 --> 00:07:42,462 あなたに 美世さんを 守れるというのですか? 95 00:07:42,462 --> 00:07:44,464 なに? 96 00:07:44,464 --> 00:07:47,634 斎森家での騒動では 美世さんを誘拐され➡ 97 00:07:47,634 --> 00:07:49,636 けがを負わせた。 98 00:07:49,636 --> 00:07:52,472 そればかりか 今は悪夢を止められず➡ 99 00:07:52,472 --> 00:07:54,474 いたずらに苦しめて➡ 100 00:07:54,474 --> 00:07:58,311 それで 本当に守れていると 言えるのですか? 101 00:07:58,311 --> 00:08:00,580 ん…。 (新)そして あなたは今➡ 102 00:08:00,580 --> 00:08:03,750 こんなことをしている場合では ないのでは? 103 00:08:03,750 --> 00:08:05,752 オクツキが暴かれ➡ 104 00:08:05,752 --> 00:08:09,255 国家を揺るがす 大事件の渦中にいるはずだ。 105 00:08:09,255 --> 00:08:13,093 (新)美世さんを守る暇なんて どこにあるんです。 106 00:08:13,093 --> 00:08:16,429 貴様…。 《私なんかのために➡ 107 00:08:16,429 --> 00:08:18,431 無理をさせてしまって…。 108 00:08:18,431 --> 00:08:21,034 旦那様に 心配をかけてしまった…》 109 00:08:23,436 --> 00:08:25,605 (新)美世さんは どうしたいですか? 110 00:08:25,605 --> 00:08:27,607 え…。 111 00:08:27,607 --> 00:08:29,609 わ 私は…。 112 00:08:31,611 --> 00:08:33,613 私は…。 113 00:08:33,613 --> 00:08:38,118 ♪~ 114 00:08:38,118 --> 00:08:41,621 わかりません…。 なっ! 115 00:08:41,621 --> 00:08:44,624 《ここでそばにいたい なんて言ったら➡ 116 00:08:44,624 --> 00:08:48,628 旦那様をずっと 縛りつけてしまうかもしれない》 117 00:08:48,628 --> 00:08:51,297 フッ そうですか。 118 00:08:51,297 --> 00:08:55,301 それでは久堂さん 話し合いでは 平行線でしょうし➡ 119 00:08:55,301 --> 00:08:59,305 ここは一つ 公平に 勝負して勝ったほうが➡ 120 00:08:59,305 --> 00:09:02,575 美世さんを手に入れる というのは どうでしょう? 121 00:09:02,575 --> 00:09:04,577 ん…。 勝負…。 122 00:09:04,577 --> 00:09:06,579 (新)あなたが勝てば➡ 123 00:09:06,579 --> 00:09:10,250 美世さんに異能を 制御する方法を教えましょう。 124 00:09:10,250 --> 00:09:14,921 そうすれば もう美世さんが 悪夢を見ることはありません。 125 00:09:14,921 --> 00:09:17,757 そんな 勝負だなんて私…。 126 00:09:17,757 --> 00:09:20,760 そういうつもりじゃ…。 かまわん いいだろう。 127 00:09:24,264 --> 00:09:26,599 ありがとうございます。 128 00:09:26,599 --> 00:09:31,805 では 男らしく 真剣勝負といきましょうか。 129 00:09:35,275 --> 00:09:37,944 もし あなたが勝てば久堂家が➡ 130 00:09:37,944 --> 00:09:41,948 俺が勝てば薄刃家が 美世の居場所になる。 131 00:09:43,950 --> 00:09:45,952 無論だ。 132 00:09:52,125 --> 00:09:54,461 真剣勝負と言いましたが。 133 00:09:54,461 --> 00:09:56,463 これで問題ない。 134 00:09:56,463 --> 00:09:59,466 こっちは手加減しませんよ。 135 00:10:07,474 --> 00:10:09,476 おっと…。 136 00:10:14,481 --> 00:10:16,483 ふ…。 137 00:10:23,156 --> 00:10:25,158 遅い。 138 00:10:27,827 --> 00:10:29,829 あっ!? 139 00:10:32,332 --> 00:10:34,534 く…。 140 00:10:38,838 --> 00:10:40,840 おっと失礼。 141 00:10:40,840 --> 00:10:43,176 (新)刀のつかを 狙ったはずなんですが➡ 142 00:10:43,176 --> 00:10:45,378 外れてしまいましたか。 143 00:10:54,854 --> 00:10:57,157 (新)残念 それもハズレです。 144 00:11:00,960 --> 00:11:03,630 やっぱり トンデモないなあ。 145 00:11:03,630 --> 00:11:06,966 貴様の異能は もう私には通用しない。 146 00:11:06,966 --> 00:11:12,138 そうだ 一ついいことを 教えてあげましょう。 147 00:11:12,138 --> 00:11:15,475 俺も含め 薄刃の異能者のほとんどは➡ 148 00:11:15,475 --> 00:11:17,810 見鬼の才を持っていません。 149 00:11:17,810 --> 00:11:20,647 (新)なぜだか わかりますか? 150 00:11:20,647 --> 00:11:25,151 見鬼の才は 異形と戦うために必要なもの。 151 00:11:25,151 --> 00:11:27,820 つまり 我々の異能は➡ 152 00:11:27,820 --> 00:11:30,523 異形と戦うためのものでは ないのです。 153 00:11:32,492 --> 00:11:35,328 フフッ。 薄刃の異能は➡ 154 00:11:35,328 --> 00:11:38,131 異能者を倒すための力なんですよ。 155 00:11:43,336 --> 00:11:45,338 こんなふうにね。 156 00:11:55,348 --> 00:11:58,851 どうです? 自分の見ているものが➡ 157 00:11:58,851 --> 00:12:02,855 だんだんと信じられなくなって きたんじゃありませんか? 158 00:12:05,625 --> 00:12:07,627 こざかしい。 159 00:12:11,464 --> 00:12:13,466 すさまじい…。 160 00:12:13,466 --> 00:12:16,135 あなたのような 強力な異能者が暴走し➡ 161 00:12:16,135 --> 00:12:18,805 人を傷つけようとしたときに➡ 162 00:12:18,805 --> 00:12:21,808 いったい誰が止めることが できるでしょう? 163 00:12:26,312 --> 00:12:28,314 (新)俺たちなら➡ 164 00:12:28,314 --> 00:12:31,317 人の心に直接干渉する。 165 00:12:31,317 --> 00:12:34,821 薄刃の異能ならば それができる。 166 00:12:38,658 --> 00:12:40,860 はっ! 167 00:12:45,331 --> 00:12:47,834 く…。 168 00:12:47,834 --> 00:12:52,839 ゆえに薄刃は歴史の陰に 隠れてきたのです。 169 00:12:52,839 --> 00:12:54,841 ひそかに帝に仕え➡ 170 00:12:54,841 --> 00:12:58,845 暴走した異能者を止める 最後の要として! 171 00:13:05,785 --> 00:13:07,787 はあ~ はっ! 172 00:13:13,459 --> 00:13:18,298 どうした? 薄刃の異能とやらは その程度か? 173 00:13:18,298 --> 00:13:20,466 まったく… 幻覚に➡ 174 00:13:20,466 --> 00:13:23,803 ここまで早く対応する人は いないですよ…。 175 00:13:23,803 --> 00:13:26,806 そろそろ 終わりにさせてもらう。 176 00:13:26,806 --> 00:13:29,475 そうはいきません…。 177 00:13:29,475 --> 00:13:32,979 薄刃の人間が 異能者に負けることなんて➡ 178 00:13:32,979 --> 00:13:35,581 あっちゃいけないんですよ。 179 00:13:41,654 --> 00:13:45,158 お前の幻は もう通用しないと言ったはずだ。 180 00:13:48,327 --> 00:13:50,630 旦那様 もうやめて! 181 00:13:52,999 --> 00:13:55,501 これ以上 近づくと 巻き込まれるぞ! 182 00:13:55,501 --> 00:13:57,503 死ぬつもりか! 183 00:14:03,609 --> 00:14:05,812 これでも避けきれるか。 184 00:14:15,621 --> 00:14:17,623 ぐ…。 185 00:14:17,623 --> 00:14:20,326 終わりだ。 186 00:14:25,298 --> 00:14:27,800 旦那様! はっ! 187 00:14:27,800 --> 00:14:29,802 (銃声) 188 00:14:39,479 --> 00:14:41,481 ぐ…。 189 00:14:41,481 --> 00:14:44,083 俺の 勝ちです。 190 00:14:54,327 --> 00:14:56,329 旦那様…。 191 00:14:56,329 --> 00:14:59,499 あ… おい 待たんか! 192 00:14:59,499 --> 00:15:03,936 撃たないのか 真剣勝負なのだろう。 193 00:15:03,936 --> 00:15:05,938 撃つまでもありません。 194 00:15:05,938 --> 00:15:09,275 もうすでに決着は ついていますから。 195 00:15:09,275 --> 00:15:11,277 旦那様! はっ! 196 00:15:11,277 --> 00:15:13,279 美世! 197 00:15:13,279 --> 00:15:15,615 旦那様! 198 00:15:15,615 --> 00:15:19,452 あなたは強い… ですが➡ 199 00:15:19,452 --> 00:15:21,454 美世を守るのは…。 200 00:15:21,454 --> 00:15:23,456 旦那様! 201 00:15:23,456 --> 00:15:25,625 美世! 202 00:15:25,625 --> 00:15:27,827 俺の役目だ! 203 00:15:40,473 --> 00:15:42,575 ぐ…。 204 00:15:45,978 --> 00:15:47,980 旦那様…。 205 00:15:56,322 --> 00:15:59,158 (大海渡)事態は予想よりも深刻だ。 206 00:15:59,158 --> 00:16:01,928 (五道)また何か問題発生ですか? 207 00:16:01,928 --> 00:16:03,930 (大海渡)ああ 報告によると➡ 208 00:16:03,930 --> 00:16:07,767 異形はこれまで 一体一体 個別に動いていた。 209 00:16:07,767 --> 00:16:13,940 だが… ここにきて 群れをなして動き始めたらしい。 210 00:16:13,940 --> 00:16:16,108 (五道)まさか そんな…。 211 00:16:16,108 --> 00:16:18,110 異形の動きに合わせて➡ 212 00:16:18,110 --> 00:16:21,113 臨機応変に陣形を 変えていく必要がある。 213 00:16:21,113 --> 00:16:23,783 今すぐ 久堂にも連絡を頼む。 214 00:16:23,783 --> 00:16:25,785 (五道)了解です。 215 00:16:28,955 --> 00:16:31,958 (葉月)信じられない! それで負けたまま➡ 216 00:16:31,958 --> 00:16:34,126 すごすご帰ってきたっていうの!? 217 00:16:34,126 --> 00:16:36,295 こんな けがまでして…。 218 00:16:36,295 --> 00:16:38,631 すまない…。 219 00:16:38,631 --> 00:16:40,633 謝る暇があったら➡ 220 00:16:40,633 --> 00:16:43,302 今すぐにでも 美世ちゃんを迎えに行きなさい。 221 00:16:43,302 --> 00:16:45,304 それはできない…。 222 00:16:45,304 --> 00:16:49,809 はあ!? アンタ なに言ってん…。 勝負に負けた。 223 00:16:49,809 --> 00:16:54,814 私には 美世を連れ帰る資格がない…。 224 00:16:54,814 --> 00:16:56,816 ふん! いっ! 225 00:16:56,816 --> 00:16:59,919 あのね あなたみたいな ダメ男の気持ちなんて➡ 226 00:16:59,919 --> 00:17:01,921 どうでもいいの! 227 00:17:01,921 --> 00:17:04,257 このままじゃ 美世ちゃんが かわいそうでしょ! 228 00:17:04,257 --> 00:17:07,760 だが 美世が言ったんだ…。 229 00:17:07,760 --> 00:17:12,765 私と薄刃のどちらを選べばいいか わからないと…。 230 00:17:12,765 --> 00:17:14,767 おバカ! うっ! 231 00:17:14,767 --> 00:17:16,936 よく考えてごらんなさい。 232 00:17:16,936 --> 00:17:19,772 あなたに ひどいことを言われたからって➡ 233 00:17:19,772 --> 00:17:22,441 その腹いせに そんなこと 言うわけないじゃない! 234 00:17:22,441 --> 00:17:24,944 美世ちゃんは 自分を責めているのよ。 235 00:17:24,944 --> 00:17:27,446 あなたの気持ちを 察することができなかった➡ 236 00:17:27,446 --> 00:17:29,949 自分が悪いって。 237 00:17:29,949 --> 00:17:33,286 (葉月)あなたのそばにいたいと どんなに願っていても➡ 238 00:17:33,286 --> 00:17:37,290 あなたにそっぽを向かれたら 終わりだって そう思ってる。 239 00:17:37,290 --> 00:17:40,126 だから あなたに 必要としてもらえるように➡ 240 00:17:40,126 --> 00:17:42,128 自分を磨きたかったのよ。 241 00:17:44,463 --> 00:17:46,465 (葉月)あなたに 相談できないのだって➡ 242 00:17:46,465 --> 00:17:48,467 当たり前でしょう? 243 00:17:54,473 --> 00:17:58,644 やはり私は… 間違ってしまったんだな。 244 00:17:58,644 --> 00:18:00,746 ☎ 245 00:18:00,746 --> 00:18:02,915 しっかりしなさい! ☎ 246 00:18:02,915 --> 00:18:05,918 美世ちゃんには あなたしかいないんだから。 ☎ 247 00:18:05,918 --> 00:18:08,254 ☎ 248 00:18:08,254 --> 00:18:10,957 わかった すぐに向かう。 249 00:18:14,093 --> 00:18:16,095 これから屯所へ行ってくる。 250 00:18:16,095 --> 00:18:20,099 まさか 美世ちゃんを放って 仕事に行くつもりなの!? 251 00:18:20,099 --> 00:18:22,101 緊急事態が起きた。 252 00:18:22,101 --> 00:18:24,103 でも だからって…。 253 00:18:24,103 --> 00:18:26,439 人の命にかかわる事態だ。 254 00:18:26,439 --> 00:18:28,774 任務をないがしろにした結果➡ 255 00:18:28,774 --> 00:18:31,444 誰かが犠牲にでもなってみろ。 256 00:18:31,444 --> 00:18:34,780 それこそ 美世は自分を許せないだろう。 257 00:18:34,780 --> 00:18:37,450 だから…。 258 00:18:37,450 --> 00:18:41,754 すべてを終わらせてから 必ず美世を迎えに行く。 259 00:18:44,457 --> 00:18:46,459 そう思うんだったら➡ 260 00:18:46,459 --> 00:18:48,461 ちゃちゃっと 片づけてきちゃいなさい。 261 00:18:48,461 --> 00:18:51,764 ああ 行ってくる。 262 00:18:57,470 --> 00:18:59,972 《待っていてくれ 美世》 263 00:19:09,915 --> 00:19:12,251 どうかなさいましたか? 264 00:19:12,251 --> 00:19:14,253 (尭人)いやな…。 265 00:19:14,253 --> 00:19:17,256 《尭人:胸騒ぎがする…。 266 00:19:17,256 --> 00:19:22,061 だが今は… 信じるしかあるまいな》 267 00:19:25,264 --> 00:19:27,266 (今上帝)もうすぐだ…。 268 00:19:27,266 --> 00:19:29,769 もうすぐ来る。 269 00:19:29,769 --> 00:19:34,774 我々を脅かす者が すべて消え去る日が…。 270 00:19:34,774 --> 00:19:37,443 (今上帝)フフフ…。 271 00:19:37,443 --> 00:19:43,449 フハハハ ハハハハ…。 272 00:19:48,120 --> 00:19:50,456 (新)ついに帝都まで来ますか…。 273 00:19:50,456 --> 00:19:54,960 はい 軍の動きは 逐一 報告をお願いします。 274 00:19:54,960 --> 00:19:56,962 (新)はい では…。 275 00:19:58,964 --> 00:20:00,966 ふう…。 276 00:20:00,966 --> 00:20:04,970 万が一 対特殊部隊が 異形を止められなければ➡ 277 00:20:04,970 --> 00:20:08,474 この帝都は いったい どうなってしまうのか…。 278 00:20:08,474 --> 00:20:12,978 (新)いずれにせよ 美世が 薄刃に戻ったのであれば➡ 279 00:20:12,978 --> 00:20:16,282 俺は 俺のすべきことをするだけだ…。 280 00:20:18,317 --> 00:20:20,319 ((ねえ おじい様。 281 00:20:20,319 --> 00:20:22,321 どうした 新。 282 00:20:22,321 --> 00:20:26,492 僕は いつになったら 役目をもらえるの? 283 00:20:26,492 --> 00:20:29,161 いつだろうなあ。 284 00:20:29,161 --> 00:20:33,833 まぁ 心配せんでも いつかそのときは必ず来る。 285 00:20:33,833 --> 00:20:37,837 (義浪)お前にしかできない お前の役目を果たすときがな)) 286 00:20:40,172 --> 00:20:42,174 《やっと来たんだ…。 287 00:20:42,174 --> 00:20:46,879 俺にしかできない 俺の役目を果たすそのときが…》 288 00:20:52,685 --> 00:20:54,687 (ノック) 289 00:20:56,689 --> 00:20:58,691 はい…。 290 00:21:02,795 --> 00:21:05,097 (新)美世さん 体調はいかがですか? 291 00:21:07,299 --> 00:21:09,802 あの 旦那様は…。 292 00:21:09,802 --> 00:21:12,138 旦那様は無事なんでしょうか? 293 00:21:12,138 --> 00:21:17,143 結界の力で 屋敷の外へ飛ばしただけです。 294 00:21:17,143 --> 00:21:21,046 (新)無事に帰って 今では 普通に仕事してるみたいですよ。 295 00:21:22,982 --> 00:21:26,585 薄情な男です あなたより仕事を選んだ。 296 00:21:30,322 --> 00:21:32,324 (新)これでよかったんだ。 297 00:21:32,324 --> 00:21:36,328 すべては こうなるべくしてなった。 298 00:21:36,328 --> 00:21:38,631 これがあるべき姿です。 299 00:21:44,503 --> 00:21:46,505 お母様…。 300 00:21:46,505 --> 00:21:48,507 (新)澄美さんには➡ 301 00:21:48,507 --> 00:21:54,346 人の心と繋がることのできる異能 精神感応がありました。 302 00:21:54,346 --> 00:21:58,184 思念を他者の頭の中へ伝える力➡ 303 00:21:58,184 --> 00:22:00,786 その異能を持った 人物の子どもは➡ 304 00:22:00,786 --> 00:22:04,290 特に まれな異能を持つ場合がある。 305 00:22:04,290 --> 00:22:06,458 それが夢見の力。 306 00:22:06,458 --> 00:22:08,460 君の異能です。 307 00:22:08,460 --> 00:22:11,463 (新)実は 久堂さんの 前で話したのは➡ 308 00:22:11,463 --> 00:22:14,800 夢見の力の ほんの一端に すぎないんですよ。 309 00:22:14,800 --> 00:22:16,802 え…。 310 00:22:16,802 --> 00:22:18,971 (新)夢見の異能は➡ 311 00:22:18,971 --> 00:22:21,807 あらゆる人間の 眠りの中に入り込み➡ 312 00:22:21,807 --> 00:22:23,976 夢を操る。 313 00:22:23,976 --> 00:22:26,979 この世に 眠らない人間が いない以上➡ 314 00:22:26,979 --> 00:22:28,981 どんな強者が 相手であれ➡ 315 00:22:28,981 --> 00:22:30,983 精神を操作し➡ 316 00:22:30,983 --> 00:22:33,986 洗脳することだって 可能になる。 317 00:22:39,658 --> 00:22:41,660 それだけじゃありません。 318 00:22:41,660 --> 00:22:43,662 さらに力が開花すれば➡ 319 00:22:43,662 --> 00:22:48,167 夢の中で過去 現在 未来 すべての時を➡ 320 00:22:48,167 --> 00:22:50,502 見とおすことも できるそうです。 321 00:22:50,502 --> 00:22:54,006 そんな異能が 私にあるなんて…。 322 00:22:54,006 --> 00:22:56,008 すみません。 323 00:22:56,008 --> 00:22:58,844 急にたくさん話をしてしまって。 324 00:22:58,844 --> 00:23:01,280 どうして 私の異能は➡ 325 00:23:01,280 --> 00:23:04,283 今まで 目覚めなかったのですか。 326 00:23:04,283 --> 00:23:07,620 (義浪)それには わけがある…。 327 00:23:07,620 --> 00:23:12,458 お前の異能を 封じていた者がいたからだ。 328 00:23:12,458 --> 00:23:14,960 え… 封じていたって➡ 329 00:23:14,960 --> 00:23:17,463 誰がそんなことを…。 330 00:23:17,463 --> 00:23:22,134 それは お前の母である 澄美だ。 331 00:23:22,134 --> 00:23:24,970 え… お母様が!? 332 00:23:24,970 --> 00:23:27,806 お母様が どうして…。 333 00:23:27,806 --> 00:23:30,809 それを語るには お前が産まれる➡ 334 00:23:30,809 --> 00:23:34,813 もう少し前から 話をせねばなるまい。 335 00:23:38,484 --> 00:23:40,819 (義浪)すべて教えよう。 336 00:23:40,819 --> 00:23:43,989 なぜ澄美が斎森家に嫁ぎ➡ 337 00:23:43,989 --> 00:23:47,793 お前の異能を 封じたのかを…。