1 00:00:05,172 --> 00:00:07,674 (桂子)あらあら お色もぴったり! 2 00:00:07,674 --> 00:00:10,010 お肌の色とも相まって➡ 3 00:00:10,010 --> 00:00:13,680 着ていただく日が 待ち遠しいですわね。 4 00:00:13,680 --> 00:00:18,185 《美世:まるで お母様のお着物のような桜色》 5 00:00:18,185 --> 00:00:21,521 (ゆり江)とってもお似合いですよ ねぇ 坊ちゃん。 6 00:00:21,521 --> 00:00:23,523 (清霞)ああ。 7 00:00:23,523 --> 00:00:25,526 あの 旦那様。 8 00:00:25,526 --> 00:00:27,694 こんな立派なお着物を➡ 9 00:00:27,694 --> 00:00:30,030 こんなにたくさんいただけません。 10 00:00:30,030 --> 00:00:33,367 髪紐の礼だ。 受け取っておけ。 11 00:00:33,367 --> 00:00:36,370 は はい。 12 00:00:36,370 --> 00:00:38,372 (桂子/ゆり江)フフフッ。 んっ? 13 00:00:38,372 --> 00:00:41,208 こちらの柄を お選びになったのは➡ 14 00:00:41,208 --> 00:00:43,544 久堂様ご自身なんですよ。 15 00:00:43,544 --> 00:00:46,380 えっ? (ゆり江)ウフフッ。 16 00:00:46,380 --> 00:00:49,049 (ゆり江)よかったですわね 美世様。 17 00:00:49,049 --> 00:00:53,053 はい ありがとうございます。 18 00:00:53,053 --> 00:00:55,055 ん…。 19 00:02:37,024 --> 00:02:41,194 (実)まさかあの久堂殿を 射止めてしまうとはな。 20 00:02:41,194 --> 00:02:43,196 大したものだ。 21 00:02:43,196 --> 00:02:46,199 (香耶)おじさま? いったいなんのご冗談なの。 22 00:02:46,199 --> 00:02:49,536 (実)冗談もなにも 君の姉のことだぞ。 23 00:02:49,536 --> 00:02:53,040 美世が今どうしてるか 知りたくないのか? 24 00:02:55,375 --> 00:02:57,377 んっ。 25 00:02:57,377 --> 00:02:59,379 はっ。 26 00:02:59,379 --> 00:03:01,581 この人って…。 27 00:03:05,819 --> 00:03:09,322 あの時の。 (実)見てのとおりだ。 28 00:03:09,322 --> 00:03:11,491 はっ。 美世は久堂清霞と➡ 29 00:03:11,491 --> 00:03:13,493 うまくやってるらしい。 30 00:03:13,493 --> 00:03:16,329 この方が久堂清霞様。 31 00:03:16,329 --> 00:03:20,634 (実)まさか 彼の嫁が あの美世になるとはな。 32 00:03:23,170 --> 00:03:25,338 (実)正直 こちらとしても 困っている。 33 00:03:25,338 --> 00:03:29,176 《許せない! 許せない 許せない》 34 00:03:29,176 --> 00:03:32,512 真一も大事な君を 悪評の絶えない➡ 35 00:03:32,512 --> 00:03:37,517 久堂家に嫁がせるわけにも いかなかったのだろうが。 36 00:03:37,517 --> 00:03:42,022 んっ? 私 お父様にお願いしてくるわ。 37 00:03:42,022 --> 00:03:44,024 おじさまも お困りなのでしょう? 38 00:03:44,024 --> 00:03:46,026 あ ああ。 39 00:03:46,026 --> 00:03:48,028 ウフフ 任せて。 40 00:03:48,028 --> 00:03:51,364 お父様は私にはとことん優しいの。 41 00:03:51,364 --> 00:03:54,034 《愚かな娘よ。 42 00:03:54,034 --> 00:03:57,337 こちらの動く手間が省けて 本当に助かる》 43 00:04:00,140 --> 00:04:04,811 《旦那様のお計らいにより 花と再会を果たした私は➡ 44 00:04:04,811 --> 00:04:07,481 感謝の気持ちを伝えるべく➡ 45 00:04:07,481 --> 00:04:10,817 協力してくださった 五道様をお招きして➡ 46 00:04:10,817 --> 00:04:14,488 うたげを 催すことにしたのでした》 47 00:04:14,488 --> 00:04:18,992 (五道)いやぁ また美世さんに 会えるだなんて 楽しみだなぁ。 48 00:04:18,992 --> 00:04:21,161 あんまり浮かれすぎるなよ。 49 00:04:21,161 --> 00:04:23,663 お前 明日から夜間巡察だろう。 50 00:04:23,663 --> 00:04:27,834 はぁ~ 美世さんの手料理 何が出てくるのかな~! 51 00:04:27,834 --> 00:04:29,836 なれなれしく呼ぶな! 52 00:04:29,836 --> 00:04:31,838 おや 嫉妬ですか? 53 00:04:31,838 --> 00:04:33,840 そんなわけないだろう。 54 00:04:33,840 --> 00:04:37,010 一瞬 暴力的な衝動に 駆られただけだ。 55 00:04:37,010 --> 00:04:39,012 要するに嫉妬じゃないですか。 56 00:04:39,012 --> 00:04:41,348 何か言ったか? んっ! 57 00:04:41,348 --> 00:04:43,350 (五道)い いえ なんでも。 58 00:04:53,026 --> 00:04:55,862 よし。 59 00:04:55,862 --> 00:04:57,864 さっさと降りろ! 60 00:04:57,864 --> 00:04:59,866 (五道)ちょ 乱暴はやめてくださいよ! 61 00:04:59,866 --> 00:05:02,302 美世さんに言いつけますよ~! ふん! 62 00:05:02,302 --> 00:05:04,304 うげっ! 63 00:05:04,304 --> 00:05:06,973 あたた…。 64 00:05:06,973 --> 00:05:09,476 んっ? 65 00:05:09,476 --> 00:05:12,312 このまま 消えてもらってもかまわんが? 66 00:05:12,312 --> 00:05:15,482 勘弁してくださいよ。 67 00:05:15,482 --> 00:05:19,653 おかえりなさいませ 旦那様。 68 00:05:19,653 --> 00:05:21,855 はっ。 69 00:05:26,159 --> 00:05:28,995 あっ? わぁ 美世さん! 70 00:05:28,995 --> 00:05:31,331 五道様もいらっしゃいませ。 71 00:05:31,331 --> 00:05:34,834 いやぁ 今日はまた一段とおきれいで! 72 00:05:34,834 --> 00:05:37,037 んっ? 73 00:05:39,506 --> 00:05:41,841 んっ? 74 00:05:41,841 --> 00:05:44,511 は…。 75 00:05:44,511 --> 00:05:47,681 旦那様? あの…。 76 00:05:47,681 --> 00:05:50,350 いや きれいだ…。 77 00:05:50,350 --> 00:05:53,186 あ…。 あっ。 78 00:05:53,186 --> 00:05:55,188 ん…。 79 00:05:55,188 --> 00:05:57,524 よく 似合っている。 80 00:05:57,524 --> 00:05:59,526 ん…。 81 00:05:59,526 --> 00:06:01,962 やっぱり俺 帰ろっかな。 82 00:06:01,962 --> 00:06:05,465 あっ も 申し訳ありません 五道様! 83 00:06:05,465 --> 00:06:07,467 どうぞ おあがりください。 84 00:06:07,467 --> 00:06:09,569 アハハ…。 85 00:06:17,644 --> 00:06:21,147 お姉様が私より幸せだなんて➡ 86 00:06:21,147 --> 00:06:25,151 絶対に 絶対に許さないわ。 87 00:06:29,990 --> 00:06:33,994 うわぁ~! いただきま~す! 88 00:06:33,994 --> 00:06:37,664 あむっ… うまい! ん~! 89 00:06:37,664 --> 00:06:41,167 ほんっとに うま~い! 90 00:06:41,167 --> 00:06:43,670 たくさん召し上がってくださいね。 91 00:06:43,670 --> 00:06:46,339 いやぁ こんなにうまい 美世さんの手料理を➡ 92 00:06:46,339 --> 00:06:50,844 毎日食べられるなんて 隊長はうらやましいなぁ! 93 00:06:50,844 --> 00:06:53,847 ふぅ。 (五道)あっ これもいただこう。 94 00:06:53,847 --> 00:06:56,349 あむっ… うま~い! 95 00:06:56,349 --> 00:06:58,351 (五道)ンフフ~。 96 00:06:58,351 --> 00:07:00,954 五道様 お注ぎします。 97 00:07:00,954 --> 00:07:03,056 あっ ありがとうございます! 98 00:07:10,630 --> 00:07:13,967 はぁ~。 99 00:07:13,967 --> 00:07:19,472 五道様 先日は花のこと ありがとうございました。 100 00:07:19,472 --> 00:07:24,144 あ… 俺はただ 送り迎えしただけですよ。 101 00:07:24,144 --> 00:07:26,813 それでも 私なんかのことに➡ 102 00:07:26,813 --> 00:07:29,149 貴重な時間を割いていただいて➡ 103 00:07:29,149 --> 00:07:31,651 本当に感謝しかありません。 104 00:07:31,651 --> 00:07:34,487 んん…。 105 00:07:34,487 --> 00:07:36,823 あっ! 美世さん 俺そんなふうに➡ 106 00:07:36,823 --> 00:07:39,826 言ってもらったのは 初めてです! うれしいです! 107 00:07:39,826 --> 00:07:43,496 こんな鬼隊長とは別れて 俺と結婚しましょう! 108 00:07:43,496 --> 00:07:45,498 ブッ! へっ? 109 00:07:45,498 --> 00:07:49,002 ゴホゴホッ…。 110 00:07:49,002 --> 00:07:52,839 五道 貴様! エヘヘ 冗談ですって。 111 00:07:52,839 --> 00:07:55,175 あの 五道様。 んっ? 112 00:07:55,175 --> 00:07:57,344 お申し出はありがたいのですが➡ 113 00:07:57,344 --> 00:08:01,614 私は旦那様がいいので 申し訳ありません。 114 00:08:01,614 --> 00:08:05,618 あ… そ そんなに 真面目に返されちゃあなぁ。 115 00:08:05,618 --> 00:08:08,121 は…。 (咳払い) 116 00:08:08,121 --> 00:08:10,957 鬼の隊長も 人の子なんすねぇ~。 117 00:08:10,957 --> 00:08:12,959 なにか言ったか。 118 00:08:12,959 --> 00:08:16,262 いえ なんでも! アハハ…。 119 00:08:18,631 --> 00:08:20,834 はぁ~。 120 00:08:25,472 --> 00:08:28,308 まったく アイツは飲み過ぎだ。 121 00:08:28,308 --> 00:08:30,643 これから忙しくなるというのに。 122 00:08:30,643 --> 00:08:33,313 ご迷惑 だったでしょうか? 123 00:08:33,313 --> 00:08:35,815 いや そういうわけでは。 124 00:08:35,815 --> 00:08:40,320 まぁ 五道をもてなしたいと 言いだしたときは驚いたが。 125 00:08:40,320 --> 00:08:42,322 ん…。 126 00:08:44,324 --> 00:08:48,328 お前がやりたかったことは 思うように実現できたか? 127 00:08:48,328 --> 00:08:51,164 はい。 旦那様のおかげで➡ 128 00:08:51,164 --> 00:08:54,334 五道様に お礼をすることができました。 129 00:08:54,334 --> 00:08:57,337 本当にありがとうございます。 130 00:09:01,608 --> 00:09:05,111 (香耶)どうして!? (真一)どうしても何もない。 131 00:09:05,111 --> 00:09:07,280 美世のことは忘れなさい。 132 00:09:07,280 --> 00:09:11,284 だって 私のほうが久堂家の嫁に ふさわしいじゃない! 133 00:09:11,284 --> 00:09:13,620 (真一)ダメだ。 なんで!? 134 00:09:13,620 --> 00:09:16,322 どうして話を 聞いてくださらないの!? 135 00:09:18,625 --> 00:09:21,961 香耶 時間を持て余しているなら➡ 136 00:09:21,961 --> 00:09:24,264 おとなしく花嫁修業でもしなさい。 137 00:09:27,634 --> 00:09:31,304 お父様! 138 00:09:31,304 --> 00:09:34,140 ⦅香乃子:あなたはアレとは違うの。 139 00:09:34,140 --> 00:09:37,043 常に姉より 上でなきゃダメなのよ⦆ 140 00:09:40,647 --> 00:09:42,849 んっ。 141 00:09:45,819 --> 00:09:48,121 (香耶)幸次さん。 (幸次)んっ! 142 00:09:50,824 --> 00:09:54,327 (幸次)あれ? こんな時間にどうしたんだい? 143 00:09:58,998 --> 00:10:01,167 ねぇ 幸次さん。 144 00:10:01,167 --> 00:10:06,072 お姉様と 婚約したいと思わない? 145 00:10:14,347 --> 00:10:17,350 う…。 146 00:10:17,350 --> 00:10:20,053 ⦅はっ! え…。 147 00:10:26,192 --> 00:10:28,194 ⚟来ないで…。 ⚟助けてくれ…。 148 00:10:28,194 --> 00:10:31,698 はっ! (うめき声) 149 00:10:31,698 --> 00:10:33,700 ああ…。 150 00:10:33,700 --> 00:10:35,869 ⚟来ないで…。 ⚟ああ…。 はっ。 151 00:10:35,869 --> 00:10:38,037 うっ。 152 00:10:38,037 --> 00:10:40,707 きゃっ! うっ。 153 00:10:40,707 --> 00:10:43,376 は…。 154 00:10:43,376 --> 00:10:45,712 (香乃子)反省するまで わたくしの前に➡ 155 00:10:45,712 --> 00:10:47,914 姿を現さないでちょうだい!⦆ 156 00:10:53,553 --> 00:10:56,890 う…。 157 00:10:56,890 --> 00:10:59,092 んっ? 158 00:11:01,995 --> 00:11:04,330 はっ! 159 00:11:04,330 --> 00:11:06,332 う…。 160 00:11:06,332 --> 00:11:08,334 美世! 161 00:11:10,336 --> 00:11:13,506 はっ! 《異能の残し? 162 00:11:13,506 --> 00:11:17,510 だが 結界が破られた形跡はない。 163 00:11:17,510 --> 00:11:19,846 どういうことだ?》 164 00:11:19,846 --> 00:11:25,051 申し訳 ござい ま せん…。 165 00:11:34,360 --> 00:11:36,362 美世 起きろ! 166 00:11:36,362 --> 00:11:38,364 は…。 167 00:11:41,034 --> 00:11:43,136 大丈夫か? 168 00:11:45,705 --> 00:11:49,542 あ れ 旦那様? 169 00:11:49,542 --> 00:11:53,212 は… ずいぶんうなされていた。 170 00:11:53,212 --> 00:11:57,216 悪い夢でも見ていたのか? 171 00:11:57,216 --> 00:11:59,218 夢…。 172 00:12:02,655 --> 00:12:04,824 あ…。 173 00:12:04,824 --> 00:12:07,660 無理に思い出さなくていい。 174 00:12:07,660 --> 00:12:12,498 おかしなことがあれば 遠慮せず いつでも言え。 175 00:12:12,498 --> 00:12:15,001 はい。 いいな。 176 00:12:15,001 --> 00:12:19,505 何があっても 私が必ず駆けつける。 177 00:12:19,505 --> 00:12:22,508 わかりました 旦那様。 178 00:12:28,348 --> 00:12:30,650 んっ。 179 00:12:37,690 --> 00:12:39,692 んっ。 180 00:12:47,200 --> 00:12:50,370 ⦅香耶:お姉様と 婚約したいと思わない? 181 00:12:50,370 --> 00:12:54,874 辰石のおじさまが 協力してくださるそうよ。 182 00:12:54,874 --> 00:12:58,878 もちろん 幸次さんも 協力してくれるでしょう?⦆ 183 00:12:58,878 --> 00:13:03,082 香耶も親父も いったい何考えてるんだ。 184 00:13:08,321 --> 00:13:10,323 よしっと。 185 00:13:10,323 --> 00:13:12,492 きっと喜ばれますよ。 186 00:13:12,492 --> 00:13:14,494 坊ちゃんったら忙しいと➡ 187 00:13:14,494 --> 00:13:17,163 お食事を 面倒がったりするもんですから➡ 188 00:13:17,163 --> 00:13:19,499 今頃おなかがペコペコです。 189 00:13:19,499 --> 00:13:21,501 お仕事場へ伺って➡ 190 00:13:21,501 --> 00:13:24,504 ご迷惑じゃないといいのですけど。 191 00:13:24,504 --> 00:13:28,007 (ゆり江)大丈夫ですよ。 お支度済みしだい➡ 192 00:13:28,007 --> 00:13:30,677 ご一緒に坊ちゃんのところに お持ちしましょう。 193 00:13:30,677 --> 00:13:32,679 はい。 194 00:13:34,847 --> 00:13:37,350 (ゆり江)美世様。 はい。 195 00:13:39,519 --> 00:13:43,356 巾着は こちらを お使いになってはいかがですか? 196 00:13:43,356 --> 00:13:45,692 そのお着物に合わせた柄を➡ 197 00:13:45,692 --> 00:13:48,861 坊ちゃんが ご用意なさったんですよ。 198 00:13:48,861 --> 00:13:51,030 すてき…。 199 00:13:51,030 --> 00:13:53,199 せっかくですから ぜひ。 200 00:13:53,199 --> 00:13:55,535 坊ちゃんも喜ばれますよ。 201 00:13:55,535 --> 00:13:57,870 はい ありがとうございます。 202 00:13:57,870 --> 00:13:59,872 それでは行きましょうか。 203 00:13:59,872 --> 00:14:02,975 お昼時を逃してしまっては いけませんから➡ 204 00:14:02,975 --> 00:14:05,144 少しばかり急ぎましょうね。 205 00:14:05,144 --> 00:14:07,146 は はい。 206 00:14:14,987 --> 00:14:17,490 父さん ちょっといいかい? 207 00:14:17,490 --> 00:14:19,492 (実)あぁ どうした? 208 00:14:21,494 --> 00:14:24,497 んっ! あら 幸次さん。 209 00:14:24,497 --> 00:14:26,999 香耶 どうしてここに? 210 00:14:26,999 --> 00:14:31,337 どうしてって お姉様と 婚約者を取り替えるのよ。 211 00:14:31,337 --> 00:14:33,506 バカを言わないでくれるかな。 212 00:14:33,506 --> 00:14:35,508 バカってなによ。 213 00:14:35,508 --> 00:14:38,511 幸次さんは私よりも お姉様がお好きでしょう? 214 00:14:38,511 --> 00:14:40,513 う…。 215 00:14:40,513 --> 00:14:42,849 君のお父さんは 許可しなかったんだろう。 216 00:14:42,849 --> 00:14:45,852 家長の許しがないならそんなこと。 217 00:14:45,852 --> 00:14:50,523 じゃあ お姉様ご自身が 「いい」って言ったら? 218 00:14:50,523 --> 00:14:52,525 は…。 219 00:14:52,525 --> 00:14:54,527 フッ。 220 00:14:54,527 --> 00:14:56,629 何をする気ですか。 221 00:14:59,198 --> 00:15:01,467 まぁ 今にわかる。 222 00:15:01,467 --> 00:15:03,469 悪いようにはせん。 223 00:15:03,469 --> 00:15:06,139 お前は見ているだけでいい。 224 00:15:06,139 --> 00:15:09,142 は…。 225 00:15:15,148 --> 00:15:17,150 美世 ゆり江。 226 00:15:17,150 --> 00:15:19,152 二人とも どうした? 227 00:15:19,152 --> 00:15:21,654 旦那様 お疲れさまです。 228 00:15:21,654 --> 00:15:24,657 ご迷惑かとは思ったのですが➡ 229 00:15:24,657 --> 00:15:29,495 その ちゃんとお食事を とられたか心配になって。 230 00:15:29,495 --> 00:15:31,831 差し入れを持ってきました。 231 00:15:31,831 --> 00:15:36,169 そ そうか。 それは 助かる。 232 00:15:36,169 --> 00:15:38,504 この日ざしの中を 歩いてきたのだろう? 233 00:15:38,504 --> 00:15:40,506 中で休んでいくか? 234 00:15:40,506 --> 00:15:43,009 いえ せっかくですけど➡ 235 00:15:43,009 --> 00:15:46,345 お邪魔をしてはいけませんし 帰りますね。 236 00:15:46,345 --> 00:15:49,549 わかった。 では 失礼いたします。 237 00:15:53,186 --> 00:15:57,023 あっ 美世 お守りは持っているか? 238 00:15:57,023 --> 00:16:00,293 は はい ちゃんとここに。 239 00:16:00,293 --> 00:16:02,962 そうか 持っているならいい。 240 00:16:02,962 --> 00:16:05,631 ⚟久堂隊長! 今行く! 241 00:16:05,631 --> 00:16:09,969 本当は送っていきたいところだが 少し立て込んでいてな。 242 00:16:09,969 --> 00:16:13,806 大丈夫です。 お忙しいところ お邪魔してしまって➡ 243 00:16:13,806 --> 00:16:15,808 申し訳ありません。 244 00:16:15,808 --> 00:16:20,313 気にするな。 それでは二人とも 気をつけて帰ってくれ。 245 00:16:20,313 --> 00:16:24,317 ウフフ 坊ちゃんったら てれていましたねぇ。 246 00:16:26,986 --> 00:16:29,322 あ あっ! 247 00:16:29,322 --> 00:16:32,325 美世様? どうかしましたか? 248 00:16:32,325 --> 00:16:34,827 えっと あの。 249 00:16:34,827 --> 00:16:38,998 お守り 家に 忘れてきてしまったみたいで。 250 00:16:38,998 --> 00:16:43,169 まあ 大変! ゆり江が 急かしてしまったせいですね。 251 00:16:43,169 --> 00:16:45,838 いえ 私の不注意で。 252 00:16:45,838 --> 00:16:49,842 必ず持ち歩くとお約束したのに。 253 00:16:49,842 --> 00:16:53,513 でしたら 美世様 まっすぐ早めに帰りましょう。 254 00:16:53,513 --> 00:16:55,514 はい! 255 00:16:57,683 --> 00:17:01,621 《私ったら 本当にダメね。 256 00:17:01,621 --> 00:17:05,791 旦那様からいただいた 大切なお守りなのに。 257 00:17:05,791 --> 00:17:09,962 新しい巾着に浮かれて 忘れてしまうなんて》 258 00:17:09,962 --> 00:17:11,964 え…。 (エンジン音) 259 00:17:11,964 --> 00:17:14,133 あっ? 260 00:17:14,133 --> 00:17:17,136 うっ! 261 00:17:17,136 --> 00:17:20,039 うっ あっ! 262 00:17:23,976 --> 00:17:25,978 はっ! ゆり江さん! 263 00:17:25,978 --> 00:17:29,148 はっ! 美世様!? 美世様! 264 00:17:29,148 --> 00:17:31,350 うっ! ゆり江さ…。 265 00:17:33,486 --> 00:17:35,488 美世様! (ドアを閉める音) 266 00:17:35,488 --> 00:17:38,090 きゃあ! うっ! 267 00:17:41,160 --> 00:17:43,829 あぁ…。 268 00:17:43,829 --> 00:17:47,500 美世様~! 269 00:17:47,500 --> 00:17:49,835 香耶も父さんも➡ 270 00:17:49,835 --> 00:17:52,338 いったい美世に 何をするつもりなんだよ。 271 00:17:52,338 --> 00:17:56,676 お姉様に久堂家との縁談を 辞退していただくのよ。 272 00:17:56,676 --> 00:17:58,678 ねっ おじさま。 273 00:17:58,678 --> 00:18:01,948 こちらとしても このまま黙っておられんからな。 274 00:18:01,948 --> 00:18:04,283 ウフッ それじゃあ➡ 275 00:18:04,283 --> 00:18:08,788 斎森の屋敷で お待ちしておりますわ。 276 00:18:08,788 --> 00:18:11,624 (ドアの開閉音) 277 00:18:11,624 --> 00:18:15,962 あの娘を手に入れるためだ しかたあるまい。 278 00:18:15,962 --> 00:18:17,964 今になって どうして。 279 00:18:17,964 --> 00:18:20,299 これは家と家の問題だ。 280 00:18:20,299 --> 00:18:22,802 あの時は 美世が孤立していたほうが➡ 281 00:18:22,802 --> 00:18:26,138 我が辰石にとって 都合がよかったのだ。 282 00:18:26,138 --> 00:18:29,141 はっ なんだって。 283 00:18:29,141 --> 00:18:31,477 お前には理解できまい。 284 00:18:31,477 --> 00:18:35,481 家の存続のためなら 必要なことはなんでもする。 285 00:18:38,484 --> 00:18:41,153 (実)それが辰石家当主たる➡ 286 00:18:41,153 --> 00:18:43,155 私の務めだ。 287 00:18:43,155 --> 00:18:46,826 《幸次:くっ! 許せない》 288 00:18:46,826 --> 00:18:49,996 (幸次)ずっと ずっと…。 289 00:18:49,996 --> 00:18:52,665 ひどい目に遭ってる美世に 手を差し伸べず➡ 290 00:18:52,665 --> 00:18:54,834 傍観し続けたのは➡ 291 00:18:54,834 --> 00:18:58,004 全部 自分の 利益のためだっていうのか! 292 00:18:58,004 --> 00:19:00,606 くっ…。 293 00:19:00,606 --> 00:19:03,275 許せない! 294 00:19:03,275 --> 00:19:07,613 (幸次)く…。 295 00:19:07,613 --> 00:19:11,117 ほう。 異能で私と勝負する気か? 296 00:19:11,117 --> 00:19:13,786 アンタの言うことは もう聞きたくない! 297 00:19:13,786 --> 00:19:16,122 無駄だ やめておけ。 298 00:19:16,122 --> 00:19:18,824 これ以上 美世を好きにはさせない! 299 00:19:22,795 --> 00:19:25,297 なっ! ほう。 300 00:19:25,297 --> 00:19:27,967 お前に ここまでの力があったとはな。 301 00:19:27,967 --> 00:19:29,969 なんで! 302 00:19:29,969 --> 00:19:32,138 動け! 動けよ! 303 00:19:32,138 --> 00:19:34,140 バカ者が。 304 00:19:34,140 --> 00:19:37,476 異能者として ろくに 訓練もしていない未熟者が➡ 305 00:19:37,476 --> 00:19:41,480 私の異能に 抵抗できるわけがないだろう。 306 00:19:41,480 --> 00:19:43,983 くっ! 307 00:19:43,983 --> 00:19:47,153 ぐっ。 308 00:19:47,153 --> 00:19:50,656 あっ! く…。 309 00:19:50,656 --> 00:19:53,492 く…。 310 00:19:53,492 --> 00:19:56,328 私に 盾突こうというのなら➡ 311 00:19:56,328 --> 00:19:58,831 そこでしばらく寝てろ。 312 00:19:58,831 --> 00:20:03,002 くそ なんで なんで…。 (ドアの開閉音) 313 00:20:03,002 --> 00:20:05,004 (車のドアを閉める音) 314 00:20:05,004 --> 00:20:08,674 出してくれ。 かしこまりました。 315 00:20:08,674 --> 00:20:10,676 《実:幸次よ。 316 00:20:10,676 --> 00:20:14,346 欲しいものを得たいのならば 手段を選べ。 317 00:20:14,346 --> 00:20:17,349 何事も無策だから お前はいつまで経っても➡ 318 00:20:17,349 --> 00:20:19,351 二流なのだ》 319 00:20:19,351 --> 00:20:24,023 くっ! ぐっ! 320 00:20:24,023 --> 00:20:26,692 バカだ 僕は。 321 00:20:26,692 --> 00:20:29,028 (一志)そうやって下を向いて➡ 322 00:20:29,028 --> 00:20:32,531 また時が過ぎるのを待つのかい? 323 00:20:32,531 --> 00:20:34,633 兄さん。 324 00:20:41,040 --> 00:20:43,542 う… クソッ。 325 00:20:43,542 --> 00:20:46,212 また何もできなかった。 326 00:20:46,212 --> 00:20:48,380 親父にすら勝てないだなんて。 327 00:20:48,380 --> 00:20:51,050 僕はまだまだ未熟者だ。 328 00:20:51,050 --> 00:20:53,052 なら 諦めるかい? 329 00:20:53,052 --> 00:20:56,555 んっ! 330 00:20:56,555 --> 00:21:00,659 そりゃ 面倒なことは 関わらないほうが楽さ。 331 00:21:00,659 --> 00:21:03,329 でも じゃあそもそもお前は➡ 332 00:21:03,329 --> 00:21:05,631 なんのために 親父に刃向かったわけ? 333 00:21:08,000 --> 00:21:10,102 んっ。 334 00:21:12,338 --> 00:21:14,340 フッ 顔洗ってこい。 335 00:21:14,340 --> 00:21:16,342 お前を待ってる人がいるだろ。 336 00:21:18,344 --> 00:21:20,346 美世。 337 00:21:20,346 --> 00:21:22,681 《諦めない。 338 00:21:22,681 --> 00:21:25,518 美世を救うために》 339 00:21:25,518 --> 00:21:28,020 (ゆり江)すみません 坊ちゃん。 340 00:21:28,020 --> 00:21:31,023 なっ! 美世が かどわかされた!? 341 00:21:31,023 --> 00:21:35,027 私がついていながら 本当に申し訳ありません。 342 00:21:35,027 --> 00:21:37,696 お守りはどうした 持っていたはずだろう? 343 00:21:37,696 --> 00:21:41,367 それが 坊ちゃんとお別れしたあと➡ 344 00:21:41,367 --> 00:21:43,369 ないと気づいて。 345 00:21:43,369 --> 00:21:46,372 くっ。 美世様…。 346 00:21:46,372 --> 00:21:50,543 《十中八九 犯人はわかっている。 347 00:21:50,543 --> 00:21:52,545 美世の居場所は》 348 00:21:52,545 --> 00:21:54,713 ⚟おい ここは立ち入り禁止だぞ! 349 00:21:54,713 --> 00:21:58,384 (幸次)放せよ! 俺は久堂さんに 用があって来たんだ! 350 00:21:58,384 --> 00:22:00,319 隊長。 (幸次)くっ 久堂さん! 351 00:22:00,319 --> 00:22:02,321 あっ。 352 00:22:02,321 --> 00:22:04,523 は…。 353 00:22:08,160 --> 00:22:12,331 あなたに こんなことを頼むのは 筋違いだってわかってる。 354 00:22:12,331 --> 00:22:15,167 でも お願いします。 355 00:22:15,167 --> 00:22:18,003 僕だけじゃ 美世を助けられない! 356 00:22:18,003 --> 00:22:20,005 は…。