1 00:00:01,334 --> 00:00:04,212 (ナレーション)ある日 三門(みかど)市に異次元からの門(ゲート)が開き— 2 00:00:04,379 --> 00:00:06,715 近界民(ネイバー)と呼ばれる 侵略者が現れた 3 00:00:07,757 --> 00:00:09,926 絶体絶命と 思われた そのとき— 4 00:00:10,051 --> 00:00:12,804 ボーダーが現れ 近界民(ネイバー)を退けた 5 00:00:13,722 --> 00:00:17,100 それから4年 ボーダー所属の三雲修(みくも おさむ)は 6 00:00:17,225 --> 00:00:18,518 自らを 近界民(ネイバー)と名乗る— 7 00:00:18,643 --> 00:00:21,104 謎の少年 空閑遊真(くが ゆうま)と出会う 8 00:00:21,813 --> 00:00:24,649 ボーダー本部に 目をつけられた遊真と修は— 9 00:00:24,983 --> 00:00:27,819 迅(じん)と共に 玉狛(たまこま)支部へと足を運ぶ 10 00:00:27,986 --> 00:00:31,656 そこで 遊真が語りだした 父 空閑有吾(ゆうご)との過去 11 00:00:31,990 --> 00:00:34,034 そして 隠された秘密 12 00:00:34,200 --> 00:00:35,869 遊真が こちら側の世界に— 13 00:00:35,952 --> 00:00:38,788 来た理由が 明らかになろうとしていた 14 00:00:38,955 --> 00:00:41,416 (刺さる音) (遊真)よし! 釣れた釣れた 15 00:00:41,583 --> 00:00:42,542 あっ… おっと… 16 00:00:42,709 --> 00:00:43,710 (斬る音) 17 00:00:44,002 --> 00:00:47,547 (有吾)おい こら 半人前 な〜に ボケッとしてんだ 18 00:00:47,672 --> 00:00:51,384 (遊真)別に 助けてくれなくても 平気だよ 親父(おやじ) 19 00:00:57,182 --> 00:00:58,475 (トリガー使いたち)ハッ… 20 00:01:00,727 --> 00:01:05,648 (一同)オオーッ! 21 00:01:05,774 --> 00:01:08,068 (遊真) 城塞国家 カルワリア 22 00:01:08,860 --> 00:01:11,654 (遊真)ほかの惑星国家から 侵略を受けていた— 23 00:01:11,780 --> 00:01:13,990 近界民(ネイバー)の中規模国家のひとつ 24 00:01:14,157 --> 00:01:16,493 (ミニレプリカ) ユーマとユーゴの運命は— 25 00:01:16,659 --> 00:01:19,329 ここで大きく変わることになる 26 00:01:20,121 --> 00:01:26,127 ♪〜 27 00:02:44,205 --> 00:02:48,835 〜♪ 28 00:02:56,718 --> 00:02:59,512 (力み声) 29 00:03:04,851 --> 00:03:09,647 (ライモンド) トリガー使いを一度に3人も 捕らえるとは さすがユーゴだな 30 00:03:09,772 --> 00:03:11,983 こいつらは捕虜交換に使える 31 00:03:12,108 --> 00:03:14,152 ウチの団員を取り戻せるぞ! 32 00:03:14,277 --> 00:03:16,154 (一同)オーッ! 33 00:03:16,279 --> 00:03:18,823 (遊真) 1人は 俺が捕まえたんですがね 34 00:03:18,948 --> 00:03:20,950 (ヴィッターノ) うんうん 偉いぞ ユーマ 35 00:03:21,075 --> 00:03:22,952 (イズカチャ)フフッ… 36 00:03:24,579 --> 00:03:28,917 (ミニレプリカ)その国の 防衛団長とユーゴは旧知の仲であり 37 00:03:29,042 --> 00:03:31,586 かつて世話になった縁と恩から— 38 00:03:32,295 --> 00:03:35,715 ユーゴたちは防衛に力を貸していた 39 00:03:36,799 --> 00:03:39,969 だが ホントに ユーゴが来てくれて助かったよ 40 00:03:40,094 --> 00:03:43,848 (有吾)なに… お前には昔 世話になったからな 41 00:03:43,973 --> 00:03:46,017 ちょっとした恩返しってやつさ 42 00:03:46,267 --> 00:03:49,896 (ライモンド)いや ちょっとしたなんてもんじゃないぞ 43 00:03:50,021 --> 00:03:53,233 お前がいてくれるおかげで みんなの士気も上がってるしな 44 00:03:53,983 --> 00:03:57,278 スピンテールの連中を退けるまで どうか頼むぞ ユーゴ 45 00:03:57,445 --> 00:03:59,489 (有吾)了解だ ライモンド 46 00:04:00,531 --> 00:04:04,035 む〜っ… 俺は 全然 目に入ってないね 47 00:04:04,160 --> 00:04:07,872 大丈夫! 私たちが すごく頼りにしてるから 48 00:04:07,997 --> 00:04:09,123 そうだぞ ユーマ! 49 00:04:09,457 --> 00:04:11,793 む〜っ… 50 00:04:11,918 --> 00:04:15,421 (遊真)カルワリアは城塞での 籠城戦を得意としていたけど— 51 00:04:15,546 --> 00:04:17,799 決して強い国ではなかった 52 00:04:17,924 --> 00:04:20,593 だから トリガー使いは歓迎された 53 00:04:21,344 --> 00:04:24,222 俺は 親父に そこそこ鍛えられてたから 54 00:04:24,347 --> 00:04:26,683 戦闘でも まあまあ役に立ってたし 55 00:04:27,058 --> 00:04:29,018 半人前なりに うまくやってたよ 56 00:04:33,189 --> 00:04:35,942 (ミニレプリカ) 全ては うまくいっていた 57 00:04:36,651 --> 00:04:40,071 (ミニレプリカ) ユーゴが死んだ あの日までは… 58 00:04:40,196 --> 00:04:41,614 (修)ンンッ… 59 00:04:46,744 --> 00:04:48,579 (団員A)うん? (団員B)どうした? 60 00:04:48,705 --> 00:04:52,000 いや 今 何か いたような… 61 00:04:55,003 --> 00:04:56,254 (団員A)アッ! 62 00:04:56,713 --> 00:04:57,547 ンッ! 63 00:05:06,556 --> 00:05:08,850 (兵士)アア… (兵士)ウソだろう 64 00:05:09,684 --> 00:05:10,935 これは… 65 00:05:12,020 --> 00:05:13,187 やはり… 66 00:05:14,439 --> 00:05:15,648 (有吾)んっ… 67 00:05:17,650 --> 00:05:21,029 (有吾)ユーマ お前 しばらく戦闘に出るな 68 00:05:21,154 --> 00:05:22,530 砦(とりで)の中にいろ 69 00:05:22,780 --> 00:05:25,533 え〜っ? なんで? 70 00:05:25,950 --> 00:05:29,245 今日 南門でウチの団員が殺された 71 00:05:29,370 --> 00:05:32,290 隊でも指折りのトリガー使いが あっさりとだ 72 00:05:33,124 --> 00:05:37,462 情報では スピンテールは よその国から刺客を雇ったらしい 73 00:05:37,754 --> 00:05:42,759 目撃者の話を聞くに 恐らくはブラックトリガー 74 00:05:43,384 --> 00:05:45,136 俺がいなくて 守りは もつの? 75 00:05:45,678 --> 00:05:49,223 (有吾) 何言ってんだ 俺たちだけで楽勝だ 76 00:05:49,390 --> 00:05:51,726 (サイレン) (兵士)敵襲だ! 77 00:05:51,893 --> 00:05:54,437 南門に向かって スピンテール軍が侵攻中 78 00:06:00,151 --> 00:06:04,739 いいか? 門の外には 絶対 出るな おとなしくしとけよ 79 00:06:10,119 --> 00:06:10,828 (爆発音) 80 00:06:11,746 --> 00:06:12,663 (斬る音) 81 00:06:21,297 --> 00:06:22,131 (爆発音) 82 00:06:22,298 --> 00:06:23,841 (兵士たち)ウッ! 83 00:06:23,966 --> 00:06:25,426 (兵士)ターッ! 84 00:06:25,593 --> 00:06:26,594 (兵士)ヤッ! 85 00:06:33,768 --> 00:06:36,938 ほら 見ろ やっぱり押されてるじゃん 86 00:06:37,730 --> 00:06:40,608 トリガー使いの人数に 差があるんだよ 87 00:06:40,942 --> 00:06:43,152 やっぱり 俺が出るしかないな 88 00:06:43,694 --> 00:06:45,029 トリガー 起動(オン) 89 00:06:49,534 --> 00:06:52,411 (レプリカ) ユーゴは 戦闘に出るなと言ったぞ 90 00:06:52,537 --> 00:06:54,580 けど このままじゃ 押し切られるだろう 91 00:06:54,997 --> 00:06:56,499 ンッ… ンッ… 92 00:06:58,960 --> 00:06:59,919 (兵士)ンッ! 93 00:07:00,044 --> 00:07:01,379 (殴る音) アアッ! 94 00:07:01,546 --> 00:07:04,423 俺が裏を突いて 敵の部隊を崩す 95 00:07:06,217 --> 00:07:07,343 ハッ… 96 00:07:12,473 --> 00:07:13,724 アア… 97 00:07:22,108 --> 00:07:25,069 (ミニレプリカ) ユーマの人生は そこで終わった… 98 00:07:25,403 --> 00:07:28,531 いや 終わるはずだった 99 00:07:31,117 --> 00:07:34,745 (有吾)バカ… 何やられてんだ 100 00:07:35,496 --> 00:07:38,374 ちょっと待ってろ 俺が すぐ助けてやる 101 00:07:43,337 --> 00:07:45,465 (ミニレプリカ)ユーゴは ユーマを助けるために— 102 00:07:45,590 --> 00:07:47,133 ブラックトリガーを作った 103 00:07:48,843 --> 00:07:52,930 死にゆくユーマの肉体を トリガーの内部に封印し— 104 00:07:53,097 --> 00:07:56,893 それに代わる 新しい体をトリオン体で作って— 105 00:07:57,018 --> 00:07:59,437 ユーマの命をつなぎ止めた 106 00:08:08,029 --> 00:08:08,863 アア… 107 00:08:10,114 --> 00:08:11,240 親父… 108 00:08:13,034 --> 00:08:16,829 (ミニレプリカ)そして 全ての力を使いきったユーゴは… 109 00:08:22,251 --> 00:08:23,461 アッ… 110 00:08:23,628 --> 00:08:26,797 (ミニレプリカ) 塵(ちり)となって 崩れて死んだ 111 00:08:29,383 --> 00:08:32,553 (将官A)あのユーゴが 息子をかばって死ぬとはな… 112 00:08:33,179 --> 00:08:34,764 (将官A)言いたくはないが— 113 00:08:34,889 --> 00:08:37,016 ユーゴのほうに 生き残っていてほしかった 114 00:08:37,308 --> 00:08:41,229 (将官B)いや まだ 息子が 受け継いだブラックトリガーがある 115 00:08:41,646 --> 00:08:44,357 (将官C)うむ… それをうまく使うしかなかろう 116 00:08:45,107 --> 00:08:47,902 (将官B)ユーゴの死は とても悲しいことだが— 117 00:08:48,027 --> 00:08:50,863 我々は 戦いを 続けなければならない! 118 00:08:50,988 --> 00:08:52,490 ここで戦いをやめるのは— 119 00:08:52,823 --> 00:08:56,077 今までのユーゴの働きを 無にするということだ 120 00:08:56,452 --> 00:08:59,080 我々と共に ユーゴの敵(かたき)を討とう! 121 00:08:59,539 --> 00:09:01,541 ユーゴも きっと それを望んでいる! 122 00:09:02,083 --> 00:09:04,043 みんな 君に期待してるんだ! 123 00:09:04,168 --> 00:09:05,878 ユーゴの名前を永遠に— 124 00:09:06,003 --> 00:09:09,382 このカルワリアの英雄として 刻もうじゃないか! 125 00:09:09,507 --> 00:09:12,093 (ミニレプリカ) 彼らには知る由もなかった 126 00:09:15,930 --> 00:09:17,640 それに— 127 00:09:17,765 --> 00:09:22,562 君も スピンテールの 連中が憎いだろう! 128 00:09:23,145 --> 00:09:27,650 ユーゴが死んだのは 連中のせいだ! 129 00:09:28,109 --> 00:09:29,777 あいつらには— 130 00:09:29,902 --> 00:09:34,407 その報いを 受けさせねばならん! 131 00:09:35,324 --> 00:09:39,287 いわば これは聖戦だよ! 132 00:09:39,704 --> 00:09:46,294 我らの英雄 ユーゴにささげる聖戦だ 133 00:09:48,254 --> 00:09:50,715 (ミニレプリカ)ユーマが ブラックトリガーと共に— 134 00:09:50,840 --> 00:09:52,133 ウソを見抜くという— 135 00:09:52,258 --> 00:09:55,011 ユーゴのサイドエフェクトを 受け継いでいたことを 136 00:09:55,177 --> 00:09:57,805 ハッ… “ウソを見抜く” 137 00:09:58,180 --> 00:10:00,725 それが 空閑の持っている サイドエフェクトなのか… 138 00:10:01,767 --> 00:10:04,604 オサムには 心当たりが あるのではないか? 139 00:10:05,813 --> 00:10:08,566 そうだ “ウソを見抜く” 140 00:10:08,691 --> 00:10:10,985 それが空閑の サイドエフェクトなら 141 00:10:11,110 --> 00:10:13,070 いろいろなことに合点がいく 142 00:10:13,738 --> 00:10:15,740 つまんないウソつくね お前 143 00:10:16,574 --> 00:10:19,327 あれは あてずっぽうで 言っていたんじゃない 144 00:10:19,702 --> 00:10:21,996 空閑には ホントに 分かっていたんだ 145 00:10:22,121 --> 00:10:25,833 そいつがウソを ついているかどうかが はっきりと 146 00:10:27,251 --> 00:10:29,545 でも それって… 147 00:10:29,879 --> 00:10:32,548 それって すごい力だけど… 148 00:10:32,673 --> 00:10:34,759 多分 すごく つらい力だ 149 00:10:37,762 --> 00:10:39,764 ユーマ もう戦わないの? 150 00:10:40,222 --> 00:10:43,017 バカ! 戦えるわけないでしょう 151 00:10:43,142 --> 00:10:44,727 お父さんが 亡くなったのよ! 152 00:10:45,102 --> 00:10:46,437 ムリはするな 153 00:10:46,562 --> 00:10:49,148 今まで 助けてもらっただけでも十分だ 154 00:10:50,232 --> 00:10:52,526 お前に戦う義務はない 155 00:10:53,653 --> 00:10:54,570 (遊真)いや… 156 00:10:54,987 --> 00:10:57,365 俺と親父で始めたことだ 157 00:10:58,240 --> 00:10:59,325 最後まで やるよ 158 00:11:02,620 --> 00:11:05,122 それから およそ3年の間… 159 00:11:06,916 --> 00:11:10,336 ユーマは 父親の代わりに戦い続けた 160 00:11:10,503 --> 00:11:13,422 その3年間がユーマを強くした 161 00:11:14,215 --> 00:11:18,636 粘り強い抵抗により スピンテールは侵攻を断念 162 00:11:19,095 --> 00:11:22,515 のちに 講和によって 戦争は終結した 163 00:11:23,557 --> 00:11:25,434 カルワリアの勝利だ 164 00:11:26,602 --> 00:11:30,648 しかし ユーマに達成感はなかった 165 00:11:30,940 --> 00:11:33,901 (遊真) 何もやることがなくなったなぁ 166 00:11:34,652 --> 00:11:37,363 (レプリカ) ユーゴの故郷に行ってみないか? 167 00:11:37,488 --> 00:11:39,031 ユーゴの話では— 168 00:11:39,156 --> 00:11:43,661 ボーダーという組織は 各地の近界民(ネイバー)と交流しているそうだ 169 00:11:43,786 --> 00:11:48,124 そこに行けば ユーマも 元の体に戻れるかもしれない 170 00:11:48,290 --> 00:11:50,209 ユーゴの友人も いるはずだ 171 00:11:50,334 --> 00:11:53,212 ふむ… そうだな 172 00:11:54,755 --> 00:11:57,925 (ミニレプリカ)そうして ユーマは いくつかの国を渡って 173 00:11:58,050 --> 00:11:59,468 こちらの世界にやって来た 174 00:12:00,094 --> 00:12:03,055 じゃ あいつが 年のわりに小柄なのは… 175 00:12:03,597 --> 00:12:07,852 そう トリオン体の肉体に 成長する機能はない 176 00:12:08,185 --> 00:12:11,313 ユーマの体は 11歳のときから変化していない 177 00:12:12,398 --> 00:12:14,316 成長しない… 178 00:12:14,900 --> 00:12:16,944 …てことは じゃ つまり不老不死? 179 00:12:17,486 --> 00:12:21,866 いや ユーゴの全ての力を もってしても それは不可能だ 180 00:12:22,283 --> 00:12:26,245 指輪の中に封印された ユーマの本当の体は— 181 00:12:26,370 --> 00:12:28,998 今も ゆっくりと死に向かっている 182 00:12:29,415 --> 00:12:34,962 ユーマの肉体が完全に死んだとき トリオン体の体も消滅するだろう 183 00:12:36,380 --> 00:12:37,631 そうか… 184 00:12:38,090 --> 00:12:40,259 それをどうにかするために ボーダーに… 185 00:12:40,843 --> 00:12:42,928 私の目的は そうだった 186 00:12:43,804 --> 00:12:46,724 しかし ユーマの目的は違う 187 00:12:46,849 --> 00:12:47,683 アア… 188 00:12:47,850 --> 00:12:52,313 ユーマは ユーゴが全てを 注ぎ込んだブラックトリガーから 189 00:12:52,438 --> 00:12:56,025 父親をよみがえらせることは できないかと考えていた 190 00:12:56,192 --> 00:12:56,859 ハッ… 191 00:12:57,401 --> 00:13:00,446 (林藤(りんどう))この迅の ブラックトリガーが最上(もがみ)さんだ 192 00:13:02,239 --> 00:13:04,909 そうか そのトリガーが 193 00:13:05,326 --> 00:13:08,787 しかし 先ほどの モガミ・ソウイチの件で 194 00:13:08,913 --> 00:13:11,874 ボーダーでも それはムリだと いうことが分かってしまった 195 00:13:13,542 --> 00:13:15,252 遊真には もう— 196 00:13:15,586 --> 00:13:18,130 生きるうえでの目的はない 197 00:13:20,549 --> 00:13:23,302 お前 これから どうするつもりだ? 198 00:13:23,594 --> 00:13:24,970 そうだな… 199 00:13:25,095 --> 00:13:27,973 こっちだと 近界民(ネイバー)は肩身が狭いし… 200 00:13:28,599 --> 00:13:31,352 親父の故郷だけど 俺がいる所じゃないな 201 00:13:33,479 --> 00:13:36,482 俺は 向こうの世界に帰るよ 202 00:13:38,651 --> 00:13:40,402 (ミニレプリカ) 願わくば オサム… 203 00:13:41,278 --> 00:13:44,156 ユーマに目的を与えてやってほしい 204 00:13:47,743 --> 00:13:50,871 ユーマには それが必要だ 205 00:14:04,927 --> 00:14:08,180 俺が こっちに来た理由は もうなくなった 206 00:14:08,347 --> 00:14:11,767 これ以上 ここにいても ゴタゴタするだけだからな 207 00:14:12,393 --> 00:14:16,480 けど この何日かは 面白かったな 208 00:14:18,023 --> 00:14:20,818 久々に楽しかった フフッ… 209 00:14:20,985 --> 00:14:22,111 そうか 210 00:14:23,612 --> 00:14:24,905 これからも— 211 00:14:25,030 --> 00:14:27,533 きっと 楽しいことは たくさんあるさ 212 00:14:28,784 --> 00:14:30,828 お前の人生には… 213 00:14:32,830 --> 00:14:33,831 アア… 214 00:14:37,459 --> 00:14:38,919 目的… 215 00:14:39,503 --> 00:14:42,006 僕に そんなことができるのか? 216 00:14:43,215 --> 00:14:45,342 (栞(しおり))修君 修君 (修)うん? 217 00:14:45,593 --> 00:14:47,219 ちょっといいかな? 218 00:14:48,012 --> 00:14:50,139 (修) なっ… ボーダーに入りたい!? 219 00:14:50,514 --> 00:14:52,600 (修)お前が!? (千佳(ちか))うん 220 00:14:53,017 --> 00:14:56,979 防衛隊員になるってことか!? 危険なんだぞ! 221 00:14:57,104 --> 00:14:57,938 (千佳)うん 222 00:14:58,272 --> 00:15:00,107 いやぁ ごめんね 223 00:15:00,232 --> 00:15:04,403 てっきり 千佳ちゃんも 迅さんがスカウトしたのかと思って 224 00:15:04,528 --> 00:15:07,323 あれこれ しゃべったら 千佳ちゃん 食いついちゃった 225 00:15:07,489 --> 00:15:08,490 アア… 226 00:15:08,616 --> 00:15:11,035 (栞) 私的には大歓迎なんだけど— 227 00:15:11,160 --> 00:15:13,746 一応 修君にも 報告しとこうと思って 228 00:15:15,080 --> 00:15:18,500 千佳 お前 ボーダーに入って どうする気だ? 229 00:15:19,084 --> 00:15:20,878 遊真君が言ってたの 230 00:15:21,420 --> 00:15:23,380 さらわれた兄さんたちは— 231 00:15:23,505 --> 00:15:26,759 向こうの世界で 生きてるかもしれないって 232 00:15:28,344 --> 00:15:30,137 いろいろ考えたけど— 233 00:15:30,262 --> 00:15:33,474 やっぱり 私 兄さんたちを捜しに行きたい 234 00:15:34,308 --> 00:15:36,852 ほかの人に任せるんじゃなくて— 235 00:15:36,977 --> 00:15:39,104 自分でも捜しに行きたいの 236 00:15:40,564 --> 00:15:42,650 やっぱりか… 237 00:15:42,775 --> 00:15:45,152 しかし 何だっていうんだ? 238 00:15:45,277 --> 00:15:47,947 ボーダーに誘われるヤツは断って 239 00:15:48,072 --> 00:15:51,367 誘われてないほうが 入隊しようとするなんて… 240 00:15:51,825 --> 00:15:55,871 でも 僕は 千佳を守るよう 麟児(りんじ)さんに言われてるんだ 241 00:15:55,996 --> 00:15:59,124 ここで おいそれと うなずいてしまうわけにはいかない 242 00:16:00,334 --> 00:16:02,461 (修) 千佳 さっきも聞いただろう? 243 00:16:03,003 --> 00:16:04,713 近界民(ネイバー)の世界に行くには— 244 00:16:04,838 --> 00:16:07,299 A級隊員に ならなきゃいけないんだぞ 245 00:16:08,092 --> 00:16:11,845 A級ってことは 駅で空閑と戦ってた人たちや— 246 00:16:11,971 --> 00:16:15,265 テレビで よく見る嵐山(あらしやま)さんたちと 並ぶってことだ 247 00:16:16,642 --> 00:16:19,853 それが どれだけ難しいことか 分かってるのか? 248 00:16:21,689 --> 00:16:26,110 う〜ん… それにね もし遠征メンバーに選ばれても— 249 00:16:26,235 --> 00:16:28,570 行く先を 自由に 選べるわけじゃないんだよ 250 00:16:29,571 --> 00:16:32,783 お兄さんたちをさらった国へは 行けないかも… 251 00:16:33,450 --> 00:16:34,910 分かってます 252 00:16:36,203 --> 00:16:41,917 私なんかが何をやったって 全部 意味ないかもしれないって… 253 00:16:42,876 --> 00:16:46,213 でも じっとしてられないんです 254 00:16:46,588 --> 00:16:49,591 ちょっとでも可能性があるなら… 255 00:16:53,137 --> 00:16:56,265 千佳が こんなに 食い下がるなんて… 256 00:16:57,057 --> 00:16:59,852 そっか う〜ん… 257 00:17:00,060 --> 00:17:02,771 じゃ どうするのがいいかなぁ? 258 00:17:03,188 --> 00:17:04,606 さっきも言ったけど— 259 00:17:04,732 --> 00:17:07,901 今ウチにあるチームは 実力派集団だから— 260 00:17:08,027 --> 00:17:10,821 新人が入る隙がないんだよね 261 00:17:11,613 --> 00:17:14,324 だから 本当に A級を目指すなら— 262 00:17:14,450 --> 00:17:17,703 本部に行って チームを組んだほうがいいかな 263 00:17:18,203 --> 00:17:20,956 私個人は 千佳ちゃんに ウチに来てほしいけどさ 264 00:17:21,790 --> 00:17:24,084 本部 …ですか 265 00:17:24,334 --> 00:17:27,504 ハッ… 千佳 ちょっと相談がある 266 00:17:28,505 --> 00:17:29,757 うん? 267 00:17:34,720 --> 00:17:37,598 (ドアの開閉音) 268 00:17:37,723 --> 00:17:38,932 (修)空閑 269 00:17:42,895 --> 00:17:44,438 おお オサム どうした? 270 00:17:45,272 --> 00:17:47,983 (修) 千佳がボーダーに入るって言ってる 271 00:17:48,108 --> 00:17:49,193 (遊真)ほう? 272 00:17:49,318 --> 00:17:50,819 (修)近界民(ネイバー)にさらわれた— 273 00:17:50,944 --> 00:17:54,198 兄さんと友達を 捜しに行きたいんだそうだ 274 00:17:54,323 --> 00:17:57,659 (遊真)ああ なるほど オサムは どうすんの? 275 00:17:57,785 --> 00:18:00,120 (修)止めようかと思ったけど… 276 00:18:00,245 --> 00:18:03,499 止めても聞きそうになかったから 手伝うことにした 277 00:18:05,167 --> 00:18:08,504 僕は 千佳とチームを組んで— 278 00:18:08,879 --> 00:18:11,757 玉狛支部からA級を目指す 279 00:18:12,466 --> 00:18:14,968 おお 面白そうだな 280 00:18:16,345 --> 00:18:18,722 (修)お前も一緒にやんないか? (遊真)うん? 281 00:18:19,139 --> 00:18:22,184 お前にウソついても しかたないから 言うけど… 282 00:18:22,309 --> 00:18:25,354 レプリカに 親父さんの話 聞いたんだ 283 00:18:26,188 --> 00:18:27,689 お前が こっちに来た目的も 284 00:18:28,148 --> 00:18:31,985 うん 残念ながら 無駄足だったけどね 285 00:18:32,319 --> 00:18:34,780 俺は もう こっちで やることは なくなった 286 00:18:35,030 --> 00:18:38,450 だったら 僕に お前の力を貸してくれ! 287 00:18:38,575 --> 00:18:41,411 千佳が 兄さんたちを 捜しに行けるように 288 00:18:42,329 --> 00:18:47,793 正直 今の僕と千佳だけじゃ A級まで上がるのは難しい 289 00:18:48,168 --> 00:18:50,879 それは 僕も千佳も分かってる 290 00:18:51,255 --> 00:18:54,049 実力のあるリーダーが必要なんだ 291 00:18:54,174 --> 00:18:58,053 ふむ… 修は相変わらず 面倒見の鬼だな 292 00:18:58,637 --> 00:19:00,180 相手がチカだからとはいえ… 293 00:19:00,305 --> 00:19:01,140 なっ… 294 00:19:01,390 --> 00:19:05,269 いや 修は 誰が相手でも そうか 295 00:19:05,561 --> 00:19:08,021 (遊真)そして たまに死にかける (修)ンンッ… 296 00:19:09,481 --> 00:19:12,276 (遊真) 親父が 俺を助けて死んだとき… 297 00:19:13,068 --> 00:19:15,320 親父は なぜか笑ってた 298 00:19:16,280 --> 00:19:18,740 その理由が 俺には分かんなかった 299 00:19:19,491 --> 00:19:24,163 俺が死にかけたのは 親父の忠告を聞かなかったからで… 300 00:19:25,414 --> 00:19:29,209 親父が代わりに死ぬ必要なんて 全然 なかったのに… 301 00:19:29,710 --> 00:19:31,962 なんで あのとき笑ってたのか… 302 00:19:34,131 --> 00:19:37,593 それを親父に聞いてみたかった 303 00:19:39,261 --> 00:19:42,681 けど その辺 ちょっと 修と似てる気がするんだよな 304 00:19:42,806 --> 00:19:43,640 えっ? 305 00:19:44,224 --> 00:19:48,187 自分が損しても 他人の世話を焼くところとかが 306 00:19:48,562 --> 00:19:52,399 修は なんで 死にかけてでも 人を助けるんだ? 307 00:19:53,483 --> 00:19:55,736 困ってる人は 見過ごせないタチなのか? 308 00:19:56,320 --> 00:19:59,323 別に そんないいもんじゃないよ 309 00:19:59,656 --> 00:20:01,533 僕は ただ… 310 00:20:02,034 --> 00:20:03,410 自分が そうするべきだと— 311 00:20:03,535 --> 00:20:06,622 思ったことから 一度でも逃げたら— 312 00:20:06,747 --> 00:20:09,583 きっと本当に戦わなきゃ いけないときにも— 313 00:20:09,708 --> 00:20:11,543 逃げるようになる 314 00:20:12,211 --> 00:20:14,588 自分が そういう 人間だって知ってるんだ 315 00:20:16,215 --> 00:20:20,385 だから 僕は 人のために やってるわけじゃない 316 00:20:20,510 --> 00:20:22,012 自分のために やってるんだ 317 00:20:22,179 --> 00:20:24,473 なるほど オサムっぽいな 318 00:20:25,557 --> 00:20:29,311 けど ヤバイときは逃げないと そのうち 死ぬぞ 319 00:20:29,436 --> 00:20:31,271 逃げるのも戦いのうちだ 320 00:20:32,773 --> 00:20:36,443 さて… じゃ 俺も手伝うか 321 00:20:37,778 --> 00:20:42,074 放っとくと オサムとチカが すぐ死にそうだからな 322 00:20:42,199 --> 00:20:46,286 あと チームを組むのが 楽しそうでもある 323 00:20:46,578 --> 00:20:47,871 空閑… 324 00:20:51,124 --> 00:20:52,334 (ドアの開く音) あっ… 325 00:20:53,835 --> 00:20:55,796 修君 遊真君… 326 00:20:56,338 --> 00:21:00,133 オサムに誘われたから 一緒にやるよ 暇だし 327 00:21:00,717 --> 00:21:04,179 チカには まだ 自転車の乗り方を 教えてもらわなきゃいけないしな 328 00:21:04,638 --> 00:21:06,431 アア… ありがとう 329 00:21:06,848 --> 00:21:08,058 ただし… 330 00:21:08,558 --> 00:21:09,810 リーダーはオサムだ 331 00:21:09,935 --> 00:21:11,979 うん? なっ… 332 00:21:12,354 --> 00:21:13,897 そうじゃなきゃ チームは組まん 333 00:21:14,314 --> 00:21:16,942 何言ってんだ! リーダーは お前だろう! 334 00:21:17,484 --> 00:21:21,446 お前のほうが 実力も経験も知識も ずっと上だ! 335 00:21:21,571 --> 00:21:24,116 僕が勝(まさ)ってる所なんか ひとつもない! 336 00:21:24,241 --> 00:21:26,076 なんで僕がリーダーになるんだ? 337 00:21:27,286 --> 00:21:30,872 俺が そうするべきだと 思ってるからだ 338 00:21:31,123 --> 00:21:32,624 アア… 339 00:21:33,041 --> 00:21:34,084 (千佳)私も… 340 00:21:34,960 --> 00:21:38,005 リーダーは修君がいいと思う 341 00:21:38,380 --> 00:21:39,673 アッ… 342 00:21:39,798 --> 00:21:42,050 (遊真)決まりだな (修)アア… 343 00:21:42,426 --> 00:21:45,429 (遊真) じゃ 早速 林藤さんのとこ行くか 344 00:21:46,221 --> 00:21:50,017 さっき断ったばっかだから なんか恥ずかしいな… 345 00:21:52,019 --> 00:21:53,020 (修・遊真)アア… 346 00:21:53,186 --> 00:21:54,688 おう 遅かったな 347 00:21:56,440 --> 00:21:59,026 迅さん… この未来が見えてたの? 348 00:21:59,276 --> 00:22:02,863 言っただろう 楽しいことは たくさんあるって 349 00:22:11,663 --> 00:22:14,082 ンッ… よし 350 00:22:17,002 --> 00:22:20,630 正式な入隊は 保護者の書類が そろってからだが 351 00:22:21,089 --> 00:22:22,424 支部長として— 352 00:22:22,549 --> 00:22:25,594 ボーダー玉狛支部への 参加を歓迎する 353 00:22:26,595 --> 00:22:28,930 たった今から お前たちはチームだ 354 00:22:29,765 --> 00:22:33,101 このチームでA級昇格 そして— 355 00:22:33,810 --> 00:22:36,813 遠征部隊選抜を目指す! 356 00:22:42,027 --> 00:22:45,197 (ナレーション) チームを組んだ修 遊真 千佳たちは 357 00:22:45,322 --> 00:22:48,784 A級昇格を目指し トレーニングを開始する 358 00:22:49,451 --> 00:22:50,786 次回「ワールドトリガー」 359 00:22:52,287 --> 00:22:54,122 …に トリガー 起動(オン)!